JP7055852B1 - ロータヨーク及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】打ち出し加工によりリラクタを形成する場合であっても、ロータヨークの回転位置の検出精度の低下を抑制できるロータヨーク及び回転電機を提供する。【解決手段】本発明のロータヨーク3は、ステータ10の周囲を取り囲む周壁部24を有し、ステータ10に対して回転軸線O回りに回転可能に支持されているロータヨーク本体20と、周壁部24を内側面24aから周壁部24の径方向外側に向かって突出されるとともに、周壁部24の外側面24bに周方向に間隔をあけて配置された複数のリラクタ25と、を備え、リラクタ25は、回転軸線方向から見て、径方向外側に向かうに従い先細りに形成されており、周壁部24の径方向の厚さをH1とし、リラクタ25の径方向の突出高さをH2としたとき、厚さH1及び高さH2は、H2/H1≧0.5を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータヨーク及び回転電機に関する。
従来、周方向に間隔を置いて複数形成されたリラクタを有するロータヨーク(フライホイール)を備えた回転電機(磁石発電機)が知られている。ロータヨークは、ステータの周囲を取り囲む円筒部を有する。この円筒部の外周面にリラクタが形成されている一方、円筒部の内周面にマグネットが設けられている。
この種の回転電機におけるロータヨークの回転位置は、ロータヨークの径方向でリラクタと対向するパルス発生器(信号発電子)によって検出される。ロータヨークの回転により、リラクタがパルス発生器の前を横切ると、パルス発生器からパルス信号(信号電圧)が発生される。このパルス信号を利用してロータヨークの回転位置が検出される。
ここで、リラクタの幅を狭く、かつ突出高さを高くする程、ロータヨークの回転位置の検出精度を向上させることができる。リラクタの幅を狭くすることで、パルス波形の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間の幅を狭くできるし、リラクタの突出高さを高くすることで、このパルス発生器によるリラクタの検出精度を高めることができるからである。
特許第4246209号公報
ところで、リラクタの形成方法としては、鍛造加工や切削加工の他、打ち出し加工等が挙げられる。打ち出し加工は、ロータヨークの円筒部を内側から金型を用いて打ち出してリラクタを形成する方法である。打ち出し加工は、鍛造加工や切削加工と比較して、リラクタを形成する費用を低く抑えられるという利点がある。
しかしながら、打ち出し加工によりリラクタを形成する場合、ロータヨーク材料のファイバー切れ及び打ち出し加工に用いる金型の強度を確保するためには、鍛造加工や切削加工によりリラクタを形成する場合と比較してリラクタの幅を広くかつリラクタの突出高さを低くせざるを得なかった。このため、打ち出し加工によりリラクタを形成する場合には、ロータヨークの回転位置の検出精度が低下するという点で課題が残されていた。
そこで、本発明は、打ち出し加工によりリラクタを形成する場合であっても、ロータヨークの回転位置の検出精度の低下を抑制できるロータヨーク及び回転電機を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係るロータヨークは、ステータの周囲を取り囲む周壁部を有し、前記ステータに対して回転軸線回りに回転可能に支持されているロータヨーク本体と、前記周壁部を内側面から前記周壁部の径方向外側に向かって突出されるとともに、前記周壁部の外側面に周方向に間隔をあけて配置された複数のリラクタと、前記周壁部の前記内側面に前記複数のリラクタが形成される位置に対応するように形成される複数のリラクタ凹部と、を備え、前記リラクタは、前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細りに形成されており、前記周壁部の前記径方向の厚さをH1とし、前記リラクタの前記径方向の突出高さをH2としたとき、厚さH1及び突出高さH2は、H2/H1≧0.5を満足するとともに、前記リラクタは、前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細るように形成された基端部と、前記回転軸線方向から見て、前記基端部の前記径方向外側の端部から前記径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成された長方形部と、を備え、前記リラクタ凹部は、前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細るように形成された基端凹部と、前記回転軸線方向から見て、前記基端凹部の前記径方向外側から前記径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成された長方形凹部と、を備えることを特徴する。
上記の課題を解決するために、本発明に係る回転電機は、上記のロータヨークと、前記回転軸線を中心軸線とする回転軸と、前記回転軸を挿入されるように環状に形成されるとともに、前記ロータヨークを外挿された前記ステータと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、打ち出し加工によりリラクタを形成する場合であっても、ロータヨークの回転位置の検出精度の低下を抑制できる。
本発明の実施形態に係る回転電機の断面図。 本発明の実施形態に係るロータヨークの平面図。 本発明の実施形態に係るリラクタを拡大した平面図。 本発明の第1変形例に係るリラクタを拡大した平面図。 本発明の参考例に係るリラクタを拡大した平面図
(回転電機)
次に、本発明の実施形態に係る回転電機1について、図1から図5を参照して説明をする。
図1は、回転電機1の断面図である。
図1に示すように、回転電機1は、例えば自動二輪車に用いられ、発電機の機能と、スタータモータの機能とが一体化されている。回転電機1は、回転軸2と、回転軸2を挿入されるように環状に形成されたステータ10と、ステータ10の周囲を覆うように設けられるとともに、回転軸2と同期回転する円筒状のロータヨーク3と、を備えている。
回転軸2は、エンジンに固定されたクランクシャフトである。
以下の説明では、回転軸2の中心軸線を、回転軸線Oと称し、回転軸2の軸方向を「回転軸線方向」と称し、回転軸2の周方向を単に「周方向」と称し、回転軸2の径方向を単に「径方向」と称して説明する場合がある。
ステータ10は、不図示のエンジンブロックに固定されている。ステータ10は、ロータヨーク3内に配置されたステータコア11を有している。ステータコア11は、例えば電磁鋼板等の板材を軸線方向に積層して形成されたものであって、略円環状のステータ本体11aを有している。
ステータ本体11aの径方向略中央には、ロータヨーク3及び回転軸2との干渉を回避するため、逃げ孔11bが形成されている。また、ステータ本体11aには、ボルト挿通孔11cが周方向に沿って複数箇所形成されている。これらボルト挿通孔11cは、不図示のボルトが挿通されてステータ10をエンジンブロックに締結固定するためのものである。
ステータ本体11aの外周部には、径方向外側に向かって突出する複数のティース12が周方向に並んで設けられている。各ティース12には、インシュレータ13が装着されており、インシュレータ13の上から電機子コイル14が巻装されている。
(ロータヨーク)
図2は、ロータヨーク3の平面図である。
図1及び図2に示すように、ロータヨーク3は、フライホイールである。ロータヨーク3は、略円板状に形成されたベース部30と、ベース部30のステータ10側(図1における左側)に固定されたロータヨーク本体20と、を備えている。
ベース部30の径方向略中央には、ステータ10側に向かってボス部31が突出形成されている。ボス部31の径方向中央部には、貫通孔32が形成されている。また、ベース部30には、ボス部31よりも径方向外側に、複数の挿通孔34が形成されている。
貫通孔32には、回転軸2が挿入されている。貫通孔32の内周面には、キー溝32aが形成されている一方、回転軸2には、キー溝32aと係合する不図示のキーが設けられている。これにより、ベース部30と回転軸2は、相対回転不能となる。さらに、回転軸2の先端にナット等を螺入することにより、回転軸2にベース部30が固定される。
複数の挿通孔34は、周方向に等間隔に配置されている。挿通孔34は、ベース部30を厚さ方向に貫通するように形成されている。挿通孔34には、ロータヨーク本体20とベース部30とを固定するためのリベット35が挿入される。
(ロータヨーク本体)
ロータヨーク本体20は、磁性材からなる金属により有底筒状に形成されている。ロータヨーク本体20は、ステータ10に対して回転軸線O回りに回転可能に支持されている。ロータヨーク本体20は、底壁部21と、底壁部21の外周縁からベース部30とは反対側に軸方向に沿って屈曲延出された周壁部24と、を有している。
底壁部21には、径方向略中央に貫通孔22が形成されている。貫通孔22には、ベース部30のボス部31、及び回転軸2が挿入される。また、底壁部21には、ベース部30の挿通孔34に対応する位置に、厚さ方向に貫通する挿通孔23が形成されている。
挿通孔34,23にリベット35を挿入し、リベット35の先端を座屈変形させることにより、ロータヨーク本体20とベース部30とが一体化される。
周壁部24は、ステータ10の周囲を径方向外側から取り囲んでいる。周壁部24には、内周面側に複数極に磁化された永久磁石4が周方向に磁極が順番に変わるように設けられている。永久磁石4としては、例えばフェライト磁石が使用されている。しかしながらこれに限られるものではなく、希土類磁石を用いることもできる。また、周壁部24には、外周面側にリラクタ25が突出形成されている。
(リラクタ)
リラクタ25は、回転軸2(クランクシャフト)と一体となって回転するロータヨーク3の回転位置を検出することにより、エンジンの点火時期などを検出するためのものである。リラクタ25は、後述のパルス発生器5と共に用いられる。リラクタ25は、周壁部24の外側面24bに、周方向に等間隔で複数配置されている。
図3は、リラクタ25を拡大した平面図である。
図3に示すように、リラクタ25は、不図示の金型を用いて周壁部24を内側面24a側から径方向外側に向かって打ち出すことにより形成されている。リラクタ25は、周壁部24の内側面24aから径方向外側に向かって突出形成されている。リラクタ25を形成することにより、内側面24a側にリラクタ凹部26が形成される。このリラクタ凹部26とリラクタ25の外側面との間の厚さがリラクタ25の径方向の厚さとなる。
リラクタ25は、回転軸線方向から見て、径方向外側に向かうに従い先細りに形成されている。リラクタ25における周方向に対向する一対の側面25cは、回転軸線方向から見て互いに接近する方向に向かって凸となるように湾曲している。
この場合、回転電機1は、リラクタ25Aが急激に立ち上がることをより確実に抑制できる。これにより、回転電機1は、ロータヨーク本体20を形成する材料のファイバー切れが生じることをより確実に抑制できる。
ここで、周壁部24の径方向の厚さをH1とし、リラクタ25の径方向の突出高さをH2としたとき、厚さH1は、例えば3.2mmであり、高さH2は、例えば1.6mm以上である。このため、厚さH1及び高さH2は、
H2/H1≧0.5 ・・・(1)
を満足している。
さらに、リラクタ25の最小厚さをH3としたとき、厚さH1及び最小厚さH3は、
H3/H1≧0.5 ・・・(2)
を満足している。
また、リラクタ25の基端部25a(径方向で周壁部24側の端部)の周方向の幅は、例えば4.0mmである。リラクタ25の先端部25b(径方向で周壁部24とは反対側の端部)の周方向の幅は、例えば2.5mmである。
図1に示すように、パルス発生器5は、ロータヨーク本体20の周壁部24の外周面に形成されたリラクタ25に対向するように配置されている。そして、リラクタ25のエッジ部(角部)がパルス発生器5を横切ることで、このパルス発生器5からパルス信号(正電圧パルスと負電圧パルス)を発生させ、これを不図示の制御部(CDIユニットなど)が受信する。これにより、エンジンの回転速度情報や回転軸2の回転角度情報、ロータヨーク3の回転位置等の各種情報を得ることができる。例えば、エンジンの点火時期は、リラクタ25とパルス発生器5によって得られたエンジンの回転速度情報や回転軸2の回転角度情報に基づいて制御される。
より具体的には、パルス発生器5から発せられたパルス波形における立ち上がりのエッジと立ち下がりのエッジとの中間点をみることにより、上述した各種情報を取得している。検出精度を向上させるためには、リラクタ25の周方向の幅をより狭くする必要がある。
(作用効果)
本実施形態のロータヨーク3において、リラクタ25は、回転軸線方向から見て、径方向外側に向かうに従い先細りに形成されている。
この構成によれば、打ち出し加工によってリラクタ25を形成し易くなる。一般的に、打ち出し加工によりリラクタ25を形成する場合、鍛造加工や切削加工によってリラクタ25を形成する場合と比較してリラクタ25のエッジ部にバリ等が生じにくいことが知られている。このため、バリ取り等の追加工を施すことなくリラクタ25を形成できる。追加工の必要がないので、従来用いられている材質でロータヨーク3を製造できる。
ところで、打ち出し加工によりリラクタ25を形成する場合、リラクタ25は周壁部24から径方向外側に急激に立ち上がり、リラクタ25の基端部25aにおいてロータヨーク本体20を形成する材料のファイバー切れが生じやすくなることが知られている。
リラクタ25は、径方向外側に向かうに従い先細りに形成されているため、リラクタ25の基端部25aの形状が緩やかに立ち上がるようになっている。これにより、ロータヨーク3は、リラクタ25が急激に立ち上がることを抑制できる。したがって、ロータヨーク3は、ロータヨーク本体20を形成する材料のファイバー切れが生じることを抑制できる。
また、打ち出しに用いられる金型を径方向外側に向かうに従い先細りに形成できる。このため、回転軸線方向から見て、金型が長方形状に形成される場合と比較して、打ち出し時に損傷することを抑制できる。
また、リラクタ25は、径方向外側に向かうに従い先細りに形成されているため、径方向外側に向かうに従い、周方向の幅が狭くなっている。パルス信号の立ち上がりから立ち下がりまでの幅を狭くできる。この結果、ロータヨーク3の回転位置の検出精度を高めることができる。
周壁部24の径方向の厚さH1及びリラクタ25の径方向の突出高さH2は、
H2/H1≧0.5 ・・・(3)
を満足している。
一般的に、リラクタ25の突出高さH1が高いほど、ロータヨーク3の回転位置の検出精度が向上することが知られている。この構成によれば、ロータヨーク3は、打ち出し加工によりリラクタ25を形成する場合であっても、リラクタ25の突出高さH1を十分に確保できる。したがって、ロータヨーク3の回転位置の検出精度の低下を抑制できる。
本実施形態のロータヨーク3において、周壁部24の厚さH1は、例えば3.2mmであり、リラクタ25の突出高さH2は、例えば1.6mm以上である。
この構成によれば、ロータヨーク3は、打ち出し加工によりリラクタ25を形成する場合であっても、リラクタ25の突出高さH1を十分に確保できる。したがって、ロータヨーク3の回転位置の検出精度の低下を抑制できる。
本実施形態のロータヨーク3では、リラクタ25における周方向に対向する一対の側面25cは、回転軸線方向から見て互いに接近する方向に向かって凸となるように湾曲している。
この構成によれば、リラクタ25における一対の側面25cは、湾曲しているので、局所的な応力がかかりにくく、リラクタの剛性を高めることができる。
また、一対の側面25cは、回転電機1は、リラクタ25が急激に立ち上がることを防止しつつ、リラクタ25の先端のエッジを立てることができる。このため、パルス発生器5によるパルス波形を、立ち上がりのエッジと立ち下がりのエッジとがはっきりする矩形にすることができる。この結果、ロータヨーク3の回転位置の検出精度をより高めることができる。また、ロータヨーク本体20を形成する材料のファイバー切れが生じることをより確実に抑制できる。
また、一般的に、打ち出し加工においてリラクタ25を形成する場合、リラクタ25の突出高さを高くしようとすると、周壁部24の肉が引き延ばされて薄くなる傾向にある。これに対して、本実施形態のロータヨーク3では、径方向外側に向かうに従い先細りに形成されている。このため、周壁部24の径方向の厚さH1及びリラクタ25の最小厚さH3は、
H3/H1≧0.5 ・・・(4)
を満足している。
この構成によれば、ロータヨーク3は、リラクタ25における最小厚さH3の箇所の強度を向上できる。これにより、ロータヨーク3は、リラクタ25を打ち出し加工する際に、リラクタ25が最小厚さH3の箇所でリラクタ25が損傷することを抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
上述の実施形態では、リラクタ25における一対の側面25cは、回転軸線方向から見て互いに接近する方向に向かって凸となるように湾曲している。
場合について説明したが、これに限られない。
リラクタ25における一対の側面25cは、回転軸線方向から見て互いに離間する方向に向かって凸となるように湾曲していてもよい。
この他、リラクタ25の形状は、径方向外側に向かうに従い先細りに形成されていれば種々変更可能である。以下、リラクタ25の変形例について具体的に説明する。
[第1変形例]
図4は、第1変形例に係るリラクタ25Aを拡大した平面図である。
図4に示すように、リラクタ25Aは、周壁部24の外側面24bに設けられた台形部25A1と、台形部25A1の径方向外側の端部(先端)に設けられた長方形部25A2と、を備えてもよい。台形部25A1は、回転軸線方向から見て、径方向外側に向かうに従い先細る台形状に形成されている。長方形部25A2は、回転軸線方向から見て、台形部25A1の径方向外側の端部から径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成されている。リラクタ凹部26Aは、リラクタ25Aと同様に、径方向内側から台形部26A1と、長方形部26A2と、を備える形状に形成されている。
したがって、上述の第1変形例によれば、前述の実施形態と同様の効果を奏する。また、回転軸線方向から見て、リラクタ25Aの先端部25bが鋭角に先細ることを抑制できる。これにより、ロータヨーク3は、リラクタ25Aの先端部25bの強度を向上できる。
参考例]
図5は、参考例に係るリラクタ25Bを拡大した平面図である。
図5に示すように、リラクタ25Bは、回転軸線方向から見て台形状に形成されていてもよい。リラクタ凹部26Bは、リラクタ25Bと同様に、回転軸線方向から見て台形状に形成されている。
この場合、リラクタ25Bを打ち出し形成するために用いる金型を回転軸線方向から見て台形状に形成すればよい。
したがって、上述の参考例によれば、前述の実施形態と同様の効果を奏する。また、金型を容易に形成できるので、リラクタ25Bをより簡単に製造することができる。これにより、作業性を向上できるとともに、ロータヨーク3の製造費を削減することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせても構わない。
1…回転電機、2…回転軸、3…ロータヨーク、4…永久磁石、5…パルス発生器、10…ステータ、11…ステータコア、11a…ステータ本体、11b…逃げ孔、11c…ボルト挿通孔、12…ティース、13…インシュレータ、14…電機子コイル、20…ロータヨーク本体、21…底壁部、22…貫通孔、23…挿通孔、24…周壁部、24a…内側面、24b…外側面、25…リラクタ、25a…基端部、25b…先端部、25c…側面、25A…リラクタ、25A1…台形部、25A2…長方形部、25B…リラクタ、26…リラクタ凹部、26A…リラクタ凹部、26A1…台形部、26A2…長方形部、26B…リラクタ凹部、30…ベース部、31…ボス部、32…貫通孔、32a…キー溝、34…挿通孔、35…リベット、O…回転軸線

Claims (7)

  1. ステータの周囲を取り囲む周壁部を有し、前記ステータに対して回転軸線回りに回転可能に支持されているロータヨーク本体と、
    前記周壁部を内側面から前記周壁部の径方向外側に向かって突出されるとともに、前記周壁部の外側面に周方向に間隔をあけて配置された複数のリラクタと、
    前記周壁部の前記内側面に前記複数のリラクタが形成される位置に対応するように形成される複数のリラクタ凹部と、
    を備え、
    前記リラクタは、前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細りに形成されており、
    前記周壁部の前記径方向の厚さをH1とし、前記リラクタの前記径方向の突出高さをH2としたとき、厚さH1及び突出高さH2は、
    H2/H1≧0.5
    を満足するとともに、
    前記リラクタは、
    前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細るように形成された基端部と、
    前記回転軸線方向から見て、前記基端部の前記径方向外側の端部から前記径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成された長方形部と、を備え、
    前記リラクタ凹部は、
    前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細るように形成された基端凹部と、
    前記回転軸線方向から見て、前記基端凹部の前記径方向外側から前記径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成された長方形凹部と、を備えることを特徴するロータヨーク。
  2. ステータの周囲を取り囲む周壁部を有し、前記ステータに対して回転軸線回りに回転可能に支持されているロータヨーク本体と、
    前記周壁部を内側面から前記周壁部の径方向外側に向かって突出されるとともに、前記周壁部の外側面に周方向に間隔をあけて配置された複数のリラクタと、
    前記周壁部の前記内側面に前記複数のリラクタが形成される位置に対応するように形成される複数のリラクタ凹部と、
    を備え、
    前記リラクタは、前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細りに形成されており、
    前記周壁部の前記径方向の厚さは、3.2mmであり、
    前記リラクタの前記径方向の突出高さは、1.6mm以上であるとともに、
    前記リラクタは、
    前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細るように形成された基端部と、
    前記回転軸線方向から見て、前記基端部の前記径方向外側の端部から前記径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成された長方形部と、を備え、
    前記リラクタ凹部は、
    前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細るように形成された基端凹部と、
    前記回転軸線方向から見て、前記基端凹部の前記径方向外側から前記径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成された長方形凹部と、を備えることを特徴するロータヨーク。
  3. 前記リラクタにおける前記周方向に対向する一対の側面は、前記回転軸線方向から見て湾曲していることを特徴する請求項1または請求項2に記載のロータヨーク。
  4. 前記一対の側面は、前記回転軸線方向から見て互いに接近する方向に向かって凸となるように湾曲していることを特徴とする請求項3に記載のロータヨーク。
  5. 前記リラクタは、
    前記回転軸線方向から見て、前記径方向外側に向かうに従い先細る台形状に形成された台形部と、
    前記回転軸線方向から見て、前記台形部の前記径方向外側の端部から前記径方向に沿って直線状に延びる長方形状に形成された長方形部と、
    を備えることを特徴する請求項1または請求項2に記載のロータヨーク。
  6. 前記周壁部の前記径方向の厚さをH1とし、前記リラクタの最小厚さをH3としたとき、厚さH1及び最小厚さH3は、
    H3/H1≧0.5
    を満足することを特徴する請求項1から請求項のいずれか1項に記載のロータヨーク。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のロータヨークと、
    前記回転軸線を中心軸線とする回転軸と、
    前記回転軸を挿入されるように環状に形成されるとともに、前記ロータヨークを外挿された前記ステータと、
    を備えることを特徴とする回転電機。
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