JP7058766B2 - ベース機種選定装置、ベース機種選定方法及びプログラム - Google Patents

ベース機種選定装置、ベース機種選定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、開発する製品に係るベース機種を選定するベース機種選定装置、ベース機種選定方法及びプログラムに関する。
製品開発現場において、新製品のベースとなる機種を選定し、その機種を一部改変する繰り返し開発が行われている。例えば、車両用冷房装置は、ベース機種を元にした繰り返し開発が主体である。従来のベース機種の選定は、設計担当者の知見に基づいて行われており、また、ベース機種の優劣を判定する手法又は選定基準が定量化されていなかった。このため、ベース機種の選定結果にばらつきがあり、選定結果によっては、受注仕様を満たすことができずに設計手戻りが発生し、又は、想定以上の設計工数が発生するという問題が生じていた。
この問題に関して、受注仕様に対して、過去データ及び標準機種データを検索して、機種選定を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の設計業務システムは、プラントの設計に際し機器の選定を支援する機能を有する。この設計業務システムのデータベースには、機種データを含む社標準資料、過去データ、カタログが含まれている。またサーバには、機器の選定及び見積業務を支援するツールを含む複数のツールが格納されている。設計業務システムは設計者に適切なツールを提示することにより、効率のよい業務を遂行できると説明されている。
特開2003-186945号公報
特許文献1に記載された技術は、サーバがキーワードに従って、社標準資料、過去データ、カタログを含むデータベースを検索する。その際、検索画面において、社標準資料、過去データ、カタログのいずれを検索するかを設計者が選択できる。この検索によれば、設計者の知識又は習熟度により、機種の選定結果が異なる場合があり、品質、コスト、納期面で最良の機種を安定して選定することができなかった。
また、受注仕様に合わせて機種を選定する仕組みがないため、多様な顧客の要求に応えることができなかった。さらに、選定したベース機種が最良でなかった場合に、ベース機種からの改変工程が増加し、品質、コスト、納期面で顧客の満足度が得られない製品になる可能性があった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、多様な要求仕様に対しても、最良の機器を安定して選定することのできるベース機種選定装置、ベース機種選定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のベース機種選定装置は、標準機種の仕様データ及び過去案件の仕様データを含むベース機種マスタデータを記憶する記憶部と、要求仕様を検索キーとして、ベース機種マスタデータに対するデータ検索を実行する検索部と、検索部が選定したベース機種と、ベース機種の仕様データを含むベース機種リストを作成するリスト作成部と、を備える。検索部は、要求仕様に合致する標準機種の有無を判定し、合致した標準機種がある場合は、当該標準機種を選定してベース機種リストに含め、合致しない場合は、過去案件から要求仕様に合致するベース機種を選定して当該過去案件をベース機種リストに含める。記憶部に記憶されているベース機種マスタデータは、過去案件のコスト明細及び合計コストを更に含み、リスト作成部は、過去案件の案件毎の合計コストが低い順に配列したリストを作成することを特徴とする。
本発明によれば、品質、コスト、納期面で有利である標準機種を優先的に選定するため、多様な要求仕様に対しても、最良の機器を安定して選定することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るベース機種選定装置の構成例を示すブロック図 記憶部へのベース機種マスタデータの格納を説明する模式図 車両用の空調装置の検索キーの例を項目毎に示した表 実施の形態1に係るベース機種選定処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る標準機種仕様データ検索処理を示すフローチャート 過去案件仕様データ検索処理を示すフローチャート 実施の形態2に係るベース機種選定処理を示すフローチャート 実施の形態2に係る標準機種仕様データ検索処理を示すフローチャート
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るベース機種選定装置1の構成例を示すブロック図である。ベース機種選定装置1は、顧客からの受注仕様である要求仕様に対して、製品開発のベースとなる機種を選定し、開発者に選定した機種の提示を行う。ここで、ベース機種は過去の類似機種又は標準機種を含む、設計を開始する際に基準とする機種である。なお、ベース機種は受注仕様を全て満たさなくてもよい。この場合は、ベース機種に対して、改良、改変を行って製品を開発する。
ベース機種選定装置1は、ベース機種として選定しうる製品機種の情報を含むベース機種マスタデータ110を記憶する記憶部100と、ベース機種マスタデータ110に対して検索処理を実行して選定したベース機器のリストを作成する演算部200と、操作者の操作を入力する入力部300と、ベース機器のリストを出力する出力部400と、を備える。
記憶部100は、ベース機種選定装置1に外部接続された外部データベース(Data Base: 以下、D/Bと記す)から取得した情報、又は、操作者の入力部300への入力に基づいて、製品名称を表す型名をキーとして集約したベース機種マスタデータ110を格納している。
図2は、記憶部100へのベース機種マスタデータ110の格納を説明する模式図である。設計部門は、各種製品の設計に係る情報を、製品名称を表す型名で紐付けしたデータベースを保有している。設計部門の保有するデータベースは、標準機種の情報を格納する標準機種仕様D/B501及び過去案件の情報を格納する過去案件仕様D/B502を含む。標準機種仕様D/B501及び過去案件仕様D/B502に格納される情報は、各種製品の設計に係る任意の情報であり、例えば、製品を構成する部品の情報及び構成品の階層構造を含む構成情報、製品の特性及び能力を数値化・文字化した仕様情報、製品の仕様以外の属性を示す属性情報、製品の外形又は配線を示す図及び性能を表したグラフを含む図面情報である。
工作部門又は資材部門は、過去案件のコストに係る情報を、製品名称を表す型名で紐付けしたデータベースを保有している。工作部門又は資材部門が保有するデータベースは、過去案件の案件毎コストD/B503を含む。案件毎コストD/B503に格納される情報は、各過去案件のコストに係る任意の情報であり、例えば、製品を構成する各部品の単価、製造に用いる工作機器又は設備の減価償却費、人件費を含むコスト明細、及び、これらの合計金額である。また、案件毎コストD/B503は、過去案件の出荷開始時期、及び、現在の部品単価、減価償却費、人件費も格納されており、過去案件のコストを現在の値に換算した合計コストも格納している。
品質管理部門は、過去案件の評価結果に係る情報を、製品名称を表す型名で紐付けしたデータベースを保有している。品質管理部門が保有するデータベースは、過去案件評価結果D/B504を含む。過去案件評価結果D/B504は、各過去案件の評価に係る任意の情報であり、例えば、過去案件の評価方法、評価装置、及び、評価結果を示すテーブル又はグラフを含む図面情報である。
ベース機種選定装置1の記憶部100には、外部D/Bである、標準機種仕様D/B501、過去案件仕様D/B502、案件毎コストD/B503、過去案件評価結果D/B504から取得したデータを、型名で紐付けしたベース機種マスタデータ110を格納している。すなわち、型名で示された製品に係る、構成情報、仕様情報、属性情報、図面情報、コスト情報、評価情報を含む情報がベース機種マスタデータ110として集約されている。
ベース機種マスタデータ110は、操作者が入力部300へ入力することにより作成したデータを含んでもよい。データの入力にはデータ登録用テンプレートを使用する。各担当者が製品の構成情報、仕様情報、属性情報、図面情報、コスト情報、評価情報を含む情報を、データ登録用テンプレートに入力する。関連性のある情報は、データ登録用テンプレートに自動導入させてもよい。例えば、型名の一部が空調設備の区分に対応している場合には、製品の構成情報が該当欄に自動導入される。
データ登録用テンプレートは、機種ごとに入力する形式になっており、入力時に人為的な入力ミスが発生しないよう考慮されている。例えば、設計部門、工作部門、資材部門、品質管理部門の各担当者が、記憶部100に格納された同じ製品のデータ登録用テンプレートにアクセス可能に設定する。そして、製品毎のデータ登録用テンプレートに関して、入力中、承認待ち、承認済を含む各部門の登録状況の情報も保存する。各部門の担当者以外に、上長の承認も登録可能にしてもよい。各部門の確認作業の中で不備が発見された場合には、繰り返し入力、確認作業が実行される。全ての承認が完了した製品のデータが、ベース機種選定の検索対象として、ベース機種マスタデータ110に追加登録される。
演算部200は、記憶部100に格納されているプログラムを実行する演算処理装置であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。演算部200は、プログラムを実行することにより、ベース機種マスタデータ110を生成するマスタデータ生成部201と、受注製品の要求仕様を取得する要求仕様取得部202と、ベース機種マスタデータ110に対して検索を実行し、要求仕様に合致するベース機種を選定する検索部203と、検索結果を示すリストを作成するリスト作成部204として機能する。
マスタデータ生成部201は、外部D/Bである標準機種仕様D/B501、過去案件仕様D/B502、案件毎コストD/B503、過去案件評価結果D/B504から取得したデータを、型名で紐付けして集約し、ベース機種マスタデータ110を生成する。また、マスタデータ生成部201は、データ登録用テンプレートを用いて、入力部300に入力されたデータに基づいて、ベース機種マスタデータ110を生成する。生成されたベース機種マスタデータ110は、記憶部100に保存され、随時更新される。
要求仕様取得部202は、操作者が入力部300に入力した受注製品の要求仕様を取得して、検索部203に出力する。検索部203は、要求仕様取得部202が出力する要求仕様を検索キーとして、ベース機種マスタデータ110を検索する。
要求仕様に係る検索キーの例として、車両用の空調装置の場合について、説明する。図3は、車両用の空調装置の検索キーの例を項目毎に示したものである。空調装置の区分について、取付部位、搭載台数、装置構成に係る仕様がある。取付部位に係る検索キーは、屋根上・床上・床中・床下・その他である。搭載台数に係る検索キーは、集中式(1台/両)・準集中式(2台/両)・分散式(3台以上/両)・その他である。装置構成にかかる検索キーはセパレート式・ユニット式・その他である。これらの検索キーによる検索は、検索キーに一致する仕様を有する機種をベース機種マスタデータ110から選定することにより実行される。
空調の機能に関する仕様については、冷房能力、冷媒種類、暖房の有無、主電源電圧、主電源配電方式、制御電圧がある。冷媒種類に係る検索キーは、R407C・F-12・R12・R22・その他である。また、暖房の有り又は無しも検索キーである。主電源電圧に係る検索キーは、400V・200V・その他である。主電源配電方式に係る検索キーは、単相、三相である。制御電圧は、200V、100V・その他である。これらの検索キーによる検索は、検索キーに一致する仕様を有する機種をベース機種マスタデータ110から選定することにより実行される。
空調装置の駆動能力である冷房能力の仕様は、その機種を適用可能な要求仕様の上限値と下限値で定義されている。ここで、上限値及び下限値は冷房能力に対する比率でもよく、又は、数値でもよい。この検索キーによる検索は、上限値と下限値で定義された冷房能力を有する機種をベース機種マスタデータ110から選定することにより実行される。具体的には、要求仕様の冷房能力が、それぞれの標準機種又は過去案件の冷房能力の±5%の範囲に入るものを検索する。あるいは、標準機種の採用を増やすために下限値を下方に広げて、要求仕様の冷房能力が標準機種の冷房能力の-20~+5%の範囲内であるものを検索してもよい。空調装置以外の製品においても、駆動能力の下限値を下方に広げることは、性能上問題にならず、標準製品の採用を促す上で有効である。
出荷開始時期の検索キーは、入力した時期以降に出荷された機種を選定する検索に用いられる。出荷開始時期を限定することにより、構成部品が生産中止により生産不能なものを選定することを避けることができる。
なお、記憶部100に記憶されるベース機種マスタデータ110、及び、入力部300に入力される要求仕様はいずれも、図3に示すような、仕様項目に沿って作成される。データの入力に用いるデータ登録用テンプレートも、同様の項目毎に入力する構成を有している。
検索部203が実行する検索は、ベース機種マスタデータ110のうち、標準機種のデータから先に実行されることを特徴としている。そして標準機種で、要求仕様に合致する機種がない場合に過去案件のデータを検索する。ここで、標準機種は、品質、価格、納期面でのメリットが大きいため、可能な限り標準機種を選定する。例えば、要求仕様を主要仕様と補足仕様に分類し、検索部203は、主要仕様に合致すれば標準機種を選定する判定を行ってもよい。あるいは、要求仕様の項目に優先順位を付し、優先順位の高い一定の項目を満たしている場合に標準機種を選定する判定を行ってもよい。主要仕様と補足仕様の分類、又は、要求仕様の優先順位付けは、仕様の重要性、改変の困難さ、改変に要するコストを含む情報により分類する。
リスト作成部204は、検索部203が検索した結果、選定されたベース機種を列挙したベース機種リストを作成する。リスト作成部204は、標準機種については、より多くの仕様に合致する機種から順に配列する。または、標準機種について、優先順位の高い仕様に合致する機種から順に配列する。過去案件については、ベース機種マスタデータ110に含まれる案件毎コストの合計コストが低い順に配列する。合計コストが低い順に配列する場合は、出荷開始時期におけるコストを、現在のコストに換算した金額に基づいて配列する。また、過去案件は、過去案件評価結果に基づいて、性能が高い順に配列する。さらに、過去案件は、生産開始年度が新しい順に配列する。
入力部300は、情報を入力する任意のデバイスであり、例えば、キーボート又はマウス、タッチパネルを含むポインティングデバイスである。入力部300に入力された機種の仕様データは、演算部200のマスタデータ生成部201に入力され、入力部300に入力された受注製品の要求仕様は演算部200の要求仕様取得部202に入力される。
出力部400は、画像又は文字情報を表示するディスプレイを含む。出力部400は、リスト作成部204が作成した機種のリストをディスプレイに表示させる。また、出力部400は、標準機種又は過去案件の機種情報を入力するためのデータ登録用テンプレート、又は、要求仕様入力用のフォームを表示させる。操作者は、これらのテンプレート又はフォームに対して、入力部300に入力する。ここで、データ登録用テンプレート又はフォームへの入力は、予め登録した選択項目から選択させてもよい。あるいは、操作者にフリー入力させ、記憶部100に保存する際又は検索キーとして使用する際に、予め定めた語句に変換してもよい。
以上のように構成されたベース機種選定装置1の動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。図4は、ベース機種選定処理を示すフローチャートである。
ベース機種選定装置1の演算部200は、入力部300にベース機種選定実行の操作が入力された時にベース機種選定処理をスタートする。なお、ベース機種選定実行の操作がなされる前に、記憶部100には、マスタデータ生成部201が、外部D/Bから取得したデータ又は入力部300に入力されたデータに基づいて生成したベース機種マスタデータ110が格納されている。
最初に、演算部200の要求仕様取得部202が受注製品の要求仕様を取得する(ステップS101)。取得する要求仕様は、操作者が入力部300に入力したものであり、項目毎に設定されている。次に検索部203が要求仕様の各項目を検索キーとして、ベース機種マスタデータ110の標準機種の仕様データを検索する(ステップS102)。
検索部203は検索の結果、要求仕様の少なくとも一部が合致する標準機種が存在するかを判定する(ステップS103)。ここで、要求仕様のうち、主要仕様に合致するか否か、又は、優先順位の高い仕様に合致するか否かで判定してもよい。標準機種仕様のうち、要求仕様に合致するものがあった場合には(ステップS103:Yes)、当該標準機種を選定する(ステップS104)。その後、リスト作成部204が標準機種の仕様を含むベース機種リストを作成し、出力部400に出力する(ステップS108)。出力部400であるディスプレイには、ベース機種リストを表示させる。
要求仕様の少なくとも一部が合致する標準機種がなかった場合には(ステップS103:No)、検索部203は、要求仕様の各項目を検索キーとして、ベース機種マスタデータ110の過去案件の仕様データを検索する(ステップS105)。
検索部203は検索の結果、要求仕様の少なくとも一部が合致する過去案件が存在するかを判定する(ステップS106)。過去案件仕様のうち、要求仕様に合致するものがあった場合には(ステップS106:Yes)、当該過去案件を選定する。選定した過去案件について、リスト作成部204は、ベース機種マスタデータ110に含まれる案件毎コストの情報及び過去案件評価結果の情報を照合し、コスト及び性能に基づいて優先順位付けを行う(ステップS107)。ここで、コストの優先順位付けを行うとき、出荷開始時期に基づいて、案件毎コストを現在のコストに換算して得た合計コストに基づいて、優先順位付けを行う。
リスト作成部204は、ステップS104で選定した標準機種のリスト、又は、ステップS107で優先順付けを行った過去案件のリストを出力して(ステップS108)、処理を終了する。出力部400であるディスプレイには、ベース機種リストが表示される。ステップS106において、要求仕様に合致する過去案件がないと判定された場合には(ステップS106:No)、ステップS108でリスト作成部204は、該当機種なしと出力する。
図4のステップS102で検索部203が実行する、ベース機種マスタデータ110に含まれる標準機種の仕様データ検索処理について、図5に沿って詳細に説明する。図5は空調装置の標準機種仕様データ検索処理のフローチャートである。
最初に、検索部203は、要求仕様の空調装置区分が標準機種の空調装置区分に一致するかを判定する(ステップS201)。例えば、標準機種が1台搭載の集中式又は2台搭載の準集中式に限られる場合は、要求仕様が集中式又は準集中式であり他の区分も一致したときに空調装置区分が一致すると判定し、分散式又はその他であったときに空調装置区分が一致しないと判定する。要求仕様の空調装置区分と標準機種の空調装置区分が一致する場合は(ステップS201:Yes)、ステップS202に進む。要求仕様の空調装置区分と標準機種の空調装置区分が一致しない場合は(ステップS201:No)、標準機種に合致しないと判定し(ステップS210)、処理を終了する。
ここで、空調装置の搭載台数について、集中式の標準機種は、2台用いることで準集中式の要求仕様にも適用できる。これにより、標準機種の適用範囲を拡大することができる。この場合、他の仕様も台数の違いを考慮して要求仕様に合致しているかを判定する。例えば、要求仕様の冷房能力に対して、標準機種の2台分の冷房能力を比較する。
次に、要求仕様の冷房能力が、標準機種の仕様データの範囲内であるかを判定する(ステップS202)。冷房能力範囲の判定は、要求仕様の冷房能力が、標準機種の冷房能力の±5%の範囲内であった場合に冷房能力範囲内であると判定する(ステップS202:Yes)。あるいは、標準機種の採用を増やすために下限値を下方に広げて、要求仕様の冷房能力が標準機種の冷房能力の-20~+5%の範囲内であった場合に冷房能力範囲内(ステップS202:Yes)と判定してもよい。
冷房能力範囲内であった場合は(ステップS202:Yes)、ステップS203に進む。一方、冷房能力範囲外であった場合は(ステップS202:No)、標準機種に合致しないと判定し(ステップS210)、処理を終了する。
冷房能力範囲内であった場合は(ステップS202:Yes)、標準機種1製品の仕様データを取得する(ステップS203)。そして、順次仕様を照合し、冷媒種類、暖房有無、主電源仕様、制御電圧が全て一致する場合は(ステップS204,S205,S206,S207:Yes)、ステップS208に進む。そして、検索部203は、仕様データを照合した標準機種に要求仕様が合致すると判定し(ステップS208)、その標準機種の識別情報をリスト作成部204に出力する。一方、冷媒種類、暖房有無、主電源仕様、制御電圧のいずれか1つでも一致しなかった場合は(ステップS204,S205,S206,S207:No)、ステップS209に進む。
ステップS209において、仕様データの全データを照会済みであれば(ステップS209:Yes)、処理を終了する。一方、仕様データの全データを照会済みでなければ(ステップS209:No)、ステップS203に戻り、次の標準機種1製品の仕様データを取得する(ステップS203)。
図4のステップS105で実行する、ベース機種マスタデータ110に含まれる過去案件の仕様データ検索処理について、図6に沿って詳細に説明する。図6は空調装置の過去案件仕様データ検索処理のフローチャートである。
最初に、過去案件1製品の仕様データを取得して(ステップS301)、順次仕様を照合する。図3に示す取付部位、搭載台数、空調装置構成を含む空調装置区分が一致し(ステップS302:Yes)、冷媒種類、暖房有無、主電源仕様、制御電圧が全て一致する場合は(ステップS303,S304,S305,S306:Yes)、ステップS307に進む。一方、空調装置区分、冷媒種類、暖房有無、主電源仕様、制御電圧のいずれか1つでも一致しなかった場合は(ステップS302,S303,S304,S305,S306:No)、ステップS309に進む。
ステップS307において、要求仕様の冷房能力が、過去案件の仕様データの範囲内であるかを判定する。冷房能力範囲の判定は、要求仕様の冷房能力が、過去案件の冷房能力の±5%の範囲内であった場合に冷房能力範囲内であると判定する(ステップS307:Yes)。
冷房能力範囲内であった場合は(ステップS307:Yes)、照会した仕様データの過去案件を選定機種として出力する(ステップS308)。一方、冷房能力範囲外であった場合は(ステップS307:No)、ステップS309に進む。
ステップS309において、仕様データの全データを照会済みであれば(ステップS309:Yes)、処理を終了する。一方、仕様データの全データを照会済みでなければ(ステップS309:No)、ステップS301に戻り、次の過去案件1製品の仕様データを取得する(ステップS301)。
このようにして、ベース機種マスタデータ110に対して、要求仕様を検索キーとして検索し、最初に標準機種に要求仕様に合致するものがないか判定し、標準機種に合致するものがない場合に過去案件に要求仕様に合致するものがないか判定する。これにより、品質、コスト、納期面で有利である標準機種を優先的に選定することができる。標準機種を選定する場合、設計工数、機器コストの削減が可能となる。また、ベース機種の選定のロジック及び基準を均一化することにより、仕様が適合しないベース機種の選定を回避することができ、設計手戻りによる工数又はコストの追加発生を抑制することができる。つまり、設計者の知識又は習熟度に依存することなく、最良のベース機種を選定することができる。
以上説明したように本実施の形態に係るベース機種選定装置1は、標準機種仕様D/B501、過去案件仕様D/B502、案件毎コストD/B503、過去案件評価結果D/B504から取得した情報及び入力部300から入力された情報を集約したベース機種マスタデータ110を記憶部に格納しておき、検索部203が項目毎の要求仕様を検索キーとして、ベース機種マスタデータ110を検索する。最初に標準機種の仕様データを検索し、要求仕様に合致した場合には標準機種を選定し、合致しなかった場合には、過去案件の仕様データを検索し、要求仕様に合致する過去案件を選定する。そして、選定された機種を、リスト作成部204が案件毎コスト又は過去案件評価結果の情報に基づいて配列したベース機種リストを作成し、出力することとした。これにより、品質、コスト、納期面で有利である標準機種を優先的に選定することができ、また、多様な要求仕様に対しても、設計者の知見に依らず最良の機器を安定して選定することが可能となる。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態2のベース機種選定装置1もまた、顧客からの受注仕様である要求仕様に対して、製品開発のベースとなる機種を選定し、開発者に選定した機種の提示を行う。ここで、ベース機種は、過去の類似機種又は標準機種を含む、設計を開始する際に基準とする機種である。なお、ベース機種は受注仕様を全て満たさなくてもよい。この場合は、ベース機種に対して、改良、改変を行って製品を開発する。
本実施の形態2において、ベース機種のうち、顧客要求の多い仕様を織り込んだ予め開発された機種を標準ベース機種と呼ぶ。また、標準開発ベース機種のうち、顧客要望に合わせたオプション仕様を織り込み開発された既存機種であって、顧客要望に合致すると開発工数が最も低く抑えられる機種を標準機種と呼ぶ。ここでオプション仕様とは、標準開発ベース機種において顧客要望に合わせてあらかじめパターン化された仕様群である。
本実施の形態2に係るベース機種選定装置1の構成は、実施の形態1と同様である。本実施の形態2のベース機種選定装置1の検索部203の処理が実施の形態1と異なる。検索部203の処理について、図7、8を用いて詳細に説明する。図7は、ベース機種選定処理を示すフローチャートであり、図8は、空調装置の標準機種仕様データ検索処理を示すフローチャートである。
ベース機種選定装置1の演算部200は、入力部300にベース機種選定実行の操作が入力された時に図7に示すベース機種選定処理をスタートする。なお、ベース機種選定実行の操作がなされる前に、記憶部100には、マスタデータ生成部201が、外部D/Bから取得したデータ又は入力部300に入力されたデータに基づいて生成したベース機種マスタデータ110が格納されている。
最初に、演算部200の要求仕様取得部202が受注製品の要求仕様を取得する(ステップS101)。取得する要求仕様は、操作者が入力部300に入力したものであり、項目毎に設定されている。次に検索部203が要求仕様の各項目を検索キーとして、ベース機種マスタデータ110の標準機種の仕様データを検索する(ステップS102)。
検索部203は、検索の結果、要求仕様の少なくとも一部が合致する標準開発ベース機種が存在するかを判定する(ステップS113)。ここで、要求仕様のうち、主要仕様に合致するか否か、又は、優先順位の高い仕様に合致するか否かで判定してもよい。
標準開発ベース機種のうち、要求仕様に合致するものがあった場合には(ステップS113:Yes)、要求仕様に合致するオプション仕様も含む仕様を有する標準機種が存在するかを判定する(ステップS114)。オプション仕様も含む標準機種の仕様が、要求仕様に合致した場合には(ステップS114:Yes)、当該標準機種を選定する(ステップS115)。標準機種を選定することで開発設計工数をより削減できるため、要求仕様に合致する標準機種がある場合には、優先的に選定する。要求仕様に合致する標準機種がなかった場合には(ステップS114:No)、標準開発ベース機種を選定する(ステップS116)。
要求仕様の少なくとも一部が合致する標準開発ベース機種がなかった場合には(ステップS113:No)、検索部203は、要求仕様の各項目を検索キーとして、ベース機種マスタデータ110の過去案件の仕様データを検索する(ステップS105)。
検索部203は検索の結果、要求仕様の少なくとも一部が合致する過去案件が存在するかを判定する(ステップS106)。過去案件仕様のうち、要求仕様に合致するものがあった場合には(ステップS106:Yes)、当該過去案件を選定する。選定した過去案件について、リスト作成部204は、ベース機種マスタデータ110に含まれる案件毎コストの情報及び過去案件評価結果の情報を照合し、コスト及び性能に基づいて優先順位付けを行う(ステップS107)。ここで、コストの優先順位付けを行うとき、出荷開始時期に基づいて、案件毎コストを現在のコストに換算して得た合計コストに基づいて、優先順位付けを行う。
リスト作成部204は、ステップS115で選定した標準機種のリスト、ステップS116で選定した標準開発ベース機種のリスト、又は、ステップS107で優先順付けを行った過去案件のリストを出力部400に出力して(ステップS108)、処理を終了する。出力部400であるディスプレイには、ベース機種リストが表示される。ステップS106において、要求仕様に合致する過去案件がないと判定された場合には(ステップS106:No)、ステップS108でリスト作成部204は、該当機種なしと出力する。
図7のステップS102で検索部203が実行する、ベース機種マスタデータ110に含まれる標準機種の仕様データ検索処理について、図8に沿って詳細に説明する。
最初に、要求仕様の空調装置区分が標準開発ベース機種の空調装置区分に一致するかを判定する(ステップS201)。例えば、標準開発ベース機種が1台搭載の集中式又は2台搭載の準集中式に限られる場合は、要求仕様が集中式又は準集中式であり他の区分も一致したときに空調装置区分が一致すると判定し、分散式又はその他であったときに空調装置区分が一致しないと判定する。要求仕様の空調装置区分と標準開発ベース機種の空調装置区分が一致する場合は(ステップS201:Yes)、ステップS202に進む。要求仕様の空調装置区分と標準開発ベース機種の空調装置区分が一致しない場合は(ステップS201:No)、標準開発ベース機種及び標準機種に合致しないと判定し(ステップS214)、処理を終了する。
ここで、空調装置の搭載台数について、集中式の標準開発ベース機種は、2台用いることで準集中式の要求仕様にも適用できる。これにより、標準開発ベース機種の適用範囲を拡大することができる。この場合、他の仕様も台数の違いを考慮して要求仕様に合致しているかを判定する。例えば、要求仕様の冷房能力に対して、標準開発ベース機種の2台分の冷房能力を比較する。
次に、要求仕様の冷房能力が、標準開発ベース機種の仕様データの範囲内であるかを判定する(ステップS202)。冷房能力範囲の判定は、要求仕様の冷房能力が、標準開発ベース機種の冷房能力の±5%の範囲内であった場合に冷房能力範囲内であると判定する(ステップS202:Yes)。あるいは、標準開発ベース機種の採用を増やすために下限値を下方に広げて、要求仕様の冷房能力が標準開発ベース機種の冷房能力の-20~+5%の範囲内であった場合に冷房能力範囲内(ステップS202:Yes)と判定してもよい。
冷房能力範囲内であった場合は(ステップS202:Yes)、ステップS203に進む。一方、冷房能力範囲外であった場合は(ステップS202:No)、標準開発ベース機種及び標準機種に合致しないと判定し(ステップS214)、処理を終了する。
要求仕様の冷房能力が、標準開発ベース機種の仕様データの範囲内である場合は(ステップS202:Yes)、標準開発ベース機種1製品の仕様データを取得する(ステップS203)。そして、順次仕様を照合し、冷媒種類、暖房有無、主電源仕様、制御電圧が全て一致する場合は(ステップS204,S205,S206,S207:Yes)、ステップS211に進む。一方、冷媒種類、暖房有無、主電源仕様、制御電圧のいずれか1つでも一致しなかった場合は(ステップS204,S205,S206,S207:No)、ステップS209に進む。
次に、ステップS211において、要求仕様が標準機種のオプション仕様に一致するかを判定する。要求仕様がオプション仕様に一致した場合は(ステップS211:Yes)、照会した仕様データの機種を選定して、選定機種を標準機種として出力する(ステップS212)。一方、オプション仕様に一致しなかった場合は(ステップS211:No)、選定機種を標準開発ベース機種として出力する(ステップS213)。
その後、ステップS209において、仕様データの全データを照会済みであれば(ステップS209:Yes)、処理を終了する。一方、仕様データの全データを照会済みでなければ(ステップS209:No)、ステップS203に戻り、次の標準開発ベース機種1製品の仕様データを取得する(ステップS203)。
図7のステップS105で実行する、ベース機種マスタデータ110に含まれる過去案件の仕様データ検索処理は実施の形態1と同様である。
以上説明したように本実施の形態に係るベース機種選定装置1は、標準機種の仕様データの検索において、要求仕様に合致する標準開発ベース機種を検索し、要求仕様に合致する標準開発ベース機種があった場合には、さらに要求仕様がオプション仕様を含む標準機種の仕様に合致するかを判定し、オプション仕様を含めて合致する場合には、標準機種を選定し、オプション仕様が合致しない場合には、標準開発ベース機種を選定することとした。これにより、標準開発ベース機種のなかでも、開発工数が最も低く抑えられる標準機種を選定することが可能となる。
このように本発明は、標準機種の仕様データ及び過去案件の仕様データを含むベース機種マスタデータを予め記憶部に記憶しておき、要求仕様を検索キーとして、ベース機種マスタデータに対するデータ検索を実行し、選定したベース機種と、ベース機種の仕様データを含むベース機種リストを作成する。検索において、要求仕様に合致する標準機種の有無を判定し、合致した標準機種がある場合は、当該標準機種を選定してベース機種リストに含め、合致しない場合は、過去案件から要求仕様に合致するベース機種を選定して当該過去案件をベース機種リストに含めることとした。これにより、多様な要求仕様に対しても、最良の機器を安定して選定することが可能となる。
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
例えば、上記実施の形態において、図5、6に示す標準機種仕様データ検索処理と過去案件機種仕様データ検索処理では、空調装置区分、冷媒種類、暖房有無、主電源仕様、制御電圧の全てが一致する機種を選定するが、一部の仕様が一致する機種を選定してもよい。例えば、標準機種を可能な限り適用するために、標準機種は主要仕様又は優先順位の高い仕様が一致すれば、標準機種を選定してもよい。あるいは、標準機種の方が過去案件よりも一致する仕様の数を少なくしてもよい。このとき、ベース機種リストにおいて、一致する仕様の数が多い順に配列してもよい。
また、図4に示すベース機種選定処理において、要求仕様に合致する標準機種がなかった場合に過去案件仕様データ検索を実行するとしたが、要求仕様に合致する標準機種があった場合にも、過去案件仕様データの検索を行ってもよい。標準機種とともに過去案件のリストを出力することができる。
また、上記実施の形態に示したハードウェア構成及びフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。記憶部100及び演算部200で実現する各機能は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。
例えば、上記実施の形態の動作を実行するためのプログラムを、コンピュータが読み取り可能なCD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、メモリカード等の記録媒体に格納して配布し、プログラムをコンピュータにインストールすることにより、各機能を実現することができるコンピュータを構成してもよい。そして、各機能をOS(Operating System)とアプリケーションとの分担、又はOSとアプリケーションとの協同により実現する場合には、OS以外の部分のみを記録媒体に格納してもよい。
本出願は、2019年1月10日に出願された、日本国特許出願特願2019-2364号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2019-2364号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1 ベース機種選定装置、100 記憶部、110 ベース機種マスタデータ、200 演算部、201 マスタデータ生成部、202 要求仕様取得部、203 検索部、204 リスト作成部、300 入力部、400 出力部、501 標準機種仕様D/B、502 過去案件仕様D/B、503 案件毎コストD/B、504 過去案件評価結果D/B。

Claims (13)

  1. 標準機種の仕様データ及び過去案件の仕様データを含むベース機種マスタデータを記憶する記憶部と、
    要求仕様を検索キーとして、前記ベース機種マスタデータに対するデータ検索を実行する検索部と、
    前記検索部が選定したベース機種と、前記ベース機種の仕様データを含むベース機種リストを作成するリスト作成部と、を備え、
    前記検索部は、前記要求仕様に合致する前記標準機種の有無を判定し、合致した前記標準機種がある場合は、当該標準機種を選定して前記ベース機種リストに含め、合致しない場合は、前記過去案件から前記要求仕様に合致するベース機種を選定して当該過去案件を前記ベース機種リストに含め、
    前記記憶部に記憶されている前記ベース機種マスタデータは、前記過去案件のコスト明細及び合計コストを更に含み、
    前記リスト作成部は、前記過去案件の案件毎の合計コストが低い順に配列したリストを作成する、
    ベース機種選定装置。
  2. 前記標準機種及び前記過去案件の仕様データ並びに前記要求仕様は、駆動能力を含み、
    前記検索部は、前記要求仕様の前記駆動能力が、前記標準機種の前記駆動能力に対して予め定めた範囲内にあるときは、前記要求仕様が前記標準機種の仕様に合致すると判定する、
    請求項1に記載のベース機種選定装置。
  3. 前記標準機種及び前記過去案件の仕様データ並びに前記要求仕様は、駆動能力を含み、
    前記検索部は、前記要求仕様の前記駆動能力が、前記標準機種の前記駆動能力に対して予め定めた比率を乗じた範囲内にあるときは、前記要求仕様が前記標準機種の仕様に合致すると判定する、
    請求項1又は2に記載のベース機種選定装置。
  4. 前記検索部は、前記要求仕様の前記駆動能力が、前記標準機種の前記駆動能力に対して予め定めた比率を乗じた範囲の、下限値を下方に広げた範囲内にあるときに、前記要求仕様が前記標準機種の仕様に合致すると判定する、
    請求項3に記載のベース機種選定装置。
  5. 前記記憶部に記憶されている前記ベース機種マスタデータは、前記過去案件の出荷開始時期を更に含み、
    前記合計コストは、前記出荷開始時期に基づいて、現在のコストに換算したものである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のベース機種選定装置。
  6. 前記記憶部に記憶されている前記ベース機種マスタデータは、前記過去案件の評価結果を更に含み、
    前記リスト作成部は、前記過去案件の評価が高い順に配列したリストを作成する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のベース機種選定装置。
  7. 前記要求仕様は、主要仕様と、補足仕様を含み、
    前記検索部は、前記要求仕様のうち、前記主要仕様に合致する前記標準機種がある場合は、当該標準機種を前記ベース機種リストに含める、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のベース機種選定装置。
  8. 前記要求仕様は、仕様の優先順位を含み、
    前記リスト作成部は、前記要求仕様のうち、前記優先順位の高い仕様に合致する前記標準機種から順に配列したリストを作成する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載のベース機種選定装置。
  9. 前記ベース機種マスタデータは、標準開発ベース機種の仕様データをさらに含み、
    前記標準機種は、前記標準開発ベース機種のうち、予め定めたオプション仕様を含む仕様を有する機種であり、
    前記検索部は、前記要求仕様に合致する前記標準開発ベース機種の有無を判定し、合致した前記標準開発ベース機種がある場合は、当該標準開発ベース機種が前記要求仕様に合致するオプション仕様を有するか否かを判定し、前記要求仕様に合致したオプション仕様を有する前記標準機種がある場合は、当該標準機種を選定し、合致したオプション仕様を有しない場合は、前記標準開発ベース機種を選定し、合致した前記標準開発ベース機種がない場合は、前記過去案件から前記要求仕様に合致するベース機種を選定する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のベース機種選定装置。
  10. コンピュータが実行するベース機種選定方法であって、
    標準機種の仕様データ及び過去案件の仕様データを含むベース機種マスタデータに対して、要求仕様を検索キーとして、データ検索を実行する検索ステップと、
    前記検索ステップで選定したベース機種と、前記ベース機種の仕様データと、を含むベース機種リストを作成するリスト作成ステップと、を有し、
    前記検索ステップは、前記要求仕様に合致する前記標準機種の有無を判定し、合致した前記標準機種がある場合は、当該標準機種を選定し、合致しない場合は、前記過去案件から前記要求仕様に合致するベース機種を選定し、
    前記ベース機種マスタデータは、前記過去案件のコスト明細及び合計コストを更に含み、
    前記リスト作成ステップは、前記過去案件の案件毎の合計コストが低い順に配列したリストを作成する、
    ベース機種選定方法。
  11. コンピュータが実行するベース機種選定方法であって、
    標準開発ベース機種の仕様データ、標準機種の仕様データ及び過去案件の仕様データを含むベース機種マスタデータに対して、要求仕様を検索キーとして、データ検索を実行する検索ステップと、
    前記検索ステップで選定したベース機種と、前記ベース機種の仕様データと、を含むベース機種リストを作成するリスト作成ステップと、を有し、
    前記標準機種は、前記標準開発ベース機種のうち、予め定めたオプション仕様を含む仕様を有する機種であり、
    前記検索ステップは、前記要求仕様に合致する前記標準開発ベース機種の有無を判定し、合致した前記標準開発ベース機種がある場合は、当該標準開発ベース機種が前記要求仕様に合致するオプション仕様を有するか否かを判定し、前記要求仕様に合致したオプション仕様を有する前記標準機種がある場合は、当該標準機種を選定し、合致したオプション仕様を有しない場合は、前記標準開発ベース機種を選定し、合致した前記標準開発ベース機種がない場合は、前記過去案件から前記要求仕様に合致するベース機種を選定する、
    ベース機種選定方法。
  12. コンピュータを、
    標準機種の仕様データ及び過去案件の仕様データを含むベース機種マスタデータを記憶する記憶部、
    要求仕様を検索キーとして、前記ベース機種マスタデータに対するデータ検索を実行する検索部、
    前記検索部が選定したベース機種と、前記ベース機種の仕様データを含むベース機種リストを作成するリスト作成部、として機能させるプログラムであって、
    前記検索部は、前記要求仕様に合致する前記標準機種の有無を判定し、合致した前記標準機種がある場合は、当該標準機種を選定し、合致しない場合は、前記過去案件から前記要求仕様に合致するベース機種を選定し、
    前記記憶部に記憶されている前記ベース機種マスタデータは、前記過去案件のコスト明細及び合計コストを更に含み、
    前記リスト作成部は、前記過去案件の案件毎の合計コストが低い順に配列したリストを作成する、
    プログラム。
  13. コンピュータを、
    標準開発ベース機種の仕様データ、標準機種の仕様データ及び過去案件の仕様データを含むベース機種マスタデータを記憶する記憶部、
    要求仕様を検索キーとして、前記ベース機種マスタデータに対するデータ検索を実行する検索部、
    前記検索部が選定したベース機種と、前記ベース機種の仕様データを含むベース機種リストを作成するリスト作成部、として機能させるプログラムであって、
    前記標準機種は、前記標準開発ベース機種のうち、予め定めたオプション仕様を含む仕様を有する機種であり、
    前記検索部は、前記要求仕様に合致する前記標準開発ベース機種の有無を判定し、合致した前記標準開発ベース機種がある場合は、当該標準開発ベース機種が前記要求仕様に合致するオプション仕様を有するか否かを判定し、前記要求仕様に合致したオプション仕様を有する前記標準機種がある場合は、当該標準機種を選定し、合致したオプション仕様を有しない場合は、前記標準開発ベース機種を選定し、合致した前記標準開発ベース機種がない場合は、前記過去案件から前記要求仕様に合致するベース機種を選定する、
    プログラム。
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