JP7060674B2 - 可搬型バッテリの充電器 - Google Patents

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Description

本発明は、可搬型バッテリの充電器に関する。
本発明は、2018年3月12日に、日本に出願された特願2018-044466号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、電動車両に用いられるバッテリを充電する充電器において、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1には、電気機器に作動電力を供給するバッテリと、バッテリが着脱可能に装着されてバッテリを充電する充電器と、を備えた携帯型電源装置が開示されている。
日本国特開2013-99200号公報
ところで、自動二輪車などに用いられるバッテリを充電する充電器においては、充電に用いられる電流値が大きくなることから、充電器を冷却することが望まれている。
そこで本発明は、可搬型バッテリの充電器において、充電器を冷却することを目的とする。
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る可搬型バッテリの充電器は、電動車両に用いられる可搬型のバッテリ(45)の充電器(1)の内部に配置された冷却ファン(28)と、前記充電器(1)が設置される設置面(FL)に対向する第一面(1a)と、前記第一面(1a)よりも前記設置面(FL)から離反する第二面(1b)と、を備え、前記第一面(1a)は、前記第二面(1b)よりも小さく、側面視で、前記充電器(1)の側壁(3)は、前記第一面(1a)に沿う第一辺が前記第二面(1b)に沿う第二辺よりも短い台形形状をなし、前記バッテリ(45)を載置するバッテリ室(6)と、前記バッテリ(45)の充電制御を行う基板(71,72)を格納する基板室(7)と、を更に備え、前記第一面(1a)から前記第二面(1b)に向けて、前記冷却ファン(28)、前記基板室(7)、前記バッテリ室(6)の順に配置され、前記基板室(7)と前記側壁(3)との距離は、前記バッテリ室(6)と前記側壁(3)との距離よりも小さく、前記第二面(1b)の角部は、弧状をなし、前記バッテリ室(6)は、前記バッテリ(45)を1つのみ配置可能であり、前記充電器(1)は、前記バッテリ室(6)を1つのみ有し、前記側壁(3)を外方から覆うカバー部材(4)と前記側壁(3)との間には、冷却風を導入可能または排出可能に開口する隙間部(38)が設けられ、前記隙間部(38)よりも前記設置面(FL)に近接する位置には、前記冷却風を排出可能に開口する排出口(25)または前記冷却風を導入可能に開口する導入口(25)が設けられ、前記バッテリ室(6)のバッテリ室側壁(61)と前記側壁(3)の内面との間の隙間、および前記基板室(7)と前記側壁(3)の内面との間の隙間(15)を通じて上下方向に前記冷却風を流通可能な冷却風通路(V1)が設けられている。
(2)上記(1)に記載の可搬型バッテリの充電器では、前記第一面(1a)としての前記充電器(1)の下面(1a)は、前記第二面(1b)としての前記充電器(1)の上面(1b)よりも小さく、側面視で、前記側壁(3)は、前記下面(1a)に沿う下辺が前記上面(1b)に沿う上辺よりも短い台形形状をなしていてもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載の可搬型バッテリの充電器では、前記カバー部材(4)は、前記バッテリ(45)を挿入可能かつ取り出し可能に開口する開口部(39)を形成してもよい。
)上記(1)から()のいずれか一項に記載の可搬型バッテリの充電器では、前記隙間部(38)は、前記第一面(1a)よりも前記設置面(FL)から離反する位置に設けられ、前記冷却風を導入可能に開口する導入口(38)であり、前記導入口(38)よりも前記設置面(FL)に近接する位置には、前記冷却風を排出可能に開口する前記排出口(25)が設けられていてもよい。
)上記(1)から()のいずれか一項に記載の可搬型バッテリの充電器では、前記隙間部(38)は、前記第一面(1a)よりも前記設置面(FL)から離反する位置に設けられ、前記冷却風を排出可能に開口する排出口(38)であり、前記排出口(38)よりも前記設置面(FL)に近接する位置には、前記冷却風を導入可能に開口する前記導入口(25)が設けられていてもよい。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一項に記載の可搬型バッテリの充電器では、前記バッテリ室(6)に収容され、前記バッテリ(45)を載置可能なステージ(8)と、前記ステージ(8)を案内するガイド機構(11)と、を更に備え、前記ガイド機構(11)は、前記冷却風通路(V1)にわたり配置されていてもよい。
(7)上記(6)に記載の可搬型バッテリの充電器では、前記ガイド機構(11)を支持する連結柱(53)は、前記冷却風通路(V1)に配置されていてもよい。
本発明の上記(1)に記載の可搬型バッテリの充電器によれば、充電器の内部に配置された冷却ファンを備えることで、冷却ファンにより冷却風を充電器の内部に送ることができるため、充電器を冷却することができる。加えて、充電器は、充電器が設置される設置面に対向する第一面と、第一面よりも設置面から離反する第二面と、を備え、第一面は、第二面よりも小さく、側面視で、充電器の側壁は、第一面に沿う第一辺が第二面に沿う第二辺よりも短い台形形状をなしていることで、以下の効果を奏する。例えば、側面視で充電器の側壁が矩形をなしていると、充電器を設置面に複数並べて隣接させた場合、隣り合う二つの充電器の側壁同士が接触するため、隣り合う二つの充電器の間に熱がこもり易く、冷却性能が低下する可能性が高い。これに対し、請求項1に記載した発明によれば、側面視で充電器の側壁が台形形状をなしていることにより、充電器を設置面に複数並べて隣接させた場合であっても、隣り合う二つの充電器の側壁同士が接触しないため(隣り合う二つの充電器の側壁の間に隙間が生じるため)、隣り合う二つの充電器の間に熱がこもり難く、冷却性能が低下する可能性は低い。加えて、充電器を設置面に複数並べて隣接させた場合であっても、隣の充電器からのもらい熱を抑え、隣り合う二つの充電器の側壁の間に生じる隙間で充電器を冷却することができる。加えて、充電器の側壁は、第一面に沿う第一辺が第二面に沿う第二辺よりも短い台形形状をなしていることで、第一辺が第二辺よりも長い台形形状をなす場合と比較して、充電器の設置面積を小さくすることができる。加えて、バッテリを載置するバッテリ室と、バッテリの充電制御を行う基板を格納する基板室と、を更に備え、第一面から第二面に向けて、冷却ファン、基板室、バッテリ室の順に配置されていることで、以下の効果を奏する。冷却ファン、基板室およびバッテリ室が第一面から第二面に向けて重なるように配置されるため、冷却ファン、基板室およびバッテリ室が第一面に沿うように配置された場合と比較して、充電器の設置面積を小さくすることができる。加えて、第二面の角部は、弧状をなしていることで、以下の効果を奏する。充電器を設置面に複数並べて隣接させた場合であっても、隣り合う二つの充電器の第二面の角部同士が接触しないため(隣り合う二つの充電器の角部の間に隙間が生じるため)、角部において風の流れが妨げられ難く、冷却性能が向上する。加えて、側壁とカバー部材との間には、冷却風を導入可能または排出可能に開口する隙間部が設けられていることで、以下の効果を奏する。充電器の側壁に冷却風用の開口部を設けることなく、充電器の側壁とカバー部材との間の隙間部を利用して冷却風の導入または排出を制御することができる。すなわち、充電器の側壁に特別な加工を施す必要がなく、好適である。
本発明の上記(2)に記載の可搬型バッテリの充電器によれば、第一面としての充電器の下面は、第二面としての充電器の上面よりも小さく、側面視で、側壁は、下面に沿う下辺が上面に沿う上辺よりも短い台形形状をなしていることで、以下の効果を奏する。上下方向に起立する充電器を水平面に平行な設置面に複数並べて隣接させた場合であっても、隣り合う二つの充電器の側壁同士が接触しないため、隣り合う二つの充電器の間に熱がこもり難く、冷却性能が低下する可能性は低い。
本発明の上記(3)に記載の可搬型バッテリの充電器によれば、カバー部材は、バッテリを挿入可能かつ取り出し可能に開口する開口部を形成する。
本発明の上記()に記載の可搬型バッテリの充電器によれば、隙間部は、第一面よりも設置面から離反する位置に設けられ、冷却風を導入可能に開口する導入口であり、導入口よりも設置面に近接する位置には、冷却風を排出可能に開口する排出口が設けられていることで、以下の効果を奏する。設置面に存在する塵埃などの異物が充電器の内部に吸い込まれ難くなるため、冷却ファンの性能が低下することを抑制することができる。加えて、第一面から第二面に向けて、冷却ファン、基板室、バッテリ室の順に配置されている場合には、導入口からの冷却風は、バッテリ室、基板室の順に流れ、排出口から排出されるため、基板室を通過して暖まった風がバッテリ室に流れる可能性は低く、バッテリ室への熱影響を防止することができる。
本発明の上記()に記載の可搬型バッテリの充電器によれば、隙間部は、第一面よりも設置面から離反する位置に設けられ、冷却風を排出可能に開口する排出口であり、排出口よりも設置面に近接する位置には、冷却風を導入可能に開口する導入口が設けられていることで、以下の効果を奏する。第一面から第二面に向けて、冷却ファン、基板室、バッテリ室の順に配置されている場合には、導入口からの冷却風は、基板室、バッテリ室の順に流れ、排出口から排出されるため、基板に冷却風を直接当てることができ、基板の冷却効率が向上する。
実施形態に係る充電器の斜視図である。 実施形態に係る充電器の上面図である。 実施形態に係る充電器の下面図である。 実施形態に係る充電器の前面図である。 図2のV-V断面を含む図である。 実施形態に係る充電器の内部の斜視図である。 図6においてリッドおよび連結柱を取り外した図である。 実施形態に係るドレイン管の周辺部の斜視図である。 実施形態に係る充電器をバッテリと共に示す上面図である。 実施形態に係る充電器をバッテリと共に示す後面図である。 実施形態に係る端子部の配置位置の説明図である。 実施形態に係る冷却ファンの作用の説明図である。 実施形態に係る冷却ファンの配置位置の説明図である。 実施形態に係る充電器を設置面に複数並べて隣接させた状態を示す上面図である。 実施形態に係る充電器を設置面に複数並べて隣接させた状態を示す前面図である。 実施形態の変形例に係る冷却ファンの作用の説明図である。 実施形態の変形例に係る冷却ファンの配置位置の説明図である。 実施形態の変形例に係る冷却ファンの導風構造の下面図である。 図18のXIX-XIX断面を含む図である。 実施形態の変形例に係る充電器の内部構造の斜視図である。 実施形態の変形例に係るステージが最上方に位置している状態を示す斜視図である。 実施形態の変形例に係るステージが最下方に移動した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。各図において、同一構成については同一の符号を付す。実施形態においては、可搬型バッテリの充電器の一例として、電動式の自動二輪車(鞍乗型電動車両)に用いられる可搬型バッテリ(モバイルバッテリ)の充電器を挙げて説明する。実施形態において、可搬型バッテリ(以下単に「バッテリ」ともいう。)の充電器(以下単に「充電器」ともいう。)が設置される設置面は、屋内の平坦な床面とする。
<充電器1>
図1に示すように、充電器1は、充電器1底部を構成する基台2と、充電器1側壁を構成する外装体3と、バッテリ45(図10参照)を挿入可能かつ取り出し可能に開口する開口部39(以下「バッテリ開口39」ともいう。)を形成するカバー部材4と、充電器1の骨格を構成するフレーム5(図6参照)と、バッテリ45を載置するバッテリ室6(図5参照)と、バッテリ45の充電制御を行う基板を格納する基板室7(図5参照)と、バッテリ45を載置可能なステージ8と、バッテリ45に嵌合可能な端子部9(図5参照)と、端子部9へのバッテリ45の嵌合速度を抑制する緩衝機構10(図6参照)と、ステージ8を案内するガイド機構11(図6参照)と、充電器1の内部に配置された冷却ファン28(図3参照)と、を備える。
以下の説明においては、充電器1を床面FLに設置したときの奥行方向(図4に示す紙面に直交する方向)を「前後方向」、床面FLの法線方向(鉛直方向)を「上下方向」、前後方向および上下方向のそれぞれに直交する方向を「左右方向」とする。図中において、前方を矢印FR、上方を矢印UP、左方を矢印LHでそれぞれ示している。
充電器1は、設置面FLに対向する第一面1aと、第一面1aよりも設置面FLから離反する第二面1bと、を備える。実施形態において、第一面1aとしての充電器1の下面1aは、第二面1bとしての充電器1の上面1bよりも小さい。図3の下面視で、充電器1の下面1aの外形は、充電器1の上面1bの外形よりも小さい。
<基台2>
図3の下面視で、基台2は、左右方向に長手を有する矩形状をなしている。基台2の四つの角部は、外方に凸の弧状をなしている。図5に示すように、基台2は、充電器1の構成要素を下方から支持する基台本体20と、基台本体20の四隅から床面に向けて延出する脚部21と、基台本体20の四辺から上方に延出する基台フランジ22と、を備える。
図3において、符号27は電源プラグ、符号28は冷却ファンをそれぞれ示す。
図5に示すように、基台2は、床面FLとの間に隙間を形成する凹部23を備える。図5の断面視で、凹部23は、基台本体20の下面と、一対の脚部21の外面とによって形成されている。凹部23には、ドレイン管65(図8参照)に連通する排水口24(図3参照)が設けられている。
<外装体3>
図4の前面視で、外装体3(充電器1の側壁3)は、充電器1の下面1aに沿う下辺が充電器1の上面1bに沿う上辺よりも短い台形形状をなしている。外装体3は、上側ほど開口面積が広がるように上下方向に延びる矩形筒状をなしている。外装体3の下端は、基台2に結合されている。
図3に示すように、外装体3の左右幅は、外装体3の前後幅よりも大きい。外装体3は、前壁31、後壁32、左壁33および右壁34を備える。前壁31および後壁32は、前後方向に間隔をあけて対向している。左壁33および右壁34は、左右方向に間隔をあけて対向している。前壁31、後壁32、左壁33および右壁34は、隣り合う壁と互いに連結されている。前壁31、後壁32、左壁33および右壁34は、同一の部材で一体に形成されている。図3の下面視で、前後壁31,32と左右壁33,34との連結部は、外方に凸の弧状をなしている。
図4に示すように、外装体3の下部には、上方に窪む台形形状の凹部35(以下「台形凹部35」ともいう。)が設けられている。台形凹部35は、前壁31、後壁32、左壁33および右壁34のそれぞれの下部中央に設けられている。台形凹部35を通じて、基台2の一部は外方に露出している。
<カバー部材4>
図2の上面視で、カバー部材4は、左右方向に長手を有する矩形枠状をなしている。図2の上面視で、カバー部材4の外形は、基台2(図3参照)の外形よりも大きい。カバー部材4の四つの角部(充電器1の上面1bの角部)は、外方に凸の弧状をなしている。
図4に示すように、カバー部材4は、外装体3の上端部に取り付けられている。カバー部材4は、外装体3を上方から覆っている。外装体3の上端とカバー部材4との間には、冷却風を導入可能に開口する導入口38(隙間部)が設けられている。
図5に示すように、カバー部材4は、バッテリ開口39を形成するカバー本体40と、カバー本体40から下方に延出するカバー側フランジ41と、を備える。図9の上面視で、バッテリ開口39は、バッテリ45の外形と実質的に同一の輪郭を有している。
図10に示すように、バッテリ45は、直方体状をなしている。例えば、バッテリ45は、リチウムイオンバッテリ45である。
図9の上面視で、バッテリ45は、左右方向に延在する前辺45aと、後方に凸の湾曲形状をなす後辺45bと、前後方向に延在する左右一対の左辺45cおよび右辺45dと、を有している。図9、図10において符号46は、バッテリ45を把持するための把持部(取っ手)を示す。
図9の上面視で、バッテリ開口39は、左右方向に延在する前縁39aと、後方に凸の湾曲形状をなす後縁39bと、前後方向に延在する左右一対の左縁39cおよび右縁39dと、で区画されている。
これにより、バッテリ45を前後逆にした状態でバッテリ45をバッテリ開口39に挿入しようとしても、バッテリ45の後辺45bの凸部がバッテリ開口39の前縁39aに当たるため、バッテリ45をバッテリ開口39に挿入できないようになっている。
<フレーム5>
図6に示すように、フレーム5は、充電器1の上部に配置された枠状の枠体50と、枠体50と基台2との上下間に配置された板状の第一プレート51と、第一プレート51と基台2との上下間に配置された板状の第二プレート52と、枠体50、第一プレート51および第二プレート52を連結する複数の連結柱53と、を備える。
枠体50および第一プレート51は、バッテリ室6を区画している。
第一プレート51および第二プレート52は、基板室7を区画している。第二プレート52は、基台2に連結されている。図6において符号54は、第二プレート52の外周端から下方にL字状に延出して第二プレート52と基台2とを連結する第二プレート連結脚を示す。
連結柱53は、上下方向に延在している。連結柱53の上端部は、枠体50よりも上方に延出している。連結柱53の下端は、基台2(基台本体20)に連結されている。実施形態において、連結柱53は、充電器1の前部、左部および右部のそれぞれに一本ずつ合計三本配置されている。連結柱53の上半部は、ステージ8を案内するガイド機構11を構成する。
連結柱53の上部には、枠体50が外方から連結されている。
連結柱53の上下中間部には、第一プレート51が連結されている。図6において符号55は、第一プレート51の外周端から外方に延出して連結柱53の挿通部(連結部)を形成する第一プレート連結片を示す。
<バッテリ室6>
図5に示すように、バッテリ室6は、バッテリ45が載置されるバッテリ室底壁60と、バッテリ室底壁60に接続されるバッテリ室側壁61と、を備える。
バッテリ室底壁60は、矩形板状をなしている。バッテリ室底壁60は、第一プレート51の上面に固定されている。バッテリ室底壁60の上方空間には、バッテリ45(図10参照)と共にステージ8が収容される。バッテリ室底壁60の外形は、バッテリ45およびステージ8の外形よりも大きい。
バッテリ室側壁61は、バッテリ室底壁60の外周から上方に起立している。
バッテリ室側壁61の外方には、バッテリ室底壁60の外周から上方に延びるフランジ部62(以下「バッテリ室フランジ62」ともいう。)が設けられている。図6に示すように、バッテリ室フランジ62は、バッテリ室底壁60の全周にわたって一様の高さで設けられている。
図8に示すように、バッテリ室6の前部には、バッテリ室底壁60と基台2とを接続するドレイン管65が設けられている。ドレイン管65は、上下方向に延在する配管である。図8において符号66は、バッテリ室底壁60の前端から前方に延出してドレイン管65の上端が接続されるドレイン接続部を示す。
<基板室7>
図5に示すように、基板室7は、バッテリ室6の下方に配置されている。上面視で、基板室7は、バッテリ室底壁60の外周縁よりも内側に配置されている。言い換えると、上面視で、基板室7の外形は、バッテリ室底壁60の外形よりも小さい。
基板室7は、バッテリ45(図10参照)の充電制御を行う複数の基板71,72(以下「制御基板71,72」ともいう。)と、複数の制御基板71,72を格納する基板室底壁70と、を備える。
複数の制御基板71,72は、基板室底壁70の中央部に搭載された複数の第一制御基板71と、基板室底壁70の外周から上方に起立する複数の第二制御基板72と、である。
複数の第一制御基板71は、複数の第二制御基板72によって囲まれている。
複数の第二制御基板72は、バッテリ45の充電制御を行う制御回路を内側(基板室7中央)に向けて配置されている。第二制御基板72は、バッテリ室6の側壁として機能する。第二制御基板72の外面は、外装体3の内面と対向している。なお、第二制御基板72の外面には、フィンまたはヒートシンクが設けられていてもよい。
上面視で、基板室底壁70は、バッテリ室底壁60よりも小さい矩形板状をなしている。基板室底壁70は、第二プレート52の上方に配置されている。基板室底壁70は、上下方向に延在する柱状のスペーサ73を介して第二プレート52の上面に固定されている。なお、基板室底壁70の下面には、フィンまたはヒートシンクが設けられていてもよい。
<ステージ8>
図5に示すように、ステージ8は、バッテリ開口39の内方に配置されている。ステージ8は、上下方向に移動可能である。端子部9は、バッテリ45をステージ8に載置しない状態(図5の二点鎖線で示すステージ8の位置)で、ステージ8の下方に配置されている。ステージ8は、バッテリ45をステージ8に載置したときに、下方に移動することによりバッテリ45を端子部9に嵌合させる。図5において、ステージ8が最下方に移動した状態を実線で示す。
図2の上面視で、ステージ8は矩形形状をなしている。上面視で、ステージ8は、バッテリ45(図9参照)の外形と実質的に同一の外形を有している。図2の上面視で、ステージ8は、左右方向に延在する前辺8aと、後方に凸の湾曲形状をなす後辺8bと、前後方向に延在する左右一対の左辺8cおよび右辺8dと、を有している。
ステージ8には、端子部9と対応する箇所で開口する端子開口80と、充電器1の内部に連通する連通開口81と、が設けられている。
端子開口80は、ステージ8の後部に配置されている。図2の上面視で、端子開口80は、左右方向に延在している。
連通開口81は、ステージ8の前部(端子開口80の前方)に配置されている。図2の上面視で、連通開口81は、左右方向に長手を有する矩形形状をなしている。
ステージ8の上面には、連通開口81を覆うリッド85が設けられている。リッド85は、ステージ8に着脱可能に取り付けられている。図2の上面視で、リッド85は、連通開口81(図7参照)よりも大きい矩形形状をなすリッド本体86と、リッド本体86の左右外端から外方に延出する左右一対のリッド延出片87と、を備える。図2において符号88は、リッド延出片87をステージ8に固定するためのボルト等の締結部材が挿通される挿通孔を示す。図7においては、ステージ8からリッド85を取り外した状態を示す。
ステージ8の四隅には、下方に窪む水抜き凹部82が設けられている。図2の上面視で、水抜き凹部82は、円形をなしている。水抜き凹部82は、中心側ほど下方に位置するように傾斜して窪んでいる。リッド85前部の角部は、ステージ8と共に水抜き凹部82を形成している。水抜き凹部82の中心には、ステージ8を厚み方向(上下方向)に貫通する水抜き孔83が設けられている。
図7に示すように、ステージ8の下面には、ステージ8を下方から支持するステージ支持体90が取り付けられている。ステージ支持体90は、ステージ8の左右側部よりも左右外方に延出する前後一対の左右外方延出部91と、ステージ8の前部よりも下方に延出する第一下方延出部92と、ステージ8の左右側部よりも下方に延出する左右一対の第二下方延出部93と、第二下方延出部93から前外方に延出する前下方延出部94と、を備える。
図6に示すように、ステージ8の左右側部には、ステージ8を常時上方へ付勢するステージ付勢部材95が設けられている。ステージ付勢部材95は、充電器1の左右側部に一つずつ左右一対設けられている。実施形態において、ステージ付勢部材95は、上下方向に延在するコイルスプリングである。
ステージ付勢部材95の上端は、枠体50の左右側部に取り付けられている。ステージ付勢部材95の下端は、ステージ支持体90における前下方延出部94の下端に取り付けられている。
ステージ付勢部材95は、バッテリ45(図10参照)をステージ8に載置したときに下方に移動したステージ8を、上方へ移動させる。具体的に、ステージ付勢部材95は、バッテリ45がステージ8に載置されていないとき、バッテリ室6に収容されているステージ8を、バッテリ45がステージ8に載置される前の位置に復帰させる。すなわち、端子部9からバッテリ45が取り外され、バッテリ45がバッテリ開口39の外方に取り出されたとき、ステージ付勢部材95は、バッテリ室6に収容されているステージ8をもとの位置に戻す。
図5において、最下方まで移動したステージ8を実線で示し、下方に移動する前(もとの位置)のステージ8を二点鎖線で示す。
<端子部9>
図5に示すように、端子部9は、バッテリ45をステージ8に載置しない状態で、ステージ8に対してバッテリ45が載置される側の位置(上側の位置)とは反対側の位置(下側の位置)に配置されている。端子部9は、左右方向に延在する端子支持プレート96に固定されている。端子支持プレート96の左右両端部は、上下方向に延在する柱部材(不図示)を介してバッテリ室底壁60の上面に固定されている。
端子部9において端子支持プレート96の上面よりも上側の部分は、バッテリ45の底部に嵌合することにより、バッテリ45の底部に設けられたバッテリ側端子(不図示)に電気的に接続される。
端子部9において端子支持プレート96の下面よりも下側の部分は、各種配線(不図示)を介して制御基板71,72などに電気的に接続される。
端子部9は、バッテリ室フランジ62の延出端よりも高い位置に配置されている。言い換えると、端子部9の下端は、バッテリ室フランジ62の上端よりも上方に配置されている。
図11に示すように、端子部9は、バッテリ45がバッテリ開口39に斜めに挿入されたときに端子部9に向けて最も突出する部分47(以下「下方最大突出端47」ともいう。)よりも低い位置に配置されている。
ここで、バッテリ45の下方最大突出端47は、直方体状のバッテリ45がバッテリ開口39に斜めに挿入されたときに、バッテリ開口39の中心軸線CLが直方体状のバッテリ45の角部を二等分する位置における下端を意味する。すなわち、バッテリ45の下方最大突出端47は、バッテリ開口39の中心軸線CLがバッテリ45の角部の二等分線となるときの下端である。
<緩衝機構10>
緩衝機構10(図6参照)は、バッテリ45(図10参照)をステージ8に載置したときに、端子部9(図5参照)へのバッテリ45の嵌合速度を抑制する。ここで、嵌合速度は、端子部9がバッテリ45の底部に嵌合するときの速度を意味する。嵌合速度は、嵌合時におけるバッテリ45と端子部9との相対速度である。実施形態では、端子部9はバッテリ室底壁60に対し定位置に固定されているため、嵌合速度はバッテリ45の下方への移動速度(落下速度)となる。実施形態によれば、緩衝機構10を有しない構成と比較して、端子部9へのバッテリ45の嵌合速度が遅くなるため、端子部9に衝撃が発生することを回避することができる。
図2の上面視で、緩衝機構10は、ステージ8の対辺において、ステージ8の中心位置P1を対称中心として点対称に複数配置されている。実施形態において、緩衝機構10は、ステージ8の左辺8cと右辺8dとにおいて、二回対称(左右軸線を対称軸として線対称)に二つずつ配置されている。図2の上面視で、二つの緩衝機構10は、ステージ8の二辺(左辺8cおよび右辺8d)において、ガイド機構11を前後方向外方から挟むように配置されている。
図6に示すように、緩衝機構10は、上下方向に延在するピストンロッド100と、ピストンロッド100を摺動自在に収容する筒状のシリンダ101と、ピストンロッド100を上方に付勢するスプリング等の不図示の付勢部材(以下「復帰スプリング」ともいう。)と、を備える。例えば、緩衝機構10としては、量産品のダンパーが用いられる。
図7に示すように、ピストンロッド100の上端は、ステージ支持体90における左右外方延出部91に取り付けられている。シリンダ101の下端は、基台2に固定されている。復帰スプリング(不図示)は、端子部9(図5参照)がバッテリ45の底部に嵌合するときの衝撃力を抑える。
<ガイド機構11>
ガイド機構11(図6参照)は、バッテリ45(図10参照)をステージ8に載置したときに、ステージ8を案内する。
図2の上面視で、ガイド機構11は、バッテリ45の重心位置P2(図9参照)を囲むように複数配置されている。ここで、バッテリ45の重心位置は、バッテリ45の中心位置と実質的に同じ位置である。実施形態において、ガイド機構11は、バッテリ45の重心位置P2を囲む三角形の領域(図2の上面視で逆三角形をなす一点鎖線で囲まれた領域)を形成するように三つ配置されている。
三つのガイド機構11は、ステージ8の三辺に一つずつ配置されている。実施形態において、三つのガイド機構11は、ステージ8の前辺8a、左辺8cおよび右辺8dのそれぞれに一つずつ配置されている。
以下、ステージ8の前辺8aに配置されたガイド機構11を「前ガイド機構11」、ステージ8の左辺8cに配置されたガイド機構11を「左ガイド機構11」、ステージ8の右辺8dに配置されたガイド機構11を「右ガイド機構11」ともいう。
前ガイド機構11は、ステージ8の左右方向中心位置に配置されている。
左ガイド機構11および右ガイド機構11は、ステージ8の前後方向中心位置よりも後方にオフセットした位置に配置されている。
図6に示すように、ガイド機構11は、スライダ110(図7参照)と、スライダ110を摺動自在に支持するレール111と、を備える。
図7に示すように、スライダ110は、ステージ支持体90における第一下方延出部92および第二下方延出部93に固定されている。
図6に示すように、レール111は、連結柱53の上半部の内側部分に固定されている。
<冷却ファン28>
図12に示すように、冷却ファン28は、充電器1の左下部に搭載されている。冷却ファン28は、基板室7の下方に配置されている。実施形態においては、充電器1の下面1aから上面1bに向けて、冷却ファン28、基板室7、バッテリ室6の順に配置されている。冷却ファン28は、基台本体20の左部に取り付けられている。
図3の下面視で、冷却ファン28の下部は、基台本体20の下方に露出している。図12に示すように、基台2の凹部23は、床面FLとの間に冷却風を排出可能に開口する排出口25(隙間)を形成している。排出口25は、導入口38よりも床面FLに近接する位置に配置されている。
例えば、冷却ファン28は、軸流ファンである。冷却ファン28は、床面FLから離反する位置に配置された導入口38から冷却風を導入し、導入口38よりも床面FLに近接する位置に配置された排出口25から冷却風を排出する。すなわち、冷却ファン28は、充電器1の上部から冷却風を吸込み、充電器1の下部から充電器1の内部を通過した風を吐き出す。図12において符号V1は、冷却風(風)が流れる方向を示す。
<冷却ファン28と第二制御基板72との位置関係>
図13は、図5のXIII-XIII断面を含む図である。図13においては、基板室底壁70などの図示を省略している。
図13の上面視で、冷却ファン28は、基台本体20の中央位置に配置されている。図13の上面視で、三つの第二制御基板72は、バッテリ45の充電制御を行う制御回路を内側(基板室7中央)に向けて配置されている。第二制御基板72の内面には、制御回路を含む制御チップが複数設けられている。
第二制御基板72の外面は、外装体3の内面と間隔をあけて対向している。第二制御基板72の外面と外装体3の内面との間の隙間15は、冷却風の通路として機能する。すなわち、第二制御基板72の冷却面は、外装体3の内面を向くように配置されている。
図13の上面視で、三つの第二制御基板72は、左方を開放するU字状をなすように配置されている。三つの第二制御基板72は、外装体3の前壁31、後壁32および右壁34のそれぞれの内面と間隔をあけて対向している。冷却ファン28は、三つの第二制御基板72によって囲まれる領域に配置されている。
以下、外装体3の前壁31と対向する第二制御基板72を「前第二制御基板72」、外装体3の後壁32と対向する第二制御基板72を「後第二制御基板72」、外装体3の右壁34と対向する第二制御基板72を「右第二制御基板72」ともいう。
図13の上面視で、冷却ファン28は、前第二制御基板72と後第二制御基板72との間の中央位置に配置されている。冷却ファン28と右第二制御基板72との離反間隔は、冷却ファン28と前第二制御基板72(または後第二制御基盤72)との離反間隔よりも大きい。
<LED基板130>
図9に示すように、カバー本体40には、LED基板130が設けられていてもよい。LED基板130は、カバー本体40とガイド機構11との上下方向間に配置されている。LED基板130は、左右方向に長手を有する長方形板状をなしている。LED基板130には、複数のLED素子131が左右方向に間隔をあけて直線状に並んで配置されている。LED基板130の左右端部は、ガイド機構11を避けた位置で、カバー本体40に取り付けられている。例えば、LED基板130の左右端部は、タッピングねじ等の固定部材132によってカバー本体40に固定されている。上面視で、ガイド機構11は、LED基板130の左右中央部と重なる位置に配置されている。上面視で、ガイド機構11は、LED基板130の前端よりも後方に位置している。
カバー本体40においてLED基板130が設けられている部分(左右方向に延在する前辺部)は、少なくともLED基板130の分の幅(前後長さ)が必要となる。実施形態では、LED基板130の分の幅を利用してガイド機構11を配置している。具体的に、カバー本体40においてLED基板130が設けられている部分にガイド機構11を配置し、LED基板130が設けられていない部分(左右方向に延在する後辺部)にはガイド機構11を配置していない。これにより、LED基板130が設けられていない部分の幅を可及的に狭くすることができ、充電器1の設置面積を小さくすることができる。
<作用>
以下、実施形態の充電器1の作用について説明する。
実施形態においては、バッテリ45をステージ8に載置しない状態(以下「初期状態」ともいう。)で、ステージ8はバッテリ開口39の内方に配置されている(図5参照)。
初期状態で、端子部9はステージ8の下方に配置されている。図5において、初期状態の位置にあるステージ8を二点鎖線で示す。
初期状態において、バッテリ45をステージ8に載置すると、ステージ8はバッテリ45と共に下方に移動し、バッテリ室底壁60に近接する。図5において、バッテリ室底壁60に近接した位置にあるステージ8を実線で示す。
実施形態においては、左右一対のステージ付勢部材95(図6では左のステージ付勢部材95のみ図示)がステージ8を常時上方へ付勢しているため、ステージ8はバッテリ45と共にステージ付勢部材95の付勢力に抗して下方へ移動していく。
加えて、実施形態においては、三つのガイド機構11(図6参照)がステージ8の三辺に一つずつ配置されているため、ステージ8をバッテリ45と共に下方へスムーズに移動させることができる。ステージ8が下方へ移動するに従って、端子開口80からは端子部9が上方に徐々に突出してくる。
ステージ8がバッテリ45と共に下降してバッテリ室底壁60に近接した状態(以下「ステージ下降状態」ともいう。)で、端子部9は端子開口80を通じてバッテリ45の底部に嵌合する。
実施形態においては、二つの緩衝機構10(図6参照)がステージ8の二辺においてガイド機構11を前後方向外方から挟むように配置されているため、端子部9へのバッテリ45の嵌合時に、端子部9に作用する負荷をバランスよく抑制することができる。
ステージ下降状態において、端子部9からバッテリ45が取り外され、バッテリ45がバッテリ開口39の外方に取り出されると、ステージ8はもとの位置(初期状態の位置)に戻る。
実施形態においては、左右一対のステージ付勢部材95(図6参照)がステージ8を常時上方へ付勢しているため、バッテリ45が載置されていないステージ8を、もとの位置へスムーズに移動させることができる。
<冷却風の流れ>
以下、実施形態の冷却ファン28の作用について説明する。
実施形態において、冷却ファン28(図12参照)は、充電器1の上部から冷却風を吸込み、充電器1の下部から充電器1の内部を通過した風を吐き出す。
図12に示すように、冷却ファン28が駆動すると、充電器1の上部に位置する導入口38から、冷却風として外気(空気)が充電器1の内部に吸い込まれる。
実施形態においては、充電器1の上面1bの角部が弧状をなしているため、充電器1を設置面FLに複数並べて隣接させた場合であっても、隣り合う二つの充電器1の上面1bの角部同士が接触しない(図14参照)。すなわち、図14に示すように、隣り合う二つの充電器1の角部の間に隙間16が生じる。したがって、充電器1の上面1bの角部において風の流れは妨げられ難く、導入口38を通じて充電器1の内部に冷却風をスムーズに導入することができる。
図12に示すように、冷却風が導入口38を通じて充電器1の内部に入り込むと、冷却風は、バッテリ室側壁61と外装体3の内面との間の隙間、および第二制御基板72の外面と外装体3の内面との間の隙間15(図13参照)を通じて充電器1の内部を下方へ流れていく。
実施形態においては、充電器1の下面1aから上面1bに向けて、冷却ファン28、基板室7、バッテリ室6の順に配置されているため、導入口38からの冷却風は、バッテリ室6、基板室7の順に流れる。したがって、基板室7を通過して暖まった風がバッテリ室6に流れる可能性は低い。
冷却風が充電器1の内部を下方へ流れると、基板室7を通過して暖まった風は、充電器1の下部に位置する排出口25から排出される。
実施形態においては、基台2の凹部23が床面FLとの間に排出口25を形成しているため、充電器1の内部を通過して暖まった風を、充電器1の外部にスムーズに排出することができる。
以上説明したように、上記実施形態の充電器1は、電動車両に用いられる可搬型のバッテリ45の充電器1の内部に配置された冷却ファン28と、充電器1が設置される設置面FLに対向する第一面1aと、第一面1aよりも設置面FLから離反する第二面1bと、を備え、第一面1aは、第二面1bよりも小さく、側面視で、充電器1の側壁3は、第一面1aに沿う第一辺が第二面1bに沿う第二辺よりも短い台形形状をなしている。
この構成によれば、充電器1の内部に配置された冷却ファン28を備えることで、冷却ファン28により冷却風を充電器1の内部に送ることができるため、充電器1を冷却することができる。加えて、充電器1は、充電器1が設置される設置面FLに対向する第一面1aと、第一面1aよりも設置面FLから離反する第二面1bと、を備え、第一面1aは、第二面1bよりも小さく、側面視で、充電器1の側壁3は、第一面1aに沿う第一辺が第二面1bに沿う第二辺よりも短い台形形状をなしていることで、以下の効果を奏する。例えば、側面視で充電器の側壁が矩形をなしていると、充電器を設置面に複数並べて隣接させた場合、隣り合う二つの充電器の側壁同士が接触するため、隣り合う二つの充電器の間に熱がこもり易く、冷却性能が低下する可能性が高い。これに対し、この構成によれば、側面視で充電器1の側壁3が台形形状をなしていることにより、充電器1を設置面FLに複数並べて隣接させた場合であっても、隣り合う二つの充電器1の側壁3同士が接触しないため(図15に示すように、隣り合う二つの充電器1の側壁3の間に隙間17が生じるため)、隣り合う二つの充電器1の間に熱がこもり難く、冷却性能が低下する可能性は低い。加えて、充電器1を設置面FLに複数並べて隣接させた場合であっても、隣の充電器1からのもらい熱を抑え、隣り合う二つの充電器1の側壁3の間に生じる隙間17で充電器1を冷却することができる。加えて、充電器1の側壁3は、第一面1aに沿う第一辺が第二面1bに沿う第二辺よりも短い台形形状をなしていることで、第一辺が第二辺よりも長い台形形状をなす場合と比較して、充電器1の設置面積を小さくすることができる。
上記実施形態では、第一面1aとしての充電器1の下面1aは、第二面1bとしての充電器1の上面1bよりも小さく、側面視で、側壁3は、下面1aに沿う下辺が上面1bに沿う上辺よりも短い台形形状をなしていることで、以下の効果を奏する。上下方向に起立する充電器1を水平面に平行な設置面FLに複数並べて隣接させた場合であっても、隣り合う二つの充電器1の側壁3同士が接触しないため、隣り合う二つの充電器1の間に熱がこもり難く、冷却性能が低下する可能性は低い。
上記実施形態では、バッテリ45を挿入可能かつ取り出し可能に開口する開口部39を形成し、側壁3を外方から覆うカバー部材4を更に備え、側壁3とカバー部材4との間には、冷却風を導入可能に開口する導入口38が設けられていることで、以下の効果を奏する。充電器1の側壁3に冷却風用の開口部を設けることなく、充電器1の側壁3とカバー部材4との間の導入口38を利用して冷却風の導入を制御することができる。すなわち、充電器1の側壁3に特別な加工を施す必要がなく、好適である。
上記実施形態では、バッテリ45を載置するバッテリ室6と、バッテリ45の充電制御を行う基板71,72を格納する基板室7と、を更に備え、第一面1aから第二面1bに向けて、冷却ファン28、基板室7、バッテリ室6の順に配置されていることで、以下の効果を奏する。冷却ファン28、基板室7およびバッテリ室6が第一面1aから第二面1bに向けて重なるように配置されるため、冷却ファン28、基板室7およびバッテリ室6が第一面1aに沿うように配置された場合と比較して、充電器1の設置面積を小さくすることができる。
上記実施形態では、第一面1aよりも設置面FLから離反する位置には、冷却風を導入可能に開口する導入口38が設けられ、導入口38よりも設置面FLに近接する位置には、冷却風を排出可能に開口する排出口25が設けられていることで、以下の効果を奏する。設置面FLに存在する塵埃などの異物が充電器1の内部に吸い込まれ難くなるため、冷却ファン28の性能が低下することを抑制することができる。加えて、第一面1aから第二面1bに向けて、冷却ファン28、基板室7、バッテリ室6の順に配置されている場合には、導入口38からの冷却風は、バッテリ室6、基板室7の順に流れ、排出口25から排出されるため、基板室7を通過して暖まった風がバッテリ室6に流れる可能性は低く、バッテリ室6への熱影響を防止することができる。
上記実施形態では、第二面1bの角部は、弧状をなしていることで、以下の効果を奏する。充電器1を設置面FLに複数並べて隣接させた場合であっても、隣り合う二つの充電器1の第二面1bの角部同士が接触しないため(図14に示すように、隣り合う二つの充電器1の角部の間に隙間16が生じるため)、角部において風の流れが妨げられ難く、冷却性能が向上する。
<変形例>
上記実施形態では、充電器1が設置される設置面を屋内の平坦な床面FLとした例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、充電器1の設置面は、屋外の地面であってもよく、水平面に対して傾斜する傾斜面であってもよい。
上記実施形態では、ステージ8の移動方向から見て、ステージ8が矩形形状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ステージ8の移動方向から見て、ステージ8は、矩形以外の多角形形状をなしていてもよい、円形形状または楕円形形状をなしていてもよい。
上記実施形態では、ステージ8の移動方向から見て、緩衝機構10が、ステージ8の対辺において、ステージ8の中心位置P1を対称中心として点対称に複数配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ステージ8の移動方向から見て、緩衝機構10は、ランダムに複数配置されていてもよい。
上記実施形態では、緩衝機構10が複数配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、緩衝機構10は一つのみ配置されていてもよい。
上記実施形態では、ステージ8の移動方向から見て、ガイド機構11がバッテリ45の重心位置P2を囲むように複数配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ガイド機構11は、バッテリ45の重心位置P2を囲まないように複数配置されていてもよい。あるいは、ガイド機構11を二つ配置し、バッテリ45の重心位置P2と二つのガイド機構11とを一直線状に並ぶように配置してもよい。
上記実施形態では、ガイド機構11が複数配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ガイド機構11は一つのみ配置されていてもよい。
上記実施形態では、ステージ8の移動方向から見て、緩衝機構10は、ステージ8の二辺において、ガイド機構11を挟むように複数配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、緩衝機構10は、ステージ8の一辺または三辺以上の辺において、ガイド機構11を挟むように複数配置されていてもよい。すなわち、ステージ8の移動方向から見て、緩衝機構10は、ステージ8の少なくとも一辺において、ガイド機構11を挟むように複数配置されていてもよい。
上記実施形態では、ステージ8が開口部39の内方に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ステージ8は、開口部39の外方に配置されていてもよい。
上記実施形態では、緩衝機構10およびガイド機構11が別個独立に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、緩衝機構10およびガイド機構11が一体に設けられていてもよい。例えば、緩衝機構10がバッテリ45の緩衝機能およびステージ8の案内機能のそれぞれを持っていてもよい。
上記実施形態では、側壁3とカバー部材4との間には、冷却風を導入可能に開口する導入口38が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、側壁とカバー部材4との間には、冷却風を排出可能に開口する排出口が設けられていてもよい。
この構成によれば、充電器1の側壁3に冷却風用の開口部を設けることなく、充電器1の側壁3とカバー部材4との間の排出口(隙間部)を利用して冷却風の排出を制御することができる。この構成においても、充電器1の側壁3に特別な加工を施す必要がなく、好適である。
すなわち、側壁3とカバー部材4との間には、冷却風を導入可能または排出可能に開口する隙間部38が設けられていてもよい。
上記実施形態では、充電器1の下面1aから上面1bに向けて、冷却ファン28、基板室7、バッテリ室6の順に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、充電器1の下面1aから上面1bに向けて、冷却ファン28、バッテリ室6、基板室7の順に配置されていてもよい。また、充電器1の下面1aから上面1bに向けて、バッテリ室6、基板室7、冷却ファン28の順に配置されていてもよい。すなわち、冷却ファン28、基板室7、バッテリ室6の配置順は、冷却ファン28の仕様(送風方向、出力、形状、サイズなど)、充電器1の仕様(内部構造、形状、サイズなど)に応じて適宜変更してもよい。
上記実施形態では、充電器1の上面1bの角部が弧状をなしている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、充電器1の上面1bの角部は、隣り合う二辺に対して傾斜していてもよい。すなわち、充電器1の上面1bの角部は、面取りされていてもよい。また、充電器1の上面1bの角部は、直角形状をなしていてもよい。
上記実施形態では、第一面1aよりも設置面FLから離反する位置には、冷却風を導入可能に開口する導入口38が設けられ、導入口38よりも設置面FLに近接する位置には、冷却風を排出可能に開口する排出口25が設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図16に示すように、第一面1aよりも設置面FLから離反する位置には、冷却風を排出可能に開口する排出口38が設けられ、排出口38よりも設置面FLに近接する位置には、冷却風を導入可能に開口する導入口25が設けられていてもよい。すなわち、冷却ファン28は、充電器1の下部から冷却風を吸込み、充電器1の上部から充電器1の内部を通過した風を吐き出してもよい。図16において符号L1は、冷却風(風)が流れる方向を示す。
この構成によれば、導入口25からの冷却風は、基板室7、バッテリ室6の順に流れ、排出口38から排出されるため、基板(図5に示す第二制御基板72)に冷却風を直接当てることができ、基板の冷却効率が向上する。
上記実施形態では、冷却ファン28と右第二制御基板72との離反間隔が、冷却ファン28と前第二制御基板72(または後第二制御基盤72)との離反間隔よりも大きい例(図13参照)を挙げて説明したが、これに限らない。
図17は、図13に相当する断面を含む図である。図17においては、基板室底壁70などの図示を省略している。
例えば、図17の上面視で、冷却ファン28は、前第二制御基板72の右部と後第二制御基板72の右部との間の中央位置に配置されていてもよい。冷却ファン28と右第二制御基板72との離反間隔は、冷却ファン28と前第二制御基板72(または後第二制御基盤72)との離反間隔よりも小さくてもよい。すなわち、冷却ファン28は、図13の位置よりも、右第二制御基板72に近接する位置に配置されていてもよい。
この構成によれば、冷却ファン28が図13の位置に配置された場合と比較して、右第二制御基板72の冷却効率を高めることができる。
例えば、図18に示すように、基板本体20の中央領域(下面視で冷却ファン28と重なる領域)には、複数の開口271を有する導風構造270が設けられていてもよい。下面視で、各開口271は、導風構造270の中心位置C1を同心とした円弧状をなしている。導風構造270の外周部には、冷却ファン28固定用の複数(本変形例では四つ)のボス272が設けられている。図19に示すように、各ボス272は、基板本体20から下方に突出している。ボス272は、基板本体20の下方から開口271が塞がれることを防止する機能を有する。図19において符号273は、冷却ファン28をボスに固定するためのボルト(締結部材)を示す。
図19の断面視で、基板本体20には、各開口271を区画するテーパー部274が設けられている。図19の断面視で、テーパー部274は、導風構造270の中心位置C1(冷却ファン28の中心軸線C1)に近接するほど上方に位置するように傾斜している。これにより、冷却風(風)をテーパー部274の傾斜に沿って導くことができる。
上記実施形態では、スライダ110が、ステージ支持体90における第一下方延出部92および第二下方延出部93に固定されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図20に示すように、スライダ210を含むステージ周辺部品209は、一体成形されていてもよい。例えば、ステージ周辺部品209の形成材料は、樹脂材料を用いる。図20において、符号210はスライダ、符号211はピストンロッド100の上端を支持するロッド上支持部、符号212はステージ8(図21参照)の外形に沿う矩形枠状をなす枠壁をそれぞれ示す。
本変形例において、ステージ8(図21参照)、スライダ210、ロッド上支持部211および枠壁212は、同一の部材で一体に形成されている。すなわち、ステージ8およびステージ周辺部品209は、同一の部材で一体に形成されている。これにより、ステージ8を含む周辺構造が簡易化し、充電器の組み立てが容易になる。
図20において、符号220はカバー本体40の四つの角部から下方に延出する下方延出壁を示す。下方延出壁220は、枠壁212の内方に配置されている。下方延出壁220は、枠壁212を介してステージ8の上下方向への移動を案内するガイド壁として機能する。図20においては、初期状態の位置にあるステージ周辺部品209を実線で示し、バッテリ室底壁(基板室上壁250)に近接した位置にあるステージ周辺部品209を二点鎖線で示す。
図21においては、初期状態の位置にあるステージ8(最上方に位置している状態)を示す。図22においては、ステージ8が最下方に移動した状態を示す。
ところで、カバー本体40に下方延出壁220を設けた場合、ステージ8が下方に移動すると、ステージ8とカバー部材4との上下方向間に隙間が生じてしまう。これに対し、本変形例では、枠体212の上下高さを、前記隙間を塞ぐ大きさに設定したことで、ステージ8が下方に移動した場合でも、ステージ8とカバー部材4との間に隙間が生じることを防止することができる。したがって、ステージ8とカバー部材4との間等に物が落ちることなどを防止することができる。
上記実施形態では、基板室7が、複数の制御基盤71,72と、複数の制御基板71,72を格納する基板室底壁70と、を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図20に示すように、基板室7Aは、複数の制御基板(不図示)を格納する基板室上壁250と、基板室上壁250の外周から下方に延びるフランジ壁251と、を備えていてもよい。すなわち、本変形例の基板室7Aは、実施形態における基板室7を上下方向に反転した構成を有している。例えば、複数の制御基盤(不図示)は、ポッティング等により基板室上壁250に固定されている。本変形例において、基板室上壁250は、バッテリ室底壁としても機能する。
複数の制御基板(不図示)は、基板室上壁250の中央部に搭載された複数の第一制御基板と、基板室上壁250の外周から下方に起立する複数の第二制御基板と、である。本変形例において、第二制御基板の高さは、第一制御基板の高さよりも低い。冷却ファン28は、上面視で、基板室上壁250の中央部と重なる位置に配置されている。言い換えると、冷却ファン28は、複数の第一制御基板を避けた位置(上面視で複数の第二制御基板と重なる位置)に配置されている。すなわち、冷却ファン28は、基板の高さが低い部分に配置されている。これにより、充電器の全体的な高さを短縮することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗型電動車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
例えば、充電器は、自動二輪車のモバイルバッテリの充電器に限らず、電動車両以外の電気機器の充電器に適用してもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 充電器
1a 第一面(下面)
1b 第二面(上面)
3 外装体(側壁)
4 カバー部材
6 バッテリ室
7 基板室
25 排出口、導入口
28 冷却ファン
38 導入口、排出口(隙間部)
39 バッテリ開口(開口部)
45 バッテリ
71,72 制御基板(基板)
FL 設置面

Claims (7)

  1. 電動車両に用いられる可搬型のバッテリ(45)の充電器(1)の内部に配置された冷却ファン(28)と、
    前記充電器(1)が設置される設置面(FL)に対向する第一面(1a)と、前記第一面(1a)よりも前記設置面(FL)から離反する第二面(1b)と、を備え、
    前記第一面(1a)は、前記第二面(1b)よりも小さく、
    側面視で、前記充電器(1)の側壁(3)は、前記第一面(1a)に沿う第一辺が前記第二面(1b)に沿う第二辺よりも短い台形形状をなし、
    前記バッテリ(45)を載置するバッテリ室(6)と、
    前記バッテリ(45)の充電制御を行う基板(71,72)を格納する基板室(7)と、を更に備え、
    前記第一面(1a)から前記第二面(1b)に向けて、前記冷却ファン(28)、前記基板室(7)、前記バッテリ室(6)の順に配置され、
    前記基板室(7)と前記側壁(3)との距離は、前記バッテリ室(6)と前記側壁(3)との距離よりも小さく、
    前記第二面(1b)の角部は、弧状をなし、
    前記バッテリ室(6)は、前記バッテリ(45)を1つのみ配置可能であり、
    前記充電器(1)は、前記バッテリ室(6)を1つのみ有し、
    前記側壁(3)を外方から覆うカバー部材(4)と前記側壁(3)との間には、冷却風を導入可能または排出可能に開口する隙間部(38)が設けられ、
    前記隙間部(38)よりも前記設置面(FL)に近接する位置には、前記冷却風を排出可能に開口する排出口(25)または前記冷却風を導入可能に開口する導入口(25)が設けられ、
    前記バッテリ室(6)のバッテリ室側壁(61)と前記側壁(3)の内面との間の隙間、および前記基板室(7)と前記側壁(3)の内面との間の隙間(15)を通じて上下方向に前記冷却風を流通可能な冷却風通路(V1)が設けられていることを特徴とする可搬型バッテリの充電器。
  2. 前記第一面(1a)としての前記充電器(1)の下面(1a)は、前記第二面(1b)としての前記充電器(1)の上面(1b)よりも小さく、
    側面視で、前記側壁(3)は、前記下面(1a)に沿う下辺が前記上面(1b)に沿う上辺よりも短い台形形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の可搬型バッテリの充電器。
  3. 前記カバー部材(4)は、前記バッテリ(45)を挿入可能かつ取り出し可能に開口する開口部(39)を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の可搬型バッテリの充電器。
  4. 前記隙間部(38)は、前記第一面(1a)よりも前記設置面(FL)から離反する位置に設けられ、前記冷却風を導入可能に開口する導入口(38)であり
    前記導入口(38)よりも前記設置面(FL)に近接する位置には、前記冷却風を排出可能に開口する前記排出口(25)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の可搬型バッテリの充電器。
  5. 前記隙間部(38)は、前記第一面(1a)よりも前記設置面(FL)から離反する位置に設けられ、前記冷却風を排出可能に開口する排出口(38)であり
    前記排出口(38)よりも前記設置面(FL)に近接する位置には、前記冷却風を導入可能に開口する前記導入口(25)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の可搬型バッテリの充電器。
  6. 前記バッテリ室(6)に収容され、前記バッテリ(45)を載置可能なステージ(8)と、
    前記ステージ(8)を案内するガイド機構(11)と、を更に備え、
    前記ガイド機構(11)は、前記冷却風通路(V1)にわたり配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の可搬型バッテリの充電器。
  7. 前記ガイド機構(11)を支持する連結柱(53)は、前記冷却風通路(V1)に配置されている請求項6に記載の可搬型バッテリの充電器。
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