JP2002035734A - タンク利用による土壌環境修復方法及び土壌洗浄装置 - Google Patents

タンク利用による土壌環境修復方法及び土壌洗浄装置

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JP2002035734A JP2000226407A JP2000226407A JP2002035734A JP 2002035734 A JP2002035734 A JP 2002035734A JP 2000226407 A JP2000226407 A JP 2000226407A JP 2000226407 A JP2000226407 A JP 2000226407A JP 2002035734 A JP2002035734 A JP 2002035734A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既設のタンクを利用して大量の土壌を迅速に浄
化する土壌環境修復方法及び土壌洗浄装置を提供する。 【解決手段】既設タンク1の内部を土壌洗浄槽10と水・
汚染物質分離槽20と洗浄剤注入水槽30と泥水処理槽40と
に区分けし、タンク1周辺の汚染土2の一定量と注入水
槽30の洗浄水5とを洗浄槽10へ投入・撹拌して汚染土2
中の汚染物質4を洗浄水5中に移行させる。土が沈澱す
る場合は含汚染物質水8を分離槽20へ流入させ、土が沈
澱しない場合は汚染土2と洗浄水5とからなる泥水7を
処理槽40へ移して脱水により泥土9と含汚染物質水8と
に分けたのち含汚染物質水8を分離槽20へ流入させる。
分離槽20で含汚染物質水8を汚染物質4と水6とに分離
し、泥土9と汚染物質4と水6とをタンク1外へ排出
し、洗浄槽10の沈澱土3をタンク周辺へ返送する。所要
の周辺汚染土2について前記投入から前記返送までのサ
イクルを繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンク利用による土
壌環境修復方法及び土壌洗浄装置に関し、とくに既設タ
ンクを利用してタンク周辺の汚染土を洗浄する土壌環境
修復方法、及びその土壌環境修復方法で使用する土壌洗
浄装置に関する。本発明は、例えば産業施設の撤収等に
より撤去すべきタンク(以下、撤去予定タンクとい
う。)を利用してタンク周辺の汚染土を洗浄したのちタ
ンクを撤去して更地化する場合などに好ましく適用でき
る。
【0002】
【従来の技術】近年、工場等の産業施設の跡地などで金
属や石油等により汚染された土の処理が問題となるケー
スが増えている。汚染の原因となる物質(以下、汚染物
質という。)は重金属、有機塩素系化合物、石油やター
ルその他の石油系有機物等であるが、とくに石油系有機
物による土壌汚染は潜在汚染土量が非常に多いといわれ
ており、同一箇所においても大規模に分布することが多
いのが特徴である。汚染された土地が再開発事業の支障
となり又は社会問題が発生するおそれ等がある場合は、
汚染土壌の浄化が必要となる。
【0003】従来、石油系有機物で汚染された土壌(以
下、単に油汚染土ということがある。)は、産業廃棄物
として場外処理することが多かった。油汚染土をオンサ
イトで処理する技術として、界面活性剤が添加された洗
浄液で汚染土から汚染物質を分離する土壌洗浄法(ソイ
ルウォッシング)が知られているが、従来の土壌洗浄法
は浄化効果が不安定であり、また界面活性剤により水と
石油系有機物が乳化してしまうので廃水処理が困難にな
るという問題点がある。また、汚染物質を土壌微生物に
より分解する微生物分解法(バイオレメディエーショ
ン)も提案されているが、微生物による分解処理には石
油系有機物の種類や濃度、処理時間等に様々な制約条件
があり、高濃度の油汚染土の浄化は困難である。
【0004】これに対し本技術の原理を開発した発明者
らは、図6に示すように、分離槽60に油汚染土61とアル
カリ洗浄水62とを投入して撹拌し、分離槽60内に気泡63
を発生させることにより、土から分離する石油系有機物
を気泡63に連行させて水面上に浮上させる土壌浄化工法
(以下、気泡連行法ということがある。)を開発し、特
開平9-299924号公報に開示した。図中の符号64は、水面
上に浮上した石油系有機物を示す。気泡63の発生方法と
しては、過酸化水素を投入し自己分解作用により酸素ガ
スを発生させる方法が有効であるが、分離槽60内へ空気
を吹き込むか、炭酸塩化合物によるアルカリ洗浄水中に
酸を投入して炭酸ガスを発生させてもよい。
【0005】気泡連行法は、石油系有機物と水とが乳化
しないので廃水処理が従来の土壌洗浄法に比し飛躍的に
容易であり、浄化土の再利用と共に分離後の石油系有機
物も回収して再利用することができる。油汚染土の場
合、気泡連行法で90〜95%以上の汚染物質の除去が可能
である。また、気泡連行法によれば微生物による分解が
難しいアスファルテン等の難分解性物質が除去できるの
で、浄化土の残存汚染物質を微生物分解法で更に処理す
ることにより一層の汚染物質除去も期待できる(特開平
10-211486号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示す気
泡連行法では汚染土と洗浄水との撹拌時間を1時間程度
確保する必要があり、汚染土や浄化目標により更に時間
を要する場合がある。従って、産業施設跡地等の大量の
汚染土を短時間で洗浄する場合には、大規模な洗浄施設
と廃水処理施設が必要となり設備コストが嵩む問題点が
ある。産業施設等の撤収に際し、跡地修復の目的だけの
ために大規模な施設を建設する不経済を避けるため、既
設施設を利用して大量の汚染土壌を短時間で浄化できる
システムの開発が望まれている。
【0007】また気泡連行法は、汚染土が砂質系土壌で
ある場合は汚染物質の分離が容易であるのに対し、汚染
土中に含まれるシルト分が多くなると洗浄水との撹拌時
に汚染土が泥濘化し汚染物質が分離できなくなる問題点
がある。汚染土が泥濘化する程度のシルト分を含むか否
かを汚染土の外見から判断することは困難である。泥濘
化の発生は、土壌洗浄処理を中断して泥水(泥濘化した
汚染土)を除去するという面倒な作業を必要とするた
め、土壌洗浄作業の遅延の原因となっていた。大量の汚
染土壌を迅速に浄化するためには、砂質系土壌と混在す
るシルト系土壌をも迅速に処理できるシステムの開発が
求められている。
【0008】そこで本発明の目的は、既設のタンクを利
用して大量の土壌を迅速に洗浄できる土壌環境修復方法
及び土壌洗浄装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1及び2の実施例を参
照するに、本発明のタンク利用による土壌環境修復方法
は、既設タンク1の内部を土壌洗浄槽10と水・汚染物質
分離槽20と洗浄剤注入水槽30と泥水処理槽40とに区分け
し、タンク1周辺の汚染土2の一定量と注入水槽30の洗
浄水5とを洗浄槽10へ投入・撹拌して汚染土2中の汚染
物質4を洗浄水5中に移行させ、土が沈澱する場合は含
汚染物質水8を分離槽20へ流入させ、土が沈澱しない場
合は汚染土2と洗浄水5とからなる泥水7を処理槽40へ
移して脱水により泥土9と含汚染物質水8とに分けたの
ち含汚染物質水8を分離槽20へ流入させ、分離槽20で含
汚染物質水8を汚染物質4と水6とに分離し、泥土9と
汚染物質4と水6とをタンク1外へ排出し、洗浄槽10の
沈澱土3をタンク周辺へ返送し、所要の周辺汚染土2に
ついて前記投入から前記返送までのサイクルを繰り返し
てなるものである。
【0010】好ましくは、水・汚染物質分離槽20で分離
後の水6を洗浄剤注入水槽30へ戻して洗浄剤注入により
洗浄水5とすることによりタンク1内部で水を循環させ
る。更に好ましくは、土壌洗浄槽10の上方に清水の散水
器18を設け、散水器18へ供給する清水量の調整によりタ
ンク1内部を循環する水の量を制御する。
【0011】また、図1及び2の実施例を参照するに、
本発明のタンク利用による土壌洗浄装置は、既設タンク
1の内部を区分けして形成した洗浄剤注入水槽30と洗浄
水5中に汚染土2中の汚染物質4を移行させる土壌洗浄
槽10と泥水処理槽40と水・汚染物質分離槽20、注入水槽
30の洗浄水5を洗浄槽10へ供給する洗浄水供給装置14、
汚染土2を洗浄槽10の洗浄水5中に投入・撹拌するショ
ベル装置55、洗浄槽10の含汚染物質水8を分離槽20へ排
出する排液装置16、洗浄槽10に生じ得る汚染土2と洗浄
水5とからなる泥水7を処理槽40へ排出する排泥装置1
7、泥水7を泥土9と含汚染物質水8とに分ける脱水装
置42、泥土9と分けた含汚染物質水8を分離槽20へ送る
輸液装置45、及び含汚染物質水8を汚染物質4と水6と
に分離する分離手段29を備え、汚染土2を泥土9と汚染
物質4と洗浄槽10の沈澱土3とに分離してなるものであ
る。
【0012】好ましくは、水・汚染物質分離槽10で分離
後の水6を洗浄剤注入水槽30へ送る送水装置35を設け、
タンク1内部で水を循環させる。更に好ましくは、土壌
洗浄槽10の上方に清水の散水器18け、散水器18へ供給す
る清水量の調整によりタンク1内部を循環する水の量を
制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば撤去予定タンク
等の既設タンクを土壌洗浄装置の水槽として利用する。
図1及び2は、撤去予定の4基の既設円筒地上タンク1
を利用し、土壌洗浄槽10、水・汚染物質分離槽20、洗浄
剤注入水槽30、及び泥水処理槽40(以下、これらの槽を
纏めて水槽ということがある。)をそれぞれ独立のタン
ク1の内部に形成した実施例を示す。各タンク1は、浄
化に必要な水量の設計(以下、水バランスということが
ある。)に基づき必要な容量が確保できる所定高さで水
平に切断して頂端開放の水槽とし、必要に応じて強度を
補強する。切断したタンク1上部の鋼板や鋼材、パイプ
等を各水槽の内部を区分けする隔壁や水槽間の配管とし
て有効に利用できる。
【0014】但し、本発明で利用するタンク1の数は図
示例に限定されない。例えば、洗浄槽10、分離槽20、注
入水槽30及び処理槽40を単独の同一タンク1内に区分け
して形成してもよい。4基のタンク1で必要な水バラン
スが確保できない場合は、洗浄槽10、分離槽20、注入水
槽30又は処理槽40を複数設けてパラレル槽構造とし、パ
ラレル槽での並列処理により必要な水バランスを確保す
ることもできる。また、地上タンクのみならず地下ピッ
ト等もタンク1として利用可能である。なお、図1及び
2は撤去予定タンク1を利用した実施例であるが、本発
明で利用するタンクは必ずしも撤去予定のものに限定さ
れない。
【0015】土壌洗浄槽10には洗浄水供給装置14とショ
ベル装置55を設ける。洗浄水供給装置14は洗浄剤注入水
槽30で調製後の洗浄水5を洗浄槽10に供給するものであ
り、その一例はポンプ装置である。ショベル装置55は、
タンク1周辺の汚染土2を順次一定量毎に洗浄槽10へ投
入し、洗浄水5と撹拌するものである。図示例ではショ
ベル装置55をタンク1の頂端開口に臨みつつ外周に沿っ
て移動可能なバックホーとしているが、ショベル装置55
は洗浄槽10内に汚染土2を投入・撹拌できるものであれ
ば足り図示例に限定されない。
【0016】また土壌洗浄槽10に排液装置16と排泥装置
17を設ける。排液装置16は汚染土2から分離した汚染物
質4が含まれる水8(以下、含汚染物質水8という。)
を水・汚染物質分離槽20へ排出するものであり、排泥装
置17は洗浄槽10で生じ得る汚染土2と洗浄水5とからな
る泥水7を泥水処理槽40へ排出するものである。図示例
では、排液装置16及び排泥装置17をそれぞれポンプ16
a、17aを有するポンプ装置としている。
【0017】図2の土壌洗浄槽10の一部切欠き拡大図で
ある図3を参照するに、図示例では、土壌洗浄槽10の内
部を鋼製隔壁により浄化槽11と洗浄中和槽12と液溜槽13
とに区分けし、排液装置16及び排泥装置17を液溜槽13に
設けている。液溜槽13は越流堰19を介して浄化槽11及び
洗浄中和槽12に隣接する。越流堰19の一例は、鋼製隔壁
の頂部に設けたノッチである。
【0018】浄化槽11において発生する含汚染物質水8
又は泥水7は、越流堰19を介して液溜槽13へオーバーフ
ローさせるか又はショベル55により液溜槽13へ移す。ま
た、洗浄中和槽12において発生する含汚染物質水8も、
越流堰19を介して液溜槽13へオーバーフローさせる。含
汚染物質水8又は泥水7を液溜槽13で一旦蓄えることに
より、一定量の汚染土2毎に排出先を切替えるバッチ処
理が可能となる。但し、土壌洗浄槽10の構造は図示例に
限定されない。
【0019】水・汚染物質分離槽20には、含汚染物質水
8を汚染物質4と水6とに分離する分離手段29を設け
る。図示例では、分離槽20の内部の一部分に汚染物質4
と水6とを分離する分離槽21を設け、内部の他の部分を
鋼製隔壁により沈澱槽22、凝集沈澱槽23、中和槽24、貯
泥槽25及び貯水槽26(以下、これらの槽22〜26を纏めて
濁水処理部という場合がある。)に区分けし、分離槽21
と濁水処理部との間の隔壁を分離手段29としている。但
し、水・汚染物質分離槽20は汚染物質4と水6とを分離
するものであれば足り、濁水処理部を必須としない。図
中の符号28は、濁水処理部(凝集沈澱槽23、中和槽24
等)で使用する高分子凝集剤、硫酸、中和剤等を蓄える
凝集剤・中和剤槽を示す。
【0020】図2の水・汚染物質分離槽20の一部切欠き
拡大図である図4を参照するに、汚染物質4が石油系有
機物である場合は、分離槽21を油水分離槽とし、汚染物
質4と水6とを比重の相違により上下二層に分離するこ
とができる。この場合は、分離槽21と濁水処理部との間
の隔壁を分離手段29とし、隔壁下方部位に開口を設け水
6のみを濁水処理部へ流出させる。分離槽21に残る汚染
物質4は、例えばオイル吸着材等に吸着させて分離槽21
外へ排出し、再利用に供するか又は処分する。但し、分
離槽20及び分離手段29の構造は図示例に限定されない。
【0021】泥水処理槽40には脱水装置43と輸液装置45
を設ける。脱水装置43は、汚染土2と洗浄水5とからな
る泥水7を泥土9と含汚染物質水8とに分けるものであ
る。脱水装置43の一例は、泥水7をろ材に挟んで圧搾脱
水する圧ろ過機(フィルタープレス)であるが、従来技
術に属する他の汚泥脱水装置等を用いることができる。
また輸液装置45は、泥土9と分けた含汚染物質水8を分
離槽20へ送るものである。図示例では、処理槽40の内部
を中和槽41と貯泥槽42と残水槽44とに区分けし、輸液装
置45を残水槽44に設けている。輸液装置45の一例もポン
プ装置である。但し、処理槽40の構造も図示例に限定さ
れない。
【0022】図1における黒矢印、白抜き矢印及び斜線
矢印は、それぞれ本発明の土壌浄化処理における土の流
れ、水の流れ及び泥水の流れを示す。また図5は本発明
方法によるバッチ処理の流れ図の一例を示し、図5にお
ける点線は泥水発生時の処理の流れを示す。以下、図1
及び図5の流れ図を参照して本発明の土壌環境修復方法
を説明する。
【0023】先ず、ショベル装置55によりタンク1周辺
の汚染土2を一定量ずつ浄化槽11へ投入し、洗浄水供給
装置14により洗浄剤注入水槽40の洗浄水5を浄化槽11に
投入し、ショベル装置55により汚染土2と洗浄水11を撹
拌する。汚染土2との撹拌により、汚染土2中の汚染物
質4を洗浄水5中に移行させる。浄化槽11から溢れる含
汚染物質水8を液溜槽13に越流させて一旦蓄える。
【0024】洗浄水5との撹拌後に土が沈澱する場合
は、沈澱土3をショベル装置55により洗浄中和槽12へ移
して洗浄水5を洗い流し、必要な中和処理を施す。図示
例の洗浄中和槽12では、必要に応じて中和剤を投入し、
後述する散水機18からの清水により沈澱土3を洗浄して
いる。洗浄中和槽12から溢れる含汚染物質水8も液溜槽
13に越流させる。沈澱土3を洗浄中和槽12へ移したの
ち、浄化槽11では次回のバッチ処理を開始することがで
きる。
【0025】洗浄・中和処理の完了後、洗浄中和槽12の
沈殿土3(以下、洗浄土3ということがある。)をショ
ベル装置55により浄化土仮置場56へ取り出し、タンク1
周辺へ返送する。洗浄土3は山積により自然排水又は天
日乾燥させることができるが、必要に応じてサイクロン
等により強制的に脱水してもよい。また、液溜槽13に越
流した含汚染物質水8を排液装置16により水・汚染物質
分離槽20へ排出する。
【0026】浄化槽11において撹拌後に土が沈澱せず泥
濘化した場合は、汚染土2と洗浄水5とからなる泥水7
をショベル装置55により浄化槽11から液溜槽13へ移し、
排泥装置17により泥水処理槽40へ排出する。泥水7を泥
水処理槽40へ排出したのち、浄化槽11で次回のバッチ処
理を開始する。
【0027】泥水処理槽40に排出した泥水7は、中和槽
41で必要な中和処理を施し、貯泥槽42に蓄えたのち、脱
水装置43により含汚染物質水(残水)8と泥土(残土)
9とに分ける。泥土9には汚染物質4が含まれている可
能性があるので、例えばセメント系改良剤により粒状固
化して跡地の埋立に用いるか、又は不溶化処理後に廃棄
物処分場へ持ち込むか又は焼却処分する。泥土9から分
離した含汚染物質水8は残水槽44経由で輸液装置45によ
り水・汚染物質分離槽20へ送る。
【0028】水・汚染物質分離槽20へ流入させた含汚染
物質水8は、分離槽21において分離手段29により汚染物
質4と水6とに分離する。汚染物質4が石油系有機物で
ある場合は、分離した汚染物質4を燃料として再利用可
能である。図5の流れ図では、分離した水6を濁水処理
部で浄化すると共に、濁水処理部(貯泥槽25)で発生し
た汚泥を送泥装置36により脱水装置43へ戻してシステム
内で処理している。すなわち図5のバッチ処理により、
汚染土2を泥土9と汚染物質4と沈澱土3とに分離する
土壌浄化システムが構築できる。このバッチ処理をタン
ク1周辺の所要の汚染土2について繰り返すことにより
跡地を修復し、跡地の修復完了後にタンク1を撤去して
跡地を更地化する。
【0029】本発明によれば、産業施設の解体に伴い撤
去されるタンク等を有効に利用して跡地の土壌洗浄を行
うので、工事終了後に残る施設・資機材を最小限に押さ
えることができ、いわばゼロエミッション型の跡地修復
が実現できる。また、跡地修復コストの低減を図ること
ができる。更に、バッチ処理毎に汚染土2の状態に応じ
て沈澱時処理と非沈澱時(泥濘化時)処理とを切替える
ことができるので、従来技術のように泥濘化時に処理を
中断する必要はない。従って、砂質系土壌中に外見上区
別し難いシルト系土壌が混在するような跡地の大量の土
壌を、処理の中断なしに迅速に浄化することができる。
【0030】こうして本発明の目的である「既設のタン
クを利用して大量の土壌を迅速に洗浄できる土壌環境修
復方法及び土壌洗浄装置」の提供が達成できる。
【0031】好ましくは、図1に示すように、水・汚染
物質分離槽20において汚染物質4と分離した水6を洗浄
剤注入水槽30へ戻し、水6を洗浄水5として循環使用す
ることにより、システム外から供給する清水の使用量を
最小限とする。図示例では、分離槽20の貯水槽26に設け
た送水装置35により浄化処理後の水6を洗浄剤注入水槽
30へ戻している。図示例の注入水槽30は、それぞれ3槽
からなる中性水槽31と洗浄水槽32とに区分けされ、中性
水槽31を中性水の貯蔵施設とし、洗浄水槽32を洗浄剤の
うすめ用水槽としている。
【0032】また、図示例では土壌洗浄槽10の上方に清
水の散水器18を設けている。例えば洗浄槽10で気泡連行
法により油汚染土を浄化する場合に、洗浄槽10の表面に
泡が多層に盛り上がり、水面の観察が困難になり管理・
点検作業の障害となることが経験されていた。本発明者
は、気泡連行法の研究の結果、散水機18からの散水によ
り浄化槽11や液溜槽13の表面の泡を消すことができるこ
とを見出した。また、散水機18から清水を散水すること
により、洗浄中和槽12において清水で土を洗浄すること
ができる。タンク1内の水バランスの設計に当り、外部
から供給する清水は散水器18へ給水する。
【0033】
【実施例】図示例では、土壌洗浄槽10に気泡発生手段15
を設け、洗浄槽10における汚染土2と洗浄水5との撹拌
時に気泡63(図6参照)を発生させることにより、汚染
土2中の汚染物質4を洗浄水5の水面へ浮上させてい
る。この場合は洗浄水5を、例えば苛性ソーダ、炭酸ソ
ーダ、過炭酸ソーダ、消石灰、苛性カリ、炭酸カリ等の
アルカリ剤が投入されたアルカリ洗浄水とする。気泡連
行法により、原油やその加工品である燃料油、軽油、重
油等の石油系炭化水素、植物性加工油その他の難水溶性
有機物で汚染された汚染土2を効果的に洗浄できる。
【0034】気泡発生手段15の一例は、洗浄水5中で自
己分解して酸素ガスを発生する酸化剤、又はアルカリ剤
が炭酸塩化合物である場合に炭酸塩化合物との化学反応
により炭酸ガスを発生する酸等の気泡発生剤65の投入装
置である。酸化剤としては、過酸化水素の他、水への溶
解時に過酸化水素を発生する過炭酸ナトリウム、過ホウ
酸ナトリウム、過ピロリン酸ナトリウム、過リン酸ナト
リウム等の無機系酸化剤、過酢酸、過コハク酸、過グル
タル酸、過安息香酸等の有機系酸化剤、カロ酸等の無機
塩、次亜塩素酸ナトリウム、過塩素酸ナトリウム等の塩
素系酸化剤等を用いることができる。気泡発生装置15
を、土壌洗浄槽10内に空気を吹き込む装置としてもよ
い。
【0035】但し、土壌洗浄槽10における土壌洗浄法は
気泡連行法に限定されず、気泡発生手段15は必須のもの
でない。また、洗浄水5はアルカリ洗浄水に限定され
ず、汚染土2との撹拌により汚染土2中の汚染物質4を
分離して洗浄水5中へ移行させ且つ移行後の洗浄水5か
ら汚染物質4を分離可能とするものであれば足りる。
【0036】また図1及び2の実施例では、矩形配置の
4基の既設タンク1を用い、それらの中央部の上方に屋
根付きステージング53を設け、ステージング53に各水槽
10、20、30、40を制御する中央制御装置や必要な機具、
機器、薬槽を設置している。図中の符号54は、ステージ
ング53への出入通路を示す。各水槽を矩形配置とするこ
とにより水槽間の配線や配置の容易化を図り、水槽群の
中央部上方にステージング53を設置することにより装置
全体の中央制御及び管理の容易化を図ることができる。
【0037】土壌洗浄槽10には、タンク1周囲への盛土
によりショベル装置55が移動するアスファルト舗装の外
周道路51を設けている。外周道路51とステージング53と
を接続することにより、外周道路51をステージング53へ
の進入道路とし、ステージング53を車両の進入が可能な
機器サイトとすることができる。図中の符号52は、外周
道路51へ進入するための進入路を示す。また、外周道路
51によりショベル装置55の土壌洗浄槽10の全周に亘る移
動を確保し、浄化槽11への汚染土2の投入・撹拌、洗浄
槽11から洗浄中和槽12への土の移動、洗浄中和槽12から
の洗浄土3の搬出等のほか、例えば液溜槽13内に沈積す
るスラッジ等を掻き出すためにもショベル装置55を利用
することができる。
【0038】図示例の土壌洗浄槽10には、進入路52を挟
んで両側に、浄化槽11及び洗浄中和槽12からなる組を2
組設けている。本発明者の計算によれば、浄化槽11及び
洗浄中和槽12の容量を各々60m3とし、1バッチ処理で30
m3の汚染土2を90分で洗浄処理することにより、1組の
浄化槽11及び洗浄中和槽12の土壌洗浄量を150m3/日
(=30m3×5バッチ)とし、2組で300m3/日(=150m3
×2)の汚染土2を浄化処理することが可能である。
【0039】また図示例では、浄化槽11での汚染土2の
投入・撹拌、及び浄化槽11から洗浄中和槽12への土移動
用として、バケット容量1.2m3のスケルトンバケット付
き油圧ショベル装置55を浄化槽11にそれぞれ設置してい
る。他方、各洗浄中和槽12での洗浄、撹拌及び洗浄土3
の搬出については、1台のスケルトンバケット(バケッ
ト容量1.2m3)付き油圧ショベル装置55で対応可能と考
えられる。
【0040】土壌洗浄槽10における作業は、盛土50上の
外周道路51からショベル装置55により行い、ショベル装
置55の運転作業をステージング53から監視する。作業安
全のため、ショベル装置55のオペレータ以外の外周道路
51への立入りを禁止している。このため、図示例ではス
テージング53から土壌洗浄槽10への通路を設けていな
い。ショベル装置55をステージングから遠隔操作しても
よい。
【0041】処理対象の汚染土2の大半が砂質系土壌で
ある場合には、土壌洗浄槽10と水・汚染物質分離槽20と
洗浄剤注入水槽30とによる砂質系土壌の洗浄処理を中心
とし、泥水処理槽40における泥水処理を臨時・緊急時の
対応システムと位置付けることができる。このため、分
離槽20と注入水槽30上には定常的点検管理を行うための
作業台27、33を設け、ステージング53と各作業台27、33
との間に昇降階段付き通路を設けている。作業台27、33
は、資材や機材、薬剤等の置場として利用することがで
きる。また、泥水処理槽40とステージング53との間には
装置運転・日常点検に対応するための昇降階段付きの通
路を設けている。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明による
タンク利用による土壌環境修復方法及び土壌洗浄装置
は、既設のタンク内部に設けた土壌洗浄槽にタンク周辺
の汚染土と洗浄水とを投入・撹拌し、土が沈澱する場合
は含汚染物質水をタンク内部に設けた水・汚染物質分離
槽へ流入させ、土が沈澱しない場合は汚染土と洗浄水と
からなる泥水をタンク内部に設けた泥水処理槽へ移して
脱水したのち残水である含汚染物質水を前記分離槽へ流
入させ、前記分離槽で含汚染物質水を汚染物質と水とに
分離し、汚染物質と水と脱水槽の泥土とをタンク外へ排
出し、洗浄槽の沈澱土を周辺へ返送するサイクルを繰り
返すので、次の顕著な効果を奏する。
【0043】(イ)撤去予定タンク等を有効に利用して
跡地の土壌洗浄を行うので、ゼロエミッション型の跡地
土壌修復が実現できる。 (ロ)バッチ処理毎に汚染土の状態に応じて沈澱時処理
と非沈澱時処理(泥濘化処理)を切替えるので、砂質系
土壌とシルト系土壌とが混在するような跡地でも、中断
の発生しない迅速な跡地修復処理が可能である。 (ハ)既設タンクを利用して大型の土壌洗浄装置が形成
できるので、設備コストを抑えつつ大量の土壌洗浄が可
能なシステムが構築できる。 (ニ)含汚染物質水から分離した水を洗浄水としてタン
ク内で循環使用することにより、システム外から供給す
る清水の量を最小化できる。 (ホ)土壌洗浄槽に散水機を設けることにより、清水を
土洗浄用及び消泡用に効率的に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の平面図である。
【図2】は、図1の実施例の斜視図である。
【図3】は、図2の土壌洗浄槽の一部切欠き拡大図であ
る。
【図4】は、図2の水・汚染物質分離槽の一部切欠き拡
大図である。
【図5】は、本発明における土壌環境修復方法の処理の
流れ図の一例である。
【図6】は、気泡連行法の説明図である。
【符号の説明】
1…既設タンク 2…汚染土 3…沈澱土(洗浄土) 4…汚染物質 5…洗浄水 6…水 7…泥水 8…含汚染物質水 9…泥土 10…土壌洗浄槽 11…浄化槽 12…洗浄中和槽 13…液溜槽 14…洗浄水供給装置 15…気泡発生手段 16…排液装置 16a…ポンプ 17…排泥装置 17a…ポンプ 18…散水器 19…越流堰 20…水・汚染物質分離槽 21…水分離槽 22…沈澱槽 23…凝集沈澱槽 24…中和槽 25…貯泥槽 26…貯水槽 27…作業台 28…凝集剤・中和剤槽 29…分離手段 30…洗浄剤注入水槽 31…中性水槽 32…洗浄水槽 33…作業台 34…洗浄剤槽 35…送水装置 36…送泥装置 36a…ポンプ 37…汚泥 40…泥水処理槽 41…中和槽 42…貯泥槽 43…脱水装置 44…残水槽 45…輸液装置 46…凝集剤・中和剤槽 50…盛土マウンド 51…外周道路 52…進入路 53…ステージング 54…通路 55…ショベル装置 56…浄化土仮置場 60…分離槽 61…汚染土 62…アルカリ洗浄水 63…気泡 64…石油系有機物 65…気泡発生剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 301 B09B 3/00 ZAB B09C 1/04 5/00 S C02F 1/24 (72)発明者 服部 新太郎 神奈川県横浜市中区太田町四丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内 Fターム(参考) 4D004 AA41 AB02 AC07 BA06 CA13 CA15 CA34 CA40 CA45 CB02 CB21 CB42 CB44 CC12 CC13 4D037 AA12 AB06 BA04 BB09 CA06 CA08 CA14 4G068 DA10 DB09 DC02 DD11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設タンクの内部を土壌洗浄槽と水・汚染
    物質分離槽と洗浄剤注入水槽と泥水処理槽とに区分け
    し、前記タンク周辺の汚染土の一定量と前記注入水槽の
    洗浄水とを前記洗浄槽へ投入・撹拌して前記汚染土中の
    汚染物質を洗浄水中に移行させ、土が沈澱する場合は含
    汚染物質水を前記分離槽へ流入させ、土が沈澱しない場
    合は前記汚染土と洗浄水とからなる泥水を前記処理槽へ
    移して脱水により泥土と含汚染物質水とに分けたのち含
    汚染物質水を前記分離槽へ流入させ、前記分離槽で含汚
    染物質水を汚染物質と水とに分離し、前記泥土と汚染物
    質と水とをタンク外へ排出し、前記洗浄槽の沈澱土を前
    記周辺へ返送し、所要の周辺汚染土について前記投入か
    ら前記返送までのサイクルを繰り返してなるタンク利用
    による土壌環境修復方法。
  2. 【請求項2】請求項1の修復方法において、前記分離槽
    で分離後の水を前記注入水槽へ戻して洗浄剤注入により
    前記洗浄水とすることにより前記タンク内部で水を循環
    させてなるタンク利用による土壌環境修復方法。
  3. 【請求項3】請求項2の修復方法において、前記土壌洗
    浄槽の上方に清水の散水器を設け、前記散水器へ供給す
    る清水量の調整により前記タンク内部を循環する水の量
    を制御してなるタンク利用による土壌修復方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れかの修復方法におい
    て、前記洗浄水をアルカリ剤投入によるアルカリ洗浄水
    とし、前記洗浄槽に気泡を発生させる気泡発生手段を設
    け、前記洗浄槽における汚染土と洗浄水との撹拌時に前
    記気泡を発生させることにより前記汚染土中の汚染物質
    を洗浄水の水面へ浮上させてなるタンク利用による土壌
    環境修復方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4の何れかの修復方法におい
    て、前記泥土をセメント系改良材で固化したのち前記タ
    ンク周辺の埋立に用いてなるタンク利用による土壌環境
    修復方法。
  6. 【請求項6】請求項1から5の何れかの修復方法におい
    て、前記タンクを地上タンク又は地下ピットとしてなる
    タンク利用による土壌環境修復方法。
  7. 【請求項7】既設タンクの内部を区分けして形成した洗
    浄剤注入水槽と洗浄水中に汚染土中の汚染物質を移行さ
    せる土壌洗浄槽と泥水処理槽と水・汚染物質分離槽、前
    記注入水槽の洗浄水を前記洗浄槽へ供給する洗浄水供給
    装置、汚染土を前記洗浄槽の洗浄水中に投入・撹拌する
    ショベル装置、前記洗浄槽の含汚染物質水を前記分離槽
    へ排出する排液装置、前記洗浄槽に生じ得る汚染土と洗
    浄水とからなる泥水を前記処理槽へ排出する排泥装置、
    前記泥水を泥土と含汚染物質水とに分ける脱水装置、前
    記泥土と分けた含汚染物質水を前記分離槽へ送る輸液装
    置、及び前記含汚染物質水を汚染物質と水とに分離する
    分離手段を備え、前記汚染土を前記泥土と汚染物質と前
    記洗浄槽の沈澱土とに分離してなるタンク利用による土
    壌洗浄装置。
  8. 【請求項8】請求項7の洗浄装置において、前記分離槽
    で分離後の水を前記注入水槽へ送る送水装置を設け、前
    記タンク内部で水を循環させてなるタンク利用による土
    壌洗浄装置。
  9. 【請求項9】請求項8の洗浄装置において、前記土壌洗
    浄槽の上方に清水の散水器を設け、前記散水器へ供給す
    る清水量の調整により前記タンク内部を循環する水の量
    を制御してなるタンク利用による土壌洗浄装置。
  10. 【請求項10】請求項7から9の何れかの洗浄装置にお
    いて、前記洗浄剤をアルカリ剤とし、前記洗浄槽に気泡
    を発生させる気泡発生手段を設け、前記洗浄槽における
    汚染土と洗浄水との撹拌時に前記気泡を発生させること
    により前記汚染土中の汚染物質を洗浄水の水面へ浮上さ
    せてなるタンク利用による土壌洗浄装置。
  11. 【請求項11】請求項7から10の何れかの洗浄装置に
    おいて、前記タンク周囲への盛土により前記ショベル装
    置が移動する外周道路を設けてなるタンク利用による土
    壌洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008038448A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Eesukon Kogyo Kk 被処理物投入方法および装置
CN110076182A (zh) * 2018-01-26 2019-08-02 蔡永辉 一种双环同步循环型电动-可渗透反应墙土壤修复设备
WO2020073609A1 (zh) * 2018-10-08 2020-04-16 江苏澳洋生态园林股份有限公司 一种受重金属污染土壤的土壤修复装置
JP2020089832A (ja) * 2018-12-05 2020-06-11 株式会社竹中工務店 油脂分阻集器

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