JP7079697B2 - 車載用カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明は車載用カラオケ装置に関する。
従来から、観光バスなどの大型車両にカラオケ装置を搭載し、乗客にカラオケ歌唱を提供するサービスが行われていた。また、車両に搭載されるカラオケ装置(車載用カラオケ装置)で利用できる様々な技術が提案されている。たとえば、特許文献1には、走行地域にちなんだ楽曲をリコメンド可能な車載用カラオケ装置が開示されている。
特開2010-128304号公報
ところで、車載用カラオケ装置は、宴会場や宿泊施設、或いはカラオケ店舗等で使用される一般的なカラオケ装置と同様、カラオケ歌唱の評価機能を備えている。
一方、車両内でカラオケ歌唱を行う場合、車両の急発進・急停車や、カーブ等の走行に伴う速度の変化により、カラオケ歌唱が妨げられる可能性がある。その場合、カラオケ歌唱の評価が低くなる。
本発明の目的は、車両の速度の変化を考慮してカラオケ歌唱の評価を行うことが可能な車載用カラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、車両に搭載し、車内でカラオケ歌唱を行うための車載用カラオケ装置であって、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める評価部と、前記車両に搭載されている加速度センサからの出力値を取得する取得部と、前記カラオケ歌唱を行う歌唱区間のうち、取得した前記出力値が閾値以上となる影響区間を特定する特定部と、特定された前記影響区間の評価、及びそれ以外の他の歌唱区間の評価に基づいて、前記影響区間の評価の補正を行う補正部と、を有する車載用カラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、車両の速度の変化を考慮してカラオケ歌唱の評価を行うことができる。
実施形態に係る車載用カラオケ装置を搭載した車両を示す図である。 実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。 楽曲Xの歌唱区間及び非歌唱区間を示す図である。 実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 楽曲Xの歌唱区間、非歌唱区間、及び影響区間を示す図である。 図5に示した歌唱区間等の一部を拡大した図である。 実施形態に係る車載用カラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
<実施形態>
図1~図7を参照して、本実施形態に係る車載用カラオケ装置について説明する。
==車両==
車両1は、観光バス等の自動車である。図1に示したように、車両1は加速度センサS、及びカラオケ装置Kを搭載している。
==加速度センサ==
加速度センサSは、車両1に作用する加速度を検出するセンサである。加速度センサSは、たとえば、ある1軸方向の加速度を検出する静電容量式のセンサや、互いに直交する3つの軸方向毎の加速度を検出するアナログ式の3軸加速度センサ等、公知のセンサを利用することができる。
アナログ式の3軸加速度センサは、3つの検出軸のそれぞれに対応する3つの出力端子を備えており、3つの出力端子のそれぞれから、その出力端子に対応する軸方向に作用する加速度の値を示す電圧信号をカラオケ装置Kに出力する。
カラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏の開始に伴って開始信号を加速度センサSに送信する。加速度センサSは、開始信号に基づいて加速度の検出を開始する。一方、カラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏の終了に伴って終了信号を加速度センサSに送信する。加速度センサSは、終了信号に基づいて加速度の検出を終了する。なお、本実施形態における加速度の値(出力値)は絶対値である。
==カラオケ装置==
カラオケ装置Kは、車両1に乗車した利用者が、車内でカラオケ歌唱を行うための装置である。図2に示すように、カラオケ装置Kは、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。本実施形態に係るカラオケ装置Kは「車載用カラオケ装置」に相当する。
スピーカ20はカラオケ本体10からの音声信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの映像信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。また、本実施形態に係る表示装置30は、カラオケ歌唱の評価(後述)を表示する「表示部」として機能する。マイク40は利用者の歌唱音声(マイク40への入力音声)をアナログの音声信号(歌唱音声信号)に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。利用者はリモコン装置50を用いてカラオケ歌唱を希望する楽曲の検索や選曲(予約)等を行うことができる。リモコン装置50の表示画面には各種操作の指示入力を行うためのアイコン等が表示される。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。図2に示すように、カラオケ本体10は、制御部11、通信部12、記憶部13、音響処理部14、表示処理部15及び操作部16を備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
制御部11は、CPUおよびメモリ(図示なし)を備える。CPUは、メモリに記憶された動作プログラムを実行することにより各種の制御機能を実現する。メモリは、CPUに実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行時に各種情報を一時的に記憶したりする記憶装置である。
通信部12は、ルーター(図示なし)を介してカラオケ本体10を通信回線に接続するためのインターフェースを提供する。
記憶部13は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶部13は、たとえば、カラオケ装置Kにおいて使用する複数の楽曲データを記憶する。楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲ID(識別情報)が付与されている。楽曲データは、カラオケ演奏を行うための伴奏データ、カラオケ歌唱の評価に使用するリファレンスデータ、歌詞テロップデータ、背景画像データ、及び楽曲の属性情報(楽曲名、歌手名、作詞・作曲者名、ジャンル等の楽曲に関する情報)を含む。
また、楽曲データは、歌唱区間と非歌唱区間に関する情報を有している。歌唱区間は、歌詞が付与されている区間(カラオケ歌唱を行う区間。Aメロ、Bメロ、サビ等)である。非歌唱区間は、歌詞が付与されていない区間(前奏、間奏、後奏)である。歌唱区間及び非歌唱区間は、カラオケ演奏開始からの経過時間で特定される。図3は、楽曲Xの歌唱区間と非歌唱区間を示した図である。図3によれば、楽曲Xは3つの歌唱区間(歌唱区間S1~S3)と、4つの非歌唱区間(非歌唱区間N1~N4)により構成されている。
音響処理部14は、制御部11の制御に基づき、楽曲に対するカラオケ演奏の制御およびマイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。表示処理部15は、制御部11の制御に基づき、表示装置30やリモコン装置50における各種表示に関する処理を行う。たとえば、表示処理部15は、カラオケ演奏時における背景映像に歌詞テロップや各種アイコンが重ねられた映像を表示装置30に表示させる。操作部16は、パネルスイッチおよびリモコン受信回路などからなり、利用者によるカラオケ装置Kのパネルスイッチあるいはリモコン装置50の操作に応じて選曲信号、演奏中止信号などの操作信号を制御部11に対して出力する。制御部11は、操作部16からの操作信号を検出し、対応する処理を実行する。
車両1に乗車した利用者は、リモコン装置50を介してカラオケ楽曲の選曲を行う。カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏を行いつつ、表示装置30に歌詞や背景映像を表示させる。利用者は、表示された歌詞を参照しながら、マイク40を介してカラオケ歌唱を行うことができる。
なお、車両1に予め設置されている車両用スピーカを、スピーカ20の代わりに利用してもよい。また、車両に搭載されているカーナビゲーション装置を、表示装置30やリモコン装置50の代わりとして機能させてもよい。
==カラオケ本体==
図4に示したように、本実施形態におけるカラオケ本体10は、評価部100、取得部200、特定部300、補正部400、及び表示制御部500を有する。評価部100、取得部200、特定部300、補正部400、及び表示制御部500は、制御部11のCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
[評価部]
評価部100は、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める。
カラオケ歌唱の評価は、たとえば、採点値として求めることができる。カラオケ歌唱に基づく採点値の取得は、公知の手法を用いることができる。たとえば、評価部100は、マイク40から入力された歌唱音声信号から、ピッチ(音高)データを抽出し、楽曲のリファレンスデータと比較することにより、採点値を得る。採点値は、具体的な数値(0~100点)であってもよいし、いくつかの区分に分類されたランク(たとえばA~Jの10段階評価)であってもよい。
また、本実施形態において、評価部100は、歌唱区間に含まれる音符毎の合格判定に基づいて評価を求める。
具体的に、評価部100は、歌唱区間に含まれる音符毎に、歌唱音声信号から抽出した音高データが示すピッチと、楽曲のリファレンスデータが示すピッチとを比較し、その差分であるセント値を算出する。評価部100は、算出したセント値が予め設定されている閾値以上の場合、当該音符を合格と判定する。逆に、評価部100は、算出したセント値が閾値未満の場合、当該音符を不合格と判定する。
そして、評価部100は、歌唱区間における合格判定された音符の数を歌唱区間における全音符数で除算した値を求め、その値に100を乗算した値を評価(採点値)として求める。
カラオケ歌唱の評価は、各歌唱区間のカラオケ演奏が終了する都度行ってもよいし、全ての歌唱区間のカラオケ演奏が終了した後に行ってもよい。
なお、評価は、音程の正確性に加え、音量に基づく抑揚、ビブラート、こぶしなどの歌唱技法等の歌唱表現力を含んでいてもよい。また、評価部100は、これらの評価を加味して採点値を求めてもよい。
[取得部]
取得部200は、車両1に搭載されている加速度センサSからの出力値を取得する。
上述の通り、加速度センサSは、カラオケ演奏の開始に伴って加速度を検出し、カラオケ装置Kに出力する。取得部200は、加速度センサSから出力される出力値を順次取得する。
取得部200は、取得した加速度の値(出力値)を特定部300に出力する。出力値を出力するタイミングは様々である。たとえば、取得部200は、取得した出力値を順次、制御部11のメモリに一時的に保存する。そして、カラオケ演奏の終了後、取得部200は、時系列に記憶されている出力値をメモリから読み出し、特定部300に出力する。或いは、取得部200は、出力値を取得する都度、特定部300に出力してもよい。
[特定部]
特定部300は、カラオケ歌唱を行う歌唱区間のうち、取得した出力値が閾値以上となる影響区間を特定する。
車両1の急な速度の変化は、カラオケ歌唱を行っている利用者の姿勢等に影響を及ぼし、利用者のカラオケ歌唱を妨げる。その結果、カラオケ歌唱の評価にも悪影響が生じる可能性がある。ここで、単位時間当たりの車両1の速度の変化が大きい場合、加速度も大きくなる。
そこで、特定部300は、加速度の出力値が閾値以上となる区間を影響区間として特定する。影響区間は、歌唱区間のうち、カラオケ歌唱の評価に悪影響が生じる可能性が高い区間である。影響区間は、カラオケ演奏開始からの時間で特定される。閾値は予め所定の値が設定されている。
たとえば、特定部300は、楽曲Xのカラオケ演奏の開始に伴って、加速度センサSから出力される出力値を閾値と比較する。特定部300は、出力値が閾値以上となった場合、その時間T1を記録する。特定部300は、引き続き、加速度センサSから出力される出力値を閾値と比較し、出力値が閾値未満となった場合、その時間T2を記録する。特定部300は、時間T1~時間T2の期間(加速度の出力値が閾値以上の期間)を影響区間E1として特定する(図5参照)。なお、図5に示したように、一の楽曲中で複数の影響区間(影響区間E1~E8)が特定されることもありうる。
加速度センサSがカラオケ演奏の開始から終了まで加速度の検出を行う場合、非歌唱区間においても加速度が検出される。一方、非歌唱区間においては速度の変化がカラオケ歌唱に与える影響はないと考えられる。そこで、特定部300は、非歌唱区間においては、取得した出力値と閾値との比較を行わない。
また、加速度センサSが上述したアナログ式の3軸加速度センサの場合、ある一のタイミングにおける加速度センサSからの出力値が、複数得られる可能性がある。この場合、特定部300は、それぞれの出力値に応じて影響区間を特定することができる。或いは、特定部300は、一のタイミングで得られた出力値のうち最大値を基準として影響区間を特定してもよい。
[補正部]
補正部400は、特定された影響区間の評価、及びそれ以外の他の歌唱区間の評価に基づいて、影響区間の評価の補正を行う。他の歌唱区間は、ある楽曲の歌唱区間のうち、影響区間以外の歌唱区間である。
影響区間及び他の歌唱区間の評価は、影響区間が特定された後、評価部100により行われる。また、評価の補正は様々な方法が可能である。たとえば、補正部400は、影響区間の評価と、他の歌唱区間のうち、当該影響区間の直前及び直後の少なくとも一方における所定区間の評価との差分が所定値以上の場合に、当該影響区間の評価、及び当該所定区間の評価に基づいて、影響区間の評価の補正を行う。
所定区間は、他の歌唱区間のうち、影響区間の直前または直後における一定期間の歌唱区間である。所定区間の長さは、予め任意の値が設定されていてもよいし、影響区間の長さに応じて都度、設定されてもよい。所定区間は、たとえば影響区間と同じ長さ、或いは影響区間の半分の長さとして設定できる。
図6は、図5に示した影響区間E1の近傍を拡大した図である。この例においては、影響区間E1の直前に所定区間P1-1が設定され、及び影響区間E1の直後に所定区間P1-2が設定されている。所定期間P1-1及び所定期間P1-2の長さは、影響区間E1の長さと等しい。
図6の例において、補正部400は、影響区間E1の評価と、所定区間P1-1及び所定区間P1-2の評価との差分を求め、その差分が所定値以上であるかどうかを判断する。所定値は、影響区間の評価を補正するかどうかを判断するための値であり、予め設定されている。影響区間の評価と所定区間の評価との差分が大きい場合、カラオケ歌唱を行う利用者が、車両1の速度の変化の影響を受けている可能性が高い。そこで、差分が所定値以上の場合、補正部400は影響区間の評価の補正を行う。
たとえば、所定値が「2.0点」であり、影響区間E1の評価が「80点」であり、所定区間P1-1及び所定区間P1-2の評価の平均値が「90点」であったとする。この場合、補正部400は、所定区間P1-1及び所定区間P1-2の評価の平均値「90点」と影響区間E1の評価「80点」との差分「10点」と所定値「2.0点」を比較し、差分が所定値以上であると判断する。
補正部400は、一例として、影響区間E1の評価「80点」に対し、差分「10点」を加算することで影響区間E1の評価を「90点」とする補正を行う。別の例として、補正部400は、影響区間E1の評価「80点」と所定区間P1-1及び所定区間P1-2の評価の平均値「90点」との平均値「85点」を算出し、当該平均値を影響区間E1の評価とする補正を行うことも可能である。
更に別の例として、補正部400は、差分が所定値以上の場合に、影響区間に含まれる音符のうち合格判定された音符の数を、所定区間の評価に基づいて変更し、変更した音符の数と、影響区間に含まれる全ての音符の数とに基づいて、影響区間の評価の補正を行うことも可能である。
たとえば、図6の例において、影響区間E1に含まれる音符の数が「11」、合格判定された音符の数が「8」であったとする。一方、所定区間P1-1及び所定区間P1-2に含まれる音符の数が「17」、合格判定された音符の数が「13」であったとする。この場合、評価部100は、影響区間E1の評価を「72.73点」(8÷11×100)と求め、所定区間P1-1及びP1-2の評価を「76.47点」(13÷17×100)と求める。
補正部400は、所定区間P1-1及び所定区間P1-2の評価「76.47点」と影響区間E1の評価「72.73点」との差分「3.74点」と所定値「2.0点」を比較し、差分が所定値以上であると判断する。
この場合、補正部400は、影響区間E1に含まれる全ての音符の数「11」と所定区間P1-1及び所定区間P1-2の評価「76.47点」とを乗算し、且つ乗算した値を10で除算した値「8.41」を影響区間において合格判定された音符の数とする。
補正部400は、合格判定された音符の数を「8.41」とし、影響区間E1の評価を「76.45点」(8.41÷11×100)と補正する。
また、補正部400は、補正された影響区間の評価、及び他の歌唱区間の評価に基づいて、カラオケ歌唱全体の評価を求めてもよい。
たとえば、補正部400は、補正された影響区間の採点値と、他の歌唱区間の採点値の平均値をカラオケ歌唱全体の採点値として求める。或いは、上記例のように影響区間において合格判定された音符の数を補正している場合、補正部400は、影響区間において合格判定された補正後の音符の数と、歌唱区間において合格判定された音符の数との和を、楽曲における全ての音符の数で除算し、且つ除算した値に100を乗算した値をカラオケ歌唱全体の評価として求める。補正部400は、求めたカラオケ歌唱全体の評価を表示制御部500に出力する。
なお、図6に示したように2つの所定区間がある場合に、補正部400は、いずれか一方の所定区間の評価のみを用いて、影響区間との差分を求めてもよい。また、影響区間が非歌唱区間と隣接する場合等、そもそも影響区間の直前または直後のいずれか一方にしか所定区間が存在しない場合もありうる。このような場合、補正部400は、いずれか一方の所定区間(存在する所定区間)の評価のみを用いて影響区間との差分を求める。
また、一の楽曲をカラオケ歌唱する間に、図5に示したように複数の影響区間が存在する可能性もある。この場合、補正部400は、影響区間毎に補正を行ってもよい。
[表示制御部]
表示制御部500は、補正された影響区間の評価、及び他の歌唱区間の評価に基づいて求められた、カラオケ歌唱全体の評価を表示部(表示装置30)に表示する。
表示制御部500は、補正部400が出力したカラオケ歌唱全体の評価を表示装置30に表示させることができる。また、表示制御部500は、カラオケ歌唱全体の評価だけでなく、補正された影響区間の評価、及び他の歌唱区間の評価をそれぞれ表示させることも可能である。
==車載用カラオケ装置における処理について==
次に、図7を参照して本実施形態に係るカラオケ装置Kにおける処理の具体例について述べる。図7は、カラオケ装置Kにおける処理例を示すフローチャートである。この例では、カラオケ装置Kは車両1に搭載されている。そして、車両1に乗車した利用者が、カラオケ装置Kを利用して、走行中の車内でカラオケ歌唱を行ったとする。また、この例では、カラオケ演奏の開始から終了まで、加速度センサSにより加速度の検出が行われているものとする。
評価部100は、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を行う(カラオケ歌唱の評価。ステップ10)。
取得部200は、加速度センサSからの出力値を取得する(加速度の出力値を取得。ステップ11)。
取得部200は、ステップ11で取得した出力値を記憶部13に一時的に記憶させる(出力値の記憶。ステップ12)。
カラオケ歌唱が終了した後(ステップ13でYの場合)、特定部300は、カラオケ歌唱を行う歌唱区間のうち、ステップ11で取得した出力値が閾値以上となる影響区間を特定する(影響区間の特定。ステップ14)。
補正部400は、ステップ14で特定された影響区間の評価、及びそれ以外の他の歌唱区間の評価に基づいて、影響区間の評価を補正する(影響区間の評価を補正。ステップ15)。
補正部400は、ステップ15で補正された影響区間の評価、及び他の歌唱区間の評価に基づいて、カラオケ歌唱全体の評価を求める(カラオケ歌唱全体の評価。ステップ16)。
表示制御部500は、ステップ16で求めたカラオケ歌唱全体の評価を表示装置30に表示する(評価の表示。ステップ17)。
以上で述べた通り、本実施形態に係るカラオケ装置Kは、車両1に搭載し、車内でカラオケ歌唱を行うための車載用カラオケ装置である。カラオケ装置Kは、カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める評価部100と、車両1に搭載されている加速度センサSからの出力値を取得する取得部200と、カラオケ歌唱を行う歌唱区間のうち、取得した出力値が閾値以上となる影響区間を特定する特定部300と、特定された影響区間の評価、及びそれ以外の他の歌唱区間の評価に基づいて、影響区間の評価の補正を行う補正部400と、を有する。
このように、加速度の出力値が閾値以上となる影響区間の評価を補正することにより、車両1の急発進・急停車や、カーブ等の走行に伴う急な速度の変化により上手くカラオケ歌唱を行うことが出来ない歌唱区間があった場合でも、カラオケ歌唱の評価が極端に悪くなることは無い。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置Kによれば、車両1の速度の変化を考慮してカラオケ歌唱の評価を行うことができる。
また、カラオケ装置Kは、補正された影響区間の評価、及び他の歌唱区間の評価に基づいて求められた、カラオケ歌唱全体の評価を表示装置30に表示する表示制御部500を有する。この場合、利用者は、速度の変化による影響を考慮したカラオケ歌唱全体の評価を把握することができる。
また、補正部400は、影響区間の評価と、他の歌唱区間のうち、当該影響区間の直前及び直後の少なくとも一方における所定区間の評価との差分が所定値以上の場合に、当該影響区間の評価、及び当該所定区間の評価に基づいて、影響区間の評価の補正を行う。更に、評価部100は、歌唱区間に含まれる音符毎の合格判定に基づいて評価を求め、補正部400は、差分が所定値以上の場合に、影響区間に含まれる音符のうち合格判定された音符の数を、所定区間の評価に基づいて変更し、変更した音符の数と、影響区間に含まれる全ての音符の数とに基づいて、影響区間の評価の補正を行うことができる。
このような構成によれば、カラオケ歌唱を行う利用者が速度の変化の影響を受けている可能性が高い場合にのみ、カラオケ歌唱の評価を補正することができる。
<その他>
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 車両
100 評価部
200 取得部
300 特定部
400 補正部
500 表示制御部
K カラオケ装置
S 加速度センサ

Claims (4)

  1. 車両に搭載し、車内でカラオケ歌唱を行うための車載用カラオケ装置であって、
    カラオケ歌唱による歌唱音声に基づいて当該カラオケ歌唱の評価を求める評価部と、
    前記車両に搭載されている加速度センサからの出力値を取得する取得部と、
    前記カラオケ歌唱を行う歌唱区間のうち、取得した前記出力値が閾値以上となる影響区間を特定する特定部と、
    特定された前記影響区間の評価、及びそれ以外の他の歌唱区間の評価に基づいて、前記影響区間の評価の補正を行う補正部と、
    を有する車載用カラオケ装置。
  2. 補正された前記影響区間の評価、及び前記他の歌唱区間の評価に基づいて求められた、カラオケ歌唱全体の評価を表示部に表示する表示制御部を有することを特徴とする請求項1記載の車載用カラオケ装置。
  3. 前記補正部は、前記影響区間の評価と、前記他の歌唱区間のうち、当該影響区間の直前及び直後の少なくとも一方における所定区間の評価との差分が所定値以上の場合に、当該影響区間の評価、及び当該所定区間の評価に基づいて、前記影響区間の評価の補正を行うことを特徴とする請求項1または2記載の車載用カラオケ装置。
  4. 前記評価部は、前記歌唱区間に含まれる音符毎の合格判定に基づいて前記評価を求め、
    前記補正部は、前記差分が所定値以上の場合に、前記影響区間に含まれる音符のうち合格判定された音符の数を、前記所定区間の評価に基づいて変更し、変更した音符の数と、前記影響区間に含まれる全ての音符の数とに基づいて、前記影響区間の評価の補正を行うことを特徴とする請求項3記載の車載用カラオケ装置。
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