JP7057221B2 - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、所謂オートデイナイト機能を有する撮像装置に関する。
一般に、人間の色に対する感度特性である色覚特性と明るさに対する感度特性である比視感度特性において、可視域である380nmから780nmまでの感度を有している。一方、これらの特性においては700nmより長波長域ではほとんど感度を有していない。そこで、デジタルカメラなどの撮像装置では、色再現性を人間の色覚特性に合わせるため、撮像素子の前に近赤外領域の光を通過させない視感度補正用の赤外カットフィルタが配置されている。
ところが、このような撮像装置において、被写体照度が低下する低照度下では、しばしば赤外カットフィルタを光路から取り除いて近赤外領域の光を通過させて感度を上昇させることが行われている。
但し、近赤外領域の光が通過すると、色バランスが崩れるので、撮像装置においてカラー画像(デイモード)から白黒画像(ナイトモード)に撮影モードを切り換える必要がある。
このような撮影モードの切り換え手法の一つとして、被写体照度に応じてデイモードおよびナイトモードの切り換えを行うオートデイナイトと呼ばれる手法がある。例えば、この手法においては、被写体照度を、撮像素子から出力される撮像信号(輝度信号)およびEV値(シャッタースピード、絞り値、ゲイン)などに基づいて決定している。
ところで、撮像装置に内蔵された赤外照明装置又は撮像装置と別の赤外照明装置を用いて被写体を赤外光で照射して、低照度下においても確実に被写体を撮影ようにした撮像装置がある。この際、デイモードとナイトモードとにおいて輝度が大きく変動するので、短時間にモード切り換えを繰り返す所謂ハンチングが発生する。
一方、ハンチングを防止するため、ナイトモードからデイモードに切り換える閾値を設定すると、被写体照度が上昇してもデイモードに切り替わらず、ナイトモードで撮影を継続してしまう恐れがある。
また、赤外照明によるオートデイナイトの動作を安定させるため、撮像光学系とは別に可視光のみを測光する光センサを設けて、当該光センサの出力に基づいてオートデイナイトを行う手法があるが、この手法を用いると、光センサの分、撮像装置がコストアップしてしまう。
このような問題を回避するため、例えば、撮像信号から得られる輝度信号および色信号に基づいてオートデイナイトを行う撮像装置が知られている(特許文献1)。特許文献1においては、赤色信号/緑色信号の色比と青色信号/緑色信号の色比とを求めて、当該2つの色比が特定範囲に収まるか否かに応じて、赤外光(近赤外光)による撮像が行われているか否かを判定する。
なお、特許文献1においては、撮像素子は800nm付近よりも長波長側においては色に拘わらずほぼ感度が同一となり、撮像信号が赤外光による場合には前述の2つの色比が特定範囲に収まるとしている。そして、撮像信号が赤外光によると判定した場合には白黒撮像モードを維持してハンチングを防止している。
特開2003-219254号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置では、撮像素子における色の感度が同一ではない650~800nmの光については赤外光と判定しない。このため、例えば、白熱灯又は太陽光などのように650~800nmの光を多く含む光源下においては不可避的にハンチングが発生してしまう。
そこで、本発明の目的は、低コストで確実にハンチングを防止し、かつ最適なタイミングでオートデイナイトの切り換えを行うことができる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、撮像光学系を介して結像した光学像に応じた画像信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子に入射する光学像における赤外光をカットする赤外カットフィルタと、を備える撮像装置であって、前記画像信号における被写体輝度と第1の閾値とを比較して第1の比較結果を得るとともに、前記画像信号における可視光レベルと第2の閾値とを比較して第2の比較結果を得て、前記第1の比較結果および前記第2の比較結果に基づいて前記赤外光カットフィルタを前記撮像光学系の光路に対して挿抜するか否かを判定する判定手段と、前記赤外カットフィルタを前記光路から抜去した状態で、前記画像信号に占める赤外光と可視光の度合を示す情報を得る取得手段と、前記情報に基づいて前記第1の閾値および前記第2の閾値を設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、低コストで確実にハンチングを防止し、かつ最適なタイミングでオートデイナイトの切り換えを行うことができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラにおける可視光レベルの取得について説明するための図である。 図1に示すカメラで行われるオートデイナイト処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるオートデイナイト処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるカメラの一例についてその構成を示すブロック図である。 図5に示すカメラで行われるオートデイナイト処理におけるメイン処理を説明するためのフローチャートである。 図6に示す赤外用オートデイナイト処理を説明するためのフローチャートである。 図6に示す可視光用オートデイナイト処理を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、全体制御部(CPU)11を有している。全体制御部11は、不揮発性メモリ(ROM)12に記憶されたプログラムを不揮発性メモリ(RAM)13に展開して実行しカメラ全体を制御する。なお、RAM13は全体制御部11のワークエリアとしても用いられる。
撮像光学系1を介して入射した光学像(被写体像)は、赤外光カットフィルタ(以下赤外カットフィルタと呼ぶ)2を通過して撮像素子3に結像する。そして、撮像素子3は光学像に応じた画像信号を出力する。当該画像信号は露出制御部4および画像処理部100に出力される。
露出制御部4は、画像信号に基づいて被写体輝度が適切となるように絞り値、シャッタースピード、およびゲイン値を制御する。被写体輝度取得部5は露出制御部4から被写体輝度を取得する。
画像処理部100には色分離マトリクス101が備えられており、色分離マトリクス101は画像信号を赤色信号R、青色信号B、および緑色信号Gに分離する。そして、WB回路102は赤色信号R、青色信号B、および緑色信号Gに基づいてRゲインおよびBゲインを調整してホワイトバランス(WB)を調整する。
色差マトリクス103は、WBが調整された赤色信号R、青色信号B、および緑色信号Gを、色差信号R-YおよびB-Yと輝度信号Yに変換する。画像信号出力選択部104は、後述するデイナイト切換え判定部7によって決定された撮影モードがデイモードであると、色差信号R-YおよびB-Yと輝度信号Yとに応じてカラーの画像データを出力する。
一方、デイナイト切換え判定部7によって決定された撮影モードがナイトモードであると、画像信号出力選択部104は輝度信号Yに応じて白黒(モノクロ)の画像データを出力する。
画面ブロック分割部1105は、色差信号R-YおよびB-Yが示す画像を複数ブロックに分割し、ブロック分割された色差信号R-YおよびB-Yを可視光レベル取得部6に送る。そして、可視光レベル取得部6は、ブロック分割された色差信号R-YおよびB-Yに基づいて、後述するように可視光レベルを得る。
デイナイト切換え判定部7は、被写体輝度取得部5から送られた被写体輝度と可視光レベル取得部6から送られた可視光レベルとに基づいてデイモードおよびナイトモードのいずれかに切り換える切換え判定を行って判定結果を得る。そして、デイナイト切換え判定部7は当該判定結果を画像信号出力選択部104およびフィルタ駆動部8に送る。
前述のように、画像信号出力選択部104は判定結果に応じてカラーの画像データ又は白黒の画像データを出力する。また、フィルタ駆動部8は判定結果に基づいて赤外カットフィルタ2を撮像光学系1の光路から挿抜する。
ここで、可視光レベルについて説明する。可視光レベルとは、撮像素子3に入射した光に含まれる可視光の度合い(割合)を示す値である。従って、赤外光が支配的である程、可視光レベルは低くなり、可視光が支配的である程、可視光レベルは高くなる。
図2は、図1に示すカメラにおける可視光レベルの取得について説明するための図である。そして、図2(a)はブロック毎の色差信号R-YおよびB-Yの分布を示す図であり、図2(b)は撮像素子における波長と感度との関係(感度特性)を示す図である。また、図2(c)は可視光照明の照度と可視光レベルとの関係を示す図である。
図2(a)においては、波長が850nmである赤外照明装置によって被写体を照射しつつ、可視光照明装置の照度を変化させた際のブロック毎の色差信号R-YおよびB-Yの分布が示されている。
可視光照明装置の照度がゼロ(つまり、赤外照明のみ)の場合には、図中参照番号2Aで示すように色差信号R-YおよびB-Yは1:1の比率直線(以下IR直線という)上に分布する。これは、撮像素子3の感度特性において、波長800nm付近よりも長波長側においては色に拘わらずほぼ感度が同一となるためである(図2(b)参照)。
可視光照明装置の照度がゼロの状態から可視光を増加させると、可視光の増加に伴って、図2(a)に参照番号2Bおよび2Cで示すように、色差信号R-YおよびB-Yは徐々にIR直線から外れるように分布する。つまり、色差信号R-YおよびB-Yの分布がIR直線に近い程、赤外光が支配的であり、IR直線から遠い程、可視光が支配的であるといえる。ここでは、ブロック毎の色差信号R-YおよびB-YについてIR直線との距離を求めて、ブロック毎の距離の総和値(又は平均値)を可視光レベルとする。
いま、IR直線をy=mx+nで表すと、当該IR直線と点(Ry,By)との距離dは次の式(1)によって求めることができる。
Figure 0007057221000001
前述のように、IR直線は色差信号R-YおよびB-Yが1:1の比率となる直線であるので、傾きm=1、切片n=0となる。但し、これらの値は撮像素子3の感度特性および色差信号の実測値に応じて調整するようにしてもよい。
図2(c)に示すように、可視光照明照度がゼロ(=赤外照明のみ)の場合には、可視光レベルはゼロ相当になる。そして、可視光が増加するに伴って、可視光レベルが上昇する。
但し、図2(a)に示す色差分布において、可視光源が元来有する色差分布以上にIR直線からの距離が大きくなることはない。このため、可視光照明照度が高くなる程、可視光レベルの上昇率は低くなる傾向となる。
図3は、図1に示すカメラで行われるオートデイナイト処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は全体制御部11の制御下で行われる。
オートデイナイト処理が開始されると、被写体輝度取得部5は画像信号に応じて得られた被写体輝度を被写体輝度Y1として取得する(ステップS501)。さらに、可視光レベル取得部6は視光レベル(総和又は平均値)を可視光レベルVL1として取得する(ステップS502)。
続いて、全体制御部11はモード設定部(図示せず)などで設定された現在の撮影モードがデイモードであるか否かを判定する(ステップS503)。全体制御部11によってデイモードであると判定されると(ステップS503において、YES)、デイナイト切換え判定部7は被写体輝度Y1と所定のDN閾値とを比較して比較結果を得る。そして、デイナイト切換え判定部7は、当該比較結果に応じてY1<DN閾値であるか否かを判定する(ステップS504)。
なお、DN閾値は被写体輝度Y1に応じてデイモードからナイトモードに切り換えを行う際に用いられる閾値である。
Y1≧DN閾値であると判定すると(ステップS504において、NO)、デイナイト切換え判定部7はオートデイナイト処理を終了する。
一方、Y1<DN閾値であると判定すると(ステップS504において、YES)、デイナイト切換え判定部7は暗いと決定する。そして、デイナイト切換え判定部7はナイトモードへの切換えを示す判定結果を画像信号出力選択部104およびフィルタ駆動部8に送る。
これによって、画像信号出力選択部104およびフィルタ駆動部8はナイトモードへの切換えを行う(ステップS505)。つまり、赤外カットフィルタ2の光路からの抜去および白黒画像の出力が行われる。
ナイトモードに切換えの後、再度、被写体輝度取得部5は画像信号に応じて得られた被写体輝度を被写体輝度Y2として取得する(ステップS506)。さらに、可視光レベル取得部6は視光レベルを可視光レベルVL2として取得する(ステップS507)。
続いて、デイナイト切換え判定部7は被写体輝度Y1およびY2と可視光レベルVL2とに基づいて赤外光が多いか否かを判定する(ステップS508)。つまり、デイナイト切換え判定部7は、赤外カットフィルタ2を撮像光学系1の光路から抜去した状態で、画像信号に応じて赤外光と可視光との比率を示す比率情報を得る取得手段として機能する。
なお、本実施形態としては、赤外光と可視光の正確な比率情報を得るだけでなく、撮像時の環境に占める赤外光の度合と可視光の度合に関する情報を得る構成であってもよい。即ち、本実施形態としては、赤外光と可視光の正確な比率を得る構成に限定されず、赤外光と可視光のいずれかが支配的な環境であるかを判断可能な程度に、撮像環境における赤外光の度合と可視光の度合を得る構成を含むものである。
ここでは、デイナイト切換え判定部7は、第1の条件として、Y2-Y1>第1の所定値であるか否かを判定する。また、デイナイト切換え判定部7は、第2の条件として、VL2<第2の所定値であるか否かを判定する。さらに、デイナイト切換え判定部7は、第3の条件として、Y2>第3の所定値であるか否かを判定する。
第1の条件において、被写体輝度Y2と被写体輝度Y1との差分が第1の所定値よりも大きい場合には、赤外カットフィルタ2の抜去によって被写体輝度が高くなったことになる。つまり、可視光に対して相対的に赤外光の量が増えたことになる。
第2の条件において、可視光レベルVL2が第2の所定値未満である場合には、可視光に対して相対的に赤外光が多いことになる。前述のように、可視光レベルが低い程、赤外光が支配的となる。
第1の条件および第2の条件が満足された場合に、例えば、被写体輝度Y1がゼロに等しい状態でナイトモードに切り換わると、赤外光量が少ない状態でも赤外光が支配的になってしまい赤外光が多いとされることになる。よって、第3の条件として、被写体輝度Y2が第3の所定値を超えるか否かを判定する。これによって、赤外光量が多いか否かを判定することができる。
なお、第1~第3の条件は一例であり、例えば、赤外照明に関する情報を取得可能な場合には、当該赤外照明情報に基づいて、赤外光が多いか否かを判定するようにしてもよい。例えば、赤外照明装置が点灯しているか又はその点灯強度が指定の閾値以上である場合に赤外光が多いと判定する。
第1~第3の条件が満たされると、デイナイト切換え判定部7は赤外光が多いと判定する。赤外光が多い場合、つまり、赤外光の割合が可視光の割合よりも多い場合(ステップS508において、YES)、デイナイト切換え判定部7は、被写体輝度と比較する第1のND閾値(DN閾値1)を設定する(ステップS509)。
さらに、デイナイト切換え判定部7は、可視光レベルと比較する第2のND閾値(DN閾値2)を設定する(ステップS510)。これらND閾値1およびND閾値2は、ナイトモードからデイモードに切り換える際に用いられる閾値である。
一方、赤外光が少ない場合、つまり、可視光の割合が赤外光の割合以上の場合(ステップS508において、NO)、デイナイト切換え判定部7は、DN閾値1を設定し(ステップS511)、続いて、DN閾値2を設定する(ステップS512)。
ここで、ND閾値1およびND閾値2の設定について説明する。まず、ハンチングを確実に防止するためには、被写体輝度Y2又は可視光レベルVL2を基準としてヒステリシスを考慮してND閾値1およびND閾値2を設定することが望ましい。つまり、ヒステリシスを考慮してND閾値1およびND閾値2を設定すれば、ナイトモードに切換えた直後にデイモードへの切換え判定条件が満たされることを回避することができる。
ここでは、ステップS511において、ND閾値1についてヒステリシスを考慮して、例えば、式(2)で示すようにヒステリシス係数αを乗じてND閾値1を設定する。
ND閾値1=Y2×α(1≦α) (2)
また、ステップS510において、ND閾値2についてヒステリシスを考慮して、例えば、式(3)で示すようにヒステリシス係数βを乗じてND閾値2を設定する。
ND閾値2=VL2×β(1≦β) (3)
ところで、基準となる被写体輝度Y2および可視光レベルVL2が高い状態でヒステリシスを設けると、ND閾値1およびND閾値2が過度に高くなってデイモードに切り換わらない恐れがある。そこで、被写体輝度Y2が高く、可視光レベルVL2が低い赤外光が多いシーンでは、前述のように、ND閾値2にのみヒステリシスを設ける。一方、ND閾値1については被写体輝度Y2以下とする。
なお、図示の例では、ND閾値1を被写体輝度Y2とする。これによって、可視光が増加することなく、赤外光が減少して可視光レベルVL2が上昇した場合に、デイモードに切り換わることを確実に防止することができる。
また、被写体輝度Y2が低く、可視光レベルVL2が高くなる赤外光が少ないシーンでは、ND閾値1のみにヒステリシスを設けて、ND閾値2については可視光レベルVL2以下とする。
なお、図示の例では、ND閾値2を可視光レベルVL2とする。これによって。赤外光が増加することによって被写体輝度Y2が上昇した場合に、デイモードに切り換わることを確実に防止することができる。
ND閾値2を設定する際に用いるヒステリシス係数βについては可変とすることが望ましい。図2(c)に示すように、可視光照明照度が高い程、可視光レベルの上昇率は低くなる傾向にある。よって、同一のヒステリシスを設けたとしても、可視光照明照度が高い程、デイモードに切り換わるタイミングが遅くなるので、ヒステリシス係数βを可変とする。
ここでは、可視光レベルが大きい程又は被写体輝度Y2およびY1の差分が小さい程ステリシス係数βを小さくする。これによって、無用にナイトモードで撮影する時間を削減することができる。
ステップS510又はS512の処理の後、デイナイト切換え判定部7は、ND閾値1およびND閾値2に関して下限値処理を行う(ステップS513)。前述のステップS509~ステップ512において設定したND閾値1及び2が小さ過ぎると、デイモードに切り変わっても、明るさの増加が不十分で再びナイトモードに切り換わることがある。
そこで、ND閾値1およびND閾値2がそれぞれ所定の第1の下限値および第2の下限値未満である場合には、デイナイト切換え判定部7は当該第1の下限値および第2の下限値をND閾値1およびND閾値2として設定する。
なお、この場合、第1の下限値はDN閾値以上とされる。ステップS513の処理の後、デイナイト切換え判定部7はオートデイナイト処理を終了する。
このように、ND閾値1およびND閾値を赤外光量の判定に応じて設定することによって、確実にハンチングを防止して、かつ最適なタイミングでオートデイナイトの切換えを行うことができる。
全体制御部11によってナイトモードであると判定されると(ステップS503において、NO)、デイナイト切換え判定部7は被写体輝度Y1とDN閾値1とを比較する。そして、デイナイト切換え判定部7は、Y1>DN閾値1であるか否かを判定する(ステップS514)。
Y1>DN閾値1であると判定すると(ステップS514において、YES)、デイナイト切換え判定部7は明るいと決定する。この場合、デイナイト切換え判定部7は、赤外照明によって被写体輝度が明るい場合においてハンチングが発生する恐れがあるとして、次のステップS515の処理を行う。
デイナイト切換え判定部7は可視光レベルVL1とND閾値2とを比較する。そして、デイナイト切換え判定部7は、VL1>DN閾値2であるか否かを判定する(ステップS515)。VL1>ND閾値2であると判定すると(ステップS515において、YES)、デイナイト切換え判定部7は可視光が多く含まれると判定する。そして、デイナイト切換え判定部7はデイモードへの切換えを示す判定結果を画像信号出力選択部104およびフィルタ駆動部8に送る。
これによって、画像信号出力選択部104およびフィルタ駆動部8はデイモードへの切換えを行う(ステップS516)。つまり、赤外カットフィルタ2の光路への挿入およびカラー画像の出力が行われる。その後、デイナイト切換え判定部7はオートデイナイト処理を終了する。
なお、Y1≦DN閾値1であると判定すると(ステップS514において、NO)、デイナイト切換え判定部7はオートデイナイト処理を終了する。また、VL1≦ND閾値2であると判定すると(ステップS515において、NO)、デイナイト切換え判定部7はオートデイナイト処理を終了する。
このように、本発明の第1の実施形態では、低コストで確実にハンチングを防止し、かつ最適なタイミングでオートデイナイトの切り換えを行うことができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態におけるカメラの構成は図1に示すカメラと同様である。
図4は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるオートデイナイト処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図4において、図3に示すフローチャートと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS508において赤外光が多い場合(ステップS508において、YES)、デイナイト切換え判定部7は赤外フラグ(赤外情報)をオン(ON)とする(ステップS601)。なお、この赤外フラグはステップS508による判定結果を記憶するためのフラグである。そして、デイナイト切換え判定部7はステップS510の処理に進む。
一方、赤外光が少ない場合(ステップS508において、NO)、デイナイト切換え判定部7は赤外フラグをオフ(OFF)とする(ステップS602)。そして、デイナイト切換え判定部7はステップS512の処理に進む。
ステップS503において、全体制御部11によってナイトモードであると判定されると(ステップS503において、NO)、デイナイト切換え判定部7は赤外フラグがONであるか否かを判定する(ステップS603)。
赤外フラグがONであると(ステップS603において、YES)、デイナイト切換え判定部7は赤外光量が多いことによって被写体輝度Y1は可視光照明照度に関して相違が生じ信頼性は低くなるとする。このため、デイナイト切換え判定部7は被写体輝度Y1とND閾値1との比較を行うことなく、可視光レベルVL1とND閾値2との比較のみを行う。そして、デイナイト切換え判定部7はVL1>ND閾値2であるか否かを判定する(ステップS604)。
VL1>ND閾値2であると(ステップS604において、YES)、デイナイト切換え判定部7はステップS516の処理に進む。VL1≦ND閾値2であると(ステップS604において、NO)、デイナイト切換え判定部7はオートデイナイト処理を終了する。
赤外フラグがOFFであると(ステップS603において、NO)、デイナイト切換え判定部7は赤外光量が少ないことによって画像信号に乗算されるゲインが多くなってノイズが発生するとする。そして、デイナイト切換え判定部7はノイズが発生すると色差信号を用いて得られる可視光レベルが安定せず信頼性が低くなるとする。被写体輝度Y1は可視光照明照度に関して相違が生じ信頼性は低くなるとする。
このため、デイナイト切換え判定部7は、可視光レベルVL1とND閾値2との比較を行うことなく、被写体輝度Y1とND閾値1との比較のみを行う。そして、デイナイト切換え判定部7はY1>ND閾値1であるか否かを判定する(ステップS605)。
Y1>ND閾値1であると(ステップS605において、YES)、デイナイト切換え判定部7はステップS516の処理に進む。Y1≦ND閾値1であると(ステップS6045おいて、NO)、デイナイト切換え判定部7はオートデイナイト処理を終了する。
このように、本発明の第2の実施形態では、赤外光量の判定結果に応じて、ND閾値設定処理および比較処理を省略するようにしたので、処理量を削減することができる。さらには、第1の実施形態と同様に、低コストで確実にハンチングを防止し、かつ最適なタイミングでオートデイナイトの切り換えを行うことができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態によるカメラの一例について説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態によるカメラの一例についてその構成を示すブロック図である。なお、図5において、図1に示すカメラと同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
図示のカメラは、赤外照明装置(以下単に赤外照明と呼ぶ)701、赤外照明設定部702、および赤外照明制御部703を有している。そして、赤外照明制御部703は全体制御部11によって制御される。図示のカメラでは、赤外照明701によって被写体に赤外光を照射し、低照度の際においてもナイトモードで明るくて撮影を行うことができる。
ユーザーは赤外照明701を用いるか否かを赤外照明設定部702によって選択する。赤外照明設定部702で設定された赤外照明設定情報はデイナイト切換え判定部7に送られる。そして、デイナイト切換え判定部7は当該赤外照明設定情報に応じて赤外照明制御部703によって赤外照明701を制御する。
具体的には、赤外照明設定情報が赤外照明701を用いることを示していると、デイナイト切換え判定部7はナイトモードに切換えた際には、赤外照明制御部703によって赤外照明701を点灯する。また、デイナイト切換え判定部7はデイモードに切り替えた際には、赤外照明制御部703によって赤外照明701を消灯する。
一方、赤外照明設定情報が赤外照明701を用いないことを示していると、デイナイト切換え判定部7は、赤外照明制御部703によって常時赤外照明701を消灯する。
なお、赤外照明701はカメラに備えられていなくてもよい。例えば、赤外照明701をカメラの近傍に設置して、当該赤外照明701の点灯および消灯を制御するようにしてもよい。
図6は、図5に示すカメラで行われるオートデイナイト処理におけるメイン処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理は全体制御部11の制御下で行われる。
メイン処理を開始すると、デイナイト切換え判定部7は、赤外照明設定部702で設定された赤外照明設定を取得する(ステップS801)。そして、デイナイト切換え判定部7は、赤外照明設定が赤外照明701を使用する設定であるか否かを判定する(ステップS802)。
赤外照明701を使用する設定であると(ステップS802において、YES)、デイナイト切換え判定部7は、後述する赤外用オートデイナイト(AND)処理を行う(ステップS803)。そして、デイナイト切換え判定部7はメイン処理を終了する。
一方、赤外照明701を使用しない設定であると(ステップS802において、NO)、デイナイト切換え判定部7は、後述する可視光用AND処理を行う(ステップS803)。そして、デイナイト切換え判定部7はメイン処理を終了する。
図7は、図6に示す赤外用オートデイナイト処理を説明するためのフローチャートである。なお、図7において、図3に示すフローチャートのステップと同一のステップについてはと同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS505の処理の後、デイナイト切換え判定部7は赤外照明制御部703によって赤外照明701を点灯する(ステップS901)。そして、デイナイト切換え判定部7はステップS506の処理に進む。
また、ステップS516の処理の後、デイナイト切換え判定部7は赤外照明制御部703によって赤外照明701を消灯する(ステップS902)。そして、デイナイト切換え判定部7は赤外用AND処理を終了する。
なお、図7に示す赤外照明701の点灯および消灯制御を図4に示すオートデイナイト処理に加えるようにしてもよい。
図8は、図6に示す可視光用オートデイナイト処理を説明するためのフローチャートである。なお、図8において、図3に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付す。
図8においては、ステップS501の処理の後、デイナイト切換え判定部7はステップS503の処理を行う。また、ステップS506の処理の後、デイナイト切換え判定部7はステップS511の処理を行い、続いて、ステップS513の処理を行う。
さらに、ステップS514において、Y1>DN閾値1であると判定すると(ステップS514において、YES)、デイナイト切換え判定部7はステップS516の処理を行う。
このように、本発明の第3の実施形態では、赤外用AND処理においては、可視光レベルを用いた処理を行うことによって赤外照明環境下においてもオートデイナイトを確実に行うことができる。
さらには、可視光用AND処理においては、赤外照明を使用しないので可視光レベルを用いることなく安定してオートデイナイト処理を行うことができる。そして、可視光レベルを算出する際の処理負荷を低減して、可視光レベルに対するノイズの影響を考慮する必要がない。
以上のように、本発明の第3の実施形態においても低コストで確実にハンチングを防止し、かつ最適なタイミングでオートデイナイトの切り換えを行うことができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 撮像光学系
2 赤外カットフィルタ
3 撮像素子
4 露出制御部
5 被写体輝度取得部
6 可視光レベル取得部
7 デイナイト切換え判定部
8 フィルタ駆動部
11 全体制御部
100 画像処理部

Claims (14)

  1. 撮像光学系を介して結像した光学像に応じた画像信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子に入射する光学像における赤外光をカットする赤外カットフィルタと、を備える撮像装置であって、
    前記画像信号における被写体輝度と第1の閾値とを比較して第1の比較結果を得るとともに、前記画像信号における可視光レベルと第2の閾値とを比較して第2の比較結果を得て、前記第1の比較結果および前記第2の比較結果に基づいて前記赤外光カットフィルタを前記撮像光学系の光路に対して挿抜するか否かを判定する判定手段と、
    前記赤外カットフィルタを前記光路から抜去した状態で、前記画像信号に占める赤外光と可視光の度合を示す情報を得る取得手段と、
    前記情報に基づいて前記第1の閾値および前記第2の閾値を設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記設定手段は前記情報において前記可視光の割合が赤外光の割合以上である場合には、前記被写体輝度に第1のヒステリシス係数を乗じて前記第1の閾値を設定し、前記可視光レベルに基づいて前記第2の閾値を設定する第1の設定処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定手段は前記情報において前記赤外光の割合が前記可視光の割合を超える場合には、前記被写体輝度に基づいて前記第1の閾値を設定し、前記可視光レベルに第2のヒステリシス係数を乗じて前記第2の閾値を設定する第2の設定処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記判定手段は、前記第1の比較結果において前記被写体輝度が前記第1の閾値を超え、かつ前記可視光レベルが前記第2の閾値を超えている際に、前記赤外光カットフィルタを前記光路に挿入すると判定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記設定手段は前記情報において前記可視光の割合が赤外光の割合以上である場合には、赤外光が多いことを示す赤外情報をオフとして前記被写体輝度に第1のヒステリシス係数を乗じて前記第1の閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記設定手段は前記情報において前記赤外光の割合が前記可視光の割合を超える場合には、前記赤外情報をオンとして前記可視光レベルに第2のヒステリシス係数を乗じて前記第2の閾値を設定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記判定手段は、前記赤外情報がオフである場合に、前記第1の比較結果において前記被写体輝度が前記第1の閾値を超えていると、前記赤外光カットフィルタを前記光路に挿入すると判定し、前記赤外情報がオンである場合に、前記第2の比較結果において前記可視光レベルが前記第2の閾値を超えていると、前記赤外光カットフィルタを前記光路に挿入すると判定することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 撮影の際に被写体を赤外光で照明することが選択された場合、前記設定手段は前記赤外光による照明が行われた状態で前記第1の設定処理および前記第2の設定処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  9. 前記判定手段は、前記第1の比較結果において前記被写体輝度が前記第1の閾値を超え、かつ前記可視光レベルが前記第2の閾値を超えている際に、前記赤外光カットフィルタを前記光路に挿入すると判定し、さらに前記赤外光による照明を消灯すると判定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 撮影の際に被写体を赤外光で照明することが選択されない場合、前記被写体輝度に第1のヒステリシス係数を乗じて前記第1の閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記判定手段は、前記第1の比較結果のみを用いて前記第1の比較結果において前記被写体輝度が前記第1の閾値を超えている場合に前記赤外光カットフィルタを前記光路に挿入すると判定することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記画像信号に所定の画像処理を行って画像データを得る画像処理手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記赤外光カットフィルタが前記光路から抜去された際には、前記画像データをモノクロとし、前記赤外光カットフィルタが前記光路に挿入された際には前記画像データをカラーとすることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 撮像光学系を介して結像した光学像に応じた画像信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子に入射する光学像における赤外光をカットする赤外カットフィルタと、を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記画像信号における被写体輝度と第1の閾値とを比較して第1の比較結果を得るとともに、前記画像信号における可視光レベルと第2の閾値とを比較して第2の比較結果を得て、前記第1の比較結果および前記第2の比較結果に基づいて前記赤外光カットフィルタを前記撮像光学系の光路に対して挿抜するか否かを判定する判定ステップと、
    前記赤外カットフィルタを前記光路から抜去した状態で、前記画像信号に占める赤外光と可視光の度合を示す情報を得る取得ステップと、
    前記情報に基づいて前記第1の閾値および前記第2の閾値を設定する設定ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  14. 撮像光学系を介して結像した光学像に応じた画像信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子に入射する光学像における赤外光をカットする赤外カットフィルタと、を備える撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記画像信号における被写体輝度と第1の閾値とを比較して第1の比較結果を得るとともに、前記画像信号における可視光レベルと第2の閾値とを比較して第2の比較結果を得て、前記第1の比較結果および前記第2の比較結果に基づいて前記赤外光カットフィルタを前記撮像光学系の光路に対して挿抜するか否かを判定する判定ステップと、
    前記赤外カットフィルタを前記光路から抜去した状態で、前記画像信号に占める赤外光と可視光の度合を示す情報を得る取得ステップと、
    前記情報に基づいて前記第1の閾値および前記第2の閾値を設定する設定ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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