JP4909930B2 - 自走式掃除システム - Google Patents

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Description

本発明は部屋の中を自走して掃除を行う自走式掃除システムに関するものである。
通常、自走式掃除機は駆動に必要な電力を供給する電池が設けられているが、その電池には充電してリサイクルできる二次電池を使用することが一般的である。従って自走式掃除機は必要時に二次電池に電力を充電させうる充電台とのシステムで構成される。使用者がマニュアルで充電台と接続させることで二次電池の充電を行う方法では、充電が必要になるたびに使用者に負担を強いることになる。そこで自走式掃除機は、自動で充電台に帰還し、自ら二次電池の充電を行う自動充電の機能を有していることが望ましい。自動充電を実現するためには、充電台への自動帰還と同時に、充電台の給電端子と自走式掃除機の充電端子が正確に一致するよう充電台と自走式掃除機の位置合わせをする必要がある。
特許文献1には、自走式掃除機のセンサが認識できる固有のマーカを充電台に設置しておき、自走式掃除機がその固有のマーカを認識することで充電台を発見し、その後所定の動作を行うことで充電台の給電端子と自走式掃除機の充電端子を接続させる方法が開示されている。特許文献1では、進行方向左側に設置したセンサがマーカを検知すると自走式掃除機を右方向に90°旋回させ、自走式掃除機を後退させて充電台の給電端子と自走式掃除機後部の充電端子とを接触させて充電を行うようにしている。
特許文献2には、自走式掃除機に設置された対象物を検出できるセンサと駆動輪に設置されたロータリーエンコーダを用いて見積られる走行距離とを用いて、壁際に設置された充電台の厚みを認識することで充電台の認識を行い、さらに、充電台に凹部が形成されており、それをセンサによって検出し、そこから所定の動作を行うことで充電台と自走式掃除機の位置合わせを行う方法が開示されている。特許文献2では、自走式掃除機が充電台の凹部を検出すると、自走式掃除機を90°旋回させ、自走式掃除機を後退させて充電台の給電端子と自走式掃除機後部の充電端子とを接触させて充電を行うようにしている。
特開2003−330543号公報 特開2006−113952号公報
特許文献1および特許文献2では、自走式掃除機が充電台を検出した後の充電台と自走式掃除機の位置合わせは、センサによる位置補正等は行わず、予め決められた動作を行うことで接続を試みるものであり、最後まで正確な端子の位置合わせを行っていない。よって、決められた動作中に誤差を生じる可能性があり、充電台と自走式掃除機の端子間の接続精度は十分ではない恐れがある。
本発明の目的は前記課題を解決し、自走式掃除機が充電台へ確実に自動帰還するシステムを提供することである。
前記目的を達成するために本発明の自走式掃除システムは、内部に二次電池を有し、走行駆動部や掃除機能部を駆動し、自律走行および自律掃除を行う自走式掃除機と、給電端子を持ち前記自走式掃除機の前記二次電池を充電する充電台とを備えた自走式掃除システムであって、前記自走式掃除機は障害物等との距離を測定する距離センサと、前記充電台の前記給電端子と接続することで前記二次電池を充電することが可能となる充電端子と、を具備しており、前記距離センサは、前記自走式掃除機の前方に設置した前方センサと、左右それぞれの斜め前方に向けて設置した左斜め前方センサおよび右斜め前方センサとを具備しており、前記充電台は、前面に円形に切り取られた形状と、前記距離センサにて検出可能な略直方体形状のマーカ形状と、前記給電端子とを具備しており、前記前方センサが前記充電台のマーカ形状を検出し、かつ前記左斜め前方センサおよび前記右斜め前方センサが検出した前記充電台前面の前記円形に切り取られた形状までのそれぞれの距離が概略規定の関係となる状態のとき、充電端子と給電端子が接続可能に正対する位置となり、前記状態を維持しながら前記自走式掃除機を前進させ、前記充電端子と前記給電端子が接続し、前記二次電池を充電することを特徴とする。
自走式掃除機は自走式掃除機前面に外面から引っ込んだ窪み形状を備え、充電台は充電台前面から出っ張っており自走式掃除機の窪み形状と嵌合しうる突起形状を備えている。
自走式掃除システムは、窪み形状と突起形状が嵌合しているとき、自走式掃除機の充電端子と充電台の給電端子は接続されるように構成されている。また、自走式掃除機の充電端子は窪み形状に内蔵され、充電台の給電端子は突起形状に内蔵されていても良い。
自走式掃除機の窪み形状は奥に向かって先細りで3次元的にテーパーを持った窪みとして構成されており、充電台の突起形状は先端に向かって先細りで3次元的にテーパーを持ちかつ前記窪み形状と嵌合しうる突起として構成されている。自走式掃除システムは、突起形状の先端部を窪み形状の開口部に対して概略一致させて自走式掃除機を前進させると、突起形状と窪み形状は嵌合し、充電端子と給電端子が接続されるように構成されている。
自走式掃除システムは、前方センサがマーカ形状を検出しかつ左斜め前方センサおよび右斜め前方センサの充電台前面の前記円形に切り取られた形状までのそれぞれの検出距離が概略規定の関係となる状態にすることで充電端子と給電端子を接続可能に正対させる手順と、前記の状態を維持しながら自走式掃除機を前進させ、窪み形状の開口部に対して突起形状の先端部を概略一致させる手順と、窪み形状の開口部に対して突起形状の先端部を概略一致させた状態で自走式掃除機を前進させることで窪み形状と突起形状を嵌合させ、充電端子と給電端子を接続させる手順を順に実行することで自動充電を実現できる。
以上のように本発明により自走式掃除機を確実に充電台に接続させることができる自走式掃除システムが実現できる。
本発明によれば、部屋内で自律走行を行うために必要な障害物検出用の距離センサと充電台に設けたマーカ形状のみで、自走式掃除機の充電端子と充電台の給電端子とを確実に接続することができ、端子接続のために特別なセンサを必要とせず経済的である。また、端子接続位置の補正を行うことができるため信頼性の高い接続を実現できる。
以下、図面を用いて本発明に関する実施例を説明する。
最初に図1から図3を用いて本発明の自走式掃除システムの全体構成を説明する。図1は自走式掃除機1と充電台2の全体構成を模式的に示した説明図である。図2は自走式掃除機1と充電台2の要所構成を模式的に示した平面図である。図3は自走式掃除機1と充電台2の要所構成を模式的に示した側面図である。
自走式掃除機1は円筒形状をしており、前面にバンパ15を備えている。また、バンパ15には赤外線等を用いて壁や障害物等との距離を測定する距離センサ100(100a〜e)が設置されている。自走式掃除機1は中央左右に車輪31,41を有している。またその他に補助輪36を有している。内部後方には電力を供給する電池5を有している。電池5には充電によるリサイクルが可能な二次電池を使用する。また、自走式掃除機1は前面にすり鉢状に引っ込んでおり3次元的にテーパーを持った窪み状ガイド80を有しており、その内部に充電端子20と、接触センサ8が構成されている。この窪み状ガイド80のテーパーは、図2に示すように上方から見て、自走式掃除機1の外周から内部に向かって狭まるように左右両側が傾斜している。進行方向左側のテーパー80aは自走式掃除機1の進行方向左側から進行方向右側に向かって傾斜しており、進行方向右側のテーパー80bは自走式掃除機1の進行方向右側から進行方向左側に向かって傾斜している。また、窪み状ガイド80のテーパーは、図3に示すように側方から見て、自走式掃除機1の外周(進行方向前方)から内部に向かって狭まるように上下両側が傾斜している。上側のテーパー80cは自走式掃除機1の進行方向前側から進行方向後側に向かって下がるように傾斜しており、進行方向右側のテーパー80bは自走式掃除機1の進行方向前側から進行方向後側に向かって上がるように傾斜している。
自走式掃除機1には赤外線等を用いて距離を測定できる距離センサ100(100a〜e)が、前方,左右斜め前方,左右側方に構成されている。本実施例では距離センサ100を左側方センサ100a,左斜め前方センサ100b,前方センサ100c,右斜め前方センサ100d,右側方センサ100eとしている。前方センサ100cは自走式掃除機1の前方に配置され、自走式掃除機1の前方に向けて赤外線を放射して障害物等との距離を測定する。左斜め前方センサ100b,右斜め前方センサ100dは自走式掃除機1の進行方向斜め前方に左右対称に配置され、自走式掃除機1の左右それぞれ斜め前方に向けて赤外線を放射して障害物等との距離を測定する。また、左側方センサ100a,右側方センサ100eは自走式掃除機1の進行方向左右に対称に配置され、自走式掃除機1の左右それぞれ側方に向けて赤外線を放射して障害物等との距離を測定する。前方,側方,斜め前方それぞれの距離センサ100(100a〜e)は自走式掃除機1の中の同じ高さに設置されている。以上の距離センサ100(100a〜e)により、自走式掃除機1からそれぞれの距離センサ100(100a〜e)が向いている方向に存在する物体までの距離を検出することができる。また、前方センサ100cは窪み状ガイド80の直上に構成されている。
充電台2は直方体を基本形状として構成されている。充電台2は部屋内の壁330に沿って設置される。このとき充電台2の後面は壁330に接触する。充電台2の厚みはXであり、壁330の際に設置された充電台2は壁330からX突出した状態となる。充電台2の前面の左右方向中央部は円形に切り取られた形状となっている。この円形状と自走式掃除機1の外形とが一致するように自走式掃除機1および充電台2は構成されている。
充電台2の前面における左右方向の中心には、充電台2の前面から出っ張っており先細りで3次元的にテーパーを持った突起状ガイド70が設置されており、その内部に自走式掃除機1の充電端子20に接続することで電池5を充電することが可能となる給電端子10が設置されている。
自走式掃除機1に設置された窪み状ガイド80と突起状ガイド70は嵌合するように構成されている。窪み状ガイド80と突起状ガイド70はそれぞれがテーパーを持った構造をしており、窪み状ガイド80の開口部に突起状ガイド70の先端部が概略一致した状態で自走式掃除機1を前進させると、それぞれのテーパー部がガイドとなり突起状ガイド70と窪み状ガイド80が嵌合する状態となるように構成されている。
また、突起状ガイド70,給電端子10,窪み状ガイド80,充電端子20は、突起状ガイド70と窪み状ガイド80が嵌合しているとき、給電端子10と充電端子20は確実に接続し、電池5を充電することが可能となるよう構成されている。さらに、突起状ガイド70と窪み状ガイド80が嵌合しているとき、窪み状ガイド80の内部に構成されている接触センサ8に突起状ガイド70の先端が接触し、接触センサ8はそれを検出することができるように構成されており、確実に接続されていることが確認可能となっている。
充電台前面には凹状マーカ200a〜gが設置されている。凹状マーカ200a〜gは左右に3つずつと中央に1つ設置されている。中央の凹状マーカを特に中央凹状マーカ200d呼ぶ。これらの凹状マーカ200a〜gは自走式掃除機1の前方,側方,斜め前方の距離センサ100(100a〜e)にて検出できる高さに設置されている。
距離センサ100(100a〜e)が凹状マーカ200a〜gを横切るとき、凹状マーカ200a〜gを検出しているときだけ相対的に検出距離が長くなる。このような検出距離の変化により距離センサ100(100a〜e)にて凹状マーカ200a〜gを検出することができる。
凹状マーカ200a〜gにおける充電台2の前面から各凹状マーカ200a〜gの奥面までの距離(深さ)は比較的浅いものと深いものの2種類存在し、図2に示すように前面左側から比較的浅い、深い,浅い,深い,浅い,深い,浅いという構成となっている。
また、中央凹状マーカ200dは充電台2の突起状ガイド70の直上に設置されている。よって、自走式掃除機1の前方センサ100cが中央凹状マーカ200dを検出しているとき、自走式掃除機1の窪み状ガイド80の前方に充電台2の突起状ガイド70が存在するようにできる。
さらに、図2に示すように、自走式掃除機1の前方センサ100cが中央凹状マーカ200dを検出し、かつ左右の斜め前方センサ100b,100dによる充電台2までの検出距離が概略等しいとき、自走式掃除機1の充電端子20と充電台2の給電端子10は接続可能に正対するように、自走式掃除機1および充電台2は構成されている。
次に図4を用いて自走式掃除機1の内部構造を説明する。図4には自走式掃除機1の内部の要所構成を模式的に示す説明図である。
自走式掃除機1は前後方向中央左右対称に2つの独立した走行駆動部を有している。2つの走行駆動部をそれぞれ独立に駆動することによって、直進,後退,旋回を行うことが可能となっている。それぞれの走行駆動部は車輪31,41,減速機32,42,走行モータ33,43,ロータリーエンコーダ34,44,サスペンション構造35,45から構成されている。減速機32,42は走行モータ33,43の回転力を車輪31,41に伝達する構成となっている。ロータリーエンコーダは走行モータ33,43の回転数を検出することができる。この回転数と減速機32,42の減速比によって車輪31,41の回転数を把握することができる。そして、自走式掃除機1は車輪31,41の回転数と車輪31,41の径から移動距離を推定することができる。走行駆動部30,40はサスペンション構造35,45を有している。段差に乗り上げるなどの理由により自走式掃除機1が浮き上がったとしても、サスペンション構造35,45により車輪31,41が下方に揺動することで常に床面に車輪31,41が接触する状態を維持できるよう構成されている。
自走式掃除機1の内部にはジャイロセンサ60が設置されている。ジャイロセンサ60は自走式掃除機1の旋回角度を検出することができる。
自走式掃除機1の内部にはファンモータ50,フィルタ51,集塵ケース52が設置されており、裏面には吸い口53が設置されている。ファンモータ50を駆動することにより吸込力が発生し、吸い口53から塵埃が吸引され、塵埃はフィルタ51を通ることができないので集塵ケース52に集められる。さらに吸い口53にはブラシ54(図示せず)が仕込まれており、そのブラシ54はブラシ駆動モータ55によって駆動され、床面上の塵埃を効率的に吸い込むことができる構成となっている。
次に図5および図6を用いて充電台2に設置された凹状マーカ200a〜gのサイズの決め方について説明する。図5は自走式掃除機1の右側方センサ100eが充電台2の中央凹状マーカ200dを検出している状態の自走式掃除機1と充電台2の関係を模式的に示した説明図である。図6(a)(b)は右側方センサ100eにて凹状マーカ200dを探索しながら前進する自走式掃除機1と充電台2の関係を模式的に表す説明図である。
前記したように凹状マーカ200a〜gは自走式掃除機1と充電台2が同一平面の床300に設置されたときに距離センサ100(100a〜e)にて検出できる高さに構成されている。しかし、自走式掃除機1および充電台2が部屋内において例えばじゅうたんのように重さのある物体が沈みやすい床310に設置された場合、図5に示すように自走式掃除機1の方が重量により沈降する恐れがある。そこで、想定される自走式掃除機1の沈降に対応できるように凹状マーカ200a〜gの高さ方向の寸法が設定されており、自走式掃除機1の沈降が発生しても距離センサ100(100a〜e)で凹状マーカ200a〜gを検出することができる。自走式掃除機1の距離センサ100(100a〜e)はすべて同じ高さに取り付けられているため、前記のように設定された凹状マーカ200a〜gの高さ方向の寸法はすべての距離センサ100(100a〜e)に対して同様の効果を持つ。
また、凹状マーカ200a〜gの深さ方向の寸法は2通りであり、いずれも充電台2前面と凹状マーカ200a〜gの奥面との距離の差が距離センサ100(100a〜e)の検出分解能で十分検出できる範囲で設定されている。また、凹状マーカ200a〜gは比較的浅いものと比較的深いものとの2種類で構成されているが、それぞれの深さの差分も距離センサ100(100a〜e)により十分検出可能な範囲で設定されている。これらの構成により、例えば自走式掃除機1が右側方センサ100eにて距離検出しながら、浅い凹状マーカ200g,深い凹状マーカ200f,浅い凹状マーカ200eの前を順に横切ったとき、充電台2前面,浅い凹状マーカの奥面,深い凹状マーカの奥面のそれぞれで検出距離に明らかな違いが発生するため、凹状マーカe〜gの前を横切ったことを検出することができる。
図6(a)(b)を用いて凹状マーカ200a〜gにおける水平方向の寸法(幅)の構成について説明する。自走式掃除機1の距離センサ100(100a〜e)はあるサンプリング周期に従って距離を検出している。図6(a)(b)ではそのサンプリング周期ごとの自走式掃除機1を描いている。距離検出のサンプリングをある周期をもって実行しているため、周期と周期の間は距離を検出できない。例えば図6(a)に示すように自走式掃除機1がある速度で前進しながら右側方センサ100eにて自走式掃除機1から右側方の物体までの距離を検出しているとき、その周期と周期の間に通過した部分は距離検出ができない。また、検出できたとしてもその検出できたサンプルの数が少なすぎると検出の信頼性が悪い。よって、ある想定される速度で自走式掃除機1が前進しながら右側方センサ100eで中央凹状マーカ200dを探索する場合、前記のような理由によって中央凹状マーカ200dを検出できない可能性がある。そこで図6(b)に示すように、ある程度の検出サンプル数を確保できる寸法の幅で凹状マーカ200dは構成されている。ここでは右側方センサ100eによって前進しながらの凹状マーカ200dの検出を例に挙げたが、これはもちろん左側方センサ100aにおいても同様の理論が成り立つ。また、旋回をしながら前方センサ100cにて凹状マーカ200dを検出する場合でも、旋回速度とサンプリング周期の関係から最低限必要な幅の寸法を見積ることができる。すべての凹状マーカ200a〜gにおける幅の寸法は、自走式掃除機1が想定される走行速度または旋回速度の中でもっとも速い速度で凹状マーカ200a〜gを横切るときに対応できるよう設定される。
次に図7,図8を用いて自走式掃除機1の窪み状ガイド80と充電台2の突起状ガイド70との関係におけるガイド構造の構成について説明する。まず、図7を用いて垂直方向のガイド構造について説明する。図7は自走式掃除機1が充電台2の前面に存在する状態における自走式掃除機1と充電台2の関係を模式的に示した説明図である。自走式掃除機1の充電端子20と充電台2の給電端子10は、自走式掃除機1と充電台2が同一平面に設置されたとき、端子同士を水平方向に一致させれば確実に接続されるように、垂直方向の位置関係が構成されている。しかし、じゅうたん等の沈みやすい床310などの影響よっては自走式掃除機1が沈降し充電台2との高さが一致しなくなる恐れがある。これに対応するため、充電台2の突起状ガイド70と自走式掃除機1の窪み状ガイド80は想定される沈降に起因する給電端子10と充電端子20との垂直方向の位置誤差を補正できるよう構成されている。
沈みやすい床310において端子の接続を行うとき、自走式掃除機1が沈降し、充電台2より設置位置が低い状態で端子の接続を試みることになる。このとき前記のガイド機構は次のように機能する。今、自走式掃除機1が充電台2向かって端子の接続のため前進しているとする。このとき、充電台2の突起状ガイド70の先端が自走式掃除機1の窪み状ガイド80の開口部に侵入できた場合、突起状ガイド70の外面が窪み状ガイド80の内面に接触する。そして自走式掃除機1がそのまま前進を続けると、突起状ガイド70と窪み状ガイド80の形状に沿うように自走式掃除機1は誘導され、突起状ガイド70と窪み状ガイド80が嵌合するところで行き止まる。このとき自走式掃除機1は前進しながら突起状ガイド70に誘導されるので、やや浮き上がる。しかし走行駆動部30,40にはサスペンション構造35,45が構成されているため、駆動力が床面310に伝わり、自走式掃除機1は前進を続けることができる。
次に図8を用いて水平方向のガイド構造について説明する。図8は自走式掃除機1の前方センサ100cが充電台2の凹状マーカ200dを検出している状態での自走式掃除機1と充電台2の関係を模式的に示した説明図である。前記したように凹状マーカ200dは水平方向に、ある幅を持って構成される。よって図8に示すように自走式掃除機1の前方センサ100cが充電台2の凹状マーカ200dを検出している状態においても、給電端子10と充電端子20が接続可能に正対しない可能性がある。これに対応するため、充電台2の突起状ガイド70と自走式掃除機1の窪み状ガイド80は想定される給電端子10と充電端子20との水平方向の位置誤差を補正できるよう構成されている。水平方向においても自走式掃除機1が端子接続のために充電台2に進行しているとき、突起状ガイド70の先端が窪み状ガイド80の開口部に侵入することができれば、ガイド機能が働き自走式掃除機1は突起状ガイド70と窪み状ガイド80が嵌合するように誘導される。
以上説明したように、窪み状ガイド80と突起状ガイド70は自走式掃除機1の幅方向テーパーを持った形状をしているためガイド機能を実現できる。
次に図9,図10を用いて自走式掃除機1の充電台2の探索手段について説明する。図9は自走式掃除機1が充電台2の探索を行うときの様子を模式的に示した説明図である。
図10は自走式掃除機1が充電台2の探索を行う処理手順を示したフローチャートである。自走式掃除機1は部屋内を自律的に移動し掃除を行う。そして、電池5の電池残量が少なくなると充電台2への帰還モードに入る。充電台2は部屋内の壁330沿いに設置されているので、自走式掃除機1は部屋内の壁330沿いを走行し充電台2を探索する。以下その手順を説明する。
(S401):自走式掃除機1は右側の壁330にならって走行する。帰還モードに入った自走式掃除機1は右側方センサ100eによる検出距離がある一定量となるように、つまり壁330とある一定量の間隔をあけて走行する。この間隔は充電台2の厚みよりも大きい値が設定される。
(S402):距離センサ100(100a〜e)が障害物350を検出する。
(S403):障害物350が壁330とあけた間隔よりも大きな障害物であるとき、壁330と反対方向に旋回し、障害物の前面に回りこむように走行する。そして、障害物の前方を一定量の間隔をあけて走行して壁沿い走行に戻る(S409)。
(S404):障害物350が壁330とあけた間隔よりも小さな障害物であるとき、自走式掃除機1はその前面に差し掛かると右側方センサ100eの検出距離が変化する。
自走式掃除機1から壁330までの距離と障害物350の前面までの距離の差から、その障害物350の壁330から障害物350の前面までの距離Yを取得する。
(S405):距離Yを充電台2の厚みXと比較し、|X−Y|≦Z(Z:規定値)のとき充電台2の候補とする。この規定値Zは距離センサ100(100a〜e)の検出能力を考慮して設定される。|X−Y|>Zであればその障害物350は充電台2ではないと判断し、障害物350の前方を一定量の間隔をあけて走行して壁沿い走行に戻る(S409)。
(S406):障害物350の前方を一定量の間隔をあけて走行する。
(S407):その障害物350が充電台2であれば自走式掃除機1の右側方センサ100eは凹状マーカ200e〜gの存在を検出する。検出した凹状マーカの構成が数3個で、それらの深さが相対的に、浅い,深い,浅いとなっていれば充電台2の候補とする。
凹状マーカの存在を検出できない、もしくは想定していたパターンとなっていなければその障害物350は充電台2ではないと判断し、障害物350の前方を一定量の間隔をあけて走行して壁沿い走行に戻る(S409)。
(S408):各条件を満たしたのでその障害物350を充電台2と決定する。
以上のように、比較的認識しやすい条件を複数用意し、すべてを満たす場合に充電台と認識するようにした。もし、認識条件が簡単すぎると、例えば(S404)における条件のみであるとすると、部屋内に同じような厚みのものは複数存在する可能性があるため充電台の誤認識につながる可能性がある。一方、条件が厳しすぎると、例えば(S404)における条件が、|X−Y|=Z、つまり完全に充電台2の厚みを検出できた場合のみ充電台と認識するといったものであると、赤外線距離センサの検出誤差の影響などによりその条件を満たすことは困難となる。よって充電台の見落としにつながる可能性がある。認識の条件が簡単すぎると充電台の誤認識につながる可能性があり、条件が厳しすぎると見落としにつながる可能性がある。そこで、充電台かどうかの判定の条件に数値の一致を用いる場合はその一致の判定にある幅を持たせることや、凹状マーカの認識による判定であれば凹状マーカの深さを2種類程度に限定することなど、高い検出精度を必要としない条件を用意しそれらを複数組み合わせることで、充電台の誤認識および見落としを減少させることができる。
次に図11,図12,図13,図14,図15,図16を用いて自走式掃除機1の充電端子20と充電台2の給電端子10との間の接続手順を説明する。自走式掃除機1は充電台2を認識した後、下記の手順により充電端子20と給電端子10の接続を行う。図11は自走式掃除機1の充電端子20と充電台2の給電端子10の接続位置合わせを行う接続モードについての処理手順を示すフローチャートである。図12,図13,図14,図15,図16はある手順における自走式掃除機1と充電台2との端子接続位置合わせの様子を模式的に示した説明図である。
(S501):充電台2との接続モードに入った自走式掃除機1は、充電台2に向かって右側から充電台2前方を走行する。
(S502):図12のように、右側方センサ100eの検出距離の変化を観測することで充電台2の中央の凹状マーカ200dを検出する。
(S503):自走式掃除機1内での右側方センサ100eの設置位置から回転中心までの前後方向寸法の分、自走式掃除機1は直進する。こうすることによって自走式掃除機1の回転中心は充電台2の突起状ガイド70および中央凹状マーカ200dの前方に存在することができる。
(S504):図13に示すように、自走式掃除機1はその場回転をしながら前方センサ100cにて充電台2の中央凹状マーカ200dを探索する。
(S505):前方センサ100cの検出距離を観測することで中央凹状マーカ200dを検出したとき、自走式掃除機1は旋回を停止する。このとき自走式掃除機1の窪み状ガイド80の前方には充電台2の突起状ガイド70が存在する。
(S506):図13に示すように左斜め前方センサ100b,右斜め前方センサ100dにより充電台2の前面までの距離を計測する。
(S507):左右それぞれの左斜め前方センサ100b,右斜め前方センサ100dから得られた距離の差Lがある規定値s以下か否かの判断を行う。
(S508):規定値s以上であるとき、端子の接続に十分な精度で位置決めできていないと判断し、その補正を行う。具体的には、図14に示すように、Lに応じた補正旋回角度と補正前進量移動する。移動順序はまず補正旋回角度旋回しその後補正前進量移動する。旋回方向は左斜め前方センサ100bの検出距離が右斜め前方センサ100dの検出距離よりも短いときは、右に旋回し、そうでない場合は左に旋回する。補正旋回角度、補正前進量はLの値に合わせて決定される。以上の手順の後(S504)に戻る。
(S509):自走式掃除機1の左右それぞれの左斜め前方センサ100b,右斜め前方センサ100dによる充電台2の前面までの距離が一致しているとき、自走式掃除機1の充電端子20と充電台2の給電端子10は接続可能に正対する位置関係となるよう自走式掃除機1および充電台2は構成されている。よって、規定値sが十分小さな値に設定されておりLが規定値s以下となれば、自走式掃除機1は端子の接続に十分な精度で位置決めできていると判断することができる。そのとき図15に示すように、端子を接続するために自走式掃除機1は直進する。
(S510):直進している間、前方センサ100cは凹状マーカ200dを監視し続ける。前方センサ100cの検出距離が自走式掃除機1の走行により充電台2に近づいた距離よりも明らかに短くなった場合、凹状マーカ200dを検出できなくなったと判断し(S504)に戻る。
(S511):直進している間、左斜め前方センサ100b,右斜め前方センサ100dにより距離検出も行いその差Lの監視を続ける。距離の差Lが規定値s以上となった場合、(S508)に戻る。
(S512):図16に示すように、接触センサ8が突起状ガイド70を検出する。
(S513):接触センサ8が突起状ガイド70との接触を検出したことで、端子の接続が実現できたとし、自走式掃除機1は停止し、充電台2が電池5の充電を開始する。
前記における規定値sは、給電端子10が内蔵された突起状ガイド70と充電端子20が内蔵された窪み状ガイド80の関係で成り立つガイド機構による補正可能な範囲から設定される。つまり、端子同士が厳密に位置決めできていなくてもガイド機構による補正可能範囲内なら接続が可能である。厳密な位置決めを実現するよりも時間的に有利である。
また、ガイド機構は無くても良い。ただしその場合、規定値sは0に近い値を設定する必要がある。そして、ガイド形状は窪み状と突起状の関係である必要は無く、ガイドとなり接続を補正できる形状の関係であれば良い。
以上本実施例によれば、前方,側方,斜め前方を検出する距離センサ100(100a〜e)は、本来は障害物検出のセンサとして用いるものであり、充電台認識や端子間の接続のために特別なセンサを必要としないため、経済的に信頼性のある自走式掃除機の充電台への自動帰還が実現できる。
距離センサは赤外線を用いたものに特化するものではなく、例えば指向性の鋭い超音波を用いた距離センサでも同様の手法を適用できる。距離を検出できるセンサであれば前記の方法を適用可能である。
距離センサを用いる場合、充電台の凹状マーカは凸部でも良い。また、赤外線による距離センサを用いる場合、赤外線を吸収するような材質のものを貼り付けておくのでも良い。
充電台2は円形状の窪みを有している必要はなく、左右の斜め前方センサ100b,100dの検出距離によって接続位置に対するずれがあることが分かり、かつ正確な接続位置への修正方向がわかるような形状であれば良い。例えば円形状に窪んでおらず直線であってもよい。
充電台2の探索手段の説明および端子の接続手段の説明において、いずれも充電台2に向かって右側から自走式掃除機1が接近してくる場合について説明したが、自走式掃除機1および充電台2は左右対称な構成となっているので、充電台2に向かって左側から接近してくる場合も同様に実現できる。
充電台2の凹状マーカ200a〜gの深さは、自走式掃除機1の距離センサ100(100a〜e)で検出が可能であれば、本実施例の構成に限るものではない。例えば、すべて同じ深さでも良いし、すべて違う深さでも良い。
ここでは自走式掃除機の充電台への自動帰還方法について述べたが、これは自走式掃除機に限ったものではなく、二次電池を駆動源とした自律移動体であれば適応可能である。
本発明の実施の形態にかかわる自走式掃除機と充電台の要所構成を模式的に示す説明図。 自走式掃除機と充電台の要所構成を模式的に示す平面図。 自走式掃除機と充電台の要所構成を模式的に示す側面図。 自走式掃除機の内部の要所構成を模式的に示す説明図。 自走式掃除機の右側方センサが充電台の凹状マーカを検出している状態における自走式掃除機と充電台の関係を模式的に示す説明図。 自走式掃除機が右側方センサにて凹状マーカを探索しながら前進している状態における自走式掃除機と充電台の関係を模式的に表す説明図。 自走式掃除機が充電台の前面に存在する状態における自走式掃除機と充電台の関係を模式的に示した説明図。 自走式掃除機の前方センサが充電台の凹状マーカを検出している状態での自走式掃除機と充電台の関係を模式的に示した説明図。 自走式掃除機が充電台の探索を行うときの様子を模式的に示した説明図。 自走式掃除機が充電台の探索を行う処理手順を示したフローチャート。 自走式掃除機の充電端子と充電台の給電端子の接続位置合わせを行う接続モードについての処理手順を示すフローチャート。 端子接続のある手順における自走式掃除機と充電台との端子接続位置合わせの様子を模式的に示した説明図。 端子接続のある手順における自走式掃除機と充電台との端子接続位置合わせの様子を模式的に示した説明図。 端子接続のある手順における自走式掃除機と充電台との端子接続位置合わせの様子を模式的に示した説明図。 端子接続のある手順における自走式掃除機と充電台との端子接続位置合わせの様子を模式的に示した説明図。 端子接続のある手順における自走式掃除機と充電台との端子接続位置合わせの様子を模式的に示した説明図。
符号の説明
1 自走式掃除機
2 充電台
5 電池
8 接触センサ
10 給電端子
15 バンパ
20 充電端子
30 左走行駆動部
31 左車輪
32 左減速機
33 左走行モータ
34 左ロータリーエンコーダ
35 左サスペンション構造
36 補助輪
40 右走行駆動部
41 右車輪
42 右減速機
43 右走行モータ
44 右ロータリーエンコーダ
45 右サスペンション構造
50 ファンモータ
51 フィルタ
52 集塵ケース
53 吸い口
54 ブラシ
55 ブラシ駆動モータ
60 ジャイロセンサ
70 突起状ガイド
80 窪み状ガイド
100a 左側方センサ
100b 左斜め前方センサ
100c 前方センサ
100d 右斜め前方センサ
100e 右側方センサ
150a〜d 床面センサ
200a〜g 凹状マーカ
300 床
310 沈みやすい床
330 壁

Claims (5)

  1. 内部に二次電池を有し、走行駆動部や掃除機能部を駆動し、自律走行および自律掃除を行う自走式掃除機と、給電端子を持ち前記自走式掃除機の前記二次電池を充電する充電台とを備えた自走式掃除システムであって、
    前記自走式掃除機は障害物等との距離を測定する距離センサと、前記充電台の前記給電端子と接続することで前記二次電池を充電することが可能となる充電端子と、を具備しており、
    前記距離センサは、前記自走式掃除機の前方に設置した前方センサと、左右それぞれの斜め前方に向けて設置した左斜め前方センサおよび右斜め前方センサとを具備しており、
    前記充電台は、前面に円形に切り取られた形状と、前記距離センサにて検出可能な略直方体形状のマーカ形状と、前記給電端子とを具備しており、
    前記前方センサが前記充電台のマーカ形状を検出し、かつ前記左斜め前方センサおよび前記右斜め前方センサが検出した前記充電台前面の前記円形に切り取られた形状までのそれぞれの距離が概略規定の関係となる状態のとき、充電端子と給電端子が接続可能に正対する位置となり、前記状態を維持しながら前記自走式掃除機を前進させ、前記充電端子と前記給電端子が接続し、前記二次電池を充電することを特徴とする自走式掃除システム。
  2. 請求項1に記載の自走式掃除システムであって、
    前記自走式掃除機は該自走式掃除機の前面に外面から引っ込んだ窪み形状を具備し、前記充電台は該充電台の前面から出っ張っておりかつ前記窪み形状と嵌合しうる突起形状を具備しており、前記窪み形状と前記突起形状が嵌合した状態のときに充電端子と給電端子が接続されることを特徴とする自走式掃除システム。
  3. 請求項に記載の自走式掃除システムであって、
    前記自走式掃除機は充電端子を内蔵した窪み形状を具備し、前記充電台は前記給電端子を内蔵した突起形状を具備しており、前記窪み形状と前記突起形状が嵌合しているとき、前記充電端子と前記給電端子が接続されることを特徴とする自走式掃除システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載の自走式掃除システムであって、
    前記自走式掃除機の窪み形状は奥に向かって先細りで3次元的にテーパーを持った窪みとして構成されており、前記充電台の突起形状は先端に向かって先細りで3次元的にテーパーを持ちかつ前記窪み形状と嵌合しうる突起として構成されており、前記突起形状の先端部を前記窪み形状の開口部に対して概略一致させて自走式掃除機を前進させると、前記突起形状と前記窪み形状は嵌合し、充電端子と給電端子が接続されることを特徴とする自走式掃除システム。
  5. 二次電池を駆動源とし、走行駆動部や掃除機能部を駆動し、自律走行および自律掃除を行う自走式掃除機と、給電端子を持ち前記自走式掃除機の前記二次電池を充電することができる充電台とを備えた自走式掃除システムであって、
    前記自走式掃除機は障害物等との距離を測定する距離センサと、前記充電台の前記給電端子と接続することで前記二次電池を充電することが可能となる充電端子と、前記自走式掃除機前面において外面から奥に向かって先細りで3次元的にテーパーを持った窪み形状とを具備しており、前記距離センサは前記自走式掃除機の前方に設置した前方センサと、前記自走式掃除機の左右それぞれの斜め前方に向けて設置した左斜め前方センサおよび右斜め前方センサを具備しており、
    前記充電台は前面に円形に切り取られた形状と、前記距離センサにて検出可能のマーカ形状と、前記給電端子と、充電台前面に先端に向かって先細りで3次元的にテーパーを持ちかつ前記窪み形状と嵌合しうる突起形状とを具備しており、
    前記前方センサが前記充電台のマーカ形状を検出し、かつ前記左斜め前方センサおよび前記右斜め前方センサの前記充電台前面の前記円形に切り取られた形状までのそれぞれの検出距離が概略規定の関係となる状態とすることで前記充電端子と前記給電端子を接続可能に正対させる手順と、前記状態を維持しながら前記自走式掃除機を前進させて前記窪み形状の開口部に対して前記突起形状の先端部を概略一致させる手順と、前記窪み形状の開口部に対して前記突起形状の先端を概略一致された状態で自走式掃除機を前進させて前記窪み形状と前記突起形状は嵌合させ、前記充電端子と前記給電端子を接続させる手順とを、順に実行することで自走式掃除機の自動充電を行うことを特徴とする自走式掃除システム。
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