JP7059634B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、電源システムの技術分野に関する。
この種のシステムとして、バッテリの出力電圧を監視して、バッテリの異常を検出するものが知られている。例えば特許文献1では、バッテリの出力電圧を計測する電圧センサが異常値を示した場合には、バッテリの異常と判断し、バッテリレス走行(即ち、バッテリを使用しない走行)を行う技術が開示されている。
その他の関連技術として、特許文献2では、絶縁抵抗の低下(言い換えれば、漏電)が生じた部位を特定する技術が開示されている
特開2013-112098号公報 特開2012-165536号公報
車両の電源システムにおいては、交流部位(即ち、交流電流が流れる部位)で漏電が発生すると、ボデー(グラウンド)を介して形成された閉回路により回路共振が発生し、バッテリに異常が発生していないにもかかわらず、バッテリの電圧センサで検出される値が異常値となってしまうことがある。
特許文献1に記載されている技術では、上述した漏電に起因して異常値が検出された場合においても、車両がバッテリレス走行へと切り替わることになる。即ち、本来であればバッテリレス走行をすべきでない状況においても、バッテリレス走行が行われてしまう。その結果、不必要に走行可能距離や走行可能時間が短くなってしまう(即ち、走行性能が低下してしまう)という技術的問題点が生じ得る。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、バッテリの電圧に異常が検出された場合でも、車両の走行性能を好適に維持することが可能な電源システムを提供することを課題とする。
本発明に係る電源システムの一態様では、車両において、バッテリから供給される電力を昇圧し、昇圧電圧としてモータに供給する電源システムであって、前記バッテリの電圧が異常値であることを検出する電圧検出手段と、前記異常値が検出された場合に、前記車両がバッテリレス走行を行うように、前記バッテリから供給される電力を遮断する電力遮断手段と、前記バッテリから供給される電力の漏電を検出する漏電検出手段と、前記漏電が検出された場合に、前記バッテリレス走行を中止するように前記電力遮断手段を制御する遮断制御手段と、前記漏電が発生している部位を特定する部位特定手段と、前記漏電が発生している部位が、前記昇圧電圧が印加される昇圧後部位である場合に、前記漏電が発生している部位が、前記昇圧後部位でない場合と比べて、前記昇圧電圧が低くなるように制御する電圧制御手段とを備える。
本実施形態に係る電源システムが搭載される車両の構成を示すブロック図である。 漏電発生時のセル電圧の変動を示すグラフである。 本実施形態に係る電源システムによる退避走行制御の動作の流れを示すブロック図である。 昇圧電圧低減処理による最大昇圧電圧の変化を示すグラフである。 漏電発生時のGND電圧の変動を示すグラフである。
以下、図面を参照して電源システムの実施形態について説明する。
<装置構成>
まず、本実施形態に係る電源システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電源システムが搭載される車両の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両は、バッテリ10と、セル電圧監視部11と、システムメインリレー12と、平滑コンデンサC1と、コンバータ20と、平滑コンデンサC2と、インバータ30と、モータジェネレータMGと、ボデー50と、平滑コンデンサC3と、電圧器V1、V2と、DDC(DC-DCコンバータ)60と、補機70と、ECU(Electronic Control Unit)100とを備えている。
バッテリ10は、充電可能な蓄電装置である。バッテリ10の一例として、例えば、二次電池(例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等)が挙げられる。バッテリ10には、セル電圧を監視するセル電圧監視部11が設けられている。セル電圧監視部11は、バッテリ10のセル電圧が異常値となっているか否かを監視する。バッテリ10からの電力供給は、システムメインリレー12によって遮断可能に構成されている。なお、セル電圧監視部11は、後述する付記における「電圧検出手段」の一具体例である。システムメインリレー12は、後述する付記における「電力遮断手段」の一具体例である。
平滑コンデンサC1は、バッテリ10の正極線とバッテリ10の負極線との間に接続された電圧平滑用のコンデンサである。平滑コンデンサC1は、正極線と負極線との間の端子間電圧VLの変動を平滑化するためのコンデンサである。
コンバータ20は、リアクトルL1と、整流ダイオードD1が接続されたスイッチング素子Q1と、整流ダイオードD2が接続されたスイッチング素子Q2とを備えている。コンバータ20では、各スイッチング周期内でスイッチング素子Q1及びQ2が相補的かつ交互にオンオフするように制御される。
コンバータ20は、昇圧動作時において、バッテリ10から供給された直流電圧VLを直流電圧VH(インバータ30への入力電圧に相当するこの直流電圧を、以下「昇圧電圧」とも称する)に昇圧する。この昇圧動作は、スイッチング素子Q2のオン期間にリアクトルL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q1及び整流ダイオードD1を介して供給することにより行われる。
また、コンバータ20は、降圧動作時には、直流電圧VHを直流電圧VLに降圧する。この降圧動作は、スイッチング素子Q1のオン期間にリアクトルL1に蓄積された電磁エネルギを、スイッチング素子Q2及び整流ダイオードD2を介して供給することにより行われる。
これらの昇圧動作及び降圧動作における電圧変換比(即ち、VH及びVLの比)は、上記スイッチング周期におけるスイッチング素子Q1、Q2のオン期間比(即ち、デューティ比)により制御される。なお、スイッチング素子Q1及びQ2をオン及びオフにそれぞれ固定すれば、VH=VL(電圧変換比=1.0)とすることもできる。
平滑コンデンサC2は、コンバータ20とインバータ30との間に配置された電圧平滑用のコンデンサである。平滑コンデンサC2は、昇圧電圧VHの変動を平滑化するためのコンデンサである。
インバータ30は、コンバータ20から供給される直流電力(直流電圧)を交流電力(具体的には、三相交流電圧)に変換する。インバータ30は、直流電力を交流電力に変換するために、p側スイッチング素子Qup及びn側スイッチング素子Qunを含むU相アーム、p側スイッチング素子Qvp及びn側スイッチング素子Qvnを含むV相アーム、並びにp側スイッチング素子Qwp及びn側スイッチング素子Qwnを含むW相アームを備えている。インバータ30が備える各アームは、正極線と負極線との間に並列に接続されている。p側スイッチング素子Qup、Qvp及びQwpには、整流用ダイオードDup、Dvp及びDwpが夫々接続されている。n側スイッチング素子Qun、Qvn及びQwnについても同様に、整流用ダイオードDun、Dvn及びDwnが夫々接続されている。インバータ30の各スイッチング素子Qup~Qwnは、PWM(Pulse Width Modulation)制御によってスイッチングのオンオフが制御される。
インバータ30における各相アームの上側アーム(つまり、各p側スイッチング素子)と下側アーム(つまり、各n側スイッチング素子)との中間点は、夫々モータジェネレータMGの各相コイルに接続されている。その結果、インバータ30による変換動作の結果生成される交流電力(三相交流電圧)が、モータジェネレータMGに供給される。
モータジェネレータMGは、三相交流電動発電機として構成されている。モータジェネレータMGは、車両が走行するために必要なトルクを発生するように駆動する。モータジェネレータMGが発生したトルクは、当該モータジェネレータMGの回転軸に機械的に連結された駆動軸を介して、駆動輪に伝達される。なお、モータジェネレータMGは、車両の制動時等に電力回生(発電)を行ってもよい。モータジェネレータMGは、後述する付記における「モータ」の一具体例である。
ボデー50は、車両の筐体部分であり、本実施形態に係る電源システムにおけるグラウンド(GND)として機能している。
平滑コンデンサC3は、バッテリ10とボデー50との間に配置された電圧平滑用のコンデンサである。電圧器V1は、バッテリ10の正極線とボデー50との間に配置された電圧検出器である。電圧器V2は、バッテリ10の負極線とボデー50との間に配置された電圧検出器である。
DDC60は、DC-DCコンバータであり、バッテリ10から供給される直流電力を変圧して、補機70に供給可能に構成されている。補機70は、車両において電力を消費して動作する部位であり、一例としてエアーコンプレッサー等が挙げられる。
ECU100は、車両における各部の動作を制御するための電子制御ユニットである。ECU100は、その機能を実現するための処理ブロックとして、漏電検出部110、電力遮断制御部120、漏電部位特定部130、昇圧電圧制御部140を備えている。
漏電検出部110は、後述する付記における「漏電検出手段」の一具体例であり、本実施形態に係る電源システムにおける漏電の発生を検出する。電力遮断制御部120は、後述する付記における「遮断制御手段」の一具体例であり、システムメインリレー12を制御することで、バッテリ10からの電力供給(即ち、供給又は遮断)を制御する。漏電部位特定部130は、後述する付記における「部位特定手段」の一具体例であり、漏電検出部110において検出された漏電が、電源システムにおけるどの部位において発生しているかを特定する。昇圧制御部140は、後述する付記における「電圧制御手段」の一具体例であり、本実施形態に係る電源システムにおける昇圧電圧(即ち、昇圧電圧VH)の上限値である最大昇圧電圧を制御する。上記ECU100の各部の動作については、後に詳細に説明する。
<漏電発生時のセル電圧異常>
次に、本実施形態に係る電源システムにおいて漏電が発生した場合に生じ得るセル電圧の異常について、図2を参照して具体的に説明する。図2は、漏電発生時のセル電圧の変動を示すグラフである。
図2に示すように、本実施形態に係る電源システムにおいて漏電が発生すると、セル電圧監視部11において検出されるセル電圧に大きな変動が生ずる。具体的には、交流部位において地絡故障が発生すると(図1参照)、ボデー50を介した閉回路において回路共振が発生し、ボデー(即ち、グラウンド)の電位(以下、適宜「GND電位」と称する)が変動する。すると、GND電位を基準として検出されているセル電圧にも変動が生ずる。よって、漏電が発生すると、セル電圧の大きな変動が発生し、バッテリ10に異常が発生していると誤検出されてしまうおそれがある。
本実施形態に係る車両では、バッテリ10に異常が発生した場合には、システムメインリレー12がオフとされ、バッテリレス走行が行われる。しかしながら、上述したように漏電に起因してバッテリ10の異常が誤検出されてしまうと、バッテリ10には異常が発生していないにもかかわらず、バッテリレス走行が行われてしまうおそれがある。この場合、不必要に走行可能距離や走行可能時間が短くなってしまう。
本実施形態に係る電源システムは、上述した走行性能の低下を防止するために、以下に詳述するような退避走行制御を実行する。
<退避走行制御>
本実施形態に係る電源システムが実行する退避走行制御出(即ち、バッテリ10異常時に退避走行を行うための制御)について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る電源システムによる退避走行制御の動作の流れを示すブロック図である。
図2に示すように、退避走行制御時には、まずセル電圧監視部11が、セル電圧の異常が検出されているか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、バッテリ10のセル電圧が、予め設定された閾値(即ち、異常値を判定するための閾値)を超えているか否かを判定する。
セル電圧の異常が検出された場合には(ステップS11:YES)、退避走行としてバッテリレス走行を選択し、HVコーションを点灯させる(ステップS13)。バッテリレス走行が選択された場合には、電力遮断制御部120がシステムメインリレー12をオフにする(ステップS14)。
続いて、漏電検出部11が、電源システムにおいて漏電が発生しているか否かを判定する(ステップS14)。なお、漏電の発生を検出する方法については、既存の技術を適宜採用することが可能であるため、ここでの詳細な説明は省略する。漏電が検出されない場合には(ステップS14:NO)、バッテリレス走行が継続される。
漏電が検出された場合には(ステップS14:YES)、退避走行としてダイアグありの通常走行が選択され、HVコーションを点灯させる(ステップS15)。この場合、バッテリレス走行を中止するために、電力遮断制御部120がシステムメインリレー12をオンにする(ステップS16)。
上記のように、本実施形態に係る電源システムでは、漏電が発生していることが検出された場合には、バッテリレス走行が中止される。即ち、漏電が発生している場合には、バッテリ10に異常が生じていないにもかかわらず、バッテリ10のセル電圧が異常値として検出されていると判断し、本来であれば行うはずのバッテリレス走行を行わないようにする。このようにすれば、バッテリ10に異常が生じていないにもかかわらず、バッテリレス走行が行われ、その結果として車両の走行性能が低下してしまうことを防止できる。
続いて、漏電部位特定部130が、電源システムにおける漏電が発生している部位を特定する。なお、漏電が発生している部位の特定については、昇圧後エリアの部位(例えば、コンバータ20、インバータ30、及びモータジェネレータMG等)であるか否かを特定できればよい。漏電が発生している部位を特定する方法については、既存の技術を適宜採用することが可能であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
漏電部位特定部130の特定結果が、昇圧後エリアであった場合(ステップS18:YES)、昇圧電圧制御部140が昇圧電圧低減処理(即ち、昇圧電圧VHの最大値を低くする処理)を実行する(ステップS19)。一方、漏電部位特定部130の特定結果が、昇圧後エリア以外のエリアであった場合(ステップS18:NO)、昇圧電圧低減処理は実行されない。
ここで、昇圧電圧低減処理について、図4及び図5を参照して詳細に説明する。図4は、昇圧電圧低減処理による最大昇圧電圧の変化を示すグラフである。図5は、漏電発生時のGND電圧の変動を示すグラフである。
図4に示すように、昇圧電圧低減処理では、昇圧後エリアにおける漏電が確定すると、最大昇圧電圧が通常時の値よりも低くなるように変更される。よって、昇圧後エリアで漏電が発生している場合には、昇圧後エリア以外で漏電が発生している場合と比べて、昇圧電圧VHは低くなる
図5に示すように、漏電発生時のGND電位の変動は、昇圧電圧VHに依存している。具体的には、昇圧電圧VHが高いほど、GND電位の変動は大きくなる。つまり、昇圧電圧VHが高いほど、漏電発生時にバッテリ10の異常が検出され易くなると言える。
これに対し、本実施形態に係る電源システムでは、漏電が発生している部位が昇圧後エリアである場合には、上述した昇圧電圧低減処理が実行される。このようにすれば、昇圧電圧VHに依存して大きくなる漏電発生時のGND電位の変動を抑制することができる。よって、GND電圧を基準に検出されるバッテリ10のセル電圧の変動も抑制することができる。この結果、漏電が発生している場合であっても、バッテリ10の電圧の正確な値を検出し易くすることが可能である。
<付記>
以上説明した実施形態から導き出される発明の各種態様を以下に説明する。
(付記1)
付記1に記載の電源システムは、車両において、バッテリから供給される電力を昇圧し、昇圧電圧としてモータに供給する電源システムであって、前記バッテリの電圧が異常値であることを検出する電圧検出手段と、前記異常値が検出された場合に、前記車両がバッテリレス走行を行うように、前記バッテリから供給される電力を遮断する電力遮断手段と、前記バッテリから供給される電力の漏電を検出する漏電検出手段と、前記漏電が検出された場合に、前記バッテリレス走行を中止するように前記電力遮断手段を制御する遮断制御手段と、前記漏電が発生している部位を特定する部位特定手段と、前記漏電が発生している部位が、前記昇圧電圧が印加される昇圧後部位である場合に、前記漏電が発生している部位が、前記昇圧後部位でない場合と比べて、前記昇圧電圧が低くなるように制御する電圧制御手段とを備える。
漏電が発生した場合には、交流部位の地絡故障によってグラウンド電位が変動し、グラウンド電位を基準として検出されるバッテリの電圧も大きく変動する。このため、バッテリに異常が生じていないにもかかわらず、バッテリの電圧が異常値として検出されてしまうおそれがある。
これに対し、付記1に記載の電源システムでは、漏電が発生していることが検出された場合には、バッテリレス走行が中止される。即ち、漏電が発生している場合には、バッテリに異常が生じていないにもかかわらず、バッテリの電圧が異常値として検出されていると判断し、本来であれば行うはずのバッテリレス走行を行わないようにする。このようにすれば、バッテリに異常が生じていないにもかかわらず、バッテリレス走行が行われ、その結果として不必要に走行可能距離や走行可能時間が低下してしまうことを防止できる。
また、付記1に記載の電源システムでは、漏電が発生している部位が昇圧後部位である場合には、漏電が発生している部位が昇圧後部位でない場合と比べて、昇圧電圧が低くなるように制御される。このようにすれば、昇圧電圧に依存して大きくなる漏電発生時のグラウンド電圧の変動を抑制することができる。よって、グラウンド電圧を基準に検出されるバッテリの電圧の変動も抑制することができる。この結果、漏電が発生している場合であっても、バッテリの電圧の正確な値を検出し易くすることが可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電源システムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10 バッテリ
11 セル電圧監視部
12 システムメインリレー
C1 平滑コンデンサ
20 コンバータ
L1 リアクトル
Q1,Q2 スイッチング素子
D1、D2 整流ダイオード
C2 平滑コンデンサ
20 インバータ
Qup~Qwn スイッチング素子
Dup~Dwn 整流ダイオード
MG モータジェネレータ
50 ボデー
C3 平滑コンデンサ
V1,V2 電圧器
60 DDC
70 補機
100 ECU
110 漏電検出部
120 電力遮断制御部
130 漏電部位特定部
140 昇圧電圧制御部

Claims (1)

  1. 車両において、バッテリから供給される電力を昇圧し、昇圧電圧としてモータに供給する電源システムであって、
    前記バッテリの電圧が異常値であることを検出する電圧検出手段と、
    前記異常値が検出された場合に、前記車両が前記バッテリから供給される電力以外の駆動力を用いて走行するバッテリレス走行を行うように、前記バッテリから供給される電力を遮断する電力遮断手段と、
    前記バッテリから供給される電力の漏電を検出する漏電検出手段と、
    前記漏電が検出された場合に、前記バッテリレス走行を中止して、前記バッテリから供給される電力を用いる走行に復帰するように前記電力遮断手段を制御する遮断制御手段と、
    前記漏電が発生している部位を特定する部位特定手段と、
    前記漏電が発生している部位が、前記昇圧電圧が印加される昇圧後部位である場合に、前記漏電が発生している部位が、前記昇圧後部位でない場合と比べて、前記昇圧電圧が低くなるように制御する電圧制御手段と
    を備えることを特徴とする電源システム。
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