JP7056432B2 - 媒体搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体の搬送路の上流側と下流側の搬送速度差の影響を下流側に作用させないために、搬送路の一部で媒体を弛ませた状態で搬送する場合の搬送精度を向上させる媒体搬送装置および画像形成装置に関する。
一般に、用紙を搬送する装置においては、搬送路の上流側の搬送速度と下流側の搬送速度は一定であることが望ましいが、実際には困難な場合が多い。
特に、搬送される用紙がロール状に巻かれたロール紙の場合は、搬送する長さが長いために搬送路の上流側と下流側の搬送速度の差の影響を大きく受けることになる。
すなわち、搬送路の上流側の搬送速度が速い場合は、搬送路内で用紙に弛み(たるみ)が生成され、搬送量に応じて弛みが増大し、弛みが過大になるとジャムが発生する恐れがある。
また、搬送路の上流側の搬送速度が遅い場合は、搬送負荷となり搬送精度や印刷精度を低下させる恐れがある。
従来、この種の装置では、搬送方向である長さ方向に沿った幅方向の両端部に係合穴が形成されたロール紙を収容するロール紙収容部と、ロール紙の係合穴に突起部を係合させながらロール収容部に収容されたロール紙を搬送するトラクタと、ロール収容部に収容されたロール紙をトラクタ側へ繰出すロール駆動部と、を設け、ロール収容部のロール紙の下方に、トラクタへ搬送されるロール紙の弛みを検出する弛みセンサを配置し、弛みセンサで検出された検出値に基づいて、所定の範囲の弛みが生ずるようにロール駆動部によるロール紙の駆動を制御している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2015-3401号公報(段落0022、0036、0053、第1図、第3図)
そのため、本発明は、媒体搬送方向に沿って配置され、互いに独立駆動されることにより媒体を搬送する第1の搬送部および第2の搬送部と、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部の間に配置した弛み生成部と、を備え、前記弛み生成部は、前記媒体の弛み量に応じて移動しながら前記媒体の幅方向に渡り前記媒体をガイドする搬送路の一部を形成する媒体ガイド部と、前記媒体ガイド部の移動量を検出する検出部と、を備え、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部とを制御し、前記弛み生成部で前記媒体を弛ませ、前記媒体を搬送する媒体搬送装置であって、前記媒体の幅方向への移動を可能にした媒体幅ガイドと、前記媒体幅ガイドがガイドする前記媒体の媒体幅に応じて、前記媒体ガイド部による前記媒体への押圧力を変化させる媒体押圧力調整部と、を設け、前記媒体押圧力調整部は、前記媒体ガイド部を回転可能に支持する回転支持部の少なくとも一方の端部に設けられ、前記媒体ガイド部を、前記媒体を押圧する方向に付勢する付勢バネと、前記媒体幅ガイドの移動量に連動して回転するカムと、を有し、前記カムを回転させ、前記付勢バネにより前記押圧力を変化させ、前記媒体幅が広くなるにつれて、前記押圧力を増加させることを特徴とする。
本発明は、上記課題を解決するために、媒体搬送方向に沿って配置され、互いに独立駆動されることにより媒体を搬送する第1の搬送部および第2の搬送部と、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部の間に配置した弛み生成部と、を備え、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部とを制御し、前記弛み生成部で前記媒体を弛ませ、前記媒体を搬送する媒体搬送装置であって、前記弛み生成部は、前記媒体の弛み量に応じて移動しながら前記媒体の幅方向に渡り前記媒体をガイドする搬送路の一部を形成する媒体ガイド部と、前記媒体ガイド部の移動量を検出する検出部と、を備えたことを特徴とする
このようにした本発明は、媒体の捻じれを抑制する媒体ガイドを兼ねたセンサレバーを設けたので、媒体の捻じれを抑制すると共に適正な媒体の弛み量を維持しながら、媒体の搬送を制御することができるという効果が得られる。
また、特に捻じれが生じ易い媒体幅が広い媒体であっても、媒体幅に渡って媒体をガイドするので、媒体の捻じれを抑制し安定した媒体搬送を実現することができるという効果が得られる。
実施例1のプリンタの概略構成を示す説明図 実施例1のプリンタを示すブロック図 実施例1の弛み生成部を示す説明図 実施例1の弛み生成部を示す斜視図 実施例1のセンサレバーを示す斜視図 実施例1の弛み検出センサを示す斜視図 実施例1の弛み検出センサの検出状態を示す説明図 実施例2の弛み生成部を示す説明図 実施例2のセンサレバーを示す説明図 実施例2のロール紙を示す説明図((a)側面図、(b)上面図) 実施例2の弛み生成部の作用を示す説明図 実施例3のプリンタの外観を示す説明図 実施例3の弛み生成部の外観を示す説明図 実施例3の幅広ロール紙の搬送状態を示す説明図 実施例3の幅広ロール紙搬送時のカム位置を示す説明図 実施例3の幅狭ロール紙の搬送状態を示す説明図 実施例3の幅狭ロール紙搬送時のカム位置を示す説明図
以下に、図面を参照して本発明による媒体搬送装置および画像形成装置並びに媒体搬送方法の実施例について説明する。
以下に、図1から図7を用いて本実施例のプリンタについて説明する。
本実施例の画像形成装置としてのプリンタ1は、電子写真方式のプリンタであって、図1に示すように、印刷用の媒体としてのロール紙2を収容する媒体供給ユニット3と、ロール紙2の搬送方向(図1において、右から左に向かう方向。媒体搬送方向という。)の下流側に配置された印刷ユニット4で構成され、媒体供給ユニット3から供給されたロール紙2に印刷ユニット4によってカラー画像等の印刷を行う。
媒体供給ユニット3には、印刷ユニット4の反対側の側部にセット軸6が設けられており、このセット軸6にロール紙2が着脱可能に装着される。
セット軸6は、媒体供給ユニット3のフレーム等に回転駆動可能に取付けられ、図示しないギヤ列等により駆動モータと連結しており、媒体搬送方向への搬送中は、媒体搬送方向とは逆方向の張力(バックテンションという。)を付与する方向に回転し、ロール紙2の緩みを防止している。
このため、印刷面を半径方向の外側にした外巻きに巻かれたロール紙2を使用する場合は、図1に示す矢印A方向に回転し、印刷面を内側にした内巻きに巻かれたロール紙2を使用する場合は(図1に示す破線参照)矢印B方向に回転して、ロール紙2にバックテンションを付与している。
このバックテンションの規定値は、ギヤ列内に設けられたトルクリミッタにより決定され、ロール紙2を十分に巻取ることが可能な値になっており、トルクリミッタが作用したときは、セット軸6の駆動中であってもセット軸6の回転は停止し、ロール紙2は、規定のバックテンションが付与された状態で媒体搬送方向に搬送される。
また、媒体供給ユニット3には、上記セット軸6の他に、媒体搬送方向に沿って、供給ローラ7、ロール紙2の切断を行うカッタ部8、第1の搬送部としてのフィードローラ9等が配置され、供給ローラ7とセット軸6との間には、ガイドローラ11と搬送ガイド12が設けられている。
給紙ローラ7は、媒体供給ユニット3側の搬送路13aの媒体搬送方向の最上流部に配置され、対向配置されたローラ対の間にロール紙2を挟持して搬送する。
フィードローラ9は、搬送路13aの最下流部に配置され、対向配置されたローラ対の間にロール紙2を挟持して搬送する。
これら供給ローラ7とフィードローラ9は、図示しないギヤ列により同じ供給駆動モータ9a(図2参照)に同じギヤ比で連結されており、それぞれ同じ搬送速度でロール紙2を搬送する。
印刷ユニット4には、上部に印刷するトナー像を形成する画像形成部15が配置され、その下方に配置された、媒体供給ユニット3側の搬送路13aに接続する搬送路13bの媒体搬送方向に沿って、第2の搬送部としてのフィードローラ16、フィードローラ17、フィードローラ18、画像形成部15で形成されたトナー像をロール紙2上に転写する転写部19、ロール紙2上に転写されたトナー像を定着させる定着部21、フィードローラ22、排出ローラ23が配置されている。
フィードローラ16は、印刷ユニット4側の搬送路13bの媒体搬送方向の最上流部に配置され、対向配置されたローラ対の間にロール紙2を挟持して搬送する。
フィードローラ17、18は、フィードローラ16と転写部19の間に順に配置され、それぞれ対向配置されたローラ対の間にロール紙2を挟持して搬送する。
これらフィードローラ16、17、18は、図示しないギヤ列により同じ搬送駆動モータ16aに同じギヤ比で連結されており、それぞれ同じ搬送速度でロール紙2を搬送する。
このため、第1の搬送部としてのフィードローラ9と、第2の搬送部としてのフィードローラ16は、それぞれ独立に駆動される。
フィードローラ22は、定着部21の下流側に配置され、対向配置されたローラ対の間にロール紙2を挟持して搬送する。
排出ローラ23は、搬送路13bの最下流部に配置され、対向配置されたローラ対の間にロール紙2を挟持して、印刷済みのロール紙2を印刷ユニット4の外部に排出する。
本実施例の媒体供給ユニット3の搬送路13aの最下流部に設けられたフィードローラ9(第1の搬送部)と、フィードローラ9の媒体搬送方向の下流側で、印刷ユニット4の搬送路13bの最上流部に設けられたフィードローラ16(第2の搬送部)との間には、図3に示すように、弛み生成部30が設けられている。
なお、本実施例の媒体搬送装置は、フィードローラ9、弛み生成部30、フィードローラ16により構成される。
弛み生成部30は、図3、図4に示すように、媒体供給ユニット3のフレーム等に固定されたセンサレバー取付板31、媒体ガイド部としてのセンサレバー32、センサレバー取付板31の上部に取付けられ、弛み量の検出に用いる2つの検出部としての弛み検出センサ33、34を実装した検出基板35、センサレバー32に対向して設けられ、ロール紙2の下面を案内する下面ガイド36、印刷ユニット4の搬送路13bのフィードローラ16の上流側に設けられた下面案内板37、ロール紙検出センサ38等により構成される。
センサレバー32は、センサレバー取付板31に、回転支持部としての回転軸32aによって回転可能に支持された可動部材であって、取扱うロール紙2の中で最大幅のロール紙2の幅方向(媒体搬送方向の直交方向)の全幅に渡って伸張しており(図4参照)、図5に示すように、回転軸32aに挿通させたトーションスプリング等の付勢バネ39により、搬送されるロール紙2の上面を押圧する方向に付勢されている。
これにより、センサレバー32の回転軸32aと反対側の先端部C(図3、図4に示すC部)がロール紙2の上面を押圧する方向に回転し、ロール紙2の上面ガイドとしても機能すると共に、下面ガイド36との間で、ロール紙2の搬送路を形成する。
また、付勢バネ39による先端部Cの下方への所定の押圧力Fc(図3参照)は、30g以上、120g以下となるように設定される。
この押圧力Fcは、弱すぎると、捻じれの抑制効果(詳細は後述する。)が弱くなり、強すぎると、それによる摩擦力が媒体搬送方向下流側に対するバックテンションになって、ロール紙2の搬送精度に影響を及ぼすため、適正な弛み量の範囲内で、捻じれの抑制効果が得られるように設定する。
本実施例のセンサレバー32は、その先端部Cが下方に回転してストッパ部32bがセンサレバー取付板31の係止部31aに当接すると、センサレバー32が回転下限位置(図7参照)で停止し、センサレバー32の先端部Cと下面ガイド36の上面との間に、ロール紙2を円滑に通過させるための所定の間隔が形成される。
センサレバー32の、弛み検出センサ33、34に対応する幅方向の位置には、図6に示すように、遮蔽板41、42が設けられ、遮蔽板41は、略四半分の円形状に形成され、遮蔽板42は、略四半分の円の上部に矩形の遮蔽部42aが設けられた形状に形成される。
本実施例の弛み検出センサ33は、遮蔽板41を挟んで発光部33aと受光部とを対向配置した光学式の透過型センサであって、発光部33aからの光が透過したこと、または遮蔽板41の上端部で遮蔽されたことを検出する。
この弛み検出センサ33による検出は、図7(a)に示すように、センサレバー32の先端部Cが回転下限位置に位置しているときは、光が透過していることを検出し、先端部Cが上方へ移動してロール紙2の弛み量が適正弛み下限値となったときは、透過から遮蔽に変化し、この透過は適正弛み上限値まで継続するように設定される。
また、弛み検出センサ34は、遮蔽板42を挟んで発光部34aと受光部とを対向配置した光学式の透過型センサであって、発光部34aからの光が透過したこと、または遮蔽板42の遮蔽部42aで遮蔽されたことを検出する。
この弛み検出センサ34による検出は、図7(b)に示すように、センサレバー32の先端部Cが回転下限位置または適正弛み下限値の位置に位置しているときは、光が遮蔽されていることを検出し、先端部Cが上方へ移動してロール紙2の弛み量が適正弛み上限値となったときは、遮蔽から透過に変化するように設定される。
このように、本実施例の弛み検出センサ33、34は、付勢バネ39によりロール紙2を押圧するセンサレバー32の先端部Cが、上方または下方に移動したときの移動量を検出して、ロール紙2の弛み量を検出する機能を有している。
ロール紙検出センサ38は、フィードローラ16の上流側に設けられ、搬送路13bを搬送されるロール紙2を挟んで発光部と受光部とを対向配置した光学式の透過型センサであって、発光部からの光がロール紙2により遮蔽されたことを受光部で検出して、ロール紙2の先端が通過したことを検出する。
なお、弛み生成部30は、センサレバー32の下流側から印刷ユニット4となり、搬送されるロール紙2は、下面案内板37に導かれてフィードローラ16に到達する。
プリンタ1の制御部45は(図2参照)、パーソナルコンピュータ等の上位装置と接続しており、上位装置から受信した印刷データを基に、プリンタ1内の各部を制御して、印刷処理等を実行する機能を有している。
記憶部46は、制御部45が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部45による処理結果等が格納される。
また、記憶部46には、ロール紙検出センサ38がロール紙2の先端を検出したときからフィードローラ16に到達するまでの間の所定の時間が、予め設定されて格納されている。
以下に、本実施例のプリンタ1の印刷動作について説明する。
媒体供給ユニット3のセット軸6にロール紙2が装着され、ロール紙2の先端が引き出されて、ガイドローラ11を経由し搬送ガイド12に沿って供給ローラ7に挿入されると、制御部45は、媒体供給ユニット3の供給駆動モータ9aによる供給ローラ7、フィードローラ9の基準搬送速度での駆動、印刷ユニット4の搬送駆動モータ16aによるフィードローラ16、17、18の基準搬送速度での駆動が開始され、ロール紙2の先端は供給ローラ7により媒体搬送方向へ搬送される。
ロール紙2の供給ローラ7による基準搬送速度での搬送を開始した制御部45は、ロール紙2の先端を、カッタ部8の内部を通過させてフィードローラ9に到達させ、供給ローラ7、フィードローラ9により搬送して弛み生成部30に進入させる。
弛み生成部30に進入したロール紙2の先端は、フィードローラ9等に押し出されながら、自重および、ストッパ部32bにより回転下限位置で停止しているセンサレバー32に案内されて下面ガイド36に向かって進行し、下面ガイド36に案内されて印刷ユニット4の搬送路13bの下面案内板37に受渡されてフィードローラ16の方向へ搬送される。
このロール紙2の先端がフィードローラ16に到達するまでの間は、フィードローラ9等により押し出されている状態であるので、ロール紙2の先端に対して走行負荷が加わるとジャム等が発生する恐れがあるが、本実施例では、ストッパ部32bによりセンサレバー32の先端部Cと下面ガイド36の上面との間に所定の間隔が形成されているので、ロール紙2の先端は円滑に当該間隔を通過して印刷ユニット4の方向へ搬送される。
このとき、制御部45は、印刷ユニット4の下面案内板37に受渡されたロール紙2の先端が、ロール紙検出センサ38に検出されるのを待って待機し、ロール紙検出センサ38がロール紙2の先端を検出し、記憶部46に格納されている所定の時間が経過したときに、ロール紙2の先端のフィードローラ16への到達を確認する。
ロール紙2の先端のフィードローラ16への到達を確認した制御部45は、ロール紙2をフィードローラ16、17、18により転写部19に搬送し、転写部19で画像形成部15により形成されたトナー像をロール紙2上に転写し、定着部21でロール紙2上のトナー像を定着させた印刷済みのロール紙2を、フィードローラ22により排出ローラ23に搬送し、排出ローラ23により印刷ユニット4の外部に排出する。
このようにして、本実施例のプリンタ1による印刷動作が行われる。
この印刷動作の実行中に、制御部45は、弛み検出センサ33、34の検出結果に基づいて、ロール紙2の弛み生成部30における弛み量を、適正弛み量下限値以上、適正弛み量上限値以下の適正弛み量範囲内とする弛み制御を行う。
本実施例の弛み制御は、ロール紙検出センサ38によるロール紙2の先端の検出後に、所定の時間が経過したことによって、ロール紙2の先端がフィードローラ16に到達したことを確認したときから開始される。
すなわち、ロール紙2の先端がフィードローラ16に到達した時点では、ロール紙2は下面ガイド36、下面案内板37に沿った状態であり、センサレバー32の先端部Cは回転下限位置に位置している。
このときの弛み検出センサ33、34の検出結果は、図7(a)、(b)の左側の図の状態、つまり弛み検出センサ33が透過を検出し、弛み検出センサ34が遮蔽を検出している状態であるので、制御部45は、供給ローラ7、フィードローラ9は、減速を開始してロール紙2の搬送速度を減速させる。
これにより、媒体供給ユニット3側のフィードローラ9による搬送速度が、印刷ユニット4側のフィードローラ16による搬送速度より遅くなるため、弛み生成部30内のロール紙2が引っ張られ、センサレバー32の先端部Cが上方に回転して適正弛み量下限値の位置に到達すると、弛み検出センサ33、34の検出結果は、図7(a)、(b)の中央の図の状態、つまり弛み検出センサ33が透過から遮蔽に変化し、弛み検出センサ34が遮蔽を検出し続けている状態となるので、制御部45は、供給ローラ7、フィードローラ9の搬送速度を、弛み検出センサ33が透過から遮蔽に変化した時点での搬送速度で維持する。
その後、制御部45は、弛み検出センサ33、34の検出結果を監視し、弛み検出センサ34が遮蔽を検出し続けている場合に、弛み検出センサ33が遮蔽から透過に変化したときは、供給ローラ7、フィードローラ9の搬送速度を減速して弛み生成部30内のロール紙2を引っ張り、弛み検出センサ33が透過から遮蔽に変化したときに(図7(a)、(b)の中央の図の状態)、供給ローラ7、フィードローラ9による搬送速度を変化した時点での搬送速度で維持する。
また、弛み検出センサ33、34の検出結果が、図7(a)、(b)の右側の図の状態、つまり弛み検出センサ33が遮蔽を検出し続け、弛み検出センサ34が遮蔽から透過に変化した状態になったときに、制御部45は、供給ローラ7、フィードローラ9の搬送速度を加速して弛み生成部30内のロール紙2を弛ませ、弛み検出センサ34が透過から遮蔽に変化したときに、供給ローラ7、フィードローラ9による搬送速度を変化した時点での搬送速度で維持する。
このように、本実施例では、供給ローラ7、フィードローラ9の加減速を繰り返して、弛み量を適正弛み量範囲内に維持しながらロール紙2を搬送する弛み制御を行っている。
なお、弛み制御中の印刷ユニット4内の搬送速度は、常に基準搬送速度のまま維持される。
上記の弛み制御中に、センサレバー32のストッパ部32aが、センサレバー取付板31の係止部31aから離れると、センサレバー32の先端部Cがロール紙2の上面を押圧する。
このとき、本実施例のセンサレバー32は、ロール紙2の全幅に渡って設けられ、付勢バネ39によって所定の押圧力Fcでロール紙2を押圧しているので、ロール紙2に捻じれが発生して、幅方向のいずれか一方の端部が引張状態になっても、引張側の端部とセンサレバー32の先端部Cとの間の摩擦力により、引張側の搬送負荷が増大し、引張側の搬送速度が緩やかになって、幅方向の搬送速度の分布が均一になるため、捻じれが抑制される。
以上説明したように、本実施例では、センサレバー32と、ロール紙2の弛み量を検出する弛み検出センサ33、34を備えた弛み生成部30を設け、弛み検出センサ33、34の検出結果に基づいて、媒体供給ユニット3側の搬送速度を変化させるので、ロール紙2の張り過ぎ、弛み過ぎを防止しながら、適正な弛み量の範囲を維持した状態でロール紙2を搬送することができ、媒体供給ユニット3側のバックテンションが印刷ユニット4側のロール紙2の搬送に影響を及ぼすことを防止することができる。
弛み量を検出するためのセンサレバー32を、ロール紙2の全幅に渡って設けると共に、付勢バネ39によりセンサレバー32の先端部Cでロール紙2を押圧して、下面ガイドとの間に搬送路を形成するので、ロール紙2の幅に関わらずに捻じれを抑制することができると共に、ロール紙2によるバタツキを抑制することができ、印刷時における印刷精度への影響を防止することができる。
このように、本実施例では、ロール紙2の弛み量を適正な状態に維持するためのセンサレバー32に、ロール紙2の捻じれを抑制する捻じれ抑制ガイドとしての機能を兼ねさせたので、弛み生成部30の構成の簡素化を図ることができる。
以下に、図8から図11を用いて本実施例のプリンタについて説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の弛み生成部30の、媒体ガイド部としてのセンサレバー32には、図8に示すように、レバー部52の下部に上面ガイド53が設けられており、上記実施例1の弛み生成部30の入口側に存在したセンサレバー32と下面ガイド36との間の空間を、上面ガイド53により減少させている。
なお、センサレバー32のレバー部52と上面ガイド53を除く構成は、上記実施例1のセンサレバー32の構成と同様である。
このレバー部52と上面ガイド53からなるレバー構造体は、上記実施例1と同様に、取扱うロール紙2の中で最大幅のロール紙2の幅方向の全幅に渡って伸張しており、センサレバー取付板31に、回転軸32aを中心として回転可能に取付けられ、付勢バネ39によりロール紙2の上面を押圧する方向に付勢されている。
また、上面ガイド53の下面ガイド36側の面は、先端部Cと回転軸32aとの間を、下面ガイド36上を搬送されるロール紙2側に突出させて曲折部を設けた「逆く」の字状の形状で接続しており、ロール紙2の上面を案内するレバーガイド面54として機能する。
このため、本実施例のセンサレバー32は、先端部Cと、「逆く」の字状の曲折部(突出部Dという。)との2箇所でロール紙2と接触または押圧するように形成され、図9に示すように、回転軸32aの回転中心から先端部Cまでの距離L1は、突出部Dから回転中心までの距離L2の略2倍に設定されている。
これにより、本実施例のセンサレバー32は、付勢バネ39によってセンサレバー32の突出部Dによりロール紙2を押圧する押圧力Fdが、先端部Cによりロール紙2を押圧する押圧力Fcの略2倍となるように設定されている。
また、付勢バネ39によりセンサレバー32をロール紙2の方向に押圧してセンサレバー32と下面ガイド36との間に、ロール紙2が媒体搬送方向に進むにつれて徐々に狭くなる搬送路が形成される。
このような、センサレバー32のレバー部52と上面ガイド53からなるレバー構造体は、例えば、PC(Poly-Carbonate)とABS樹脂の組合せや、PPE(Poly-Phenylene-Ether)とPS(Poly-Styrene)の組合せ等の高剛性で寸法精度が確保できる樹脂材料で形成され、レバーガイド面54は、例えば、ポリアセタール(Poly-Acetal)からなるPOM等のロール紙2との摩擦を軽減する摺動性の高い樹脂材料で形成される。
本実施例で用いるロール紙2は、図10に示すように、帯状の台紙56に剥離可能に貼付されたラベル用紙に隙間を介して複数のラベル57を形成するための切込みを入れ、ラベル用紙の不要部分を台紙56から除去してラベル57を等間隔で配置した、いわゆるダイカットラベル紙をロール状に巻付けたものである。
このようなダイカットラベル紙をロール状に巻付けると、ロール状に巻付けたときの半径方向の外側に凸の巻き癖(カールという。)が生じることがある。
ダイカットラベル紙に生じるカールは、図10(a)に示すように、ラベル57の部分は、腰が強いためロール状に巻付けたときのロール径に応じて強くカールし、台紙56のみの部分は、腰が弱いためカールの度合が弱くなる。
この場合に、台紙56のみの部分の幅方向にミシン目が施されている場合は、更に台紙56のみの部分の腰が弱くなる。
このようなロール紙2を用いた場合における本実施例のプリンタ1の印刷動作について説明する。
媒体供給ユニット3のセット軸6にロール紙2が装着されてから、ロール紙2が供給ローラ7、フィードローラ9により搬送されて弛み生成部30に進入するまでの動作は、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明を省略する。
弛み生成部30に進入したロール紙2の先端は、フィードローラ9等に押し出されながら、自重および、ストッパ部32bにより回転下限位置で停止しているセンサレバー32のレバーガイド面54の回転軸32aと突出部Dとの間の入口側の面に案内されて下面ガイド36に向かって進行し、突出部Dと先端部Cとの間の面と下面ガイド36との間に案内されて印刷ユニット4の搬送路13bの下面案内板37に受渡されてフィードローラ16の方向へ搬送される。
このとき、制御部45は、印刷ユニット4の下面案内板37に受渡されたロール紙2の先端が、ロール紙検出センサ38に検出されるのを待って待機し、ロール紙検出センサ38がロール紙2の先端を検出し、所定の時間が経過したときに、ロール紙2の先端のフィードローラ16への到達を確認する。
その後の印刷ユニット4内での動作は、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明を省略する。
上記したカールが生じたロール紙2においては、フィードローラ9とフィードローラ16によってロール紙2が搬送されている場合であっても、ラベル57の部分と、台紙56のみの部分とでカールの強弱が存在するため、カールの強い部分とカールの弱い部分とが交互に搬送される。
本実施例では、図11に示すように、カールの強いラベル57の部分(図中の破線参照)がフィードローラ9から送出された後に、レバーガイド面54と下面ガイド36で形成される比較的狭い空間に進入し、強いカールの部分が突出部Dに当接して、先端部Cの方向に搬送されて行く。
このとき、センサレバー32の突出部Dの押圧力Fdは、先端部Cの押圧力Fcの略2倍となっているので、突出部Dによりカールによる膨らみが押し潰されて平らになり、先端部Cは、ロール紙2の弛み量に応じた回転動作を行うことが可能になる。
これにより、本実施例の弛み生成部30では、カールの強弱による膨らみの大小が交互にセンサレバー32を通過することによるセンサレバー32のバタツキを抑制することができる。
また、腰の強いラベル57の部分の大きな膨らみがセンサレバー32を押上げようとしても、突出部Dによりカールによる膨らみが押し潰されるので、先端部Cが上方へ回転してしまうことはなく、センサレバー32が押上げられた結果、弛み検出センサ34が透過を検出して(図7の右側の図参照)フィードローラ9等の搬送速度が加速し、ロール紙2の弛み量が過大になるという誤検出による搬送不具合を防止することができる。
これにより、本実施例の弛み制御は、上記実施例1の場合と同様に行うことができる。
なお、弛み量を適正弛み量範囲内に維持しながらロール紙2を搬送する動作は、および捻じれ抑制効果は、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明を省略する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、センサレバー32の先端部Cの回転軸32a側に、下面ガイド36側に突出させた突出部Dを設け、センサレバー32と下面ガイド36との間を、媒体搬送方向に向かって徐々に狭くなる搬送路としたので、カールの強弱が存在する状態で連続搬送されるロール紙2であっても、カールによる膨らみを押し潰して、センサレバー32のバタツキを防止することができると共に、弛み検出センサ33、34による弛み量の誤検出を防止することができる。
なお、本実施例では、センサレバー32の回転軸32aの回転中心から先端部Cまでの距離L1を、突出部Dから回転中心までの距離L2の略2倍にするとして説明したが、少なくとも 距離L2を距離L1未満とすれば、ロール紙2にカールの強弱が存在する場合におけるセンサレバー32のバタツキを抑制することができる。
以下に、図12から図17を用いて本実施例のプリンタについて説明する。なお上記実施例1および実施例2と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の弛み生成部30の構成は、上記実施例2の弛み生成部30と同様である(図8参照)。
本実施例のプリンタ1は、図12に示すように、搬送ガイド12の媒体搬送方向下流に向って右側の端部に、ロール紙2の媒体搬送方向に沿った一端を当接させる基準面61が設けられ(図16参照)、基準面61の幅方向の反対側には、ロール紙2の他端を案内する、媒体幅ガイドとしての用紙幅ガイド62が設けられている。
用紙幅ガイド62は、幅調整部材としての幅調整ノブ63が一端に設けられたネジ軸上に取付けられ、幅調整ノブ63によるネジ軸の回転に伴って幅方向に往復移動する。
これにより、媒体供給ユニット3へのロール紙2の装着時に、基準面61と、用紙幅ガイド62の基準面61との対向面との間にロール紙2を挟んでロール紙2の幅方向の移動を規制する。
また、本実施例の弛み生成部30のセンサレバー32の回転軸32aの一端には、図13に示すように、トーションスプリングからなる付勢バネ39が設けられている。
以下の説明においては、本実施例の付勢バネ39は、トーションスプリング65であるとして説明する。
トーションスプリング65は、回転軸32aにバネ部65aの内径側を挿通させ、バネ部65aに設けられた一方のアーム部65bをセンサレバー32の先端部C側に係止させ、他方のアーム部65cをカム67のカム面67aのセンサレバー32側に当接させて取付けられる(図15、図17参照)。
カム67は、センサレバー取付板31に回転可能に支持されたカム軸68の一端に取付けられ、カム軸68の他端はギヤ列を介して幅調整ノブ63のネジ軸に連結している。
これにより、幅調整ノブ63を回転させると、用紙幅ガイド62が幅方向に移動すると共に、カム軸68がギヤ列を介して回転し、カム67の角度位置が変化してカム面67aのカム軸68の軸芯からの半径位置が増減する。
上記した、幅調整ノブ63とそのネジ軸、ギヤ列を介して連結するカム軸68およびカム67により、本実施例のカム構造が構成され、カム構造と、カム67のカム面67aにアーム部65cが当接するトーションスプリング65により、本実施例の媒体押圧力調整部が構成される。
以下に、本実施例のロール紙2の幅に応じたセンサレバー32による押圧力の調整について説明する。
プリンタ1の媒体供給ユニット3に幅の広いロール紙2を装着した場合は、図14に示すように、幅調整ノブ63を回転させて用紙幅ガイド62を基準面61の反対側に移動させる。
このとき、幅調整ノブ63の回転に連動するカム軸68の回転によりカム67が回動し、図15に示すように、トーションスプリング65のアーム部65cがカム面67aの半径位置の増加に伴ってセンサレバー32の方向へ移動し、アーム部65bとアーム部65cの間の開き角が狭くなってトーションスプリング65による付勢力が増加する。
これにより、センサレバー32の先端部Cによるロール紙2への押圧力が増加して、幅広のロール紙2の捻じれを抑制することができると共に、幅広のロール紙2の搬送を適正な弛み量を維持しながら安定して行うことができる。
また、幅の狭いロール紙2を装着した場合は、図16に示すように、幅調整ノブ63を回転させて用紙幅ガイド62を基準面61側に移動させる。
このとき、幅調整ノブ63の回転に連動するカム軸68の回転によりカム67が回動し、図17に示すように、トーションスプリング65のアーム部65cがカム面67aの半径位置の減少に伴ってセンサレバー32から離間する方向に移動し、アーム部65bとアーム部65cの間の開き角が広くなってトーションスプリング65による付勢力が減少する。
これにより、センサレバー32の先端部Cによるロール紙2への押圧力が低下して、幅狭のロール紙2に対する過大な摩擦力を防止することができ、下流側のフィードローラ16等の滑りを防止して、幅狭のロール紙2の搬送を適正な弛み量を維持しながら安定して行うことができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例2と同様の効果に加えて、装着したロール紙2の幅に応じた幅調整ノブ63による幅調整に連動させて、カム67を有するカム構造によりトーションスプリング65のアーム部65bとアーム部65cの間の開き角を変化させるので、ロール紙2に幅に応じた適正な押圧力を付与することができ、適正な弛み量の範囲を維持した状態でロール紙2の安定した搬送を行うことができる。
なお、本実施例では、トーションスプリング68とカム67を、それぞれ回転軸32aとカム軸68の一端に設けるとして説明したが、それぞれを両端に設けるようにしてもよい。
また、本実施例では、付勢バネ39はトーションスプリング65であるとして説明したが、付勢バネ39は前記に限らず、圧縮コイルスプリングや引張コイルスプリング等であってもよい。
この場合に、圧縮コイルスプリングを用いるときは、センサレバー32の回転軸32aを挟んだ突出部Dの反対側に凸部を設け、この凸部の先端部に圧縮コイルスプリングの一方の座面を当接させ、他方の座面をカム67のカム面67aにより変位させるようにするとよい。
また、引張コイルスプリングを用いるときは、センサレバー32の突出部D側に引張コイルスプリングの一方の端部を係合させ、他方の端部をカム67のカム面67aに当接するリンク機構により変位させるようにするとよい。
更に、本実施例では、ロール紙2の幅に応じた用紙幅ガイド62の移動を幅調整ノブ63により手動で行うとして説明したが、モータ等のアクチュエータを用いて自動で行うようにしてもよい。
上記各実施例においては、付勢バネ39によるセンサレバー32の先端部Cの所定の押圧力Fcは、30g以上、120g以下に設定するとして説明したが、プリンタ1の構成等が変われば、押圧力Fcの値も変化するため、適正な弛み量の範囲内で、捻じれの抑制効果が得られるように実験等によって適宜設定するとよい。
また、上記各実施例においては、2つの弛み検出センサ33、34を設けるとして説明したが、弛み検出センサを1つとしてもよい。この場合は、弛み検出センサ33と遮蔽板41を設け、出力変化に応じて、フィードローラ9等による搬送速度の加減速を繰返すようにするとよい。
更に、上記各実施例においては、弛み生成部30は、媒体供給ユニット3と印刷ユニット4との接続部に設けるとして説明したが、弛み生成部30の上流側と下流側で独立に搬送速度を変化させることが可能な部位であれば、媒体供給ユニット3内に弛み生成部30を設けるようにしてもよく、印刷ユニット4内に設けるようにしてもよい。
更に、媒体供給ユニット3は、ロール紙2の使用を目的とした媒体供給ユニットであるとして説明したが、A4等のカット紙の使用を目的とした媒体供給ユニットであってもよく、これらを付け替え可能に構成するようにしてもよい。
更に、上記各実施例におけるプリンタ1は、ロール紙2に印刷するプリンタであれば、どのような印刷方式のプリンタであってもよい。
C 先端部
D 突出部
1 プリンタ
2 ロール紙
3 媒体供給ユニット
4 印刷ユニット
6 セット軸
7 供給ローラ
8 カッタ部
9 フィードローラ(第1の搬送部)
9a 供給駆動モータ
11 ガイドローラ
12 搬送ガイド
13a、13b 搬送路
15 画像形成部
16 フィードローラ(第2の搬送部)
16a 搬送駆動モータ
17、18、22 フィードローラ
19 転写部
21 定着部
23 排出ローラ
30 弛み生成部
31 センサレバー取付板
31a 係止部
32 センサレバー
33、34 弛み検出センサ
33a、34a 発光部
35 検出基板
36 下面ガイド
37 下面案内板
38 ロール紙検出センサ
39 付勢バネ
41、42 遮蔽板
45 制御部
46 記憶部
52 レバー部
53 上面ガイド
54 レバーガイド面
56 台紙
57 ラベル
61 基準面
62 用紙幅ガイド
63 幅調整ノブ
65 トーションスプリング
65a バネ部
65b、65c アーム部
67 カム
67a カム面
68 カム軸

Claims (5)

  1. 媒体搬送方向に沿って配置され、互いに独立駆動されることにより媒体を搬送する第1の搬送部および第2の搬送部と、
    前記第1の搬送部と前記第2の搬送部の間に配置した弛み生成部と、を備え、
    前記弛み生成部は、前記媒体の弛み量に応じて移動しながら前記媒体の幅方向に渡り前記媒体をガイドする搬送路の一部を形成する媒体ガイド部と、前記媒体ガイド部の移動量を検出する検出部と、を備え、
    前記第1の搬送部と前記第2の搬送部とを制御し、前記弛み生成部で前記媒体を弛ませ、前記媒体を搬送する媒体搬送装置であって、
    前記媒体の幅方向への移動を可能にした媒体幅ガイドと、
    前記媒体幅ガイドがガイドする前記媒体の媒体幅に応じて、前記媒体ガイド部による前記媒体への押圧力を変化させる媒体押圧力調整部と、を設け、
    前記媒体押圧力調整部は、
    前記媒体ガイド部を回転可能に支持する回転支持部の少なくとも一方の端部に設けられ、前記媒体ガイド部を、前記媒体を押圧する方向に付勢する付勢バネと、
    前記媒体幅ガイドの移動量に連動して回転するカムと、を有し、
    前記カムを回転させ、前記付勢バネにより前記押圧力を変化させ、
    前記媒体幅が広くなるにつれて、前記押圧力を増加させることを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置であって、
    前記媒体ガイド部は、搬送される前記媒体を押圧する方向に付勢されながら回転可能に支持される回転支持部により支持されることを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項1に記載の媒体搬送装置であって、
    前記媒体ガイド部は、前記搬送路を媒体搬送方向に進むにつれ狭くする傾斜部を備えたことを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 請求項1に記載の媒体搬送装置であって、
    前記検出部は、前記移動量に応じて検出する検出値を複数有し、前記複数の検出値に応じて前記第1の搬送部の搬送速度を制御することを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 媒体を供給する媒体供給ユニットと、供給された前記媒体に印刷を行う印刷ユニットと、を備えた画像形成装置であって、
    請求項1ないし請求項4に記載の媒体搬送装置の、前記第1の搬送部を前記媒体供給ユニット側に設け、前記第2の搬送部を前記印刷ユニット側に設けたことを特徴とする画像形成装置。
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