JP7061523B2 - 車載用カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明は車載用カラオケ装置に関する。
従来から、観光バスなどの大型車両にカラオケ装置を搭載し、乗客にカラオケ歌唱を提供するサービスが行われていた。また、車両に搭載されるカラオケ装置(車載用カラオケ装置)で利用できる様々な技術が提案されている。たとえば、特許文献1には、走行地域にちなんだ楽曲をリコメンド可能な車載用カラオケ装置が開示されている。
特開2010-128304号公報
ところで、車載用カラオケ装置は、宴会場や宿泊施設、或いはカラオケ店舗等で使用される一般的なカラオケ装置と同様、カラオケ歌唱の評価機能を備えている。
一方、車両内でカラオケ歌唱を行う場合、道路の凹凸やカーブ等の走行に伴う車両の揺れや振動の影響により、カラオケ歌唱が妨げられる可能性がある。その場合、カラオケ歌唱の評価が低くなる。
本発明の目的は、車両の走行状況を考慮してカラオケ歌唱の評価を行うことが可能な車載用カラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、車両に搭載し、車内でカラオケ歌唱を行うための車載用カラオケ装置であって、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める評価部と、加速度センサの出力に応じて、前記車両の特定の動きに対応する走行情報を取得する取得部と、前記走行情報に基づいて、前記評価の補正を行う補正部と、を有する車載用カラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、車両の走行状況を考慮してカラオケ歌唱の評価を行うことができる。
第1実施形態に係る車載用カラオケ装置を搭載した車両を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 第1実施形態に係る記憶部に記憶されている補正テーブルを示す図である。 第1実施形態に係る補正前後の評価等を示す図である。 第1実施形態に係る表示装置に表示される評価を示す図である。 第1実施形態に係る車載用カラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 第2実施形態に係る記憶部に記憶されている補正テーブルを示す図である。 第2実施形態に係る補正前後の評価等を示す図である。 第2実施形態に係る車載用カラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1~図7を参照して、第1実施形態に係る車載用カラオケ装置について説明する。
==車両==
車両1は、観光バス等の自動車である。図1に示したように、車両1は加速度センサS、及びカラオケ装置Kを搭載している。
==加速度センサ==
加速度センサSは、車両1に作用する加速度を検出するセンサである。加速度センサSは、たとえば、互いに直交する3つの軸方向毎の加速度を検出するアナログ式の3軸加速度センサ等、公知のセンサを利用することができる。
アナログ式の3軸加速度センサは、3つの検出軸のそれぞれに対応する3つの出力端子を備えており、3つの出力端子のそれぞれから、その出力端子に対応する軸方向に作用する加速度を示す電圧信号をカラオケ装置K本体に出力する。
たとえば、車両1が道路を走行している場合、路面の凹凸に起因する上下方向の加速度や、加減速操作に応じた水平方向の加速度が車両1に作用する。また、車両1がカーブ等を走行する場合には、車両1に遠心力が作用する。更に、車両1が駆動源としてエンジンを備える場合には、エンジンの振動に由来する加速度が作用する。加速度センサSは、これらの成分を検出し、カラオケ装置Kに出力する。
加速度センサSは、少なくともカラオケ装置Kを利用してカラオケ歌唱が行われている間、加速度の検出を行う。
==カラオケ装置==
カラオケ装置Kは、車両1に乗車した利用者が、車内でカラオケ歌唱を行うための装置である。図2に示すように、カラオケ装置Kは、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。本実施形態に係るカラオケ装置Kは「車載用カラオケ装置」に相当する。
スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。また、本実施形態に係る表示装置30は、カラオケ歌唱の評価(後述)を表示する「表示部」として機能する。マイク40は利用者の歌唱音声(マイク40への入力音声)をアナログの音声信号(歌唱音声信号)に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者はリモコン装置50を用いてカラオケ歌唱を希望する楽曲の検索や選曲(予約)等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのアイコン等が表示される。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図2に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPUおよびメモリ(図示なし)を備える。CPUは、メモリに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリは、CPUに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、たとえば、カラオケ装置Kにおいて使用する複数の楽曲データを記憶する。楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲ID(識別情報)が付与されている。楽曲データは、カラオケ演奏を行うための伴奏データ、カラオケ歌唱の評価に使用するリファレンスデータ、歌詞テロップデータ、背景画像データ、及び楽曲の属性情報(楽曲名、歌手名、作詞・作曲者名、ジャンル等の楽曲に関する情報)を含む。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、楽曲に対するカラオケ演奏の制御およびマイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる。或いは、表示処理部15は、リモコン装置50の表示画面に操作入力用の各種アイコンを表示させる。操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、利用者によるカラオケ装置Kのパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
車両1に乗車した利用者は、リモコン装置50を介してカラオケ楽曲の選曲を行う。カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏を行いつつ、表示装置30に歌詞や背景映像を表示させる。利用者は、表示された歌詞を参照しながら、マイク40を介してカラオケ歌唱を行うことができる。
なお、車両1に予め設置されている車両用スピーカを、スピーカ20の代わりに利用してもよい。また、車両に搭載されているカーナビゲーション装置を、表示装置30やリモコン装置50の代わりとして機能させてもよい。
==カラオケ本体==
図3に示したように、本実施形態におけるカラオケ本体10は、評価部100、取得部200、補正部300、及び表示制御部400を有する。評価部100、取得部200、補正部300、及び表示制御部400は、制御部11のCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[評価部]
評価部100は、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める。
カラオケ歌唱の評価は、たとえば、採点値として求めることができる。カラオケ歌唱に基づく採点値の取得は、公知の手法を用いることができる。たとえば、評価部100は、マイク40から入力された歌唱音声信号から、ピッチ(音高)データ、音量データ等の歌唱音声データを抽出し、楽曲のリファレンスデータと比較することにより、採点値を得る。採点値は、具体的な数値(0~100点)であってもよいし、いくつかの区分に分類されたランク(たとえばA~Jの10段階評価)であってもよい。
本実施形態において、評価部100は、歌唱区間毎(たとえば、1番のAメロ、1番のBメロ、1番のサビ、2番のAメロ・・・)にカラオケ歌唱の評価を行う。各歌唱区間におけるカラオケ歌唱の評価は、各歌唱区間のカラオケ演奏が終了する都度行ってもよいし、全ての歌唱区間のカラオケ演奏が終了した後に行ってもよい。
なお、評価は、音程の正確性、安定性、歌唱技法等の歌唱表現力を含んでいてもよい。また、評価部100は、これらの評価を加味して採点値を求めてもよい。
[取得部]
取得部200は、加速度センサSの出力に応じて、走行情報を取得する。
走行情報は、車両1の特定の動きに対応する情報である。特定の動きは、たとえば、凹凸のある道路の走行に伴う車両1の揺れや振動、車両の発進や停止、或いはカーブの走行や車両1の方向転換である。
たとえば、カラオケ歌唱の最中に車両1が振動すると利用者の声が震えてしまう恐れがある。また、カラオケ歌唱の最中にカーブを走行すると、遠心力によりカラオケ歌唱を行う利用者の体勢が傾いてしまう恐れがある。いずれの場合も車両1内におけるカラオケ歌唱を妨げる要因となる。すなわち、走行情報は、カラオケ歌唱の評価に悪影響を与える可能性がある情報である。
取得部200は、加速度センサSからの出力に基づいて走行情報を取得する。たとえば、取得部200は、加速度センサSが出力する信号をフィルタリングすることにより、加速度が変化した要因(タイプ)及び加速度の変化の程度(レベル)を走行情報として取得する。加速度が変化した要因は、たとえば、「振動」、「揺れ」、「旋回(カーブの走行や方向転換)」、「発進」、「停止」である。加速度の変化の程度は、たとえば、「小規模(加速度の変化が1~10%)」、「中規模(加速度の変化が11%~30%)」、「大規模(加速度の変化が31%以上)」といった三段階のレベルに分けることができる。
たとえば、車両1が凹凸のある路面を走行したとする。この場合、加速度センサSは、路面の凹凸に由来する加速度を示す信号をカラオケ本体10に入力する。取得部200は、この信号をフィルタリングすることにより、たとえば、「振動」・「中規模」という走行情報を取得することができる。
取得部200は、取得した走行情報を補正部300に出力する。走行情報を出力するタイミングは様々である。たとえば、取得部200は、取得した走行情報を順次、制御部11のメモリに一時的に保存する。そして、カラオケ歌唱の終了後、取得部200は、時系列に記憶されている走行情報をメモリから読み出し、補正部300に出力する。或いは、取得部200は、走行情報を取得する都度、補正部300に出力してもよい。
[補正部]
補正部300は、走行情報に基づいて、評価の補正を行う。
評価の補正は様々な方法が可能である。たとえば、評価が採点値として得られている場合、補正部300は、走行情報に基づく補正値を採点値に加算することにより、評価を補正することができる。或いは、補正部300は、走行情報に基づく補正係数で採点値を乗算することにより、評価を補正することができる。補正値や補正係数は、予め設定されている補正テーブルを利用してもよいし、所定の変換式を用いて算出してもよい。
補正テーブルは、たとえば図4に示すように、加速度が変化した要因(5つのタイプ)及び加速度の変化の程度(3段階のレベル)に応じて、15種類の補正値が設定されている。
補正部300は、取得部200から出力された走行情報を補正テーブルに当てはめることにより、一の補正値を取得し、評価部100により得られた評価(採点値)の補正を行う。
たとえば、評価部100により、利用者Aの楽曲Xの歌唱区間D1における採点値として「91.2点」という値が求められたとする。一方、取得部200により、利用者Aが歌唱区間D1のカラオケ歌唱を行っている際に走行情報として「振動」・「小規模」を取得したとする。
この場合、補正部300は、図4の補正テーブルを参照し、「振動」・「小規模」に当たる補正値「+1」を取得する。補正部300は、補正値「+1」を採点値に加算することで、歌唱区間D1における採点情報「92.2点」を求める。補正部300は、歌唱区間毎に採点値の補正を行う。なお、取得部200により走行情報が取得されなかった場合、補正部300は、補正値「0」で処理を行う(つまり、特段の補正は行わない)。
図5は、利用者Aが楽曲Xのカラオケ歌唱を行って得られた歌唱区間毎の採点値、歌唱区間毎の走行情報、補正後の採点値、及び採点値の平均値(補正前後)の例を示している。この例において、歌唱区間D3、D8については走行情報が取得されていないため、採点値の補正も行われていない。
なお、採点値の範囲が0~100点の場合に、補正値を採点値に加算することによって、100点(満点)を越えてしまう可能性がある。この場合、補正部300は、100点を越える歌唱区間については、補正後の採点値を100点に制限することでもよいし、100点を越えた値をそのまま当該歌唱区間の採点値としてもよい。但し、後者の場合、補正部300は、採点値の平均値については、100点に制限することが好ましい。
[表示制御部]
表示制御部400は、補正された評価を表示部(表示装置30)に表示する。
表示制御部400は、様々な表示態様で補正された評価を表示することができる。図5に示したような評価が得られた場合、表示制御部400は、たとえば、補正後の採点値の平均値(87.34点)のみを表示させる。或いは、表示制御部400は、補正後の採点値の平均値(87.34点)と、補正前の採点値の平均値(79.96点)とを並べて表示させる。或いは、表示制御部400は、歌唱区間D1~D8毎の補正後の採点値を並べて表示させてもよい。なお、歌唱区間毎に補正後の採点値を表示させる場合、補正されていない歌唱区間(図5の例であれば、歌唱区間D3、D8)もあり得る。この場合、表示制御部400は、補正されていない採点値については、元の採点値をそのまま表示させる。
更に、表示制御部400は、補正された評価と、補正に用いた走行情報とを対応付けて表示することでもよい。
たとえば、図5の例において、歌唱区間D1は、振動の影響を考慮して採点値に対して「+1点」し、歌唱区間D2は、振動の影響を考慮して採点値に対して「+2点」し、歌唱区間D4は、旋回の影響を考慮して採点値に対して「+15点」し、歌唱区間D5は、振動の影響を考慮して採点値に対して「+1点」し、歌唱区間D6は、揺れの影響を考慮して採点値に対して「+10点」し、歌唱区間D7は、停止の影響を考慮して採点値に対して「+30点」している。
この場合、表示制御部400は、図6に示すように、補正後の採点値の平均値と併せて、補正を行った歌唱区間毎に、その要因と補正値をコメントとして表示させる。
==車載用カラオケ装置における処理について==
次に、図7を参照して本実施形態に係るカラオケ装置Kにおける処理の具体例について述べる。図7は、カラオケ装置Kにおける処理例を示すフローチャートである。この例では、カラオケ装置Kは車両1に搭載されている。そして、車両1に乗車した利用者が、カラオケ装置Kを利用して、走行中の車内でカラオケ歌唱を行ったとする。また、この例では、車両1の走行中に何らかの走行情報が取得されるものとして説明を行う。
評価部100は、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を行う(カラオケ歌唱の評価。ステップ10)。
取得部200は、加速度センサSの出力に応じて、車両1の走行情報を取得する(走行情報の取得。ステップ11)。
取得部200は、ステップ11で取得した走行情報を記憶部13に一時的に記憶させる(走行情報の記憶。ステップ12)。
カラオケ歌唱が終了した後(ステップ13でYの場合)、補正部300は、ステップ11で取得した走行情報に基づいて、評価の補正を行う(評価の補正。ステップ14)。
表示制御部400は、ステップ14で補正された評価を表示装置30に表示する(評価の表示。ステップ15)。
以上で述べた通り、本実施形態に係るカラオケ装置Kは、車両1に搭載し、車内でカラオケ歌唱を行うための装置である。カラオケ装置Kは、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める評価部100と、加速度センサSの出力に応じて、車両1の特定の動きに対応する走行情報を取得する取得部200と、走行情報に基づいて、評価の補正を行う補正部300と、を有する。
このように、走行情報に基づいて評価(たとえば、採点値)を補正することにより、車両1の振動や揺れ、或いはカーブを走行する際の影響等で上手くカラオケ歌唱を行うことが出来なかった場合であっても、カラオケ歌唱の評価が極端に悪くなることは無い。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置Kによれば、車両1の走行状況を考慮してカラオケ歌唱の評価を行うことができる。
また、カラオケ装置Kは、補正された評価を表示装置30に表示する表示制御部400を有する。表示制御部400は、補正された評価と、補正に用いた走行情報とを対応付けて表示することができる。このような表示を行うことにより、利用者は、どのような走行情報に基づいて評価が補正されたのかを視覚的に把握できる。
<第2実施形態>
次に、図8~図11を参照して、第2実施形態に係る車載用カラオケ装置について説明する。本実施形態では、走行状況と併せて利用者の感情を考慮して評価の補正を行う例について述べる。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
図8に示したように、本実施形態におけるカラオケ本体10は、評価部100、取得部200、補正部300、表示制御部400、及び感情分析部500を有する。評価部100、取得部200、補正部300、表示制御部400、及び感情分析部500は、制御部11のCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[感情分析部]
感情分析部500は、カラオケ歌唱を行う利用者の顔を撮影して得られた顔画像データに基づいて、当該利用者の感情を分析し、感情データを取得する。
利用者の顔の撮影は、撮影装置(図示なし)により行われる。撮影装置は、カラオケ歌唱を行う利用者の顔を撮影し、顔画像(顔画像データ)を取得するための装置である。撮影装置は、カラオケ装置Kが搭載されている車両1内に少なくとも1台設置される。撮影装置は、取得した顔画像をカラオケ装置Kに出力する。撮影装置による撮影は、たとえば、カラオケ歌唱の最中において任意のタイミング(たとえば歌唱区間毎)で行われる。
顔画像(顔画像データ)を用いた感情分析の処理は、公知技術を利用することができる。たとえば、「BeesightMARKII」(株式会社アーツエイハン。「Beesight」は登録商標)によれば、人の顔画像から6種類の感情を分析し、感情毎のパラメータを得ることができる。また、特開2017-156854号公報に記載されている畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network:CNN/ConvNet)によれば、ある特定の感情のパラメータを得ることができる。
顔画像データの入力を受けた場合、感情分析部500は、上記の公知技術を利用して利用者の顔画像を分析し、いくつかの感情に関するパラメータを求める。
たとえば、カラオケ歌唱を行っている最中の急な減速に伴って、利用者が「不安」の感情を抱いたとする。感情分析部500は、その際に撮影された顔画像を分析することにより、「不安」の感情に関するパラメータを求める。なお、感情分析部500による処理は、顔画像データの入力を受ける都度行ってもよいし、カラオケ歌唱終了後にまとめて行ってもよい。
[補正部]
本実施形態に係る補正部300は、走行情報及び感情データに基づいて評価の補正を行う。
評価の補正は様々な方法が可能である。たとえば、評価が採点値として得られている場合、補正部300は、走行情報に基づく補正値に、感情データに基づく補正係数を乗算した値を採点値に加算することにより、評価を補正することができる。或いは、補正部300は、走行情報に基づく補正値を採点値に加算した値に、感情データに基づく補正係数を乗算することにより、評価を補正することができる。補正値や補正係数は、予め設定されている補正テーブルを利用してもよいし、所定の変換式を用いて算出してもよい。
感情データ用の補正テーブルは、たとえば図9に示すように、感情のタイプ(3つのタイプ)に応じた補正係数が設定されている。
補正部300は、取得部200から出力された走行情報を図4の補正テーブルに当てはめることにより、一の補正値を取得する。更に、補正部300は、感情分析部500で求められた感情データを図9の補正テーブルに当てはめることにより、一の補正係数を取得し、一の補正値を特定した補正係数で乗算し、採点値に加算することで、評価部100により得られた評価(採点値)の補正を行う。
たとえば、評価部100により、利用者Aの楽曲Xの歌唱区間D2における採点値として「84.8点」という値が求められたとする。また、取得部200により、利用者Aが歌唱区間D2のカラオケ歌唱を行っている際に走行情報として「振動」・「中規模」を取得したとする。更に、感情分析部500により、利用者Aが歌唱区間D2のカラオケ歌唱を行っている際の感情データとして「動揺」の感情が求められたとする。
この場合、補正部300は、図4の補正テーブルを参照し、「振動」・「中規模」に当たる補正値「+2」を取得する。更に、補正部300は、図9の補正テーブルを参照し、「動揺」に当たる補正係数「1.1」を取得する。補正部300は、補正値「+2」を補正係数「1.1」で乗算することにより、新たな補正値「+2.2」を取得する。補正部300は、新たな補正値「+2.2」を採点値「84.8点」に加算することにより、歌唱区間D2における採点情報「87.0点」を求める。補正部300は、歌唱区間毎に採点値の補正を行う。なお、感情分析部500により感情データが取得されなかった場合、補正部300は、補正係数「1.0」で処理を行う(つまり、感情データに基づく補正は行わない)。
図10は、利用者Aが楽曲Xのカラオケ歌唱を行って得られた歌唱区間毎の採点値、歌唱区間毎の走行情報、感情データ、補正後の採点値、及び採点値の平均値(補正前後)の例を示している。この例において、歌唱区間D1、D3、D5、D8については感情データが取得されていないため、感情データに基づく採点値の補正は行わない。
==車載用カラオケ装置における処理について==
次に、図11を参照して本実施形態に係るカラオケ装置Kにおける処理の具体例について述べる。図11は、カラオケ装置Kにおける処理例を示すフローチャートである。この例では、カラオケ装置Kは車両1に搭載されている。そして、車両1に乗車した利用者が、カラオケ装置Kを利用して、走行中の車内でカラオケ歌唱を行ったとする。また、この例では、車両1の走行中に何らかの走行情報が取得されるものとして説明を行う。
評価部100は、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を行う(カラオケ歌唱の評価。ステップ20)。
取得部200は、加速度センサSの出力に応じて、車両1の走行情報を取得する(走行情報の取得。ステップ21)。
取得部200は、ステップ21で取得した走行情報を記憶部13に一時的に記憶させる(走行情報の記憶。ステップ22)。
一方、感情分析部500は、カラオケ歌唱を行う利用者の顔を撮影して得られた顔画像データに基づいて、当該利用者の感情を分析し、感情データを取得する(感情データの取得。ステップ23)。
感情分析部500は、ステップ23で取得した走行情報を記憶部13に一時的に記憶させる(感情データの記憶。ステップ24)。なお、ステップ21及びステップ22の処理とステップ23及びステップ24の処理は、逆の順で行ってもよいし、並行して行ってもよい。
カラオケ歌唱が終了した後(ステップ25でYの場合)、補正部300は、ステップ21で取得した走行情報及びステップ23で取得した感情データに基づいて、評価の補正を行う(評価の補正。ステップ26)。
表示制御部400は、ステップ26で補正された評価を表示装置30に表示する(評価の表示。ステップ27)。
このように、本実施形態に係るカラオケ装置Kは、カラオケ歌唱を行う利用者の顔を撮影して得られた顔画像データに基づいて、当該利用者の感情を分析し、感情データを取得する感情分析部500を有し、補正部300は、走行情報及び感情データに基づいて評価の補正を行う。
走行状況に伴ってカラオケ歌唱中に感情が変化した場合には、評価に悪影響を与える恐れがある。この場合、感情データに基づいて評価を補正することにより、当該悪影響を考慮した評価を求めることができる。
<その他>
上記実施形態では歌唱区間毎にカラオケ歌唱の評価や補正を行う例について述べたが、評価の単位はこれに限られない。たとえば、いくつかの歌唱区間をまとめて評価し、その評価に対して補正をおこなってもよい。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 車両
100 評価部
200 取得部
300 補正部
400 表示制御部
500 感情分析部
K カラオケ装置

Claims (3)

  1. 車両に搭載し、車内でカラオケ歌唱を行うための車載用カラオケ装置であって、
    カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める評価部と、
    加速度センサの出力に応じて、前記車両の特定の動きに対応する走行情報を取得する取得部と、
    前記走行情報に基づいて、前記評価の補正を行う補正部と、
    を有する車載用カラオケ装置。
  2. 補正された前記評価と、補正に用いた前記走行情報とを対応付けて表示部に表示する表示制御部を有することを特徴とする請求項1記載の車載用カラオケ装置。
  3. 前記カラオケ歌唱を行う利用者の顔を撮影して得られた顔画像データに基づいて、当該利用者の感情を分析し、感情データを取得する感情分析部を有し、
    前記補正部は、前記走行情報及び前記感情データに基づいて前記評価の補正を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の車載用カラオケ装置。
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