JP2526931Y2 - 下水用桝 - Google Patents

下水用桝

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JP2526931Y2
JP2526931Y2 JP1993038027U JP3802793U JP2526931Y2 JP 2526931 Y2 JP2526931 Y2 JP 2526931Y2 JP 1993038027 U JP1993038027 U JP 1993038027U JP 3802793 U JP3802793 U JP 3802793U JP 2526931 Y2 JP2526931 Y2 JP 2526931Y2
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sewage
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杉晃 草竹
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杉晃 草竹
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、上流取付管と下流取付
管とを連結するのに使用される下水用桝に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の下水用桝11は、図5
(イ)、(ロ)に示すように、流出孔12に連なる凹状
部13が形成されてその端部の外壁面には薄肉部が形成
されるとともに、内周面14の下方には凹状部13に向
かって傾斜した傾斜面15が設けられその内底部を形成
するものである。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の下水用桝11は、内周面14と傾斜面15との連設
部及び凹状部13と傾斜面15との連設部が角立って屈
曲しているために、該下水用桝11内に下水が流入する
と各連設部には下水に含まれる不純物が付着することと
なる。従って、長期間使用すると各連設部に付着した不
純物が堆積して下水の流出に支障をきたすという問題点
があり、且つ桝内に付着した不純物の除去作業は非常に
煩雑で費用が嵩むという欠点があった。 【0004】しかも、上流取付管を接続する際には上記
薄肉部に孔を穿設する作業を要し、該作業が煩雑である
とともに、穿設した孔と上流取付管との接続部分、並び
に流出孔12と下流取付管との接続部分の止水作業が難
しいという欠点があった。 【0005】本考案は上記問題点に鑑みて考案されたも
ので、長期間使用しても下水用桝内に不純物が付着する
ことがなく、又、桝本体と取付管との接続が簡単且つ確
実に行える下水用桝を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本考案の上記課題を解決
するための技術的手段は、外周面1aに流入孔2と流出
孔3を穿設し、内周面1bを半球状に形成した桝におい
て、前記流入孔2と流出孔3とが穿設される外周面1a
に、その外端面が略直壁状のソケット1cが各々膨出成
形され、流入孔2と流出孔3間にわたる内周面1bの底
部に、両端が管状で且つ中央部が管状の上面を三日月状
に切除することで樋状に形成された流水溝4を設けて円
弧面4aと連設するとともに、流入孔2と流出孔3には
筒状で可撓性を有する継手5が前記ソケット1cに囲繞
されて一体的に設けられてなる下水用桝を提供すること
にある。 【0007】 【作用】即ち、上記下水用桝を使用する場合は、先ず該
下水用桝本体を埋設せしめ、その後下流取付管と上流取
付管とを下水用桝本体に連結する。尚、上流取付管の連
結が後になる場合は、下水用桝本体における上流取付管
接続部に設けたキャップを除去せずに埋設せしめ、その
後上流側施工時に前記キャップを除去して上流取付管を
連結することとなる。 【0008】これにより、前記上流取付管より下水用桝
本体内に流入した下水は、内周面1bの底部に設けられ
た流水溝4内に流れ込み、該流水溝4を経て下流取付管
に流出されることとなる。この際、下水用桝本体内にお
いて下水が流水溝4を越流したり、下水用桝本体上に組
積される中間ブロックから下水が流入しても、内周面1
bが半球状に形成されるとともに、流入孔2と流出孔3
間にわたる内周面1bの底部に設けられた流水溝4が樋
状で円弧面4aに連設されているために、下水用桝本体
内に不純物が溜まることなく下水は流出されることとな
るのである。従って、下水用桝本体内に不純物が付着し
堆積することがないのである。 【0009】又、上流及び下流取付管の接続にあたって
は、外周面1aから膨出したソケット1cに囲繞される
とともに、流入孔2及び流出孔3に一体的に設けられた
可撓性を有する継手5に各々の取付管を挿入することで
各取付管と下水用桝本体とを確実に連結することがで
き、漏止水性に優れるものである。 【0010】更に、上流取付管の連結が後になる場合
は、下水用桝本体の上流取付管接続部をキャップで閉塞
しているため、埋設時に土砂や地下水等が下水用桝本体
内に浸入することを防止できるとともに、上流取付管接
続時にはキャップを除去するだけの作業で接続可能とな
り施工性に優れるのである。 【0011】 【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。 【0012】図1〜2において、1は全体が略偏平な円
柱状で内周面1bが半球状に形成された上面開口形の下
水用桝本体で、該下水用桝本体の外周面1aにはリップ
状に膨出したソケット1C…が背向して突設されるとと
もに、該ソケット1C…部に流入孔2と該流入孔2より
径の大きい流出孔3が穿設され、該流入孔2と流出孔3
間にわたる内周面1bの底部に、両端、即ち流入孔2と
流出孔3に近接する部分が管状で、且つ中央部が管状の
上面を三日月状に切除することで樋状に形成された流水
溝4を設けて円弧面4aに連設する。 【0013】5は、前記外周面1aから膨出すべく成形
されたソケット1cにより囲繞されて流入孔2、流出孔
3に一体的に固着された筒状で合成樹脂製の管体接続用
の継手、6は、前記流入孔2側継手5の開口部を閉塞す
べく着脱自在に内嵌されたキャップを示す。 【0014】次に、上記構成からなる下水用桝7を使用
する場合について説明する。 【0015】図4、(イ)に示すように先ず、下水用桝
7の流出孔3に一体的に固着された継手5に下流取付管
8を挿入するとともに、継手5の端部外周部においてバ
ンド5aを締結することで、流出孔3に下流取付管8が
連結されることとなる。 【0016】又、流入孔2側継手5の開口部を閉塞して
いるキャップ6を取外して、上流取付管を継手5に挿入
するとともに、継手5の端部外周部においてバンド5a
を締結することにより、流入孔2に上流取付管が連結さ
れることとなる。 【0017】次に、前記下水用桝7の上位に上部ブロッ
ク9…を適宜積載して桝全体を形成するが、下水用桝7
の流入孔に固着された継手5への上流取付管の接続が後
になる場合は、該継手5の開口をキャップ6で閉塞して
いるため、埋設時及び後においても土砂や地下水等が下
水用桝7内に侵入することを防止することができる。 【0018】下水用桝7の上部において上流取付管を接
続する際のブロックとしては、図3(イ)、(ロ)、
(ハ)に示すように、円筒体の外周面10aにソケット
10bをリップ状に膨出し、該ソケット10bに流入孔
2を穿設して管体接続用の中間ブロック10を形成す
る。5は、前記外周面10aから膨出すべく成形された
ソケット10bにより囲繞されて流入孔2に一体的に固
着された継手、6は、キャップを示す。 【0019】上記中間ブロック10を用いて下流取付管
8と上流取付管8aを接続する場合について説明する。 【0020】図4、(ロ)、(ハ)に示すように、下水
用桝7に前述の要領で下流取付管8及び上流取付管8a
を連結する。次に、下水用桝7の上部に前記中間ブロッ
ク10を積載するとともに、該中間ブロック10を他の
上流取付管8aの設けられる方向に回転させることで中
間ブロック10の流入孔2と上流取付管8aとを対面さ
せる。その後、流入孔2に固着された継手5のキャップ
を除去して上流取付管8aを挿入し、且つ継手5の端部
外周部においてバンド5aを締結することで、流入孔2
に上流取付管8aが連結されることとなる。この際、上
流取付管8aの方向を、例えば下流取付管8に対して平
面視時計廻りで略135度の方向に設ける場合は、上記
中間ブロック10を略135度回転させることにより上
流取付管8aに流入孔2を対面させて連結することがで
きるのである。即ち、中間ブロック10が360度回転
自在であるために、任意方向に設けられる上流取付管8
aに対処可能である。 【0021】尚、上記使用例では下水用桝7の上部に中
間ブロック10を1個積載したが、下水用桝7上に積載
する中間ブロック10の数はこれに限定されるものでは
なく、上流取付管の数に応じて任意に複数段積載可能で
あり、あらゆる方向の上流取付管を確実に連結できるの
である。 【0022】このようにして連結された上流取付管8a
より下水が下水用桝7内に流入すると、該下水は流水溝
4内を流下し流出孔3を経て下流取付管8へと流出され
ることとなる。この際、流入孔2や流出孔3と継手5と
はソケット1c、10bにより囲繞されて一体的に固着
されているとともに、継手5と下流取付管8や上流取付
管8aとは止水状態で接続され、且つバンド5aにより
締結されているため、桝内に外部の地下水や雑水等が浸
入することなく、又取付管側からの下水等の漏水も確実
に阻止でき、止水効果が極めて有効に作用するのであ
る。更には、下水用桝7の上面に載荷する上載荷重や下
水用桝7周囲の地盤の不等沈下等により、下水用桝7と
上流取付管8a及び下流取付管8との間に衝撃力や変位
等が生じても、合成樹脂等からなる継手5の可撓作用に
よって上記衝撃力を吸収し、又、変位に追随するととも
に、継手5はソケット1c、10bにより囲繞されてい
るから下水用桝7と各取付管の一体性に優れ、従来桝の
ように外力によって取付管が離脱することを完全に防止
できるのである。又、下水用桝7内において下水が流水
溝4を越流しても、流水溝4は内周面1bの底部におい
て流入孔2と流出孔3間にわたるとともに、該流入孔2
及び流出孔3に近づくほど樋状から管状に変化しつつ内
周面1bの円弧面4aと連設しているために、越流下水
は円弧面4aにより集水されて再び流水溝4に流入す
る。しかも、内周面1bが半球状に形成されてなるた
め、下水用桝7内に不純物が付着する箇所はなく、全て
の下水がスムーズに流出されることとなるのである。 【0023】しかも、内周面1bが半球状に形成されて
いるために、下水用桝7の上方に組積される中間ブロッ
ク10から流入された下水も、内周面1b内に不純物を
付着することなく円弧面4aを経て流水溝4へスムーズ
に流れ込むのである。 【0024】尚、上記実施例では下水用桝に大きさが異
なる流入孔2と流出孔3とを穿設したが、本考案の下水
用桝の構成はこれに限定されるものではなく、例えば各
々同径でもよく、又、下水用桝自体の大きさも問うもの
ではない。 【0025】 【考案の効果】叙上のように本考案は、下水用桝本体の
内周面を半球状に形成するとともに、流入孔と流出孔が
穿設されていることを前提として、その底部には該内周
面の円弧面と連設し且つ流入孔と流出孔間にわたりその
両端が管状で中央部が樋状に形成された流水溝を設ける
ことにより、従来桝のように下水の不純物を内部に付着
させることなく流出することができるので、長期間使用
しても下水用桝内部全面に不純物が堆積することなくス
ムーズに下水を流出することができるという特別顕著な
効果がある。また、一連の下水道施設の維持、管理に手
間がかからないという有益なる効果をも奏する。 【0026】更に、流入出孔と継手とはソケットによ
り、又、継手と各取付管とはバンドにより締結され、各
々が止水状態で接続されているため、下水用桝内への地
下水や雑水等の浸入、及び下水用桝からの下水等の漏水
も確実に阻止でき、漏止水効果が極めて高いという格別
なる効果を奏する。 【0027】また、下水用桝の上面に作用する外力や下
水用桝周辺の地盤の沈下等により、下水用桝と各取付管
との間に衝撃力や変位等が生じても、継手の可撓作用に
よって変位に追随するとともに、継手はソケットにより
囲繞されているから、下水用桝と継手、並びに各取付管
と下水用桝との一体性に優れ外力によって取付管が離脱
したり継手部が損傷することを完全に防止できるという
効果も奏する。 【0028】しかも、上流取付管の接続が後になる場合
は、流入孔側の継手の開口をキャップで閉塞しているた
め、埋設時及び後においても土砂や地下水等が下水用桝
内に浸入することを防止できるとともに、上流取付管接
続時にはキャップを除去するだけの作業で接続可能とな
るから施工性に優れるという格別なる効果も奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の一実施例を示し、(イ)は正面図、
(ロ)は平面図、(ハ)は右側面図。 【図2】(イ)は図1(ハ)におけるA−A断面図、
(ロ)は図1(イ)におけるB−B断面図、(ハ)は図
1(イ)におけるC−C端面図。 【図3】中間ブロックを示し、(イ)は正面図、(ロ)
は平面図、(ハ)は(イ)におけるD−D断面図。 【図4】本考案の使用状態を示し、(イ)は要部拡大断
面図、(ロ)は半截正面図、(ハ)は(ロ)におけるE
−E断面図、(ニ)は(イ)におけるF部拡大図。 【図5】従来例を示す断面図。 【符号の説明】 1‥下水用桝本体 1b‥内周面 1c‥ソケット 4a‥円弧面 4‥流水溝 7‥下水用桝

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 外周面(1a)に流入孔(2)と流出孔(3)を穿設
    し、内周面(1b)を半球状に形成した桝において、前
    流入孔(2)と流出孔(3)とが穿設される外周面
    (1a)に、その外端面が略直壁状のソケット(1c)
    が各々膨出成形され、流入孔(2)と流出孔(3)間に
    わたる内周面(1b)の底部に、両端が管状で且つ中央
    部が管状の上面を三日月状に切除することで樋状に形成
    された流水溝(4)を設けて円弧面(4a)と連設する
    とともに、流入孔(2)と流出孔(3)には筒状で可撓
    性を有する継手(5)が前記ソケット(1c)に囲繞さ
    れて一体的に設けられてなることを特徴とする下水用
    桝。
JP1993038027U 1993-06-05 1993-06-05 下水用桝 Expired - Lifetime JP2526931Y2 (ja)

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