JP2003237966A - 給送装置及び記録装置 - Google Patents

給送装置及び記録装置

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JP2003237966A
JP2003237966A JP2002040089A JP2002040089A JP2003237966A JP 2003237966 A JP2003237966 A JP 2003237966A JP 2002040089 A JP2002040089 A JP 2002040089A JP 2002040089 A JP2002040089 A JP 2002040089A JP 2003237966 A JP2003237966 A JP 2003237966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給送ローラと前段規制部材との隙間を一定に
保ち、安定した給送性能を有する給送装置及び記録装置
を提供する。 【解決手段】 分離手段に保持するホルダに配されホル
ダに対して前段規制部材の回動を規制する第1の規制部
材と、装置本体に配され装置本体に対して前段規制部材
の回動を規制する第2の規制部材と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、コンピュータ、あるいはワープロ等の情報処理機器
に用いられる記録装置において、記録媒体を1枚ずつ分
離して給送する給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置に備えられた給紙装
置として、図14に特開昭64−209447号公報に
記載された給紙装置を示す。図14において、101は
給紙ローラ、102は給紙ローラ101に付勢される摩
擦部材である。そして、給紙ローラ101、摩擦部材1
02、記録シートSとの摩擦力の差により、記録シート
Sを1枚ずつ分離して給紙する。このとき、給紙ローラ
101と記録シートSとの摩擦係数をμ1、摩擦部材1
02と記録シートSとの摩擦係数をμ2、記録シート同
士S1、S2との摩擦係数をμ3とすると、μ1>μ2
>μ3の関係が成り立つように摩擦部材102の摩擦係
数は設定されている。
【0003】給紙ローラ101と摩擦部材102との挟
持部に最上位の記録シートS1が1枚のみ送り込まれる
と、μ1>μ2であるため、摩擦力の差により記録シー
トS1のみ給紙される。
【0004】また、給紙ローラ101と摩擦部材102
との挟持部に記録シートSが2枚送り込まれると、μ1
>μ2>μ3であるため、摩擦力の差で記録シート間で
滑りが生じ、最上位の記録シートS1のみ給紙される。
2枚目の記録シートS2は摩擦部材102により進行を
妨げられる。
【0005】また、図15に特開昭62−105834
号公報に記載された給紙装置を示す。図15において、
201は給紙ローラ、202は給紙ローラ201に圧接
される分離ローラである。分離ローラ202にトルクリ
ミッタを設け、トルクリミッタの制動トルクにより記録
シートSを1枚ずつ分離して給紙する。このとき、給紙
ローラ201と記録シートSとの摩擦係数をμ4、分離
ローラ202と記録シートSとの摩擦係数をμ5、記録
シートS同士の摩擦係数をμ6、トルクリミッタの制動
トルクをT1、分離ローラ202の圧接力をN、分離ロ
ーラ202の半径をrとすると、 μ4≧μ5>μ6 μ5×N>T1/r>μ6×N の関係が成り立つように各設計値は設定されている。
【0006】給紙ローラ201と分離ローラ202との
挟持部に最上位の記録シートS1が1枚のみ送り込まれ
ると、記録シートS1を介して給紙ローラ201から分
離ローラ202に作用する回転トルクがトルクリミッタ
の制動力T1を超える所定値以上となり、分離ローラ2
02は給紙ローラ201の回転に従動して記録シートS
1は給紙される。また、給紙ローラ201と分離ローラ
202との挟持部に記録シートS1、S2が2枚送り込
まれると、記録シートS1、S2間で滑りが生じ、給紙
ローラ201から分離ローラ202に作用する回転トル
クがトルクリミッタの制動力T1よりも小さくなって分
離ローラ202の従動回転は阻止され、給紙ローラ20
1と当接する記録シートS1のみ給紙され、分離ローラ
202と当接する記録シートS2は停止した分離ローラ
202により進行を妨げられる。
【0007】しかしながら、図14に示す給紙装置にお
いて、給紙ローラ101と摩擦部材102との挟持部に
3枚以上の記録シートSが送り込まれると、μ1>μ3
であるため最上位の記録シートS1は搬送され、μ2>
μ3であるため3枚目の記録シートS3は摩擦部材10
2により進行を妨げられる。このとき2枚目の記録シー
トS2は、最上位の記録シートS1、3枚目の記録シー
トS3と接しており、2枚目の記録シートS2に対して
最上位の記録シートS1から作用する摩擦力と3枚目の
記録シートS3から作用する摩擦力とはほぼ同じである
ため、2枚目の記録シートS2を摩擦部材102により
確実に進行を妨げることはできない。図15に示す給紙
装置においても同様に、給紙ローラ201と分離ローラ
202との挟持部に3枚以上の記録シートSが送り込ま
れたときは、記録シートSを1枚分離して給紙すること
はできない。
【0008】これに対して、図16に給紙ローラ201
と分離ローラ202とのニップ部と給紙ローラ201と
積載手段203に積載された記録シートSとの圧接部と
の間に前段規制部材204を設け、給送ローラ201と
分離ローラ202との挟持部に3枚以上の記録シートが
送り込まないようにする給紙装置もある。給紙ローラ2
01との隙間Hが好適になるように、ベース部材205
や分離ローラ202を保持する不図示の分離ローラホル
ダに前段規制部材204を固定するよう構成されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では前段規制部材がベースや分離ローラホルダに固
定されているため、以下のような欠点があった。
【0010】給紙ローラ201には、積載手段を圧接す
る圧接力F1(約300gf〜500gf)と分離ロー
ラを付勢する付勢力F2(約100gf〜300gf)
とがかかるため、給紙ローラ201が撓んでしまうこと
があった。前段規制部材204をベースに固定する構成
においては、給紙ローラ201が撓むと給紙ローラ20
1と前段規制部材204との隙間が大きくなってしまっ
た。そのため、給紙ローラ201と分離ローラ202と
の挟持部に3枚以上の記録シートが送り込まれてしまう
ことがあった。
【0011】また、前段規制部材204を分離ローラホ
ルダに固定する構成においては、給紙ローラ201が撓
んでも、分離ローラ202、分離ローラホルダ、前段規
制部材204は給紙ローラ201に追従するため、給紙
ローラ201と前段規制部材204との隙間は変わらな
い。しかしながら、給紙ローラ201が撓んたときは、
前段規制部材204が給紙ローラ201の撓んでいない
ときの回転領域まで入り込んでしまい、給紙ローラ20
1と前段規制部材とが当接し給紙ローラのゴムが削れた
り、前段規制部材が破損してしまう可能性があった。
【0012】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
給送ローラと前段規制部材との隙間を一定に保ち、安定
した給送性能を有する給送装置及び記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る給紙装置の一態様は、記録シートを積
載するシート積載部と、前記シート積載部に積載された
記録シートを給送する給送ローラと、前記給送ローラに
より給送された記録シートを分離する分離手段と、装置
本体に回動自在に配され前記給送ローラとの隙間を規定
する前段規制部材と、前記前段規制部材を前記給送ロー
ラの方向へ付勢する第2の付勢手段と、前記ホルダに配
され前記ホルダに対して前記前段規制部材の回動を規制
する第1の規制部材と、装置本体に配され該装置本体に
対して前記前段規制部材の回動を規制する第2の規制部
材と、を備えることを特徴とする。
【0014】また、本発明に係る記録装置の一態様は、
記録ヘッドにより記録シートに記録を行う記録装置にお
いて、記録ヘッドを搭載するためのヘッド搭載部と、記
録シートを積載するシート積載部と、前記シート積載部
に積載された記録シートを給送する給送ローラと、前記
給送ローラにより給送された記録シートを分離する分離
手段と、装置本体に回動自在に配され前記分離手段を保
持するホルダと、前記ホルダを前記給送ローラの方向へ
付勢する第1の付勢手段と、前記ホルダに回動自在に配
され前記給送ローラとの隙間を規定する前段規制部材
と、前記前段規制部材を前記給送ローラの方向へ付勢す
る第2の付勢手段と、前記ホルダに配され前記ホルダに
対して前記前段規制部材の回動を規制する第1の規制部
材と、装置本体に配され該装置本体に対して前記前段規
制部材の回動を規制する第2の規制部材と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0015】以上の構成によれば、給送ローラと前段規
制部材との隙間を一定に保ち、安定した給送性能を有す
る給送装置及び記録装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】本発明に係る給送装置は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置の給送装置として使
用させるものであり、積載手段に積載された画像形成対
象としての紙、フィルム等のシートや、画像読み取り対
象としての原稿等のシートを1枚ずつ分離して給送し、
画像形成部や画像読み取り部に向けて搬送するものであ
る。本実施形態においては、画像形成対象としての紙等
のシートを画像形成部に搬送する画像形成装置を例にし
て説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態の給送装
置の全体斜視図、図2、図3は給送装置の断面図であ
る。図において、4は、両端部をベース部材1に回転自
在に軸支され、駆動源2の駆動を伝達手段3を介して伝
達することにより回転駆動する給送ローラである。給送
ローラ4により記録シートSを給送し、下流の搬送ロー
ラ5に向けて記録シートSを搬送する。給送ローラ4の
記録シートSと当接する部位はゴムや発泡ウレタンなど
の高摩擦部材が設けられている。図3に示すように、給
送ローラ4は、駆動源2や伝達手段3の駆動の切り替え
の構成を簡単にしてコストダウンすることと、使用者が
給送装置に記録シートをセットしやすくすることを目的
として、記録シートと当接する円弧部4aと積載手段に
積載された記録シートSと離間する小径部4bとを備え
た略D型形状である。
【0019】6は給送トレイで、記録シートを積載する
積載手段として機能する。7は付勢手段により給送ロー
ラ4の方向に付勢されベース1に回動自在に保持される
圧板である。給送ローラ4の軸上には圧板規制カム9が
配されている。圧板7には給送ローラ4の圧板規制カム
9と当接するカムフォロア7aが設けられている。圧板
規制カム9とカムフォロア7aにより圧板7の給送ロー
ラ4に対する当接、離間が行われる。また、圧板7には
記録シートSの幅方向を規制するサイドガイド16が設
けられている。
【0020】また、図4ないし図6に示すように、記録
シートの搬送方向に対して圧板7の下流側には、給送ロ
ーラ4と当接する分離ローラ10が配されている。分離
ローラ10と記録シートSとの摩擦係数はμ5である。
分離ローラ10は、分離ローラホルダ11に固定された
リミッタ軸12に軸支されている。リミッタ軸12には
リミッタバネ13が配され、所定以上の回転トルクT1
がかかったときに分離ローラ10はリミッタ軸12に対
して回転することができる。分離ローラホルダ11は回
転軸11aを中心にベース部材1に回動自在に軸支さ
れ、分離ローラ付勢手段14によって給送ローラ4側へ
付勢されている。また、分離ローラホルダ11には係合
部材11bが設けられ、係合部材11bがベース部材1
と当接することで分離ローラホルダ11の給送ローラ4
側への移動を規制している。分離ローラホルダ11には
回転軸15aを中心に回動可能な前段規制部材15が設
けられている。前段規制部材15は付勢手段17により
給送ローラ4側へ付勢されている。前段規制部材15に
は係合部15bが設けられており、係合部15bに対応
する位置に分離ローラホルダ11の規制部材11cとベ
ース部材1の規制部材1aが設けられている。係合部1
5b規制部材11cに当接することで、分離ローラホル
ダ11に対して前段規制部材15の揺動を一定の相対角
度で規制することができる。またベース1に対する前段
規制部材15の揺動を一定の相対角度で規制することが
できる。このとき、給送ローラ4と記録シートSとの摩
擦係数をμ4、記録シートS同士の摩擦係数をμ6、ト
ルクリミッタの制動トルクをT1、分離ローラ10の圧
接力をN、分離ローラ10の半径をrとすると、 μ4≧μ5>μ6 μ5×N>T1/r>μ6×N の関係が成り立つように各設計値は設定されている。
【0021】図7は、前述する給送装置が装着された画
像形成装置の斜視図である。図7において、18は画像
形成手段であるところの記録ヘッドである。19は、記
録ヘッドを搭載するためのキャリッジである。キャリッ
ジ19は、ガイド軸20により案内され、不図示の駆動
源の駆動により記録シートの幅方向に往復移動するよう
構成されている。記録ヘッド18を搭載したキャリッジ
19が往復移動しながら、記録ヘッド18により記録シ
ートSに画像を形成する。5は搬送ローラで、不図示の
シャーシに回転自在に軸支され、給送装置より給送され
た記録シートSを搬送する。21は、不図示の付勢手段
により搬送ローラ5に付勢されたピンチローラである。
【0022】次に図8〜図13により記録シートSを給
送する動作について説明する。
【0023】図8に示すように、イニシャル状態におい
て、圧板規制カム9のカム面9aが圧板7のカム面7a
と当接することにより給送ローラ4と圧板7は離間して
いる。このとき、分離ローラホルダ11は不図示の規制
手段によって規制されているため、分離ローラホルダ1
1に保持された分離ローラ10、前段規制部材15は給
送ローラ4の円弧部4aの回転軌跡から待避した位置に
いる。
【0024】給送装置が給送命令を受けると、図9に示
すように、駆動源2を駆動することにより給送ローラが
図9の時計回りに回転する。それと同時に、規制手段に
よる分離ローラホルダ11の規制が解除され、分離ロー
ラ付勢手段14により分離ローラホルダ11は回転軸1
1aを中心に回動し、分離ローラ10は給送ローラ4の
円弧部4aと当接する。前段規制部材15は付勢手段1
7により付勢され、係合部15bは分離ローラホルダ1
1の規制部材11cと当接しており、図10に示すよう
に、給送ローラ4の円弧部4aと前段規制部材15との
隙間H1は好適なものとなる。
【0025】圧板規制カム9のカム面9aと圧板7のカ
ム面7aとの当接が解除し、圧板バネ8により圧板7は
付勢され、給送ローラ4は圧板7に積載された記録シー
トSに当接する。そして給送ローラ4の回転により記録
シートSは給送される。前述のように給送ローラ4の円
弧面4aと前段規制部材15との隙間H1は好適な値と
なっているため、給送ローラ4により3枚以上の記録シ
ートSが給送されても、前段規制部材15により給送ロ
ーラ4と分離ローラ10との挟持部に3枚以上の記録シ
ートSが送り込まれることはない。
【0026】また、図11に示すように、給送ローラ4
に圧板バネ8の付勢力F1(約300gf〜500g
f)と分離ローラ付勢手段14の付勢力F2(約100
〜300gf)とがかかり給送ローラ4が撓んでも、分
離ローラ付勢手段14により分離ローラ10は給送ロー
ラ4の円弧面4aと当接する。また、分離ローラホルダ
11に取り付けられた前段規制部材15も移動するた
め、給送ローラ4と前段規制部材15との隙間H2も前
述するH1と同等の距離を確保することができる。この
ように、給紙ローラ4が撓んでも給送ローラ4と前段規
制部材15との隙間は好適な値H2であるため、給送ロ
ーラ4により3枚以上の記録シートを給送されても、前
記檀規制部材15により給送ローラ4と分離ローラ10
との挟持部に3枚以上の記録シートSが送り込まれるこ
とはない。
【0027】また、分離ローラホルダ11の回動範囲は
分離ローラホルダ11の係合部11bがベース部材1と
当接する位置で決まるが、前述したように給送ローラ4
が撓んだときにも分離ローラ10と給送ローラ4の円弧
部4aが圧接する構成であるため、給送ローラ4が撓ん
でいないときの給送ローラ4の円弧部4aの回転軌跡の
内側まで前段規制部材15は回動しなければならない。
そのため、図12に示すように、給送開始時に不図示の
規制手段の規制が解除されたときに、分離ローラ付勢手
段14により分離ローラホルダ11は回転軸11aを中
心に分離ローラホルダ11の係合部11bがベース部材
1と当接する最大回動範囲の位置まで回動する。その
際、分離ローラ10は給送ローラ4の円弧部4aの回転
軌跡の内側にあるが、前段規制部材15の係合部15b
がベース部材1の規制部材1aによって規制される。そ
のため、前段規制部材15が給送ローラ4の円弧部4a
の回転軌跡よりも内側に入ることはなく、給送ローラ4
と前段規制部材15が接触して給送ローラ4のゴムの削
れや、前段規制部材15の破壊は発生しない。
【0028】また、図13に示すように、前段規制部材
の回転軸15aは記録シートの搬送路の略延長線上にあ
る。そのため、記録シートSが給送ローラ4の円弧部4
aと前段規制部材15との隙間から外れ記録シートSの
先端が前段規制部材15に当接したり、給送ローラ4に
より給送される3枚目以降の記録シートSの先端が前段
規制部材15と当接しても、前段規制部材15は記録シ
ート搬送方向に力を受けるが、前段規制部材15は回転
軸15aを中心とした回転モーメントを受けることはな
く、給送ローラ4と前段規制部材15との隙間H1は好
適に保たれる。
【0029】給送ローラ4と分離ローラ10との挟持部
に記録シートS1が1枚のみ送り込まれると、記録シー
トS1を介して給送ローラ4から分離ローラ10に作用
する回転トルクがトルクリミッタの制動力T1を超える
所定値以上となり、分離ローラ10は給送ローラ4の回
転に従動して記録シートS1は給送される。また、給紙
ローラ4と分離ローラ10との挟持部に記録シートS
1、S2が2枚送り込まれると、記録シートS1、S2
間で滑りが生じ、給紙ローラ4から分離ローラ10に作
用する回転トルクがトルクリミッタの制動力T1よりも
小さくなって分離ローラ10の従動回転は阻止され、給
送ローラ4と当接する記録シートS1のみ搬送され、分
離ローラ10と当接する記録シートS2は停止した分離
ローラ10により進行を妨げられる。
【0030】その後、圧板7が給送ローラ4から離間
し、ついで分離ローラ10が給送ローラ4から離間し、
給送ローラ4が回転開始の位置から360度回転して停
止し、給送装置はイニシャル状態になる。
【0031】給送装置より搬送された記録シートは、搬
送ローラによるステップ送りとキャリッジ19が往復移
動しながら記録ヘッド18による記録とを繰り返すこと
により画像が形成される。
【0032】以上説明したように、前段規制部材15を
分離ホルダ11に回動可能に構成し、前段規制部材15
の移動を規制する規制部材1aを設けたため、給送ローラ
4が撓んでも給送ローラ4と前段規制部材15との隙間
を一定に保つことができる。また、前段規制部材15が
給送ローラ4の円弧部4aの回転軌跡よりも内側に入る
ことはなく、前段規制部材15が給送ローラ4と当接す
ることはない。また、前段規制部材の回転軸15aを記
録シートの搬送路の略延長線上に設けたため、前段規制
部材15は回転軸15aを中心とした回転モーメントを
受けることはない。そのため、給送ローラ4と前段規制
部材15との隙間を一定に保つことができる。
【0033】尚、本実施形態では、分離手段に分離ロー
ラを用いた構成を示したが、分離手段に摩擦部材を用い
た構成をとっても同様の効果を得ることができる。
【0034】また、前述した給送装置は画像形成に用い
る場合のみならず、例えば複数枚の原稿を給送して画像
を読み取る画像読取装置にも好適に用いることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば給
送ローラと前段規制部材との隙間を一定に保ち、安定し
た給送性能を有する給送装置及び記録装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の給送装置の全体斜
視図である。
【図2】給送装置の断面図である。
【図3】給送装置の断面図である。
【図4】分離部の構成を説明する斜視図である。
【図5】分離部の構成を説明する斜視図である。
【図6】分離部の構成を説明する斜視図である。
【図7】画像形成装置の全体斜視図である。
【図8】給送装置の動作を説明する図である。
【図9】給送装置の動作を説明する図である。
【図10】給送装置の動作を説明する図である。
【図11】給送装置の動作を説明する図である。
【図12】給送装置の動作を説明する図である。
【図13】給送装置の動作を説明する図である。
【図14】従来例の給紙装置を説明する図である。
【図15】従来例の給紙装置を説明する図である。
【図16】従来例の給紙装置を説明する図である。
【符号の説明】
1 ベース部材 2 駆動源 3 伝達手段 4 給送ローラ 5 搬送ローラ 6 給送トレイ 7 圧板 8 圧板バネ 9 圧板規制カム 10 分離ローラ 11 分離ローラホルダ 12 リミッタ軸 13 リミッタバネ 14 分離ローラ付勢手段 15 前段規制部材 16 サイドガイド 17 付勢手段 18 記録ヘッド 19 キャリッジ 20 ガイド軸 21 ピンチローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートを積載するシート積載部と、 前記シート積載部に積載された記録シートを給送する給
    送ローラと、 前記給送ローラにより給送された記録シートを分離する
    分離手段と、 装置本体に回動自在に配され前記分離手段を保持するホ
    ルダと、 前記ホルダを前記給送ローラの方向へ付勢する第1の付
    勢手段と、 前記ホルダに回動自在に配され前記給送ローラとの隙間
    を規定する前段規制部材と、 前記前段規制部材を前記給送ローラの方向へ付勢する第
    2の付勢手段と、 前記ホルダに配され前記ホルダに対して前記前段規制部
    材の回動を規制する第1の規制部材と、 装置本体に配され該装置本体に対して前記前段規制部材
    の回動を規制する第2の規制部材と、 を備えたことを特徴とする給送装置。
  2. 【請求項2】 前記前段規制部材の回動中心は、前記給
    送ローラに給送される記録シートの搬送方向の略延長線
    上にあることを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
  3. 【請求項3】 前記分離手段は摩擦部材であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の給送装置。
  4. 【請求項4】 前記分離手段はトルクリミッタを備える
    分離ローラであることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の給送装置。
  5. 【請求項5】 記録ヘッドにより記録シートに記録を行
    う記録装置において、 記録ヘッドを搭載するためのヘッド搭載部と、 記録シートを積載するシート積載部と、 前記シート積載部に積載された記録シートを給送する給
    送ローラと、 前記給送ローラにより給送された記録シートを分離する
    分離手段と、 装置本体に回動自在に配され前記分離手段を保持するホ
    ルダと、 前記ホルダを前記給送ローラの方向へ付勢する第1の付
    勢手段と、 前記ホルダに回動自在に配され前記給送ローラとの隙間
    を規定する前段規制部材と、 前記前段規制部材を前記給送ローラの方向へ付勢する第
    2の付勢手段と、 前記ホルダに配され前記ホルダに対して前記前段規制部
    材の回動を規制する第1の規制部材と、 装置本体に配され該装置本体に対して前記前段規制部材
    の回動を規制する第2の規制部材と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 前記前段規制部材の回動中心は、前記給
    送ローラに給送される記録シートの搬送方向の略延長線
    上にあることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記分離手段は摩擦部材であることを特
    徴とする請求項5又は6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記分離手段はトルクリミッタを備える
    分離ローラであることを特徴とする請求項5又は6に記
    載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、インクを吐出可能な
    インクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求
    項5ないし8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
    ンクの吐出に利用される熱エネルギーを発生する電気熱
    変換体を備えたことを特徴とする請求項9に記載の記録
    装置。
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WO2015040901A1 (ja) * 2013-09-17 2015-03-26 沖電気工業株式会社 媒体繰出装置及び媒体取引装置
JP2016108079A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置
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