JP7055735B2 - 油脂分阻集器 - Google Patents

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Description

本発明は、被処理水から油脂分を阻集する油脂分阻集器に関する。
この種の油脂分阻集器は、例えば、特許文献1、2に示すように、厨房排水等の排水(被処理水の一例)から油脂分を比重差で浮上分離する浮上分離槽と、浮上分離槽に排水を流入させる流入部と、油脂分を浮上分離した後の排水(処理済水の一例)を浮上分離槽から流出させる流出部と、を備えて構成されている。流入部にて浮上分離槽に流入させた排水を、浮上分離槽にて一定時間滞留させることで排水の温度低下による油脂分の凝固を伴って排水から油脂分を浮上分離させ、油脂分を浮上分離した後の排水を流出部にて浮上分離槽から流出させることができる。特に、浮上分離槽は、定期的に清掃等のメンテナンスが行われる。
ところで、油脂分阻集器は、衛生上及び維持管理上の観点から厨房外に設置することが多い。このように油脂分阻集器を厨房外に設置すると、厨房内の排水箇所等から油脂分阻集器の流入部までの排水距離が長くなり、排水勾配に起因して油脂分阻集器の浮上分離槽の設置深さが深くなる。厨房面積の広い厨房の場合はその影響は顕著であり、油脂分阻集器の浮上分離槽の設置深さ(油脂分阻集器が埋設状態で設置される上部床部の上面から浮上分離槽までの深さ)が2m近い深さとなるケースもある。
そこで、このような場合には、上部に開口部を有する深型の本体槽の下部に浮上分離槽が配置された油脂分阻集器が用いられている。
実用新案登録第3193042号 特開2015-077531号公報
上記のような油脂分阻集器は、浮上分離槽が深型の本体槽の下部に配置されているので、油脂分阻集器が設置される上部床部の上面から浮上分離槽までの距離が遠くなり、作業者が浮上分離槽の清掃等のメンテナンスを行い難い不都合がある。
例えば、浮上分離槽内に設置したバスケット等の残渣受け部の清掃の際には、都度、作業者が上部床面から専用の治具を使って残渣受け部を引き上げなければならない。また、浮上分離槽内を高圧洗浄する際にも、上部床部の上面からの対応となり、清掃作業が行い難く、槽内への転落にも注意を要する。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、深型の本体槽を有しながら、作業者による浮上分離槽の清掃等のメンテナンスも容易に行える油脂分阻集器を提供する点にある。
提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、上部に開口部を有する深型の本体槽と、
前記本体槽の下部に配置され、被処理水から油脂分を比重差で浮上分離する浮上分離槽と、
前記浮上分離槽に被処理水を流入させる流入部と、
油脂分を浮上分離した後の処理済水を前記浮上分離槽から流出させる流出部と、
前記本体槽の上下中間部に前記浮上分離槽の上方を開放する状態で配置される中間床部と、
前記本体槽の上部の前記開口部を通じて前記本体槽の外部と前記中間床部との間での人の昇降移動を可能とする昇降部と、が備えられ、
前記本体槽は、その上部が施設内の床部の上面に露出する状態で、且つ、その下部が床下空間に配置される状態で前記床部に設置され、
前記本体槽の上部の前記開口部の外周縁には、略水平姿勢で鍔状に突出する突出板が備えられ、
前記本体槽は、前記突出板が施設内の前記床部の上面に載置支持される状態で設置され、前記本体槽の荷重が前記床部を支持する梁にて支持され、
更に、前記本体槽は、前記中間床部に降り立った作業者の荷重を支持可能なように、前記中間床部の下面に対して施設内の前記床下空間に設けられた中間床部用支持梁が当接する状態で設置されている点にある。
本構成によれば、本体槽の下部に配置された浮上分離槽に対して清掃等のメンテナンスを行う際、作業者が昇降部を使用し、本体槽の外部の上部床面(本体層の上面に相当する高さの面)から本体槽の上下中間部の中間床部に移動し、その中間床部に降り立つことができる。よって、本体槽の下部に配置された浮上分離槽に対する作業床を、上部床部よりも距離の近い中間床部とすることができ、浮上分離槽に対するメンテナンスを行い易くすることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記本体槽は、側面視において被処理水流れ方向の上流側で底部が一段浅く形成された二段底形状のボックス状に構成され、
前記本体槽において、底部が一段深い被処理水流れ方向の下流側の部位に前記浮上分離槽が配置され、底部の一段浅い被処理水流れ方向の上流側の部位に前記中間床部が配置され、
前記本体槽において底部が一段深い被処理水流れ方向の下流側の部位の外郭を構成する壁部のうち、被処理水流れ方向の上流側の壁部に前記流入部が形成されている点にある。
本発明の第特徴構成は、前記中間床部が、平面視において前記浮上分離槽に対して被処理水の流れ方向の上流側で隣接する位置に配置されている点にある。
本構成によれば、中間床部が被処理水の流れ方向の上流側で浮上分離槽の近くに配置されているので、中間床部を作業床として使用するメンテナンス作業において、浮上分離槽の上流側に配置されるバスケット等の残渣受け部の取り出し等を容易に行うことができる。また、本体槽の平面形状を被処理水の流れ方向に長い長方形等のシンプルな形状とすることができ、運搬性やコスト面に優れた油脂分阻集器を構成できる。
本発明の第特徴構成は、前記昇降部には、前記本体槽における前記開口部と前記中間床部との間の高さ位置に設置された1又は複数の昇降ステップが備えられ、
前記1又は複数の昇降ステップが、前記本体槽における前記中間床部の直上域内に納められている点にある。
本構成によれば、昇降部の昇降ステップが中間床部の直上域内に納められているので、作業者は中間床部に安全に降り立つことができる。そして、中間床部に降り立ってメンテナンス作業を行う際には、昇降ステップが設置されていない浮上分離槽の直上域を利用してメンテナンス作業を能率良く行うことができる。
本発明の第特徴構成は、前記昇降部には、前記本体槽における前記開口部と前記中間床部との間の高さ位置に設置された1又は複数の昇降ステップが備えられ、
前記1又は複数の昇降ステップが、前記本体槽における前記浮上分離槽の直上域に着脱自在に設置されている点にある。
本構成によれば、昇降部の昇降ステップを浮上分離槽の直上域に設置することで、昇降部を階段状に構成することができ、作業者は上部床面と中間床部との間での昇降移動を斜め方向に沿って少ない労力で行うことができる。そして、中間床部に降り立ってメンテナンス作業を行う際には、昇降ステップを取り外すことで、浮上分離槽の直上域を利用してメンテナンス作業を能率良く行うことができる。
第1実施形態の油脂分阻集器の側面断面図 第1実施形態の油脂分阻集器の平面図 第2実施形態の油脂分阻集器の側面断面図 第2実施形態の油脂分阻集器の平面図
本発明の油脂分阻集器の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1、図2に示すように、この油脂分阻集器10は、施設内等において厨房等から排水する排水路1の途中部位に備えられ、排水路1を流れる厨房排水等の排水DW(被処理水の一例)から油脂分F(図1参照)を阻集するように構成されている。油脂分Fが阻集された排水DW(処理済水の一例)は、下流の排水枡に排水されて下水本管等に放流される。この油脂分阻集器10は、例えば、その上部が施設内の床部2(上部床部の一例)の上面に露出する状態で、且つ、その下部が床下空間3に配置される状態で床部2に設置され、床下空間3において上流側及び下流側の排水路1が接続されている。
油脂分阻集器10には、上部に開口部11aを有する深型の本体槽11と、本体槽11の下部に配置されて排水DWから油脂分F(図2参照)を比重差で浮上分離する浮上分離槽12と、浮上分離槽12に排水DWを流入させる流入部13と、油脂分Fを浮上分離した後の排水DWを浮上分離槽12から流出させる流出部14とが備えられている。浮上分離槽12は、流入部13側から流出部14側に向かう被処理水流れ方向(図1中、左側から右側に向かう方向)に沿って排水DWが流れる間に油脂分Fを浮上分離するように構成されている。
更に、この油脂分阻集器10には、本体槽11の上下中間部において浮上分離槽12の上方を開放する状態で配置される中間床部15と、本体槽11の上部の開口部11aを通じて本体槽11の外部と中間床部15との間での人の昇降移動を可能とする昇降部16と、が備えられている。そのため、本体槽11の下部に配置された浮上分離槽12に対して清掃等のメンテナンスを行う際、作業者が昇降部16を使用して本体槽11の外部の床部2の上面から本体槽11の上下中間部の中間床部15に移動して降り立つことができ、床部2の上面よりも近い位置から浮上分離槽12のメンテナンスを容易に行うことができる。
以下、図1、図2に基づいて、油脂分阻集器10の各部の具体的構成について説明を加える。
(本体槽)
本体槽11は、平面視において被処理水流れ方向に長い長方形状で、且つ、側面視において被処理水流れ方向の上流側で底部が一段浅く形成された二段底形状のボックス状に構成されている。本体槽11において、底部が一段深い被処理水流れ方向の下流側(図中右側)の部位に浮上分離槽12が配置され、底部の一段浅い被処理水流れ方向の上流側(図中左側)の部位に中間床部15が配置されている。浮上分離槽12は、その全体が中間床部15よりも深い部位に配置されている。なお、図示は省略するが、本体槽11の上部の開口部11aには、着脱自在な開閉蓋が備えられる。
具体的には、本体槽11は、被処理水流れ方向の下流側でその全高に亘って略鉛直姿勢で延びる下流側壁板11A、その下流側壁板11Aの下端から上流側に略水平姿勢で延びる下流側底板11B、その下流側底板11Bの上流端から上方に向かって略鉛直姿勢で延びる上流側下壁板11C、その上流側下壁板11Cの上端から上流側に略水平姿勢で延びる上流側底板11D、その上流側底板11Dの上流端から上方に向かって略鉛直姿勢で延びる上流側上壁板11E、及び、左右の両側壁板11Fにて、上面を除く5つの面が覆われたボックス状に構成されている。そして、下流側壁板11Aの下側部位、下流側底板11B、上流側下壁板11C、及び、左右の両側壁板11Fの下側部位にて浮上分離槽12の外郭が構成されている。また、上流側底板11Dの上面にて中間床部15が構成されている。
本体槽11の上方の開口部11aの外周縁には、略水平姿勢で鍔状に突出する突出板11Gが備えられている。本体槽11は、鍔状の突出板11Gが床部2の上面に載置支持される状態で設置されており、本体槽11の荷重は、床部2を支持する梁4にて支持されている。また、本体槽11における中間床部15を構成する上流側底板11Dの下には、当該上流側底板11Dの下面の下流側の部位に当接する状態で、中間床部用支持梁5が備えられており、中間床部15に降り立った作業者の荷重を適切に支持することができる。
(浮上分離槽)
浮上分離槽12は、被処理水流れ方向の上流側から下流側に向かって、流入槽部12A、複数の油脂分浮上槽部12B,12C、流出槽部12Dが順番に備えられている。この浮上分離槽12は、流入槽部12Aにて排水DWを内部に流入させ、油脂分浮上槽部12B,12Cにて比重差で油脂分Fが浮上する現象を利用して排水DWから油脂分Fを浮上分離させ、その浮上分離後の排水DWを流出槽部12Dにて外部に流出させることができる。
各槽部12A~12Dの間は、例えば、上下方向に沿う縦姿勢の第1仕切り板12a(仕切り部の一例)により、排水DWが流れる連通口12bを底側に形成する状態で上下方向に仕切られている。また、各油脂分浮上槽部12B,12Cの底部には、連通口12bを通じて上流側から各油脂分浮上槽部12B,12Cに流入する排水DWの流れを上方側に案内する案内板12dが立設されている。
流入部13から排水DWが流入する流入槽部12Aには、排水DWの残渣を捕集する通水性の残渣受け部17が着脱自在に備えられている。残渣受け部17にて、流入槽部12Aに流入する排水DWから残渣を取り除くことで、排水DWを浮上分離に適した状態にすることができる。残渣受け部17は、例えば、多数の小孔を有する籠にて構成され、その小孔の孔径よりも大きな残渣を捕集しながら排水DWを下流側に通過させる。残渣受け部17は、下方から支持される状態で流入槽部12Aに着脱自在に備えられており、その長手方向の両側に着脱操作用の一対の取っ手17aが備えられている。
(流入部)
流入部13は、浮上分離槽12の被処理水流れ方向の上流側の壁部(本体槽11の上流側下壁板11C)に形成された流入口13Aを備えて構成されている。この流入口13Aに対して浮上分離槽12の外側から上流側の排水路1が接続され、上流側の排水路1を流れる排水DWが流入口13Aを通じて浮上分離槽12の流入槽部12Aに流入するようになっている。流入口13Aは、例えば、浮上分離槽12の貯留水位WLよりも上方に配置され、貯留水位WLよりも上方位置から浮上分離槽12の流入槽部12Aに排水DWを落下流入させる。
(流出部)
流出部14は、浮上分離槽12の被処理水流れ方向の下流側の壁部(本体槽11の下流側壁板11Aの下側部位)に形成された流出口14Aを備えて構成されている。この流出口14Aに対して浮上分離槽12の外側から下流側の排水路1が接続され、浮上分離槽12の流出槽部12C内の排水DWが流出口14Aを通じて下流側の排水路1に流出するようになっている。流出口14Aは、例えば、浮上分離槽12の貯留水位WLに配置され、浮上分離槽12からオーバーフローさせる状態で排水DWを流出させる。
なお、流出口14Aの浮上分離槽12の内側には、浮上分離槽12の流出槽部12Dの底側位置で先端が開口し、下流側の排水路1からの臭気の逆流を防止しながら流出槽部12Dの底側の排水DWを流出口14Aに案内するトラップ管14B等が接続されている。
(中間床部)
中間床部15は、作業者が降り立ち可能な床面積を有する矩形状の床部として構成され、本体槽11の内部において平面視で浮上分離槽12に対して被処理水流れ方向の上流側で隣接する位置であって、浮上分離槽12の流入槽部12Aに隣接する位置に配置されている。具体的には、中間床部15は、浮上分離槽12における被処理水流れ方向の上流端の壁部(本体槽11の上流側下壁板11C)の上端から略水平姿勢で延びる上流側底板11Dの上面にて構成されている。
そのため、作業者が中間床部15を作業床として使用するメンテナンス作業において、浮上分離槽12の流入槽部12Aに設置された残渣受け部17の取り出し等を容易に行うことができる。また、前述の如く、本体槽11の平面形状が、被処理水流れ方向に長い長方形状というシンプルな形状とすることができ、運搬性やコスト面に優れた油脂分阻集器10を構成できる。
(昇降部)
昇降部16は、本体槽11における上部の開口部11aと中間床部15との間の高さ位置に設置された複数(本例では3個)の昇降ステップ16Aを備えて構成されている。
本実施形態では、各昇降ステップ16Aは、平面視でコの字状に延びる鋼製のパイプにて構成され、中間床部15に隣接する壁板11E,11Fのうち、中間床部15に対して浮上分離槽12とは反対側に位置する上流側上壁板11Eに上下方向で所定間隔を空けて梯子状に備えられている。複数の昇降ステップ16Aは、本体槽11における浮上分離槽12の直上域S2に逸脱せず、本体槽11における中間床部15の直上域S1内に納められている。
そのため、作業者が中間床部15に降り立って浮上分離槽12のメンテナンスを行う際、浮上分離槽12の直上域S2を使用してメンテナンス作業を能率良く行うことができる。
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、昇降部16の別実施形態を示すものであり、以下、図3、図4を参照して昇降部16について説明を加える。なお、その他の構成は第1実施形態と同一であるので、同一の構成箇所には同一の符号を付して説明は省略する。
第1実施形態では、昇降部16を構成する複数の昇降ステップ16Aが、本体槽11における中間床部15の直上域S1内に納められていたが、この第2実施形態では、昇降部16を構成する複数の昇降ステップ16Bが、本体槽11における浮上分離槽12の直上域S2に着脱自在に設置されている。なお、図4では、複数の昇降ステップ16Bのうち、残渣受け部17の直上に位置する図中左側の昇降ステップ16Bを取り外した状態を示している。
複数の昇降ステップ16Bは、中間床部15から浮上分離槽12側に斜め上方に向かって所定間隔を空けて階段状に備えられている。各昇降ステップ16Bは、着脱自在な鋼製の踏み板等にて構成されている。
そのため、作業者は上部の床部2と中間床部15との間での昇降移動を斜め方向に沿って少ない労力で行うことができる。また、中間床部15に降り立ってメンテナンス作業を行う際には、昇降ステップ16Bを取り外すことで、浮上分離槽12の直上域S2を利用してメンテナンス作業を能率良く行うことができる。
本体槽11の一対の側壁板11Fにおける昇降ステップ16Bの設置部位には、アングル材等からなる一対のステップ受け16Cが取り付けられており、昇降ステップ16Bの長手方向の両端部の各々を一対のステップ受け16Cの各々に上方から載置することで、昇降ステップ16Bを着脱自在に設置されている。
昇降ステップ16Bの短手方向の両端部には、下方に突出する脱落防止片16aが形成されており、昇降ステップ16Bがステップ受け16Cから脱落するのをステップ受け16Cとの当接により阻止することができる。
また、一対のステップ受け16Cどうしの間隔L1は、流入槽部12Aに着脱自在に備えられた残渣受け部17の長手方向の寸法L2よりも大に設定されている。そのため、作業者が中間床部15に降り立って昇降ステップ16Aを取り外した状態でメンテナンスを行う際、一対のステップ受け16Cどうしの間を通して残渣受け部17を上方に容易に取り出すことができる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、本体槽11において、1つの中間床部15が備えられている場合を例に示したが、複数の中間床部15が備えられていてもよい。その場合、複数の中間床部15を平面視で分散して配置することができ、例えば、2つの中間床部15を浮上分離槽12の上流側と下流側とに配置したり、4つの中間床部15を浮上分離槽12の4辺の夫々に隣接する状態で配置することができる。
(2)上記実施形態では、油脂分阻集器10を施設内の床部2に設置されている場合を例に示したが、油脂分阻集器10は、屋外の地盤等の適宜の箇所に設置することができる。
10 油脂分阻集器
11 本体槽
11a 開口部
12 浮上分離槽
13 流入部
14 流出部
15 中間床部
16 昇降部
16A 昇降ステップ
16B 昇降ステップ
DW 排水(被処理水、処理済水)
F 油脂分
S1 中間床部の直上域
S2 浮上分離槽の直上域

Claims (5)

  1. 上部に開口部を有する深型の本体槽と、
    前記本体槽の下部に配置され、被処理水から油脂分を比重差で浮上分離する浮上分離槽と、
    前記浮上分離槽に被処理水を流入させる流入部と、
    油脂分を浮上分離した後の処理済水を前記浮上分離槽から流出させる流出部と、
    前記本体槽の上下中間部に前記浮上分離槽の上方を開放する状態で配置される中間床部と、
    前記本体槽の上部の前記開口部を通じて前記本体槽の外部と前記中間床部との間での人の昇降移動を可能とする昇降部と、が備えられ、
    前記本体槽は、その上部が施設内の床部の上面に露出する状態で、且つ、その下部が床下空間に配置される状態で前記床部に設置され、
    前記本体槽の上部の前記開口部の外周縁には、略水平姿勢で鍔状に突出する突出板が備えられ、
    前記本体槽は、前記突出板が施設内の前記床部の上面に載置支持される状態で設置され、前記本体槽の荷重が前記床部を支持する梁にて支持され、
    更に、前記本体槽は、前記中間床部に降り立った作業者の荷重を支持可能なように、前記中間床部の下面に対して施設内の前記床下空間に設けられた中間床部用支持梁が当接する状態で設置されている油脂分阻集器。
  2. 前記本体槽は、側面視において被処理水流れ方向の上流側で底部が一段浅く形成された二段底形状のボックス状に構成され、
    前記本体槽において、底部が一段深い被処理水流れ方向の下流側の部位に前記浮上分離槽が配置され、底部の一段浅い被処理水流れ方向の上流側の部位に前記中間床部が配置され、
    前記本体槽において底部が一段深い被処理水流れ方向の下流側の部位の外郭を構成する壁部のうち、被処理水流れ方向の上流側の壁部に前記流入部が形成されている請求項1記載の油脂分阻集器。
  3. 前記中間床部が、平面視において前記浮上分離槽に対して被処理水の流れ方向の上流側で隣接する位置に配置されている請求項1又は2記載の油脂分阻集器。
  4. 前記昇降部には、前記本体槽における前記開口部と前記中間床部との間の高さ位置に設置された1又は複数の昇降ステップが備えられ、
    前記1又は複数の昇降ステップが、前記本体槽における前記中間床部の直上域内に納められている請求項1~3のいずれか1項に記載の油脂分阻集器。
  5. 前記昇降部には、前記本体槽における前記開口部と前記中間床部との間の高さ位置に設置された1又は複数の昇降ステップが備えられ、
    前記1又は複数の昇降ステップが、前記本体槽における前記浮上分離槽の直上域に着脱自在に設置されている請求項1~3のいずれか1項に記載の油脂分阻集器。
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