JP7057157B2 - 筆記具用水性インキ組成物及びそれを用いた筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記具用水性インキ組成物に関するものである。さらに詳しくは、筆跡の密着性、発色性に優れる筆記具用水性インキ組成物に関するものである。また、本発明は、その組成物を用いた筆記具にも関するものである。
従来から、隠蔽性を有する筆跡を得る為に、酸化チタンなどの白色顔料を用いた筆記具用水性インキ組成物が知られている。更に、そのような隠蔽性の高いインキ組成物に補色顔料などを併用することで、下地を隠蔽しながらパステル調や有彩色の筆跡が得られることが知られる様になり、そのような組成物が盛んに検討されている(例えば特許文献1、2など)。
しかしながら、下地を隠した筆跡を得るためには、酸化チタンなどの無機顔料を用いるが、十分な隠蔽性を得るためには、一定量以上の無機顔料を含有しなければならず、筆記した際の筆跡の筆記面への密着性については、十分満足するものではなかった。また、最近では紙面だけでなく、プラスチックや陶磁器、ガラス等非浸透面への密着性の要求もあり、特にプラスチックのような塑性変形する材料では筆跡の強靭性、可とう性がより求められるケースがあった。
一方、筆記具用水性インキ組成物において、筆跡の密着性を向上するために、樹脂を配合することが検討されているが、繊維芯やポーラス体などのペン先を用いた筆記具に用いる際には、筆記先端の乾燥により筆跡が掠れたり、筆記不能になるなどの課題が生じるため、筆記先端をボールペンにするなどの検討がされていた(例えば特許文献3など)が、繊維芯やポーラス体などのペン先を用いた筆記具に用いる場合には、これまでの技術は、改良の余地があった。
特開平11-217532号公報 特開2004-149681号公報 特開2005-307106号公報
本発明は、筆記性が良好で、筆跡の密着性に優れ、筆跡の発色性に優れ、筆記具に用いた際にも筆記具の耐ドライアップ性能を向上した筆記具用水性インキ組成物およびそれを用いた筆記具を提供することを目的とするものである。
本発明は、筆記具用水性インキ組成物(以下、場合により、「水性インキ組成物」または「インキ組成物」、「組成物」と表すことがある。)に、湿式シリカ、ガラス転移点の異なる樹脂を併用することなどにより前記課題が解決された。
すなわち、本発明は、
「1.顔料と、湿式シリカと、樹脂と、水とを含んでなり、前記樹脂のガラス転移点(以下Tgと言うことがある)が80℃以上である第一の樹脂と、Tgが50℃以下である第二の樹脂を併用したことを特徴とする、筆記具用水性インキ組成物。
2.前記顔料が無機顔料を含んでなり、その配合割合がインキ組成物全質量に対し、15質量%以上含んでなる、第1項に記載の組成物。
3.前記無機顔料が酸化チタンを含む、第2項に記載の組成物。
4.前記組成物がさらに含水カオリンを含んでなる、第1項~第3項のいずれか1項に記載の組成物。
5.前記組成物がさらに凝集コントロール剤を含んでなり、該凝集コントロール剤がセルロース誘導体である、第1項~第4項のいずれか1項に記載の組成物。
6.第1項~第5項のいずれか1項に記載の組成物を収容してなることを特徴とする、筆記具。」に関する。
本発明によれば、筆記具用水性インキ組成物にガラス転移点の異なる2種類の樹脂を併用したことにより、従来の筆記具用水性インキ組成物を用いた筆跡と比較して、筆跡の筆記面に対する密着性が向上する。さらに、筆記具に用いた際にもチップ先端での乾燥性についても向上し、耐ドライアップ性能が向上する。さらに、筆記性に優れ、また、筆跡の発色性に優れた筆記具用水性インキ組成物が得られるなど優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本明細書において、配合を示す「部」、「%」、「比」などは特に断らない限り質量基準である。
本発明による筆記具用水性インキ組成物は、顔料と、湿式シリカと、樹脂と、水とを含んでなる。以下、本発明による水性インキ組成物を構成する各成分について説明する。
(樹脂)
水性インキ組成物は、ガラス転移点の異なる樹脂を含んでなる。本発明に用いるガラス転移点の異なる樹脂としては、少なくとも、ガラス転移点が80℃以上の第一の樹脂と、ガラス転移点が50℃以下の第二の樹脂を併用して用いる。ガラス転移点の高い樹脂だけを用いると、樹脂が膜となった際にもろく崩れやすいために、筆跡の密着性が得られず、ガラス転移点の低い樹脂だけであると密着性は得られるが、膜として強固な膜を張るため、膜が崩れたり剥がれたりしないため、筆記先端でインキが乾燥した際には、筆跡がかすれたり、筆記できなくなるなど筆記性能が悪くなり、耐ドライアップ性能が劣ることとなる。ガラス転移点の異なる樹脂を併用することで、筆記した際に、筆跡がもろく崩れないものとなり、筆跡の筆記面への密着性を向上することができる。チップ先端でインキ組成物が乾燥した際にも、強固な膜とならず、筆記する際には、その膜が適度に崩れるため、さらに、後述する、顔料の含有量を高くすることができ、発色性を高めることができる。
本発明に用いることができる第一の樹脂としては、そのガラス転移点が80℃以上の樹脂であるが、具体的には、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体などが挙げられ、水溶性樹脂、樹脂が水中に油滴あるいは粒子状に分散されてなる樹脂エマルションなどを用いることができる。
本発明に用いることができる第二の樹脂としては、そのガラス転移点が50℃以下の樹脂であるが、具体的には、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体などが挙げられ、水溶性樹脂、樹脂が水中に油滴あるいは粒子状に分散されてなる樹脂エマルションなどを用いることができる。
本発明に用いるアクリル樹脂としては、繰り返し単位にアクリル酸またはメタクリル酸を含むポリマーである。このアクリル樹脂は、任意のアルカリ等により溶解させたものまたは水に分散させたものいずれを用いても構わない。
アクリル樹脂としては、アクリル酸エステル樹脂、アクリルスチレン共重合樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸エステル共重合樹脂などを用いることができる。これらの樹脂は、通常、エマルションとして用いられることが多い。これらのアクリル樹脂の分子量は特に限定されないが、一般に質量平均分子量で1,000~100,000のものが用いられる。
本発明に用いることができるアクリル樹脂としては具体的には、JONCRYLシリーズ(BASF社製)、プライマルACシリーズ (ローム・アンド・ハース・ジャパン株式会社製)、AEシリーズ(株式会社イーテック製)、モビニールシリーズ(日本合成化学工業株式会社製)ニカゾールシリーズ(日本カーバイド工業株式会社製)、Neocrylシリーズ(DSM社製)、ボンコートシリーズ(DIC社製)などが挙げられる。
本発明に用いることができるウレタン樹脂としては、ポリエーテルポリオール共重合型、ポリエステルポリオール共重合型、ポリカーボネートポリオール共重合型などのウレタン樹脂を用いることができる。
ウレタン樹脂として具体的には、Neorezシリーズ(DSM社製)、ハイドランシリーズ(DIC製)、ユリアーノWシリーズ(荒川化学工業社製)、スーパーフレックスシリーズ(第一工業製薬社製)、メルシシリーズ(トーヨーポリマー社製)などが挙げられる。
本発明に用いることができるエチレン-酢酸ビニル共重合体としては、具体的には、ポリゾールシリーズ(昭和電工社製)、スミカフレックスシリーズ(住友化学工業社製)などが挙げられる。
前記第一の樹脂のガラス転移点としては、150℃以下であることが好ましい。第一の樹脂が前記範囲にあると、樹脂が硬く、脆くなりすぎず適度な筆跡の筆記面への密着性を付与するためである。また、第二の樹脂のガラス転移点としては、-10℃以上であることが好ましい。第二の樹脂が前記範囲にあると、密着性に優れ、ある程度硬い皮膜を形成できかつ耐ドライアップ性能に悪影響を与えない効果があるためである。
水性インキ組成物における樹脂の含有量は、水性インキ組成物の総質量を基準として、0.5~15質量%であることが好ましく、2~8質量%であることがより好ましい。
(顔料)
本発明において、顔料は従来知られている任意のものから選択することができる。顔料としては、金属酸化物または金属塩などの無機顔料、ならびに有機色素顔料またはレーキ顔料などの有機顔料、光沢のある光輝性顔料などが挙げられる。本発明においては、無機顔料が好ましく、特に金属酸化物粒子が好ましい。無機顔料は、筆記した際に下地を隠蔽する効果を持っているため、発色性を高めることができる。特に好ましくは、酸化チタンであり、酸化チタンは白色であるため、後述する補色顔料などと組み合わせることで、多様な色彩を実現できるので好ましい。
前記酸化チタンとしては、アルミナ、シリカ、ジルコニア、酸化亜鉛、リン酸塩、モリブデン、またはケイ酸塩などの被覆材により表面処理された酸化チタンであることが好ましく、特にアルミナのみで表面処理された酸化チタンが好ましい。このような顔料粒子を用いると、組成物の再分散性が改良され、長時間放置した場合であってもハードケーキが形成されにくい。
上記アルミナなどによる顔料粒子の被覆量、すなわち酸化チタンの質量100質量部に対するアルミナ等の被覆材の質量の割合は、0.01%~20%質量部であることが好ましく、0.1%~8.0%質量部であることがより好ましい。被覆量が上記数値範囲内であれば、水性インキ組成物のハードケーキ化を十分に防止することができる。
水性インキ組成物における顔料は、無機顔料を含むことが好ましいことは前記の通りであるが、その含有量としては、水性インキ組成物の総質量を基準として、15質量%以上であることが好ましい。さらに、50質量%以下であることが好ましく、40質量%以下であることがより好ましい。無機顔料の含有量が上記数値範囲内であれば、インキ吐出性の低下を防止することができるとともに、水性インキ組成物を用いて形成させた筆跡の高い隠蔽性を維持することができる。その結果、筆跡の発色性を向上することができる。さらに、本発明において、無機顔料の含有量を高くした際にも、第一の樹脂と第二の樹脂との組合せにより、筆跡の密着性を良好に保つことができる。
本発明において、無機顔料を15質量%以上含むことが好ましいが、無機顔料の配合量が多くなると、粉末状の固形分が多くなるため、単独の樹脂では密着しにくくなる。密着性を上げるために、樹脂の配合割合を多くすると、インキ組成物の粘度が高くなったり、筆記先端で乾燥しやすくなり、樹脂が皮膜を形成し、筆跡がかすれたり、筆記不能になる恐れがある。また、ガラス転移点が低い樹脂を単独で用いた場合にも、密着性を付与できるが、筆記先端での皮膜を形成した際に、その皮膜を崩すことができないため、筆記性能と、耐ドライアップ性が劣ることとなる。本発明による、第一の樹脂と第二の樹脂を併用することで、その配合割合を増やすことなく、顔料の配合割合を一定割合以上配合することができ、筆記具に用いた際の耐ドライアップ性を向上することができ、筆跡の筆記面への密着性、発色性を向上することが可能となる。
さらに、筆記先端で樹脂の膜が形成された際にも、ガラス転移点が低い樹脂を含んでいてもある程度崩れるため、筆記する際には膜が崩れ、筆跡がかすれたりせずに筆記可能となり、耐ドライアップ性を向上することができる。
(湿式シリカ)
本発明による水性インキ組成物は、湿式シリカを含んでいる。本発明でいう湿式シリカとは湿式法で合成した非晶質のシリカであり、数~数十nmの比較的大きい一次粒子が凝集した、分散では一次粒子とすることが困難な、数~数十μmの二次粒子である。本発明において湿式シリカは、乾式シリカと比較して、表面にシラノール基を多く有していることから、顔料粒子との相互作用により、ゆるい橋かけネットワークを形成する。そして、後述する凝集コントロール剤や凝集分散剤などとゆるい嵩高い凝集体を作ることができるため、インキ組成物中に湿式シリカを含有していることにより、顔料粒子の分散安定性が向上し、さらに、凝集体の再分散性を向上させることができる。一方、乾式シリカを用いた際には、分散安定性を保つことはできるが、少量の添加で構造粘性を生じ、インキ粘度が高くなるため好ましくない。
さらに、湿式シリカは、筆記面として紙を用いた場合、湿式シリカが目止めの効果を強く発揮し、顔料粒子が紙の繊維間に入り込むことを防ぐことができ、前記無機顔料との組合せにより、筆跡の発色性を高めることができる。また、後述する含水カオリンと併用により、筆跡の発色性をさらに高める効果が得られる。
湿式シリカの平均粒子径は、0.1μm~10μmであることが好ましい。湿式シリカの平均粒子径が上記数値範囲内であれば、インキ組成物中で安定した分散が可能となり、高い顔料の沈降抑制効果が得られる。また、さらに高い発色性が得られるという観点からは、0.5μm~7μmであることがより好ましく、1μm~5μmであることがさらに好ましい。湿式シリカの平均粒子径は、一例としては、レーザー回折式粒度分布測定機(商品名「MicrotracHRA9320-X100」、日機装株式会社)を用いてレーザー回折法で測定される粒度分布の体積累積50%時の粒子径(D50)により測定することができる。
本発明に用いることができる湿式シリカとしては、具体的には、NIPSILシリーズ(東ソー社製)、Mizukasilシリーズ(水沢化学工業社製)、Carplexシリーズ(DSL.ジャパン社製)、Tokusilシリーズ(オリエンタルシリカコーポレーション社製)、Ultrasilシリーズ(エボニックデグサジャパン社製)、Zeosilシリーズ(ローディア社製)Hisilシリーズ(ピーピージー社製)などが挙げられる。
水性インキ組成物における湿式シリカの含有量は、水性インキ組成物の総質量を基準として、0.1質量%~5質量%であることが好ましく、1質量%~3質量%であることがより好ましい。湿式シリカの含有量が上記数値範囲内であれば、繊維芯やポーラス体などのペン先を用いた筆記具に用いた際にもペン先で顔料が沈降することを防止することができる。さらに、水性インキ組成物、およびそれを用いて形成させた筆跡の隠蔽性を維持することができる。
(凝集コントロール剤)
本発明による水性インキ組成物は、凝集コントロール剤を含むことができる。凝集コントロール剤は、前記した湿式シリカにより形成された、相対的に密度の低い凝集体に対して結合し、さらに、後述する含水カオリンや体質材などを水性インキ組成物中に分散し、嵩高い凝集体を作ることができるものである。この凝集コントロール剤により、水性インキ組成物のハードケーキ化を防止し、嵩高い凝集体を作るため、再分散性を向上させることができる。凝集コントロール剤としては、例えば、セルロース誘導体を用いることができ、2種以上のセルロース誘導体を併用することもできる。
セルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロースおよびそれらの塩などが挙げられる。これらのうちカルボキシメチルセルロースは、顔料粒子のハードケーキ化ならびに再分散性の低下を防止することができるので好ましい。これは、カルボキシメチルセルロースに含まれるカルボキシル基が、相対的に密度の低い凝集体に吸着しやすく、組成物中で均一に存在し、顔料粒子同士の凝集を阻害することができるとともに、前記の通り、体質材やポリオレフィン樹脂粒子など分散することができ、凝集体を嵩高いものとすることができるためであると考えられる。また、カルボキシメチルセルロースは、他のセルロース誘導体と比較して熱的安定性が高く、組成物が加熱された際にも物性が変化することがないため好ましい。
水性インキ組成物における凝集コントロール剤の含有量は、水性インキ組成物の総質量を基準として、0.05~2.0質量%であることが好ましく、0.1~1.0質量%であることがより好ましい。
(含水カオリン)
本発明による水性インキ組成物は、含水カオリンを含むことができる。本発明でいう含水カオリンとは、天然粘土鉱物であるカオリンクレーを精製し得られる、結晶水を含んだケイ酸アルミニウムを主成分とする扁平または板状の天然粘土鉱物である。本発明において、含水カオリンは、前記の通り、扁平または板状の粒子形状を有することから、インキ組成物中に含水カオリンを含有していることにより、筆記面として紙を用いた場合、含水カオリンが目止めの効果を強く発揮し、顔料粒子が紙の繊維間に入り込むことを防ぐことができ、より一層、筆跡の発色性を高める効果が得られる。
含水カオリンの平均粒子径は、0.1μm~5μmであることが好ましい。含水カオリンの平均粒子径が上記数値範囲内であれば、インキ組成物の再分散性、筆跡の発色性を高めることができ、紙面を削ることを防止することができる。また、さらに高い発色性えるという観点からは、0.2μm~3μmであることがより好ましく、0.5μm~2μmであることがさらに好ましい。含水カオリンの平均粒子径は、一例としては、レーザー回折式粒度分布測定機(商品名「MicrotracHRA9320-X100」、日機装株式会社)を用いてレーザー回折法で測定される粒度分布の体積累積50%時の粒子径(D50)により測定することができる。
本発明に用いることができる含水カオリンとしては、具体的には、ASP-G90(平均粒子径0.2μm)、ASP-G92(平均粒子径0.2μm)、ASP-072(平均粒子径0.3μm)、ASP-101(平均粒子径0.4μm)、ASP-102(平均粒子径0.4μm)、ASP-170(平均粒子径0.4μm)、ASP-172(平均粒子径0.4μm)、ASP-200(平均粒子径0.4μm)、ASP-400P(平均粒子径3.5μm)、ASP-600(平均粒子径0.6μm)、ASP-602(平均粒子径0.6μm)、ASP-802(平均粒子径2.5μm)、ASP-900(平均粒子径1.5μm)、ASP-RO(平均粒子径0.4μm)、ASP-NCX1(平均粒子径0.7μm)(いずれも商品名、BASF社製)Hydrite PXN-LCS(平均粒子径0.68μm)、Hydrite RS (平均粒子径0.77μm)、Hydrite Flat-DS (平均粒子径5.0μm)、Barrisurf HX(平均粒子径1.49μm)、Eckalite 1(平均粒子径0.40μm)、Eckalite ED(平均粒子径0.32μm)(いずれも商品名、イメリススペシャリティーズジャパン(株)社製)、KaMin35(平均粒子径4.0μm)、KaMin35B(平均粒子径4.0μm)、 KaMin80(平均粒子径0.5μm)、 KaMin80B(平均粒子径0.5μm)、 KaMin90(平均粒子径0.4μm)、 KaMin90B(平均粒子径0.4μm) KaMinHG90(平均粒子径0.3μm)、KaMinTEK2001(平均粒子径0.25μm)、Polygloss90(平均粒子径0.2μm)、PolyplateP(平均粒子径0.8μm)、PolyplateP01(平均粒子径0.8μm)、PolyplateHMT(平均粒子径1.5μm)(いずれも商品名、KaMin LLC社製)、などが挙げられる。
水性インキ組成物における含水カオリンの含有量は、水性インキ組成物の総質量を基準として、1質量%~20質量%であることが好ましく、5質量%~15質量%であることがより好ましい。含水カオリンの含有量が上記数値範囲内であれば、インキ粘度が高くなりすぎること、ハードケーキ化、ならびに筆記する際に紙面を削ることを防止することができる。さらに、水性インキ組成物、およびそれを用いて形成させた筆跡の隠蔽性を維持することができる。
(凝集分散剤)
本発明による水性インキ組成物は、凝集分散剤を含むことができる。ここで凝集分散剤とは顔料粒子の表面に吸着し、顔料粒子を相互に離間させながら、顔料粒子同士の距離を一定以上に保ち、顔料粒子同士が直接凝集することを防ぐことができるものである。この結果、顔料粒子の凝集が抑制され、凝集体が形成される場合であっても、相対的に密度の低い凝集体が形成される。さらに、顔料粒子、湿式シリカ、凝集コントロール剤、含水カオリンで形成された嵩高い凝集体の顔料粒子に対して、前記の通りの効果を発揮するため、再分散性をさらに向上することができる。
このような凝集分散剤としては、多塩基酸のアルキロールアンモニウム塩が好ましく用いられる。多塩基酸は、複数の酸基を有していればよいが、より多数の酸基を有する酸性ポリマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸、ポリビニルスルホン酸、ポリリン酸、などが挙げられる。また、これ以外にも、クロトン酸などの不飽和脂肪酸を重合させたポリマーも多塩基酸の例である。多塩基酸のアルキロールアンモニウム塩は、これらの多塩基酸にアルキロールアンモニウムを反応させることにより得ることができる。このような反応によって得られた塩は、下記の様な部分構造を含む。
-C(=O)-N(-R)(-R-OH)
ここで、Rはアルキル基、Rはアルキレン基である。本発明において用いられる分散凝集剤は、このような部分構造を有するポリマーが好ましい。このようなポリマーは、上記の構造を複数有していればよく、その分子量は特に限定されないが、質量平均分子量が1,000~100,000であることが好ましく、5,000~20,000であることがより好ましい。
また、用いられる顔料によっては、カルボキシル基などの酸性基が同様の機能を発揮することもある。すなわち、凝集分散剤として、酸性基を含むポリマー類を用いることもできる。
本発明において凝集分散剤は、上記のような基によって顔料粒子の表面に結合し、また他の凝集分散剤分子と水素結合することにより、ポリマーの主鎖構造が顔料粒子間に入り込み、顔料粒子同士を離間させるものと考えられる。
このような凝集分散剤は、一般に市販されており、例えばAnti-Terra 203、Anti-Terra 204、Anti-Terra 206、Anti-Terra 250、Anti-Terra U、DISPER BYK-102、DISPER BYK-180、DISPER BYK-191(いずれも商品名、ビックケミー社製)、TEGO Disper630、TEGO Disper700(いずれも商品名、エボニックデグサジャパン社製)などが挙げられる。
(体質材)
本発明による水性インキ組成物は、その性能に影響を及ぼさない範囲で、湿式シリカ、含水カオリンの他に体質材を含んでもよい。本発明において体質材は従来知られている任意のものから選択することができるが、具体的には、焼成カオリン、タルク、マイカ、クレー、ベントナイト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウムなどが挙げられる。また、炭酸カルシウム、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウムなどのウィスカーなどを用いることもできる。
水性インキ組成物における体質材の含有量は、水性インキ組成物の総質量を基準として、1質量%~20質量%であることが好ましく、5質量%~15質量%であることがより好ましい。体質材の含有量が上記数値範囲内であれば、インキ粘度が高くなりすぎること、ハードケーキ化、ならびに筆記する際のインキ吐出性の低下を防止することができる。さらに、水性インキ組成物、およびそれを用いて形成させた筆跡の隠蔽性を維持することができる。
(補色顔料)
本発明による水性インキ組成物は、得られる筆記線の色彩を調整するため、補色顔料を含んでいてもよい。特に、主たる顔料粒子として白色の酸化チタンを選択した場合、補色顔料との組み合わせにより種々の発色を実現できる。補色顔料は、特に限定されず、赤、青、黄、緑、白、黒など様々な色の顔料を用いることができる。補色顔料としては、例えば、SPシリーズ(冨士色素株式会社製)Emacolシリーズ、Sandyeシリーズ(以上、山陽色素株式会社製)、ルミコールシリーズ(日本蛍光化学株式会社製)、EM・Colorシリーズ(東洋インキ社製)、シンロイヒカラーベースシリーズ(シンロイヒ社製)、WAカラーシリーズ(大日精化社製)などが挙げられる。
水性インキ組成物における補色顔料の含有量は、水性インキ組成物の総質量を基準として、0.01~15質量%であることが好ましく、0.1~10質量%であることがより好ましい。
(その他)
また、水性インキ組成物は、必要に応じて、界面活性剤、防腐剤、濡れ剤、消泡剤、防錆剤、pH調整剤、気泡抑制剤、気泡吸収剤、剪断減粘性付与剤および粘度調整剤などを含んでいてもよい。
(筆記具用水性インキ組成物)
本発明による水性インキ組成物の粘度は低いことが好ましい。組成物の粘度の測定はE型回転粘度計(ブルックフィールド社製)を用いて行うことができる。具体的には、20℃における水性インキ組成物の粘度は、回転数が100rpm(剪断速度380sec-1)の条件で測定した場合、1~20mPa・sであることが好ましく、8~18mPa・sであることがより好ましい。水性インキ組成物の粘度が上記数値範囲内であれば、マーカーなどの筆記用具に使用した場合のインキ吐出性を向上させることができ、またフィルムなど非浸透性の記録媒体への筆記性が向上する。
水性インキ組成物のpHは、6.0~10.0であることが好ましく、7.0~9.0であることがより好ましい。水性インキ組成物のpHが上記数値範囲内であれば、インキの変色やインキ粘度が高くなることなどがなく、インキに影響がなく、用いることができる。本発明において、pHの値は、例えばIM-40S型pHメーター(東亜ディーケーケー株式会社製)により20℃にて測定することができる。
本願発明による水性インキ組成物が、優れた再分散性を発現する理由は、詳細には解明されていないが、以下の様なメカニズムによるものと推定される。
本発明において、顔料、湿式シリカ、凝集コントロール剤により、相対的に密度の低い凝集体を形成するが、特に顔料が酸化チタン等比重の大きいものである場合、経時により凝集体が次第に最密充填されハードケーキとなる。ここに含水カオリンを併用することで含水カオリンの扁平、板状構造が凝集体となった顔料間に存在することで最密充填を阻害することで再分散性が従来よりもよくなると考えらえる。さらに凝集分散剤が、顔料粒子の表面に吸着し、顔料同士の距離を一定に保つことができるため、最密充填を阻害にさらに効果的に働き、再分散性をより向上させると考える。
本発明による水性インキ組成物は、従来知られている任意の方法により製造することができる。具体的には、前記各成分を必要量配合し、プロペラ攪拌、ホモディスパー、またはホモミキサーなどの各種攪拌機やビーズミルなどの各種分散機などにて混合し、製造することができる。
(筆記具)
本発明の水性インキ組成物は、繊維チップ、フェルトチップ、プラスチックチップなどのペン芯またはボールペンチップなどを筆記先端としたマーキングペンやボールペン、金属製の筆記先端を用いた万年筆などの筆記具に用いることができる。その中でも、ペン先が繊維チップ、フェルトチップである筆記具に用いた際に、チップ先端での耐ドライアップ性能が向上する為、筆記性能が向上するなど、特にその効果が高くなる。また、前記チップの気孔率は、50~80%とすることが好ましい。前記チップの気孔率が上記数値範囲内であれば、前記顔料の目詰まりがなく、適切なインキ吐出量を維持することができる。
本発明の筆記具は、水性インキ組成物を直に充填する構成のものであってもよく、水性インキ組成物を充填することのできるインキ収容体またはインキ吸蔵体を備えるものであってもよい。
本発明の筆記具の出没機構は、特に限定されず、ペン先を覆うキャップを備えたキャップ式、ノック式、回転式およびスライド式などが挙げられる。また、軸筒内にペン先を収容可能な出没式であってもよい。
また、筆記具におけるインキ供給機構についても特に限定されるものではなく、例えば、(1)繊維束などからなるインキ誘導芯をインキ流量調節部材として備え、水性インキ組成物をペン先に供給する機構、(2)櫛溝状のインキ流量調節部材を備え、これを介在させ、水性インキ組成物をペン先に供給する機構、(3)弁機構によるインキ流量調節部材を備え、水性インキ組成物をペン先に供給する機構、および(4)ペン先を具備したインキ収容体または軸筒より、水性インキ組成物を直接、ペン先に供給する機構などを挙げることができる。
一実施形態において、筆記具は、マーキングペンであり、ペン先は、特に限定されず、例えば、繊維チップ、フェルトチップまたはプラスチックチップなどであってよく、さらに、その形状は、砲弾型、チゼル型または筆ペン型などであってよい。
一実施形態において、筆記具は、ボールペンであり、インキ逆流防止体を備えたボールペンであることが好ましい。
本発明を諸例を用いて説明すると以下の通りである。
(実施例1)
下記原材料および配合量にて、室温で1時間攪拌混合することにより、筆記具用インキ組成物を得た。
・顔料粒子 20質量%
(表面がアルミナ処理された酸化チタン粒子、平均粒子径:0.27μm、テイカ株式会社製、商品名:JR-600E)
・湿式シリカ 2質量%
(平均粒子径2μm、商品名:MizkasilP-527、水沢化学工業社製)
・含水カオリン 8質量%
(平均粒子径0.6μm、商品名:ASP-600、BASF社製)
・凝集コントロール剤 2質量%
(カルボキシメチルセルロース、10%水溶液、商品名:F-907A、第一工業製薬(株)社製)
・アクリル樹脂(1) 8質量%
(第一の樹脂 Tg134℃、水溶性アクリル樹脂、商品名:JONCRYL JDX-6180、BASF社製)
・アクリル樹脂(3) 7質量%
(第二の樹脂 Tg33℃、アクリルエマルション、固形分含有量47%、商品名:JONCRYL PDX-7165、BASF社製)
・濡れ剤 0.4質量%
(アセチレングリコール、商品名:ダイノール604、日信化学工業(株)社製)
・防腐剤 0.2質量%
(1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン、商品名:プロキセルXL-2、ロンザジャパン(株)社製)
・イオン交換水 55.4質量%
(実施例2~5、比較例1~4)
実施例1に対して、配合する成分の種類や添加量を表1に示したとおりに変更して、実施例2~5、比較例1~4のインキ組成物を得た。これらの例で使用した材料の詳細は以下の通りである。
・酸化チタン(1) JR-405(Al処理、平均粒径:0.21μm、テイカ株式会社製)
・酸化チタン(2) JR-600E(Al処理、平均粒径:0.27μm、テイカ株式会社製)
・湿式シリカ(1) (Mizkasil P-527、平均粒径:2μm、水沢化学工業社製)
・湿式シリカ(2) (Mizkasil P-763、平均粒径:4μm、水沢化学工業社製)
・含水カオリン (ASP-600、平均粒径:0.6μm、BASF社製)
・補色顔料 青色有機顔料(Sandye Super Blue GLL-E、固形分含有量32%、山陽色素株式会社製)
・凝集コントロール剤 CMC(カルボキシメチルセルロース 商品名:F-907A、第一工業製薬(株)社製)
・アクリル樹脂(1) JONCRYL JDX-6180(Tg134℃、アルカリ中和型水溶性アクリル樹脂、固形分含有量27%、BASF社製)
・アクリル樹脂(2) JONCRYL 57J(Tg67℃、アルカリ中和型水溶性アクリル樹脂、固形分含有量27%、BASF社製)
・アクリル樹脂(3) JONCRYL PDX-7615(Tg33℃、アクリルエマルション、固形分含有量50%、BASF社製)
・アクリル樹脂(4) JONCRYL PDX-7145(Tg58℃、アクリルエマルション、固形分含有量50%、BASF社製)
・アクリル樹脂(5) AE-120A (Tg-10℃、アクリルエマルション、固形分含有量37%、イーテック社製)
(筆跡発色性の評価)
チップには、気孔率60%の砲弾型ポリエステル繊維芯のチップを用いた。このマーキングペンにより、筆記試験用紙に筆記を行った。その際の筆跡発色性を目視により観察した。なお、筆記試験用紙として黒色紙(紀州製紙(株)社製、色上質紙、中厚口)を用いた。
A:筆跡が筆記面を隠蔽しており、良好な筆跡が得られている。
B:筆跡が筆記面を隠蔽しているものの十分でなく、筆記面の色がやや透過している。
C:筆跡は視認できるが、筆記面をほとんど隠蔽しておらず、筆記面の色が透過している。
D:筆跡の視認ができず、筆記面を全く隠蔽していない。
(耐ドライアップ性の評価)
チップには、気孔率60%の砲弾型ポリエステル繊維芯のチップを用いた。このマーキングペンを用い、筆記試験用紙に筆記した後、筆記先端が大気中に晒された状態で、チップ横向き状態で24時間放置した後、筆記試験用紙に筆記し、そのときの紙面の状態を目視により観察した。なお、筆記試験用紙として黒色紙を用いた。
A:筆跡が初期と同等で有り、良好な筆跡が得られている。
B:筆跡がやや掠れているが筆跡として視認可能。
C:筆記先端でインキが固化しており、筆記できず、筆跡の視認ができない。
(密着性の評価)
チップには、気孔率60%の砲弾型ポリエステル繊維芯のチップを用いた。このマーキングペンにより、OPPフィルムに筆記を行った。室温にて24時間乾燥後、ティッシュペーパーにて荷重200gにて10回擦過および筆跡部分を折り曲げ、筆跡の密着性を目視により観察した。
A:筆跡がよく密着しており、筆記直後の状態を保持している。
B:筆跡の一部がわずかに剥がれるが、筆跡として視認可能。
C:筆跡がほとんど剥がれてしまい、筆跡として残っていない。
Figure 0007057157000001

Claims (9)

  1. 無機顔料と、湿式シリカと、樹脂と、水と、含水カオリンと、を含んでなり、前記含水カオリンが扁平または板状の粒子形状を有し、前記含水カオリンの平均粒子径が0.1μm~5μmであり、前記樹脂は、少なくともガラス転移点(以下Tgと言うことがある)が80℃以上である第一の樹脂と、Tgが50℃以下である第二の樹脂を併用したことを特徴とする、筆記具用水性インキ組成物。
  2. 前記無機顔料の配合割合がインキ組成物全質量に対し、15質量%以上含んでなる、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記無機顔料が酸化チタンを含む、請求項1または請求項2に記載の組成物。
  4. 前記酸化チタンが、アルミナのみで表面被覆された酸化チタンである、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記湿式シリカの平均粒子径が0.1μm~10μmである、請求項1~請求項4のいずれいか一項に記載の組成物。
  6. 前記組成物がさらに凝集コントロール剤を含んでなり、該凝集コントロール剤がセルロース誘導体である、請求項1~のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の組成物を収容してなることを特徴とする、筆記具。
  8. ペン先が繊維チップまたはフェルトチップである筆記具である、請求項7に記載の筆記具。
  9. 前記ペン先のチップの気孔率が50%~80%である、請求項8に記載の筆記具。
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