JP7054604B2 - 自律走行型電気掃除機 - Google Patents
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Description
ここで、自律走行型電気掃除機Sの大まかな動作について説明する。自律走行型電気掃除機Sは、駆動輪2、3と補助輪4(図2参照)とにより自律的に移動され、前進、後進、左右旋回、超信地旋回等が可能である。そして、自律走行型電気掃除機Sは、サイドブラシ7、ガイドブラシ6で集塵して回転ブラシ5の周りに付着した塵埃を、吸口14を介して、吸引ファン11の吸込み力により、集塵ケース12入口の吸込み口12iから集塵ケース12内に吸込み、出口の集塵フィルタ13により集塵ケース12内に滞留させる。
自律走行型電気掃除機Sが前方に走行して、吸口部1s4がごみのある領域に到達すると、塵埃が吸口14に吸込まれ、ごみセンサが塵埃を検知する。吸口部1s4の前端がごみに到達してからごみセンサが塵埃を検知して吸引ファン11の吸引力を変化させるまでには或る程度の時間が必要であり、これをtとする。また、吸込部1s4の前後寸法、すなわち回転ブラシ5を取付けた部材(回転ブラシ収納部)の床面への開口部分の前後寸法をLとする(図2等参照)。本実施形態の自律走行型電気掃除機Sは、前進速度が略一定に設定されており、これをvとする。自律走行型電気掃除機Sは、vがL/t以下又は未満になるように設定されている。これにより、ごみが多い領域に到達した場合、吸込部1s4がこの領域の後端を通り過ぎる前にごみセンサが塵埃を検知し、吸引ファン11の吸引力を増加させることができる。なお、このようなvとするには、床面の材質等を検知する床面センサを搭載して駆動輪2,3の回転速度を調整することが好ましい。しかし、床面がフローリングであると仮定した場合の速度が上記関係式を満たすように設定しても良い。また、床面に応じた速度設定が可能であるように情報を記憶又は外部装置からその情報を入手可能とし、ユーザが床面の設定を指定できるようにしても良い。
また、tは、吸引ファン11の吸引力の立ち上がり時間としてもよい。
障害物検知手段として図4に示すバンパセンサ15と、前方用測距センサ8と、床面用測距センサ16を設けている。バンパセンサ15は、バンパ1bが障害物と接触したことをバンパ1bの後退で検知するセンサ、例えばフォトカプラである。バンパ1bに障害物が接触した場合、バンパ1bの後退でセンサ光が遮られる。この変化に応じた検知信号が制御装置10に出力される。バンパセンサ15は、左前方及び右前方にそれぞれ設けられており、バンパ1bの右側、左側又は前側の何れに障害物があるかを区別できる。
図5は充電台91を正面上方より見下ろした外観斜視図である。充電台91は床面に対して略垂直に伸びる背もたれ部92と、床面に平行に前側にのびたベース部93とで構成されている。背もたれ部92の高さは自律走行型電気掃除機Sの高さより若干高く、背もたれ部92の上部には帰還信号を伝送する赤外線LED(不図示)と、赤外線LEDを発光させるための発光回路および自律走行型電気掃除機1の充電池9に電力を供給するための充電回路を含む電子基板を有している。この電子基板には、充電台91側面の電源コード接続部94に接続し、商用電源に電気的に接続する電源コード99より電力を供給している。
図6は走行制御のフローチャートである。自律走行型電気掃除機Sは、充電台91から出発するとともに壁際を周回走行しようとする壁際周回走行ステップS100、壁や障害物を検知したら、例えばその壁や障害物から離れる方向に進行方向を変えたり、障害物の回りを走行しようとする主走行ステップS200、幾つかの壁の付近を走行しようとする壁際走行ステップS300、及び、充電台91に帰還しようとする帰還走行ステップS400を実行する。主走行ステップS200及び壁際走行ステップS300は、充電池9の残量や清掃開始からの経過時間に応じて何回か交互に繰り返し実行できる(帰還走行開始判定ステップS2)。
充電台91は通常、壁近くに設置されるため、ステップS1による判定を行うことで、起動直後の効果的な清掃モードを選択できる。なお、充電台91への接続を検知していない場合に清掃開始指示を受けたならば、主走行ステップS200の最初に移行して、前進走行を行うこととしている(ステップS210)。通常、充電台91以外の場所から清掃開始指示を受ける場合、使用者は塵埃が多い領域に自律走行型電気掃除機Sの前方側を向けた状態で清掃開始指示を発することが多い。このため、主走行ステップS200の最初の処理を前進とすることで、塵埃が多いであろう領域を円滑に清掃できる。
以下、それぞれのステップについて詳述する。
図7は壁際周回走行ステップS100が行うステップを示すフローチャートである。壁際周回走行ステップS100は、充電台91から出発する初期走行ステップS110、自律走行型電気掃除機Sの所定側を壁に寄せて走行する壁寄せ走行ステップS120、及び、壁寄せ走行ステップS120実行中に自律走行型電気掃除機Sが合計360°以上回転したか否かチェックするチェックステップS101を実行する。チェックステップS101における回転角度は、その回転方向を正負で区別して累計していく。チェックステップS101において360°以上の回転を検知した場合、主走行ステップS200へ遷移し、検知しない間は壁寄せ走行ステップS120を継続する。以下では、充電台91の後面側が壁Wであるとして説明する。
図8(a)乃至(f)は初期走行ステップS110の詳細を示す図である。
初期走行ステップS110開始時、自律走行型電気掃除機Sは充電台91に電気的に接続している(図8(a))。初期走行ステップS110を実行するとまず、自律走行型電気掃除機Sは後退して充電台91から離間する。このときの後退距離は、自律走行型電気掃除機Sの前後寸法の1/2よりも大きい(図8(b))。
図9は壁寄せ走行ステップS120の詳細を示す図である。
壁寄せ走行ステップS120を実行中の自律走行型電気掃除機Sは、壁側に寄せられている所定側(本実施形態では左側)とは反対側への回転角度(本実施形態では上面視で右回り(時計回り)の回転角度)が360°以上若しくは超となるまで、又は、所定時間が経過するまで、若しくは、壁寄せ走行ステップS120を開始した地点近傍を通過するまで、壁寄せ走行ステップS120を継続する。なお、地点の判定は、例えば、車輪の回転量やジャイロセンサやカメラを用いて判定することができる。
図10は主走行ステップS200のフローチャート、図11は主走行ステップS200による自律走行型電気掃除機Sの走行軌跡52の一例を示す図である。
自律走行型電気掃除機Sは、部屋50内を走行している。部屋50は、壁W1-W4によって、上面視で矩形状に囲まれている。部屋50は、図10中左下側に例示するように、机55の脚55a-55dが置かれている。
自律走行型電気掃除機Sは、何個の前方用測距センサ8が障害物を略同時に検出したのかに応じて、障害物の種類を判定することができる。自律走行型電気掃除機Sは、前方用測距センサ8は間隔を置いて本体Sh前方側に複数配されており、それぞれ異なる方向の障害物を検出できる。
自律走行型電気掃除機Sは、前方測距用センサ8又はバンパセンサ15により障害物を検出したら進行方向を変えて、検出した障害物の推測地点から離れる方向に進行する「反射走行」を行うことができる。自律走行型電気掃除機Sが図中P1より主走行ステップS200を開始して前進し(ステップS210)、障害物である壁W2に近接する点P2に近づいたとする。このとき自律走行型電気掃除機Sは、例えば前方測距用センサ8が壁W2のうち、点P2の領域を検出する(ステップS220)。すると、この検出がX回目であるか否かを判定し(ステップS201)、X回目未満であれば、例えば上面視反時計回りにその場で回転(超信地旋回)することで進行方向を変えた後、前進する(ステップS230又はステップS240を実行し、ステップS210に戻る)。すなわち、超信地旋回後に前進することで、壁W2で反射しているかのような走行軌跡を示す(反射走行)。X回目であれば(ステップS201,YES)、主走行ステップS200を終了できる(ステップS250)。ステップS230やS240では、「旋回走行」も行い得るが、旋回走行の詳細は後述する。
旋回走行とは、例えば、自律走行型電気掃除機Sの図心以外の点を中心とする略円又は略円弧運動等をいうことができる。例えば略円運動の場合、旋回半径は略一定かつ旋回角度は略360°にできるし、略円弧運動の場合、旋回半径は略一定かつ旋回角度は360°未満にできる。
さて、方向転換した自律走行型電気掃除機Sが、図11に例示する部屋を清掃することを想定する。壁W1-W4に近づいては進行方向を変える反射走行(超信地旋回の角度はランダムに変更してもよい。)を繰り返し、机の脚55a近傍の点P3や机の脚55c近傍の点P4に近づいたとする。
さて、細い障害物に近づいたと推定した場合(ステップS230)の旋回角度はランダムに決定してもよいし、細い障害物の検出頻度を判定してこれを基準に旋回角度を変化させても良い。また、これら2種を組合せてもよい。例えば、細い障害物の検出頻度を判定する場合について説明すると、細い障害物が付近に多数ある状況、たとえば食卓の下など複数の椅子がある場合、自律走行型電気掃除機Sは、細い障害物を発見した後、間もなく、別の細い障害物を検知する可能性が高い。このように、細い障害物を発見した後の所定時間以内、例えば1,2,3,又は4秒以内に再び細い障害物を発見した場合、旋回角度を180°未満に小さくすると、このような障害物が入り組んだ領域の中心側を清掃しにくくなる。したがって、椅子の脚55まわりのごみをしっかり掃除するためにも、高頻度で細い障害物を検知した場合は、直前に発見した障害物に対する旋回角度よりも大きい旋回角度にして、集中的に掃除させるほうが望ましい。なお、「細い障害物を発見した後の所定時間以内」に代えて、「細い障害物を発見した直後の旋回又は超信地旋回を終えてからの所定時間以内」としてもよい。本実施例では、細い障害物の近傍で超信地旋回をした後に、旋回動作を実行している。旋回動作が終了すると、本体Shは直進する。
図13は旋回半径r1と、椅子の脚の隙間寸法L及び本体Shの左右寸法Dの関係を検討する図である。本実施例の自律走行型電気掃除機Sは、2つの椅子の脚の間を通過できる範囲で旋回半径r1を決定している。具体的には、(旋回半径r1)+(本体Shの左右寸法の半分D/2)が、椅子の脚の隙間寸法L未満となるように設定している。すなわち、関係式r1<L-D/2を満たす。本発明者が調査したところ、L=350mmと設定すると、多くの割合の椅子について、椅子の脚の間を通過できる旋回半径とすることができる。したがって、細い障害物を検出した自律走行型電気掃除機Sは、関係式r1<350mm-D/2を満たす旋回半径を以て旋回することが好ましい。特にこのような旋回半径r1は、小旋回走行を実行する際に選択すると好ましい。旋回半径r1を下限としても良いし、特に細物を検出したと推定した場合には旋回半径r1による旋回走行を常に行っても良いし、その他の態様でも良い。
例えば壁や大きな障害物が近くにあると推定した場合(ステップS240)に旋回走行を実行するとき、旋回半径r1より大きい旋回半径r2によって旋回走行することができる。これにより、大きな障害物のまわりを効果的に旋回し易くなり、清掃領域を広げやすくなる。
X回目の障害物を検出してステップS250にて主走行ステップS200を終了すると、自律走行型電気掃除機Sは、充電池の残量が少ないこと又は清掃開始から所定時間が経過していないかを確認する(ステップS2)。充電池残量が比較的あり、清掃開始から比較的短時間しか経過していない場合(ステップS2,NO)、自律走行型電気掃除機Sは、壁際走行ステップS300に移行する。ステップS250の判定は、自律走行型電気掃除機Sが障害物を検出した状態で行われるため、壁際走行ステップS300に移行する時、自律走行型電気掃除機Sは、細い障害物又は壁等の近くに位置している。細い障害物を検出した場合でも、壁際走行ステップS300に移行することができる。こうすると、細い障害物が椅子の脚等である場合に、椅子の近傍からの脱出を行い易くなるためである。
図14は壁際走行ステップS300の詳細を示すフローチャートである。壁際走行ステップS300を開始した自律走行型電気掃除機Sは、本体Shが壁の近くに位置しているかを判定する(ステップS301)。具体的には、2つ以上(a個超)の前方用測距センサ8が障害物を検出したか否かで判断する。1つ以下(a個以下)の前方用測距センサ8又はバンパセンサ15が障害物を検出した場合(ステップS301,NO)、自律走行型電気掃除機Sは、反射走行をして再び障害物を検出したらステップS301に戻る。
図17は帰還走行ステップS400の詳細を示すフローチャート、図18は広範囲受信器30の検出範囲300及び狭範囲受信器31の検出範囲310を示す図、図19は帰還走行ステップS400における走行軌跡の一例を示す図である。図19中、点線矢印は反射走行中の軌跡を、破線矢印は壁際走行中の軌跡を、実線矢印は充電台接続時の軌跡を示す。
図20は、集中清掃モードにおける走行軌跡を示す図である。自律走行型電気掃除機Sは、実施例1で説明した清掃動作の途中又は実施例1で説明した清掃動作とは独立した動作として、集中清掃モードを実行できる。例えば、主走行ステップS200等の実行中に実行しても良いし、使用者の操作指令に応じて実行しても良い。
図21を参照しつつ説明する。本実施例の自律走行型電気掃除機Sは、壁近走行と壁遠走行とを連続して行うことができる。具体的には、例えば壁遠走行かつ右寄せ走行を実行した場合、その直後に、ステップS320及びステップS330の他方の選択肢による走行モードを実行する。すなわち、壁近走行かつ左寄せ走行を実行する。
図22は、壁際走行ステップS300又は反射走行を実行している際の走行軌跡を示す図である。自律走行型電気掃除機Sが、右側の前方用測距センサ8が障害物を検出している間に、前側の前方用測距センサ8が障害物を検出した場合、自律走行型電気掃除機Sの右前方側に、前壁及び側壁が接する「隅部」があると推定できる。このとき、自律走行型電気掃除機Sは、隅部に向かって斜めに接近するように、進路を右前方に変更する。すなわち、前方用測距センサ8が検出している方向(本実施例では、右側及び前側の前方用測距センサ8が検出しているため、右前方)に進路を変更する。これにより、隅部の清掃効率を向上させることができる。
本願は、以下の技術的思想を包含する。技術的思想として掲げる付記m-n(m、nは自然数)は、文脈に支障のない範囲において、任意にその構成要素の一部又は全部を組合せることができる。
(付記1-1)
電源コード接続部を有する充電台に電気的に接続可能な受電端子と、互いに対向する2つの駆動輪と、を有し、操作指令を受付け可能な自律走行型電気掃除機であって、
少なくとも前記充電台に電気的に接続している場合に動作開始指令を受付けたとき、前記充電台から離れるように進行する充電台離間ステップと、
前記電源コード接続部が設けられた側に進行するコード側進行ステップと、をこの順で実行することを特徴とする自律走行型電気掃除機。
前記コード側進行ステップを始めた後、前記充電台離間ステップにおける進行方向に垂直な方向、かつ、清掃面に平行な方向で観察した場合、当該自律走行型電気掃除機は、前記電源コード接続部に接続可能な電源コードの長さ以上離れた位置で、前記充電台に重なるよう進行することを特徴とする自律走行型電気掃除機。
測距センサを利用して、本体の所定側を壁に寄せて走行する壁寄せ走行ステップと、
前記測距センサ又はバンパセンサを利用して、検出した障害物又は壁から離れる方向に進路を変更する反射走行と、
前記測距センサを利用して、壁際を走行する壁際走行ステップと、を実行する自律走行型電気掃除機であって、
前記壁寄せ走行ステップでは、前記本体が超信地旋回によって前記所定側とは反対の方向にまわった角度が少なくとも360°に達すると、該壁寄せ走行ステップを終了し、
前記壁際走行ステップでは、前記所定側を壁に寄せる場合の方が、前記所定側とは反対側を壁に寄せる場合の方が、高頻度に実行されることを特徴とする自律走行型電気掃除機。
前記壁際走行ステップでは、前記所定側を壁に寄せて走行する場合に走行する壁数の平均値の方が、前記所定側とは反対側を壁に寄せて走行する場合に走行する壁数の平均値よりも、大きいことを特徴とする付記2-1に記載の自律走行型電気掃除機。
駆動輪及びブラシを有する自律走行型電気掃除機であって、
前進した後、旋回半径を徐々に小さくする旋回運動を行うことを特徴とする自律走行型電気掃除機。
前記旋回運動では、1周旋回するごとに、前記ブラシの左右幅の0.4倍以上1.2倍以下、旋回半径が小さくなることを特徴とする付記3-1に記載の自律走行型電気掃除機。
測距センサを利用して、壁際を清掃する壁寄せ走行ステップを実行する自律走行型電気掃除機であって、
前記測距センサとして、当該自律走行型電気掃除機の前方及び側方それぞれに設けた前方測距センサ及び側方測距センサを有し、
側方測距センサが障害物を検出している間に、前方測距センサが障害物を検出した場合、進路を当該側方寄りに設定することを特徴とする自律走行型電気掃除機。
測距センサを利用して、壁際を清掃する壁寄せ走行ステップの実行中、前壁及び側壁が接する隅部に対して斜めに近付く自律走行型電気掃除機。
本体に取付けられた回転ブラシと、該回転ブラシを収納し、開口を有する回転ブラシ収納部と、前記本体を前方へ移動させる駆動輪と、前記開口を通過した塵埃を検出するごみセンサと、該ごみセンサの信号に応じて吸引力を変化させることができる吸引ファンと、を有する自律走行型電気掃除機であって、
前記本体の移動速度v、前記ごみセンサが塵埃を検出してから前記吸引ファンの出力が増加し始めるまでの時間をt、前記回転ブラシ収納部の前後寸法L、とすると、関係式v≦L/tが成り立つことを特徴とする自律走行型電気掃除機。
測距センサを利用して、壁際を清掃する壁際走行ステップを実行する自律走行型電気掃除機であって、
壁に沿って走行する壁寄せ走行として、
壁近走行ステップと、該壁近走行ステップよりも壁から離間して走行する壁遠走行ステップと、を実行することを特徴とする自律走行型電気掃除機。
前記壁遠走行ステップでは、前記壁近走行ステップに比して、ブラシの横幅の0.4倍以上1.2倍以下、壁から離れた位置を走行することを特徴とする付記6-1に記載の自律走行型電気掃除機。
測距センサを利用して検出した障害物又は壁から離れる方向に進路を変更する反射走行を実行することを特徴とする付記6-1又は6-2に記載の自律走行型電気掃除機。
前記壁近走行ステップは、前記壁遠走行ステップよりも高頻度で実行されることを特徴とする付記6-1乃至6-3何れか一項に記載の自律走行型電気掃除機。
前記壁遠走行ステップ及び前記壁近走行ステップを連続して実行することを特徴とする付記6-1乃至6-4何れか一項に記載の自律走行型電気掃除機。
充電台に帰還する帰還走行ステップを実行し、該帰還走行ステップでは、前記壁遠走行をは前記壁近走行より高い頻度で実行することを特徴とする付記6-1乃至6-5何れか一項に記載の自律走行型電気掃除機。
複数の測距センサを有し、
該測距センサの一部を利用して、本体の所定側を壁に寄せて走行する壁寄せ走行ステップを実行する自律走行型電気掃除機であって、
前記壁寄せ走行ステップの実行中、前記所定側とは反対側に設けた測距センサの感度を鈍くする又は該測距センサの出力を無視することを特徴とする自律走行型電気掃除機。
本体に設けられた測距センサ又はバンパセンサと、
互いに対向する2つの駆動輪と、を有する自律走行型電気掃除機であって、
第1の障害物の周囲をまわる第1旋回ステップと、
前記第1の障害物から離れる離間ステップと、
第2の障害物の周囲を、180°以上、270°以上、若しくは360°以上、又は前記第1旋回ステップにおける旋回角度以上、まわる第2旋回ステップと、をこの順で実行することを特徴とする自律走行型電気掃除機。
前記第1旋回ステップにおける旋回半径r1は、前記本体のうち、前記駆動輪が対向する方向の寸法Dとの間で、関係式r1<35cm-D/2を満たすことを特徴とする付記8-1に記載の自律走行型電気掃除機。
前記第2旋回ステップは、前記第1の障害物の周囲をまわってから5秒以内に到達する位置に配された第2の障害物のまわりで行われることを特徴とする付記8-1又は8-2に記載の自律走行型電気掃除機。
前記離間ステップでは、前記第1旋回ステップの旋回半径r1よりも大きい旋回半径r2による旋回を実行することを特徴とする付記8-1乃至8-3何れか一項に記載の自律走行型電気掃除機。
前記第1旋回ステップは、前記第1の障害物の周囲を270°以上まわることを特徴とする付記8-1乃至8-4何れか一項に記載の自律走行型電気掃除機。
前記第1旋回ステップ、前記離間ステップ、及び前記第2ステップの組合せによって3つ又は4つの障害物の周囲をまわり、
3つめ又は4つめの障害物のまわりの旋回角度は、200°以上450°以下であることを特徴とする付記8-1乃至8-5何れか一項に記載の自律走行型電気掃除機。
複数の測距センサ又はバンパセンサを用いて、障害物又は壁を検出し、検出した該障害物又は該壁の周囲を旋回する自律走行型電気掃除機であって、
一度に障害物又は壁を検出した前記測距センサの個数又は前記バンパセンサの個数は、前記旋回の旋回半径と正の相間を有することを特徴とする自律走行型電気掃除機。
5 回転ブラシ
8 前方用測距センサ
9 充電池
11 吸引ファン
12 集塵ケース
14 吸口
15 バンパセンサ
16 床面用測距センサ
30 広範囲受信器
31 狭範囲受信器
91 充電台
S 自律走行型電気掃除機
Sh 本体部
Claims (5)
- 壁に沿わずにランダムに走行する主走行ステップと、
測距センサを利用して、壁に沿って走行することで壁際を清掃する壁際走行ステップと、を実行する自律走行型電気掃除機であって、
前記壁際走行ステップとして、壁近走行ステップと、該壁近走行ステップよりも壁から離間して走行する壁遠走行ステップと、を実行し、
前記壁近走行ステップでは、壁から10mm以上本体が離間するように走行し、
前記壁遠走行ステップでは、壁から60mm以上150mm以下本体が離間するように走行することを特徴とする自律走行型電気掃除機。 - 前記壁遠走行ステップでは、前記壁近走行ステップに比して、水平方向を回転軸とするブラシの横幅の0.4倍以上1.2倍以下、壁から離れた位置を走行することを特徴とする
請求項1に記載の自律走行型電気掃除機。 - 前記壁近走行ステップは、前記壁遠走行ステップよりも高頻度で実行されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自律走行型電気掃除機。
- 前記壁遠走行ステップ及び前記壁近走行ステップを連続して実行することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の自律走行型電気掃除機。
- 前記自律走行型電気掃除機は、充電台に帰還する帰還走行ステップを実行し、該帰還走行ステップでは、前記壁遠走行ステップを前記壁近走行ステップより高い頻度で実行することを特徴とする
請求項1に記載の自律走行型電気掃除機。
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