JP2016021181A - 自走式電子機器 - Google Patents

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Toshihiro Senoo
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Abstract

【課題】いわゆるジグザグ走行のパターンで自律的に走行する自走式電子機器について、作業を繰り返しても床面の特定の箇所にダメージが集中することのないようにする。【解決手段】作業を行うための機構を搭載する筐体と、前記筐体を走行させる走行部と、1回の作業中に往路と復路とを平行またはZ状にずらして前記筐体を折返し走行させる走行制御部とを備え、前記走行制御部は、往路と復路とのズレ幅および/または折返し角度を少なくとも1つの折返し箇所で前回の作業時と異ならせる自走式電子機器。【選択図】図8

Description

この発明は、自律的に走行する自走式電子機器に関し、より詳細には折返し走行しながら作業を行う自走式電子機器に関する。
室内を自律的に走行しながら掃除やワックス塗布など所定の作業を行うものが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
特にワックス塗布では、床面にムラなくワックスを塗布するために、往路と復路、往路と往路、復路と復路の少なくともいずれかが平行な、いわゆるジグザグ走行が好まれる。掃除機の場合は走行経路のとり方の規則性に重点を置いたジグザグ走行でなく、障害物を回避するときの規則性に重点を置いたいわゆるランダム走行を行うものがある。両者を比較すると、重複して走行する箇所がより少ないという点においてランダム走行よりもジグザグ走行が有利である。
特開平9−204223号公報 特開2007−286730号公報
ジグザグ走行はランダム走行に比べて上述の利点があるが、走行経路のとり方に規則性があるため、毎回の作業でほぼ同じ箇所を走行しがちである。例えば床面がカーペット等の柔らかな材質の場合、車輪が通過する箇所に凹んだ跡ができてしまう虞がある。あるいは、硬い床面であっても、車輪が通過する箇所に微細な傷ができたりワックスが剥げて光沢にムラができたりする虞がある。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、いわゆるジグザグ走行のパターンで自律的に走行する自走式電子機器について、作業を繰り返しても床面の特定の箇所にダメージが集中することのないようにするものである。
この発明は、作業を行うための機構を搭載する筐体と、前記筐体を走行させる走行部と、1回の作業中に往路と復路とを平行またはZ状にずらして前記筐体を折返し走行させる走行制御部とを備え、前記走行制御部は、往路と復路とのズレ幅および/または折返し角度を少なくとも1つの折返し箇所で前回の作業時と異ならせることを特徴とする自走式電子機器を提供する。
この発明の自走式電子機器において、走行制御部は往路と復路とのズレ幅および/または折返し角度を少なくとも1つの折返し箇所で前回の作業時と異ならせるので、作業を繰り返しても床面の特定の箇所にダメージが集中することのない制御が実現できる。
この発明の一実施形態である自走式掃除機の概略構成例を示すブロック図である。 この発明の一実施形態である自走式掃除機の外観斜視図である。 図2に示す自走式掃除機の底面を概略的に示す底面図である。 この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(走行開始からジグザグ走行の初期まで) この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(ジグザグ走行) この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(ジグザグ走行終了から充電台への帰還) この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(ジグザグ走行終了から充電台への帰還の異なる態様) この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(次回の作業時のジグザグ走行経路) この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(障害物を避けながらのジグザグ走行) この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(Z状のジグザグ走行) この発明の一実施形態の自走式掃除機が室内を走行する経路の例を示す説明図である。(異形の部屋でのジグザグ走行) この発明に係る走行制御部がジグザグ走行を制御する処理の一例を示すフローチャートである。(ジグザグ走行の最初の折返し箇所でのピッチの変更) この発明に係る走行制御部がジグザグ走行を制御する処理の一例を示すフローチャートである。(逆進方向への走行) この発明に係る走行制御部がジグザグ走行を制御する処理の一例を示すフローチャートである。(基準方向への走行) この発明に係る走行制御部がジグザグ走行を制御する処理の一例を示すフローチャートである。(ジグザグ走行の終了判断) この発明に係る走行制御部がジグザグ走行を制御する処理の一例を示すフローチャートである。(ピッチの決定)
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
≪自走式掃除機の構成≫
図1は、この発明に係る電子機器の一態様としての自走式掃除機の一実施例の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、この発明の実施形態に係る自走式掃除機1は、主として、回転ブラシ9、サイドブラシ10、制御部11、充電池12、充電用接続部13、障害検出部14、集塵部15を備える。さらに、ジャイロセンサ20、動力部21、右駆動輪22R、左駆動輪22L、誘導信号受信部24、吸気口31、排気口32を備える。さらにまた、入力部51、記憶部61、電動送風機115およびブラシモータ119を備える。
自走式掃除機1は、設置された場所の床面を自走しながら、床面(走行面)上の塵埃を含む空気を吸い込み、塵埃を除去した空気を排気することにより床面上を掃除する。自走式掃除機1は、障害検出部14により検出された障害物を自律的に回避して走行し、掃除が終了すると自律的に図示しない充電ステーションに帰還する機能を有する。
図2は、この発明の自走式掃除機の一例の外観斜視図である。
図3は、図2に示す自走式掃除機の底面を概略的に示す底面図である。
図2に示すように、本発明の自走式掃除機である自走式掃除機1は、円盤形の筐体2を備えている。
筐体2は、底板2aと、筐体2内に収容された集塵容器を出し入れすべく開閉可能な蓋部3が中央部分に取付けられた天板2bと、底板2aおよび天板2bの外周部に沿って設けられた平面視円環形の側板2cとを備えている。天板2bにおける前方部と中間部との境界付近には排気口32が形成されている。なお、側板2cは、前後に二分割されており、側板前部はバンパーとして機能すると共に、側板前部の衝突を検出する衝突センサ14Cが内部に設けられている(図2に図示せず)。さらに、前方に前方超音波センサ14Fが配置され、左側方に左方超音波センサ14Lが配置されている。図2では隠れているが、右方超音波センサ14Rが右側方に配置されている。誘導信号受信部24および充電用接続部13は、筐体2の表面の外部から視認できる位置に設けられる。
また、図3に示すように、底板2aには前輪27、右駆動輪22R、左駆動輪22Lおよび後輪26を筐体2内から露出させて外部へ突出させる複数の孔部が形成されている。さらに、吸気口31が開口しその奥に回転ブラシ9が配置されている。吸気口31の左右にはサイドブラシ10が配置され、前輪27の前方に前輪床面検出センサ18が、左駆動輪22Lの前方に左輪床面検出センサ19Lが、右駆動輪22Rの前方に右輪床面検出センサ19Rがそれぞれ配置されている。
自走式掃除機1は、右駆動輪22Rおよび左駆動輪22Lが同一方向に正回転して前進し、前方超音波センサ14Fが配置されている前方へ走行する。また、左右の駆動輪が同一方向に逆回転して後退し、互いに逆方向に回転しまたは互いに異なる速度で回転することにより旋回する。一方の駆動輪のみが停止する場合を含む。例えば、自走式掃除機1は、障害検出部14の各センサにより掃除領域の周縁に到達した場合左右の駆動輪を減速させた後に停止させる。その後、左右の駆動輪を互いに逆方向に回転させて90°旋回し吸気口31の大きさに略等しい距離だけ進んでさらに90°旋回して元の進路と逆方向へ進む。
また、進路上に障害物を検出した場合、自走式掃除機1は減速もしくは停止した後に旋回して障害物を避けるように向きを変え、その障害物が検知されなくなると元の進路の延長に近づくように旋回して走行を続ける。また、前輪床面検出センサ18、左輪床面検出センサ19Lまたは右輪床面検出センサ19Rが床面を検知しないときに一旦停止して後退および/または旋回し階段等から落下しないように走行する。このようにして、自走式掃除機1は、設置場所の全体あるいは所望範囲全体に渡って障害物を避けながら自走する。
ここで、前方とは、自走式掃除機1の前進方向(図3において、紙面に沿う上方)をいうものとし、後方とは、自走式掃除機1の後退方向(図3において、紙面に沿う下方)いうものとする。
さらに、自走式掃除機1は、充電台201の誘導信号送信部203から出射される信号を誘導信号受信部24で検知し、充電台201のある方向を認識する。そして、掃除が終了した場合、充電池12の充電残量が少なくなった場合、あるいは予め定められた清掃作業の期間が経過した場合などに、充電台201のある方向のルートを自律的に走行して、充電台201まで帰還する。ただし、障害物があれば、それを避けながら充電台201の方向へ移動する。
以下、図1に示す各構成要素を説明する。
図1の制御部11は、自走式掃除機1の各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。制御部11は、自走式掃除機1の走行を制御する走行制御部11aの機能を含む。
CPUは、後述する記憶部61に予め格納されRAMに展開された制御プログラムに基づいて処理を実行し、各ハードウェアを有機的に動作させてこの発明の清掃機能、走行機能などを実行する。
充電池12は、自走式掃除機1の各機能要素に対して電力を供給する部分であり、主として、清掃機能および走行制御を行うための電力を供給する部分である。たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、Ni−Cd電池、などの充電池が用いられる。
充電池12の充電は、自走式掃除機1を充電台201にドッキングさせた状態で、自走式掃除機1の充電用接続部13と充電台201の充電端子部202とを接触させて行う。
障害検出部14、特に左方、前方、右方の各センサ14L、14F、14Rは、自走式掃除機1が走行中に、室内の壁や机、いすなどの障害物に接触又は近づいたことを検出する部分である。さらに、左方超音波センサ14Lおよび右方超音波センサ14Rは、壁面や障害物を検出しながらそれに沿って自走式掃除機1が走行するために用いられる。障害検出部14は、超音波センサを用いて障害物への近接を検出する。超音波センサに代えて、あるいは超音波センサと共に、赤外線測距センサなど他の方式の非接触センサを用いてもよい。
衝突センサ14Cは、自走式掃除機1が走行時に障害物と接触したことを検出するために、例えば、筐体2の側板2cの内部に配置される。CPUは、衝突センサ14Cからの出力信号に基づいて側板2cが障害物に衝突したことを知る。
前輪床面検出センサ18、左輪床面検出センサ19Lおよび右輪床面検出センサ19Rは下り階段等の大きな段差を検出する。
CPUは、障害検出部14から出力された信号に基づいて、障害物や段差の存在する位置を認識する。認識された障害物や段差の位置情報に基づいて、その障害物や段差を避けて次に走行すべき方向を決定する。なお、左輪床面検出センサ19Lおよび右輪床面検出センサ19Rは、前輪床面検出センサ18が段差の検出に失敗した場合や故障した場合に下り階段を検出し、自走式掃除機1の下り階段への落下を防止する。
ジャイロセンサ20は、自走式掃除機1が走行するとき走行方向の情報を走行制御部11aに提供する。
動力部21は、自走式掃除機1の左右の駆動輪を回転および停止させる駆動モータによって走行を実現する部分である。この実施形態においては左右の駆動輪を独立して正逆両方向に回転させ得るように駆動モータを構成することにより、自走式掃除機1の前進、後退、旋回、加減速などの走行状態を実現している。
誘導信号受信部24は、赤外線を受信するための赤外線センサであり、筐体2の前方部に配置される。誘導信号受信部24は、充電台201の誘導信号送信部203から出射される位置標識信号(ビーコン)等を受信する。
吸気口31および排気口32は、それぞれ清掃のための空気の吸気および排気を行う部分である。
集塵部15は、室内のゴミやちりを集める清掃機能を実行する部分であり、主として、図示しない集塵容器と、フィルター部と、集塵容器およびフィルター部を覆うカバー部とを備える。また、集塵容器には、吸気口31と連通する流入路に通じる流入口と、排気口32と連通する排出路に通じる排気口とを有する。排出路には電動送風機115が配置されている。電動送風機115は、吸気口31から空気を吸い込み、その空気を、流入路を介して集塵容器内に導き、集塵後の空気を、排出路を介して排気口32から外部へ放出する気流を発生させる。
吸気口31の奥には、底面と平行な軸心廻りに回転する回転ブラシ9が設けられており、吸気口31の左右両側には垂直な回転軸心廻りに回転するサイドブラシ10が設けられている。回転ブラシ9は、回転軸であるローラの外周面に螺旋状にブラシを植設することにより形成されている。サイドブラシ10は、回転軸の下端にブラシ束を放射状に設けることにより形成されている。なお、回転ブラシ9の回転軸および一対のサイドブラシ10の回転軸は、筐体2の底板2aの一部に枢着されると共に、その付近に設けられたブラシモータ119とプーリおよびベルト等を含む動力伝達機構を介して連結されている。これは、一例であり、サイドブラシ10を回転させる専用の駆動モータを設けてもよい。
この発明に係る吸塵機構は、以上に説明した集塵部15、回転ブラシ9、サイドブラシ10、ブラシモータ119、電動送風機115を含む。吸塵機構は、回転ブラシ9の回転によって床等の走行面上の塵埃を吸気口31内へ取り込み、それに合わせて吸気口31から空気を吸気して集塵部15の集塵容器に吸引された塵埃を取り込む。吸引された空気は前記集塵容器に配されたフィルターを介して排気口32から排気される。
入力部51は、ユーザが、自走式掃除機1の動作を指示入力する部分であり、自走式掃除機1の筐体2の表面に、操作パネル、あるいは操作ボタンとして設けられる。
さらに、前述の掃除機本体に設けられた操作パネルや操作ボタンとは別にリモコンユニットが設けられており、このリモコンユニットも入力部51に相当する。このリモコンユニットに設けられた操作ボタンを押すと、リモコンユニットから赤外線や無線電波信号が送出され、無線通信により動作の指示入力を行う。
入力部51は、主電源スイッチ52M、電源スイッチ52Sおよび起動スイッチ53を含む。主電源スイッチ52Mは、充電池12から制御部11等への給電を回路的にオン/オフするスイッチである。電源スイッチ52Sは、自走式掃除機1の電源をオン/オフするスイッチである。起動スイッチ53は、清掃作業をスタートさせるスイッチである。入力部51としては、その他のスイッチ(例えば、充電要求スイッチ、運転モードスイッチ、タイマスイッチ)がさらに設けられる。入力部51としてのリモコンがユーザからの指示を受けると、制御部11はこの指示に応答し、例えば動力部21を制御してユーザが指示する方向へ走行させあるいは走行を停止させる。
記憶部61は、自走式掃除機1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラムを記憶する部分であり、フラッシュメモリ等不揮発性の半導体記憶素子やハードディスク等の記憶媒体が用いられる。
記憶部61には、例えば、充電池12の残容量等の状態を示す電池情報62、自走式掃除機1の走行経路の履歴、現在位置および方向を示す位置情報63、自走式掃除機1の動作モードを示す動作モード情報71を格納する。動作モード情報71は、運転モード72、スタンバイモード73およびスリープモード74を格納する。運転モード72は、清掃作業中であることを示すデータである。スタンバイモード73は、自走式掃除機の状態が起動スイッチ53に応答して掃除を開始できるスタンバイモードであることを示すデータである。スリープモード74は、節電状態のスリープモードであることを示すデータである。
充電台201は、充電端子部202および誘導信号送信部203を備える。充電台201の充電端子部202と自走式掃除機1の充電用接続部13とを電気的に接触することにより、自走式掃除機1は充電台201からの電力の供給を受け、自走式掃除機1の充電池12が充電される。誘導信号送信部203は、ビーコン信号を生成する信号生成回路と生成された信号を放射するLEDからなる。
(実施の形態1)
≪折返しの走行制御≫
図4〜図10は、自走式掃除機1が矩形状の室内を走行する経路の一例を示す説明図である。
図4は、壁面80a、80b、80cおよび80dで四方が囲まれた矩形の部屋を清掃する場合の走路の例を示している。壁面80a沿いに充電台201が置かれている。充電台201は、充電台に近接したことを自走式掃除機1に知らせ、また、自走式掃除機1にドッキングの位置を知らせるための誘導信号を誘導信号送信部203から発している。自走式掃除機1は、清掃の作業が終了すると充電台201の正面側、即ち壁面80aと向かい合う充電台201の背面とは反対側の側面にドッキングする。そして充電池12を充電するための電力の供給を充電台201から受ける。
起動スイッチ53がオンされると、走行制御部11aは、動力部21の駆動モータを回転させて走行を開始する。また、制御部11は電動送風機115およびブラシモータ119を回転させて清掃作業をスタートする。
まず、ジグザグ走行の開始地点に至るまでの走行路の例を説明する。
走行を開始すると、走行制御部11aは、充電台201から壁面80aを右側に見ながら壁面80a沿うように自走式掃除機1を右方(X軸方向)へ走行させる。そして、障害検出部14の前方超音波センサ14Fが前方の壁面80bを検出するまで移動させる。壁面80a沿う走行は、右方超音波センサ14Rの検出に基づいて行う。走行制御部11aは、壁面80aに沿って直進するときの方向をジグザグ走行の開始地点および終了地点を判断するうえでの基準座標軸、即ちX軸方向とする。壁面80aに沿って走行しながら、走行制御部11aは、X軸方向およびそれに直角なY方向の位置をジャイロセンサ20及び車輪の回転数からの情報に基づいて逐次算出する。そして、走行した位置の履歴を位置情報63に逐次記録していく。
前方超音波センサ14Fが走行方向前方の障害物である壁面80bを検出すると、走行制御部11aは、その手前の地点C1で自走式掃除機1を左側(上方から見て反時計方向)へ旋回させる。
なお、仮に前述の実施形態と左右対称の走行パターンをとる場合、即ち充電台201から壁面80aを左側に見ながら壁面80aに沿って左方(X軸のマイナス方向へ)走行する場合は、左端の壁面80dの手前に達すると右側(時計方向)に旋回させる。
上述のように地点C1で旋回した後の走行制御について説明を続ける。走行制御部11aは、壁面80bを右側に見ながら壁面80bに沿うように自走式掃除機1を上方(Y軸方向)へ走行させる。走行制御部11aは、壁面80bに沿って走行する間、X座標が最大の位置を位置情報63に逐次記録し更新していく。図4に示す部屋の場合、壁面80bに沿って走行する間X座標の値は一定なのでX座標が最大の位置として地点C1からC2までの位置が位置情報63に記録される。
やがて前方超音波センサ14Fが走行方向前方の障害物である壁面80cを検出すると、走行制御部11aは、その手前の地点C2で自走式掃除機1を左側(反時計方向)へ旋回させる。そして、壁面80cを右側に見ながら壁面80cに沿うように左方(X軸のマイナスの方向)へ走行させる。
地点C2からジグザグ走行の折返しのズレ幅(ピッチとも呼ぶ)として予め定められた距離Pだけ壁面80cに沿って左側へ進み地点C3まで走行したら、走行制御部11aは以下の二つの条件、
(1)X座標が最大の位置を含む直進経路の長さ(図4の例では地点C1からC2までの距離)が予め定められた閾値を超えており、
(2)X座標が最大の位置を走行した後X軸のマイナス方向へ旋回し(地点C2)、X座標が(最大値−P)の位置まできたこと、
が満たされたと判断してジグザグ走行を開始する。なお、後述するように、走行制御部11aは最初の折返し箇所でのズレ幅を前回の作業時と変更する。地点C2からC3の距離は予め定められたピッチPに等しくてもよいがそれより小さくてもよい。それに応じて前述した(2)の条件で最大値から差引く値の大きさも変わる。
続いて、ジグザグ走行の一例を説明する。
図5は、ジグザグ走行の経路の一例を示している。走行制御部11aは、X座標の最大位置を含む直進路(図4の例で地点C1からC2までの直進路)をジグザグ走行の往路の基準方向として決定する。そして、復路の方向を前述の往路の基準方向に対して180°の方向(逆進方向)に定める。図4の例で、走行制御部11aは地点C3でジグザグ走行の開始を決定するが、そのとき既に地点C1からC2に至る往路の走行を終えており地点C3からC4の経路が復路である。地点C3で旋回した後、走行制御部11aは、前方超音波センサ14Fが前方の壁面80aを検出するまで自走式掃除機1を移動させる。
前方超音波センサ14Fが走行方向前方の障害物である壁面80aを検出すると、走行制御部11aは、その手前の地点C4で自走式掃除機1を右側(時計方向)へ旋回させる。既に走行した地点C1から遠ざかる方向である。そして、壁面80aを左側に見ながら壁面80aに沿うように左方(X軸のマイナス方向)へピッチ分の距離Pだけ進んだ地点C5まで走行させる。壁面80a沿う走行は、左方超音波センサ14Lの検出に基づいて行う。
地点C5まで走行したら、走行制御部11aは自走式掃除機1をさらに右側(時計方向)へ旋回させる。そして、地点C5から前述の往路の基準方向へ走行させる。走行制御部11aは、前方超音波センサ14Fが前方の壁面80cを検出するまで自走式掃除機1を移動させる。
前方超音波センサ14Fが走行方向前方の障害物である壁面80cを検出すると、走行制御部11aは、地点C2での旋回と同様に壁面80cの手前の地点C6で自走式掃除機1を左側(反時計方向)へ旋回させる。既に走行した地点C2およびC3から遠ざかる方向である。その後、壁面80cを右側に見ながら壁面80cに沿うようにピッチ分の距離Pだけ走行させる。
その後、壁面80cとそれに対向する壁面80aとの間を折返しながら、地点C7、C8およびC9を経てピッチPのジグザグ走行を繰り返す。
やがて、自走式掃除機1が部屋の左端の壁面80d近くの地点Ceに達して壁面80cに沿って進むとき、前方超音波センサ14Fが地点Ceから距離Pe(ただし、Pe≦P)の正面方向に壁面80dを検出する(図5参照)。走行制御部11aは、壁面80dの手前の地点Cfで自走式掃除機1を左側(反時計方向)へ旋回させる。その後、壁面80dを右側に見ながら壁面80dに沿うように自走式掃除機1を走行させる。
やがて、前方超音波センサ14Fが走行方向前方の障害物である壁面80aを検出すると、走行制御部11aは、その手前の地点Cgで自走式掃除機1を左側(反時計方向)へ旋回させる(図6参照)。そして、壁面80aを右側に見ながら壁面80aに沿うように右方(X軸方向)へ前述の距離Pだけ進んだ地点Chまで走行させる。
走行制御部11aは、ジグザグ走行中の位置を位置情報63に逐次記録する。また、X軸座標が最小の位置を逐次記録し更新していく。図6に示す部屋の場合、壁面80dに沿って走行する間X軸方向の位置は一定なのでX座標が最小の位置として地点CfからCgまでの位置が位置情報63に記録される。走行制御部11aは、次の二つの条件、
(3)X座標が最小の位置を含む直進経路の長さ(図6の例では地点CfからCgまでの距離)が予め定められた閾値を超えており、
(4)X座標が最小の位置を走行した後、X軸方向へ旋回し(地点Cg)、X座標が(最小値+P)の位置まできたこと、
が満たされたと判断して、ジグザグ走行の終了を決定する。
続いて、充電台201への帰還走行の一例を説明する。
ジグザグ走行を終了したら、走行制御部11aは自走式掃除機1を充電台201へ帰還させる。このとき、走行制御部11aは、帰還開始を決定した地点Chから壁面80aを右側に見ながら室内の壁面に沿って反時計回りに自走式掃除機1を走行させ、充電台201を探す。
図6で、自走式掃除機1が地点Chから壁面80aに沿って進むと、やがて誘導信号受信部24が充電台201の誘導信号送信部203から放射されるビーコン信号を受信する。ビーコン信号の受信によって、走行制御部11aは自走式掃除機1が充電台201に近接したと判断する。
そして、誘導信号送信部203の正面の地点Ckに来たら、その位置を自走式掃除機1の旋回中心として旋回させ、充電用接続部13が充電端子部202と接触するように充電台201にドッキングさせる。
部屋のX軸方向の大きさやピッチPの大きさによっては、図7に示すように、壁面80aに沿ってCe’からCf’へ進むときに壁面80dに達することがある。この場合走行制御部11aは、壁面80dの手前の地点Cf’で自走式掃除機1を右側(時計方向)へ旋回させ、壁面80dを左側に見ながら壁面80dに沿うように自走式掃除機1を走行させる。
前方超音波センサ14Fが走行方向前方の障害物である壁面80cを検出すると、走行制御部11aは、その手前の地点Cg’で自走式掃除機1を右側(時計方向)へ旋回させる。そして、壁面80cを左側に見ながら壁面80cに沿うように右方(X軸方向)へピッチ分の距離Pだけ進んだ地点Ch’まで走行させた時点で前述の(3)、(4)と同様の条件が満たされたと判断してジグザグ走行を終了する。
この場合、走行制御部11aは、壁面を左側に見ながら室内の壁面に沿って時計回りに自走式掃除機1を走行させ、充電台201を探す。
図7で、自走式掃除機1が地点Ch’から壁面80cに沿って進むと、やがて前方超音波センサ14Fが前方に壁面80bを検知する。壁面を左側に見ながら壁面に沿って走行する原則に従って走行制御部11aは、地点Ci’で自走式掃除機1を時計回りに旋回させ、壁面80bに沿って自走式掃除機1を走行させる。
やがて前方超音波センサ14Fが前方に壁面80aを検知すると、走行制御部11aはここでも壁面を左側に見ながら壁面に沿って走行する原則に従って、地点Cj’で自走式掃除機1を時計回りに旋回させる。そして、壁面80aに沿って自走式掃除機1を走行させる。
自走式掃除機1が壁面80aに沿いつつ充電台201への衝突を避けて進むと、やがて誘導信号受信部24が誘導信号送信部203から放射されるビーコン信号を受信する。誘導信号送信部203の正面の地点Ckに来たら、その位置を自走式掃除機1の旋回中心として旋回させ、充電用接続部13が充電端子部202と接触するように充電台201にドッキングさせる。
以上が充電台201への帰還である。
その後、再び起動スイッチ53がオンされると、走行制御部11aは自走式掃除機1を走行させて清掃作業をスタートする。このとき、ジグザグ走行のズレ幅を、少なくとも一箇所で前回の清掃作業時と異ならせる。図8は、第2回目の清掃作業の走行経路を示している。なお、比較しやすいように第1回目の走行経路(図5の経路)も鎖線で示している。図8に示す例で、走行制御部11aは、地点C2から壁面80cに沿って進み旋回を行う地点C3’までの距離を第1回目の距離Pと異なりP1としている。他の箇所での折返しピッチは第1回目と同様Pである。
この実施形態によれば、壁面80aと壁面80cとの間を往復する経路が前回の経路とズレており重複しない。よって、左駆動輪22Lおよび右駆動輪22Rの軌跡が床面の特定の箇所に集中することがない。
なお、前回の作業とズレ幅をずらす箇所は、最初の折返し箇所に限らなくてもよい。しかし好ましくは、最初の折返し箇所である地点C2とC3’との距離を前回の作業と異ならせるように制御する。最初の折返しのピッチを前回作業時と異ならせることによって、その後のすべての経路を前回作業時とずらすことができる。即ち、壁面80a、80b、80cおよび80dに沿う部分を除き、駆動輪の軌跡が重なることがない。
なお、毎回の作業で前回のズレ幅と異ならせることは必ずしも必要でなく、複数回に一回の変更であってもよい。その複数回の値は必ずしも一定でなくてよい。
図8では前回のピッチPより小さなズレ幅P1で折り返しているが、この発明はこれに限定されず前回のピッチPより大きなズレ幅で折り返すようにしてもよい。
ただし、ズレ幅には好ましい範囲がある。ズレ幅は左駆動輪22Lおよび右駆動輪22Rのそれぞれの幅よりも大きいことが好ましい。そうすれば、第1回目の作業における地点C3からC4への軌跡と第2回目の作業における地点C3’からC4’における走路の軌跡とで重なる部分がないからである。
一方で、ズレ幅は一回の走行で清掃可能な幅よりも小さいことが好ましい。そうすれば往復の走路間に掃き残しの領域がなくなるからである。清掃可能な幅は、例えば吸気口31の左右方向の幅に対応する長さである。あるいは、そのズレ幅は実験に基づいて決定される。
(実施の形態2)
≪障害を検出したときの走行制御≫
実施の形態1は、室内に障害物がない場合の走行経路を示している。この実施形態では、走行制御部11aが、室内にある障害物を避けながら自走式掃除機1を走行させるときの経路の例を説明する。
図9は、自走式掃除機1が障害物のある室内を走行する経路の一例を示す説明図である。図9で、室内には障害物82および障害物83がある。
走行制御部11aは、図5と同様にピッチPのジグザグ走行を基本として自走式掃除機1を走行させる。図9に示すように、地点C3からC4へ走行する経路の途中に障害物82がある。前方超音波センサ14Fが前方に障害物83を検知すると、走行制御部11aは障害物83の手前の地点Cd1で自走式掃除機1を地点C4での旋回と同方向、即ち時計方向に旋回させ、障害物83に沿って走行させる。
障害物82を検出し回避するたに旋回を行った地点Cd1からX軸のマイナス方向に進むとやがて左方超音波センサ14Lは障害物82が左方にないことを検出する。走行制御部11aは、障害物82に沿うようにするには地点Cd1からX軸のマイナス方向に距離w1だけ進んだ地点Cd2で旋回すべきと判断する。このとき、
w1≦P
なので、走行制御部11aは障害物82に沿うように自走式掃除機1を地点Cd2で反時計方向に旋回させる。その後、左方超音波センサ14Lが検出する障害物82との距離に基づいて衝突を避けながら障害物82に沿って走行させる。地点Cd3では、障害物82に沿ってさらに反時計方向に旋回し地点Cd4に至る。障害物82を回避する間、走行制御部11aは走行した位置の履歴を位置情報63に逐次記録していく。そして、地点Cd1とX座標が同じ地点Cd4まで進んだら自走式掃除機1を元の方向、即ち逆進方向に旋回させて、地点C4に向かい走行させる。以上のようにして障害物82を回避する。地点C4から地点C9の経路は図5と同様である。
地点C9を経て自走式掃除機1が壁面80cに向けて走行すると、経路の途中に障害物83がある。前方超音波センサ14Fが前方に障害物83を検知すると、走行制御部11aは障害物83の手前の地点Cd5で自走式掃除機1を壁面80cの手前での旋回と同方向、即ち反時計方向に旋回させ、障害物83に沿って走行させる。
障害物83を回避する旋回を行った地点Cd5からX軸のマイナス方向にピッチPだけ進んでも、右方超音波センサ14Rは障害物83を右方に検出している。仮に自走式掃除機1が障害物83に沿って進んだ場合、地点Cd6で時計方向に旋回するものとする(二点鎖線の矢印を参照)。地点Cd5から地点Cd6までの距離をw2とするとき、
w2>P
の関係にある。
走行制御部11aは障害物82に沿うように自走式掃除機1を地点Cd5からピッチ分の距離Pだけ障害物82に沿って走行させた地点Cd7で自走式掃除機1を反時計方向に旋回させる。ここで、地点Cd7は地点Cd6の手前にある。地点CD7での旋回の後、走行制御部11aは自走式掃除機1を壁面80aに向かう方向へ折り返し走行させる。以上のようにして障害物83を回避する。折返し後の走行経路は図5と同様である。
(実施の形態3)
≪Z状の走行制御≫
実施の形態1、2は、往路と復路が平行な走行経路を基本としていた。しかし、この発明はこれに限定されない。例えば、Z状の走行経路もこの発明の範囲に含まれる。
図11、図5に対応して走行経路のパターンがZ状の場合を示している。走行制御部11aは折返しピッチPに対応するその部屋の折返しの角度αを予め算出しておく。
その後、例えば壁面80bに沿って壁面80cの手前の地点C2に来たら、折返しの経路の挟角が前述の角度αになるように制御して壁面80aに向かって折返し走行させる。自走式掃除機1が壁面80aの手前に達すると、地点C1から距離Pだけ離れた地点C3で折り返す。このときも折返しの経路の挟角がαになるように制御し壁面80cに向かって折返し走行させる。以下、ピッチPで地点C4〜C9を経て地点Cfに至るまで自走式掃除機1をZ状にジグザグ走行させる。
壁面80dの手前の地点Cfに達したら、走行制御部11aは、壁面80dに沿うように自走式掃除機1を走行させる。やがて、壁面80aの手前の地点Cgに達したら、自走式掃除機1を旋回させて壁面80cの手前の地点Chまで壁面80dに沿って逆進方向に走行させる。壁面80d沿いに掃き残しの領域をなくすためである。その後、走行制御部11aは自走式掃除機1を充電台201に帰還させる。
第2回目の作業時、走行制御部11aは少なくとも一箇所で折返し走路の侠角をαと異ならせる。好ましくは地点C2の折返し角度をαと異ならせることによって、それ以降の走行経路が第1回目の作業時と重ならないようにする。他の折返し箇所では折返し角度をαとしてもよいし、αと異ならせてもよい。
なお、Z状の走行路でも、壁面80aおよび80cの手前で折り返す走路の形状が、図10に示すような鋭利な鋸歯状に限らず、図5と組み合わせたような台形状のものであってもよい。その場合、壁面80aおよび80cに沿って走行する距離Pと折返し角αの両方またはいずれか一方を前回の作業と変更すればよい。
≪その他の変形例≫
走行制御部11aは、自走式掃除機1の走行を開始した後、壁面に沿って部屋を一周させる等の手段によって部屋の縦横の寸法を取得してもよい。このようにすれば、部屋を一周する間にX座標が最大の位置および最小値の位置を予め測定しておくことができる。その測定に基づいて、ジグザグ走行を開始および終了すべき位置を適切に決定できる。さらに、Z状のジグザグ走行を行う場合、前記測定に基づいてピッチPに対応する折返しの角度αを予め算出することができる。(実施の形態4)
さらに、対向する壁面が平行でない形状の部屋であっても、この発明は適用可能である。図11は、異形の部屋をジグザグ走行する経路の一例を示している。図11で、互いに対向する壁面80aと壁面80cとは平行でない。走行制御部11aは、例えば地点C2で自走式掃除機1を旋回させた後に壁面80cに沿ってX軸方向のピッチがPの地点C3まで走行させる。よって、壁面80aと壁面80cとが平行か否かは問題にならならず、壁面80c沿いに掃き残しができることもない。また、互いに対向する壁面80bと壁面80dとは平行でない。しかし、走行制御部は、地点Cfから壁面80dに沿って自走式掃除機1を走行させる。そして、X座標の最小の位置Cfを含む直進経路(図11でCfからCgまでの経路)が予め定められた距離を超えておれば、地点Cgで旋回した後に壁面80aに沿って進む。X座標が(最小値+P)の位置まできた時点でジグザグ走行を終了する。(実施の形態5)
前述した種々の態様のジグザグ走行が終了した後、ランダム走行または異なる方向のジグザグ走行を行い、ランダム走行または異なる方向のジグザグ走行が終了した後に充電台201に帰還するようにしてもよい。一方向のジグザグ方向だけでは掃き残しの領域ができることがある。例えば、図9で障害物83と壁面80cとの間の領域である。ランダム走行または異なる方向のジグザグ走行と組み合わせることで、拭き残しの領域を減らすことができる。(実施の形態6)
≪ジグザグ走行制御の処理≫
続いて、走行制御部11aが実行する走行制御の処理について説明する。特に、この発明で特徴的なジグザグ制御とそのピッチの変更の部分について説明する。
図12〜図16は、走行制御部11aが実行するジグザグ制御の処理の一例を示すフローチャートである。フローチャートに沿って順に説明する。
走行制御部11aは、走行開始後、障害物を避けながら壁面に沿い自走式掃除機1を走行させる(ステップS11)。走行中に、現在位置を位置情報63に記録し、さらに現在位置がX座標の最大値または最小値を与える位置であれば、該当する情報を更新する(ステップS13、図4の充電台201から地点C1を経てC2に至る経路参照)。
走行中に前方超音波センサ14Fが障害物あるいは壁面を検出するまでは、壁面に沿って走行を続ける(ステップS15のNo)。走行中に前方超音波センサ14Fが障害物あるいは壁面を検出したら(ステップS15のYes)、位置情報63を参照してX座標の最大位置を含む直進路でありかつ所定の長さを超えたか否かを調べる(ステップS17)。X座標の最大位置を含み且つ予め定められた長さを超えていなければ(ステップS17のNo)、前述のステップS11へ戻り、障害物を避けながら壁面に沿って走行を続ける。一方、X座標の最大位置を含み且つ予め定められた長さを超えてれば(ステップS17のYes、図5の地点C1からC2までの経路参照)、今回の最初の折返し点でのピッチを求める(ステップS19)。
そして、現在位置のX座標が(最大値−P)より小さいか否かを調べる(ステップS21)。現在位置のX座標が(最大値−P)以上であれば(ステップS21のNo)、ルーチンはステップS11へ戻り壁面に沿って走行を続ける。
一方、現在位置のX座標が(最大値−P)より小さければ(ステップS21のYes)、ステップS17で予め定められた長さを超えたと判断した直進方向を基準方向とし、その基準方向と180°逆の方向(逆進方向)に自走式掃除機1を旋回させる(ステップS23、図4および図5の地点C3参照)。
そして、走行制御部11aは、障害物を避けながら自走式掃除機1を逆進方向へ走行させる(図13のステップS25参照)。そして、現在位置を位置情報63に記録し、さらに現在位置がX座標の最大値または最小値を与える位置であれば、走行履歴の該当の情報を更新する(ステップS27)。
走行を続け、走行中に前方超音波センサ14Fが障害物あるいは壁面を検出したら(ステップS29のYes)、X軸のマイナス方向に自走式掃除機1を旋回させる(ステップS31、図5の地点C4参照)。障害物あるいは壁面を検出しなければ、ルーチンは前述のステップS25へ戻り、逆進方向への走行を続ける。
前記ステップS31でX軸のマイナス方向へ旋回した後、走行制御部11aは、障害物を避けながら壁面に沿って自走式掃除機1を走行させる(ステップS33)。そして、現在位置を位置情報63に記録し、さらに現在位置がX座標の最大値または最小値を与える位置であれば、走行履歴の該当の情報を更新する(ステップS35)。
走行中に前方超音波センサ14Fが障害物あるいは壁面を検出したら(ステップS37のYes)、ルーチンは後述する図15のステップS71へ進み、ジグザグ走行の終了判定を行う。
前方に障害物がなければ、ピッチPだけ進んだか判断し(ステップS41)、未だPだけ進んでいなければ(ステップS41のNo)、ルーチンはステップS33へ戻って壁面に沿う走行を続ける。
一方、壁面に沿ってピッチPだけ進んだら(ステップS41のYes、図5の地点C5参照)、走行制御部11aは、自走式掃除機1を基準方向へ旋回させる(ステップS43)。
そして、走行制御部11aは、障害物を避けながら自走式掃除機1を基準方向へ走行させる(図14のステップS45参照)。そして、現在位置を位置情報63に記録し、さらに現在位置がX座標の最大値または最小値を与える位置であれば、走行履歴の該当の情報を更新する(ステップS47)。
走行を続け、走行中に前方超音波センサ14Fが障害物あるいは壁面を検出したら(ステップS49のYes)、X軸のマイナス方向に自走式掃除機1を旋回させる(ステップS51、図5の地点C6参照)。障害物あるいは壁面を検出しなければ、ルーチンは前述のステップS45へ戻り、基準方向への走行を続ける。
前記ステップS51でX軸のマイナス方向へ旋回した後、走行制御部11aは、障害物を避けながら壁面に沿って自走式掃除機1を走行させる(ステップS53)。そして、現在位置を位置情報63に記録し、さらに現在位置がX座標の最大値または最小値を与える位置であれば、走行履歴の該当の情報を更新する(ステップS55)。
走行中に前方超音波センサ14Fが障害物あるいは壁面を検出したら(ステップS57のYes)、ルーチンは後述する図15のステップS71へ進み、ジグザグ走行の終了判定を行う。
前方に障害物がなければ、ピッチPだけ進んだか判断し(ステップS61)、未だPだけ進んでいなければ(ステップS61のNo)、ルーチンはステップS53へ戻って壁面に沿う走行を続ける。
一方、壁面に沿ってピッチPだけ進んだら(ステップS61のYes、図5の地点C7参照)、走行制御部11aは、自走式掃除機1を逆進方向へ旋回させる(ステップS63)。その後、ルーチンは図13のステップS25へ進み、逆進方向の処理を繰り返し、折返しの往復走行を行う。
続いて、ジグザグ走行の終了判定について説明する。
走行制御部11aは、折返しの箇所で壁面に沿ってピッチPだけ進むまでに前方超音波センサ14Fが前方の障害物または壁面を検出したら、障害物または壁面を避けながらそれに沿って走行させる(ステップS71)。そして、現在位置を位置情報63に記録し、さらに現在位置がX座標の最大値または最小値を与える位置であれば、走行履歴の該当の情報を更新する(ステップS73)。
また、位置情報63を参照してX座標の最小位置を含む直進路でありかつ所定の長さを超えたか否かを調べる(ステップS75)。X座標の最小位置を含み且つ予め定められた長さを超えていなければ(ステップS75のNo)、前述のステップS71へ戻り、障害物を避けながら壁面に沿って走行を続ける。一方、X座標の最大位置を含み且つ予め定められた長さを超えてれば(ステップS75のYes)、現在位置のX座標が(最小値+P)より大きいか否かを調べる(ステップS77)。現在位置のX座標が(最小値+P)よりおおきければ(ステップS77のYes)、ジグザグ走行の制御を終了する。そして、充電台201への帰還、ランダム走行へあるいは異なる方向のジグザグ走行の処理を開始する。
一方、現在位置のX座標が(最小値+P)以下であれば(ステップS77のNo)、壁面に沿って走行を開始した地点からX軸のマイナス方向へピッチPだけ進んだか否かを調べる(ステップS79)。未だピッチPだけ進んでいなければ(ステップS79のNo)、ルーチンはステップS71へ戻り、壁面に沿った走行を続ける。
一方、ピッチPだけ進んでいれば(ステップS79のYes)、現在位置が基準方向の終端側か始端側かを調べる(ステップS81)。
終端側であれば(ステップS81のYes)、自走式掃除機1を逆進方向へ旋回させ(ステップS83)、その後ルーチンは図13のステップS25へ戻って逆進方向へ走行させる。
始端側であれば(ステップS81のNo)、自走式掃除機1を基準方向へ旋回させ(ステップS85)、その後ルーチンは図14のステップS45へ戻って基準方向へ走行させる。
続いて、前述した図12のステップS19の処理の詳細を説明する。即ち、折返しの箇所でのズレ幅を決定する処理である。なお、図12〜図15のフローチャートでは、ジグザグ走行の最初の折返し箇所のみ、前回の作業時からピッチを変更するものとしている。
走行制御部11aは、ステップS19の処理に際して、前回のズレ幅を記憶部から読み出す(図16のステップS91)。ここでは、前回のズレ幅の値をSとしている。そして、今回のズレ幅P1(図8の地点C2とC3’を参照)の計算を行う。まず、前回のズレ幅Sから予め定められた差分ΔSを差引く(ステップS93)。この実施形態でΔSは、駆動輪の幅に基づいて定められている。
求めたP1が最小単位のΔSより小さい場合は(ステップS95のYes)、P1を予め定められたピッチPに置換する(ステップS97)。この実施形態でPは、吸気口31の左右の幅に基づいて定められている。
最後に、次回の計算のために、ここで求めたP1の値をズレ幅Sに格納する。次回の計算で、「前回のズレ幅」としてその値を用いる。
以上が、折返しのズレ幅P1を決定する処理である。
なお、この実施例ではステップS93で前回のズレ幅からΔSを差引いているが、逆に前回のズレ幅にΔSを加えるようにしてもよい。その場合、P1がPを超えたときは予め定めた最小値でP1を置き換えるようにすればよい。最小値の一例はΔSである。
以上に述べたように、
(i)この発明による自走式電子機器は、作業を行うための機構を搭載する筐体と、前記筐体を走行させる走行部と、1回の作業中に往路と復路とを平行またはZ状にずらして前記筐体を折返し走行させる走行制御部とを備え、前記走行制御部は、往路と復路とのズレ幅および/または折返し角度を少なくとも1つの折返し箇所で前回の作業時と異ならせることを特徴とする。
この発明において、自走式電子機器は、自律的に走行しながら作業を行う装置である。その具体的な態様は、例えば、掃除機、ワックス塗布機、移動しながら室内の空気を清浄化したり陰イオンを放出したりする空気清浄機などの機器である。前述の実施形態における自走式掃除機は、この発明の自走式電子機器に相当する。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)進路の前方および側方の壁面および/または障害物を検出する障害検出部をさらに備え、前記走行制御部は、前記障害検出部の検出に基づいて壁面に沿って予め定められた距離以上直進した後にその直進の方向を基準に折返しの走行を開始してもよい。
このようにすれば、折返し走行の基準となる直進の方向を一つの壁面に沿う方向として決定できる。多くの部屋は矩形状あるいは矩形を組み合わせた形状で、家具等も壁面に平行または直角な方向に配置されることが多いと考えられる。よって、壁面に平行に往復走行させることで、壁面に斜めの方向に往復するよりも折返しの少ない効率的な走行が実現されると考えられる。
(iii)前記走行制御部は、前記作業中に折返し走行を行うとき、少なくとも最初の折返し箇所でのズレ幅および/または折返し角度を前回の作業時と異ならせるように制御してもよい。
このようにすれば、例えば最終の折返し箇所のみでズレ幅および/または折返し角度を異ならせる場合と比べて、より多くの走行経路が前回の作業時と重ならないようにできる。
(iv)前記走行部は、動力源としての駆動部および前記駆動部により駆動される駆動輪を含み、前記走行制御部は、前回の作業時とズレ幅を異ならせるとき、ズレ幅の差異を駆動輪の幅よりも大きくしてもよい。
このようにすれば、ズレ幅の差異が駆動輪の幅よりも大きいので前回作業時の駆動輪の軌跡と重なる部分をなくすことができる。
(v)前記走行制御部は、折返し走行中に前記障害検出部が進路の前方に障害物を検出したことに応答してその障害物を側方に検出ながら進むように走行方向を左右何れかの方向に変更し、予め定められたズレ幅だけ元の進路から左右何れかの方向へずれてもなおその障害物が側方に検出されるときは元の進路と逆方向へ折返し走行し、前記ズレ幅に達する前に側方にその障害物が検出されなくなったときは元の進路と同じ方向へ走行するように制御してもよい。
このようにすれば、障害物とズレ幅との関係を考慮しつつ、基本的に折返し走行のパターンを維持しつつ障害物を回避しながら走行することができる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:自走式掃除機、 2:筐体、 2a:底板、 2b:天板、 2c:側板、 3:蓋部、 9:回転ブラシ、 10:サイドブラシ、 11:制御部、 11a:走行制御部、 12:充電池、 13:充電用接続部、 14:障害検出部、 14C:衝突センサ、 14F:前方超音波センサ、 14L:左方超音波センサ、 14R:右方超音波センサ、 15:集塵部、 18:前輪床面検出センサ、 19L:左輪床面検出センサ、 19R:右輪床面検出センサ、 20:ジャイロセンサ、 21:動力部、 22L:左駆動輪、 22R:右駆動輪、 24:誘導信号受信部、 26:後輪、 27:前輪、 31:吸気口、 32:排気口、 51:入力部、 52M:主電源スイッチ、 52S:電源スイッチ、 53:起動スイッチ、 61:記憶部、 62:電池情報、 63:位置情報、 71:動作モード情報、 72:運転モード、 73:スタンバイモード、 74:スリープモード、 80a,80b,80c,80d:壁面、 82,83:障害物、 115:電動送風機、 119:ブラシモータ、 201:充電台、 202:充電端子部、 203:誘導信号送信部

Claims (5)

  1. 作業を行うための機構を搭載する筐体と、
    前記筐体を走行させる走行部と、
    1回の作業中に往路と復路とを平行またはZ状にずらして前記筐体を折返し走行させる走行制御部とを備え、
    前記走行制御部は、往路と復路とのズレ幅および/または折返し角度を少なくとも1つの折返し箇所で前回の作業時と異ならせることを特徴とする自走式電子機器。
  2. 進路の前方および側方の壁面および/または障害物を検出する障害検出部をさらに備え、
    前記走行制御部は、前記障害検出部の検出に基づいて壁面に沿って予め定められた距離以上直進した後にその直進の方向を基準に折返しの走行を開始する請求項1に記載の自走式電子機器。
  3. 前記走行制御部は、前記作業中に折返し走行を行うとき、少なくとも最初の折返し箇所でのズレ幅および/または折返し角度を前回の作業時と異ならせるように制御する請求項1または2に記載の自走式電子機器。
  4. 前記走行部は、動力源としての駆動部および前記駆動部により駆動される駆動輪を含み、
    前記走行制御部は、前回の作業時とズレ幅を異ならせるとき、ズレ幅の差異を駆動輪の幅よりも大きくする請求項1〜3の何れか一つに記載の自走式電子機器。
  5. 前記走行制御部は、折返し走行中に前記障害検出部が進路の前方に障害物を検出したことに応答してその障害物を側方に検出ながら進むように走行方向を左右何れかの方向に変更し、予め定められたズレ幅だけ元の進路から左右何れかの方向へずれてもなおその障害物が側方に検出されるときは元の進路と逆方向へ折返し走行し、前記ズレ幅に達する前に側方にその障害物が検出されなくなったときは元の進路と同じ方向へ走行するように制御する請求項2に記載の自走式電子機器。
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