JP7063917B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本開示は、空気入りタイヤに関する。
加硫時に、ブラダーを用いずに成形された空気入りタイヤがある(例えば、特表2003-523288号公報)。
この空気入りタイヤの製造方法は、先ず、製品タイヤのインナーライナーとなる未加硫のゴムシートをドラムの外周面に巻き付けて円筒状に形成し、その円筒状に形成したゴムシートを加硫缶の中で半加硫する。
次に、半加硫したインナーライナー(所謂プレキュアインナーライナー)をドラムから外してタイヤ成形ドラムに装着した後、カーカス、ビードコア、ビードフィラー、ベルト、トレッドゴム、サイドゴム等を貼り付けて円筒状の生タイヤを成形し、タイヤ成形ドラム上でこの生タイヤの内部に気体を充填して膨張させ、各部材を圧着し、製品タイヤに近い形状の生タイヤを得る。
次に、この生タイヤをブラダーの無い加硫成形機に装填し、タイヤ内部に直接気体を充填して膨張させると共に加熱を行い、生タイヤの加硫成形を行う。
しかしながら、この製法では、タイヤ成形ドラムから生タイヤを取り外した後に、生タイヤのトレッドが周方向に波打つように変形する場合があり、改善の余地があった。
本開示は上記事実を考慮し、加硫前の生タイヤの変形を抑制可能な構造を有する空気入りタイヤの提供を目的とする。
第1の態様に係る空気入りタイヤは、一方のビード部から他方のビード部へ延びて端部がビードコアに係止されるカーカスと、前記カーカスの内周面に貼り付けられ、周方向の一方側の端部と他方側の端部とが重ねられたジョイント部を備え、内部に作用している残留張力が1~3N/mmの範囲内とされたインナーライナーと、を有している。
第1の態様に係る空気入りタイヤは、製品の状態において、インナーライナーに作用している残留張力が1~3N/mmの範囲内に設定されているので、走行中の径成長が抑えられ、歪みが緩和されるため、トレッドに設けられた溝の溝底やベルト端のクラックに対して有利になる。
未加硫のゴム製のインナーライナーは力を付与すると塑性変形してしまい、加硫済みのゴムのような弾性は無い。一方、半加硫したインナーライナーは力を付与すると加硫済みのゴムと同様に弾性変形し、力を除去すると元の形状に戻ろうとする。
半加硫したインナーライナーがカーカスの内周面に貼り付けられた円筒状の生タイヤを膨張させ、製品タイヤに近い形状にすると、インナーライナーは弾性変形(言い換えれば、歪む)してインナーライナーの内部に張力が生じるが、インナーライナー以外のゴム部材は未加硫状態であるため塑性変形するだけであり内部に張力は作用しない(張力が作用していたとしても極小)。
ここで、膨張させたインナーライナーに生ずる張力は、インナーライナーを元の形状(ドラムに巻きつけた状態)に戻そうとする方向に働くので、インナーライナーには縮径する方向の力が作用することになる。
このため、膨張させたインナーライナーに生じた張力(適宜、残留張力と呼ぶ)が大きすぎると、インナーライナーの外側に配置されているカーカス等のタイヤ構成部材が縮径する方向の大きな力を受けて外周面が波打つような変形を生じてしまう。
そこで、第1の態様に係る空気入りタイヤのように、製品時において、インナーライナーに作用している残留張力を3N/mm以下に設定する。これにより、加硫前の生タイヤにおける半加硫状態のインナーライナーに作用する残留張力も抑えられ、半加硫状態のインナーライナーを貼り付けた加硫前の生タイヤの変形を抑制できる。なお、製品の空気入りタイヤのインナーライナーの残留張力を測定すれば、タイヤ製造時に、生タイヤが変形することなく製造されていることが分かる。
ブラダーを用いた従来の加硫成形機では、ゴムからなるブラダーが膨張することによって生タイヤの内周面がブラダーに押圧され、インナーライナーがカーカスを押圧する。ブラダーのゴムは、加硫ゴムであり、未加硫ゴムよりも硬く、かつ弾性を有している。これにより、ブラダーは、インナーライナー全体を均一に押圧することができ、カーカスの端部同士を重ねたジョイント部分は、インナーライナーを介してブラダーの押圧力を確実に受けることができる。そのため、カーカスの一方の端部と他方の端部とは強く押圧されてジョイント部分のゴム(カーカスのコードを被覆している未加硫ゴム)が潰され、ジョイント部分における段付き量(ジョイント部分の厚さ-インナーライナーの厚さ)を小さく抑えることができる。
一方、ブラダーを用いない加硫成形機では、生タイヤの内周面に設けられたインナーライナーが、ブラダーの代わりとなる。生タイヤを加硫成形する際には、生タイヤの内部に直接気体を供給するため、気体が供給されるとインナーライナーが気体の圧力を受けて膨張し、インナーライナーが外側の部材を加硫成形機の金型の内面に向けて押圧する。このとき、カーカスのジョイント部分が、インナーライナーによって押圧されるが、仮にインナーライナーが未加硫であると、インナーライナーが膨張する際に、インナーライナーの未加硫ゴムがカーカスのジョイント部分に当たって流動する。したがって、ジョイント部分に作用する押圧力が逃げてしまい、ジョイント部分の押圧力が減少することで、ジョイント部分のゴムを潰し難くなり、ジョイント部分における段付き量を小さくすることが困難となる。
製品の空気入りタイヤのインナーライナーに作用している残留張力が1N/mm以上であれば、製品形状に近い加硫前の生タイヤのインナーライナーが半加硫状態で、加硫ゴム様のゴム弾性を有していることが分かる。言い換えれば、未加硫のインナーライナーを拡径して製品に近い形状の生タイヤを形成したとき、インナーライナーの未加硫ゴムは塑性変形するため、インナーライナーの内部に張力が残ることはなく、この生タイヤを加硫成形して得られた製品の空気入りタイヤのインナーライナーにおいても張力は残らない(残っていたとしても極小)。
したがって、製品の空気入りタイヤのインナーライナーに作用している残留張力が1N/mm以上であれば、加硫時に、ゴム弾性を有するインナーライナーでカーカス全体を均一に押圧することができ、カーカスのジョイント部分における段付き量を小さくすることが可能である。
また、インナーライナーで、インナーライナーのタイヤ径方向外側のタイヤ構成部材全体にタイヤ内周からタイヤ外周へ向けて均一に押圧力を作用させることができる(所謂、アイロン効果)ので、タイヤ構成部材間の隙間を潰して、タイヤ内のエア入りを抑制することができる。
以上説明したように本開示の空気入りタイヤによれば、上記構成とすることで、加硫前の生タイヤの変形を抑制することができる、という優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤを示す回転軸に沿った断面図である。 歪みゲージを貼り付けたインナーライナーの平面図である。 測定領域を示すインナーライナーの平面図である。 本発明の空気入りタイヤを加硫成形するための加硫成形機を示す縦断面図である。 本発明の空気入りタイヤを加硫成形するための加硫成形機を示す縦断面図である。 空気入りタイヤのインナーライナーを示すタイヤ回転軸に直角な断面図である。 タイヤ成形ドラム上に形成した生タイヤを示す断面図である。 タイヤ成形ドラム上の拡径途中の生タイヤを示す断面図である。 タイヤ成形ドラムから取り外した生タイヤを示す断面図である。 試験例1の試験結果を示すグラフである。
図面を用いて、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ10について説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ10は、乗用車用の一般的なラジアル構造の空気入りタイヤであり、一対のビードコア12、一方のビードコア12と他方のビードコア12とを跨るカーカス14、カーカス14の内周面に配置されるインナーライナー16、ビードコア12のタイヤ径方向外側に配置されるビードフィラー18、カーカス14の径方向外側に配置されるベルト20、ベルト20のタイヤ径方向外側に配置されるトレッドゴム層22、カーカス14のタイヤ幅方向外側に配置されるサイドゴム層24等を備えている。カーカス14は、互いに平行に並べられた複数本のカーカスコードを被覆ゴムでコーティングした一般的な構造のものである。また、本実施形態のベルト20は、2枚のベルトプライからなり、ベルトプライは、互いに平行に並べられた複数本のベルトコードを被覆ゴムでコーティングした一般的な構造のものである。トレッドゴム層22の踏面には、排水用の溝25が形成されている。なお、この空気入りタイヤ10においては、上記以外の公知のタイヤ構成部材が設けられていてもよい。
以下に、本実施形態の空気入りタイヤ10と従来の空気入りタイヤとの相違点を説明する。
本実施形態の空気入りタイヤ10では、自由状態(タイヤ単体で外力を与えていない状態。リムに装着して、内圧を付与していない状態であってもよい。)で、インナーライナー16に、1~3N/mmの残留張力が作用している。
インナーライナー16に作用している残留張力は、一例として以下のようにして測定することができる。
(1) 製品の空気入りタイヤ10を用意し、図2Aに示すように、インナーライナー16のタイヤ赤道面CL上に、歪みゲージ26を貼り付け、歪みゲージ26を歪み測定器(図示せず)に接続する。ここでは、インナーライナー16のタイヤ周方向(矢印S方向)に作用する残留張力を測定するため、歪みゲージ26の向きは、タイヤ周方向とする。
(2) 次に、歪みゲージ26を取り囲むように、インナーライナー16の2点鎖線で示す部分にカッター等で切り込み28を入れて、矩形の測定領域30を形成する。なお、切り込み28の向きは、例えば、タイヤ周方向(矢印S方向)、及びタイヤ幅方向(矢印W方向)である。また、切り込み28の深さは、インナーライナー16のゲージ以上、言い換えれば、カーカス14に到達するまでとする。なお、測定領域30のインナーライナー16を、空気入りタイヤ10から切り出してもよい(即ち、カーカス14から切り離す)。
(3) インナーライナー16には全体的に残留張力Fが作用しているので、インナーライナー16に切り込み28を入れて矩形の測定領域30を形成すると、図2Bに示すように、測定領域30のインナーライナー16が収縮し、測定領域30においては残留張力は無くなる。なお、切り込み28を入れると切り込み28が開くので、インナーライナー16に残留張力が作用していたことが分かる。そして、測定領域30の収縮の度合い、即ち、歪みゲージ26で測定された歪み(モジュラス(N/mm))と、インナーライナー16のゲージに基づいてインナーライナー16に作用している残留張力を以下のようにして計算で簡単に求めることができる。
残留張力(N/mm)=インナーライナーのモジュラス(N/mm)×インナーライナーのゲージ(mm)・・・式(1)
(空気入りタイヤの製造方法)
先ず最初に、図3Aにしたがって、空気入りタイヤ10の製造に用いる加硫成形機38の概略構成を説明する。
図3Aに示すように、加硫成形機38は、周方向に複数個に分割されるセクターモールド40を備えている。セクターモールド40の外周面にはセグメント42が取り付けられている。セグメント42は、上方が先細りとなるように外周面がテーパー状とされている。
セクターモールド40の内側には、上側に上部モールド44が配設されており、下側には下部モールド46が配設されている。
上部モールド44の下面内側には生タイヤ36の一方のビード部10Aを加硫するための上部ベースリング48が取り付けられており、下部モールド46の上面内側には他方のビード部10Aを加硫するための下部ベースリング50が取り付けられている。
上部モールド44は、上部プラテン52の下面に密着して取り付けられており、下部モールド46は、下部プラテン54の上面に密着して取り付けられている。
上部プラテン52、及び下部プラテン54の内部には、スチーム等が循環するようになっている。これら上部プラテン52、及び下部プラテン54にスチームが通されると、上部モールド44、及び上部ベースリング48が加熱され、また、下部モールド46、及び下部ベースリング50が加熱されるようになっている。なお、上部プラテン52は、プレス装置に連結され上下方向へ移動できるようになっている。
セグメント42の外側には、コンテナー56が配設されている。コンテナー56は、下方に行くにしたがって拡径するように内周面がテーパー状とされており、セグメント42の外周面と摺動するようになっている。コンテナー56の内部には、スチーム等が循環するようになっている。このコンテナー56にスチームが通されるとコンテナー56が加熱され、コンテナー56の熱がセグメント42を介してセクターモールド40へと伝達される。
加硫成形機38の中央には、中心支持装置58が配置されている。中心支持装置58には、上部リング60が配設されており、この上部リング60と上部ベースリング48とで生タイヤ36の上側のビード部10Aを挟持可能となっている。
また、中心支持装置58には、上部リング60の下側に下部リング62が取り付けられており、下部リング62と下部ベースリング50とで生タイヤ36の下側のビード部10Aを挟持可能となっている。上部リング60の上面、及び下部リング62の下面が、ビード部10Aの内周側のインナーライナー16に密着することで、生タイヤ36の内部が密閉される(図3B参照)。
なお、中心支持装置58においては、上部リング60と下部リング62との間から、スチーム等の加熱流体を、生タイヤ36の密閉された内部に噴出可能となっており、これによって生タイヤ36の半加硫のインナーライナー16を膨張させ、かつ生タイヤ36を内側から加熱することができる。
なお、本実施形態の加硫成形機38において、上述した中心支持装置58以外の構成は、ブラダーを備えた従来一般の加硫成形機と同様の構成を採用することができる。
次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の製造工程を以下に説明する。
(1) 円筒状のドラムの外周面(図示省略)に、空気入りタイヤ10のインナーライナー16となる一定厚さのゴムシート34を巻き付け、円筒状に形成する。このとき、ゴムシート34のドラム周方向の一端部分と他端部分とを重ね合わせてジョイント部分を形成する(図4参照。なお、図4は、加硫後の空気入りタイヤ10におけるインナーライナー16の断面を模式的に示している。符号16Aがジョイント部分。)。
(2) 次に、この円筒状のゴムシート34を加硫缶の中で半加硫する。なお、半加硫の程度は、30%以上、95%以下が好ましい。
(3) 半加硫した円筒状のゴムシート34を、タイヤ成形ドラム32(図5参照)の外周面に装着する。
(4) 図5に示すように、タイヤ成形ドラム32の外周面に装着した円筒状のゴムシート34の上に、カーカス、ビードコア、ビードフィラー、ベルト、トレッドゴム、サイドゴム(何れも未加硫)等を貼り付けて円筒状の生タイヤ36を形成する。
(5) 図6に示すように、タイヤ成形ドラム32上でこの生タイヤ36の内部に気体を充填して膨張させると共に、両ビード部を互いに接近させ、最終的に、図7に示すような製品タイヤに近い形状の生タイヤ36とする。なお、本実施形態では、図7に示す拡径後の生タイヤ36のタイヤ幅方向中央部の外径は、図5に示す拡径前の生タイヤ36のタイヤ幅方向中央部の外径よりも60%拡径されている。
(6) 図3Aに示すように、製品タイヤに近い形状の生タイヤ36をブラダーの無い加硫成形機38に装填し、タイヤ内部に直接気体を充填して膨張させると共に加熱を行い、加硫成形を行う。なお、本実施形態では、製品の空気入りタイヤ10のタイヤ幅方向中央部の外径は、加硫成形機38に装填する前の製品に近い形状の生タイヤ36の外径よりも3%拡径されている。
以上の工程を経ることにより、インナーライナー16に残留張力が作用している本実施形態の空気入りタイヤ10が製造される。
(作用、効果)
本実施形態の空気入りタイヤ10は、インナーライナー16に作用している残留張力(本実施形態では、タイヤ赤道面CL上での周方向の残留張力)が1~3N/mmの範囲内に設定されているので、走行中の径成長が抑えられ(残留張力を有するインナーライナー16が径方向内側に収縮する方向の力を出すため)、タイヤ10のタイヤ径方向外側部分の歪みが緩和されるため、トレッドゴム層22の溝25の溝底やベルト20の端部から生ずるクラックに対して有利になる。
本実施形態の空気入りタイヤ10は、インナーライナー16に作用している残留張力が1~3N/mmの範囲内に設定されているので、半加硫したインナーライナー16を貼り付けた加硫前の製品タイヤに近い形状の生タイヤ36(図7参照)が変形すること、一例として、生タイヤ36のトレッド部が周方向に波打状に変形することを抑制できる。
なお、生タイヤ36におけるトレッド部の変形は、インナーライナー16のセンター付近の周方向の残留張力の寄与が大きいので、空気入りタイヤ10のトレッド部10Bの裏面側のタイヤ赤道面CL上で残留張力を測定することが好ましい。
また、空気入りタイヤ10において、図4に示すように、インナーライナー16のジョイント部分16Aのゲージt1とインナーライナー16のジョイント部分16Aとは180度反対側の部分のゲージt2との比t1/t2を105~130%の範囲内に設定されていれば、生タイヤ36におけるジョイント部分16Aの周方向の両側に皺が発生することが抑制されると共に、製品でのトレッドゲージの不足を抑制することができる。
本実施形態の空気入りタイヤ10のように、ジョイント部分16Aの周方向の重なり長さOLを、インナーライナー16の周方向長さの1~10%の範囲内に設定すれば、生タイヤにおけるジョイント割れの発生、及び製品のユニフォミティ不良を抑制することができる。
図3Bに示す本実施形態の空気入りタイヤ10のように、インナーライナー16の幅方向端が、ビードコア12の中心12Cよりもタイヤ径方向内側(矢印C方向側)に位置していれば、図3Aに示すように生タイヤ36を加硫成形機38に装填した際に、インナーライナー16の幅方向端部付近を加硫成形機38の上部リング60、及び下部リング62に密着させて生タイヤ36の内部を半加硫したインナーライナー16で密閉することが可能となり、タイヤ内を加硫成形に必要な圧力に設定することができる。なお、半加硫したゴム製のインナーライナー16は、気体の漏れを効果的に抑制することができ(未加硫のインナーライナー対比)、従来の加硫成形機のブラダーの代わりとして機能する。
本実施形態の空気入りタイヤ10のように、インナーライナー16とカーカス14との剥離抗力を10N/mm以上に設定すれば、加硫前の製品に近い形状の生タイヤ36において、インナーライナー16とカーカス14との剥離を抑制することができる。
本実施形態の空気入りタイヤ10では、加硫成形時にインナーライナー16に接触するブラダーを用いていないので、ブラダーを用いて加硫成形した空気入りタイヤに比較して、インナーライナー16の内周面が滑らかになっている。
[試験例1]
インナーライナーに作用する残留張力の大きさの適正値を求めるために、インナーライナー、及び製造条件の異なる複数の供試タイヤ(タイヤ1~4)を製造し、評価を行った。
(空気入りタイヤの仕様)
以下にタイヤ1~4の仕様を説明する。
先ず最初に、タイヤ1~4の共通の構造について説明する。タイヤ1~4は、図1に示すラジアル構造の空気入りタイヤである。
タイヤサイズ:205/65 R16 NXTZ
カーカス:プライ数は1枚。厚さは1.39mm。コードの材質はPET。コードの径は0.66mm(構造:2本撚り)。コードの打ち込み数は580本。
ベルト:厚さは0.86mm。コードの材質はスチール。コードの径は0.66mm。コードの打ち込み数は90本、コードの傾斜角度は68°。
トレッド:ゲージは平均で13.8mm。
タイヤ1:加硫度0%(未加硫)の厚さ1.0mmのインナーライナー用ゴムシートを用いて製造した生タイヤを、ブラダーを用いない加硫成形機で加硫した空気入りタイヤ。製品のインナーライナーの残留張力は0.3N/mm。
タイヤ2:加硫度90%の厚さ1.0mmのインナーライナー用ゴムシートを用いて製造した生タイヤを、ブラダーを用いない加硫成形機で加硫した空気入りタイヤ。製品のインナーライナーの残留張力は1.3N/mm。
タイヤ3:加硫度90%の厚さ2.0mmのインナーライナー用ゴムシートを用いて製造した生タイヤを、ブラダーを用いない加硫成形機で加硫した空気入りタイヤ。製品のインナーライナーの残留張力は2.6N/mm。
タイヤ4:加硫度90%の厚さ2.5mmのインナーライナー用ゴムシートを用いて製造した生タイヤを、ブラダーを用いない加硫成形機で加硫成形した空気入りタイヤ。製品のインナーライナーの残留張力は3.3N/mm。
上記タイヤ1~4におけるインナーライナーの残留張力は、タイヤ赤道面上におけるタイヤ周方向の残留張力である。
試験は、製造された生タイヤの外観を目視して生タイヤの変形を観察すると共に、加硫成形した製品を切断して、インナーライナーのジョイント部分の段付き量(単位mm。図4参照。)を測定した。
試験の結果は以下の通りであった。
タイヤ1は、生タイヤに変形は見られなかったが、製品タイヤにおいて、インナーライナーのジョイント部分の段付き量が1.2mmとなり、1.0mm以下に抑えることができなかった。
タイヤ2は、生タイヤに変形は見られなかった。製品タイヤにおいて、インナーライナーのジョイント部分の段付き量が1.1mmであった。
タイヤ3は、生タイヤに変形は見られなかった。製品タイヤにおいて、インナーライナーのジョイント部分の段付き量が0.35mmであり、1.0mm以下に抑えることができた。
タイヤ4は、タイヤ成形ドラムから生タイヤを外すと、インナーライナーの残留張力が大き過ぎた結果、トレッドが周方向に波打つように変形してしまった。
上記の試験結果を纏めたものが図8に示したグラフであり、このグラフから、製品の空気入りタイヤ10において、インナーライナー16の残留張力が1~3N/mmの範囲内に抑えられていれば、生タイヤ36の変形を抑制でき、かつカーカス14の段付き量も抑えられることが分かる。
また、製品の空気入りタイヤ10において、インナーライナー16のジョイント部分16Aの段差量を1.0mm以下に抑えるためには、インナーライナー16の残留張力を2.3(N/mm)よりも大きくする必要があることが分かる。
[試験例2]
また、試験例1とは別の観点からインナーライナーに作用する残留張力の大きさの適正値を求めるために、インナーライナー、及び製造条件の異なる複数の供試タイヤ(タイヤ1~5)を製造し、評価を行った。
(空気入りタイヤの仕様)
以下にタイヤ1~5の仕様を説明する。
タイヤ1~4は、前述した試験例1と同一仕様のものである。
タイヤ5:加硫度51%の厚さ1mmのインナーライナー用ゴムシートを用いて製造した生タイヤを、ブラダーを用いない加硫成形機で加硫した空気入りタイヤ。製品のインナーライナーの残留張力は0.8N/mm。
試験は、製造された生タイヤを加硫成形した製品を切断し、タイヤ1本当たりのエア入り量(タイヤのゴム中に形成されたエア溜まりの容積:cm)を測定すると共に、RRO測定機にてRRO(Radial Run out:単位mm)を測定した。
Figure 0007063917000001

試験の結果から、インナーライナー16の残留張力が1~3N/mmの範囲内、好ましくは1.3~2.6N/mmに抑えられていれば、生タイヤ36のエア入りを抑制でき、かつRROの少ないユニフォミティに優れたタイヤを製造できることが分かる。
[試験例3]
製品タイヤにおけるインナーライナーのジョイント部分のゲージt1と、インナーライナーのジョイント部分とは反対側の部分のゲージt2との比t1/t2が変わるように製造条件を変えて生タイヤを製造する。比t1/t2が変わるように、製品タイヤのインナーライナーとなる厚さが1.0mmの未加硫のゴムシートのジョイントとなる部分の厚さを、予め厚く、または薄くした状態で、ドラムの外周面に巻き付けて円筒状に形成し、加硫缶の中で約145℃で約30分加硫し、半加硫のインナーライナーを得る。
製品タイヤにおける比t1/t2と、生タイヤの変形と、トレッドゲージとの3者の関係を調べた。
Figure 0007063917000002
試験の結果、比t1/t2が100とされたタイヤ1は、生タイヤの状態で、ジョイント部分の周方向の両側に皺が発生していたものであった。また、比t1/t2が135とされた製品の状態のタイヤ4は、ジョイント部分のタイヤ径方向外側のトレッドゲージが不足していた。
なお、トレッドゲージが不足と判断される基準は、ジョイント部分のトレッドゲージが、ジョイント部分以外のトレッドゲージと比べて、実寸法で-0.5mm以上となる場合である。
上記試験の結果から、比t1/t2が105~130%の範囲内に設定されていれば、生タイヤの状態でジョイント部分の周方向の両側に皺が発生することが抑制され、製品においてはインナーライナーのジョイント部分のタイヤ径方向外側のトレッドゲージの不足(周方向のゲージのムラの原因)を抑制できることが分かる。
[試験例4]
インナーライナーの重なり長さを種々変更したタイヤを4種類試作し、ジョイント割れの有無、及びユニフォミティ不良の発生の有無を調べた。
なお、ここでの「重なり長さ」とは、タイヤ赤道面上で、タイヤ周方向に測定したジョイント部分の長さとインナーライナーのタイヤ周方向長さとの比(%)である。
ジョイント割れは、タイヤ成形ドラムから生タイヤを取り外し、製品タイヤに近い形状の生タイヤにおいて、インナーライナーのジョイント部分に周方向に離間した部分があるか否かを目視にて調べた。
ユニフォミティ不良:リム幅8インチ、内圧180kPa、荷重5170Nの条件で測定した。評価は、RFV値が+10%増加で不良と判断した。
Figure 0007063917000003
試験の結果から、ジョイント割れが無く、ユニフォミティ不良の無い製品を得るには、インナーライナーのジョイント部分における重なり長さ(タイヤ周方向に測定)をタイヤ赤道面上で測定したインナーライナーの周方向長さ(内周面で測定)の1%~10%の範囲内にすればよいことが分かる。
[試験例5]
製造条件を変えて生タイヤを製造した。製品タイヤのインナーライナーとなる未加硫のゴムシートをドラムの外周面に巻き付けて円筒状に形成し、加硫缶の中で一定温度で時間を変えることで、加硫程度を変え、半加硫(加硫度90%)、完全加硫(加硫度100%)のインナーライナーを得た。
製造された生タイヤにおいてインナーライナーとカーカスとの間に剥離が生じたか否かを調べると共に、該生タイヤを加硫成形して得られた製品タイヤにおけるインナーライナーとカーカスとの剥離抗力を調べた。
剥離抗力:タイヤサイド部から試験片を切り出す。試験片の片側につかみ部としてインナーライナーとカーカスとの間に切り込みを50mm程度入れる。剥離するインナーライナー側を上側クランプに、剥離されるカーカス側を下側クランプに取り付け、一定の引張速度で剥離する。引張速度:50±2.5mm/min。
Figure 0007063917000004
試験の結果から、製品のタイヤにおいてインナーライナーとカーカスとの剥離抗力が10N/mm以上となるようにすれば、生タイヤを製造したときに、未加硫のカーカスと残留張力を有する半加硫のインナーライナーとの剥離を抑制できることが分かる。即ち、製品タイヤの上記剥離抗力を調べることで、生タイヤの製造条件が適正であったか否かを間接的に知ることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態では、生タイヤ36を製造する際に、一定厚さのゴムシートで半加硫のインナーライナー16を形成したが、インナーライナー16は一定厚さに限らず、部位毎に厚さが異なっていてもよい。例えば、空気入りタイヤ10のビード部10Aに対応する部分の厚さを薄く、トレッド部10Bに対応するタイヤ赤道面両側に対応する部分の厚さを厚くしてもよい。例えば、インナーライナーのビード部分~サイド部分を厚く、トレッド部分を薄くすると、空気入りタイヤのビード~サイド部のゲージを薄くでき、タイヤの軽量化が可能となる。
また、製品である空気入りタイヤ10のインナーライナー16において、トレッド部10Bに対応するタイヤ赤道面両側に対応する部分のモジュラスが、ビード部10Aに対応する部分のモジュラスよりも大きくなっていてもよい。例えば、インナーライナーのビード部分~サイド部分のモジュラスを大きく、トレッド部分のモジュラスを小さくすると、空気入りタイヤのビード~サイド部のゲージを薄くでき、タイヤの軽量化が可能となる。
本実施形態のインナーライナー16は、ゴム製であったが、ゴム中に熱可塑性の合成樹脂等のゴム以外の他の材料が含まれていてもよく、合成樹脂のフィルム等が貼り付けられていても良い。
本発明は、乗用車用に限らず、乗用車用以外の空気入りタイヤにも適用できる。
2017年12月13日に出願された日本国特許出願2017-238586号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載されたすべての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10…空気入りタイヤ、10A…ビード部、12…ビードコア、14…カーカス、16…インナーライナー、16A…ジョイント部分

Claims (5)

  1. 一方のビード部から他方のビード部へ延びて端部がビードコアに係止されるカーカスと、
    前記カーカスの内周面に貼り付けられ、周方向の一方側の端部と他方側の端部とが重ねられたジョイント部分を備え、内部に作用している残留張力が1~3N/mmの範囲内とされたインナーライナーと、
    を有する空気入りタイヤ。
  2. 前記インナーライナーの前記ジョイント部分のゲージをt1、前記インナーライナーの前記ジョイント部分とは反対側の部分のゲージをt2としたときに、t1/t2の比が105~130%の範囲内に設定されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤ赤道面上において、前記ジョイント部分の周方向の重なり長さは、前記インナーライナーの周方向長さの1~10%の範囲内に設定されている、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記インナーライナーの幅方向端は、前記ビードコアの中心よりもタイヤ径方向内側に位置している、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記インナーライナーと前記カーカスとの剥離抗力が、10N/mm以上に設定されている、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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