JP5940951B2 - 仮設トイレの排水システム - Google Patents
仮設トイレの排水システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5940951B2 JP5940951B2 JP2012218588A JP2012218588A JP5940951B2 JP 5940951 B2 JP5940951 B2 JP 5940951B2 JP 2012218588 A JP2012218588 A JP 2012218588A JP 2012218588 A JP2012218588 A JP 2012218588A JP 5940951 B2 JP5940951 B2 JP 5940951B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- drainage
- drainage horizontal
- pipes
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
従来の仮設トイレの排水設備は、図4に示すように、地上に設置する便器Bの個数と設置位置に合わせて流動物を流下させる縦管2と、縦管2を略垂直に接合させ、流動物を収集して不図示の下水道管へ向けて排出させるよう地中に埋設された排水横引管3と、排水横引管3の流路Rを開閉し、排水横引管3内の流動物を貯留させ又は排出させる貯水ゲート5備えたマンホール4を設けて構成されている。そして、一のマンホール4には一の排水横引管3が接続され、貯水ゲート5によって排水管理がされている(例えば、下記特許文献1)。
しかし、複数の排水横引管3,3・・を同じ高さ位置で併設させた場合、各排水横引管3の本数分増加した流動物が同時にマンホールに向かって流下するため、各排水横引管3内の流動物の流下速度が落ちてしまい、排水性が低下するという問題があった。
また、複数の排水横引管3,3・・からの流動物の流下速度を落さないためには、貯水ゲート5からの排水量を上げるべく、貯水ゲート5で開口される流路を大径にすればよいが、その場合、排水システムの設備が大型化するため費用が嵩むとともに、設置効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、仮設トイレの排水設備を大型化させることなく複数の排水横引管から効率よく排水することのできる仮設トイレの排水システムを低コストで提供することを課題とする。
本発明では、貯水ゲートの弁開放の際、複数の排水横引管の排水の水位差(水頭)によりこの排水に流速が与えられる。複数の排水横引管に高低差がなく、貯水ゲートが一の排水横引管を接続させた場合と同じサイズの場合は、水位差による流速がなく、また、貯水ゲートによる排水可能な流動物の量が変わらないため、複数の排水横引管で排水する際の流速は一の排水横引管の場合の2分の1の流速となり、流動物の搬送性は低下する。しかし、複数の排水横引管を異なる高さ位置に設置すると、高い位置の排水横引管から先に流動物が減少し、その流速が一の排水横引管のみの場合と同程度となる。高い位置の排水横引管の排水が完了後は低い位置の排水横引管のみの排水となるため、流動物の掃流性は低下しない。すなわち、貯水ゲートの排水能力を一の排水横引管に向けて順次排水させることになるため、複数の排水横引管から同時に流動物を流下させる場合よりも流動物の流下速度が速くなる。
また、高位置の排水横引管から順に排水させることができるため、貯水ゲートにおける排水能力を高めるべく設備を大型化させることなく、複数の排水横引管からの流動物をコンパクトな貯水ゲートで排水することができる。
この構成により、一の排水横引管から流動物が流下し終えた後に他の排水横引管の流動物を流下させることができる。
この構成により、合流配管を開口して合流配管内の状態を点検し、また必要に応じて合流配管内をメンテナンスすることができる。
この構成により、排水横引管又は縦管内の流動物の水位が所定以上に高くなることが回避される。
図1(a),(b)に示すように、本発明の仮設トイレの排水システム10は、不図示の便器の下方に設置される縦管12を接合させる複数の排水横引管13a,13bと、これら複数の排水横引管13a,13bを接続し連通させる合流配管14と、合流配管14の流路Rを開閉する貯水ゲート17とを備え、地中に埋設されるものである。そして、本実施形態においては、貯水ゲート17は、合流配管14を接続させるマンホール16内に設置されている。
排水横引管13bも、排水横引管13aと同様に形成され、上方側の周壁部に複数の縦管12を接合させている。そして、排水横引管13bは、排水横引管13aと平面視で所定の間隔を空けて、平面視で排水横引管13aに平行に、所定の勾配をもって配設されている。所定の間隔とは、排水横引管13aの上方に設置される仮設トイレに平行に他の仮設トイレを設置することができる間隔である。そして、排水横引管13bは、マンホール16の近傍において折曲し、排水横引管13aのマンホール16近傍に位置する端部に向かって延在している。
合流配管14の周壁部には、排水横引管13bの高さ位置以下で、枝管15が設けられており、この枝管15が、マンホール16に向かって延びている。
マンホール16内の下半部には、合流配管14の枝管15が接続されるマンホール継手21がマンホール16の周壁部19を貫通するように取り付けられ、枝管15の流路Rをマンホール16内に延在させている。マンホール16には、更にマンホール継手21に対向する位置であってマンホール継手21よりも低位置に下水道管側に設置される不図示の配管を接続させる接続継手22が備えられている。
なお、排水横引管13aは、図1に示すようにその軸線L1を合流配管14の枝管15及び接続継手22の軸線L2と平面視で共通にして同一直線上に位置するよう配設されている。
枠体23aには、円筒形状に形成された嵌合部24が取り付けられており、この嵌合部24内に、マンホール継手21の端部21tが接続されている。
まず、貯水ゲート17は、仮設トイレを設置して使用可能状態にした通常時において、排水横引管13a,13bのそれぞれの流路に予め水を張った状態で流路Rを閉じている。この際、排水横引管13aが排水横引管13bよりも排水横引管13bの直径寸法分上方に位置するように配設されているため、排水横引管13bは、満水状態となっている。
仮設トイレが使用されると、互いに連通した排水横引管13a,13b内の水位が上がるため、仮設トイレの管理者等の作業者は、排水横引管13a,13bの水位が所定の高さになるタイミングで、貯水ゲート17を開弁する。
流路Rが開口すると、排水横引管13a,13b内及び合流配管14内に貯留された流動物がマンホール継手21及び接続継手22を介して不図示の下水道管に向かって流動する。
排水横引管13a内の水位が下がり、流動物が流下し終えると、次に排水横引管13b内の流動物の流下速度が漸次勢いを増して合流配管14、マンホール継手21及び接続継手22を経て下水道管に向けて流下する。
また、複数の排水横引管13a,13bを平行に配設しマンホール16に接続させることができるため、仮設トイレの背面同士を対向させる等して仮設トイレを設置効率良く配置させることができるという効果が得られる。
また、合流配管14は、蓋材が被冠されて開閉自在とされているため、排水横引管13a,13bの合流点で詰まり等が生じていないか、容易に点検し、メンテナンスすることができるという効果が得られる。
この構成により、排水横引管13a,13b又は縦管12内の流動物の水位が所定以上に高くなり、縦管12の上端開口部から排水が溢れることを回避することができるという効果が得られる。
12 縦管
13a,13b 排水横引管
14 合流配管
17 貯水ゲート
B 便器
R 管路
Claims (4)
- 地上に設置する便器の設置位置に合わせて設けられ、流動物を流下させる縦管と、この縦管を接合させて、流動物を下水道管へ向けて排出させる排水横引管と、この排水横引管の流路を開閉し、前記排水横引管内の流動物を貯留させ又は排出させる貯水ゲートとを備えた仮設トイレの排水システムにおいて、
前記排水横引管は、複数配設されているとともに互いに異なる高さ位置に設置され、
これら複数の排水横引管は、各排水横引管内を流下する前記流動物を合流させて前記下水道管に向けて流下させる合流配管に接続され、
前記合流配管の下流側に前記貯水ゲートが配されていることを特徴とする仮設トイレの排水システム。 - 前記複数の排水横引管のうち、一の排水横引管は、他の排水横引管の直径寸法以上この他の排水横引管よりも高い位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の仮設トイレの排水システム。
- 前記合流配管は、地表において開口可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設トイレの排水システム。
- 前記合流配管には、前記複数の排水横引管内の前記流動物をオーバーフローさせ、前記貯水ゲートの下流側に流下させるオーバーフロー管が接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の仮設トイレの排水システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012218588A JP5940951B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 仮設トイレの排水システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012218588A JP5940951B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 仮設トイレの排水システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014070445A JP2014070445A (ja) | 2014-04-21 |
JP5940951B2 true JP5940951B2 (ja) | 2016-06-29 |
Family
ID=50745921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012218588A Active JP5940951B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | 仮設トイレの排水システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5940951B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6407830B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-10-17 | 株式会社Lixil | トイレシステム |
WO2017056738A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社Lixil | トイレシステム |
JP6407831B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-10-17 | 株式会社Lixil | トイレシステム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2526931Y2 (ja) * | 1993-06-05 | 1997-02-26 | 杉晃 草竹 | 下水用桝 |
JP4093895B2 (ja) * | 2003-03-28 | 2008-06-04 | クボタシーアイ株式会社 | 仮設トイレ用配管構造 |
JP4849945B2 (ja) * | 2006-04-24 | 2012-01-11 | ダイカポリマー株式会社 | 仮設トイレ用配管装置 |
JP5897339B2 (ja) * | 2012-01-23 | 2016-03-30 | 積水化学工業株式会社 | 仮設トイレ用マンホールおよび仮設トイレ用配管設備 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012218588A patent/JP5940951B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014070445A (ja) | 2014-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5940951B2 (ja) | 仮設トイレの排水システム | |
JP2008248614A (ja) | 浴室用排水構造 | |
JP2014109141A (ja) | 雨水貯溜配管構造 | |
JP6372976B2 (ja) | 排水管配管構造及び排水管配管施工方法 | |
CN207376723U (zh) | 一种下沉式卫生间 | |
JP2007023603A (ja) | 既設マンホールの耐震補強方法とその装置 | |
KR101580996B1 (ko) | 수면 부상식 편의시설물 | |
JP2008002258A (ja) | 排水システム | |
CN106193114A (zh) | 城市综合管廊结构 | |
CN109235609A (zh) | 一种装配式建筑排水预埋管件 | |
JP6768436B2 (ja) | 排水チャンバー | |
CN205653865U (zh) | 蹲便器 | |
CN103374966A (zh) | 整体房间的地面构造及其使用的排水器 | |
KR100665986B1 (ko) | 적정수압 유지를 위한 배수로 시공방법 | |
CN104047355B (zh) | 建筑排水立管台口 | |
CN209941839U (zh) | 排水口深入在水里的地漏窨井通用防臭盒 | |
CN209975682U (zh) | 一种整体卫浴底盘侧排系统 | |
CN210104942U (zh) | 一种海绵城市蓄渗系统的蓄水池 | |
CN208950030U (zh) | 一种预制楼板卫生间同层排水结构 | |
JP2015183350A (ja) | 仮設トイレシステム | |
JP6442022B2 (ja) | 配管構造 | |
KR100556820B1 (ko) | 양압력 감쇄처리용 챔버 및 그의 시공방법 | |
JP2011066997A (ja) | 電線共同溝の特殊部 | |
KR100952989B1 (ko) | 배수 트랩 구조물 | |
CN203834635U (zh) | 建筑排水立管台口 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160519 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5940951 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |