JP7062852B2 - 立体自動倉庫 - Google Patents

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Description

本発明は、立体自動倉庫に関する。
下記特許文献1には、複数並べて配置された複数列の立体棚(格納棚)と、隣り合う2列の立体棚の間に配置されたスタッカクレーンと、を有する立体倉庫が開示されている。この立体倉庫では、1列の立体棚を挟んでスタッカクレーンと反対側に、この1列の立体棚に沿って、作業者が搭乗した台車が走行する走行路が設けられている。
特開平1-98506号公報
上記特許文献1に記載の構造では、立体倉庫の外側から立体棚を挟んで反対側への動線を確保しようとすると、立体棚の外側を迂回する迂回ルートで動線を確保することになり、最短距離での動線を設ける場合に比べて、動線が長くなる。
また、最短距離の動線を優先して立体棚を平面配置する場合は、立体棚の配置計画上の制約が大きくなる。
本発明は上記事実を考慮し、格納棚の配置と動線の確保との両立が容易な立体自動倉庫を提供することが目的である。
第1態様に係る立体自動倉庫は、建屋の内部に複数配置された格納棚と、前記格納棚に沿って走行するスタッカクレーンと、前記格納棚を前記スタッカクレーンの走行方向と交差する方向に貫通する貫通部と、を有する。
第1態様に記載の立体自動倉庫によれば、建屋の内部に複数配置された格納棚と、格納棚に沿って走行するスタッカクレーンとが設けられており、スタッカクレーンにより格納棚へ荷物が出し入れされる。格納棚には、スタッカクレーンの走行方向と交差する方向に貫通する貫通部が設けられている。この貫通部を利用して、格納棚の外側から格納棚を挟んで反対側(反対の外側)への動線を確保することができる。このため、立体棚の外側を迂回する迂回ルートで動線を確保する場合に比べて、短い距離の動線を確保することができる。また、最短距離の動線を優先して確保するために、最短距離の動線を避けて格納棚を平面配置する必要がなく、格納棚の配置と動線の確保との両立が容易となる。
第2態様に係る立体自動倉庫は、第1態様に記載の立体自動倉庫において、前記貫通部は、床と同じ高さに設けられている。
第2態様に記載の立体自動倉庫によれば、貫通部が床と同じ高さに設けられているので、例えばフォークリフト等を使用して、貫通部を通じて運搬物の搬入及び搬出の作業が容易となる。
第3態様に係る立体自動倉庫は、第1態様又は第2態様に記載の立体自動倉庫において、前記貫通部の上方及び周囲の前記格納棚は、補強されている。
第3態様に記載の立体自動倉庫によれば、貫通部の上方及び周囲の格納棚は補強されているので、貫通部の上方の格納棚に荷物を設置しても、上方からの荷重の支持に必要な強度が得られる。
本発明の立体自動倉庫によれば、格納棚の配置と動線の確保との両立が容易となる。
第1実施形態に係る立体自動倉庫を示す平面図である。 (A)は、第1実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成の一部を示す平面図であり、(B)は、第1実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成を示す立面図である。 (A)は、第2実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成の一部を示す平面図であり、(B)は、第2実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成を示す立面図である。 (A)は、第3実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成の一部を示す平面図であり、(B)は、第3実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成を示す立面図である。 (A)は、第4実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成の一部を示す平面図であり、(B)は、第4実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成を示す立面図である。
本発明の実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、各図は模式的なものであり、本発明と関連性の低いものは図示を省略している。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係る立体自動倉庫について図1及び図2を参照して説明する。図1には、第1実施形態に係る立体自動倉庫が平面図にて示されている。図2(A)には、第1実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成の一部が平面図にて示されており、図2(B)には、第1実施形態に係る立体自動倉庫の内部構成が立面図にて示されている。
図1に示されるように、立体自動倉庫10の建屋11の壁面12は、一例として、平面視にて略矩形状とされている。より具体的には、建屋11の壁面12は、長辺側となる一方の長辺面12Aと、長辺面12Aと対向する他方の長辺面12Bと、長辺面12Aと交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に配置された一方の短辺面12Cと、短辺面12Cと対向する他方の短辺面12Dと、を備えている。
図1及び図2(A)、(B)に示されるように、立体自動倉庫10の内部には、複数の格納棚(保管棚又はラック)14が設けられている。複数の格納棚14は、水平方向及び垂直方向に沿って配置された立体棚とされている。複数の格納棚14は、一例として、直方体状の枠体を順次並べて配置した構成とされており、4本の縦枠材14Aと、隣り合う縦枠材14Aを繋ぐ4本の横枠材14Bとが水平方向及び垂直方向に間隔をおいて組み付けられている。
図2(B)に示されるように、立体自動倉庫10の長手方向の両端部では、上側の格納棚14が下側の格納棚14より長手方向外側に張り出しており、下側の格納棚14の下部から上側の格納棚14の下部に向かって斜め方向に架け渡された方杖材14Cが設けられている。縦枠材14Aと横枠材14Bと方杖材14Cとは、例えば、鋼材で構成されている。
図1及び図2(A)に示されるように、本実施形態では、平面視にて複数の格納棚14は、長辺面12Aに沿って複数並べて配置されることで1列の格納棚列16とされており、格納棚列16は、長辺面12Aと直交する方向に複数列(本実施形態では6列)となるように配置されている。なお、複数の格納棚14の垂直方向には、それぞれ複数段の格納棚14が配置されている(図2(B)参照)。
立体自動倉庫10の平面視にて、6列の格納棚列16のうちの1列目と2列目の格納棚列16の間、3列目と4列目の格納棚列16の間、5列目と6列目の格納棚列16の間には、複数の格納棚14に沿ってスタッカクレーン18を走行させるレール部20が設けられている(図1参照)。言い換えると、平面視にて、スタッカクレーン18を走行させるそれぞれのレール部20の両側に複数の格納棚14を並べた格納棚列16が配置されている。すなわち、スタッカクレーン18を走行させる1本のレール部20と、このレール部20の両側の格納棚列16とで1セットとされており、本実施形態では3セットが配置されている。
スタッカクレーン18は、レール部20に沿って走行することで、荷物(図示省略)を複数の格納棚14に沿って水平方向及び垂直方向に搬送する構成とされている。スタッカクレーン18は、レール部20の両側の格納棚列16の格納棚14との間で荷物を受け渡しすることができる。格納棚列16の長手方向の両端部には、荷物(図示省略)を搬送するコンベア40が設けられている(図2(A)参照)。レール部20は、立体自動倉庫10の床32に配設されている。
図1及び図2(A)、(B)に示されるように、格納棚14には、壁面12の長辺面12Aから対向する長辺面12Bに通じる貫通部22が設けられている。貫通部22は、スタッカクレーン18の走行方向と交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に設けられている。言い換えると、貫通部22は、スタッカクレーン18を走行させるレール部20と交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に設けられている。ここで、長辺面12Aは、「所定の面」の一例であり、長辺面12Bは、「対向する面」の一例である。
本実施形態では、貫通部22は、略直線状とされており、立体自動倉庫10に水平方向に配置されている。また、貫通部22は、長辺面12Aと、長辺面12Bに対して略直交する方向に設けられている。
本実施形態では、貫通部22の水平方向の幅は、格納棚14の3個分を取り外した構成とされており、貫通部22の垂直方向の高さは、格納棚14の2個分を取り外した構成とされている。
図2(A)、(B)に示されるように、格納棚14には、貫通部22の幅方向両側から上下方向上側に沿って、貫通部22の周囲を補強する複数の縦補強材24が設けられている。縦補強材24の太さは、格納棚14の縦枠材14Aの太さよりも太い。縦補強材24は、上下方向に配置された複数の格納棚14のほぼ全長に亘って設けられている。貫通部22の上部(すなわち、天井部)には、貫通部22の幅方向に沿って、貫通部22の上方を補強する複数の横補強材26が設けられている。横補強材26の太さは、格納棚14の縦枠材14Aの太さよりも太い。横補強材26は、貫通部22の幅方向のほぼ全長に配置されている。複数の横補強材26は、格納棚14の縦枠材14Aの延長線上に配置されている(図2(B)参照)。貫通部22の周囲及び上方を複数の縦補強材24と複数の横補強材26で補強することで、貫通部22の上方の複数の格納棚14からの荷重の支持に必要な強度の補強構造を確保している。縦補強材24と横補強材26は、例えば、鋼材で構成されている。
壁面12の長辺面12Aには、貫通部22と面する位置に扉30が設けられている。また、壁面12の長辺面12Bには、貫通部22と面する位置に扉30が設けられている。一例として、扉30は、観音開きの一対の開閉扉とされており、壁面12の外側に向かって開放される構成とされている。
貫通部22の底面は、立体自動倉庫10の床32と同じ高さに設けられている。本実施形態では、床32は、立体自動倉庫10の外側の機械室34とほぼ同じ高さとされている。図示を省略するが、スタッカクレーン18のレール部20は、床32から上方に突出しているため、レール部20の両側に角材を配置し、その角材の上に鉄製の板材を敷くことで、鉄製の板材上をフォークリフトが走行できるようにする。鉄製の板材は、貫通部22の貫通方向にほぼ全体に敷くようにしてもよい。
図1に示されるように、立体自動倉庫10の壁面12の長辺面12Bの外側には、複数の製造室50が配置されている。製造室50の内部には、例えば分解して搬送できないタンク52が配置されている。本実施形態では、例えば、運搬物の一例としてのタンク52などの大型の機器を運搬する動線として、貫通部22を使用する。
次に、第1実施形態の作用及び効果について説明する。
立体自動倉庫10の建屋11の内部には、複数配置された格納棚14と、複数の格納棚14の格納棚列16に沿って走行するスタッカクレーン18とが設けられている。さらに、格納棚14には、壁面12の長辺面12Aから対向する長辺面12Bに通じる貫通部22が設けられている。貫通部22は、格納棚14をスタッカクレーン18の走行方向と交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に貫通する。上記の立体自動倉庫10では、貫通部22を設けることで、立体自動倉庫10の長辺面12Aの外側から立体自動倉庫10を挟んで反対側の長辺面12Bの外側への動線60を確保することができる。例えば、図1に示されるように、壁面12の長辺面12Aの外側から貫通部22を通過して、壁面12の長辺面12Bの外側に抜ける動線60を確保することができる。この動線60に沿って、運搬物の一例としてのタンク52などの大型の機器を運搬することができる。
このため、格納棚14の外側に沿って迂回する迂回ルートで動線を確保する場合に比べて、短い距離の動線60を確保することができる。また、最短距離の動線を優先して確保するために、最短距離の動線を避けて格納棚を平面配置する必要がなく、格納棚14の配置と動線60の確保との両立が容易となる。
また、上記の格納棚14では、貫通部22は、床32と同じ高さに設けられているので、貫通部22への運搬物の搬入及び搬出の作業が容易となる。
さらに、貫通部22の上方及び周囲の格納棚14は、複数の縦補強材24と複数の横補強材26によって補強されている。このため、貫通部22の上方の格納棚14に荷物を設置しても、上方からの荷重の支持に必要な強度を得ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図3を用いて、第2実施形態の立体自動倉庫について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図3(A)、(B)に示されるように、立体自動倉庫80には、貫通部22の幅方向両側から上下方向上側に沿って、貫通部22の周囲を補強する複数の縦補強材84が設けられている。縦補強材84の太さは、格納棚14の縦枠材14Aの太さよりも太い。縦補強材84は、上下方向に配置された複数の格納棚14のほぼ全長に亘って設けられている。貫通部22の上部(すなわち、天井部)には、貫通部22の幅方向に沿って、貫通部22の上方を補強する複数の横補強材86が設けられている。縦補強材84の太さは、第1実施形態の格納棚14の縦補強材24の太さよりも細く、横補強材86の太さは、第1実施形態の格納棚14の横補強材26の太さよりも細い。
さらに、格納棚14には、貫通部22に対して取り外し可能な複数の支持材88が設けられている。複数の支持材88は、格納棚14の縦枠材14Aの延長線上に上下方向に沿って配置されており、立体自動倉庫80の床32から貫通部22の上部(すなわち、天井部)に延在されている。一例として、支持材88の上端部は、貫通部22の上側の格納棚14の縦枠材14Aの下端部に図示しない取付具で固定され、支持材88の下端部は、貫通部22の下側の立体自動倉庫80の床32に図示しない取付具で固定されることで、貫通部22に対して着脱可能とされている。
立体自動倉庫80では、スタッカクレーン18のレール部20に沿った貫通部22の上側の複数の格納棚14の荷重を支持するために、通常運用時(貫通部22での機器搬入を行わないとき)には、貫通部22に複数の支持材88を設けている。これにより、貫通部22の上側の複数の格納棚14に荷物を保管することが可能になる。
機器搬入のために貫通部22を使用する際には、「貫通部22上の荷物を他の格納棚14に移動する運転モード」を実行する。これにより、貫通部22の上方の複数の格納棚14に配置された荷物を、貫通部22の上方以外の他の格納棚14に移す。荷物の移動は、例えば、スタッカクレーン18を自動走行させることで、自動で荷物の受け渡しを行うことができる。
そして、貫通部22の上方の複数の格納棚14の荷重負荷を無くし、又は荷重負荷を低減してから、複数の支持材88を完全に取り外す。これにより、貫通部22を通過可能な動線60(図1参照)が確保される。
上記の立体自動倉庫80では、第1実施形態の立体自動倉庫10と同じ構成による作用及び効果に加えて、以下の作用及び効果を得ることができる。立体自動倉庫80では、貫通部22に対して取り外し可能な複数の支持材88を設けることで、貫通部22を使用しないとき(貫通部22での機器搬入を行わないとき)は、貫通部22の内部及び貫通部22の上方の複数の格納棚14に荷物を保管することができる。
また、貫通部22をあまり頻繁に使用しない場合、例えば、数年に1回の貫通部22での機器搬入時等のみで使用する場合には、貫通部22に対して取り外し可能な複数の支持材88を設けることで、格納棚14の補強構造を軽減することができる。本実施形態では、貫通部22の周囲及び上方を補強する複数の縦補強材84と複数の横補強材86の太さを、第1実施形態の立体自動倉庫10の複数の縦補強材24と複数の横補強材26の太さよりも細くすることで、過度な補強構造を軽減することができる。
〔第3実施形態〕
次に、図4を用いて、第3実施形態の立体自動倉庫について説明する。なお、前述した第1及び第2実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図4(A)、(B)に示されるように、立体自動倉庫100には、貫通部22での機器搬入を行わない場合に、貫通部22の床32に、床置き型のラック102が設けられている。ラック102は、凸状形状とされている。具体的には、図4(B)に示されるように、正面視にて、貫通部22の幅方向の中間部に略上下方向に配置された2本の縦材102Aと、2本の縦材102Aの両側に配置されると共に縦材102Aの長さより短い縦材102Bと、2本の縦材102Aと両側の縦材102Bとを繋ぐ横材102Cと、を備えている。2本の縦材102Aと両側の縦材102Bと横材102Cとは、貫通部22の長手方向に1対で配置されており、図4(A)に示されるように、両側の縦材102B同士を繋ぐ横材102Dが設けられている。
上記の立体自動倉庫100では、第1実施形態の立体自動倉庫10と同じ構成による作用及び効果に加えて、以下の作用及び効果を得ることができる。立体自動倉庫100では、貫通部22の床32に床置き型のラック102を設けることで、貫通部22を使用しないとき(貫通部22での機器搬入を行わないとき)は、ラック102及び貫通部22の上方の複数の格納棚14に荷物を保管することができる。このため、貫通部22の空間が無駄なスペースとならず、荷物の保管スペースとして有効に利用することができる。
〔第4実施形態〕
次に、図5を用いて、第4実施形態の立体自動倉庫について説明する。なお、前述した第1~第3実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5(A)、(B)に示されるように、立体自動倉庫120には、上下方向に配置された複数の格納棚14の上下方向中間部に、水平方向に貫通する貫通部122が設けられている。貫通部122は、格納棚14をスタッカクレーン18の走行方向と交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に貫通している。図示を省略するが、貫通部122は、建屋の壁面の長辺面から対向する長辺面に通じるように設けられている。言い換えると、貫通部122は、スタッカクレーン18を走行させるレール部20と交差する方向(本実施形態では、直交する方向)に設けられている。
格納棚14には、貫通部122の幅方向両側から上下方向の上側及び下側に沿って、貫通部122の周囲を補強する複数の縦補強材124が設けられている。縦補強材124の太さは、格納棚14の縦枠材14Aの太さよりも太い。縦補強材124は、上下方向に配置された複数の格納棚14のほぼ全長に亘って設けられている。貫通部122の上部(天井部)及び下部(底面部)には、貫通部122の幅方向に沿って、貫通部22の上方及び下方をそれぞれ補強する複数の横補強材126が設けられている。横補強材126の太さは、格納棚14の縦枠材14Aの太さよりも太い。横補強材126は、貫通部122の幅方向のほぼ全長に配置されている。横補強材126は、格納棚14の横枠材14Bの延長線上に複数配置されている(図5(B)参照)。貫通部122の周囲、上方及び下方を複数の縦補強材124と複数の横補強材126で補強することで、貫通部122の上方と下方の複数の格納棚14の荷重の支持に必要な強度の補強構造を確保している。縦補強材124と横補強材126は、例えば、鋼材で構成されている。
上記の立体自動倉庫120では、第1実施形態の立体自動倉庫10と同じ構成による作用及び効果に加えて、以下の作用及び効果を得ることができる。立体自動倉庫120の格納棚14には、上下方向に配置された複数の格納棚14の上下方向中間部に、水平方向に貫通する貫通部122が設けられていることで、例えば、隣接する構造物(図示省略)の貫通部122とほぼ同じ高さの中間階から、他の隣接する構造物(図示省略)の貫通部122とほぼ同じ高さの中間階に機器搬入を行う場合などに、貫通部122を使用することができる。
〔補足説明〕
なお、上記第1~第4実施形態では、立体自動倉庫10、80、100、120の格納棚14に水平方向に貫通部が設けられていたが、本発明はこの構成に限定されず、立体自動倉庫の水平方向に対して傾斜するように貫通部を設けてもよい。
また、上記第1~第4実施形態において、貫通部の上方及び周囲を補強する補強材の配置及び補強材の大きさは、変更が可能である。例えば、第2実施形態の立体自動倉庫80では、縦補強材84と横補強材86の太さは、第1実施形態の縦補強材24と横補強材26の太さよりも細いが、例えば、第1実施形態の縦補強材24と横補強材26と同じものを用いてもよい。また、第3実施形態の立体自動倉庫100では、縦補強材24と横補強材26に代えて、例えば、第2実施形態の縦補強材84と横補強材86と同じものを用いてもよい。
また、上記第1~第4実施形態において、複数の格納棚14の水平方向及び垂直方向の配列及び長さ(高さ)は、変更が可能である。
また、上記第1~第3実施形態では、立体自動倉庫の床32にスタッカクレーン18のレール部20を設け、レール部20の両側に角材を配置し、その角材の上に鉄製の板材を敷くことで、鉄製の板材上を運搬用の機器が走行するようにしているが、本発明は、これに限定されるものでない。例えば、立体自動倉庫の床面に下方側に窪んだ凹部を設け、凹部にスタッカクレーン18のレール部20を配置してもよい。この場合には、凹部の両側の上部の床面に鉄製の板材を架け渡すことで、鉄製の板材上を運搬用の機器が走行することが可能となる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
10 立体自動倉庫
11 建屋
14 格納棚
18 スタッカクレーン
22 貫通部
24 縦補強材(補強する部材)
26 横補強材(補強する部材)
32 床
80 立体自動倉庫
84 縦補強材(補強する部材)
86 横補強材(補強する部材)
100 立体自動倉庫
120 立体自動倉庫
122 貫通部
124 縦補強材(補強する部材)
126 横補強材(補強する部材)

Claims (3)

  1. 建屋の内部に複数配置された格納棚と、
    前記格納棚に沿って走行するスタッカクレーンと、
    前記格納棚を前記スタッカクレーンの走行方向と交差する方向に貫通する貫通部と、
    を有し、
    前記貫通部は、床に設けられると共に、前記貫通部の上方及び両側の前記格納棚は、補強されており、
    前記格納棚には、前記貫通部の幅方向両側から上下方向上側に沿って、前記格納棚の縦枠材の太さよりも太い複数の縦補強材が設けられると共に、前記貫通部の上部に前記貫通部の幅方向に沿って、前記縦枠材の太さよりも太い複数の横補強材が設けられており、
    複数の前記縦補強材は、上下方向に配置された複数の前記格納棚の全長に亘って設けられている立体自動倉庫。
  2. 建屋の内部に複数配置された格納棚と、
    前記格納棚に沿って走行するスタッカクレーンと、
    前記格納棚を前記スタッカクレーンの走行方向と交差する方向に貫通する貫通部と、
    を有し、
    前記貫通部は、上下方向に配置された複数の前記格納棚の上下方向中間部に、水平方向に貫通しており、
    前記貫通部の周囲の前記格納棚は、補強されており、
    前記格納棚には、前記貫通部の幅方向両側から上下方向の上側及び下側に沿って、前記格納棚の縦枠材の太さよりも太い複数の縦補強材が設けられると共に、前記貫通部の上部及び下部には、前記貫通部の幅方向に沿って、前記縦枠材の太さよりも太い複数の横補強材が設けられており、
    複数の前記縦補強材は、上下方向に配置された複数の前記格納棚の全長に亘って設けられている立体自動倉庫。
  3. 前記格納棚には、前記貫通部に対して取り外し可能な複数の支持材が設けられており、
    前記貫通部での機器搬入を行わないときに、複数の前記支持材を前記貫通部に取り付ける構成とされており、
    複数の前記支持材は、前記縦枠材の延長線上に上下方向に沿って配置されている請求項に記載の立体自動倉庫。
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Citations (2)

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