JP6757019B2 - 受注生産品の設計支援システム並びに設計支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、仕様が異なる生産品の設計要素をユーザー(設計者)間で標準化・共有化するとともに不具合の発生を予防保全して設計作業を支援し、また、受注生産品の設計に必要な作業を「見える化」することができる受注生産品の設計支援システム並びに設計支援方法に関する。
受注ごとの個別の仕様に基づいて装置等の生産品を製造する個別受注生産は多品種少量生産形態の場合に多用される生産体系である。この生産品の仕様は受注ごとに異なるため、随時、前記仕様を実現するための部品を設計することが基本となる。
しかしながら、個別受注生産の現場においては、その製品の仕様に必要な部品や材料(以下、「部品等」という」が、過去に生産し、稼働実績も良好であって、図面が既に情報として利用可能に保管され、標準化・共有化されている部品等と同一である場合も多い。また、全く同一ではないにしろ、標準化・共有化されている部品等の図面を元図として今回の仕様に沿うように変更を加えることで、設計に要する時間や労力を短縮することができる場合もある。
設計における図面の管理については、図番の発行台帳は手書き台帳やパソコンの図番表として登録され、要請に応じて図番を発行したり、出図された図面の内容・出図先等が管理されていたものを、設計部門と生産部門とで共有化して用いること(特許文献1参照)など、従来より検討されている。
また、「生産管理」の観点から、標準仕様品とオプション仕様品を概念し、標準仕様品生産計画にオプション仕様品の構成部品と製造工程を当てはめ、生産計画を作成する発明も提案されている(特許文献2参照)。
特開平09−106417号公報 特開2003−91309号公報
しかしながら、特許文献1の様に、複数の部門に亘って図面を共有化すれば、過去に取り扱った部品や取り扱い可能な図面数やデータは増えるけれど、単に蓄積しておくだけでは、その中から新規な個別受注生産に必要な図面1つを正しく選択するための知識や経験が設計者に必要となることに変わりなく、設計者の設計支援が実行されているとは言いがたい。
膨大なデータの中に今必要とする部品の図面が含まれていることを認知していない設計者は、結局は、自分で新しく作図して時間と労力を費やし、しかも、その作図結果の部品は動作の保障もなく、結果として設計変更が必要となり納期の遅れを招く原因となることもある。
そして、仕様書に基づく作図を完了しないと、使用部品等を決定することができずに発注が遅れたり、見込みで発注作業を行えば、発注ミスや発注漏れおよび部品の変更が発生する確率も高くなり、時間とお金を無駄に使うことも懸念される。
また、特許文献2の発明は、標準仕様品とオプション仕様品を概念して生産計画を作成するためのものであり、既存の膨大な図面を利用し、オプション仕様品に相当する新規な図面の作成を要するか否かの判断を的確に行って個別受注品の設計者の作業支援を実行するものではない。
本発明は、「設計管理」の観点から図面作成者の作業を支援することを主たる目的とする発明であり、既に保有する部品等に関する設計者各個人のオリジナルの作図作業を抑止し、設計作業の時短を図り、後工程における設計図面のチェックを要する範囲を限定して作業量を減少させることができ、しかも、新たな作図を要した部品等を含む製品について設計時にシミュレーションを行って不適合のチェックを行って積極的な誤動作等の予防保全を実行し、製品の完成後は稼働実績に基づき、随時、新たに使用された部品を標準化・共有化することにより、蓄積データを更新し、同一の仕様・要望であれば、担当の設計者が異ったとしても同じ図面を選択した最良の結果が得られるように、個別受注品の設計者の設計支援を図る受注生産品の設計支援システムと設計支援方法を提供することを目的とする。
本発明の設計支援システムは、入力手段から入力される新規な受注生産品のオーダデータに基づき、上下層での関連付けが為された階層構造で配列可能に1乃至複数のDBに管理された受注生産品を構築する各仕様群から、前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定とこの選定された仕様の図面の抽出を試み、新規な受注生産品の設計を支援する受注生産品の設計支援システムであって、過去に設計された受注生産品の仕様であって既に標準化された仕様に関する基本情報を前記仕様の上下層および/または同一層での関連付けが為された階層構造で管理する型式DBと、過去に設計された全ての受注生産品毎の仕様に関する基本情報を前記仕様の上下層での関連付けが為された階層構造で配列可能に管理する過去実績DBと、当該受注生産品を構成する仕様として採択されうる新たな仕様に関する基本情報を管理する新規BOMDBと、設計支援プログラムを駆動させ、前記オーダデータに基づき、新規な受注生産品を構築する各仕様を上下層相互での関連付けが為された階層構造で認識し、その結果上位の階層に概念される仕様から順に、前記型式DB内を検索する第1の検索と、前記第1の検索で前記オーダデータを充足する仕様が選定されなかった場合に前記過去実績DBを検索する第2の検索と、さらに、前記第2の検索で前記オーダデータを充足する仕様が選定されなかった場合に前記新規BOMDBを検索する第3の検索を実行することを前記階層毎に繰り返し、仕様が検索された階層については当該仕様を選定し、この選定された仕様が図面を保有する場合に当該図面を抽出する設計手段を有する中央制御部を備えることを特徴とする。
また、前記設計手段は、前記第2の検索において最適解抽出プログラムを駆動させ、当該階層以前に概念される仕様が共通する受注生産品を検索し、前記オーダデータに含まれる前記新規な受注生産品の仕様の図面選定に関する要望事項に基づき、当該検索により抽出された受注生産品についてそれぞれの受注生産品を構成する仕様の各項目に対する評価を示す点数(要望ポイント)を集計し、前記要望ポイントの最高値の過去の受注生産品の当該階層以下の階層における仕様を最適解として選定し、当該選定された仕様が保有する図面を抽出することを特徴とする。
さらに、前記設計手段は、設計手段において前記過去実績DBまたは前記新規BOMDBから前記オーダデータを充足する仕様が選定された場合に、各仕様の基本情報に含まれた検証データに基づき製造および/または駆動を検証する検証プログラムを駆動させ、当該選定された仕様の適合が検証できた場合に前記オーダデータを充足する仕様として確定し、当該確定された仕様が保有する図面を抽出することを特徴とする。
またさらに、前記設計手段は、レポート出力プログラムを駆動させ、前記設計手段による前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定の結果を前記上下層での関連付けが為された階層構造で出力可能とされていることを特徴とする。
さらに、本発明の設計支援システムは、前記仕様の不適合に関する情報を管理する不適合情報DBを備え、前記設計手段は、不適合照合プログラムを駆動させ、前記不適合情報DBに管理された仕様と抽出された図面と、選定された前記新規な受注生産品を構築する仕様と抽出された図面とを照合し、合致した場合に、前記オーダデータを充足する仕様としての当該仕様の選定を却下する不適合照合手段を有することを特徴とする。
また、本発明の設計支援システムは、受注生産品自体および/または受注生産品を構築する仕様を構成する少なくとも一部の構成品の一定期間の稼働状態を管理する稼働実績DBを備え、前記中央制御部は、実績検証・標準化プログラムを駆動させ、前記稼働実績DBに管理する管理の対象となる受注生産品および/または受注生産を構築する仕様を構築する少なくとも一部の構成品の一定期間の稼働状態を常時更新するとともに、前記過去実績DBに管理する受注生産品の各仕様の基本情報に含まれた標準化要件を充足した仕様についてはその基本情報を管理可能に前記型式DBへ移送(以下、「格上げ」という。)する実績検証・標準化手段を有することを特徴とする。
そして、本発明の受注生産品の設計支援方法は、前記請求項1乃至請求項6のいずれか1項の設計支援システムを用いる受注生産品の設計支援方法であって、入力手段から入力される新規な受注生産品のオーダデータから前記新規な受注生産品の仕様に関する概念のノードを抽象度の高いものから低いものへと階層で配列して認識し、選択メニューを動的に生成しつつ、1乃至複数のDBに管理された受注生産品を構築する各仕様群から前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定とこの選定された仕様の図面の抽出を試みて新規な受注生産品の設計を支援することを特徴とする。
本発明によれば、個別受注品の設計者の設計支援を図ることができる。すなわち、新規受注生産品の仕様の図面をオーダデータに基づいて検索することができるので、設計経験の少ない初心者であっても容易に図面を引き出すことが可能となり、新たな作図を要するか否かを的確に判断することができるので、既に保有する部品等に関する設計者各個人のオリジナルの作図作業を抑止し、設計作業の時短を図ることができる。また、階層形式の図面抽出の結果をレポート出力することで、見直し確認が容易になり、後工程における設計図面のチェックを要する範囲を限定して作業量を減少させることもできる。
また、既存の図面は実績を備えた仕様の図面から優先的に抽出されるので、新規な受注生産品を設計する際のトラブルが発生する確率を低く抑えることが可能となる。しかも、新たな作図を要した部品等を含む製品については設計時にシミュレーション等の検証を行って適合チェックを行うことにより、積極的な誤動作等の予防保全を実行することができる。
さらに、製品の完成後は稼働実績に基づき、随時、新たに使用された部品を標準化・共有化することにより、蓄積データを更新し、同一の仕様・要望であれば、担当の設計者が異ったとしても同じ図面を選択した最良の結果を得ることができる。
本発明の受注生産品の設計支援システムの一実施形態における概略構成図 本発明の設計支援方法の一実施形態における作業流れ図 設計支援プログラムによる仕様の選定と図面の抽出の作業流れ図 最適解抽出プログラムによる最適解抽出の作業流れ図 発注者の依頼内容(図中左)から新規な受注生産品の仕様と要望を抽出した状態(図中右)を示す説明図 オーダデータに基づき新規な受注生産品の設計を支援した結果を階層構造で示す一例
以下、本発明の受注生産品の設計支援システムとこの設計支援システムを用いた設計支援方法の一実施形態について、図1乃至図6を用いて説明する。
図1は、本実施形態の受注生産品の設計支援システムの概略構成図である。
本実施形態の受注生産品の設計支援システム1は、過去に設計された受注生産品の仕様であって既に標準化された仕様(標準仕様)に関する基本情報を前記仕様の上下層および/または同一層での関連付けが為された階層構造で管理する型式DB2、過去に設計された全ての受注生産品毎の仕様に関する基本情報を、前記仕様の上下層での関連付けが為された階層構造で配列可能に管理する過去実績DB3、新規な受注生産品を構成する仕様として採択されうる新たな仕様に関する図面と基本情報を管理する新規BOMDB4、受注生産品の仕様の不適合に関する情報を管理する不適合情報DB5、受注生産品自体および/または受注生産品を構築する仕様の少なくとも一部の構成品の一定期間の稼働状態を管理する稼働実績DB6、図示しない入力手段から入力される採番済みの新規な受注生産品のオーダデータに示される当該新規な受注生産品に関する仕様、並びにその仕様の図面選定に関する要望事項を一次的に記憶するオーダ記憶部7、並びに、当該新規な受注生産品を構築する仕様とこの仕様に用いる図面とを一次的に記憶する設計記憶部8を備えている。
これらの各DB2〜6並びに記憶部7,8は図示しない中央制御部における制御により情報にアクセス(送受信を含む)可能とされている。
前記中央制御部は、後述する最適解抽出プログラム、検証プログラムを実行させつつ、設計支援プログラムを走らせ、前記型式DB2、過去実績DB3、新規BOMDB4に管理された受注生産品を構築する各仕様群から、前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定とこの選定された仕様の図面の抽出を試み、さらには、レポート出力プログラムを実行させて、この度選定された仕様についてのレポートを出力し、不適合照合プログラムを実行させて、この度選定された仕様や各仕様と抽出された図面等について過去の実績から支障の有無を検討する設計手段(設計ソフト)を有している。
ここで、当該設計支援プログラムは、型式DB2に管理されている仕様の概念体系を、その仕様の概念のノードを抽象度の高いものから低いものへと配列することにより階層(ツリー)構造で記述したオントロジーを有している。そして、このオントロジーに登録されている概念に従い、前記オーダデータに基づき、抽象度が高いノードから低いノードへ段階的に認識する。すなわち、新規な受注生産品を構築する各仕様を上下層相互での関連付けが為された階層構造で認識する。そして、結果上位の階層に概念される仕様から順に、型式DB2内を検索する第1の検索と、前記第1の検索で前記オーダデータを充足する仕様が選定されなかった場合に前記過去実績DB3を検索する第2の検索と、さらに、前記第2の検索で前記オーダデータを充足する少なくとも1の仕様が選定されなかった場合に新規BOMDB4を検索する第3の検索を実行することを前記階層毎に繰り返し、仕様が検索された階層については当該仕様を選定し、その選定された仕様が図面を保有する場合には当該図面を抽出する。仕様が抽出されなかった階層については、当該仕様を構成する図面の新規設計を要することがわかるような出力を実行する。
また、前記最適解抽出プログラムは、前記第2の検索において、当該階層以前に概念される仕様が共通する前記過去実績DB3を検索し、前記オーダデータに含まれる前記新規な受注生産品の仕様の図面選定に関する要望事項に基づき、当該検索により抽出された受注生産品についてそれぞれの受注生産品を構成する仕様の各項目に対する評価を示す点数(要望ポイント)を集計し、前記要望ポイントの最高値の過去の受注生産品の当該階層以下の階層における仕様を最適解として選定し、当該選定された仕様が保有する図面を抽出する。
前記検証プログラムは、新規BOMDB4から前記オーダデータを充足する仕様が選定された場合に、各仕様の基本情報に含まれた検証データに基づき製造および/または駆動を検証し、当該選定された仕様の適合が検証できた場合に前記オーダデータを充足する仕様として確定し、当該確定された仕様が保有する図面を抽出する。
また、前記レポート出力プログラムは、前記新規な受注生産品を構築する仕様が選定された後、階層形式の仕様の選定および図面抽出の結果を階層あるいは帳票形式で表示画面やプリンタ等に出力する。
そして、前記不適合照合プログラムは、前記新規な受注生産品を構築する仕様が選定された後、不適合情報DB5に管理された仕様や条件等について、選定された前記新規な受注生産品を構築する仕様を照合し、合致した場合に、前記オーダデータを充足する仕様としての当該仕様の抽出を却下する。
また、中央制御部は、発注書作成プログラムを実行し、仕入れ先DB9に管理する仕入れ先毎に、当該新規な受注生産品を構築する仕様に用いる部品等の発注書を作成し、表示画面やプリンタ等に出力する発注書出力手段、見積書作成プログラムを実行し、当該新規な受注生産品の発注者宛に、仕様と要望とを充足する当該新規な受注生産品の見積書を作成し、表示画面やプリンタ等に出力する見積書出力手段を有している。
さらに、中央制御部は、実績検証・標準化プログラムを実行し、稼働実績DB6に管理する管理の対象となる受注生産品および/または受注生産を構築する仕様を構築する少なくとも一部の構成品の一定期間の稼働状態を常時更新管理するとともに、前記過去実績DB3に管理する受注生産品の各仕様の基本情報に含まれた標準化要件を充足した仕様についてはその基本情報を管理可能に型式DB2へ格上げする実績検証・標準化手段を有している。
なお、本実施形態においては、稼働実績DB6には、納品済みの受注生産品の管理対象となる仕様の稼働を検出するプログラマブル・ロジック・コントローラ(以降、PLCと称する。)等の情報をインターネット経由等で取得し、常時更新管理するように構成する。
また、本実施形態において、「仕様」には、当該仕様の上下層および/または同一層での関連付けに関する情報を含む。また、各仕様の「基本情報」には当該仕様を構成する部品類の情報を含み、部品類の情報には、1乃至複数枚の図面、素材、サイズ、仕入れ先、部品番号(製品番号)、価格の他、前述の標準化要件や後述の要望事項の各項目に関する評価を示す点数(要望ポイント)、検証データ等を含む。また、「要望」は、仕様の図面選定に関する複数の項目のうち特に重要視する(優先する)項目を要望事項とする。例えば、仕様を構成する各部品の価格、原価コスト、品質(実績)や納品期間等の項目を例示できる。
次に、このように構成された受注生産品の設計支援システム1を用い、前記中央制御部の制御により、前記入力手段から入力される新規な受注生産品のオーダデータから新規な受注生産品の仕様に関する概念のノードを抽象度の高いものから低いものへと階層で配列して認識し、各階層において適切な仕様を動的に、型式DB2、過去実績DB3及び新規BOMDB4に管理された受注生産品を構築する仕様群から、前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定とこの選定された仕様に付随する図面の抽出を試み、新規な受注生産品の設計を支援する設計支援方法について図2乃至図4を用いて説明する。
図2は本実施形態の設計支援方法における作業の流れ図である。
まず、新規な受注生産品の仕様や要望に関するオーダデータを、発注者に関する情報、社内担当者、当該新規な受注生産品の管理番号等とともに入力手段からオーダ記憶部7に登録する(AS1)。
前記受注生産品の設計支援システム1は、前記設計手段により設計支援プログラム、最適解抽出プログラム、検証プログラムを適宜実行させながら、オーダ記憶部7に登録されたオーダデータを解析して新規な受注生産品を構築する仕様を上下層相互での関連付けが為された階層構造で認識し、上位の階層に概念される仕様から順に、前記型式DB2、過去実績DB3、新規BOMDB4に管理された受注生産品を構築する各仕様群から前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定とこの選定された仕様の図面の抽出を試み、結果として、前記型式DB2、過去実績DB3、新規BOMDB4に管理された仕様の中から当該新規な受注生産品を構築する仕様を選定し、それぞれの仕様に要する図面を抽出することを試み、設計を支援する。
また、前記受注生産品の設計支援システム1は、前記新規な受注生産品を構築する仕様が選定された後、前記設計手段によりレポート出力プログラムを実行させ、階層形式の仕様の選定および図面抽出の結果を階層あるいは帳票形式で表示画面やプリンタ等に出力して視認化させる。また、前記設計手段は不適合照合プログラムを実行させ、前記不適合情報DB5に管理している受注生産品等に関する不適合情報を参照し、合致した場合には前記オーダデータを充足する仕様として抽出された結果を却下することで、選定された仕様や各仕様の組合せを前記オーダデータを充足する新規な受注生産品の仕様とした場合の支障の発生を押さえ、積極的に予防保全(積極的予防保全)を図る(以上AS2)。
次に、このような支援の下で設計が完了したか否かを判断し(AS3)、完了しなかった場合はそれで終了とする。
また、完了した場合には、前記中央制御部は、発注書出力手段により発注書作成プログラムを実行し、仕入れ先DBに管理する仕入れ先毎に、当該新規な受注生産品を構築する仕様に用いる部品等の発注書を作成し、表示画面やプリンタ等に出力し(AS4)、および/または、見積書出力手段により見積書作成プログラムを実行し、オーダデータから取得した当該新規な受注生産品の発注者へ宛てて、仕様と要望とを充足する当該新規な受注生産品の見積書を作成し、表示画面やプリンタ等に出力(AS5)するか、或いは発注書・見積書を作成すること無くそのまま終了とする。
次に、図3を用い、前述のAS2に示す設計支援の工程内における作業(手順)について説明する。
この設計支援の工程においては、まず、中央制御部の設計手段は、設計支援プログラムを実行し、前記オーダデータに基づき、新規な受注生産品を構築する各仕様を上下層相互での関連付けが為された階層構造で認識し、第1階層を特定する(BS1)。本実施形態において、上下層相互での関連付けが為された階層構造とは、受注生産品の仕様に関する概念のノードを抽象度の高いものから低いものへと配列した階層構造をいう。その配列順(配列の方向)は、前記型式DB2において管理されている標準仕様の配列順と同一とする。
続いて、第1階層となる仕様を前記オーダデータから抽出する(BS2)。そして、当該第一階層の仕様の条件を充たす(同一の)仕様が、標準仕様を管理する型式DB2に有るか、無いかを判断する(第1の検索:BS3)。
当該第一階層の仕様と同じ仕様が型式DB2に有る場合には、型式DB2に管理された当該仕様を選定する。そして、この仕様の基本情報に図面が含まれる場合にはその図面を抽出する(BS4)。なお、図面の枚数は一枚とは限らない。
続いて、新規な受注生産品のオーダデータに次階層が有るか、無いかを判断する(BS5)。次階層が有る場合には、BS2へ戻り、この次階層の仕様を前記オーダデータから抽出する(BS2)ことを再度実行する。
このBS5の工程において、次階層が無い場合は、オーダデータを充足する仕様の選定が終わったと判断し、その選定結果を設計記憶部8に一次保管する(BS6)。
そして、中央制御部の設計手段は、レポート出力プログラムを実行し、設計記憶部8に記憶された前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定の結果を、前記上下層での関連付けが為された階層構造あるいはオーダデータの入力項目順などによる帳票形式等の所定の形式で、表示画面やプリンタなど、所定の出力先に出力する(BS7)。この出力形式や出力先などは、レポート出力プログラムの実行時に適宜選択できる様に構成する。
また、中央制御部の設計手段は、前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定の結果を不適合情報DB5に管理している受注生産品等に関する不適合情報と照合する(BS8)。照合の結果、合致したものがなければ、設計記憶部8の新規な受注生産品を構築する仕様の選定の結果を、当該新規な受注生産品の管理番号のもとに、各仕様の基本情報を含めて、過去実績DB3へ追加記録し(BS9)、設計支援を終了する。また、BS8の照合の結果、合致したものがあれば、前記オーダデータを充足する仕様として選定されたこの結果を却下し、このまま設計支援を終了する。
ここで、「不適合情報」として取り扱われうる仕様と抽出された図面とは、例えば、液状物の注入装置において、オーダデータに記載されていた注入物との相性が悪く、取り扱いが困難である材質の図面を抽出されてしまったこと等を例示でき、前記条件には、後述する「BS31の工程で中断処理がされていないこと」といった条件を例示することができる。
また、前記第1の検索において当該階層の仕様の条件を充たす(同一の)仕様が、標準仕様を管理する型式DB2に有るか、無いかを判断した結果、当該階層の仕様と同じ仕様が型式DB2に無い場合には、前記過去実績DB3を検索する(第2の検索:BS11)。
本実施形態においては、中央制御部の設計手段は、前記最適解抽出プログラムを実行させ、図4に示す、最適解抽出を行う。最適解抽出とは、過去実績DB3に管理されている受注生産品に関する、未だ標準化されていない仕様を含む受注生産品の中から、当該新規な受注生産品のオーダデータの仕様を充足し、かつ、最も要望を充足している過去の受注生産品の仕様を選定し、利用することをいう。
本実施形態において、前記最適解抽出プログラムは、まず、当該階層以前に概念される仕様が共通する過去の受注生産品を抽出する(CS1)。続いて、オーダデータに含まれる前記新規な受注生産品の仕様の図面選定に関する要望事項に基づき、当該検索により抽出された受注生産品における、当該階層に概念される仕様の各項目に対する評価を示す点数(要望ポイント)を集計する(CS2)。その結果、前記要望ポイントの最高値の仕様を最適解として選定する(CS3)。
この第2の検索において、過去実績DB3の中に新規な受注生産品の当該階層の仕様が有ったか、無かったかを判断し(BS12)、過去実績DB3に有った場合には、過去実績DB3に管理された当該仕様を選定し、この仕様の基本情報に図面が含まれる場合にはその図面を抽出する(BS13)。
続いて、BS5の工程に戻り、新規な受注生産品のオーダデータに次階層が有るか、無いかを判断することを再度実行する。
また、前記第2の検索において過去実績DB3の中に新規な受注生産品の当該階層の仕様が有るか、無いかを判断した結果(BS12)、過去実績DB3に無い場合には、新規BOMDB4を検索する(第3の検索:BS21)。
新規BOMDB4に有る場合、本実施形態においては、前記中央制御部の設計手段は前記検証プログラムを実行させ、当該仕様の基本情報に含まれた検証データを利用して、この仕様において当該新規な受注生産品の製造および/または駆動を検証する(BS22)。仕様の基本情報に含まれた「検証データ」とは、強度検査を検証するための数値、3D画像によるシミュレーションのためのデータ、干渉の発生の有無を検証するためのデータ等を例示することができ、「検証」は、強度検査を検証するための数値が予め定めた基準を充足しているか否かを判断することや、公知の3Dシミュレーションプログラムを実行させ、3D画像によるシミュレーションのためのデータを用いて干渉の有無を判断すること等を例示することができる。
この検証の結果、当該新規BOMDB4に保存されていた仕様を利用可能と判断した場合には、新規BOMDB4に管理された当該仕様を選定し、この仕様の基本情報に図面が含まれる場合にはその図面を抽出する(BS23)。
続いて、BS5の工程に戻り、新規な受注生産品のオーダデータに次階層が有るか、無いかを判断することを再度実行する。
一方、第3の検索において新規BOMDB4の中に新規な受注生産品の当該階層の仕様が有るか、無いかを判断した結果(BS21)、過去実績DB3に無い場合と、記検証の結果(BS22)、当該新規BOMDB4に保存されていた仕様を利用不可と判断した場合には第3の検索を終了し(BS31)、前記BS7の工程へ進み、前記設計手段による新規な受注生産品を構築する仕様の選定の現在の状態(結果)を、前記上下層での関連付けが為された階層構造あるいはオーダデータの入力項目順などによる帳票形式等の所定の形式で、表示画面やプリンタなど、所定の出力先に出力する(BS7)。これにより、現在の状況において、どの仕様については既存の図面を利用することができるのかを明確に視認・確認することができる。
そして、BS8の工程においては、不適合情報として「BS31の工程で終了処理がされていること」を管理しておき、BS8において不適合の判断がされ、選定された当該仕様の受注生産品については過去実績DB3へ追加登録されることなく、そのまま設計支援を終了する。
このように第3の検索で終了された場合は、設計者は、当該第3の検索を実行することになった仕様について新規に設計し、図面をその仕様に関する基本情報とともに前記新規BOMDB4へ保管する処理を当該設計支援のオプションとして行う(BSOP)。
これにより、再度同じオーダデータの内容に基づいて設計支援システム1を実行する場合に、第3の検索時において、新規BOMDB4を検索する際に、新たに登録された当該仕様を選定することとなる。
このような手順とすることで、新規受注生産品の仕様の図面をオーダデータに基づいて検索することができるので、設計経験の少ない初心者であっても容易に図面を引き出すことが可能となり、新たな作図を要するか否かを的確に判断することができる。よって、既に保有する部品等に関する設計者各個人のオリジナルの作図作業を抑止し、設計作業の時短を図ることができる。また、既存の図面は実績を備えた仕様の図面から優先的に抽出されるので、新規な受注生産品の仕様にトラブルが発生する確率を低く抑えることが可能となる。しかも、新たな作図を要した部品等を含む製品については設計時に検証を行って適合チェックを行うことにより、積極的な誤動作等の予防保全を実行することができる。
そして、階層形式の図面抽出の結果をレポート出力することで、第3者の見直し確認が容易になり、後工程における設計図面のチェックを要する範囲を限定して作業量を減少させることもできる。
また、本実施形態の設計支援方法は、さらに、受注生産品の設計支援システム1を用い、前記中央制御部の実績検証・標準化手段により実績検証・標準化プログラムを実行し、稼働実績DB6に管理する管理の対象となる受注生産品および/または受注生産を構築する仕様を構築する少なくとも一部の構成品の一定期間の稼働状態を常時更新管理する。
稼働実績DB6には、納品済みの受注生産品の管理対象となる仕様の稼働を検出するPLC等の情報をインターネット経由等で取得し、常時更新管理するように構成する。
そして、受注生産品導入時(正常時)におけるPLC等の情報(検出数値)等と、折々にPLC等が取得した情報等(検出数値)とを比較して稼働状況を監視する。
この監視の結果、過去実績DB3に管理する受注生産品の各仕様の基本情報に含まれた標準化要件を充足した仕様についてはその基本情報を管理可能に前記型式DB2へ格上げする。例えば、「所定時間の駆動経過時においてもPLC等の検出数値が正常時における数値の範囲内にあること」、「設定した駆動回数経過時においてPLC等の情報は異常を示していないこと」等のように、PLC等により管理する仕様毎に標準化要件を設定しておき、この標準化要件を充足している場合に、当該仕様についてはその実績を好評価し、標準化して、型式DB2において選択されうるように管理するようにする。反対に、標準化要件を充たさないことが明らかになった時点で、PLC等により管理していた仕様を特定し、不適合情報DB5に加えるようにする。
このように、受注生産品の完成後は稼働実績に基づき、随時、新たに使用された部品を標準化・共有化して型式DB2に管理する蓄積データを更新することで、前記設計支援方法において設計支援を図る際に、第1の検索において検索される対象となる標準化された仕様を増やすことができる。この標準化された仕様は、一定の好実績を納めることが確認された仕様であるので、この型式DB2に蓄積された仕様を選定することで、新規な受注生産品は自ずと支障の発生を抑え、予防保全(潜在的予防保全)が為される。
ここで、前述した設計支援方法において、オーダデータに基づき、新規な受注生産品を構築する各仕様を上下層相互での関連付けが為された階層構造で認識し、仕様の選定、図面の抽出を実行した結果を出力する場合について、図5および図6を用いて、さらに具体的に説明する。
営業担当者または設計者が、発注者との打ち合わせで、新規な受注生産品について図5中左側に示す、以下の内容の情報を得たとする。
1:受注生産の装置は内容液充填済みのボトルにキャップ(蓋)をする「キャッパー」
2:装置を工場内の1200mm×1200mm程度のスペースに設置
3:装置の能力としては 30本/分
4:キャップを施すボトルの高さ寸法は、最大でも250mm以内
5:キャップは樹脂製
6:コスト重視
7:納期は3ヶ月以内
この打ち合わせの内容は、オーダデータとして、発注者の情報や当該受注生産品の管理番号等とともに前記設計支援システム1において入力・登録され、処理される。この場合におけるオーダデータの製品に関する情報例は図5中右側に示す以下の情報となる。すなわち、
1:受注生産品(装置の種類)は「キャッパー」
2:装置の大きさは1000mm×1000mm以下
3:キャップヘッドのヘッド数は4ヘッド(能力:30〜39本/分)
4:駆動上側(ボトル高さ〜250mmに対応)
5:Aパターンチャック(樹脂キャップをチャックする方法)
の使用を充たし、要望基準についてはコストを一番重視し、次いで、品質、納期の順とする。
そして、前記オーダデータに基づき、新規な受注生産品を構築する各仕様を上下層相互での関連付けが為された階層構造で認識し、仕様の選定、図面の抽出を実行する。
図6は、このオーダデータに基づき新規な受注生産品の設計を支援した結果の階層構造を示しており、当例の場合、オーダデータに基づくキャッパーについて、第1の検索乃至第3の検索により、第8階層までの処理でその仕様を決定し、図面が抽出されていることがわかる。
まず、第1階層では「装置の種類」としての「キャッパー」、第2階層では「装置の大きさ」に関し「1000mm×1000mm」の仕様が選定され、「フレーム部品」に関する図面が抽出されている。続いて、第3階層では「装置能力」、第4階層では「4ヘッド」の仕様が選定され、「ヘッドベース部品」に関する図面が抽出されている。また、第5階層では「駆動方法」、第6階層では「駆動上側」の仕様が選定され、「駆動部品」に関する図面が抽出されている。さらに、第7階層では「チャック方法」、第8階層では「Aパターン」の仕様が選定され、結果として、「チャック部品」の図面が抽出されている。
このような階層形式の図面抽出の結果をレポート出力することで、見直し確認が容易になり、後工程における設計図面のチェックを要する範囲を限定して作業量を減少させることもできる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。たとえば、検証プログラムは、過去実績DB3から仕様が選択された場合に実行させてもよい。
1 設計支援システム
2 型式DB
3 過去実績DB
4 新規BOMDB
5 不適合情報DB
6 稼働実績DB
7 オーダ記憶部
8 設計記憶部
9 仕入先DB

Claims (7)

  1. 入力手段から入力される新規な受注生産品のオーダデータに基づき、上下層での関連付けが為された階層構造で配列可能に1乃至複数のDBに管理された受注生産品を構築する各仕様群から、前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定とこの選定された仕様の図面の抽出を試み、新規な受注生産品の設計を支援する受注生産品の設計支援システムであって、
    過去に設計された受注生産品の仕様であって既に標準化された仕様に関する基本情報を前記仕様の上下層および/または同一層での関連付けが為された階層構造で管理する型式DBと、
    過去に設計された全ての受注生産品毎の仕様に関する基本情報を前記仕様の上下層での関連付けが為された階層構造で配列可能に管理する過去実績DBと、
    当該受注生産品を構成する仕様として採択されうる仕様に関する図面と基本情報を管理する新規BOMDBと、
    設計支援プログラムを駆動させ、前記オーダデータに基づき、新規な受注生産品を構築する各仕様を上下層相互での関連付けが為された階層構造で認識し、その結果上位の階層に概念される仕様から順に、前記型式DB内を検索する第1の検索と、前記第1の検索で前記オーダデータを充足する仕様が選定されなかった場合に前記過去実績DBを検索する第2の検索と、さらに、前記第2の検索で前記オーダデータを充足する仕様が選定されなかった場合に前記新規BOMDBを検索する第3の検索を実行することを前記階層毎に繰り返し、仕様が検索された階層については当該仕様を選定し、この選定された仕様が図面を保有する場合に当該図面を抽出する設計手段を有する中央制御部と、
    を備えることを特徴とする受注生産品の設計支援システム。
  2. 前記設計手段は、前記第2の検索において最適解抽出プログラムを駆動させ、当該階層以前に概念される仕様が共通する受注生産品を検索し、前記オーダデータに含まれる前記新規な受注生産品の仕様の図面選定に関する要望事項に基づき、当該検索により抽出された受注生産品についてそれぞれの受注生産品を構成する仕様の各項目に対する評価を示す点数(要望ポイント)を集計し、前記要望ポイントの最高値の過去の受注生産品の当該階層以下の階層における仕様を最適解として選定し、当該選定された仕様が保有する図面を抽出することを特徴とする請求項1に記載の受注生産品の設計支援システム。
  3. 前記設計手段は、
    前記設計手段において前記過去実績DBまたは前記新規BOMDBから前記オーダデータを充足する仕様が選定された場合に、各仕様の基本情報に含まれた検証データに基づき製造および/または駆動を検証する検証プログラムを駆動させ、当該選定された仕様の適合が検証できた場合に前記オーダデータを充足する仕様として確定し、当該確定された仕様が保有する図面を抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受注生産品の設計支援システム。
  4. 前記設計手段は、レポート出力プログラムを駆動させ、前記設計手段による前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定の結果を前記上下層での関連付けが為された階層構造で出力可能とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の受注生産品の設計支援システム。
  5. 前記仕様の不適合に関する情報を管理する不適合情報DBを備え、
    前記設計手段は、不適合照合プログラムを駆動させ、前記不適合情報DBに管理された仕様と抽出された図面と、選定された前記新規な受注生産品を構築する仕様と抽出された図面とを照合し、合致した場合に、前記オーダデータを充足する仕様としての当該仕様の選定を却下する不適合照合手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の受注生産品の設計支援システム。
  6. 受注生産品自体および/または受注生産品を構築する仕様を構築する少なくとも一部の構成品の一定期間の稼働状態を管理する稼働実績DBを備え、
    前記中央制御部は、実績検証・標準化プログラムを駆動させ、前記稼働実績DBに管理する管理の対象となる受注生産品および/または受注生産を構築する仕様を構築する少なくとも一部の構成品の一定期間の稼働状態を常時更新するとともに、前記過去実績DBに管理する受注生産品の各仕様の基本情報に含まれた標準化要件を充足した仕様についてはその基本情報を管理可能に前記型式DBへ移送する実績検証・標準化手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の受注生産品の設計支援システム。
  7. 前記請求項1乃至請求項6のいずれか1項の設計支援システムを用いる受注生産品の設計支援方法であって、
    入力手段から入力される新規な受注生産品のオーダデータから前記新規な受注生産品の仕様に関する概念のノードを抽象度の高いものから低いものへと階層で配列して認識し、選択メニューを動的に生成しつつ、1乃至複数のDBに管理された受注生産品を構築する各仕様群から前記新規な受注生産品を構築する仕様の選定とこの選定された仕様の図面の抽出を試みて新規な受注生産品の設計を支援することを特徴とする受注生産品の設計支援方法。
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