JP6107502B2 - 二次電池残存容量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の動力源として用いられる電動機に電力供給を行うことにより放電されるとともに前記電動機から回生電力の供給を受けることにより充電される二次電池の残存容量を検出する二次電池残存容量検出装置に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車などの車両には、主機バッテリとしての二次電池が搭載される。その二次電池は、電動機として機能するモータジェネレータ(以下、M/Gとも称す)およびM/Gを駆動するインバータの動作状態に応じて放電および充電される。このような構成において、二次電池の寿命向上を図るべく、二次電池に流れる電流(充電電流および放電電流)を検出するための電流センサを設け、その検出値に基づいて二次電池の残存容量(SOC;State Of Charge)を推定して検出することが行われている。
この場合、電流センサの検出値に使用環境(例えば温度)などに起因する誤差(オフセット誤差)が含まれると、残存容量値(SOC値)の推定精度が低下する。そのため、上記電流センサに関する補正方法が種々考案されている(例えば特許文献1、2参照)。このような従来の補正方法では、二次電池に流れる電流がゼロになると考えられる車両停止時に電流センサのオフセット誤差を補正する補正処理が実行されるようになっている。
特開平11−98602号公報 特許第4189801号公報
しかし、車両によっては、二次電池およびインバータの間に、二次電池から供給される高電圧を降圧して出力するDC/DCコンバータ(電力変換器)が接続される場合もある。この場合、DC/DCコンバータの出力電圧は、例えば鉛蓄電池などの補機バッテリの充電に用いられる。そして、その補機バッテリは、車両に搭載される各種機器(補機系負荷)に対する電源供給を行う。また、それら各種機器の中には、車両停止時にあっても動作する機器が存在する。
従って、上記構成の場合、DC/DCコンバータの動作を停止すると、補機バッテリの過放電や、電圧低下による各種機器の誤動作などの問題が生じるおそれがある。そのため、上記構成の場合には、車両停止時にあっても、むやみにDC/DCコンバータの動作を停止することができず、その結果、二次電池からDC/DCコンバータへの流入電流がゼロにならないことがあり得る。このようなことから、上記従来の補正方法では、二次電池およびインバータの間にDC/DCコンバータが接続される場合には、上記流入電流の影響により、電流センサに関する補正処理を精度良く行うことが困難となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、インバータおよび二次電池の間に補機バッテリの充電を行う電力変換器が接続される場合でも、電流センサに関する補正処理を精度良く実行することができる二次電池残存容量検出装置を提供することにある。
請求項1に記載の二次電池残存容量検出装置は、二次電池の残存容量を検出する。二次電池は、車両の動力源として用いられる電動機に電力供給を行うことにより放電されるとともに、電動機から回生電力の供給を受けることにより充電されるものである。二次電池残存容量検出装置は、電流センサ、補正値設定手段、残存容量推定手段および補正値更新手段を備えている。
電流センサは、二次電池に流れる電流を検出するためのものである。一般に、電流センサの出力は、例えば温度などの使用環境により変化する(温度特性を有する)。そのため、電流センサを使用する際には、そのときの使用環境に合わせて検出基準値(ゼロ点)を設定する、つまりオフセット誤差を補正する必要がある。そこで、補正値設定手段は、例えば電源投入直後など、二次電池に電流が流れていない期間における電流センサの出力に基づいて、電流センサのオフセット誤差を補正するためのオフセット補正値の初期値を設定する。そして、残存容量推定手段は、電流センサの出力およびオフセット補正値を用いて二次電池に流れる電流を検出し、その検出値に基づいて二次電池の残存容量を推定する。
しかし、車両の運転状態、その周辺環境などは、刻一刻と変化するため、電流センサの使用環境についても同様に刻一刻と変化する。そのため、上述したように、当初の使用環境に合わせてオフセット補正値(検出基準値)を初期的に設定したとしても、車両の運転状態の変化などに伴い、電流センサの出力に基づく電流の検出値に誤差が含まれるようになる可能性がある。そうすると、二次電池の残存容量を精度良く推定することができなくなる。
そこで、本手段では、初期的に設定されたオフセット補正値を適切なタイミングで更新する補正値更新手段を備えている。ただし、この場合、電動機を駆動するインバータおよび二次電池の間には、車両に搭載される補機系負荷に対して電源を供給するための補機バッテリの充電を行う電力変換器が接続されている。従来技術の説明でも述べたように、このような構成では、車両の停止中であっても、むやみに電力変換器の動作を停止することができず、二次電池に流れる電流がゼロにならないことがあり得る。そこで、補正値更新手段は、車両が停止中であることを表す車両停止情報が与えられると、電力変換器への流入電流を算出する。そして、補正値更新手段は、その算出された流入電流およびそのときの電流センサの出力を用いてオフセット補正値を更新する。このようにすれば、インバータおよび二次電池の間に電力変換器が接続される場合でも、電流センサに関する補正処理を精度良く行うことが可能となる。
また、本手段では、オフセット補正値の更新を行う際に電力変換器の動作を停止する必要がない。そのため、電力変換器により充電される補機バッテリの過放電に伴う寿命低下を抑制するとともに、電圧低下による補機系負荷の誤動作の発生を抑制することができる。さらに、本手段では、電流センサの温度特性に起因するオフセット誤差を、上述したように温度センサレスで補正するようにしている。従って、本手段によれば、例えば温度センサを用いて同様の補正を行う構成に比べ、装置の小型化および製造コストの低減などを図ることができる。
第1の実施形態を示すもので、二次電池残存容量検出装置をハイブリッド自動車に適用した構成例を示す図 DC/DCコンバータの構成例を示す図 流入電流およびPWM信号の状態を示すタイミングチャート HVECU側の処理内容を示すフローチャート DC/DCコンバータ側の処理内容を示すフローチャート 平均流入電流算出処理の内容を示すフローチャート 補正値更新処理の内容を示すフローチャート 第2の実施形態を示す図2相当図 図6相当図 図3相当図 第3の実施形態を示すもので、平均流入電流算出処理に追加する処理の内容を示すフローチャート
以下、二次電池残存容量検出装置の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1に示す二次電池残存容量検出装置1は、ハイブリッド自動車(車両)に搭載される主機バッテリである二次電池2の残存容量を検出する。二次電池2は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素二次電池などからなる。二次電池残存容量検出装置1は、ハイブリッド自動車のシステムにおける総合的制御を行うハイブリッド制御装置3(HVECU3とも称す)、電流センサ4、DC/DCコンバータ5などから構成される。
ハイブリッド自動車は、車輪を回転する動力源として、エンジン(図示せず)およびエンジンの出力軸上に設けられたM/G6を有する。M/G6は、電動機および発電機として機能する。インバータ7は、HVECU3から与えられる指令に従い、M/G6を駆動する。インバータ7は、M/G6の駆動力が車輪に付与されて車両が走行する際(M/G6が電動機として機能する際)、二次電池2から供給される直流電力を昇圧するとともに三相の交流電力に変換してM/G6に供給する。このとき、二次電池2が放電されることによりM/G6に電力供給が行われるため、インバータ7および二次電池2には、図1に点線の矢印で示す方向への電流I、IBATTが流れる。
また、インバータ7は、車両が減速する際(M/G6が発電機として機能する際)、M/G6から供給される回生電力を直流電力に変換して二次電池2に供給する。このとき、M/G6から回生される電力により二次電池2が充電されるため、インバータ7および二次電池2には、図1に実線の矢印で示す方向への電流I、IBATTが流れる。インバータ7は、M/G6の回転速度(回転数)を表すデータおよび自身に流れる電流Iを表すデータをHVECU3に送信する。
システムメインリレー8(以下、SMR8とも称す)は、インバータ7および二次電池2の間における電力供給経路を開閉する。SMR8の開閉は、HVECU3により制御される。SMR8は、保護用の高電圧リレーであり、その接点は、通常は閉じられており、システムにおける異常が発生した場合に開かれるようになっている。電流センサ4は、二次電池2に流れる電流IBATT、つまり二次電池2の充放電電流を検出するために設けられている。電流センサ4は、例えば、コアおよびホールICなどを備えた構成となっている。電流センサ4の出力は、HVECU3に与えられる。
インバータ7および二次電池2の間には、高圧系負荷であるDC/DCコンバータ5(電力変換器に相当)が接続されている。DC/DCコンバータ5は、二次電池2から供給される高圧系電圧(例えば数百V)を降圧し、補機系電圧(例えば14V)を生成する。その補機系電圧は、例えば鉛蓄電池などからなる補機バッテリ9の充電、車両に搭載される補機系負荷への電源供給などに利用される。
上記補機系負荷としては、インバータ7を冷却するための冷却水を循環させるためのインバータウォーターポンプ、エンジンを冷却するための冷却水を循環させるためのエンジン冷却ウォーターポンプ、二次電池2に冷却風を送風する二次電池冷却ファン、ラジエータに冷却風を送風するラジエータファン、各種の車載機器を制御するためのECUなどが挙げられる(いずれも図示略)。
DC/DCコンバータ5は、その入力電流、つまり二次電池2から自身へと流れる流入電流ID/DCの平均値を算出する機能(詳細は後述する)を有している。DC/DCコンバータ5は、HVECU3からトリガ信号が与えられると、流入電流ID/DCの平均値(以下、平均流入電流とも称す)を算出する。DC/DCコンバータ5は、平均流入電流を算出すると、トリガ信号の受信時点から算出時点までの時間(経過時間)とともに、その算出した値をHVECU3に送信する。
HVECU3は、二次電池2の寿命向上などを図るべく、二次電池2の残存容量を適正な範囲(例えば40%〜80%)に管理する機能を有する。そのため、HVECU3は、電流センサ4の出力値(出力電圧)に基づいて、二次電池2に流れる電流IBATT(充放電電流)を検出する。ただし、一般に、電流センサ4の出力は、例えば温度などの使用環境により変化する(温度特性を有する)。そのため、電流センサ4を使用する際には、そのときの使用環境に合わせて検出基準値(ゼロ点)を設定する、つまりオフセット誤差を補正する必要がある。そこで、HVECU3は、例えば電源投入直後など、電流IBATTが確実に流れていない期間における電流センサ4の出力に基づいて、電流センサ4のオフセット誤差を補正するためのオフセット補正値の初期値を設定する(補正値設定手段に相当)。
そして、HVECU3は、電流センサ4の出力値およびオフセット補正値を用いて電流IBATTの電流値を検出し、その検出値に基づいて二次電池2の残存容量を算出する(残存容量推定手段に相当)。なお、二次電池2の残存容量の算出(演算)方法については、周知の各種の手法を採用することができるため、ここでは、その説明を省略する。また、HVECU3は、残存容量の算出値が適正範囲内の値となるように、インバータ7の動作を制御する。すなわち、HVECU3は、例えば、残存容量の算出値が適正範囲を上回りそうな場合には、車両の減速時であっても回生電力による二次電池2の充電を停止する。また、HVECU3は、例えば、残存容量の算出値が適正範囲を下回りそうな場合には、M/G6を動力源として用いる走行を行わない。
しかし、車両の運転状態、その周辺環境などは、刻一刻と変化するため、電流センサ4の使用環境についても同様に刻一刻と変化する。そのため、上述したように、当初の使用環境に合わせてオフセット補正値(検出基準値)を初期的に(一度だけ)設定したとしても、車両の運転状態の変化などに伴い、電流センサ4の出力に基づく電流IBATTの検出値に誤差が含まれるようになる可能性がある。そうすると、二次電池2の残存容量を精度良く算出することが難しくなる。
そこで、HVECU3は、DC/DCコンバータ5と連携し、初期的に設定されたオフセット補正値を更新する補正値更新処理を定期的に実行するようになっている。具体的には、HVECU3は、車両が停止中であると判断した場合、DC/DCコンバータ5と連携し、補正値更新処理を実行する。HVECU3は、他の制御装置から与えられる車軸の回転速度(回転数)を表すデータや、インバータ7から与えられるM/G6の回転速度およびインバータ7に流れる電流Iなどの情報(車両停止情報)に基づいて、車両が停止中であるか否かを判断する。
このように、本実施形態では、HVECU3およびDC/DCコンバータ5により、補正値更新手段10が構成される。そして、補正値更新手段10のうち、算出手段としての機能はDC/DCコンバータ5が分担し、補正手段としての機能はHVECU3が分担するようになっている。
続いて、DC/DCコンバータ5の具体的な構成例について説明する。
図2に示すように、DC/DCコンバータ5は、フルブリッジ方式の絶縁型のものとなっている。DC/DCコンバータ5は、電源入力端子11、12を通じて供給される高圧系電圧(入力電圧V)を降圧し、電源出力端子13、14を通じてその降圧した補機系電圧(出力電圧V)を出力する。
DC/DCコンバータ5は、4つのスイッチング素子Q1〜Q4、トランス15、ダイオードD1、D2、インダクタL1、コンデンサC1、C2およびコントローラ16などから構成される。電源入力端子11、12間には、平滑用のコンデンサC1が接続されている。電源入力端子12は、一次側のグランドに接続されている。スイッチング素子Q1〜Q4は、例えばNチャネル型のパワーMOSFETであり、電源入力端子11、12間にフルブリッジの形態となるように接続されている。
スイッチング素子Q1〜Q4には、それぞれ還流用のダイオードが接続されている。スイッチング素子Q1〜Q4の制御端子(ゲート端子)には、図示しない駆動回路から出力される駆動電圧が与えられる。上記駆動回路は、コントローラ16から与えられるPWM(Pulse Width Modulation)信号に従い、上記駆動電圧を生成する。
スイッチング素子Q1、Q3の相互接続ノードN1は、トランス15の一次巻線15aの一方の端子に接続されている。スイッチング素子Q2、Q4の相互接続ノードN2は、一次巻線15aの他方の端子(巻き始め)に接続されている。トランス15の二次巻線15bの一方の端子(巻き始め)は、ダイオードD1を順方向に介してインダクタL1の一方の端子に接続されている。二次巻線15bの他方の端子は、トランス15の二次巻線15cの一方の端子および電源出力端子14に接続されている。二次巻線15cの他方の端子(巻き始め)は、ダイオードD2を順方向に介してインダクタL1の一方の端子に接続されている。インダクタL1の他方の端子は、電源出力端子13に接続されるとともに、平滑用のコンデンサC2を介して電源出力端子14に接続されている。電源出力端子14は、二次側のグランドに接続されている。
電流検出回路17は、例えばシャント抵抗を含む構成のI/V変換回路であり、DC/DCコンバータ5の出力電流IOUTのDC値を検出する。電流検出回路17は、出力電流IOUTの検出値を表す電流検出信号をコントローラ16に対して出力する。電圧検出回路18は、DC/DCコンバータ5の出力電圧Vを検出する。電圧検出回路18は、出力電圧Vの検出値を表す電圧検出信号をコントローラ16に対して出力する。
コントローラ16は、通信部19、A/D変換器20、演算部21、PWM生成部22などを備えている。通信部19は、HVECU3との間においてデータの送受信を行うための通信I/Fである。A/D変換器20は、電流検出信号および電圧検出信号をA/D変換したデータを演算部21に出力する。演算部21は、A/D変換器20から与えられるデータに基づいて、出力電流IOUTおよび出力電圧Vの検出値を取得する。
また、演算部21は、出力電圧Vの検出値から入力電圧Vの値を予測算出(推定)して取得する。演算部21は、上述したように取得した各種の情報および予め記憶されている各種のパラメータなどに基づいて、出力電圧Vの検出値が目標値に一致するようにフィードバック演算を行う。PWM生成部22は、そのフィードバック演算の結果に応じたデューティを持つPWM信号を生成し、前述した駆動回路に出力する。
このように、出力電圧Vから入力電圧Vの値を推定する制御を採用したことにより、高圧系電圧である入力電圧Vを常時監視するための比較的高価な監視回路を省略することができ、その分のコストダウンを図ることができる。ただし、このような制御を行う場合には、次のような理由からも、DC/DCコンバータ5の動作をむやみに停止することはできない。
すなわち、DC/DCコンバータ5の入力電圧Vが急上昇する異常(入力過電圧)が生じた場合には、スイッチング動作を直ちに停止し、スイッチング素子Q1〜Q4に過電流が流れる事態を防止する必要がある(過電流保護機能)。この場合、出力電圧Vから入力電圧Vを推定している関係上、DC/DCコンバータ5の動作が一旦停止すると、その後、動作が再開したとしても、入力電圧Vの推定を直ちに行うことができない。このような期間に、入力電圧Vが急上昇すると、正しく保護機能を働かせることができず、スイッチング素子Q1〜Q4に過電流が流れてしまうおそれがある。つまり、本実施形態の構成において、DC/DCコンバータ5の動作を停止することは、過電流の発生を保護する制御などの応答性を悪化させることに繋がる。このような点からも、本実施形態の構成において、DC/DCコンバータ5は、常時動作していることが望ましい。
上記構成のDC/DCコンバータ5は、スイッチング素子Q1およびQ4と、スイッチング素子Q2およびQ3とが相補的にオン/オフされることにより、入力電圧Vを降圧した出力電圧Vが生成される。具体的には、図3に示すように、DC/DCコンバータ5の制御の1周期(制御周期Ts)には、4つの期間A〜Dが存在する。
期間Aは、スイッチング素子Q1、Q4をオンするとともにスイッチング素子Q2、Q3をオフするためのPWM信号が出力される期間である。期間B、Dは、スイッチング素子Q1〜Q4を全てオフするためのPWM信号が出力される期間(いわゆるデッドタイム)である。期間Cは、スイッチング素子Q1、Q4をオフするとともにスイッチング素子Q2、Q3をオンするPWM信号が出力される期間である。
この場合、期間Aの開始時点から期間Bの終了時点までの期間と、期間Cの開始時点から期間Dの終了時点までの期間とが、それぞれDC/DCコンバータ5の制御の半周期となる。図3に示すように、期間Aおよび期間Cにおいては、DC/DCコンバータ5に流入電流ID/DCが流れる。これに対し、期間Bおよび期間Dにおいては、流入電流ID/DCは、ほとんど流れることなく、ほぼゼロとなる。なお、この場合、流入電流ID/DCの直流成分をIDCと定義するとともに、その交流成分をIACと定義する。
続いて、電流センサ4のオフセット誤差を補正する処理について、図4〜図7を参照して説明する。HVECU3およびDC/DCコンバータ5は、イグニッションスイッチがオンされて電源が投入されると、それぞれ図4および図5に示す処理を開始する。HVECU3は、図4の処理を開始すると、電流センサ4の出力値に基づいてオフセット補正値(検出基準値)の初期値を設定する補正値設定処理を行う(ステップS1)。具体的には、このときの電流センサ4の出力値を用いて算出される電流IBATTの検出値がゼロ(0A)となるように、オフセット補正値の初期値が設定される。
その後、HVECU3は、車両が停止中であるか否かを判断する(ステップS2)。そして、車両が停止中であると判断されると(YES)、ステップS3に進む。ステップS3に進むと、HVECU3は、DC/DCコンバータ5に対し、トリガ信号を送信する。その後、HVECU3は、DC/DCコンバータ5から送信される流入電流情報の受信待ちとなる(ステップS4)。
一方、DC/DCコンバータ5は、図5の処理を開始すると、最初はトリガ信号の受信待ちとなる(ステップT1)。そして、DC/DCコンバータ5は、HVECU3から送信されたトリガ信号を受信すると(ステップT1で「YES」になると)、ステップT2に進み、制御の半周期における流入電流ID/DCの平均値を算出する平均流入電流算出処理が実行される。平均流入電流算出処理は、例えば図6に示すような処理である。
すなわち、平均流入電流算出処理が開始されると、出力電流IOUTおよびトランス15の励磁デューティの値(D値)の最新値が取得される(ステップU1)。そして、流入電流ID/DCの平均値が算出される(ステップU2)。ステップU2の演算は、ステップU1にて取得された出力電流IOUTおよびD値に加え、DC/DCコンバータ5の変換効率η、トランス15の巻数比nなどを用いて行うことができる。なお、トランス15の巻数比nは、二次巻線15b、15cの巻数を基準とした一次巻線15aの巻数である。
続いて、ステップT3において、DC/DCコンバータ5は、ステップT2にて算出された流入電流ID/DCの平均値と、トリガ信号を受信した時点から上記平均値を算出した時点までの経過時間とを関連付けた流入電流情報を、HVECU3に送信する。この場合、経過時間は、具体的には次のような時間となる。すなわち、DC/DCコンバータ5は、期間Cまたは期間Dにおいてトリガ信号を受信した場合、次の期間Aにおける流入電流ID/DCの平均値を算出する。従って、この場合、トリガ信号を受信した時点から次の期間Aの開始時点までの時間が経過時間となる。また、DC/DCコンバータ5は、期間Aまたは期間Bにおいてトリガ信号を受信した場合、次の期間Cにおける流入電流ID/DCの平均値を算出する。従って、この場合、トリガ信号を受信した時点から次の期間Cの開始時点までの時間が経過時間となる。
なお、例えばノイズ対策などを目的として周期Tsを変化させる構成の場合、流入電流情報としては、流入電流ID/DCの平均値および上記経過時間に加え、期間Aの開始時点から期間Bの終了時点までの時間、期間Cの開始時点から期間Dの終了時点までの時間(制御の半周期の長さ)を関連付けた情報とする。
HVECU3は、DC/DCコンバータ5から送信された流入電流情報を受信すると(ステップS4で「YES」)、ステップS5に進む。ステップS5に進むと、HVECU3は、流入電流情報を用いてオフセット補正値を更新する補正値更新処理を実行する。補正値更新処理は、例えば図7に示すような処理である。すなわち、補正値更新処理が開始されると、流入電流情報に基づいて流入電流ID/DCの平均値、経過時間などが取得される(ステップV1)。また、このとき、経過時間に基づいて、DC/DCコンバータ5において流入電流ID/DCの平均値が算出された期間と同一の期間における電流センサ4の出力の平均値が取得される。
そして、電流センサ4の出力の平均値および流入電流ID/DCの平均値に基づいて、新たなオフセット補正値が算出される(ステップV2)。具体的には、電流センサ4の出力の平均値から流入電流ID/DCの平均値を引いた値が、新たなオフセット補正値となる。その後、ステップV2にて算出されたオフセット補正値が許容範囲内の値であるか否かが判断される(ステップV3)。
上記許容範囲は、使用する電流センサ4の温度特性に基づいて定められる。許容範囲を超えるオフセット補正値が算出される場合(ステップV3で「NO」)、電流センサ4の出力値が温度に依存して変動しているだけでなく、電流センサ4に何らかの異常(エラー)が生じている可能性がある。あるいは、電流センサ4が有するヒステリシス特性に起因し、その出力値が大きく変動している(オフセットが生じている)可能性がある。
そこで、このような場合、オフセット補正値を更新することなく、電流センサ4に何らかの異常が発生したことを表す情報がメモリに記憶され(ステップV4)、処理が終了となる。一方、算出されたオフセット補正値が許容範囲内の値である場合、そのオフセット補正値が新たなオフセット補正値としてメモリに記憶され(ステップV5)、処理が終了となる。
以上説明したように、本実施形態によれば次のような効果が得られる。
上記構成では、M/G6を駆動するインバータ7および二次電池2の間には、車両に搭載される補機系負荷に対して電源を供給するための補機バッテリ9の充電を行うDC/DCコンバータ5が接続されている。従来技術の説明でも述べたように、このような構成では、車両の停止中であっても、むやみにDC/DCコンバータ5の動作を停止することができず、二次電池2に流れる電流がゼロにならないことがあり得る。
そこで、二次電池残存容量検出装置1は、車両が停止中であることを表す車両停止情報が与えられると、DC/DCコンバータ5への流入電流ID/DCの平均値を算出する。そして、二次電池残存容量検出装置1は、電流センサ4の出力の平均値から流入電流ID/DCの平均値を引いた値を新たなオフセット補正値とする補正値更新処理を行う。このようにすれば、インバータ7および二次電池2の間にDC/DCコンバータ5が接続される場合でも、電流センサ4に関する補正処理を精度良く行うことが可能となる。
このように、本実施形態によれば、車両の運転状態にかかわらず二次電池2に流れる電流IBATTの検出値に含まれるオフセット誤差を低減することができる。その結果、二次電池2の残存容量の推定精度が向上するという効果が得られる。二次電池2の残存容量の推定精度が向上すれば、車両への主機バッテリの搭載量の最適化を図ることができ、その航続距離の向上やコストダウンなどの効果にも繋がる。
補正値更新処理では、DC/DCコンバータ5において流入電流ID/DCの平均値が算出された期間と同一の期間における電流センサ4の出力の平均値と、流入電流ID/DCの平均値とに基づいて、新たなオフセット補正値が算出される。このようにすれば、補正値更新処理において、新たなオフセット補正値を精度良く設定することができる。
また、本実施形態によれば、オフセット補正値の更新を行う際にDC/DCコンバータ5の動作を停止する必要がない。そのため、DC/DCコンバータ5により充電される補機バッテリ9の過放電に伴う寿命低下を抑制するとともに、電圧低下による補機系負荷の誤動作の発生を抑制することができる。また、DC/DCコンバータ5の過電流保護に関する制御の応答性を良好に維持することができる。
さらに、本実施形態では、電流センサ4の温度特性に起因するオフセット誤差を、上述したように温度センサレスで補正するようにしている。従って、本実施形態によれば、例えば温度センサを用いて同様の補正を行う構成に比べ、装置の小型化および製造コストの低減などを図ることができる。
本実施形態では、DC/DCコンバータ5の出力電流IOUTおよびトランス15の励磁デューティの値を用いてDC/DCコンバータ5の流入電流ID/DCの平均値を算出するので、その演算処理を簡易化することができる。
HVECU3は、少なくとも車軸の回転速度を表すデータ、M/G6の回転速度、インバータ7に流れる電流Iを含む車両停止情報に基づいて、車両が停止中であるか否かを判断する。このようにすれば、HVECU3が車両停止を確実に把握することが可能となり、車両が停止する度に補正値更新処理が確実に実行されることになる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図8〜図10を参照して説明する。
図8に示すように、本実施形態のDC/DCコンバータ31(電力変換器に相当)は、図2に示したDC/DCコンバータ5に対し、電流検出回路17が省かれている点、電流センサ32およびI/F回路33が追加されている点、コントローラ16においてA/D変換器34が追加されている点などが異なる。電流センサ32は、例えばカレントトランスであり、その一次巻線は流入電流ID/DCの流れる経路に直列に介在するように設けられている。
電流センサ32の二次巻線の両端電圧は、I/F回路33に入力されている。I/F回路33は、二次巻線の両端電圧をコントローラ16に入力可能な電圧値にレベルシフトする。I/F回路33の出力電圧は、コントローラ16のA/D変換器34に入力される。A/D変換器34は、電流センサ32の二次巻線の両端電圧をA/D変換したデータを演算部21に出力する。演算部21は、A/D変換器34から与えられるデータに基づいて、ID/DCの検出値を取得する。
上記構成のDC/DCコンバータ31による平均流入電流算出処理は、図9に示すような処理となる。すなわち、平均流入電流算出処理が開始されると、入力電圧V、出力電圧V、制御周期TsおよびD値の最新値が取得される(ステップW1)。その後、ピーク値取得タイミングまで待機となる(ステップW2)。上記ピーク値取得タイミングは、期間Aから期間Bへと移行するタイミング、または、期間Cから期間Dへと移行するタイミングである。
そして、ピーク値取得タイミングになると(ステップW2で「YES」)、ステップW3に進む。ステップW3では、ピーク値取得タイミングにおけるID/DCの検出値が、一次励磁電流のピーク値Ipeakとして取得される。このようにしてピーク値Ipeakを取得する理由は、次の通りである。すなわち、コントローラ16からPWM信号が出力された時点から、実際にスイッチング素子Q1〜Q4が動作する時点までの間には、駆動回路の動作などに伴う遅延時間が少なからず存在する。
従って、ピーク値取得タイミングでは、未だ全てのスイッチング素子Q1〜Q4がOFFになっておらず、期間AのPWM信号が指令する動作状態(Q1、Q4:ON、Q2、Q3:OFF)または期間CのPWM信号が指令する動作状態(Q1、Q4:OFF、Q2、Q3:ON)が継続されていることになる。また、流入電流ID/DCは、スイッチングにおけるON期間の終盤が最も大きくなる。このようなことから、上記したピーク値取得タイミングにおけるID/DCの検出値は、一次励磁電流の最大値に概ね一致することになる。
そして、上述したように取得した各種の情報および予め記憶されている内部パラメータなどに基づいて、流入電流ID/DCの平均値が算出される(ステップW4)。ステップW4の演算は、トランス15の一次側励磁インダクタンスLm、インダクタL1のインダクタンスLc、インダクタンスLmによるリップル電流ΔI1、インダクタンスLcによるリップル電流の一次側換算値ΔI2などを用いて行うことができる。
DC/DCコンバータ31による上記処理の流れ(実行タイミング)は、以下の通りとなる。すなわち、図10に示すように、例えば、期間Dにトリガ信号を受信した場合、その次の期間Aから期間Bへと移行するタイミング(ピーク値取得タイミング)において、一次励磁電流のピーク値Ipeakが取得される。そして、その次の期間Cの開始時点から期間Dの終了時点までの期間(制御の半周期)にて、流入電流ID/DCの平均値が算出され、その平均値を含む流入電流情報の送信が行われる。
以上説明したように、本実施形態のDC/DCコンバータ31は、一次励磁電流のピーク値Ipeakを用いた演算により流入電流ID/DCの平均値を算出する。一方、第1の実施形態のDC/DCコンバータ5は、出力電流IOUTおよびD値を用いた演算により流入電流ID/DCの平均値を算出していた。これらの算出方法には、それぞれ次のようなメリットおよびデメリットがある。
すなわち、第1の実施形態の算出方法によれば、流入電流ID/DCの演算を簡易化し、演算部21における処理負荷を低減することができるというメリットがある。しかし、第1の実施形態の算出方法では、出力電流IOUTを検出するための電流検出回路17が必要となる。そして、電流検出回路17は、シャント抵抗を含む構成であり、DC/DCコンバータ5の動作中には、そのシャント抵抗において絶えず電力損失が生じる。従って、第1の実施形態の算出方法には、上記電力損失により、DC/DCコンバータ5全体の効率が若干低下するというデメリットがある。これに対し、本実施形態の算出方法によれば、第1の実施形態の算出方法に対し、流入電流ID/DCの演算が複雑化するため、演算部21における処理負荷が若干増加するというデメリットがあるものの、DC/DCコンバータ31全体の効率が向上するというメリットがある。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図11を参照して説明する。
上記各実施形態における平均流入電流算出処理は、平均流入電流を求める演算を複数回実行し、それら複数の演算結果を平均化し、その平均値を平均流入電流の算出値としてもよい。例えば、図6のステップU2の後、または図9のステップW4の後に、図11に示す処理を追加してもよい。
すなわち、平均流入電流を算出すると(ステップU2またはW4の終了後)、ステップX1に進む。ステップX1では、平均流入電流がN回算出されたか否かが判断される。この場合、Nは2以上の整数であればよい。平均流入電流の算出回数がN回未満である場合(ステップX1で「NO」)、ステップU1またはW1に戻り、平均流電流の算出が行われる。
これに対し、平均流入電流の算出回数がN回に達した場合(ステップX1で「YES」)、ステップX2に進む。ステップX2では、N回分の平均流入電流の算出値の平均を求め、その平均が平均流入電流の算出値として取得される。ステップX2の後は、処理が終了となる。このようにすれば、例えばノイズなどの影響により、平均流入電流(流入電流ID/DCの平均値)の算出結果に誤差が生じることを抑制することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
補正値更新手段10の各機能(算出手段および補正手段)の分担は、上記実施形態の構成と同様のものに限らずともよい。例えば、算出手段としての機能の一部または全部をHVECU3が分担してもよい。その場合、DC/DCコンバータ5、31は、流入電流ID/DCの平均値を算出する上で必要となる各種の情報を、HVECU3に送信する必要がある。
第2の実施形態におけるステップW2、W3に代えて、次のように一次励磁電流のピーク値Ipeakを取得してもよい。すなわち、期間Aまたは期間Cの開始時点から、同期間の終了時点まで、ID/DCの検出値を随時取得(サンプリング)し、それらサンプリングした検出値の中で最も大きい値をピーク値Ipeakとして取得する。このようにすれば、ステップW2、W3によるピーク値Ipeakの取得方法に比べ、処理負荷は増加するものの、一層精度良くピーク値Ipeakを取得することができる。
インバータ7および二次電池2の間に接続される電力変換器としては、フルブリッジ方式の絶縁型DC−DCコンバータに限らず、他の方式の絶縁型DC−DCコンバータ、非絶縁型のDC−DCコンバータ(昇圧型、降圧型、昇降圧型など)、インバータなどでもよい。
二次電池残存容量検出装置1は、電気自動車(車両)に搭載される主機バッテリとしての二次電池の残存容量を検出する用途に適用することもできる。
HVECU3は、車軸の回転速度を表すデータ、M/G6の回転速度および電流Iのうち、少なくともいずれか1つに基づいて、車両が停止中であるか否かを判断してもよい。また、HVECU3は、上記各種情報とは異なる別の情報に基づいて、車両が停止中であるか否かを判断してもよい。
図面中、1は二次電池残存容量検出装置、2は二次電池、3はハイブリッド制御装置(補正値設定手段、残存容量推定手段)、4は電流センサ、5、31はDC/DCコンバータ(電力変換器)、6はモータジェネレータ(電動機)、7はインバータ、9は補機バッテリ、10は補正値更新手段、15はトランスを示す。

Claims (5)

  1. 車両の動力源として用いられる電動機(6)に電力供給を行うことにより放電されるとともに前記電動機から回生電力の供給を受けることにより充電される二次電池(2)の残存容量を検出する二次電池残存容量検出装置(1)であって、
    前記電動機を駆動するインバータ(7)および前記二次電池の間には、前記車両に搭載される補機系負荷に対して電源を供給するための補機バッテリ(9)の充電を行う電力変換器(5、31)が接続されており、
    前記二次電池に流れる電流を検出するための電流センサ(4)と、
    前記二次電池に電流が流れていない期間における前記電流センサの出力に基づいて、前記電流センサのオフセット誤差を補正するためのオフセット補正値の初期値を設定する補正値設定手段(3)と、
    前記電流センサの出力および前記オフセット補正値を用いて前記二次電池に流れる電流を検出し、その検出値に基づいて前記二次電池の残存容量を推定する残存容量推定手段(3)と、
    前記車両が停止中であることを表す車両停止情報が与えられると、前記電力変換器への流入電流を算出し、その算出された流入電流およびそのときの前記電流センサの出力を用いて前記オフセット補正値を更新する補正値更新手段(10)と、
    を備え
    前記補正値更新手段(10)は、
    前記電力変換器への流入電流を算出する算出手段(5、31)と、
    前記車両停止情報が与えられると、前記算出手段に対し前記流入電流の算出情報の送信を要求し、前記算出手段から送信された前記算出情報を用いて前記オフセット補正値を更新する補正手段(3)と、
    を備え、
    前記算出手段は、前記算出情報の送信の要求を受けると、前記流入電流の算出を行い、その算出した流入電流および前記要求を受けた時点から前記流入電流を算出した時点までの経過時間を含む前記算出情報を前記補正手段に送信することを特徴とする二次電池残存容量検出装置。
  2. 前記電力変換器は、トランス(15)を有する絶縁型のDC/DCコンバータ(5)であり、
    前記補正値更新手段(10)は、前記DC/DCコンバータの出力電流および前記トランスの励磁デューティを用いて前記流入電流を算出することを特徴とする請求項1に記載の二次電池残存容量検出装置。
  3. 前記電力変換器は、トランス(15)を有する絶縁型のDC/DCコンバータ(31)であり、
    前記補正値更新手段(10)は、前記トランスの一次側励磁電流のピーク値を用いて前記流入電流を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の二次電池残存容量検出装置。
  4. 前記補正値更新手段(10)は、前記流入電流を複数回算出するとともに、それら複数の算出結果を平均化し、その平均値を前記流入電流の算出値とすることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の二次電池残存容量検出装置。
  5. 前記車両停止情報には、少なくとも、前記インバータに流れる電流、前記電動機の回転速度および車軸の回転速度に関する情報が含まれていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の二次電池残存容量検出装置。
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