JP7058193B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関する。
例えば特許文献1に開示されているように、内燃機関用のスパークプラグとして、中心電極に高周波電圧を印加することによって、接地電極と中心電極との間に放電を生じさせるものがある。特許文献1に記載のスパークプラグは、絶縁碍子の外周面を這うような沿面火花放電を、中心電極と接地電極との間に生じさせる。
特開2016-58196号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスパークプラグにおいては、燃焼室内の気流が、絶縁碍子の外周面に沿う方向(すなわちスパークプラグの周方向)に流れやすい。それゆえ、絶縁碍子の外周面を這うように生じる放電火花は、スパークプラグの周方向に流れる気流に押され、絶縁碍子の外周面に沿うように引き伸ばされやすい。このように、放電火花が絶縁碍子の表面に沿ったままでは、放電火花よって混合気に生じた火炎の熱が絶縁碍子等に奪われることによる冷損が大きくなる為、火花放電により生じた火炎を成長させにくく、スパークプラグの着火性を向上させ難い。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、着火性の向上を図ることができる内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状の接地電極(2)と、
前記接地電極の内側に配されると共に、前記接地電極の先端よりもプラグ軸方向(Z)の先端側(Z1)へ突出した碍子突出部(31)を有する筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に保持されると共に、前記碍子突出部の先端から露出した露出部(41)を有する中心電極(4)と、を備え、
前記中心電極の前記露出部から前記接地電極まで、前記碍子突出部の表面に沿って形成された放電ギャップ(G)に放電を生じさせるよう構成された、内燃機関用のスパークプラグ(1)であって、
前記露出部及び前記碍子突出部の少なくとも一方は、その外周面に開口する流入口(501)と、前記放電ギャップに向かって開口する流出口(502)と、前記流入口と前記流出口とを連通する連通路(5)と、を有する、内燃機関用のスパークプラグにある。
本態様の内燃機関用のスパークプラグにおいて、露出部及び碍子突出部の少なくとも一方は、その外周面に開口する流入口と、放電ギャップに向かって開口する流出口と、流入口と流出口とを連通する連通路と、を有する。それゆえ、燃焼室内の気流は、流入口から連通路へ流入され、流出口から放電ギャップに向かって放出される。これにより、放電ギャップに生じた放電火花は、流出口から流出される気流に押されて早期に絶縁碍子の碍子突出部の外周面から引き剥がされる。これにより、スパークプラグの火花放電によって生じる火炎の熱が絶縁碍子に奪われることによる冷損を低減することができる。これにより、スパークプラグの着火性の向上を図ることができる。
以上のごとく、前記態様によれば、着火性の向上を図ることができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、スパークプラグの正面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の斜視図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の側面図。 図4の、V-V線矢視断面図。 実施形態1における、接地電極及び絶縁碍子の斜視図。 実施形態1における、被取付部材の斜視図。 実施形態1における、絶縁碍子の平面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の斜視図であって、流入口及び流出口を説明するための図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部の拡大正面図において、初期の放電火花を表した説明図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部の拡大正面図において、初期の放電火花が特定気流に押されて碍子突出部の表面から剥離し始めた様子を示す説明図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部の拡大正面図において、放電火花全体が碍子突出部の表面から剥離した様子を示す説明図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部の拡大側面図において、初期の放電火花を表した説明図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部の拡大側面図において、初期の放電火花が特定気流に押されて碍子突出部の表面から剥離し始めた様子を示す説明図。 実施形態1における、スパークプラグの先端部の拡大側面図において、放電火花全体が碍子突出部の表面から剥離した様子を示す説明図。 実施形態2における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態2における、スパークプラグ先端部の側面図。 実施形態3における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態4における、スパークプラグ先端部の正面図。 図19の、XX-XX線矢視断面図。 実施形態5における、スパークプラグ先端部の正面図。 図21の、XXII-XXII線矢視断面図。 実施形態6における、スパークプラグ先端部の正面図。 図23の、XXIV-XXIV線矢視断面図。 実施形態6における、接地電極及び絶縁碍子の斜視図。 実施形態6における、絶縁碍子の平面図。 実施形態7における、スパークプラグ先端部の斜視図。 実施形態8における、スパークプラグの、プラグ軸方向に直交する断面であり、電極溝部を通る断面図。 実施形態9における、スパークプラグ先端部の側面図。 実施形態9における、スパークプラグ先端部の正面図。 図30の、XXXI-XXXI線矢視断面図。
(実施形態1)
内燃機関用のスパークプラグの実施形態につき、図1~図15を用いて説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1~図4に示すごとく、筒状の接地電極2と筒状の絶縁碍子3と中心電極4とを備える。絶縁碍子3は、接地電極2の内側に配されている。また、絶縁碍子3は、接地電極2の先端よりもプラグ軸方向Zの先端側へ突出した碍子突出部31を有する。中心電極4は、絶縁碍子3の内側に保持されている。また、中心電極4は、碍子突出部31の先端から絶縁碍子3の外側に露出した露出部41を有する。
図1~図4に示すごとく、本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、中心電極4の露出部41から接地電極2まで、碍子突出部31の表面に沿って形成された放電ギャップGに放電を生じさせるよう構成されている。そして、図2~図4に示すごとく、露出部41及び碍子突出部31の少なくとも一方は、その外周面に開口する流入口501と、放電ギャップGに向かって開口する流出口502と、流入口501と流出口502とを連通する連通路5と、を有する。なお、図2、図4においては、連通路5の外形を破線で表している。以後、本実施形態につき詳説する。
なお、本明細書において、プラグ中心軸は、スパークプラグ1の中心軸を意味する。プラグ軸方向Zは、プラグ中心軸が延びる方向を意味する。プラグ径方向とは、スパークプラグ1の径方向を意味する。プラグ周方向は、スパークプラグ1の周方向を意味する。
本実施形態のスパークプラグ1は、例えば、自動車等の車両用の内燃機関における着火手段として用いることができる。スパークプラグ1は、プラグ軸方向Zの一端側において図示しない高電圧電源部と接続され、他端側において、図1に示すごとく内燃機関の燃焼室11内に配される。高電圧電源部は、例えば、一般的な点火コイル、放電を持続制御可能な点火装置の電源、或いは中心電極4に200kHz~5MHzの高周波電圧を印加することができる高周波電源等とすることができる。なお、本明細書において、プラグ軸方向Zにおける一方側であって、スパークプラグ1が燃焼室11に挿入される側を先端側とし、その反対側を基端側とする。なお、プラグ軸方向Zの先端側をZ1側、基端側をZ2側ということもある。
図1~図5に示すごとく、接地電極2は、筒状を呈している。接地電極2は、絶縁碍子3を全周から囲むように形成されている。図2、図5に示すごとく、接地電極2の先端面21は、円環状を呈している。接地電極2の先端面21は、プラグ軸方向Zに直交する。接地電極2の先端面21は、その全体が、プラグ軸方向Zに直交する面上に面一に形成されている。接地電極2の先端面21と内周面との間の角は直角である。また、接地電極2の先端面21と外周面との間の角も直角である。
図1に示すごとく、接地電極2は、ハウジング13の先端からZ1側に向かって延設されている。ハウジング13は、筒状を呈している。ハウジング13の外周面には、エンジンヘッド12のプラグホール121に設けられた雌ネジ孔122に螺合するための取付ネジ部131が形成されている。接地電極2は、ハウジング13における取付ネジ部131が設けられた部位のZ1側に接合されている。なお、接地電極2とハウジング13とは一体物で構成されていてもよい。ハウジング13は、絶縁碍子3を内側に保持している。
図1に示すごとく、絶縁碍子3は、プラグ軸方向Zの中央部をハウジング13及び接地電極2の内側に配しつつ、基端部をハウジング13よりもZ2側へ突出させており、先端部である碍子突出部31を接地電極2の先端面21よりもZ1側へ突出させている。図6、図8に示すごとく、絶縁碍子3は、その中央部をプラグ軸方向Zに貫通するように形成された軸孔30を有する。絶縁碍子3は、プラグ軸方向Zに直交する断面形状が円環状である。図5、図6に示すごとく、絶縁碍子3における接地電極2の内側に位置する部位の外周面は、接地電極2の内周面と微小隙間を介してプラグ径方向に対向している。なお、当該微小隙間は、形成されていなくてもよい。つまり、絶縁碍子3の外周面と接地電極2の内周面とは、接していてもよい。
図2~図4に示すごとく、碍子突出部31の外周面は、プラグ軸方向Zにまっすぐ形成された円筒状を呈している。なお、これに限られず、碍子突出部31の外周面は、例えばプラグ軸方向ZのZ1側へ向かうほどプラグ径方向の内周側へ向かうよう傾斜していてもよい。碍子突出部31の先端面310は、プラグ軸方向Zに直交する平面状に形成されているが、これに限られず、例えば外周側に向かうほどZ2側へ向かうような傾斜面、或いは曲面等でもよい。碍子突出部31の外周面と先端面310とをつなぐ角部は、アール状に形成されている。なお、図2、図6において、当該アール状の図示は省略している。
図2~図6、図8に示すごとく、碍子突出部31の先端面310には、溝状に形成された碍子溝部311が形成されている。碍子溝部311は、碍子突出部31の先端面310がプラグ軸方向ZのZ2側に凹むよう形成されている。図8に示すごとく、プラグ軸方向Zから見たとき、碍子溝部311はL字状を呈している。碍子溝部311は、プラグ軸方向Zに直交する横方向Xにおける軸孔30の一方側の領域に形成されている。碍子溝部311は、その長手方向(すなわち連通路5を通る気流の流通方向)における両端が開口している。以後、横方向Xにおける軸孔30に対して碍子溝部311が形成された側をX1側といい、その反対側をX2側という。また、プラグ軸方向Z及び横方向Xに直交する方向を縦方向Yという。
図6、図8に示すごとく、碍子溝部311は、連続的に形成された第一碍子溝311aと第二碍子溝311bとを有する。第一碍子溝311aは、縦方向Yに形成されるとともに縦方向Yの一方であるY1側が開口している。以後、縦方向YにおけるY1側と反対側をY2側という。第二碍子溝311bは、第一碍子溝311aにおけるY2側の端部から横方向Xに形成されている。第二碍子溝311bは、第一碍子溝311aにおけるY2側端部からX1側に形成されている。第二碍子溝311bは、X1側の端部が開口している。
絶縁碍子3の軸孔30における先端部に、中心電極4が挿通保持されている。図1~図4に示すごとく、中心電極4は、露出部41を絶縁碍子3から露出させている。図2、図3に示すごとく、露出部41は、中心電極4における軸孔30内に配された部位から延設された円柱部42と、円柱部42に取り付けられた被取付部材43とを有する。なお、これに限られず、中心電極4全体は一体物で構成されていてもよい。
図3に示すごとく、被取付部材43は、縦方向Yから見たとき、L字状を呈している。図2、図3、図7に示すごとく、被取付部材43は、第一部位431と第二部位432とを有する。図2、図3に示すごとく、第一部位431は、碍子突出部31をプラグ軸方向ZのZ1側から覆っている。第一部位431は、プラグ軸方向Zから見たとき、横方向Xに長尺な長方形状を呈している。図2、図5、図7に示すごとく、第一部位431の横方向Xの両面は、横方向Xの外側に膨らむ曲面状を呈している。第一部位431におけるX1側端部は、碍子突出部31の先端面310よりもX1側に突出している。図2、図3に示すごとく、第一部位431のZ2側の面は、碍子突出部31の先端面310と当接している。図2、図7に示すごとく、第一部位431には、円柱部42を挿入する挿入孔431hが形成されている。図2に示すごとく、被取付部材43は、挿入孔431hにおいて円柱部42に接続されている。
図2、図3に示すごとく、第二部位432は、第一部位431からプラグ軸方向ZのZ2側に延設されると共に碍子突出部31の外周面の少なくとも一部を、プラグ径方向の外周側から覆っている。本実施形態において、第二部位432は、第一部位431のX1側端部からZ2側に延設されており、碍子突出部31の外周面を横方向XのX1側から覆っている。すなわち、第二部位432は、碍子突出部31のX1側にのみ配されている。
図2、図3に示すごとく、第二部位432のZ2側端面432aは、碍子突出部31の先端面310と外周面との間の角部よりもZ2側に位置している。これにより、被取付部材43は、碍子突出部31の角部の一部を覆っている。第二部位432のZ2側端面432aは、プラグ軸方向Zに直交する平面状に形成されている。また、第二部位432のZ2側端面432aは、接地電極2の先端面21とプラグ軸方向Zに対向している。
図2に示すごとく、第二部位432のX2側の面は、碍子突出部31の外周面に沿うよう曲面状に形成されている。第二部位432のX2側の面は碍子突出部31の外周面と接触している。なお、第二部位432のX2側の面と碍子突出部31の外周面との間に若干の隙間が形成されていてもよい。図2、図7に示すごとく、第二部位432のX1側の面は、X1側に膨らむ曲面状に形成されている。第二部位432のX1側の面は、第一部位431のX1側の端面と連続的に形成されている。
図2~図4に示すごとく、接地電極2と中心電極4との間に形成される空間距離のうち、プラグ軸方向Zにおける第二部位432のZ2側端面432aと接地電極2の先端面21との間が最短距離となる。そして、プラグ軸方向Zにおける第二部位432のZ2側端面432aと接地電極2の先端面21との間が、放電ギャップGを構成している。
図5に示すごとく、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向Zから見たとき、第二部位432とプラグ中心軸とを通る仮想直線L1は、スパークプラグ1の先端部を通る混合気の主流F1の流通方向と直交する。なお、本明細書において、混合気の主流F1とは、エンジン点火時期においてスパークプラグ1の先端部を通る混合気の主流F1を意味するものとするとし、以後、単に主流F1ということもある。
図5に示すごとく、本実施形態のスパークプラグ1は、主流F1の流通方向が縦方向Yとなる姿勢で、内燃機関に取り付けられる。内燃機関におけるスパークプラグ1の取付姿勢は、ハウジング13の取付ネジ部131のネジの切り方により調整することができる。なお、内燃機関におけるスパークプラグ1の取付姿勢の調整は、これに限られない。例えば、取付ネジ部131のZ2側に、エンジンヘッド12とハウジング13とで挟持されるスペーサ又はガスケットを配し、エンジンヘッド12に対するスパークプラグ1の螺合の止まり位置を調整することで、スパークプラグ1の姿勢を調整してもよい。
図5に示すごとく、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向Zから見たとき、放電ギャップGとプラグ中心軸とを通る仮想直線L2も、主流F1の流通方向(すなわち縦方向Y)と直交する。これにより、主流F1の流通方向における放電ギャップGの両側には、スパークプラグ1の部位が存在せず、放電ギャップGを主流F1が滑らかに通り抜けやすい。
図2、図7に示すごとく、被取付部材43における碍子突出部31の表面と対向する面には、溝状に形成された電極溝部433が形成されている。電極溝部433は、横方向Xにおける軸孔30のX1側の領域に形成されている。電極溝部433は、その長手方向(すなわち連通路5を通過する気流の流通方向)における両端が開口している。
図7に示すごとく、電極溝部433は、連続的に形成された第一電極溝433aと第二電極溝433bと第三電極溝433cとを有する。第一電極溝433a及び第二電極溝433bは、被取付部材43の第一部位431のZ2側端面がZ1側に凹む溝状に形成されており、第三電極溝433cは、第二部位432のX2側の面がX1側に凹む溝状に形成されている。
第一電極溝433aは、縦方向Yに形成されるとともにY1側が開口している。図2に示すごとく、第一電極溝433aは、第一碍子溝311aとプラグ軸方向Zに重なる位置に形成されている。図2、図5に示すごとく、第一電極溝433aのY1側の開口部は、第一碍子溝311aのY1側の開口部よりも、縦方向YのY2側にオフセットした位置に形成されているがこれに限られない。
図7に示すごとく、第二電極溝433bは、第一電極溝433aのY2側端部から横方向Xに形成されている。第二電極溝433bは、第一電極溝433aのY2側端部からX1側に形成されている。図2、図5に示すごとく、第二電極溝433bは、第二碍子溝311bとプラグ軸方向Zに重なる位置に形成されている。図3、図5に示すごとく、第二電極溝433bは、X1側端部が、第二碍子溝311bよりもX1側に突出するよう形成されている。
図7に示すごとく、第三電極溝433cは、第二電極溝433bのX1側端部からプラグ軸方向Zに形成されている。第三碍子溝311cは、第二電極溝433bのX1側端部からZ2側に延設されている。第三電極溝433cは、Z2側端部がZ2側に開口している。図2~図4に示すごとく、第三電極溝433cは、放電ギャップGに向かって開口している。図2、図3に示すごとく、第三電極溝433cのX2側は、碍子突出部31の外周面によって閉塞されている。
図2~図5に示すごとく、第一電極溝433a及び第二電極溝433bと第一碍子溝311a及び第二碍子溝311bとに囲まれた領域、及び第三電極溝433cと碍子突出部31の外周面とに囲まれた領域が、前述の連通路5である。図2~図5に示すごとく、連通路5は、第一電極溝433aと第一碍子溝311aとに囲まれた第一路51と、第二電極溝433bと第二碍子溝311bとに囲まれた第二路52と、第三電極溝433cと碍子突出部31の外周面とに囲まれた第三路53とを有する。
図2、図5に示すごとく、第一路51は、縦方向Yに形成されている。第一路51のY1側には、Y1側に開口する流入口501が形成されている。流入口501は、第一電極溝433aと第一碍子溝311aとの双方によって全周が囲まれている。なお、図2、図5に示すごとく、第一電極溝433aのY1側の開口部と第一碍子溝311aのY1側の開口部とが縦方向Yにオフセットしているような場合は、流入口501とは、連通路5を流出口502から流入口501へ向かう経路において、最初に開口した部位を流入口501という。すなわち、本実施形態において、流入口501は、縦方向Yにおける第一電極溝433aの開口位置と同位置に形成されている。スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、流入口501は、内燃機関の吸気バルブ側に向かって開口している。これにより、図5に示すごとく、流入口501は、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、主流F1の上流側、すなわちY1側に向かって開口する。
図2、図5に示すごとく、第二路52は、横方向Xに形成されている。第二路52は、X2側の端部が第一路51と連通しており、X1側の端部が第三路53と連通している。
図2、図3に示すごとく、第三路53は、第二路52のX1側端部からプラグ軸方向Zに形成されている。第三路53は、第二路52のX1側端部からZ2に形成されている。図2~図4に示すごとく、第三路53のプラグ軸方向ZのZ2側には、プラグ周方向に交差する方向に開口する流出口502が形成されている。本実施形態において、流出口502は、プラグ軸方向ZのZ2側に向かって開口している。また、流出口502は、接地電極2の先端面21に向かって開口している。流出口502は、第三電極溝433cと碍子突出部31の表面とによって全周が囲まれている。流出口502は、電極溝部433と碍子溝部311とのうち、電極溝部433のみによって構成されている。流出口502は、プラグ軸方向Zにおいて、第三電極溝433cの開口部と同位置に形成されている。
図5に示すごとく、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向Zから見たとき、流出口502とプラグ中心軸とを通る仮想直線L3は、主流F1の流通方向(すなわち縦方向Y)と直交する。また、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向Zから見たとき、前記仮想直線L3は、内燃機関の吸気バルブと排気バルブとの並び方向に直交している。換言すると、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向Zから見たとき、絶縁碍子3における流出口502が形成された部位の接線方向は、吸気バルブと排気バルブとの並び方向に平行に形成されている。
図9に示すごとく、流出口502の面積は、流入口501の面積よりも小さい。これにより、連通路5を通り流出口502から流れ出る気流の流速を、流入口501を流通する気流の流速よりも速くすることができる。なお、流出口502の面積は、流出口502を通る気流の流速方向(すなわちプラグ軸方向Z)に直交する流出口502の断面積である。また、流入口501の面積は、流入口501を通る気流の流速方向(すなわち縦方向Y)に直交する流入口501の断面積である。図9において、流入口501及び流出口502にハッチングを施している。また、以後、連通路5を通る気流を特定気流F2ということもある。
次に、本実施形態のスパークプラグ1を内燃機関に取り付けてなる点火装置10につき説明する。
図1に示すごとく、スパークプラグ1は、取付ネジ部131においてエンジンヘッド12のプラグホール121に設けられた雌ネジ孔122に螺合される。これにより、スパークプラグ1がエンジンヘッド12に締結固定されている。そして、スパークプラグ1の先端部分が燃焼室11に配される。このとき、スパークプラグ1は、図5に示すごとく、先端部分に対して燃焼室11内の主流F1が縦方向YのY1側からY2側に向かって流入するような姿勢で取り付けられる。
スパークプラグ1先端部分を通る気流のうち、連通路5を通る特定気流(図10~図12の符号F2参照)は、流入口501から連通路5に縦方向Yに導入され、流出口502からプラグ軸方向ZのZ2側に向かって排出される。
次に、図10~図15を用いて、スパークプラグ1において生じた放電火花が燃焼室11内の混合気の気流によって引き伸ばされる様子の一例を説明する。
図10、図13に示すごとく、スパークプラグ1の放電は、第二部位432のZ2側端面432aと、接地電極2の先端面21とを起点として放電ギャップGに生じる。ここで、図10に示すごとく、当該放電により発生する放電火花Sの両起点間の部位は、碍子突出部31の外周面を這うように生じる。
そして、図11に示すごとく、放電火花Sは、まず流出口502に近い部位が連通路5の流出口502から排出される特定気流F2に押されて碍子突出部31の外周面から剥離し、次いで、図12に示すごとく、流出口502に近い部位に追従するように放電火花Sの両起点間の部位全体が碍子突出部31の外周面から剥離する。
また、前述のごとく放電火花Sが碍子突出部31の外周面から剥離するのと同時に、放電火花Sの全体は、図13~図15に示すごとく、放電ギャップGを縦方向Yに通過する主流F1に押され、徐々に主流F1の下流側に引き伸ばされる。以上のように、放電火花Sが引き伸ばされる。
次に、本実施形態の作用効果につき説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1において、露出部41及び碍子突出部31の少なくとも一方は、その外周面に開口する流入口501と、放電ギャップGに向かって開口する流出口502と、流入口501と流出口502とを連通する連通路5と、を有する。それゆえ、燃焼室11内の気流は、流入口501から連通路5へ流入され、流出口502から放電ギャップGに向かって放出される。これにより、放電ギャップGに生じた放電火花Sは、流出口502から流出される気流に押されて早期に絶縁碍子3の碍子突出部31の外周面から引き剥がされる。これにより、スパークプラグ1の火花放電によって生じる火炎の熱が絶縁碍子3に奪われることによる冷損を低減することができる。これにより、スパークプラグ1の着火性の向上を図ることができる。
また、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向Zから見たとき、流出口502とプラグ中心軸とを通る仮想直線L3は、内燃機関の吸気バルブと排気バルブとの並び方向に直交している。これに伴い、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向Zから見たとき、流出口502とプラグ中心軸とを通る仮想直線L3は、スパークプラグ1の先端部を通る混合気の主流F1の流通方向と直交する。これにより、連通路5を通って流出口502から排出される特定気流F2は、スパークプラグ1に邪魔されずにスパークプラグ1の先端部を縦方向Yに流れる主流F1に向かって排出される。それゆえ、スパークプラグ1に邪魔されずにスパークプラグ1の先端部を通過する主流F1が流れる領域において、放電火花Sを碍子突出部31の外周面から引き剥がすことができ、一層放電火花Sを主流F1の下流側に引き伸ばしやすい。これにより、放電火花Sと混合気との接触面積を確保しやすく、スパークプラグ1の着火性を一層向上させやすい。
また、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、流入口501は、内燃機関の吸気バルブ側に向かって開口している。これに伴い、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた状態において、流入口501は、スパークプラグ1の先端部を通る混合気の主流F1の上流側に向かって開口する。それゆえ、連通路5に気流を流入しやすく、連通路5の流出口502から排出される特定気流F2の流速を向上させやすい。これにより、放電ギャップGに生じた放電火花Sをより早期に碍子突出部31の外周面から引き剥がすことができる。
また、流出口502の面積は、流入口501の面積よりも小さい。これによっても、連通路5の流出口502から排出される特定気流F2の流速を向上させることができる。また、本実施形態においては、電極溝部433と碍子溝部311との双方で流入口501が構成されており、電極溝部433と碍子溝部311とのうちの電極溝部433のみによって流出口502が構成されている。それゆえ、流入口501の面積を流出口502の面積よりも大きくしやすい。
また、露出部41は、碍子突出部31をプラグ軸方向ZのZ1側から覆う第一部位431と、第一部位431からプラグ軸方向ZのZ2側に延設されると共に碍子突出部31の外周面の少なくとも一部を、プラグ径方向の外周側から覆う第二部位432とを有する。つまり、碍子突出部31の先端部の角部は、露出部41の第一部位431及び第二部位432に覆われている。それゆえ、放電は、碍子突出部31の先端部の角部上に生じることなく、中心電極4の第二部位432と接地電極2との間で形成されることになる。これにより、燃焼室11内の混合気の主流F1、連通路5を通り流出口502から排出される特定気流F2、或いは電気的な反発作用により、放電を碍子突出部31の表面から剥がして、下流側に引き伸ばしやすい。これにより、スパークプラグ1の着火性の向上を図ることができる。
また、第二部位432は、プラグ周方向の一部にのみ形成されている。それゆえ、プラグ周方向における放電位置を特定しやすい。つまり、プラグ周方向における第二部位432と接地電極2の先端面21との間において放電を生じさせやすい。それゆえ、プラグ周方向における予期せぬ箇所で放電が生じることを防止しやすい。これにより、確実に放電ギャップGに生じた放電火花Sに特定気流F2を当てることができる。
また、連通路5は、露出部41及び碍子突出部31の少なくとも一方に形成された溝によって構成されている。それゆえ、連通路5を容易に形成することができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、着火性の向上を図ることができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図16、図17に示すごとく、実施形態1に対して、接地電極2の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、接地電極2は、プラグ軸方向ZのZ1側に突出するとともに、露出部41との間に放電ギャップGを形成する接地突出部22を有する。接地突出部22は、直方体形状を呈している。プラグ周方向において、接地突出部22は、中心電極4の第二部位432のZ2側端面432aと同位置に形成されている。また、接地突出部22の先端面221は、第二部位432のZ2側端面432aとプラグ軸方向Zに重なるよう形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本実施形態においては、プラグ周方向における放電位置を特定しやすい。つまり、プラグ周方向における第二部位432と接地突出部22との間において確実に放電を生じさせることができる。それゆえ、プラグ周方向における予期せぬ箇所で放電が生じることを防止することができる。これにより、確実に放電ギャップGに生じた放電火花に特定気流F2を当てることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本実施形態は、図18に示すごとく、実施形態2に対して、接地突出部22の形状を変更した実施形態である。
本実施形態において、接地突出部22は、プラグ軸方向ZのZ1側に向かうほどプラグ径方向の厚みが小さくなる。具体的には、接地突出部22は、X1側の面222が、プラグ軸方向ZのZ1側に向かうにつれてX2側に向かうよう傾斜している。そして、接地突出部22の先端部は、鋭利な角状に形成されている。
その他は、実施形態2と同様である。
本実施形態においては、接地突出部22の先端部周囲の電界強度を高めることができる。それゆえ、一層、プラグ周方向における放電位置を特定しやすい。
その他、実施形態2と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
本実施形態は、図19、図20に示すごとく、実施形態1に対して、連通路5の形成の仕方を変更した実施形態である。
本実施形態において、実施形態1で示した碍子溝部(図2等の符号311参照)は形成されていない。すなわち、碍子突出部31の先端面310及び外周面は、平坦に形成されている。そして、本実施形態において、連通路5は、電極溝部433と碍子突出部31の表面とに囲まれて形成されている。流入口501は、第一電極溝433aと碍子突出部31の先端面310とに囲まれて形成されている。流出口502は、実施形態1と同様、第三電極溝433cと碍子突出部31の外周面とに囲まれて形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、連通路5を形成するにあたり、絶縁碍子3を特別加工する必要がない。それゆえ、連通路5を容易に形成しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本実施形態は、図21、図22に示すごとく、実施形態4に対して、連通路5の形成の仕方を変更した実施形態である。
本実施形態において、連通路5の少なくとも一部は、中心電極4の被取付部材43に形成された穴により形成されている。本実施形態において、連通路5は、第一路51、第二路52、及び第三路53により構成されており、第一路51と第二路52と第三路53の一部とが穴により形成されている。
第一路51の全体は、第一部位431において縦方向Yに形成された穴の内側である。すなわち、第一路51は、その形成方向である縦方向Yに直交する全方向から第一部位431に囲まれている。第一路51のY1側端部はY1側に開口しており、当該開口が流入口501を構成している。また、第一路51のY2側端部は閉塞されている。
第二路52は、第一部位431において横方向Xに形成された穴の内側である。第二路52は、第一路51のY2側端部からX1側に形成されている。すなわち、第二路52は、その形成方向である横方向Xに直交する全方向から第一部位431に囲まれている。
そして、図21に示すごとく、第三路53は、第二部位432において、Z1側に形成された穴531とZ2側に形成された溝532の内側である。第三路53は、第二路52のX1側端部からZ2側に形成された穴531と、第三路53の穴のZ2側端部からZ2側に形成された溝532と、によって構成されている。第三路53の溝532は、X2側の面がX1側に凹むよう形成されている。第三路53の溝532におけるX2側は、碍子突出部31の表面によって閉塞されている。第三路53の溝532におけるZ2側端部は、プラグ軸方向ZのZ2側に開口しており、当該開口が流出口502を構成している。
その他は、実施形態4と同様である。
本実施形態においては、中心電極4に連通路5を形成した場合においても、中心電極4の強度を確保しやすい。その他、実施形態4と同様の作用効果を有する。
(実施形態6)
本実施形態は、図23~図26に示すごとく、実施形態1に対して、連通路5の形成の仕方を変更した実施形態である。
本実施形態において、実施形態1で示した電極溝部(図2等の符号433参照)は形成されていない。すなわち、図23に示すごとく、露出部41における第一部位431のZ2側端面と第二部位432のX1側の面は平坦に形成されている。そして、本実施形態において、連通路5は、碍子溝部311と中心電極4の露出部41の表面とに囲まれて形成されている。
図25、図26に示すごとく、本実施形態において、碍子溝部311は、実施形態1で示した第一碍子溝311a及び第二碍子溝311bに加えて、第三碍子溝311cを有する。第三碍子溝311cは、第二碍子溝311bのX1側端部から下側に形成されている。第三碍子溝311cは、碍子突出部31の外周面がプラグ径方向の内周側に凹む溝状に形成されている。
第一碍子溝311aは、そのY1側端部を除き、Z1側が第一部位431のZ2側の面によって閉塞されている。そして、流入口501は、第一碍子溝311aと第一部位431のZ2側の面とに囲まれて形成されている。
図23に示すごとく、第二碍子溝311bは、X1側から露出部41の第二部位432によって閉塞されている。
第三碍子溝311cは、そのZ1側端部がX1側から第二部位432によって閉塞されている。一方、第三碍子溝311cのZ2側端部は、第二部位432のZ2側端面432aよりもZ2側に突出しているとともに、プラグ径方向の外周側に開口して流出口502を構成している。流出口502は、放電ギャップGに向かってプラグ径方向の外周側に開口している。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、連通路5を形成するにあたり、中心電極4を特別加工する必要がない。それゆえ、連通路5を容易に形成しやすい。
また、本実施形態においては、流出口502がプラグ径方向の外周側に向かって開口している。そのため、流出口502から流出される特定気流F2は、プラグ径方向の外周側に向かって流れる。それゆえ、流出口502から流出されるプラグ径方向の外周側に向かう特定気流F2により、碍子突出部31の外周面に沿う初期の放電火花を碍子突出部31の外周面から容易に剥離させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態7)
本実施形態は、図27に示すごとく、実施形態1に対して、流入口501を2か所に形成した実施形態である。
本実施形態において、碍子溝部311は、実施形態1と同様の第一碍子溝311a及び第二碍子溝311bに加え、第三碍子溝311c及び第四碍子溝311dを有する。第三碍子溝311cは、第一碍子溝311aのX2側に若干離れた位置において、縦方向Yに形成されている。第三碍子溝311cは、Y1側が開口している。第四碍子溝311dは、第三碍子溝311cのY2側端部と、第一碍子溝311aのY2側端部とを横方向Xに連通している。
また、電極溝部433は、実施形態1と同様の第一電極溝433a、第二電極溝433b及び第三電極溝433cに加え、第四電極溝433d及び第五電極溝433eを備える。
第四電極溝433dは、第三碍子溝311cとプラグ軸方向Zに重なる位置に形成されている。第四電極溝433dは、縦方向Yに形成されるとともにY1側が開口している。第四電極溝433dのY1側の開口部は、第三碍子溝311cのY1側の開口部よりも、Y2側にオフセットした位置に形成されている。
第五電極溝433eは、第四碍子溝311dとプラグ軸方向Zに重なる位置に形成されている。第五電極溝433eは、第四電極溝433dのY2側端部と第一電極溝433aのY2側端部とを横方向Xに連通させるよう形成されている。
本実施形態において、連通路5は、実施形態1で示した第一路51、第二路52、及び第三路53に加え、第四路54及び第五路55を有する。第四路54は、第四電極溝433dと第三碍子溝311cとに囲まれている。第四路54のY1側には、第一路51のX1側に形成された流入口501とは別の第2の流入口501が形成されている。本実施形態において2つの連通路5の流入口501は、いずれも混合気の主流の上流側、すなわちY1側に向かって開口している。
第五路55は、第五電極溝433eと第四碍子溝311dとに囲まれている。第五路55は、X2側の端部が第四路54と連通しており、X1側の端部が第一路51のY2側の端部及び第二路52のX2側の端部と連通している。
本実施形態においても、流出口502は、流入口501の面積よりも小さい。本実施形態のように流入口501が複数ある場合は、流入口501の面積とは、複数の流入口501の面積の合計をいう。また、仮に流出口502が複数ある場合は、流出口502の面積とは複数の流出口502の面積の合計をいう。
第四路54に形成された流入口501のその他の構成は、第一路51に形成された流入口501と同様である。また、スパークプラグ1における前述した構成以外の構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、同じ側を向いて開口する複数の流入口501を有するため、連通路5に流入する気流の流量を確保することができる。これにより、流出口502から排出される気流の速度を高めやすい。その結果、一層早期に碍子突出部31の外周面から放電火花を引き剥がすことができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態8)
本実施形態は、図28に示すごとく、連通路5を複数構成した実施形態である。
本実施形態において、電極溝部433は、実施形態1と同様の第一電極溝433a、第二電極溝433b、及び第三電極溝433cに加え、第四電極溝433d、第五電極溝433e、第六電極溝433fを有する。第四電極溝433dと第五電極溝433eと第六電極溝433fとは、連続的に形成されている。第四電極溝433d及び第五電極溝433eは、露出部41の第一部位431のZ2側端面がZ1側に凹む溝状に形成されており、第六電極溝433fは、第二部位432のX2側の面がX1側に凹む溝状に形成されている。
第四電極溝433dは、縦方向Yにおける軸孔30のY2側に形成されている。第四電極溝433dは、縦方向Yに形成されるとともにY2側が開口している。第四電極溝433dは、Z2側が碍子突出部31の先端面310によって閉塞されている。
第五電極溝433eは、第四電極溝433dのY1側の端部からX1側に形成されている。第五電極溝433eは、X1側端部が碍子突出部31の先端面310よりもX1側に突出するよう形成されている。第五電極溝433eは、X1側端部以外の部位が、碍子突出部31の先端面310によって閉塞されている。また、第五電極溝433eは、第二電極溝433bのY2側に形成されている。
第六電極溝433fは、第五電極溝433eのX1側端部からプラグ軸方向ZのZ2側に延設されている。第六電極溝433fは、プラグ軸方向ZのZ2側が開口している。第六電極溝433fは、放電ギャップGに向かって開口している。第六電極溝433fは、X2側から碍子突出部31の外周面によって閉塞されている。また、第六電極溝433fは、第三電極溝433cのY2側に形成されている。
そして、本実施形態は、実施形態1で示した連通路5である第一連通路5aに加え、第四電極溝433d、第五電極溝433e、及び第六電極溝433fと、碍子突出部31の表面とに囲まれた第二連通路5bが形成されている。
第二連通路5bにおける第四電極溝433dと碍子突出部31の先端面310とに囲まれた領域のY2側には、Y2側に開口する流入口501が形成されている。第二連通路5bの流入口501は、第一連通路5aの流入口501と反対側に向かって開口している。すなわち、第二連通路5bの流入口501は、下流側、すなわちY2側に向かって開口している。流入口501は、第四電極溝433dと碍子突出部31の先端面310とによって全周が囲まれている。
また、第二連通路5bにおける第六電極溝433fと碍子突出部31の外周面とに囲まれた領域のプラグ軸方向ZのZ2側には、プラグ軸方向ZのZ2側に開口する流出口502が形成されている。第二連通路5bの流出口502は、第一連通路5aの流出口502のY2側に位置している。第二連通路5bの流出口502は、放電ギャップGに向かって開口している。第二連通路5bの流出口502は、第六電極溝433fと碍子突出部31の外周面とによって全周が囲まれている。
その他、第二連通路5bの構成は、第一連通路5aの構成と同様である。また、その他の構成は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、2つの連通路5を有する。そして、2つの連通路5の流入口501は、互いに反対側に開口している。それゆえ、2つの連通路5の流入口501の一方が混合気の主流の上流側、すなわちY1側を向くような姿勢で配すれば、上流側を向いた流入口501から連通路5に気流が流入するため、エンジンヘッド12に対するスパークプラグ1の取付姿勢の自由度が向上する。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態9)
本実施形態は、図29~図31に示すごとく、実施形態1に対して、連通路5の形状を変更した実施形態である。なお、図29においては、電極溝部433の輪郭を破線で表しており、碍子溝部311aの輪郭の図示は省略している。
図31に示すごとく、碍子溝部311は、第一碍子溝311a及び第二碍子溝311bを有する。第一碍子溝311aは、縦方向Yに形成されるとともにY1側が開口している。第二碍子溝311bは、第一碍子溝311aのY2側端部から延設されているとともに、Y2側に向かうにつれてX1側に向かうよう傾斜して形成されている。第二碍子溝311bにおける第一碍子溝311aと反対側の端部は、X2側に開口している。
また、電極溝部433は、第一電極溝433a、第二電極溝433b、及び第三電極溝433cを備える。第一電極溝433aは、縦方向Yに形成されるとともにY1側が開口している。第一電極溝433aは、第一碍子溝311aとプラグ軸方向Zに重なる位置に形成されている。第一電極溝433aのY1側の開口部は、第一碍子溝311aのY1側の開口部よりも、Y2側にオフセットした位置に形成されている。
第二電極溝433bは、第一電極溝433aのY2側端部から延設されているとともに、Y2側に向かうにつれてX1側に向かうよう傾斜して形成されている。第二電極溝433bは、第二碍子溝311bとプラグ軸方向Zに重なる位置に形成されている。第二電極溝433bにおける第一電極溝433a側と反対側の端部は、碍子突出部31の先端面310よりもX1側に突出して形成されている。
第三電極溝433cは、第二電極溝433bにおける第一電極溝433a側と反対側の端部から延設されている。図29に示すごとく、第三電極溝433cは、プラグ軸方向ZのZ2側に向かうほど、縦方向YのY2側に向かうよう傾斜している。第三電極溝433cは、プラグ軸方向ZのZ2側端部がプラグ軸方向ZのZ2側に開口している。第三電極溝433cは、放電ギャップGに向かって開口している。
本実施形態において、連通路5は、電極溝部433と碍子溝部311とに囲まれた領域、及び電極溝部433と碍子突出部31の外周面とに囲まれた領域である。連通路5は、第一電極溝433aと第一碍子溝311aとに囲まれた第一路51と、第二電極溝433bと第二碍子溝311bとに囲まれた第二路52と、第三電極溝433cと碍子突出部31の外周面とに囲まれた第三路53とを有する。
図29、図31に示すごとく、第一路51は、縦方向Yに形成されている。第一路51のY1側には、Y1側に開口する流入口501が形成されている。
図31に示すごとく、第二路52は、混合気の主流の下流側、すなわちY2側に向かうにつれてX1側に向かうよう傾斜している。第二路52は、混合気の主流の流通方向、すなわち縦方向Yに対して傾斜している。また、第二路52は、プラグ軸方向Zに対しても傾斜している。第二路52は、一端が第一路51と連通しており、他端が第三路53と連通している。
第三路53は、混合気の主流の下流側、すなわちY2側に向かうにつれてZ2側に向かうよう傾斜している。第三路53は、混合気の主流の流通方向、すなわち縦方向Yに対して傾斜している。また、第三路53は、プラグ軸方向Zに対しても傾斜している。第三路53における第二路52と反対側の端部は、プラグ軸方向ZのZ2側に向かって開口した流出口502を構成している。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態においては、連通路5が、混合気の主流の流通方向の下流側に向かうにつれて、流通方向に直交する方向に向かうよう傾斜した部位(すなわち第二路52と第三路53)を有する。それゆえ、連通路5内に流入される混合気の流れを大きく阻害することなく、連通路5内において混合気の流れを変えることができる。
さらに、本実施形態においては、連通路5が、混合気の主流の流通方向に形成された部位と、主流の流通方向に対して傾斜する方向に形成された部位と、によって構成されている。それゆえ、連通路5を通過する特定気流が、連通路5を滑らかに通過しやすい。これによって、連通路5内に気流を導入しやすいとともに連通路5内から気流を排出しやすい。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、前記各実施形態において、第二部位は、碍子突出部の外周面の一部をプラグ径方向の外周側から覆っている例を示したが、これに限られず、碍子突出部の外周面の全周を覆っていてもよい。
1 スパークプラグ
2 接地電極
3 絶縁碍子
31 碍子突出部
4 中心電極
41 露出部
5 連通路
501 流入口
502 流出口
G 放電ギャップ

Claims (14)

  1. 筒状の接地電極(2)と、
    前記接地電極の内側に配されると共に、前記接地電極の先端よりもプラグ軸方向(Z)の先端側(Z1)へ突出した碍子突出部(31)を有する筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に保持されると共に、前記碍子突出部の先端から露出した露出部(41)を有する中心電極(4)と、を備え、
    前記中心電極の前記露出部から前記接地電極まで、前記碍子突出部の表面に沿って形成された放電ギャップ(G)に放電を生じさせるよう構成された、内燃機関用のスパークプラグ(1)であって、
    前記露出部及び前記碍子突出部の少なくとも一方は、その外周面に開口する流入口(501)と、前記放電ギャップに向かって開口する流出口(502)と、前記流入口と前記流出口とを連通する連通路(5)と、を有する、内燃機関用のスパークプラグ。
  2. 内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向から見たとき、前記流出口とプラグ中心軸とを通る仮想直線(L3)は、前記スパークプラグの先端部を通る混合気の主流(F1)の流通方向と直交する、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 内燃機関に取り付けられた状態において、前記流入口は、前記スパークプラグの先端部を通る混合気の主流(F1)の上流側に向かって開口している、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 前記接地電極は、プラグ軸方向の先端側に突出するとともに、前記露出部との間に前記放電ギャップを形成する接地突出部(22)を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 前記接地突出部は、プラグ軸方向の先端側に向かうほどプラグ径方向の厚みが小さくなる、請求項4に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  6. 前記流出口の面積は、前記流入口の面積よりも小さい、請求項1~5のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  7. 前記露出部は、前記碍子突出部をプラグ軸方向の先端側から覆う第一部位(431)と、前記第一部位からプラグ軸方向の基端側(Z2)に延設されると共に前記碍子突出部の外周面の少なくとも一部を、プラグ径方向の外周側から覆う第二部位(432)とを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  8. 前記連通路は、前記露出部及び前記碍子突出部の少なくとも一方に形成された溝及び穴の少なくとも一方によって構成されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  9. 前記連通路は、前記露出部及び前記碍子突出部のいずれか一方のみに形成された前記溝及び前記穴の少なくとも一方によって構成されている、請求項8に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  10. 前記連通路は、互いに同じ向きに開口する複数の前記流入口のそれぞれに連通している、請求項1~9のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  11. 複数の前記連通路を有し、各連通路の前記流入口は、互いに反対側に開口している、請求項1~10のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  12. 内燃機関に取り付けられた状態において、前記連通路は、前記スパークプラグの先端部を通る混合気の主流(F1)の流通方向の下流側に向かうにつれて、前記流通方向に直交する方向に向かうよう傾斜した部位を有する、請求項1~11のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  13. 内燃機関に取り付けられた状態において、前記流入口は、前記内燃機関の吸気バルブ側に向かって開口している、請求項1~12のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
  14. 内燃機関に取り付けられた状態において、プラグ軸方向から見たとき、前記流出口とプラグ中心軸とを通る仮想直線(L3)は、前記内燃機関の吸気バルブと排気バルブとの並び方向に直交している、請求項1~13のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
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