本開示の実施形態における技術的な解決策の明確で完全な記載が、本開示の実施形態における図面との組み合わせで、以下に提供される。明確には、以下に記載した実施形態は、本開示の実施形態の一部だけであり、すべてではない。少なくとも1つの例示の実施形態の以下の記載は、単なる例示であり、本開示およびその用途または使用の限定として用いられることはない。独創的な試みのない、本開示の実施形態に基づいて当業者によって得られるすべての他の実施形態は、本開示の保護の範囲内にある。
他に明示されていない場合、これらの実施形態において述べられる相対的な配置、数の表現、構成要素の数の値、およびステップは、本開示の範囲を制限しない。一方で、図面に示された様々な部品の寸法は、描写の便宜のために実際の縮尺の関係で描かれていないことは、理解されるべきである。当業者に知られている技術、方法、および装置は、詳細に論じられていない可能性があるが、適切な場合、技術、方法、および装置は、認可された明細書の一部と考えられるべきである。ここで図示および詳述したすべての例において、任意の特定の値は、単に例示として解釈されるべきであり、限定として用いられない。したがって、例示の実施形態の他の例が異なる値を有する可能性がある。同様の数字および文字が以下の図面において同様の品物を指示し、そのため、特定の品物がある図面において定められると、続く図面においてさらに詳述されることが必要とされないことは、留意されるべきである。
本開示の記載において、「第1」、「第2」などの用語が部品および構成要素を定めるために使用され、対応する部品同士および構成要素同士の間の区別を容易にする目的のためだけであり、それらの言葉は、他に述べられていない場合には特別な意味を有しておらず、そのため、本開示の保護範囲を制限するとして解釈されることはできないことは、理解されるべきである。
本開示の記載では、「前、後、上方、下方、左、右」、「横、縦、鉛直、水平」、および「上、下」などによって指示される配向または位置の関係は、図面に示された配向または位置の関係であり、本開示を記載すること、および、記載を簡単にすることのためだけであり、正反対の説明のない場合、これらの配向の言葉は、言及された装置または構成要素が特定の配向を有さなければならない、または、特定の配向で構築および操作されることを指示または意味しているのではなく、したがって、本開示の保護範囲を制限するとして解釈させることはできず、「内側」および「外側」の配向の言葉は、各々の構成要素自体の輪郭の内側および外側を言っている。
図1~図6において示しているように、本開示の実施形態は、基礎フレーム11と、扉板12と、覆い装置とを主に備える配布ターミナルを提供する。扉板12は、基礎フレーム11の前側に設けられ、第1の板本体121および第2の板本体122を備え、第1の板本体121の第1の端が基礎フレーム11の下方端とヒンジ留めされ、第1の板本体121の第2の端が第2の板本体122の第1の端とヒンジ留めされる。
配布ターミナルは折り畳み状態と折り畳み解除状態とを有している。配布ターミナルの折り畳み状態では、第2の板本体122は第1の板本体121の上方に設けられ、第1の板本体121および第2の板本体122は、第1の収容空間を形成するために基礎フレーム11において覆われ、連結ロッド13が第1の収容空間において配置されている。配布ターミナルの折り畳み解除状態において、第2の板本体122は第1の板本体121の前に設けられ、狭角が第1の板本体121と第2の板本体122との間に定められ、第2の板本体122の第2の端が第1の板本体121より高く、基礎フレーム11、覆い装置、第1の板本体121、および第2の板本体122は第2の収容空間を形成する。
本開示の実施形態によって提供される配布ターミナルによれば、配布ターミナルの折り畳み状態において、第2の板本体122は第1の板本体121の上方に設けられ、第1の板本体121および第2の板本体は、第1の収容空間を形成するために基礎フレーム11において覆われ、覆い装置は第1の収容空間において配置され、そのため配布ターミナルの体積はより小さくなり、配布ターミナルの折り畳み解除状態において、基礎フレーム11、覆い装置、第1の板本体121、および第2の板本体122は、小包を置くための第2の収容空間を形成するために包囲でき、そのため配布ターミナルは、小包を受け入れる必要がないときにより小さい空間を占めるだけとでき、小包を受け入れるときにより大きい小包受け入れ空間を有することができる。配布ターミナルを採用することで、消費者の手渡し時間と配達人の手渡し時間とが完全に一致できないときに訪問配送サービスが達成され得る。第1の板本体121と第2の板本体122との大きな割合は、実際の必要に応じて異なって適用でき、例えば、1:1または2:1などであり得る。割合の設定は、開状態によって形成される第2の収容空間の前寸法、後寸法、上方寸法、および下方寸法を決定し、構成は自在であり、届けられる小包の大きさおよび形などの要因に応じて設定できる。
図2~図6に示しているように、配布ターミナルは連結ロッド13をさらに備えている。2つの連結ロッド13は、基礎フレーム11の前側の左端および右端にそれぞれ配置されている。連結ロッド13の第1の端は基礎フレーム11とヒンジ留めされ、連結ロッド13の第2の端は第2の板本体122の第2の端とヒンジ留めされる。基礎フレーム11、連結ロッド13、第1の板本体121、および第2の板本体122は平行四辺形構造を構成する。連結ロッド13を設定することで、移動経路は配布ターミナルの状態切り替えの間により安定し、折り畳み解除状態における配布ターミナルの安定性も向上させることができる。
図2に示しているように、覆い装置は第1の閉止部分141を備える。第1の閉止部分141は、配布ターミナルの折り畳み状態において第1の収容空間に配置される。第1の閉止部分141は、配布ターミナルの折り畳み解除状態において、連結ロッド13と第1の板本体121との間の間隔を少なくとも部分的に閉じる。配布ターミナルが折り畳み解除状態にあるとき、第1の閉止部分141は、第2の収容空間の露出された部分を減らすことができ、これは第2の収容空間にある小包を保護するのを助ける。
図2に示しているように、一部の実施形態では、覆い装置は第2の閉止部分142を備え得る。第2の閉止部分142は、配布ターミナルの折り畳み状態において第1の収容空間に配置され、第2の閉止部分142は、折り畳み解除され、第1の板本体121の上方側において覆われることができ、配布ターミナルの折り畳み解除状態において、第1の板本体121の上方側を回避するように折り畳みできる。装置は、第2の収容空間の露出された部分を減らすことができ、これは第2の収容空間にある小包を保護するのを助ける。
本実施形態では、図2に示しているように、配布ターミナルは柔軟カバー層14を備え、柔軟カバー層14は、前述の第1の閉止部分141と第2の閉止部分142とを備える。本実施形態では、配布ターミナルの折り畳み解除状態において、柔軟カバー層14は第2の収容空間を完全に閉じることができる。柔軟カバー層14は、布、プラスチック、ゴムシート、合成柔軟材料、または、2つ以上の柔軟な材料の組み合わせなど、柔軟な材料から作られ得る。
図に示されていない一部の実施形態では、第1の閉止部分141と第2の閉止部分142とは別々に配置され得る。例えば、第1の閉止部分141は、単一で配置された柔軟な面材料とでき、封止する板であってもよい。第1の閉止部分141が封止する板であるとき、封止する板は、連結ロッド13、第1の板本体121、第2の板本体122、および基礎フレーム11のうちの1つに回転可能に連結され得る。
図2~図6に示しているように、一部の実施形態では、覆い装置は、基礎フレーム11に対して移動できる移動可能フレーム15を備えることができ、移動可能フレーム15は第2の閉止部分142と連結されている。移動可能フレーム15は、配布ターミナルの折り畳み状態において第1の収容空間に配置される。第2の閉止部分142は、配布ターミナルの折り畳み解除状態において、移動可能フレーム15によって折り畳みまたは折り畳み解除される。
図2および図4~図6に示しているように、移動可能フレーム15は第1の移動可能フレーム本体151を備える。第1の移動可能フレーム本体151は、配布ターミナルの折り畳み解除状態において、基礎フレーム11に近い第1の位置と第2の板本体122に近い第2の位置との間で切り替えることができる。第2の閉止部分142は、第1の位置および第2の位置の一方において折り畳み解除され、第2の閉止部分142は、第1の位置および第2の位置の他方において折り畳まれる。
本実施形態では、図2~図6において示しているように、第1の移動可能フレーム本体151が第1の位置にあるとき、第2の閉止部分142は折り畳み解除され、第1の移動可能フレーム本体151が第2の位置にあるとき、第2の閉止部分142は折り畳まれる。
図で示していない実施形態において、第1の移動可能フレーム本体151が第2の位置にあるとき、第2の閉止部分142は折り畳み解除され、第1の移動可能フレーム本体151が第1の位置にあるとき、第2の閉止部分142は折り畳まれる。つまり、第2の閉止部分142は基礎フレーム11と第1の移動可能フレーム本体151との間で連結され得る。
図4~図6に示しているように、第1の移動可能フレーム本体151はU字形であり、第1の移動可能フレーム本体151の2つの自由端が基礎フレーム11とヒンジ留めされ、第2の閉止部分142の第1の端は第1の移動可能フレーム本体151と連結され、第2の閉止部分142の第2の端は、基礎フレーム11、第1の閉止部分141、連結ロッド13、第1の板本体121、および第2の板本体122のうちの少なくとも1つと連結される。第1の移動可能フレーム本体151がU字形で設定されるため、構造が単純であり、操作の都合がよく、より大きい高さを伴う小包を第2の収容空間において配置するのを助ける。
一部の実施形態では、第2の閉止部分142をより秩序立てて折り畳むために、移動可能フレームは、第2の閉止部分142と連結される少なくとも1つの第2の移動可能フレーム本体152をさらに備える。本実施形態では、第1の移動可能フレーム本体151が第1の位置に位置付けられるとき、第2の閉止部分142は折り畳み解除され、そのため図4~図6に示しているように、少なくとも1つの第2の移動可能フレーム本体152は、第1の移動可能フレーム本体151と第2の板本体122との間に設けられる。
図に示していない実施形態では、第1の移動可能フレーム本体151が第2の位置に位置付けられるときに第2の閉止位置142が折り畳み解除される場合、少なくとも1つの第2の移動可能フレーム本体152は、第1の移動可能フレーム本体151と基礎フレーム11との間に設けられる。
図4~図6に示しているように、第2の移動可能フレーム本体152はU字形である。第2の移動可能フレーム本体152の2つの自由端は、自由に移動可能とできる、または、基礎フレーム11とヒンジ留めされ得る。
一部の実施形態では、配布ターミナルは第1の係止構造を備え、第1の係止構造は、基礎フレーム11に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置を係止するために使用される。
一部の実施形態では、配布ターミナルは第2の係止構造を備え、第2の係止構造は、第2の板本体122に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置を係止するために使用される。
一部の実施形態では、第1の係止構造および第2の係止構造の一方は電気係止部116を備え、他方はバネピン係止構造を備える。第2の閉止部分142が折り畳み解除されるとき、第1の移動可能フレーム本体151に近い基礎フレーム11または第2の板本体122の一方に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置は、電気係止部116によって係止され、第2の閉止部分142が折り畳まれるとき、第1の移動可能フレーム本体151に近い基礎フレーム11または第2の板本体122の一方に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置は、バネピン係止構造によって係止される。
図1~図7に示しているような実施形態では、第1の係止構造は、基礎フレーム11に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置を係止するための電気係止部116を備え、第2の係止構造は、第2の板本体122に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置を係止するためのバネピン係止構造を備える。
図3~図7において示されているように、第2の板本体122に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置は、連結ロッド13に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置を係止することで係止できる。例えば、図1~図7に示しているような実施形態では、バネピン係止構造は、第1の移動可能フレーム本体151に配置されるバネピン組立体1513と、連結ロッド13に配置され、バネピン組立体1513と合致するピン孔131とを備える。
図7に示しているように、本実施形態ではバネピン組立体1513は、ピン本体15131と、バネ15132と、押圧板15133とを備える。ボスがピン本体15131の中央に配置されている。段付き装着孔1512が第1の移動可能フレーム本体151に形成されている。ピン本体15131は装着孔1512へと挿入され、ピン本体15131の前区域(係止端)が装着孔1512から延び出し、ピン本体15131におけるボスが装着孔1512の段付き面に押し当てられ得る。バネ15132はピン本体15131の後区域において袖付きとされ、バネ15132の一端がボスに押し当てられる。押圧板15133は、第1の移動可能フレーム本体151に固定され、ピン本体15131の後区域(係止端から離れている一端)を通過させることができる穿孔が設けられており、バネ15132の他端は押圧板15133に押し当てられる。
本実施形態では、係止を解除するようにピン本体15131の係止端を押圧板15133の一方の側に向けて自動的に後退させることができるようにするために、連結ロッド13から分離するために力が第1の移動可能フレーム本体151に加えられるとき、ピン本体15131の係止端は半球形となるように設定される。当然ながら、ピン本体15131およびピン孔131は、係止端の形を明確に制限することなく、ピン本体15131の前端を押して押圧することで係止解除されてもよい。
配布ターミナルは、基礎フレーム11に配置される停止構造115を備え、配布ターミナルの折り畳み状態において、ピン本体15131の係止端がピン孔131と協働し、停止構造115は、係止端と反対のピン本体15131の一端の端面に当接する。停止構造115を設定することにより、配布ターミナルが折り畳み状態にあるとき、ピン本体1531は押圧板15133の一方の側に向けて後退できず、第1の移動可能フレーム本体151を停止構造115の制御から解放させることができるように、電気係止部の係止が扉板12を第1の移動可能フレーム本体151と共に開けるために解除できない場合、ピン孔131はバネピン組立体1513と係合解除できず、つまり、配布ターミナルは、電気係止部が係止されているとき、扉板12を引っ張ることによって折り畳み解除させることができない。
図1~図6に示しているように、基礎フレーム11は、左側および右側にそれぞれ位置付けられる2つの側板111と、下板112と、上板113とを備え、2つの側板111、下板112、上板113、および扉板12は、配布ターミナルの折り畳み状態において第1の収容空間を形成するように包囲され得る。
本実施形態では、第1の板本体121の第1の端は下板112の前端においてヒンジ留めされている。
図4~図6に示しているように、基礎フレーム11は後支持フレーム114を備え、基礎フレーム11を固定的に装着するための固定装着構造が後支持フレーム114に配置される。
図6に示しているように、本実施形態では後支持フレーム114は、上方の第1の板本体1141と下方の第1の板本体1142とを備える。固定装着構造は、上方の第1の板本体1141の左側および右側に形成される第1の固定装着孔11411と、下方の第1の板本体1142の左側および右側に形成される第2の固定装着孔11421とを備える。
電気係止部116は、上方の第1の板本体1141の前端に位置付けられ、上板113の下方端に設置されている。電気係止部116の係止キャッチ部分と合致する係止溝1511が、第1の移動可能フレーム本体151に形成されている。
電気係止部は様々な他の形態の箱係止部によって置き換えできる。
また、前述の停止構造115は上方の第1の板本体1141に配置されており、停止構造115は、間隔を置いて配置された2つの邪魔板を備え、2つの邪魔板と上方の第1の板本体1141とは、前方への開口を有するとともに下向きに延びる溝形の構造を形成し、第1の移動可能フレーム本体151が基礎フレーム11の近くにあるとき、第1の移動可能フレーム本体151は溝形の構造において留め付けられる。
図1~図7に示したような実施形態では、配布ターミナルは、折り畳みおよび折り畳み解除され得る覆い装置が提供され、電気係止部116は、配布ターミナルの折り畳み状態において基礎フレーム11の上方部に配置され、覆い装置は第1の収容空間において折り畳まれ、電気係止部116が開けられるとき、扉板12は、配布ターミナルの状態を折り畳み解除状態へと切り替えるために前方へと引っ張られ得る。さらに、バネピン係止構造の係止機能のため、第2の閉止部分142は折り畳まれ、第2の板本体122の近くにある。このとき、小包は第1の板本体121に配置でき、そのため第2の閉止部分142は折り畳み解除でき、覆い装置の第1の移動可能フレーム本体151が基礎フレーム11の近くにあり、係止溝1511は電気係止部116の係止キャッチ部分と合致し、それによって第2の収容空間を閉じて係止する。構造は設定および操作するのが比較的単純であり、小包は容易に届けることができる。
また、本実施形態ではバネピン組立体1513の2つのセットが第1の移動可能フレーム本体151の左側および右側にそれぞれ配置され、ピン孔131が連結ロッド13において対応するように形成されている。第2の閉止部分142が折り畳まれるとき、第1の移動可能フレーム本体151は、連結ロッド13が配置される位置へと移動され、バネピン組立体1513のピン本体15131は、第1の移動可能フレーム本体151および第2の閉止部分142を位置付けるために、ピン孔131において留め付けられ得る。小包が届けられた後、第1の移動可能フレーム本体151が基礎フレーム11に係止されているとき、何者かが扉板12を閉じる操作を実行する場合、扉板12は、停止構造115の阻止のため完全に閉じることができず、そのため、他の者が悪意を持って扉板12を閉じることが効果的に回避され得る。
本実施形態では、電気係止部116と、配布ターミナルに設置されたバネピン係止構造とを用いることで、配布ターミナルの扉板12が閉状態にあるとき、第1の移動可能フレーム本体151は第1の収容空間に配置され、第1の移動可能フレーム本体151および扉板12は電気係止部116を共用でき、つまり、配布ターミナルが折り畳み状態にあるとき、第1の移動可能フレーム本体151および基礎フレーム11に対する扉板12の位置は電気係止部116によって係止でき、配布ターミナルが折り畳み解除状態にあるとき、および、第2の閉止部分142が第1の板本体121の上方で覆われるとき、基礎フレーム11に対する第1の移動可能フレーム本体151の位置は電気係止部116によって係止できる。
配布ターミナルは、基礎フレーム11または扉板12に配置される情報入力装置をさらに備え得る。図1~図6に示しているように、本実施形態では情報入力装置は、人-コンピュータの交流画面161とカメラ162とを備える。図で示していない実施形態では、情報入力装置は、指紋認識装置、顔認識装置、キーボード入力装置などを備え得る。情報入力装置は、小包を受け取る消費者の情報を特定および確認して係合解除するために電気係止部116と協働でき、それによって小包が他の者によって取り去られるのを防止する。
図1~図6に示しているように、本実施形態では、上板113の少なくとも前側は、下向きに傾斜する下方傾斜板を備え、情報入力装置は下方傾斜板に設置されている。装置は、消費者によって都合よく操作され得る。
一部の実施形態では、配布ターミナルは情報保持装置を備えることができ、情報保持装置は、例えば二次元コード、バーコードなどであり得る。操作者が電気係止部116を開けたいとき、操作者はモバイルフォンを使用してコードを走査でき、モバイルフォンは情報保持装置の情報を特定し、情報をサーバへと送信し、サーバは係合解除するために電気係止部を遠隔から制御する。情報保持装置を設定することで、人-コンピュータの交流画面および他の電子的要素を設定することと比較して電力が節約できる。
また、配布ターミナルはエネルギー供給装置をさらに備えることができ、エネルギー供給装置は基礎フレーム11または扉板12に配置され得る。エネルギー供給装置は、電池、太陽プレート、および/または小型変圧器などを備え得る。エネルギー供給装置は、電力を情報入力装置または電気係止部116および他の電子的要素へと供給するために使用される。
図1~図7に示したような実施形態では、エネルギー供給装置は太陽プレート171を備える。太陽プレート171は下方傾斜板に配置される。太陽プレート171は、明るい間に電気エネルギーを貯蔵し、したがって端末に電力供給を提供する。
電気エネルギーを節約するために、人-コンピュータの交流画面161は、配布ターミナルが使用されていないときに待機状態になるように設定でき、スクリーンは、配布ターミナルが使用中のときだけあらかじめ設定された始動機構を動作させることで作動させられる。例えば、始動機構は、限定されることはないが、人-コンピュータの交流画面である。
第1の極限位置と第2の極限位置との間での平行四辺形構造の切り替えを容易にするために、扉板12は取手部材をさらに備える。取手部材は、例えば、扉板12の内側または外側の取手である。本実施形態では取手部材は、第1の板本体121と第2の板本体122との間に配置される扉板12の表面の内側の取手である。平行四辺形構造が第1の極限位置から第2の極限位置へと切り替えられるとき、取手123は前方へと引っ張られ、第1の板本体121は、軸としての第1の板本体121と下板との連結位置の周りで前方へと回転させられ、同時に、第2の板本体122は、2つの側において連結ロッドによって制限され、第1の板本体121および第2の板本体122は、軸としての第1の板本体121と第2の板本体122との連結位置の周りで回転させられ、図2に示したような状態を形成するために位置変化を作り出す。
配布ターミナルが折り畳み状態から折り畳み解除状態へと切り替えられるとき、電気係止部116の係止キャッチ部分が、係止溝1511から逸脱するために飛び出し、同時に、扉板12の取手123が引っ張り出され、バネピン組立体1513のピン本体15131が連結ロッドのピン孔131へと挿入されるため、連結ロッド13は第1の移動可能フレーム本体151を駆動して、配布ターミナルが折り畳み解除状態になるまで一緒に移動させ、そのため操作者は、1つの操作によって扉板12および連結ロッド13の折り畳み解除動作を同時に完了でき、その間、第1の移動可能フレーム本体151は第2の板本体122に近づき、そのため第1の板本体121は上方側において開いており、そのため小包を直接的に置くことができ、この方法では、機器の操作過程が単純化され、操作者の使用が容易にされる。
第2の閉止部分142が折り畳み状態から折り畳み解除状態へと切り替えられるとき、操作者は第1の移動可能フレーム本体151を上向きに引っ張ることができ、バネピン組立体1513のピン本体15131は後方へと押し込まれるように力が加えられ、第1の移動可能フレーム本体151は連結ロッド13から分離され、第1の移動可能フレーム本体151はさらに上向きに移動させられ、第2の閉止部分142は折り畳み解除され、最終的に第1の移動可能フレーム本体151は電気係止部116へと押され、電気係止部116は第1の移動可能フレーム本体151を自動的に係止する。このとき、何者かが扉板12を上向きに押す場合、バネピン組立体1513のピン本体15131が停止構造115によって制限されるため、扉板12は完全に閉じることはできず、そのため人によって行われる不適切な使用が回避され得る。
配布ターミナルが折り畳み解除状態から折り畳み状態へと切り替えられるとき、電気係止部116が操作者によって操られ、そのため第1の移動可能フレーム本体151の係止溝1511から自動的に分離し、第1の移動可能フレーム本体151を引っ張り戻し、第1の移動可能フレーム本体151を連結ロッド13へと押し込み、バネピン組立体1513のピン本体15131はピン孔131へと挿入され、扉板12と第1の移動可能フレーム本体151とは、電気係止部116が第1の移動可能フレーム本体151に係止するまで一緒に上向きに押され、折り畳み状態への配布ターミナルの切り替え動作が完了される。
上記の実施形態では、覆い装置は、折り畳み可能および折り畳み解除可能な第2の閉止部分を備える。図で示していない一部の実施形態では、覆い装置は、基礎フレームに対して移動可能であるカバー板をさらに備える。配布ターミナルの折り畳み状態において、カバー板は第1の収容空間に配置される。配布ターミナルの折り畳み解除状態において、カバー板は第1の板本体121の上方において覆われることができる。カバー板は、例えば単一の板の物体とでき、折り畳み可能な板または押し-引き板とすることもでき、カバー板は、硬い板、または、硬いフレームとその硬いフレームに被覆された柔軟な表面とから成る組み合わされたカバー板とすることもでき、カバー板は、平坦な板とでき、凸状の扉板などとすることもできる。カバー板と他の構造との間の連結の関係はヒンジ留めとでき、例えば、カバー板は、基礎フレームにヒンジ留めできる、もしくは、扉板にヒンジ留めでき、または、カバー板は複数の別々の板本体を備えることができ、板本体のうちの一部は基礎フレームにヒンジ留めされ、板本体のうちの一部は扉板にヒンジ留めされ、カバー板も2つの連結ロッドのうちの少なくとも一方などにヒンジ留めされ得る。覆い装置がカバー板を備え、第1の閉止部分141が板から成るとき、板はカバー板に回転可能に連結させることもできる。
本開示の実施形態によって提供される配布ターミナルは、使用者の家の外壁表面に組み立てられてもよく、配達人は、任意の時間に品物を戸口へと届けることができ、小包を配布ターミナルにおいて直接届けることができ、使用者は小包を都合よく持って行くことができる。
先の記載によれば、本開示の上記の実施形態は、以下の利点のうちの少なくとも1つを有する。
配布ターミナルは、小包を収容する必要がないときに折り畳み状態にあり、そのため、占有される空間は比較的小さく、規則性および美的外観が優れており、配布ターミナルは、物品を収容する必要があるときに折り畳み解除状態にあり、そのため収容空間がより大きい。
小包の配達のために使用された後、開けられた構造設計は、都合がよく、使用するのが容易であり、人にやさしく合理的である。
配布ターミナルは、使用者の家の壁に柔軟に設置できる。
第1の扉板と第2の扉板との高さの割合は、実際の必要性に応じて様々に適合でき、そのため構成はより柔軟であり、異なる大きさおよび形の小包を届ける必要性は効果的に満たせる。
停止構造は、折り畳み解除状態において第1の移動可能フレーム本体を位置付けるために使用でき、小包が届けられた後、他の者が悪意を持って扉板を閉じるのを効果的に防止するためにも使用できる。
図8~図16に示しているように、本開示は、一実施形態において、基礎フレーム21と、収容部分と、第1の係止構成要素と、第2の係止構成要素とを備える物品アクセス装置を提供する。基礎フレーム21は装着面に固定されるように構成され、装着面は、鉛直の装着面または傾斜した装着面であり得る。鉛直の装着面は、水平平面と90°を形成する鉛直面と、所定の範囲での鉛直面との角度の逸脱を有する装着面とを備える。例えば、物品アクセス装置は、特定の使用者が物品を取り上げたり物品を置いたりするのに都合がよい位置に固定され得る。家庭用の使用者については、装着面は、使用者の戸口、通路、または建物の戸口の近くに位置付けられ得る。業務用の使用者については、装着面は、会社のオフィスの戸口などの近くに位置付けられ得る。
収容部分は、物品を置くために使用され、物品収容状態と折り畳み状態とを有する。収容部分は、基礎フレーム21において回転可能に配置される第1の移動可能フレーム本体251および扉を備える。第1の移動可能フレーム本体251は、扉の内側に設けられ、収容部分の開放端として供する。第1の移動可能フレーム本体251は、物品収容状態において、収容部分と基礎フレーム21との間の物品保管空間を閉じるように構成されており、扉は、収容部分の下部または他の部分として使用できる。
第1の係止構成要素は、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21との間で係止を実施するように構成され、係合解除された後に物品アクセス装置を開けるように、使用者によって提供される身元識別情報の成功裏の識別の後に係合解除され、そのため、物品が置かれるかまたは取り出される。第2の係止構成要素は、第1の移動可能フレーム本体251と扉との間で係止を実施するように、および、第2の係止構成要素が係止解除される場合に収容部分の状態を折り畳み状態から物品収容状態へと切り替えるように構成される。
物品アクセス装置は、使用者によって提供される身元識別情報の成功裏の識別の後に第1の係止構成要素を係合解除するように構成される身元識別構成要素をさらに備える。物品アクセス装置は、閉状態(図16)、折り畳み解除状態(図14B)、および物品収容状態(図15)を含む3つの状態を有する。例えば、折り畳み解除状態は、第1の移動可能フレーム本体251と扉とが両方で基礎フレーム21に対して開けられる状態であり、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは、所定位置で折り畳み解除されるとき、基礎フレーム21に対して垂直であり得る。使用は、以下の作業を含む。
(1)物品アクセス装置は使用中でないときに閉状態にある。
(2)物品が置かれる必要があるとき、届け者によって提供される身元情報が成功裏に確認された後に係止解除され、同時に、物品アクセス装置は扉を折り畳み解除することで開けることができ、そのため物品アクセス装置は折り畳み解除状態にあり、第1の移動可能フレーム本体251および扉の折り畳み解除の順序は制限されていない。同時に、収容部分が折り畳み状態になおもある。そのため、第2の係止構成要素は係合解除され、第1の移動可能フレーム本体251が、物品を収容するための空間を形成するために扉から離すように引っ張られ、同時に、物品アクセス装置は物品収容状態になる。物品が置かれた後、第1の移動可能フレーム本体251は基礎フレーム21へと移動され、そのため第1の係止構成要素は、収容部分の開放端を閉じるために係止状態にあり、同時に、物品は安全に保管される。
(3)物品が取り出される必要があるとき、取り上げ者によって提供される身元情報が成功裏に確認された後に第1の係止構成要素は係合解除され、同時に、収容部分は第1の移動可能フレーム本体251を駆動することで折り畳まれ得る。したがって、物品が取り出され、第1の移動可能フレーム本体251および扉が折り畳まれ、第1の係止構成要素と第2の係止構成要素とは、折り畳み過程において係止状態にあるが、係止の順序は制限されていない。同時に、物品保管装置は閉状態へと戻される。
一部の実施形態では、第2の係止構成要素は、基礎フレーム21に対する第1の移動可能フレーム本体251および扉の折り畳み解除または折り畳みにおいて係止状態にある。物品が置かれる必要があるとき、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは全体として折り畳み解除され、第2の係止構成要素は、物品収容状態に対する収容部分の状態を切り替えるために第1の移動可能フレーム本体および扉が所定位置で折り畳み解除された後、係止解除される。物品が取り出された後、収容部分は、扉に向かう第1の移動可能フレーム本体251の移動のため、最初に折り畳み状態へと切り替えられ、第2の係止構成要素は係止され、そのため第1の移動可能フレーム本体251および扉は全体として閉状態へと折り畳まれる。
実施形態では、使用者は、第1の移動可能フレーム本体251および扉の折り畳み解除または折り畳みの動作を一回の操作で同時に完了でき、それによって操作作業を単純化し、使用を容易にし、扉の折り畳み解除過程における制御性が良好であり、扉は片手で折り畳み解除でき、そのため操作の難しさが低減される。
一部の実施形態では、本開示の物品アクセス装置は、基礎フレーム21に配置され、物品アクセス装置が閉状態にあるときに第2の係止構成要素が係止解除されるのを防止するように構成される係止保護構成要素をさらに備える。
実施形態の係止保護構成要素は第2の係止構成要素と連動する構造を形成しており、物品アクセス装置が閉状態にあるとき、第1の移動可能フレーム本体251は基礎フレーム21に対して係止状態にあり、その間、扉も基礎フレーム21に対して係止状態にあり、係止保護構成要素による係合解除が防止され、それによって、物品アクセス装置の単純な開閉操作を確保するだけでなく、さらに、何者かが扉を強制的に外向きに引っ張る場合、扉は第1の移動可能フレーム本体251から分離できず、そのため物品アクセス装置は勝手に開けることができず、身元識別が認められた後だけ開けることができ、それによって、人によって行われる操作間違いなどの不適切な使用を防止する。
任意選択で、基礎フレーム21、第1の移動可能フレーム本体251、および扉はすべて長方形の構造のものであり、第1の移動可能フレーム本体251および扉は下端に回転可能に連結され、基礎フレーム21の左端または右端は、例えばヒンジの手法で連結される。図8に示しているように、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは両方で基礎フレーム21の下方端とヒンジ留めされ、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは収容部分の開放端を露出するために下向きに折り畳み解除でき、そのため、第1の移動可能フレーム本体251は、基礎フレーム21と係止されるように上向きに引っ張られ、そのため収容部分は物品収容状態になる。以下に提供されている実施形態は、例として、基礎フレーム21の下端へのヒンジ留めを取ることによってすべて図示されている。
一部の実施形態では、第1の係止構成要素は、基礎フレーム21に対する第1の移動可能フレーム本体251の開放端に配置され、使用者によって提供される身元識別情報の成功裏の識別の後に係止解除されるように構成される。開放端は、第1の移動可能フレーム本体251が初めに基礎フレーム21から逸脱する位置である。図8に示しているように、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは基礎フレーム21の下端に回転可能に連結され、第1の係止構成要素は第1の移動可能フレーム本体251の上端および基礎フレーム21の上端に配置される。この実施形態の採用によって、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21との間の係止はよりしっかりとする。
図8、図11、および図12との組み合わせで、第1の係止構成要素は、基礎フレーム21および第1の移動可能フレーム本体251の一方に形成される係止溝2511と、係止溝2511と協働するために他方に配置される係止フック、係止棒、もしくは係止突片とを備える。または、第1の係止構成要素は、基礎フレーム21および第1の移動可能フレーム本体251にそれぞれ配置され、互いと協働する係止キャッチ、係止フック、または係止棒を備える。使用者によって提供される身元識別情報の成功裏の識別の後、第1の係止構成要素を直接的に係止解除させることができるようにするために、電気係止部216の形態が採用できる。
図8に示しているように、第1の係止構成要素は、基礎フレーム21に配置される電気係止部216と、第1の移動可能フレーム本体251における係止溝2511とを備える。例えば、装着板2181が、左右方向において基礎フレーム21の上壁における中間位置に配置でき、電気係止部216は装着板2181に固定され、そのため電気係止部216は鉛直方向の移動を実現でき、第1の移動可能フレーム本体251はフレーム成形された構造のものであり、係止溝2511は、フレーム成形された構造の上部における中間位置に形成される。係止状態において、電気係止部216は係止溝2511へと挿入され、電気係止部216は係止解除状態において係止溝2511から係止解除される。電気係止部216の損傷を防止するために、保護カバー219が電気係止部216の外側に配置されている。
図9を参照すると、第2の係止構成要素は、弾性部材を備え、弾性部材を外力の下で変形させ、それによって第2の係止構成要素の係止および係止解除を達成する。第1の移動可能フレーム本体251および扉が全体として折り畳み解除状態となった後、扉から離れる方の外力が第1の移動可能フレーム本体251へと上向きに加えられる場合、第2の係止構成要素の係止解除が達成でき、扉に向かう外力が第1の移動可能フレーム本体251へと加えられる場合、第2の係止構成要素の係止が達成できる。
実施形態では、物品アクセス装置の閉状態および物品収容状態では、物品アクセス装置は1つだけの電気係止部によって係止でき、物品アクセス装置は、先行技術における2つの電気係止部を係止解除することの代わりに、1つの電気係止部を係止解除することによって開くことができ、そのため操作過程は単純化でき、制御の難しさが低減でき、さらに、第2の係止構成要素の構造は単純化でき、それによってコストを低減し、加えて、第2の係止構成要素の係止および係止解除は、第1の移動可能フレーム本体251を直接的に押すおよび引っ張ることで達成でき、そのため操作がさらに単純化でき、物品アクセス装置の使用がより便利であり、制御が単純である。
図9に示しているように、第2の係止構成要素は、バネピン組立体2513がピン孔231と協働し、ピン孔231が扉に形成される構造を備える。構造は動作が敏感であり、係止および係止解除は単純な構造によって確実に実施され得る。
一部の実施形態では、第2の係止構成要素はピン本体15131と押圧板25133とをさらに備え、ピン本体15131が第1の移動可能フレーム本体251において装着孔2512にスライド可能に突き通され、押圧板25133は第1の移動可能フレーム本体251において固定され、弾性部材はバネ25132であり、押圧板25133とピン本体15131の第1の端との間に設けられる。図10Aに示しているように、自由状態において、ピン本体15131の第2の端が係止に向けてピン孔231へと伸び入り、図10Bに示しているように、ピン本体15131の第2の端は外力の下で係止解除に向けてピン孔231から後退して出る。
図9に示しているように、第1の移動可能フレーム本体251はフレーム成形された構造のものであり、第2の係止構成要素はフレーム成形された構造の側方のロッドに配置され、装着孔2512はフレーム成形された構造の側方のロッドにおいて形成され、段付き孔である。長手方向に沿うピン本体15131の中間領域には環状のスラストボスが設けられ、バネ25132はピン本体15131の第1の端において袖状とされ、押圧板25133は側方のロッドの内壁に固定され、バネ25132はスラストボスと押圧板25133との間で制限されている。押圧板25133には案内孔25133Aが設けられ、ピン本体15131の第1の端は案内孔25133Aへと伸び、第2の端はピン孔231へと伸び入る、または、ピン孔231から出る。押圧板25133を固定するために、第3の孔2514が、第1の移動可能フレーム本体251の側方のロッドにおいて装着孔2512の上方端および下方端に位置付けられる位置においてそれぞれ形成され、第2の孔25133Bが押圧板25133の案内孔25133Aの上方側および下方側に位置付けられる位置にそれぞれ形成され、留め具が押圧板25133を固定するために第2の孔25133Bおよび第3の孔2514へと挿入される。
一部の実施形態では、ピン本体15131の第2の端またはピン孔231の開放端には、案内部分が設けられ、そのためピン本体15131の第2の端は、ピン孔231に入る、または、ピン孔231から出る。例えば、案内部分には、ピン本体15131の第2の端において球形の表面が設けられてもよく、または、ピン本体15131の第2の端において面取り角または円形の球が設けられ得る。
一部の実施形態では、図10Bに示しているように、第2の係止構成要素が係止解除される必要があるとき、扉から離れる方の外力が第1の移動可能フレーム本体251に加えられ、ピン本体15131の第2の端は、外力のため内向きに後退し、それに応じてスラストボスはバネ25132を圧縮させるように内向きに移動する。図10Aに示しているように、第1の移動可能フレーム本体251と扉とが係止解除された後、ピン本体15131は、バネ25132のリセットの下で、スラストボスが段付き孔に当接するまで伸長し、ピン本体15131の第2の端は、側方のロッドの外面から伸び出す。
これに基づいて、図10Bに示しているように、第2の係止構成要素が係止される必要があるとき、扉へと近づく方の外力が第1の移動可能フレーム本体251に加えられ、ピン本体15131の第2の端は、外力のため内向きに後退し、それに応じてスラストボスはバネ25132を圧縮させるように内向きに移動する。図10Aに示しているように、ピン孔231がピン本体15131と一列にされるとき、バネ25132は、スラストボスが段付き孔に当接するまで、ピン本体15131をバネ25132のリセットの下で外向きに伸ばし、このとき、ピン本体15131の第2の端は係止のためにピン孔231へと伸び入る。
任意選択で、ピン本体15131は、第1の移動可能フレーム本体251が扉に対して開けられるときの回転方向に対して垂直である。この方法では、外力は第1の移動可能フレーム本体251に対して垂直に直接的に加えることでき、第2の係止構成要素の係止および係止解除が実現でき、すべての加えられる力が第2の係止構成要素に作用し、そのため操作が比較的省力化できる。
一部の実施形態では、第1の移動可能フレーム本体251および扉は両方ともフレーム成形された構造のものであり、少なくとも1つの第2の係止構成要素が、フレーム成形された構造の周囲方向に沿って配置される。図10Aおよび図10Bに示しているように、2つの第2の係止構成要素が、第1の移動可能フレーム本体251と扉との間の係止をより信頼できてしっかりとさせるために、扉の左側および右側のロッドにそれぞれ配置でき、外力が係止解除に向けて加えられるとき、第1の移動可能フレーム本体251の左側および右側における応力をより平衡させることができ、それによって、構成要素の合致する精度および耐用期間に影響を与える横への逸脱の現象の発生を防止することができる。一部の実施形態では、第2の係止構成要素は、固定の堅固さを高めるために、第1の移動可能フレーム本体251の開放端および扉の近くに配置できる。
一部の実施形態では、図8および図11を参照すると、第2の係止構成要素は弾性部材を備え、弾性部材は外力の下で変形させることができ、それによって第2の係止構成要素を係止解除する。前述の係止保護構成要素は停止構造215を備え、停止構造215は、第2の係止構成要素が係止解除されるのを防止するように、物品アクセス装置が閉状態にあるときに弾性部材の状態変化を防止するために基礎フレーム21に配置される。
実施形態における停止構造215は、第2の係止構成要素と連動する構造を形成しており、物品アクセス装置が閉状態にあるとき、第1の移動可能フレーム本体251は基礎フレーム21に対して係止状態にあり、その間、扉も第1の移動可能フレーム本体251に対して係止状態にあり、このとき、第2の係止構成要素は停止構造215の阻止の下で係止解除できない。何者かが扉を強制的に外向きに引っ張る場合、扉は第1の移動可能フレーム本体251から分離できず、そのため物品アクセス装置は勝手に開けることができず、身元識別が認められた後だけ開けることができ、それによって、人によって行われる操作間違いなどの不適切な使用を防止する。
一部の実施形態では、係止保護構成要素は案内部材217をさらに備え、案内部材217と停止構造215とは反対に配置され、案内部材217は、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21との係合過程において、案内部材217と停止構造215との間の空間に入るように第1の移動可能フレーム本体251を案内するために使用される。第1の係止構成要素が係止状態にあるとき、第1の移動可能フレーム本体251は案内部材217と停止構造215との間に埋め込まれる。
実施形態の採用によって、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21との係止は滑らかに達成でき、そのため、停止構造215は第2の係止構成要素の係止解除を確実に防止し、それによって、位置の逸脱による停止構造215の機能上の失陥を防止する。
一部の実施形態では、停止構造215および案内部材217の自由端には案内部分2171が設けられ、外向きに拡張する開口が2つの案内部分2171の間に形成される。この場合、第1の移動可能フレーム本体251は、閉じる過程の間に左右に揺すられる場合であっても、案内部材217と停止構造215との間の空間に滑らかに入ることができる。例えば、案内部分2171は、停止構造215もしくは案内部材217の反対側に配置された傾斜部とできる、または、停止構造215もしくは案内部材217の自由端は外向きに偏向させることができる。
特定の実施形態では、図8および図12に示しているように、基礎フレーム21において閉じられた後に第1の移動可能フレーム本体251の高さに適応するために、ボス218が基礎フレーム21に配置され、そのため、ボス218の制限する作用のため、閉じられた後に第1の移動可能フレーム本体251が鉛直状態になる。ボス218の内側輪郭の形は第1の移動可能フレーム本体251の形に適合できる。停止構造215は、制限板を採用でき、ボス218の内側の側壁において第2の係止構成要素に対応する位置に固定される。例えば、2つの第1の孔2182がボス218の内側の側壁において高さ方向に沿って形成され、2つの第4の孔2152が制限板の対応する位置にそれぞれ形成され、留め具8は、停止構造215の固定を達成するために第4の孔2152および第1の孔2182に突き通る。装着溝2111が、厚さ方向に沿ってボス218より高い基礎フレーム21の内側壁に形成され、案内部材217が留め具によって装着溝2111に固定でき、停止構造215を向く案内部材217の一方の側には、第1の移動可能フレーム本体251の通常の閉じることに影響を与えるように留め具が突出するのを防止するために、回避溝2172が設けられ得る。
一部の実施形態では、本開示の物品アクセス装置は、収容部分が物品収容状態にあるとき、扉の折り畳み角度を制限するように構成される制限構成要素をさらに備える。物品が収容部分に保管され、開放端が閉じられる状態において、制限構成要素は、扉が物品を押し出すように強制的に折り畳まれるのを防止するために扉の折り畳みの振れ幅を制限し、それによって、人によって行われる破壊および不適切な使用を回避する。
任意選択で、制限構成要素は、収容部分が物品収容状態にあるときに扉が折り畳まるのを制限するために、扉と第1の移動可能フレーム本体251との間に配置される。図8における描写を参照すると、制限構成要素が図に示されていないため、制限構成要素は、扉が折り畳まるのを制限するように扉の完全に折り畳み解除された状態で扉を係止するために、扉と基礎フレーム21の側壁との間に配置され得る。または、制限構成要素は、物品が収容部分に保管され、扉が折り畳まるのを防止するように開放端が閉じられる状態において、扉の位置と第1の移動可能フレーム本体251の位置とを係止するために扉と第1の移動可能フレーム本体251の側方との間に配置され得る。
実施形態の採用によって、収容部分に保管された物品は良好に保護でき、物品の保管の安全性が向上され、物品は、体積が大きかろうが小さかろうが、押し出されるのが防止でき、人によって行われる破壊および不適切な使用が回避できる。
任意選択で、物品アクセス装置は、物品アクセス装置が閉状態にあるときに第2の係止構成要素が係止解除されるのを防止するように構成される係止保護構成要素をさらに備え、係止保護構成要素は、収容部分が物品収容状態にあるときに第2の係止構造が係止状態に入るのを防止するように構成される制限構成要素としても供する。
一部の実施形態では、物品が収容部分に保管され、開放端が閉じられる状態において第1の移動可能フレーム本体251は停止構造215と案内部材217との間に埋め込まれ、停止構造215は、ピン本体15131が後退するのを妨げ、同時に、何者かが物品アクセス装置を閉状態へ切り替えるために扉を上向きに押し戻す場合、ピン本体15131は後退できず、そのため扉は閉じることができず、したがって、物品は、人によって行われる不適切な使用による押し出しによって損傷されることを防止できる。
実施形態の採用によって、係止保護構成要素は2つの方法で機能し、すなわち、物品アクセス装置が使用されないとき、扉が外力によって強制的に引っ張り空けられるのを防止し、物品アクセス装置が物品収容状態にあるとき、扉が物品を押し出そうとする外力によって押し戻されるのを防止する。このような構造は、係止構造をさらに単純化でき、操作の難しさをさらに低減できる。
一部の実施形態では、図14Bに示したように、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは、両方ともフレーム成形された構造のものであり、閉じたフレーム成形された構造として設計できる、または、基礎フレーム21に近い位置において開放端のフレーム成形された構造が設けられる。物品アクセス装置の折り畳み解除状態において、第1の移動可能フレーム本体251は、扉によって成形され、周囲方向において扉の内側壁に合致するように適合される領域において折り畳まれ得る。
例えば、第1の移動可能フレーム本体251は、厚さ方向において扉の上部の近くの位置に配置され、そのため第2の係止構成要素を係止解除するために外力を加えるのが容易となり、これは、第1の移動可能フレーム本体251が、収容部分の開放端の大きさを増加させるように周囲方向において扉の内側壁に合致するように適合されるのに有利である。さらに、第1の移動可能フレーム本体251と扉の下部との間の空間を増大させることができ、これは、収容部分により大きい体積を提供するのに有利である。
一部の実施形態では、図15に示しているように、収容部分は第2の移動可能フレーム本体252と、例えば耐カット性の材料から作られる柔軟カバー層24とをさらに備え、柔軟カバー層24は第1の移動可能フレーム本体251と扉との間に配置され、収容部分が物品収容状態にあるとき、扉は収容部分の下部支持体を形成し、重たい物品が置かれるときに信頼できる支持を提供することもできる。第2の移動可能フレーム本体252は柔軟カバー層24の周囲方向に沿って配置できる。折り畳み解除された後に柔軟カバー層24の安定性を向上させるために、折り畳み解除された後、複数の第2の移動可能フレーム本体252が第1の移動可能フレーム本体251と扉との間に間隔を置いて配置され得る。収容部分の折り畳み状態において、第2の移動可能フレーム本体252は、互いと近くにあり、第1の移動可能フレーム本体251および扉の近くにある。折り畳み状態における収容部分は、扉が折り畳み解除された後に形成される箱本体空間に配置される。
一部の実施形態では、図14Aおよび図14Bに示しているように、扉は、連結ロッド23の2つのグループと、第1の板本体221と、第2の板本体222とを備える。2つのグループの連結ロッド23の第1の端は、基礎フレーム21の両側に回転可能に連結され、例えば、基礎フレーム21の下端領域に連結される。2つの連結ロッド23は、図14Aおよび図14Bにおける両側にそれぞれ配置され、当然ながら、複数の連結ロッド23は、基礎フレーム21の高さ方向に沿って配置されてもよい。第1の板本体221の第1の端は、基礎フレーム21の下部に回転可能に連結され、扉の折り畳み解除状態において、連結ロッド23の下方に位置付けられる。第2の板本体222の左端および右端が、連結ロッド23の2つのグループの第2の端および第1の板本体221の第2の端にそれぞれ回転可能に連結される。
連結ロッド23の各々のグループ、第1の板本体221、第2の板本体222、および基礎フレーム21は、側面において平行四辺形の連結ロッド機構を構成し、図14Bに示しているように、物品アクセス装置が折り畳み解除状態にあるとき、連結ロッド機構は箱形の構造を形成するように長方形となり、物品アクセス装置が閉状態になるとき、連結ロッド機構は徐々に折り畳まれ、連結ロッド23と第1の板本体221とは互いに徐々に近づき、図16に示しているような閉状態では、第1の板本体221と第2の板本体222とは、非使用状態において物品アクセス装置によって占められる空間を低減するために同一平面上である。
図14Bに示しているように、補強片が、扉の強度を増加させるために、および、収容部分の耐荷重能力を増加させるために、第1の板本体221および第2の板本体222の内壁または外壁に配置され得る。
図16に示しているように、第1の板本体221に近い第2の板本体222の一端、および/または、第2の板本体222に近い第1の板本体221の一端には、扉が開けられるかまたは閉じられるときに力適用場所として供するために取手223が設けられ、取手は扉を引くために形成される。
上記の実施形態において言及されている身元識別構成要素は様々な構造的な形態を採用でき、例えば、身元識別は、コード走査、顔特定、声特定、指紋特定、識別コード確認などを用いて実施でき、電子的な係止構成要素は、成功裏の識別の後に係止解除される。代替で、遠隔制御の係止解除は、wifiモジュールおよび/またはBluetooth(登録商標)モジュールを通じて携帯端末のアプリケーションで実施されてもよい。身元特定機能を実現するために、図16に示しているように、人-コンピュータの交流画面261とカメラ262とが基礎フレーム21に配置でき、人-コンピュータの交流画面261は、情報を表示すること、または、使用者の身元特定を受信することなどの操作を実施でき、カメラ262は顔の特定を提供できる。また、太陽パネル271が基礎フレーム21に配置されてもよい。
一部の実施形態では、物品アクセス装置は速達箱であり、対応するように、物品は速達である。速達箱は特定の使用者および関連する配達人によって使用でき、届け者による身元情報入力の成功裏の識別の後、第1の移動可能フレーム本体251と扉とが全体として折り畳み解除され、第2の係止構成要素の折り畳み解除状態において、収容部分は物品収容状態において折り畳み解除され、そのため届け者は速達を収容部分に都合よく置くことができ、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21とは、速達が置かれた後に係止され、取り上げ者による身元情報入力の成功裏の識別の後、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21とは係止解除され、収容部分は、速達が取り出された後に折り畳まれ、第1の移動可能フレーム本体251と扉とが全体として戻されて係止され、次に第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21とは係止され、それによって、非使用状態において速達箱によって占められる空間を低減する。
共有された速達キャビネットと異なり、速達箱は、単純な構造と小さい体積とを有し、配達を送りおよび受け取り、オンラインショッピングを実施する使用者の要求に柔軟に適合でき、使用者が速達を受け取りおよび送るのに使用者にとってより都合がよく、速達にアクセスする間の届け者または取り上げ者の利便性を向上させる。異なる使用の状況では、届け者および取り上げ者は、配達人および使用者の一方にそれぞれ対応する。
物品アクセス装置は、速達を届けるために配達人によって使用でき、速達を取り上げるために使用者によって使用でき、配達人の届ける時間および使用者が受け取る時間が合致できないとき、届ける時間が短縮でき、届ける効率が向上でき、速達の一時的な保管の安全性が向上でき、物品アクセス装置は、速達を家で取り上げるために配達人を待つことなく、使用者によって郵便、交換、または返品のために使用することもでき、それによって、速達を送るとき、および、交換または返品のとき、使用者の体験を向上させる。構造は、速達を保管する必要性を満たすだけでなく、通常の条件の下での使用していないときに占められる空間を低減することもでき、単純な構造を有している。
図8~図16との組み合わせで、速達箱として供するためのこのような構造の物品アクセス装置の使用方法を示すために、配達人が速達を届ける必要があり、使用者が速達を取り出すことが、例として用いられている。
(1) 配達人は物品アクセス装置を係止解除する。
配達人が届け者として供し、速達を物品アクセス装置に置く必要があるとき、電子商取引または速達などの第三者のプラットフォームは、当該の速達の注文情報に従って置かれ、例えば、物品アクセス装置を配達人に開けさせる、または、配達人の人識別情報(指紋、顔、音など)と物品アクセス装置の識別情報とを結び付ける識別コード、グラフィックコードなど、物品アクセス装置を開けるための配達人の許可を開封する必要がある物品アクセス装置と一致し、この方法では、配達人は、身元特定を介して、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21との間の第1の係止構成要素を係止解除でき、電気係止部216は、係止溝2511から解除される。
(2) 配達人は物品アクセス装置を開け、速達を中に置く。
第1の移動可能フレーム本体251と扉とは全体として下向きに折り畳み解除され、このとき、第2の係止構成要素は係止状態にあり、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは、基礎フレーム21に対して垂直となるように両方で折り畳み解除され、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは基礎フレーム21の下部によって制限される。このとき、第1の移動可能フレーム本体251は、第2の係止構成要素を係止解除するために上向きに引っ張られ、速達は収容部分に置かれ、第1の移動可能フレーム本体251は、基礎フレーム21と係止されるまで上に引き続き引っ張られ、そのため収容部分の開放が閉じられる。
(3) 使用者は物品アクセス装置を係止解除する。
使用者の身元識別情報は次の方法によって得ることができる。
1. 身元情報を介して物品アクセス装置と関連付けられた使用者は、物品アクセス装置を開けるためのあらかじめ設定されたパスワード、入力された指紋、顔、または声の情報など、物品アクセス装置の身元識別情報を直接的に所有できる。
2. 使用者が速達を持って行くために他の者を見つける必要がある場合、配達人は、速達を置いた後、取り上げコードを使用者の携帯端末へと送信でき、取り上げコードを知る使用者は、取り上げコードを識別することで係止解除を実施できる。
3. 使用者が速達を持って行くために他の者を見つける必要がある場合、配達人は、速達を置いた後、携帯端末を通じて第三者のプラットフォームへと速達保管情報を送信でき、第三者のプラットフォームは取り上げコードを使用者の携帯端末へと送信し、取り上げコードを知る使用者は、取り上げコードを識別することで係止解除を実施できる。
物品アクセス装置が係止解除された後、電気係止部216は係止溝2511から係止解除される。
(4) 使用者は物品アクセス装置を開け、速達を取り出す。
使用者は、第1の移動可能フレーム本体251と扉とが第2の係止構成要素によって係止されるまで収容部分を折り畳むために第1の移動可能フレーム本体251を下向きに押し、速達はこのときに取り出される。次に、第1の移動可能フレーム本体251と基礎フレーム21とが第1の係止構成要素によって係止されるまで、第1の移動可能フレーム本体251と扉とは全体として上向きに折り畳まれ、そのため速達箱は閉状態にある。
同様に、本開示の物品アクセス装置は、物品を送る、戻す、または交換するためにも使用でき、配達人は、速達を戸別に取り上げる必要がある。上記の使用の状況と異なり、使用者が速達を置く必要があるとき、身元情報を介して物品アクセス装置と関連付けられている使用者は、物品アクセス装置の身元識別情報を直接的に所有でき、使用者が速達を送るために他の者を見つけた場合、使用者は身元識別情報について他者に言うことができる。
次に、速達を保管した後、使用者は、送ることまたは戻すことが必要とされることを第三者のプラットフォームに案内する必要もあり、配達人が戸別に物品を取り上げることになることを望み、第三者のプラットフォームは、物品を取り上げるための適切な配達人を配置し、物品を取り上げようとする配達人へと身元識別情報を送り、そのため、取り上げサービスを配置する柔軟性が向上できる、または、使用者に親しい配達人がある場合、使用者は取り上げコードを配達人に直接的に送ることもできる。
本開示によって提供される配布ターミナルおよび物品アクセス装置が、上記において詳細に記載されている。本開示の原理および実施形態は、本明細書において特定の実施形態を参照して記載されている。上記の実施形態の記載は、本開示の方法および本開示の核心の考えを理解するのを助けるためだけに用いられる。当業者が、本開示の原理から逸脱することなく、本開示に対していくつかの改良および変更を行え、これらの改良および変更も本開示の請求の保護の範囲内にあることは、留意されるべきである。