JP7054543B2 - 遮水シートの欠陥の検知方法および検知装置 - Google Patents
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Description
そこで本発明は、遮水シートの保護と、導通試験による遮水シートの欠陥検知とを両立できるようにすることを目的とする。
前記遮水シートの上に、この遮水シートの上面を保護するための耐候性保護シートを敷設し、
その際に、耐候性保護シートとして、遮水シート側の不織布層と遮水シートとは反対側の樹脂層とが一体化されており、樹脂層は、目付が30~300g/m2であり、前記樹脂層に、孔径0.05~5mmの微小な貫通孔が、孔同士の間隔を20~200mmとして同樹脂層の面方向に沿って一様に分布しており、前記貫通孔は、水分の存在する雰囲気下で不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成するために、同貫通孔の内部に水を充満させるものである耐候性保護シートを用い、
前記保護マットの内部あるいは前記保護マットと遮水シートとの間に検査電極を設け、
前記耐候性保護シートの上に供給電極を置き、
前記遮水シートの表裏に水分が存在するときに、前記耐候性保護シートにおける不織布層と貫通孔の内部とに水を充満させて前記不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成した状態で、前記供給用電極と検査用電極との間の電気抵抗を測定することで、前記遮水シートにおける欠陥の有無を検知することを特徴とする。
前記遮水シートの上面を保護するために前記遮水シートの上に敷設される耐候性保護シートを有し、
前記耐候性保護シートは、不織布層と樹脂層とが一体化されており、樹脂層は、目付が30~300g/m2であり、前記樹脂層に、孔径0.05~5mmの微小な貫通孔が、孔同士の間隔を20~200mmとして同樹脂層の面方向に沿って一様に分布しており、前記貫通孔は、水分の存在する雰囲気下で不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成するために、同貫通孔の内部に水を充満させるものであり、
前記欠陥を検知するための装置は、さらに、
前記保護マットの内部あるいは前記保護マットと遮水シートとの間に設けられる検査電極と、
前記耐候性保護シートの上に置かれる供給電極と、
前記遮水シートの表裏に水分が存在するときに、前記耐候性保護シートにおける不織布層と貫通孔の内部とに水を充満させて前記不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成したうえで前記供給用電極と検査用電極との間の電気抵抗を測定する、測定手段と、を有することを特徴とする。
そして、上側の遮水シート17の上に、耐候性保護シート11が敷設されている。
12 不織布層
13 樹脂層
14 貫通孔
17 遮水シート
21 検査電極
23 供給用電極
Claims (4)
- 廃棄物処分場などの対象地において保護マットと積層して敷設される遮水シートの欠陥を検知するための方法であって、
前記遮水シートの上に、この遮水シートの上面を保護するための耐候性保護シートを敷設し、
その際に、耐候性保護シートとして、遮水シート側の不織布層と遮水シートとは反対側の樹脂層とが一体化されており、樹脂層は、目付が30~300g/m2であり、前記樹脂層に、孔径0.05~5mmの微小な貫通孔が、孔同士の間隔を20~200mmとして同樹脂層の面方向に沿って一様に分布しており、前記貫通孔は、水分の存在する雰囲気下で不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成するために、同貫通孔の内部に水を充満させるものである耐候性保護シートを用い、
前記保護マットの内部あるいは前記保護マットと遮水シートとの間に検査電極を設け、
前記耐候性保護シートの上に供給電極を置き、
前記遮水シートの表裏に水分が存在するときに、前記耐候性保護シートにおける不織布層と貫通孔の内部とに水を充満させて前記不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成した状態で、前記供給用電極と検査用電極との間の電気抵抗を測定することで、前記遮水シートにおける欠陥の有無を検知することを特徴とする遮水シートの欠陥の検知方法。 - 耐候性保護シートとして、不織布層を構成する繊維が、ポリエチレンテレフタレートにより構成される繊維形成成分とポリエチレンにより構成される熱接着成分により構成され、ポリエチレンテレフタレートが芯部、ポリエチレンが鞘部に配された芯鞘型複合長繊維を少なくとも有し、樹脂層がポリエチレンによって構成されている耐候性保護シートを用いることを特徴とする請求項1記載の遮水シートの欠陥の検知方法。
- 廃棄物処分場などの対象地において保護マットと積層して敷設される遮水シートの欠陥を検知するための装置であって、
前記遮水シートの上面を保護するために前記遮水シートの上に敷設される耐候性保護シートを有し、
前記耐候性保護シートは、不織布層と樹脂層とが一体化されており、樹脂層は、目付が30~300g/m2であり、前記樹脂層に、孔径0.05~5mmの微小な貫通孔が、孔同士の間隔を20~200mmとして同樹脂層の面方向に沿って一様に分布しており、前記貫通孔は、水分の存在する雰囲気下で不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成するために、同貫通孔の内部に水を充満させるものであり、
前記欠陥を検知するための装置は、さらに、
前記保護マットの内部あるいは前記保護マットと遮水シートとの間に設けられる検査電極と、
前記耐候性保護シートの上に置かれる供給電極と、
前記遮水シートの表裏に水分が存在するときに、前記耐候性保護シートにおける不織布層と貫通孔の内部とに水を充満させて前記不織布層と樹脂層とを通して電気的な導通状態を達成したうえで前記供給用電極と検査用電極との間の電気抵抗を測定する、測定手段と、を有することを特徴とする遮水シートの欠陥の検知装置。 - 耐候性保護シートは、不織布層を構成する繊維が、ポリエチレンテレフタレートにより構成される繊維形成成分とポリエチレンにより構成される熱接着成分により構成され、ポリエチレンテレフタレートが芯部、ポリエチレンが鞘部に配された芯鞘型複合長繊維を少なくとも有し、樹脂層がポリエチレンによって構成されたものであることを特徴とする請求項3記載の遮水シートの欠陥の検知装置。
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JP2020132732A JP7054543B2 (ja) | 2020-08-05 | 2020-08-05 | 遮水シートの欠陥の検知方法および検知装置 |
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JP2004041988A (ja) | 2002-07-15 | 2004-02-12 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 遮水構造物および漏水検知方法 |
JP2011025179A (ja) | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Unitika Ltd | 保護マット |
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