JP7054469B2 - 印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、及び、印刷システムの制御方法 - Google Patents

印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、及び、印刷システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷システム、印刷装置の制御方法、及び、印刷システムの制御方法に関する。さらに詳細には、外部端末から受信された、パスワードが付された印刷ジョブに係る印刷を行う技術に関するものである。
従来から、印刷装置において、外部端末から印刷ジョブを受信した場合に、その印刷ジョブを一旦印刷装置に蓄積する、いわゆる蓄積印刷の技術が知られている。
例えば、特許文献1においては、印刷装置に接続されたホストコンピュータが外部端末から印刷ジョブを受信して一時保管したとき、ホストコンピュータが印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行して外部端末へ送信する技術が開示されている。この技術において、ユーザが印刷装置に備えられたパネル等の操作部からセキュリティーコードを入力することで、印刷装置が印刷ジョブに係る印刷を開始する。また、上記のホストコンピュータのセキュリティーコードを発行及び送信する機能を印刷装置が実行する技術も知られている。
一方、印刷装置が外部端末で開封したファイルを印刷データとして受け取るのではなく、開封前のファイルをメール又はサーバ経由で取得し、印刷装置が開封前のファイルを開封して印刷する、生データ印刷の技術も知られている。この技術では、ファイルにパスワードが付されていた場合には、印刷装置はユーザに対してパスワード入力を要求する。
特開平10-235974号公報
しかしながら、前記した従来の技術には、次のような問題があった。
すなわち、上記蓄積印刷の技術と上記生データ印刷の技術とを併用する際、ファイルにパスワードが付されていた場合には、ユーザはパスワードとセキュリティーコードとの両方を印刷装置の操作部において入力する必要がある。このため、ユーザの利便性が高いとは言い難い。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、パスワードが付されたファイルに係る蓄積印刷について、ユーザの利便性を向上させることを可能とする印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、及び、印刷システムの制御方法を提供することにある。
この課題を解決することを目的としてなされた印刷装置は、印刷を行う印刷部と、操作入力を受け付ける操作部と、制御部と、を有し、前記制御部は、印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断する判断処理を実行し、前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第1発行処理と、前記操作部が、前記第1発行処理によって発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第1印刷処理と、を実行し、前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、外部端末に対しパスワードの送信を要求する第1要求処理と、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第2印刷処理と、を実行することを特徴としている。
本明細書で開示される印刷装置においては、利用者により印刷ジョブが送信されると、受信した印刷ジョブに含まれるファイルに係る印刷を、印刷部によって行う。その際、上記ファイルにパスワードが付されているか否かによって、処理態様が分かれる。すなわち、受信された印刷ジョブに含まれる上記ファイルが、パスワードが付されているか否かを、判断処理において判断する。
パスワードが付されているファイルではなかった場合、上記判断処理における判断が満たされず、上記ジョブに対応するセキュリティーコードを第1発行処理において発行する。例えば、外部端末で受信された上記セキュリティーコードを利用者が印刷装置の操作部において操作入力すると、第1印刷処理において上記ファイルに係る印刷を実行する。
一方、パスワードが付されているファイルであった場合、上記判断処理における判断が満たされ、第1要求処理において、外部端末に対しパスワードの送信を要求する。そして、ファイルに対応するパスワードを利用者が外部端末から操作入力し、入力されたパスワードが外部端末から送信されて印刷装置で受信されると、このパスワードの受信を契機に、第2印刷処理において上記ファイルに係る印刷を実行する。
以上のようにして、セキュリティーコードやパスワードで印刷内容の秘匿性を確保しつつ、ファイルに係る印刷を実行することができる。特に、印刷対象のファイルがパスワードが付されている場合に、本明細書で開示される印刷装置においては、上記のように外部端末でのパスワード入力によって印刷を行うことができる。このため、ユーザの利便性が向上する。
本発明によれば、パスワードが付されたファイルに係る蓄積印刷を、少ない労力負担で簡単に行うことができる。
第1実施形態にかかる印刷処理システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態にかかる複合機(MFP)の外観を表す斜視図である。 アプリケーションによりモバイルデバイスの操作パネルに表示される画面を表す図である。 モバイルデバイスからの印刷ジョブの受信、パスワード付きファイルに対するパスワード要求、及び、パスワードなしファイルに対するPINの生成の流れを表すシーケンス図である。 MFPからモバイルデバイスへ送信されるメッセージの例を表す図である。 PINの値やパスワードと印刷ジョブのファイルとを対応づけたジョブデータベースを表す図である。 モバイルデバイスからのパスワードの受信、印刷ジョブに対するPINの生成、及び、印刷完了後の消去処理の流れを表すシーケンス図である。 モバイルデバイスからMFPへ送信されるメールの例、及び、MFPからモバイルデバイスへ送信されるメッセージの例を表す図である。 MFPへのPIN入力から印刷までの流れにおいて、CPUの印刷制御部の制御によりMFPが実行する処理手順を表すフローチャートである。 MFPの操作パネルにおける各種表示画面の例を表す図である。 MFPからモバイルデバイスへ送信されるメッセージの例を表す図である。 パスワード付のファイルについてはパスワードの入力だけで印刷可能とする変形例における、モバイルデバイスからの印刷ジョブの受信、パスワード付きファイルに対するパスワード要求、及び、パスワードなしファイルに対するPINの生成の流れを表すシーケンス図である。 モバイルデバイスからのパスワードの受信、及び、受信したパスワードを用いた印刷の流れを表すシーケンス図である。 MFPからモバイルデバイスへ送信される、パスワードを入力するためのウェブ入力画面へのアクセスを促すメッセージの例を表す図である。 モバイルデバイスの操作パネルに表示される、パスワード入力画面の例を表す図である。 第2実施形態にかかる印刷処理システムの構成を表すブロック図である。 ジョブの受信、パスワード付ファイルでない場合のPINの生成、及び、パスワード付ファイルの場合のパスワード要求の流れを表すシーケンス図である。 サーバへのパスワード入力及びPIN付メッセージの送信、MFPへのPIN入力及び上記印刷、等の流れを表すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を説明する。本形態は、読取機能及び印刷機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)と、MFPに印刷を実行させる印刷ジョブを受け付けるモバイルデバイスとを有する印刷システムに本発明を適用したものである。
<印刷システムの全体構成>
印刷システムの一例である本形態の印刷システム900は、図1に示すように、指定されたMFPに印刷を実行させる印刷ジョブを出力する、外部端末の一例であるモバイルデバイス100と、その印刷ジョブを実行する、印刷装置の一例であるMFP200とを備えている。本形態の印刷システム900では、モバイルデバイス100とMFP200との間で、無線通信によって各種データの受け渡しが可能になっている。
なお、MFP200に印刷を実行させる印刷ジョブを送信する上記外部端末は、モバイルデバイス100の他、何台接続されていてもよい。また、印刷システム900は、サーバあるいはアクセスポイントを備え、モバイルデバイス100からサーバあるいはアクセスポイントを介してMFP200と通信してもよい。
<MFPの構成>
次に、MFP200の概略構成について説明する。MFP200は、この例では、図1に示すように、制御部、装置制御部の一例であるCPU31と、ROM32と、RAM33と、NVRAM(Non Volatile RAM)34とを有している。これらCPU31、ROM32、RAM33、及びNVRAM34は、用紙に画像を印刷する、印刷部の一例である画像形成部10と、原稿の画像を読み取る画像読取部11と、動作状況の表示や、利用者の一例であるユーザによる入力操作の受付を行う操作パネル40と、NFCインターフェース37と、無線LANインターフェース38とに、電気的に接続されている。
画像形成部10は、カラー印刷が可能であってもモノクロ印刷のみが可能であってもよい。また、印刷方式についても、電子写真方式であってもインクジェット方式であってもよい。画像読取部11は、カラースキャンが可能であってもモノクロスキャンのみが可能であってもよい。また、読取機構についても、CCDであってもCISであってもよい。
ROM32は、MFP200を制御するためのファームウェア等の各種プログラムや、各種設定、初期値等が記憶された記録媒体である。なお、上記各種プログラムには、後述の図4、図7、図9、図12、図13、図18のシーケンス図及びフローに示す各手順を実行する印刷処理プログラムが含まれる。RAM33及びNVRAM34は、上記各種プログラムが読み出される作業領域として、あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は、ROM32から読み出した上記プログラムや各種センサから送られる信号に従って、その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら、MFP200の各構成要素を制御する。本形態では、CPU31は、パスワード制御部31Aと印刷制御部31Bとを機能的に備えている。なお、これらパスワード制御部31Aと印刷制御部31Bの詳細機能は後述する。
NFCインターフェース37は、適宜の国際標準規格に基づいて、NFC方式の無線通信を可能にするインターフェースである。MFP200は、このNFCインターフェース37を介し、上記モバイルデバイス100を含む外部装置から送信されるデータを受信する。さらに、MFP200は、NFCインターフェース37を介して上記外部装置にデータを送信する。
無線LANインターフェース38は、適宜の規格に基づいて例えばWiFiダイレクト方式(WFD方式)の無線通信を可能にするインターフェースである。MFP200は、無線LANインターフェース38を介して上記外部装置から送信されるデータを受信する。さらに、MFP200は、無線LANインターフェース38を介して上記外部装置にデータを送信する。
操作パネル40は、図2に示すようにこの例ではMFP200の外装に設けられており、ユーザ入力を受け付ける各種のボタンやキー等から構成される、操作部の一例である手動入力部41と、メッセージや設定内容を表示する、例えば入力機能を兼ねたタッチパネルとして構成される、操作部の一例である表示部42と、を有している。上記各種のボタンとしては、例えば、印刷の開始を指示するOKボタンや、印刷のキャンセルを指示するキャンセルボタン等が含まれる。
また、操作パネル40は、上記NFC方式による無線通信を受け付ける、通信部又は操作部の一例であるNFC読取部43を有している。NFC読取部43には、前述のNFCインターフェース37が設けられている。そして、MFP200は、電源オンの間、NFCインターフェース37から発せられる信号によって、NFC方式の無線通信が実行可能なデバイスを検出する状態になっている。そのため、例えば、ユーザがモバイルデバイス100をNFC読取部43にかざすと、MFP200はモバイルデバイス100を検出し、モバイルデバイス100とMFP200との間でNFC方式による無線通信が自動的に可能になる。なお、モバイルデバイス100をNFC読取部43に「かざす」とは、モバイルデバイス100をNFCインターフェース37の通信範囲内に配置する動作であり、モバイルデバイス100とNFC読取部43とが接触していてもいなくてもよい。
また、上記「かざす」ことによるモバイルデバイス100とMFP200との間のNFC方式による無線通信に代えて、前述の無線LANインターフェース38を介し、モバイルデバイス100とMFP200との間でWFD方式による無線通信を行うようにしてもよい。この場合、無線LANインターフェース38が、各請求項記載の通信部の一例、操作部の一例に相当する。
<モバイルデバイスの構成>
図1に戻り、次に上記モバイルデバイス100の概略構成について説明する。図1において、モバイルデバイス100は、この例では、CPU51と、ROM52と、RAM53と、フラッシュメモリ54と、を備えている。また、モバイルデバイス100は、表示機能と入力機能とを兼ねるタッチパネルを有する操作パネル55と、外部装置との通信を可能にする通信インターフェースとしての、NFCインターフェース57及び無線LANインターフェース58とを有し、これら操作パネル55、NFCインターフェース57、及び無線LANインターフェース58が上記CPU51によって制御される。
フラッシュメモリ54には、OSや、インターネット上のファイルを閲覧するためのブラウザ、各種のデバイスを制御するデバイスドライバ等が組み込まれている。また、MFP200に印刷やスキャン等を指示し、印刷に伴うファイルをMFP200に受け渡す印刷ジョブを受け付けるアプリケーションプログラム20もフラッシュメモリ54に記憶されている。なお、アプリケーションプログラムを、以下適宜、「アプリ」と略して称する。
CPU51は、ROM52やフラッシュメモリ54から読み出した各種プログラムに従って、その演算結果をRAM53またはフラッシュメモリ54に記憶させながら各種の処理を行う。なお、上記各種プログラムには、後述の図4、図7、図12、図13、図17、図18のシーケンス図及びフローに示す各手順を実行する印刷処理プログラムも含まれる。上述したアプリ20の動作も、CPU51によって処理される。
NFCインターフェース57は、MFP200の上記NFCインターフェース37と同様に、NFC方式の無線通信を可能にするインターフェースである。また、無線LANインターフェース58は、MFP200の上記無線LANインターフェース38と同様に、WFD方式の無線通信を可能にするインターフェースである。モバイルデバイス100は、NFCインターフェース57あるいは無線LANインターフェース58を介してMFP200等から送信されるデータを受信する。さらに、モバイルデバイス100は、NFCインターフェース57あるいは無線LANインターフェース58を介して上記MFP200等にデータを送信する。
なお、MFP200において、Bluetooth(登録商標)方式の無線通信を行うためのブルートゥース(登録商標)インターフェースを設け、上記外部装置とデータを送受信しても良い。その場合、MFP200において上記NFC読取部43と同様に機能するブルートゥース(登録商標)読取部を設け、またモバイルデバイス100においてBluetooth(登録商標)方式の無線通信を行うためのブルートゥース(登録商標)インターフェースを設けてもよい。この場合、前述と同様、ユーザがモバイルデバイス100をブルートゥース(登録商標)読取部にかざすことでモバイルデバイス100とMFP200との間でBluetooth(登録商標)方式による無線通信が自動的に可能になる。この場合、上記ブルートゥース(登録商標)インターフェースが、各請求項記載の通信部の一例、操作部の一例に相当する。
<印刷ジョブの送信・受信動作概要>
次に、上記構成の印刷システム900において、本発明の前提となる、モバイルデバイス100からの上記印刷ジョブの送信動作、及び、MFP200における上記送信された印刷ジョブの受信動作、の概要を図3を用いて説明する。
例えばモバイルデバイス100がユーザからの起動指示を受け付けることによって、上記アプリ20がCPU51によって起動される。起動されたアプリ20は、上記操作パネル55に、例えば図3に示すメール作成画面21を表示する。
図3中の拡大図に示すように、このメール作成画面21には、この例では、通常の公知のメーラアプリケーションの画面表示と同様、受信トレイを開くための「受信トレイ」ボタン211と、送信トレイを開くための「送信トレイ」ボタン212と、「送信」ボタン213と、宛先入力欄214と、添付ファイル表示欄215と、本文記入欄216と、が設けられている。
ユーザは、操作パネル55の適宜の操作により、宛先入力欄214に上記MFP200のメールアドレスを記載した後、印刷対象となるファイルを添付する。この例では、宛先入力欄214に、MFP200のアドレスprinter@xxx.yyが記入されており、また添付ファイル表示欄215に示すように、ファイル名「xyz」のPDF形式のファイルが添付されている。その後、上記「送信」ボタン216が押されることにより、上記CPU51が公知の手法によってWFD方式によるMFP200との無線通信を確立させ、当該WFD方式によって上記ファイルが添付されたメールをMFP200に送信する。これによって印刷ジョブ送信、すなわちジョブ登録がなされたことになる。
なお、その際に当該ファイルにパスワードを付す場合には、操作パネル55の適宜の操作で例えばパスワードを記載したメールをMFP200に送ることで、ユーザは所望のパスワードを当該ファイルに対して設定することができる。そして、後述のように上記ファイルを開くためにMFP200からパスワードを要求された場合には、このメール作成画面21を開き、上記本文記入欄216に上記ユーザが設定したパスワードを入力することで、メールにてMFP200へ送信することができる。なお、このパスワード要求及びパスワード入力についての詳細は後述する。
ここで、本形態に係る上記MFP200は、上記のようにしてメール添付にて送信されてきた印刷ジョブを受信する。なお受信する印刷ジョブとは詳細には上記ファイルであり、以下同様である。その後、受信した印刷ジョブは、適宜の箇所、例えば上記RAM33やNVRAM34等に一旦蓄積される。そして、ユーザが、後述する特定の操作を行ったことに応じ、上記蓄積した印刷ジョブに係る印刷、いわゆる蓄積印刷を開始する。以下、その詳細を、順を追って説明する。
<ジョブ受信及びパスワード有無の判定>
本形態では、MFP200は、上記ファイルが添付された、印刷ジョブのメールを受信すると、そのファイルにパスワードが付されている場合にはパスワードの入力要求をモバイルデバイス100へ送信する。ファイルにパスワードが付されていない場合は、ユーザ認証のためのPIN(Personal Identification Number)を発行し、上記モバイルデバイス100へ送信する。図4は、上記印刷ジョブの受信、パスワード要求、及びPINの生成の流れを表すシーケンス図であり、上記CPU51の制御によりモバイルデバイス100が実行する処理手順と、上記CPU31の上記パスワード制御部31Aの制御によりMFP200が実行する処理手順と、を表している。
図4において、まずステップS5で、モバイルデバイス100は、前述のようにして生成され印刷ジョブのファイルが添付されたメールを、送信する。MFP200は、この送信されたメールをステップS10で受信する。その後、MFP200では、ステップS15で、上記ステップS10で受信したメールに添付ファイルがあるか否かが、上記パスワード制御部31Aによって判定される。メールにファイルが添付されていなければステップS15の判定が満たされず、後述のステップS20に移る。前述のようにして印刷ジョブのファイルがメールに添付されていればステップS15の判定が満たされ、ステップS25に移る。
ステップS25では、上記パスワード制御部31Aが、上記添付ファイルが印刷対象のファイルであるか否かを判定する。添付されたファイルが印刷対象のファイルではなければ判定が満たされずステップS20に移る。
ステップS20では、上記パスワード制御部31Aは、メールにより正しく印刷ジョブが送られてきていないことを表す、モバイルデバイス100へ送付するための所定のエラーメッセージを生成する。図5(a)に、このとき生成されたメッセージの例を示す。図示のように、この例では、「印刷可能な添付ファイルが添付されていません」の表記が行われる。以上のようにしてステップS20が完了したら、後述のステップS45に移る。
一方、ステップS25において、上記メールに添付されたファイルが印刷ジョブのファイルであれば判定が満たされ、ステップS27に移る。ステップS27では、パスワード制御部31Aは、上記添付されたファイルに、パスワードが付されているか否か、すなわちパスワードを入力しなければ開けない設定か否か、を判定する。パスワードが付されていれば判定が満たされ、後述のステップS35に移る。パスワードが付されていなければ判定が満たされず、ステップS30に移る。なお、このステップS27が各請求項記載の判断ステップの一例に相当し、このステップS27で実行する処理が、各請求項記載の判断処理の一例に相当している。
ステップS30では、パスワード制御部31Aは、ユーザ認証のためのPINの生成処理を行う。本形態では、PINは、ユーザが認識可能な数字列又は文字列として構成される。なお、この例ではPINは数字列として構成される。また、本明細書では数字1文字の場合も数字列に含まれる。このPINは、具体的には、4ケタの数字列、例えば「1111」として生成される。
ここで、このステップS30においてPINが発行される際、図6に示すように、印刷ジョブ、詳細にはジョブに添付されている上記ファイルのファイル名がMFP200に登録される。そして、各印刷ジョブごとに、当該ジョブに対応するユーザの上記モバイルデバイス100のアドレスと、上記生成したPINの値と、パスワード付ファイルであればパスワードとが、互いに対応づけられて、MFP200内の適宜の箇所、例えば上記ROMにジョブデータベースの形で記憶される。なお、モバイルデバイス100のアドレスは、言い換えれば、印刷ジョブの送信元アドレス、メッセージの送信先アドレスである。
図6に示す例では、ユーザとして、まずAさんから印刷ジョブが送信されている。そして、図示のレコードR1に示すように、Aさんが保有する、メールアドレスAA@XYZ.co.jpである上記モバイルデバイス100から送信した1回目の印刷ジョブには、ファイル名「aaa」のPDF形式のファイルが含まれており、その印刷ジョブに対して、PINとして「1111」が付与されている。
このとき、本形態では、後述のステップS68と異なり、パスワード制御部31Aは、PINを、ユーザごとに、すなわち上記メールを送信してきたモバイルデバイス100のメールアドレスに対応させて、生成する。この結果、同一のユーザによりモバイルデバイス100から複数回印刷ジョブが送信された場合であっても、すべて同一の印刷ジョブが発行される。
すなわち、図6に示すレコードR4に示すように、上記Aさんのモバイルデバイス100が、ファイル名「aab」のPDF形式のファイルを含む印刷ジョブを2回目に送信する際には、上記モバイルデバイス100のメールアドレスから既に図6において上記PIN「1111」が生成されていることがパスワード制御部31Aによって検知される。その結果、当該2回目の印刷ジョブに対しても、PINとして1回目と共通の数字列「1111」が付与され、上記ユーザデータベースに記録される。なお、ユーザCさんに係るレコードR2,R3については後述する。
なお、このステップS30が各請求項記載の発行ステップの一例に相当し、このステップS30で実行する処理が、各請求項記載の第1発行処理の一例に相当している。ステップS30が完了したら、ステップS40に移る。
ステップS40では、パスワード制御部31Aは、上記ステップS30で生成したPINを記載した、モバイルデバイス100へ送付するためのメッセージを生成する。図5(b)に、このとき生成されたメッセージの例を示す。図示のように、この例では、「印刷ジョブを受け付けました。 プリンタでPINを入力すると印刷が可能です。 PIN番号:1111」の表記が行われる。以上のようにしてステップS40でのメッセージ生成が完了したら、後述のステップS45に移る。
一方、ステップS27での上記判定が満たされて移るステップS35では、上記パスワード制御部31Aは、上記モバイルデバイス100に対しパスワードの入力を要求するためのメッセージを生成する。図5(c)に、このとき生成されたメッセージの例を示す。図示のように、この例では、「パスワード付のファイルを受け付けました。 続けてパスワードをメール送信してください。」の表記が行われる。以上のようにしてステップS35でのメッセージ生成が完了したら、ステップS45に移る。
ステップS45では、上記パスワード制御部31Aは、上記ステップS20、若しくは、上記ステップS40、若しくは、上記ステップS35、で生成したメッセージを本文として記載したメールを作成する。そして、その作成されたメールが、MFP200からモバイルデバイス100へと送信される。なお、このステップS45で実行する処理が、各請求項記載の送信処理の一例に相当している。また、このステップS45及び上記ステップS35が各請求項記載の要求ステップの一例に相当し、これらステップS45及びステップS35で実行する処理が、各請求項記載の第1要求処理の一例に相当している。この送信されたメールは、ステップS50において、モバイルデバイス100によって受信される。
<パスワード受信後のPIN生成>
次に、本形態では、MFP200は、前述のようにファイルにパスワードが付されていた場合には、前述のパスワード要求に対応してモバイルデバイス100から正しいパスワードが送信されると、前述と同様にPINを発行し、上記モバイルデバイス100へ送信する。図7は、そのようなパスワード受信及びPINの生成の流れを表すシーケンス図であり、上記図4と同様、上記CPU51の制御によりモバイルデバイス100が実行する処理手順と、上記CPU31の上記パスワード制御部31Aの制御によりMFP200が実行する処理手順と、を表している。
図7において、前述のようにしてモバイルデバイス100のメール作成画面21の本文記入欄216に入力されたパスワードを含むメールを、モバイルデバイス100はステップS60で送信する。MFP200は、この送信されたメールをステップS65で受信する。図8(a)は、このときのメール内容の一例を示す。図示のように、この例では、件名を「password」としたメールの本文にパスワード、この例では「abcde」が表記されている。
その語、MFP200では、パスワード制御部31Aにより、ステップS68で、上記ステップS65で受信したパスワードを用いて、前述のステップS10で受信済みのファイルが開けたかどうか、が判定される。ファイルが開けなければステップS68の判定が満たされず、ステップS70に移る。ステップS70では、上記パスワード制御部31Aは、上記受信されたパスワードが正しくなかったことを表す、モバイルデバイス100へ送付するための所定のエラーメッセージを生成する。図8(b)に、このとき生成されたメッセージの例を示す。図示のように、この例では、「パスワードが間違っています」の表記が行われる。以上のようにしてステップS70が完了したら、後述のステップS75に移る。
一方、上記ステップS68において、前述のパスワードでファイルが開けた場合は判定が満たされ、ステップS72に移る。ステップS72では、パスワード制御部31Aは、上記ステップS30と同様、ユーザが認識可能な数字列又は文字列からなるPIN、前述の例に沿うと4ケタの数字列からなるPINの生成処理を行い、前述の図6に一例を示したジョブデータベースに登録する。
但し、前述のステップS30と異なり、このステップS72では、パスワード制御部31Aは、PINを、上記モバイルデバイス100のメールアドレス等とは関係なく、各印刷ジョブごとに発行する。この結果、例えば同一のユーザによりモバイルデバイス100から複数回印刷ジョブが送信された場合であっても、各印刷ジョブごとに異なる印刷ジョブが発行される。
すなわち、図6に示すレコードR2では、ユーザとして、Cさんから印刷ジョブが送信されている。Cさんが保有する、メールアドレスCC@XYZ.co.jpである上記モバイルデバイス100から送信した1回目の印刷ジョブには、ファイル名「ccc」のPDF形式のファイルが含まれ、ファイルのパスワードは「abcde」であり、当該印刷ジョブに対して、PINとして「9635」が付与されている。
そして、図6に示すレコードR3に示すように、上記Cさんのモバイルデバイス100が2回目に印刷ジョブが送信された際に、上記1回目の印刷ジョブのPIN「9635」とは異なる「6871」が付与されている。なお、上記印刷ジョブにはファイル名「ccd」のPDF形式のファイルが含まれ、そのファイルのパスワードは「fghij」である。すなわち、パスワード制御部31Aは、パスワード付のファイルに対しこのステップS72でPINを生成するときは、それまでに生成され上記ジョブデータベースに登録済みのPINと異なる値となる適宜の値を、例えば乱数等を含む公知の適宜の法則に沿って、発行する。
なお、上記ジョブデータベースへの登録タイミングは、上記のようにPINの生成時、すなわちステップS30やステップS72とは限られない。すなわち、PINの生成より前に事前にユーザ登録がなされた場合には、そのユーザ登録時において、上記PINの欄を空白の状態で登録を行うようにしてもよい。
なお、このステップS72が実行する処理が、各請求項記載の第2発行処理の一例に相当している。以上のようにしてステップS72が完了したら、ステップS74に移る。
ステップS74では、上記パスワード制御部31Aは、前述のステップS40と同様、上記ステップS72で生成したPINを記載した、モバイルデバイス100へ送付するためのメッセージを生成する。図8(c)に、このとき生成されたメッセージの例を示す。図示のように、この例では、「印刷ジョブを受け付けました。 プリンタでPINを入力すると印刷が可能です。 PIN番号:1111」の表記が行われる。以上のようにしてステップS74でのメッセージ生成が完了したら、ステップS75に移る。
ステップS75では、上記パスワード制御部31Aは、上記ステップS70、若しくは、上記ステップS74、で生成したメッセージを本文として記載したメールを作成する。そして、その作成されたメールが、MFP200からモバイルデバイス100へと送信される。この送信されたメールは、ステップS80において、モバイルデバイス100によって受信される。
<PINに基づく印刷実行>
ここで、本形態において、モバイルデバイス100を保持するユーザは、上記ステップS40で生成されステップS50においてモバイルデバイス100で受信した、若しくは、上記ステップS74で生成されステップS80においてモバイルデバイス100で受信したPINを、MFP200に入力することで、上記印刷ジョブのファイルに係る印刷を実行することができる。上記MFP200へのPIN入力から上記印刷までの流れを、図9に示すフローを用いて説明する。
図9は、CPU31の上記印刷制御部31Bの制御によりMFP200が実行する処理手順を表している。まずステップS105で、MFP200は、上記表示部42にPIN入力の受付画面を表示して、ユーザの手動操作によるPINの入力を受け付ける。このときの上記表示部42のPIN入力受付画面の例を図10(a)に示す。図示のように、このPIN入力受付画面91では、「PINを入力してください」のメッセージMaと、「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」「0」の各数字キーと、「確定」キーとが表示される。各数字キーを操作することでPIN表示欄91Aに対応する数字列が表示され、「確定」キーを押すことで当該PINの内容がMFP200の上記印刷制御部31Bに読み込まれる。
一方ステップS105では、併せて、上記NFC読取部43により、前述のモバイルデバイス100の「かざす」操作によるPINの入力も受け付けられる。すなわち、ユーザがモバイルデバイス100の操作画面55の適宜の画面においてPINを入力した後、NFC読取部43にかざすことで、当該PINがNFC方式の無線通信によりMFP200へと送信される。
ステップS105の後のステップS110では、上記PIN入力受付画面91での手動操作によるPIN入力がなされたか否かが判定される。上記PIN入力受付画面91でのPIN入力がない間はステップS110の判定が満たされず、ステップS115に移り、上記「かざす」操作による上記NFC方式の無線通信PINでのPIN入力があったか否かが判定される。上記「かざす」操作によるPIN入力がない間はステップS115の判定が満たされず、上記ステップS110に移り、PIN入力受付画面91でのPIN入力若しくは「かざす」操作によるPIN入力が行われるまで、ステップS110→ステップS115→ステップS110→・・のループを繰り返す。
上記繰り返しの間に、上記PIN入力受付画面91でのPIN入力があった場合はステップS110の判定が満たされ、また上記「かざす」操作によるPIN入力があった場合はステップS115の判定が満たされ、いずれの場合もステップS125に移る。
ステップS125では、上記印刷制御部31Bは、上記ステップS110又はステップS105で入力されたPINに対応する印刷ジョブがあるか否か、を前述の図6のジョブデータベースを参照して判定する。上記PINに対応する印刷ジョブがあれば判定が満たされ、後述のステップS170に移る。また上記ステップS235において、上記PINに対応する印刷ジョブが上記データベースになかった場合は判定が満たされず、ステップS130に移る。ステップS130では、CPU31は、表示部42に、対応するエラーメッセージを表示する。このときの上記表示部42のエラー表示画面の例を図10(b)に示す。図示のように、このエラー表示画面92では、「エラー 該当するジョブが見つかりません」のメッセージMbが表示される。その後、このフローを終了する。
一方、ステップS125での判定が上記のように満たされて移るステップS170では、上記印刷制御部31Bは、後述の図10(c)に示すような、上記PINに合致するものとして見つかった印刷ジョブの確認を行う表示を行った後、当該印刷ジョブに係る印刷を実行する。このときの、上記表示部42に表示される、印刷確認画面の例を図10(c)に示す。図示のように、印刷確認画面93では、「該当する印刷ジョブの印刷を開始します」のメッセージMcと、印刷設定表示93Aとが表示される。印刷設定表示93Aでは、当該印刷ジョブのファイル名称を表す「aaa.pdf」が表記される。このようにしてステップS175が完了したら、ステップS180に移る。
なお、前述のようにファイルにパスワードが付されていない印刷ジョブに対しステップS30で生成されたPINをMFP200に入力して印刷を実行する場合のステップS170が、各請求項記載の第1印刷ステップの一例に相当し、このステップS170で実行する処理が、各請求項記載の第1印刷処理の一例に相当している。また、前述のようにファイルにパスワードが付されている印刷ジョブに対しステップS72で生成されたPINをMFP200に入力して印刷を実行する場合のステップS170が、各請求項記載の第2印刷ステップの一例に相当し、このステップS170で実行する処理が、各請求項記載の第2印刷処理の一例に相当している。
そして、ステップS180では、上記印刷制御部31Bは、印刷ジョブに係る上記ファイルを消去し、そのファイルにパスワードが付されていた場合は当該パスワードも消去する。その後、このフローを終了する。
<印刷後のパスワード等の消去処理>
図7に戻り、本形態では、MFP200のCPU31の上記パスワード制御部31Aは、前述のようにファイルにパスワードが付されていた場合には、上記ステップS75でPINを送信した後、そのPINを用いてMFP200で正しく印刷が行われたかどうかを監視し、印刷が行われなかった場合には、秘匿性確保のために、後述する所定の消去処理を行う。
すなわち、パスワード制御部31Aは、上記ステップS75が完了後のステップS82で、前述のパスワードの受け付けが正常に完了しているか否かを判定する。パスワードの受け付けが正常に完了していなければ判定が満たされず、図7のシーケンスを終了する。パスワードの受け付けが正常に完了していれば判定が満たされ、ステップS84に移る。
ステップS84では、パスワード制御部31Aは、予め定められた一定時間だけ待機した後、ステップS86に移り、パスワード付の印刷ジョブがMFP200内に消去されずに残っているか否か、を判定する。これらステップS84、ステップS86には、以下のような意義がある。
すなわち、前述したように、モバイルデバイス100を保持するユーザは、モバイルデバイス100が受信したPINをMFP200に入力することで、印刷ジョブのファイルに係る印刷を実行する。したがって、正常に印刷が行われた場合には、上記ステップS75でのPINのメール送信後、ある程度の時間がたてば図9のステップS170で説明したMFP200での上記ファイルの印刷が完了し、その後のステップS180において当該印刷ジョブに係る上記ファイルが消去されているはずである。なお、当該ファイルにパスワードが付されている場合にはパスワードも消去されているはずである。
しかしながら、ユーザの失念や通信環境の悪化等、何らかの事情によって、PINがMFP200に入力されない場合もあり得る。そこで、本形態においては、特に高い秘匿性を確保する必要があるとみなせる、ファイルにパスワードが付された印刷ジョブについては、上記ステップS84のように一定時間待機してもMFP200へPINが入力されない場合、ファイルの消去が行われる。なお、上記のようにステップS84で一定時間の待機が行われることは、言い替えれば、ステップS72でのPINの生成後、ステップS74、ステップS75、ステップS82の処理を挟んで、所定時間が経過するまでの待機が行われることに相当している。
すなわち、上記ステップS86で前述のようにファイルにパスワードが付された印刷ジョブでなければ判定が満たされずこのシーケンスを終了するのに対し、ファイルにパスワードが付された印刷ジョブであった場合は判定が満たされ、ステップS88に移る。
ステップS88では、上記パスワード制御部31Aは、当該印刷ジョブに係るデータを消去する。この消去するデータとは、当該印刷ジョブに係る上記ファイル、及び、このファイルに対応するパスワードである。なお、本明細書では、「消去処理」とは、データに上書きデータを上書きして、データを消す処理を含む。このステップS88で実行する処理が、各請求項記載の消去処理の一例に相当している。
その後、ステップS89に移り、上記パスワード制御部31Aは、上記消去処理が行われたことを表す、モバイルデバイス100へ送付するための所定のエラーメッセージを生成する。図11(a)に、このとき生成されるメッセージの例を示す。図示の例では、「一定時間印刷されませんでした。 パスワード付データ及びパスワード共に消去されました。 印刷ジョブの登録から再度行ってください。」の表記が行われる。
なお、上記ステップS88において、上記のようにファイルとパスワードとの両方の消去を行うのに限られず、パスワードのみを消去するようにしてもよい。この場合、消去されずに残ったファイルは、上記パスワードによってロックされた状態で残存していることとなる。この場合、その後の上記ステップS89で生成されるメッセージの例を図11(b)に示す。図示の例では、「一定時間印刷されませんでした。 先ほど送ったPINは無効となりました。 パスワードは消去されましたので、印刷を行う場合は、再度パスワードを送付ください。」の表記が行われる。以上のようにしてステップS89が完了したら、ステップS90に移る。
ステップS90では、上記パスワード制御部31Aは、上記ステップS89で生成したメッセージを本文として記載したメールを作成する。そして、その作成されたメールが、MFP200からモバイルデバイス100へと送信される。なお、前述のようにステップS88においてパスワードのみを消去した場合の上記ステップS89及び上記ステップS90で実行する処理が、各請求項記載の第2要求処理の一例に相当している。上記のように送信されたメールは、ステップS95において、モバイルデバイス100によって受信される。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、本形態によれば、ユーザによりモバイルデバイス100から印刷ジョブが送信されると、MFP200は、受信した印刷ジョブに含まれるファイルに係る印刷を行う。その際、上記ファイルにパスワードが付されているか否かによって、処理態様が分かれる。すなわち、受信された印刷ジョブに含まれるファイルがパスワードが付されているファイルではなかった場合、図4のステップS30に示したように上記ジョブに対応するPINが発行される。そして、モバイルデバイス100で受信された上記PINをユーザが操作パネル40において操作入力することで、上記ファイルに係る印刷が実行される。
一方、受信された印刷ジョブに含まれる上記ファイルがパスワードが付されているファイルであった場合、図4のステップS35、ステップS45に示したように、モバイルデバイス100に対しパスワードの送信が要求される。そして、ファイルに対応するパスワードをユーザがモバイルデバイス100から操作入力し、図7のステップS65で前述したように、入力されたパスワードがモバイルデバイス100から送信されてMFP200で受信されたことを契機に、上記ファイルに係る印刷が実行される。
以上のようにして、本形態においては、PINやパスワードで印刷内容の秘匿性を確保しつつ、ファイルに係る印刷を実行することができる。特に、印刷対象のファイルがパスワードが付されている場合に、上記のようにモバイルデバイス100でのパスワード入力によって印刷を行うことができる。これには以下のような意義がある。
すなわち、通常、MFP200等に設けられている操作パネル40はスペース的な制限等により操作入力機能が低い場合が多く、複雑な文字からなるパスワードを入力しようとする場合、操作が煩わしくなってユーザの労力負担が著しく大きい。これに対し、本形態においては、高い操作入力機能を備えている、例えばスマートフォンやモバイル通信端末等からなるモバイルデバイス100にてパスワードを入力すれば足りる。したがって、ユーザの操作労力負担を低減でき、利便性を向上することができる。また、上記スマートフォンやモバイル通信端末等のモバイルデバイス100の場合、パスワード入力時にその入力内容がユーザ以外の他人から比較的見えにくく、パスワードの秘匿性を向上できる効果もある。
また、本形態では特に、上記印刷ジョブに係るファイルがパスワードが付されているファイルであった場合に、さらに高い秘匿性が得られる。すなわち、前述のようにして要求したパスワードがモバイルデバイス100から受信されると、MFP200では、図7のステップS72に示したように、印刷ジョブに対応するPINが発行される。そして、モバイルデバイス100で受信された上記PINをユーザがMFP200の操作パネル40において操作入力することで、上記ファイルに係る印刷が実行される。このようにして、蓄積印刷が実行されるので、印刷内容の高い秘匿性を確保することができる。
また、本形態では特に、図4中のステップS5に示したように、印刷ジョブをモバイルデバイス100からファイル添付のメールの形式でMFP200へ送ることができ、またパスワードが付されたファイルについて要求されたパスワードの入力についても、図7中のステップS60に示したように、パスワードが記載されたメールをモバイルデバイス100からMFP200へ送信すれば足りる。このように印刷ジョブ及びパスワードの送付の両方をメールで処理できるので、利用者にとって入力が簡単であり、利便性が高い。
また、本形態では特に、NFC方式やBluetooth(登録商標)やWFD方式等による無線通信を介した入力により、ユーザのモバイルデバイス100からのPINを受け付け可能である。これにより、ユーザは、例えばモバイルデバイス100をMFP200の比較的近くに位置させ、無線通信にて上記PINを操作入力することができる。この結果、操作パネル40で例えばボタンやキー等を用いて上記PINを手動で操作入力する場合に比べ、操作労力負担を大きく低減でき、さらに利便性を向上することができる。
また、本形態では特に、ファイルにパスワードが付されていた場合に、モバイルデバイス100でのパスワードの送信に応じてMFP200でPINの発行を行った後、その発行したPINの操作入力を操作パネル40で受け付けないまま所定時間が経過した場合には、モバイルデバイス100から受信したパスワード及びファイルのうち少なくとも一方が消去される。このように、PINの発行後、所定時間経過をもってタイムアウトとし、パスワードやファイルを消去することで、それらパスワードやファイルがMFP200に存在する時間を限られた短い時間とすることができ、秘匿性を高めることができる。
その際、特に、前述したように、PINの発行後、所定時間経過をもってパスワードを消去してファイルをロックし、モバイルデバイス100に対しパスワードの再度の送信を要求してもよい。この場合、1度受信したパスワードをタイムアウトにて無効とすることにより、秘匿性を高めることができる。
また、本形態では特に、印刷ジョブに係るファイルにパスワードが付されていない場合と、ファイルにパスワードが付されている場合とで、PINの発行態様が異なる。すなわち、ファイルがパスワードが付されていない場合は高い秘匿性は求められていないとみなし、ユーザ側のわかりやすさや便宜優先で、メールアドレス、外部端末情報、ユーザID等の印刷要求元情報が同じであれば、どの印刷ジョブについても同一のPINが発行される。前述の例では、図6に示したように、モバイルデバイス100のメールアドレスが同じであれば、どの印刷ジョブについても同一のPINが発行される。これに対して印刷ジョブに係るファイルにパスワードが付されている場合は高い秘匿性が必要であるとみなし、図6に示したように、上記印刷要求元情報とは無関係に、すべての印刷ジョブに対して異なるPINがそれぞれ発行される。このようにして、本形態においては、想定される秘匿性の高さに応じてPINの発行態様を使い分けることができる。
<パスワードを用いる変形例>
なお、上記第1実施形態において、上記印刷ジョブのファイルにパスワードが付されている場合に、パスワードの入力だけでPINの入力を省略しつつ印刷可能としてもよい。そのような変形例における処理を、上記図4に対応する図12と、上記図7及び図9に対応する図13と、により説明する。
<ジョブ受信及びパスワード有無の判定>
まず、上記図4に対応する図12において、この変形例では、上記図4のステップS35の処理に代えて、新たにステップS32及びステップS36の処理が行われる。すなわち、上記図4と同様のステップS5、ステップS10、ステップS15、ステップS25を経て、ステップS27において、上記添付ファイルがパスワードが付されたファイルであり判定が満たされた場合、新たに設けたステップS32に移る。
ステップS32では、上記パスワード制御部31Aは、上記モバイルデバイス100に対しパスワードを要求するための、後述の図15に示すウェブ入力画面を表示させる、サイトのURL(Uniform Resource Locator)を生成し、その後ステップS36において、ウェブページへのリンク先である当該URLを本文として記載したメッセージを作成する。図14に、このとき生成されたメッセージの例を示す。図示のように、この例では、「パスワード付のファイルを受け付けました。 続けて以下のサイトにアクセスし、パスワードを入力してください。 http://xxx/yyy/ 」の表記が行われる。以上のようにしてステップS36でのメッセージ生成が完了したら、上記図8と同様のステップS45に移る。
ステップS45では、上記パスワード制御部31Aは、上記図8と同様の上記ステップS20又は上記ステップS40、若しくは、上記ステップS36で生成したメッセージを本文として記載したメールを作成する。そして、その作成されたメールが、MFP200からモバイルデバイス100へと送信され、上記図8と同様のステップS50において、モバイルデバイス100によって受信される。なお、上記第1実施形態と同様、このステップS45で実行する処理が、各請求項記載の送信処理の一例に相当している。また、このステップS45及び上記ステップS32並びにステップS36が各請求項記載の要求ステップの一例に相当し、これらステップS45及び上記ステップS32並びにステップS36で実行する処理が、各請求項記載の第1要求処理の一例に相当している。
<パスワード入力、印刷実行>
次に、上記図7及び図9に対応する図13において、まず、ユーザは、ステップS61において、モバイルデバイス100を適宜に操作することで、上記ステップS50で受信したメールに本文として記載されたURLのウェブサイトにアクセスする。これにより、パスワード入力用URLのリクエストがモバイルデバイス100から送信され、ステップS62でそのリクエストがMFP200により受信される。
その後、上記リクエストに対応して、ステップS63で、MFP200からパスワード入力用のHTMLファイルが送信され、ステップS64でそのHTMLファイルがモバイルデバイス100によって受信される。これにより、モバイルデバイス100での適宜の操作により、上記操作パネル55に、上記印刷ジョブに係るファイルのパスワードの入力画面が表示される。上記パスワードの入力画面の例を図15に示す。なお、この例では、後述するように、印刷対象のファイルに対応したパスワードの入力に加え、そのファイルに係る印刷を行う際の印刷設定も併せて行うことができる。
図15において、この例では、ファイル「給与明細.pdf」の印刷が行われる場合が示されている。図示のパスワード入力画面23では、まず、上記ファイル名に対応した、「給与明細.pdfの印刷を行います。」のメッセージMpが表示される。
また、上記メッセージMpの下方には、「(1)給与明細pdf.のパスワードを入力してください。」のメッセージMqと、ユーザが例えば上記タッチパネルの英数字キー部分を操作することでパスワードを入力するための、パスワード入力ボックス23Aとが、表示される。
さらに、上記パスワード入力ボックス23Aの下方には、「(2)印刷設定を入力してください。」のメッセージMrと、印刷設定を選択するための3つのラジオボタンボックス23B,23C,23Dと、が表示される。ラジオボタンボックス22Bには、「片面印刷」「両面印刷」の2つのラジオボタンが選択操作可能に設けられており、いずれか1つを選択することで、対応する印刷態様、すなわちSimplex印刷かDuplex印刷かを設定することができる。ラジオボタンボックス23Cには、「カラー印刷」「モノクロ印刷」の2つのラジオボタンが選択操作可能に設けられており、いずれか1つを選択することで、対応する印刷態様、すなわちカラー印刷かモノクロ印刷かを設定することができる。ラジオボタンボックス23Dには、「1in1」「2in1」「4in1」の3つのラジオボタンが選択操作可能に設けられており、いずれか1つを選択することで、対応する印刷態様を設定することができる。この例では、上記印刷態様としては、1枚の画像を1枚の用紙に印刷するか、同一内容の2枚の縮小画像を1枚の用紙にまとめて印刷するか、同一内容の4枚の縮小画像を1枚の用紙にまとめて印刷するか、のいずれかである。
そして、上記3つのラジオボタンボックス23B,23C,23Dの下方に、「印刷スタートボタンを押下ください。即時印刷を開始します。」のメッセージMsと、「印刷スタート」ボタン23Eが表示されている。ユーザが上記パスワード入力ボックス23Aへのパスワードの入力と、ラジオボタンボックス23B,23C,23Dでの選択を終了後に上記「印刷スタート」ボタン23Eを押すと、各ボックスへの入力・選択内容が確定する。そして、上記図7のステップS60に対応する図13のステップS60′においてその確定した内容、すなわちパスワード及び印刷設定がモバイルデバイス100から送信され、上記図7のステップS65に対応するステップS65′においてMFP200により受信される。
なお、本変形例において、上記図12のステップS32、ステップS36、ステップS45、ステップS50、及び、図13のステップS61~ステップS65′でのURL生成・送信によるウェブサイトへのパスワードの入力に代えて、上記第1実施形態と同様の、パスワード要求メッセージ付のメール送信に対するメール返信によってパスワードが取得される手法でもよい。また逆に、上記第1実施形態において、前述のパスワード要求メッセージ付のメール送信に対するメール返信によってパスワードを取得する手法に代えて、本変形例の上記ステップS32、ステップS36、ステップS45、ステップS50、及び、図13のステップS61~ステップS65′のような、URL生成・送信によるウェブサイトへのパスワードの入力手法としてもよい。
その後、上記図7と同様のステップS68において、CPU31のパスワード制御部31Aにより、上記ステップS65′で受信したパスワードを用いて、前述の図12のステップS10で受信済みのファイルが開けたかどうか、が判定される。ファイルが開けなければステップS68の判定が満たされず、ステップS70′に移る。ステップS70′では、上記ステップS70と同様、上記パスワード制御部31Aは、上記受信されたパスワードが正しくなかったことを表す、モバイルデバイス100へ送付するための所定のエラーメッセージつきのHTMLファイルを生成する。このメッセージ内容は例えば前述の図8(b)と同様で足りるので、詳細な説明を省略する。ステップS70′が完了したら、後述のステップS75′に移る。
一方、上記ステップS68において、前述のパスワードでファイルが開けた場合は判定が満たされ、ステップS170′に移る。ステップS170′では、上記ステップS170と同様、CPU31の上記印刷制御部31Bにより、上記印刷ジョブに係る印刷を実行する。なおその際、図示を省略するが、ステップS170において前述したように、上記表示部42において、当該印刷ジョブの確認を行う表示を行ってもよい。このステップS170′が、各請求項記載の第2印刷ステップの一例に相当し、このステップS170′で実行する処理が、各請求項記載の第2印刷処理の一例に相当している。その後、ステップS73に移る。
ステップS73では、上記印刷制御部31Bが、内容の図示は省略するが、上記印刷ジョブのファイルに係る印刷が完了した旨を表す完了メッセージを生成し、その完了メッセージつきのHTMLファイルを生成する。その後、ステップS75′に移る。
ステップS75′では、上記ステップS75と同様、上記パスワード制御部31Aは、上記ステップS70′若しくは上記ステップS73で生成したメッセージ付HTMLファイルを作成する。そして、その作成されたHTMLファイルが、MFP200からモバイルデバイス100へと送信される。この送信されたHTMLファイルは、上記ステップS80に対応するステップS80′において、モバイルデバイス100によって受信される。
上記以外の処理は、上記第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
本変形例においても、上記第1実施形態と同様の効果を得る。すなわち、印刷ジョブに含まれるファイルがパスワードが付されているファイルではなかった場合、図12のステップS30に示したように、上記ジョブに対応するPINが発行される。そして、モバイルデバイス100で受信された上記PINをユーザが操作パネル40において操作入力することで、上記ファイルに係る印刷が実行される。受信された印刷ジョブに含まれる上記ファイルがパスワードが付されているファイルであった場合、図12のステップS32、ステップS36、ステップS63で説明したように、モバイルデバイス100に対しパスワードの送信が要求される。そして、図13中ステップS65′に示したように、ファイルに対応するパスワードをユーザがモバイルデバイス100から入力してMFP200で受信されたことを契機に、上記ファイルに係る印刷が実行される。これにより、上記第1実施形態と同様、PINやパスワードで印刷内容の秘匿性を確保しつつ、ファイルに係る蓄積印刷を実行することができる。特に、印刷対象のファイルがパスワードが付されている場合に、上記のように、通常高い操作入力操作機能を備えているモバイルデバイス100でのパスワード入力によって印刷を行うことができる。したがって、ユーザの操作労力負担を低減でき、利便性を向上することができる。
また、本変形例では特に、パスワードが付された上記ファイルを開くための当該パスワードがWeb入力方式で入力される。すなわち、図15で説明したように、指定されたURLによりモバイルデバイス100でパスワード入力画面23が開かれ、図13のステップS64、ステップS60′で説明したようにそのパスワード入力画面23上においてパスワードの入力が行われる。これにより、例えばSSL等の適宜の暗号化送受信技術を使用することで、さらにパスワードの秘匿性を向上することができる。さらにこのパスワード入力時に、前述のように、図15のラジオボタンボックス23B,23C,23Dにより印刷設定を併せて行うことができるので、さらに利便性を向上できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本形態は、上記MFP200及びモバイルデバイス100に加え、それらMFP200及びモバイルデバイス100に対し情報送受信可能に接続されるサーバが設けられる場合である。上記第1実施形態及びその変形例と同等の部分には同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
<印刷システムの全体構成>
印刷システムの一例である本形態の印刷システム900は、図1に対応する図16に示すように、外部端末の一例である上記モバイルデバイス100と、印刷装置の一例である上記MFP200と、サーバ300とを備えている。本形態の印刷システム900では、図示のように、サーバ300とモバイルデバイス100との間、及び、サーバ300とMFP200との間で、無線通信によってデータの受け渡しが可能になっている。
サーバ300は、この例では、図16に示すように、サーバ制御部の一例に相当するCPU351と、ROM352と、RAM353と、HDD354と、大容量記憶装置355と、を有している。これらCPU351、ROM352、RAM353、HDD354,及び大容量記憶装置355は、通信制御部358に、電気的に接続されている。
通信制御部358は、無線通信を行うインターフェースである。サーバ300は、この通信制御部358を介し、上記MFP200の無線LANインターフェース38やモバイルデバイス100の無線LANインターフェース58に対し、公知の手法によりデータを送受信する。
<ジョブ受信及びPINの生成>
本形態では、上記MFP200に代わり、上記サーバ300が、印刷ジョブが添付されたメールをモバイルデバイス100から受信し、パスワードを要求してパスワード受信後にPINを発行して上記モバイルデバイス100へ送信する。その後、上記第1実施形態と同様、ユーザが上記PINをMFP200に入力したことを契機に、上記蓄積した印刷ジョブに係る印刷を開始する。図17は、それらのうち上記ジョブの受信、パスワード付ファイルでない場合のPINの生成、及び、パスワード付ファイルの場合のパスワード要求の流れを表すシーケンス図であり、上記CPU51の制御によりモバイルデバイス100が実行する処理手順と、上記CPU351の制御によりサーバ300が実行する処理手順と、を表している。
図17において、まず上記第1実施形態と同様のステップS5で、モバイルデバイス100は、印刷ジョブのファイルが添付されたメールを、送信する。サーバ300は、この送信されたメールを上記ステップS10に対応するステップS10′で受信する。その後、サーバ300では、ステップS15′で、上記ステップS15と同様、上記受信したメールに添付ファイルがあるか否かが、上記CPU351によって判定される。メールにファイルが添付されていなければステップS15′の判定が満たされず、後述のステップS20′に移る。ファイルがメールに添付されていればステップS15′の判定が満たされ、上記ステップS25に対応するステップS25′に移る。
ステップS25′では、サーバ300のCPU351は、上記ステップS25と同様、上記添付ファイルが印刷対象のファイルであるか否かを判定する。添付されたファイルが印刷対象のファイルではなければ判定が満たされず上記ステップS20と同様のステップS20′に移り、CPU351によって上記エラーメッセージが生成された後、後述のステップS45′に移る。一方、ステップS25′においてファイルが印刷ジョブのファイルであれば判定が満たされ、ステップS27′に移る。
ステップS27′では、CPU351は、上記ステップS27と同様、上記添付されたファイルにパスワードが付されているか否か、を判定する。パスワードが付されていれば判定が満たされ後述のステップS35′に移る。パスワードが付されていなければ判定が満たされず、ステップS30′に移る。なお、このステップS27′が各請求項記載のサーバ側判断ステップの一例に相当し、このステップS27′で実行する処理が、各請求項記載のサーバ側判断処理の一例に相当している。
ステップS30′では、CPU351は、上記ステップS30と同様、上記ユーザ認証のためのPINの生成処理を行う。なおその際、上記図6に示したジョブデータベースは、MFP200ではなく、サーバ300内の適宜の箇所、例えば上記大容量記憶装置355に記憶されている。ステップS30′が完了したら、ステップS40′に移る。なお、ステップS30′が各請求項記載のサーバ側発行ステップの一例に相当し、このステップS30′で実行する処理が、本形態では各請求項記載のサーバ発行処理の一例に相当している。
ステップS40′では、上記ステップS40と同様、CPU351が、上記ステップS30′で生成したPINを記載した、モバイルデバイス100へ送付するためのメッセージを生成する。このメッセージの内容は、上記第1実施形態と同様、例えば図5(b)に例示したもので足りるため、説明を省略する。ステップS40′が完了したら、後述のステップS45′に移る。
一方、ステップS27′での上記判定が満たされて移るステップS35′ではCPU351は、上記モバイルデバイス100に対しパスワードを要求するためのメッセージを生成する。このメッセージの内容は、上記第1実施形態と同様、例えば図5(c)に例示したもので足りるため、説明を省略する。ステップS35′が完了したら、ステップS45′に移る。
ステップS45′では、上記ステップS45と同様、上記CPU351が、上記ステップS20′、若しくは、上記ステップS40′、若しくは、上記ステップS35′で生成したメッセージを本文として記載したメールを作成する。そして、その作成されたメールが、サーバ300からモバイルデバイス100へと送信される。なお、このステップS45′及び上記ステップS35′が各請求項記載のサーバ側要求ステップの一例に相当し、これらステップS45′及びステップS35′で実行する処理が、各請求項記載のサーバ側要求処理の一例に相当している。この送信されたメールは、上記同様のステップS50において、モバイルデバイス100によって受信される。
<PINに基づく印刷実行>
本形態では、前述のようにファイルにパスワードが付されていた場合には、前述のパスワード要求に対応してモバイルデバイス100から正しいパスワードが送信されると、上記第1実施形態とは異なり、サーバ300が、前述と同様のPINを発行してこのPINを含むメッセージを上記モバイルデバイス100へ送信する。モバイルデバイス100は、上記のようにしてPIN付のメッセージを受信した後、PINの内容を上記操作パネル55において表示する。ユーザは、その表示されたメッセージ内容に基づき、PINをMFP200に入力することで、対応する印刷ジョブのファイルに係る印刷を実行することができる。上記サーバへのパスワード入力及びPIN付メッセージの送信、MFP200へのPIN入力及び上記印刷、等の流れを、上記図7及び図9に対応する、図18を用いて説明する。図18は、上記CPU51の制御によりモバイルデバイス100が実行する処理手順と、上記CPU31の上記印刷制御部31Bの制御によりMFP200が実行する処理手順と、上記CPU351の制御によりサーバ300が実行する処理手順と、を表している。
図18において、まず上記図7と同様のステップS60で、前述のようにしてモバイルデバイス100において入力されたパスワードを本文として含むメールを、モバイルデバイス100が送信する。そして、この送信されたメールを、上記ステップS65に相当するステップS65′でサーバ300が受信する。このときのメール内容は前述の図8(a)と同様のもので足りるので説明を省略する。
その後、サーバ300のCPU351は、上記ステップS68と同様のステップS68′で、上記ステップS65′で受信したパスワードを用いて、前述のステップS10′で受信済みのファイルが開けたかどうか、を判定する。ファイルが開けなければステップS68′の判定が満たされず、ステップS70′に移る。ステップS70′では、上記ステップS70と同様、CPU351は、上記受信されたパスワードが正しくなかったことを表すエラーメッセージを生成する。このときのメッセージ内容は、上記図8(b)と同様のもので足りるので説明を省略する。以上のようにしてステップS70′が完了したら、後述のステップS75′に移る。
一方、上記ステップS68′において、前述のパスワードでファイルが開けた場合は判定が満たされ、ステップS72′に移る。ステップS72′では、CPU351は、上記ステップS72と同様のPINの生成処理を行う。ステップS72′が完了したら、ステップS74′に移る。
ステップS74′では、上記CPU351は、前述のステップS74と同様、上記ステップS72′で生成したPINを記載した、モバイルデバイス100へ送付するためのメッセージを生成する。このときのメッセージ内容は、図8(c)と同様のもので足りるので説明を省略する。ステップS74′が完了したら、ステップS75′に移る。
ステップS75′では、上記CPU351は、上記ステップS70′、若しくは、上記ステップS74′、で生成したメッセージを本文として記載したメールを作成する。そして、その作成されたメールが、サーバ300からモバイルデバイス100へと送信される。この送信されたメールは、図7と同様のステップS80において、モバイルデバイス100によって受信される。
ここで、前述したように、上記ステップS30′で生成されたPINを含み上記ステップS45′で送信されたメール、若しくは、上記ステップS72′で生成されたPINを含み上記ステップS75′で送信されたメール、を上記モバイルデバイス100が受信したら、ユーザはその表示されたPINをMFP200に入力する。これに対応して、このときMFP200の上記CPU31の印刷制御部31Bは、上記図9と同様のステップS105~ステップS115を実行する。すなわち、上記表示部42の受付画面においてユーザの手動操作によるPINの入力を受け付けるとともに、上記NFC読取部43において上記「かざす」操作によるPINの入力を受け付ける。いずれかの入力があったら、上記図9と同様のステップS110又はステップS115の判定が満たされ、ステップS122に移る。なお、上記ステップS105でのPIN入力受付画面の際、サーバ300に対し表示画面をどのような態様とするかを問い合わせ、その問い合わせ結果に応じた上記PIN入力受付画面、すなわち例えば前述の図10(a)に示したPIN入力受付画面91等を表示するようにしてもよい。
ステップS122では、モバイルデバイス100のCPU51は、上記ステップS110又はステップS115で受け付けたPINを、サーバ300へ送信する。なお、上記ステップS122が各請求項記載の装置側送信ステップの一例に相当し、ステップS122で実行する処理が、各請求項記載の装置側送信処理の一例に相当している。
そして、上記ステップS122でのPIN送信に対応して、サーバ300のCPU351は、ステップS81で、MFP200からの上記PINを受信したか否か、を判定する。PINを受信していなければステップS81の判定が満たされず、上記ステップS84に対応したステップS84′に移り、予め定められた一定時間が経過したかを判定する。この一定時間が経過するまではステップS84′の判定が満たされず、上記ステップS81に戻って同様の手順を繰り返す。この結果、MFP200からのPINが受信されない状態で上記一定時間が経過するまでは、ステップS81→ステップS84′→ステップS81→・・が繰り返されることになる。これにより、上記ステップS84と同様、ユーザの失念や通信環境の悪化等、何らかの事情によって、PINがMFP200に入力されない状態となっているか否かが監視される。
上記繰り返しの間にMFP200からPINが受信された場合はステップS81の判定が満たされ、ステップS175に移る。ステップS175では、CPU351は、上記ステップS68′で開けた前述のファイルを用いて、MFP200に対し、印刷実行指示を送信する。
なお、上記ステップS30′で生成され上記ステップS45′でモバイルデバイス100から送信されたPINの入力が、上記ステップS122でMFP200から送信され、そのPINの受信に基づく印刷実行指示を送信する場合の上記ステップS175が、各請求項記載の第1ジョブ送信ステップの一例に相当し、またステップS175で実行する処理が、各請求項記載の第1ジョブ送信処理の一例に相当している。一方、上記ステップS72′で生成され上記ステップS75′でモバイルデバイス100から送信されたPINの入力が、上記ステップS122でMFP200から送信され、そのPINの受信に基づく印刷実行指示を送信する場合の上記ステップS175は、各請求項記載の第2ジョブ送信ステップの一例に相当し、またステップS175で実行する処理は、各請求項記載の第2ジョブ送信処理の一例に相当している。
そして、上記ステップS175での送信に対応して、MFP200の印刷制御部31Bは、ステップS176で、上記ファイルに係る印刷を実行する。なお、その際、前述と同様、上記表示部42において、当該ファイルに係る印刷ジョブの確認を行うための不図示の上記表示を行ってもよい。
そして、CPU351は、上記ステップS175の後、ステップS185において、当該ステップS175で送信した、印刷ジョブに係る上記ファイルを消去する指示を、MFP200に対し送信する。これに対応して、MFP200の印刷制御部31Bは、ステップS186で、ステップS176で印刷を行った後の当該ファイルを消去する。
一方、サーバ300のCPU351において、前述したステップS81→ステップS84′→ステップS81→・・の繰り返しの間に上記一定時間が経過してしまった場合は、前述の第1実施形態と同様、本形態においてもファイルの消去が行われる。なお、上記のようにステップS84′で一定時間の経過するまで判定が満たされないことは、言い替えれば、ステップS72′でのPINの生成後、ステップS81等の処理を挟んで、所定時間が経過するまでの待機が行われることに相当している。上記一定時間の経過によりステップS84′の判定が満たされると、ステップS88′に移る。
ステップS88′では、上記サーバ300のCPU351は、上記ステップS88と同様、上記印刷ジョブに係るデータを消去する。この消去するデータとは、当該印刷ジョブに係る上記ファイルと、このファイルに対応するパスワードがある場合には当該パスワードと、である。
その後、ステップS89′に移り、上記CPU351は、上記ステップS89と同様、上記消去が行われたことを表す、モバイルデバイス100へ送付するための上記エラーメッセージを生成する。このときメッセージ内容は、上記図11(a)と同様のもので足りるので、説明を省略する。なお、前述のステップS88と同様、上記ステップS88′において、上記のようにファイルとパスワードとの両方の消去を行うのに限られず、ファイルのみを消去しても良い。あるいは、パスワードのみを消去するようにしてもよい。以上のようにしてステップS89′が完了したら、ステップS90′に移る。
ステップS90′では、上記ステップS90と同様、CPU351により、上記ステップS89′で生成したメッセージを本文として記載したメールが作成され、モバイルデバイス100へと送信される。送信されたメールは、上記同様のステップS95において、モバイルデバイス100によって受信される。
本形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を得る。
なお、以上において、図1、図16の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図4、図7、図9、図12、図13、図17、図18に示すシーケンス図及びフローチャートは、本発明をそれらに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
10 画像形成部(印刷部)
31 CPU(制御部、装置制御部)
32 ROM(記憶部)
37 NFCインターフェース
38 無線LANインターフェース(通信部、操作部)
40 操作パネル
41 手動入力部(操作部)
42 表示部(操作部)
43 NFC読取部(通信部、操作部)
100 モバイルデバイス(外部端末)
200 MFP(印刷装置)
300 サーバ
351 CPU(サーバ側制御部)
900 印刷システム

Claims (13)

  1. 印刷を行う印刷部と、
    操作入力を受け付ける操作部と、
    制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断する判断処理を実行し、
    前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、
    前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第1発行処理と、
    前記操作部が、前記第1発行処理によって発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第1印刷処理と、
    を実行し、
    前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、
    外部端末に対しパスワードの送信を要求する第1要求処理と、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第2印刷処理と、
    を実行し、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1要求処理によって前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第2発行処理を実行し、
    前記第2印刷処理では、
    前記操作部が、前記第2発行処理によって発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けた場合に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させ、
    前記制御部は、さらに、
    前記第2発行処理によって前記セキュリティーコードの発行を行った後、その発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を前記操作部が受け付けないまま所定時間が経過した場合に、前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち少なくとも一方を消去する消去処理を実行し、
    前記消去処理では、
    前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち当該パスワードのみを消去することで、前記ファイルを当該消去したパスワードによりロックし、
    前記制御部は、さらに、
    外部端末に対しパスワードの再度の送信を要求する第2要求処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  2. 印刷を行う印刷部と、
    操作入力を受け付ける操作部と、
    制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断する判断処理を実行し、
    前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、
    前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第1発行処理と、
    前記操作部が、前記第1発行処理によって発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第1印刷処理と、
    を実行し、
    前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、
    外部端末に対しパスワードの送信を要求する第1要求処理と、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第2印刷処理と、
    を実行し、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1要求処理によって前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第2発行処理を実行し、
    前記第2印刷処理では、
    前記操作部が、前記第2発行処理によって発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けた場合に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させ、
    前記第1発行処理では、前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブに関し、印刷要求元情報が同一である場合には、互いに同一の前記セキュリティーコードを発行し、
    前記第2発行処理では、前記判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブのそれぞれに関し、互いに異なる前記セキュリティーコードを発行することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、
    前記制御部は、さらに、
    前記外部端末から、前記ファイルが添付されたメールを前記印刷ジョブとして受信する受信処理を実行し、
    前記判断処理では、
    前記受信処理によって受信した前記メールに添付された前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断し、
    前記第1要求処理では、
    前記メールの送信元である前記外部端末に対し、パスワードの送信を要求し、
    前記第2印刷処理では、
    前記パスワードが入力され前記外部端末から送信されたメールを受信したことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、
    前記第1要求処理では、
    前記外部端末からパスワードのWeb入力を実行可能なパスワード入力画面のURLを指定し、
    前記第2印刷処理では、
    前記パスワード入力画面において前記外部端末から前記パスワードの入力が行われたことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4記載の印刷装置において、
    前記パスワード入力画面は、
    印刷実行時の印刷設定を入力可能に構成されており、
    前記第2印刷処理では、
    前記パスワード入力画面において前記外部端末から入力された前記印刷設定で前記ファイルに係る印刷を実行させることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の印刷装置において、
    前記操作部は、
    前記外部端末に対し無線通信を介し送受信を実行可能な通信部を備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記第1発行処理によって発行した前記セキュリティーコードを、前記通信部を介した前記無線通信により前記外部端末へ送信する送信処理を実行し、
    前記第1印刷処理では、
    前記送信処理によって送信した前記セキュリティーコードの前記操作入力を、前記通信部を介した前記無線通信により受け付けたことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記制御部は、さらに、
    前記第2発行処理によって前記セキュリティーコードの発行を行った後、その発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を前記操作部が受け付けないまま所定時間が経過した場合に、前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち少なくとも一方を消去する消去処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  8. サーバと、前記サーバと通信する印刷装置と、を有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    印刷を行う印刷部と、
    操作入力を受け付ける操作部と、
    装置制御部と、を備え、
    前記サーバは、サーバ制御部を備え、
    前記サーバ制御部は、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断するサーバ側判断処理を実行し、
    前記サーバ側判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行するサーバ側第1発行処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記操作部が、前記サーバ側第1発行処理によって発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを前記サーバ制御部へ送信する装置側第1送信処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    前記装置側第1送信処理によって送信した前記セキュリティーコードを受信した場合に、前記印刷ジョブを前記装置制御部に送信する第1ジョブ送信処理を実行し、
    前記サーバ側判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    外部端末に対しパスワードの送信を要求するサーバ側第1要求処理と、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷ジョブを前記装置制御部に送信する第2ジョブ送信処理と、
    を実行し、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    前記サーバ側第1要求処理によって前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行するサーバ側第2発行処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記操作部が、前記サーバ側第2発行処理によって発行された前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを前記サーバ制御部へ送信する装置側第2送信処理を実行し、
    前記第2ジョブ送信処理では、
    前記装置側第2送信処理によって送信された前記セキュリティーコードを受信した場合に、前記印刷ジョブを前記装置制御部に送信し、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    前記サーバ側第2発行処理によって前記セキュリティーコードの発行を行った後、その発行した前記セキュリティーコードが前記装置制御部から受信されないまま所定時間が経過した場合に、前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち少なくとも一方を消去するサーバ側消去処理を実行し、
    前記サーバ側消去処理では、
    前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち当該パスワードのみを消去することで、前記ファイルを当該消去したパスワードによりロックし、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    外部端末に対しパスワードの再度の送信を要求するサーバ側第2要求処理を実行することを特徴とする印刷システム。
  9. サーバと、前記サーバと通信する印刷装置と、を有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、
    印刷を行う印刷部と、
    操作入力を受け付ける操作部と、
    装置制御部と、を備え、
    前記サーバは、サーバ制御部を備え、
    前記サーバ制御部は、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断するサーバ側判断処理を実行し、
    前記サーバ側判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行するサーバ側第1発行処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記操作部が、前記サーバ側第1発行処理によって発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを前記サーバ制御部へ送信する装置側第1送信処理を実行し、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    前記装置側第1送信処理によって送信した前記セキュリティーコードを受信した場合に、前記印刷ジョブを前記装置制御部に送信する第1ジョブ送信処理を実行し、
    前記サーバ側判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    外部端末に対しパスワードの送信を要求するサーバ側第1要求処理と、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷ジョブを前記装置制御部に送信する第2ジョブ送信処理と、
    を実行し、
    前記サーバ制御部は、さらに、
    前記サーバ側第1要求処理によって前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行するサーバ側第2発行処理を実行し、
    前記装置制御部は、
    前記操作部が、前記サーバ側第2発行処理によって発行された前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを前記サーバ制御部へ送信する装置側第2送信処理を実行し、
    前記第2ジョブ送信処理では、
    前記装置側第2送信処理によって送信された前記セキュリティーコードを受信した場合に、前記印刷ジョブを前記装置制御部に送信し、
    前記サーバ側第1発行処理では、前記サーバ側判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブに関し、印刷要求元情報が同一である場合には、互いに同一の前記セキュリティーコードを発行し、
    前記サーバ側第2発行処理では、前記サーバ側判断処理によって前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブのそれぞれに関し、互いに異なる前記セキュリティーコードを発行することを特徴とする印刷システム。
  10. 印刷を行う印刷部と、操作入力を受け付ける操作部と、を有する印刷装置における制御方法であって、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第1発行ステップと、
    前記操作部が、前記第1発行ステップで発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第1印刷ステップと、
    前記判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合に、外部端末に対しパスワードの送信を要求する第1要求ステップと、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第2印刷ステップと、
    前記第1要求ステップで前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第2発行ステップと、
    を含み
    前記第2印刷ステップでは、
    前記操作部が、前記第2発行ステップで発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けた場合に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させ、
    さらに、
    前記第2発行ステップで前記セキュリティーコードの発行を行った後、その発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を前記操作部が受け付けないまま所定時間が経過した場合に、前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち少なくとも一方を消去する消去ステップを含み、
    前記消去ステップでは、
    前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち当該パスワードのみを消去することで、前記ファイルを当該消去したパスワードによりロックし、
    さらに、
    前記外部端末に対しパスワードの再度の送信を要求する第2要求ステップを含む、
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  11. 印刷を行う印刷部と、操作入力を受け付ける操作部と、を有する印刷装置における制御方法であって、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第1発行ステップと、
    前記操作部が、前記第1発行ステップで発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第1印刷ステップと、
    前記判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合に、外部端末に対しパスワードの送信を要求する第1要求ステップと、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させる第2印刷ステップと、
    前記第1要求ステップで前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを発行する第2発行ステップと、
    を含み
    前記第2印刷ステップでは、
    前記操作部が、前記第2発行ステップで発行した前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けた場合に、前記印刷部に対し前記ファイルに係る印刷を実行させ、
    前記第1発行ステップでは、前記判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブに関し、印刷要求元情報が同一である場合には、互いに同一の前記セキュリティーコードを発行し、
    前記第2発行ステップでは、前記判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブのそれぞれに関し、互いに異なる前記セキュリティーコードを発行する
    をことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  12. サーバと、前記サーバと通信する印刷装置と、を有する印刷システムにおける制御方法であって、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを前記サーバが判断するサーバ側判断ステップと、
    前記サーバ側判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを前記サーバが発行するサーバ側第1発行ステップと、
    前記印刷装置が備える操作部が、前記サーバ側第1発行ステップで発行した前記セキュリティーコードの操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを当該印刷装置から前記サーバへ送信する装置側第1送信ステップと、
    前記装置側第1送信ステップで送信した前記セキュリティーコードを前記サーバが受信した場合に、前記印刷ジョブを当該サーバから前記印刷装置に送信する第1ジョブ送信ステップと、
    前記サーバ側判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合に、前記サーバが外部端末に対しパスワードの送信を要求するサーバ側第1要求ステップと、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷ジョブを前記サーバから前記印刷装置に送信する第2ジョブ送信ステップと、
    前記サーバ側第1要求ステップで前記サーバが前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを前記サーバが発行するサーバ側第2発行ステップと、
    前記操作部が、前記サーバ側第2発行ステップで発行された前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを前記印刷装置が前記サーバへ送信する装置側第2送信ステップと、
    を含み、
    前記第2ジョブ送信ステップでは、
    前記装置側第2送信ステップによって送信された前記セキュリティーコードを受信した場合に、前記印刷ジョブを前記サーバから前記印刷装置に送信し、
    さらに、
    前記サーバ側第2発行ステップ前記セキュリティーコードの発行を行った後、その発行した前記セキュリティーコードが前記印刷装置から受信されないまま所定時間が経過した場合に、前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち少なくとも一方を前記サーバが消去するサーバ側消去ステップと、
    を含み
    前記サーバ側消去ステップでは、
    前記外部端末から受信した前記パスワード及び前記ファイルのうち当該パスワードのみを前記サーバが消去することで、前記ファイルを当該消去したパスワードによりロックし、
    さらに、
    前記サーバが外部端末に対しパスワードの再度の送信を要求するサーバ側第2要求ステップを含む
    ことを特徴とする印刷システムの制御方法。
  13. サーバと、前記サーバと通信する印刷装置と、を有する印刷システムにおける制御方法であって、
    印刷対象のファイルを含む印刷ジョブを受信した場合に、前記ファイルがパスワードが付されているか否かを前記サーバが判断するサーバ側判断ステップと、
    前記サーバ側判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを前記サーバが発行するサーバ側第1発行ステップと、
    前記印刷装置が備える操作部が、前記サーバ側第1発行ステップで発行した前記セキュリティーコードの操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを当該印刷装置から前記サーバへ送信する装置側第1送信ステップと、
    前記装置側第1送信ステップで送信した前記セキュリティーコードを前記サーバが受信した場合に、前記印刷ジョブを当該サーバから前記印刷装置に送信する第1ジョブ送信ステップと、
    前記サーバ側判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合に、前記サーバが外部端末に対しパスワードの送信を要求するサーバ側第1要求ステップと、
    前記外部端末から送信された前記パスワードを受信したことを契機に、前記印刷ジョブを前記サーバから前記印刷装置に送信する第2ジョブ送信ステップと、
    前記サーバ側第1要求ステップで前記サーバが前記外部端末に対しパスワードの送信を要求した後、前記外部端末から送信された前記パスワードを受信した場合に、前記印刷ジョブに対応するセキュリティーコードを前記サーバが発行するサーバ側第2発行ステップと、
    前記操作部が、前記サーバ側第2発行ステップで発行された前記セキュリティーコードの前記操作入力を受け付けたことを契機に、当該セキュリティーコードを前記印刷装置が前記サーバへ送信する装置側第2送信ステップと、
    を含み、
    前記第2ジョブ送信ステップでは、
    前記装置側第2送信ステップによって送信された前記セキュリティーコードを受信した場合に、前記印刷ジョブを前記サーバから前記印刷装置に送信し、
    前記サーバ側第1発行ステップでは、前記サーバ側判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていないと判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブに関し、印刷要求元情報が同一である場合には、前記サーバが互いに同一の前記セキュリティーコードを発行し、
    前記サーバ側第2発行ステップでは、前記サーバ側判断ステップで前記ファイルがパスワードが付されていると判断した場合には、互いに異なる複数の前記印刷ジョブのそれぞれに関し、前記サーバが互いに異なる前記セキュリティーコードを発行することを特徴とする印刷システムの制御方法。
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