JP7052018B2 - 4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体、その製造方法及び使用 - Google Patents

4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体、その製造方法及び使用 Download PDF

Info

Publication number
JP7052018B2
JP7052018B2 JP2020514524A JP2020514524A JP7052018B2 JP 7052018 B2 JP7052018 B2 JP 7052018B2 JP 2020514524 A JP2020514524 A JP 2020514524A JP 2020514524 A JP2020514524 A JP 2020514524A JP 7052018 B2 JP7052018 B2 JP 7052018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
podophyllotoxin
purification
compound
mercaptan
column chromatography
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020514524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020534265A (ja
Inventor
湯亜傑
趙巍
Original Assignee
湯亜傑
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 湯亜傑 filed Critical 湯亜傑
Publication of JP2020534265A publication Critical patent/JP2020534265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7052018B2 publication Critical patent/JP7052018B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D491/00Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00
    • C07D491/02Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D491/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/04Ortho-condensed systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

本発明は、ポドフィロトキシン系誘導体の分野に属し、より詳しく言えば、4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体及びその製造方法に関し、さらに、抗腫瘍薬物を製造するための当該4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体の使用に関する。
ポドフィロトキシン(Podophyllotoxin)及び4’-デメチルエピポドフィロトキシン(4’-Demethylepipodophyllotoxin)の構造はそれぞれ図1の式(I)及び式(II)に示すとおりである。ポドフィロトキシン及び4’-デメチルエピポドフィロトキシンはポドフィロトキシン系植物(例えば、メギ科植物ヒマラヤハッカクレン、サンカヨウ、ハッカクレンなど)から抽出された独特な抗腫瘍活性を有する天然活性リード化合物である。その強烈な毒性、副作用及び生物学的利用能の低さなどの欠点から、臨床上の使用が制限されている。
本発明の第1の目的は、良好な抗腫瘍活性を有する4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体を提供することである。
本発明の第2の目的は、前記4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体の製造方法を提供することである。
本発明の第3の目的は、前記4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体を臨床用抗腫瘍薬物の製造に使用することである。
本発明の上述した目的は、以下の技術的解決手段により達成される。
抗腫瘍活性を有する4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体またはその薬学的に許容される塩であって、前記ポドフィロトキシン系誘導体は、下記の式(V)に示す構造を有し、
Figure 0007052018000001
式(V)
ただし、Rは、
Figure 0007052018000002
から選ばれ、
は、水素または-CHである。
本発明で使用される4-トリフルオロメチルピリジル-2-メルカプタン、4-トリフルオロメチル-2-メルカプトピリミジン、4-フルオロベンゼンチオール、5-フルオロベンゾチアゾリル-2-メルカプタン、5-フルオロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-フェニルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-メチルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、6-クロロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2-メルカプタン、2-メルカプトナフタレン、1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2-メルカプタン、1-フェニルテトラゾリル-5-メルカプタン、3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5-メルカプタン及び4-(4-ピリジル)チアゾリル-2-メルカプタンなどの化合物はリジッドな芳香族複素環式化合物である。図2に示すように、これらを置換基として用いることで、ポドフィロトキシン及び4’-デメチルエピポドフィロトキシンのC環4位にβ配置を形成しやすくなる。
本発明に係る上記の式(V)に示す化合物の製造方法は、
求核置換反応により、反応性モノマーをポドフィロトキシンのC環4位に導入するかまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンのC環4位に導入するステップを含み、前記反応性モノマーは、4-トリフルオロメチルピリジル-2-メルカプタン、4-トリフルオロメチル-2-メルカプトピリミジン、4-フルオロベンゼンチオール、5-フルオロベンゾチアゾリル-2-メルカプタン、5-フルオロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-フェニルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-メチルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、6-クロロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2-メルカプタン、2-メルカプトナフタレン、1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2-メルカプタン、1-フェニルテトラゾリル-5-メルカプタン、3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5-メルカプタンまたは4-(4-ピリジル)チアゾリル-2-メルカプタンであってもよい。
本発明において、前記求核置換反応は、ポドフィロトキシンまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンを有機溶媒に溶解し、前記反応性モノマーを加えて攪拌するように行われてもよく、前記有機溶媒は求核試薬であってもよく、前記求核試薬はトリフルオロ酢酸、メタンスルホニルクロリドまたはトリフルオロボラン・ジエチルエーテルから選ばれてもよい。
本発明において、前記求核置換反応で、ポドフィロトキシンまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンと前記反応性モノマーとのモル比は、1:1~10であってもよく、例えば1:1~8であり、さらには1:1である。
本発明において、前記求核置換反応の温度は-20~40℃であってもよく、例えば-20~20℃である。
本発明において、さらに、前記求核置換反応の温度は-10~10℃であってもよく、例えば0~10℃である。
上記製造方法は、求核置換反応後、反応液を脱イオン水に注入し、析出させて濾過し、濾過ケーキを乾燥させることにより4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体の粗生成物を得るステップをさらに含み、前記脱イオン水の体積は求核置換後の反応液の体積の20~50倍であってもよい。
さらに、順にシリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して前記粗生成物を分離させることにより、精製された4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体生成物を得るステップを含む。
好ましくは、前記シリカゲルカラムクロマトグラフィー分離方法は、以下の(1)と、(2)とを含む。(1)シリカゲルカラムクロマトグラフィーには順相シリカゲルカラムクロマトグラフィーまたは逆相シリカゲルカラムクロマトグラフィーを利用し、順相シリカゲルに低極性有機溶媒を加えて均一に攪拌してカラムに充填し、溶離剤で平衡化し、前記溶離剤は体積比40:1のクロロホルムとアセトンとからなるのが好ましく、逆相シリカゲルにメタノールを加えて均一に攪拌してカラムに充填し、溶離剤で平衡化し、前記溶離剤は体積比60:1のメタノールと水とからなるのが好ましい。(2)分離精製用の試料を溶離液で溶解し、ローディングして吸着させ、次に溶離剤で溶離し、溶離液を回収し、試料を自然乾燥させて再結晶を行う。
好ましくは、前記ゲルカラムクロマトグラフィー分離方法は、以下の(1)と、(2)とを含む。(1)メタノールでゲルを浸漬し、処理済みのゲルをカラムに充填し、メタノールで平衡化する。(2)シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる一次分離後の試料をメタノールに溶解し、ローディングして吸着させ、次にメタノールで溶離し、溶離液を回収し、試料中の溶媒を完全に揮発させて再結晶を行う。
インビトロHepG2、HeLa、HL-7702細胞活性阻害試験によって、本発明で製造された式(V)の化合物は、ポドフィロトキシンまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンよりも抗腫瘍活性が明らかに向上していることが証明されている。試験結果によって、本発明の式(V)に示す化合物から抗腫瘍薬物を製造することで、臨床で抗腫瘍治療に使用できることが示されている。
本発明に係る抗腫瘍医薬組成物は、有効量の式(V)に示す化合物またはその塩と、薬学的に許容される担体とを含み、即ち薬学的に許容される用量の式(V)の化合物と薬学的に許容される担体とを配合して、本分野の通常の製剤方法に従って任意のタイプの適当な医薬組成物を製造する。一般に、当該医薬組成物は経口投与及び注射投与に適し、経皮投与などその他の投与方法にも適する。当該医薬組成物は、錠剤、カプセル、粉剤、顆粒、トローチ剤、坐剤、経口液または無菌経腸懸濁液などの液体製剤の形態であってもよい。当該組成物は高容量または低容量の注射剤、凍結乾燥粉末注射剤、無菌粉末再包装などの製剤形態であってもよい。なお、投与の一致性のために、本発明の医薬組成物は単剤形態が好ましい。経口投与用の単剤形態は錠剤とカプセルであってもよく、さらに、シロップ、アラビアガム、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントゴムまたはポリビニルピロリドンなどの粘着剤、ラクトース、砂糖、コーンスターチ、リン酸カルシウム、ソルビトールまたはグリシンなどの充填剤、ステアリン酸マグネシウムなどの打錠潤滑剤、デンプン、ポリビニルピロリドン、デンプングリコール酸ナトリウムまたは微結晶セルロースなどの崩壊剤、またはドデシル硫酸ナトリウムなどの薬学的に許容される湿潤剤など通常の添加剤を含むことができる。
図1は、ポドフィロトキシン及び4’-デメチルエピポドフィロトキシンの構造式である。 図2は、4-トリフルオロメチルピリジル-2-メルカプタン、4-トリフルオロメチル-2-メルカプトピリミジン、4-フルオロベンゼンチオール、5-フルオロベンゾチアゾリル-2-メルカプタン、5-フルオロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-フェニルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-メチルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、6-クロロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2-メルカプタン、2-メルカプトナフタレン、1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2-メルカプタン、1-フェニルテトラゾリル-5-メルカプタン、3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5-メルカプタン、4-(4-ピリジル)チアゾリル-2-メルカプタンの構造式である。 図3は、本発明に係る式(V)の化合物の構造式である。
以下、具体的な実施例を用いて本発明の技術的解決手段をさらに説明する。
本発明で使用される材料及び装置は、特記がない限り、いずれも市販品または本技術分野で通常使用されるものである。実施例に記載の方法は、特記がない限り、いずれも本技術分野の通常方法である。
試験材料:
1.ポドフィロトキシン及び4’-デメチルエピポドフィロトキシン:いずれも西安和霖生物工程有限公司から購入した。
2. 4-トリフルオロメチルピリジル-2-メルカプタン、4-トリフルオロメチル-2-メルカプトピリミジン、4-フルオロベンゼンチオール、5-フルオロベンゾチアゾリル-2-メルカプタン、5-フルオロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-フェニルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-メチルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、6-クロロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン、5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2-メルカプタン、2-メルカプトナフタレン、1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2-メルカプタン、1-フェニルテトラゾリル-5-メルカプタン、3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5-メルカプタン、4-(4-ピリジル)チアゾリル-2-メルカプタン:いずれもアラジン社から購入した。
実施例1:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-ポドフィロトキシン(化合物1)の合成及び精製
(1)4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-ポドフィロトキシンの合成:
ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、4-トリフルオロメチルピリジル-2-メルカプタン179mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、常圧下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して以下のとおりに分離及び精製を行った。
(A)順相シリカゲルカラム(順相シリカゲル:中国青島海洋化工有限公司製、HG/T2354-92;分離システム:スイスビュッヒ(Buchi)社製アイソメトリック高速液体クロマトグラフィーシステム:カラム:スイスビュッヒ(Buchi)社製ガラスカラムC-690、長さ460mm、内径15mm)または類似極性のカラムを利用して分離させた。クロロホルムとアセトン(40:1)系を溶離液とし、ローディング量を2mlとし、1.0ml/minの一定流速として、溶離液2mlが得られるたびにフラクションとして回収した。順相シリカゲル薄層(独メルク社製高速シリカゲル薄層)または類似極性の薄層を利用して各フラクションを検証した。クロロホルムとアセトン(2:1)系を展開溶媒として使用し、Rf値0.5のフラクションを合併し、合併された試料を真空下で乾燥させ、暗所条件で4℃の冷蔵庫に保存して精製された試料とした。
(B)ゲルカラムクロマトグラフィー(ゲル:Sephadex(セファデックス)LH-20;分離カラム:ガラスカラム、長さ480mm、内径30mm)を利用して分離させた。処理済みのSephadex LH-20ゲルをカラムに湿式充填し、メタノールで平衡化した。精製された試料をメタノール6mlに溶解し、0.6ml/minの流速でローディングして吸着させ、次にメタノール600mlを使用して0.6ml/minの流速で溶離し、溶離液10mlが得られるたびに容器に回収して、順相シリカゲル薄層(ドイツメルク社製高速シリカゲル薄層)または類似極性の薄層を利用して各フラクションを検証した。クロロホルムとアセトン(2:1)系を展開溶媒として使用し、Rf値0.5のフラクションを合併し、真空下で乾燥させることにより、白色の粉末状の4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-ポドフィロトキシン試料を得た。
化合物1:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2824NO
H NMR(300MHz,CDCl)δ8.65(s,1H),7.74(d,J=8.7Hz,1H),7.29(d,J=8.1Hz,1H),6.90(s,1H),6.47(s,1H),6.32(s,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.94(d,J=1.1Hz,1H),5.57(d,J=4.2Hz,1H),4.60(d,J=5.5Hz,1H),4.40-3.81(m,2H),3.80(s,3H),3.76(s,6H),3.30-3.33(m,1H),3.17(dd,J=13.8,5.2Hz,1H).13C NMR(75MHz,CDCl)δ174.40,162.78,152.48(2C),148.06,147.31,146.07,137.11,135.38,133.06,132.47,127.55,123.45(q,J=202.5Hz),123.35,121.15,109.88(2C),108.20(2C),101.48,70.68,60.67,56.17(2C),53.35,46.21,43.64,42.48.MS-ESI:576.13[M+H]
実施例2:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物2)の合成及び精製
(1)4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、4-トリフルオロメチルピリジル-2-メルカプタン179mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物2:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2722NO
H NMR(300MHz,CDCl)δ8.80(d,J=4.9Hz,1H),7.38(d,J=4.8Hz,1H),6.93(s,1H),6.48(s,1H),6.33(s,2H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.95(d,J=1.3Hz,1H),5.39(d,J=4.2Hz,1H),4.61(d,J=5.1Hz,1H),4.40-3.82(m,2H),3.80(s,3H),3.77(s,6H),3.3-3.28(m,1H),3.22(dd,J=13.7,5.1Hz,1H).13C NMR(75MHz,CDCl)δ174.13,172.85,159.78,152.51,148.25,147.40,137.25,135.30,132.59,126.67,120.35(d,J=221.2Hz),112.63,110.02,108.36,101.54,70.30,60.66,56.24,47.72,43.62,42.31,36.86.MS-ESI:577.12[M+H]
実施例3:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-ポドフィロトキシン(化合物3)の合成及び精製
(1)4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、4-(トリフルオロメチル)-2-メルカプトピリミジン1472mg(8mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物3:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2723
H NMR(300MHz,CDCl)δ8.80(d,J=4.9Hz,1H),7.38(d,J=4.8Hz,1H),6.93(s,1H),6.48(s,1H),6.33(s,2H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.95(d,J=1.3Hz,1H),5.39(d,J=4.2Hz,1H),4.61(d,J=5.1Hz,1H),4.40-3.82(m,2H),3.80(s,3H),3.77(s,6H),3.3-3.28(m,1H),3.22(dd,J=13.7,5.1Hz,1H).13C NMR(75MHz,CDCl)δ174.13,172.85,159.78,152.51(2C),148.25,147.40,137.25,135.30,132.59,126.67,120.35(q,J=221.2Hz),112.63,110.02(2C)108.36(2C),101.54,70.30,60.66,56.24(2C),47.72,43.62,42.31,36.86.MS-ESI:563.11[M+H]
実施例4:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物4)の合成及び精製
(1)4-β-S-(-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、4-(トリフルオロメチル)-2-メルカプトピリミジン180mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物4:4-β-S-(4-トリフルオロメチルピリミジニル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2621
H NMR(300MHz,CDCl)δ8.82(d,J=4.9Hz,1H),7.40(d,J=4.8Hz,1H),6.94(s,1H),6.49(s,1H),6.35(s,2H),5.99(d,J=1.2Hz,1H),5.97(d,J=1.3Hz,1H),5.48(s,1H),5.39(d,J=4.2Hz,1H),4.62(d,J=5.1Hz,1H),4.43-3.82(m,2H),3.81(s,6H),3.35-3.25(m,1H),3.21(dd,J=13.7,5.1Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.20,172.87,159.77,148.24,147.35,146.36(2C),134.12,132.86,132.78,130.80,126.68,119.88(q,J=205.5Hz),112.62,110.13,109.98,108.02(2C),101.51,70.28,56.45(2C),47.73,43.46,42.41,36.79.MS-ESI:525.13[M+H]
実施例5:4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-ポドフィロトキシン(化合物5)の合成及び精製
(1)4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、4-フルオロベンゼンチオール127mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、-10℃でトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、常圧下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物5:4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2825FO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.34-7.29m,1H),7.10-7.04(m,2H),6.95-6.92(m,1H),6.94(s,1H),6.46(s,1H),6.27(s,2H),5.98(d,J=1.3Hz,1H),5.96(d,J=1.3Hz,1H),4.85(d,J=4.2Hz,1H),4.58(d,J=5.1Hz,1H),4.18-4.09(m,2H),3.78(s,3H),3.74(s,6H)3.33(dd,J=13.7,5.1Hz,1H),3.24-3.21(m,1H).13C NMR(101MHz,CDCl)δ174.26,162.93(d,J=248Hz),152.54(2C),148.15,147.32,138.35(d,J=5Hz),137.22,135.39,132.07,130.85,127.90,124.22,115.55(d,J=23Hz),114.01(d,J=19Hz),109.97(2C),108.24(2C),101.57,69.40,60.37,56.22(2C),49.37,43.56,41.88,37.73.MS-ESI:525.13[M+H]
実施例6:4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物6)の合成及び精製
(1)4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、4-フルオロベンゼンチオール127mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、15℃でトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物6:4β-S-(4-フルオロフェニル-1)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2723FO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.30(td,J=8.1,6.0Hz,1H),7.13-7.03(m,2H),6.97-6.92(m,1H),6.93(s,1H),6.46(s,1H),6.29(s,2H),5.98(d,J=1.3Hz,1H),5.95(d,J=1.3Hz,1H),5.42(s,1H),4.84(d,J=4.2Hz,1H),4.57(d,J=5.1Hz,1H),4.17-4.15(m,2H),3.77(s,6H),3.32(dd,J=13.7,5.1Hz,1H),3.27-3.15(m,1H).13C NMR(101MHz,CDCl)δ174.36,162.83(d,J=249Hz),148.15,147.29,146.39(2C),138.39(d,J=8Hz),134.09,132.26,130.8,130.7,127.93,124.25,115.5(d,J=23Hz),114.05(d,J=21Hz),110.0,109.97,107.93(2C),101.58,69.43,56.46(2C),49.41,43.45,42.03,37.73.MS-ESI:511.14[M+H]
実施例7:4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-ポドフィロトキシン(化合物7)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、5-フルオロベンゾチアゾリル-2-メルカプタン184mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、4℃でトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物7:4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2924FNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.76(dd,J=8.9,4.7Hz,1H),7.45(dd,J=7.9,2.5Hz,1H),7.15(td,J=8.9,2.5Hz,1H),6.98(s,1H),6.47(s,1H),6.32(s,2H),5.96(d,J=1.0Hz,1H),5.94(d,J=1.0Hz,1H),5.70(d,J=4.3Hz,1H),4.59(d,J=5.2Hz,1H),4.44-3.97(m,2H),3.79(s,3H),3.75(s,6H),3.43-3.27(m,1H),3.18(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(101MHz,CDCl)δ174.27,164.86(d,J=2.9Hz),161.25,158.81,152.58,149.27(d,J=1.7Hz),148.47,147.51,137.23,136.15(d,J=11.1Hz),135.26,132.70,126.79,122.17(d,J=9.3Hz),114.81,114.56,110.04(d,J=10.3Hz),108.27,107.92,107.65,101.68,70.73,60.74,56.25,49.86,43.69,42.55,37.11.MS-ESI:582.15[M+H]
実施例8:4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物8)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、5-フルオロベンゾチアゾリル-2-メルカプタン184mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物8:4β-S-(5-フルオロベンゾチアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2822FNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.77(dd,J=8.9,4.7Hz,1H),7.46(dd,J=8.0,2.5Hz,1H),7.17(td,J=8.9,2.6Hz,1H),6.98(s,1H),6.48(s,1H),6.32(s,2H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.95(d,J=1.2Hz,1H),5.71(d,J=4.3Hz,1H),5.50(s,1H),4.60(d,J=5.1Hz,1H),4.43-3.88(m,2H),3.78(s,6H),3.42-3.28(m,1H),3.17(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(101MHz,CDCl)δ174.31,164.90(d,J=3.0Hz),161.27,158.82,149.30,148.46,147.46,146.45,136.16(d,J=11.1Hz),134.15,132.91,130.72,126.81,122.17(d,J=9.3Hz),114.81,114.57,110.03(d,J=2.6Hz),107.94(d,J=4.7Hz),107.65,101.65,70.70,56.48,49.87,43.53,42.66,37.04.MS-ESI:568.75[M+H]
実施例9:4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン(化合物9)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、5-フルオロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン169mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物9:4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2924FNO
H NMR(400MHz,CDCl3)δ7.40(dd,J=8.9,4.2Hz,1H),7.28(dd,J=8.1,2.5Hz,1H),7.03(dd,J=9.1,2.6Hz,1H),6.99(s,1H),6.50(s,1H),6.31(s,2H),5.99(d,J=1.2Hz,1H),5.98(d,J=1.2Hz,1H),5.55(d,J=4.2Hz,1H),4.63(d,J=5.2Hz,1H),4.50(dd,J=9.1,7.4Hz,1H),3.95(dd,J=10.3,9.3Hz,1H),3.81(s,3H),3.77(s,6H),3.43-3.33(m,1H),3.17(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(101MHz,CDCl3)δ173.99,165.70,158.92,155.03,148.67,148.13,147.59,146.46,142.08,134.18,132.91,130.52,126.31,112.07,111.81,110.41,110.02,107.89,105.40,105.14,101.73,70.32,60.76,56.25,49.92,43.69,42.45,36.89,29.69.MS-ESI:566.25[M+H]
実施例10:4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物10)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、5-フルオロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン169mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mlを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物10:4β-S-(5-フルオロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2822FNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.40(dd,J=8.9,4.2Hz,1H),7.28(dd,J=8.2,2.5Hz,1H),7.02(dd,J=9.1,2.6Hz,1H),6.99(s,1H),6.50(s,1H),6.31(s,2H),5.99(d,J=1.3Hz,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.55(d,J=4.2Hz,1H),5.44(s,1H),4.62(d,J=5.2Hz,1H),4.48(dd,J=9.1,7.4Hz,1H),3.95(dd,J=10.3,9.3Hz,1H),3.79(s,6H),3.43-3.31(m,1H),3.17(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(101MHz,CDCl)δ173.99,165.70,158.92,155.03,148.67,148.13,147.59,146.46,142.08,134.18,132.91,130.52,126.31,112.07,111.81,110.41,110.02,107.89,105.40,105.14,101.73,70.30,56.46,49.92,43.53,42.56,36.82.MS-ESI:552.68[M+H]
実施例11:4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン(化合物11)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、5-フェニルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン1816mg(8mmol)を真空下で1時間乾燥させ、-10℃でトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、常圧下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物11:4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C3529FNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.78(t,J=1.0Hz,1H),7.61-7.57(m,2H),7.52(d,J=1.1Hz,2H),7.46(t,J=7.6Hz,2H),7.41-7.34(m,1H),7.02(s,1H),6.50(s,1H),6.32(s,2H),5.99(d,J=1.1Hz,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.60(d,J=4.2Hz,1H),4.63(d,J=5.2Hz,1H),4.55-3.98(m,2H),3.81(s,3H),3.77(s,6H),3.46-3.34(m,1H),3.21(dd,J=13.8,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.01,164.32,152.64,151.35,148.64,147.62,141.90,140.73,138.66,137.28,135.10,132.72,128.91,127.41,126.45,124.10,116.97,110.29,109.91,108.22,101.74,70.42,60.77,56.25,49.83,43.71,42.46,36.95.MS-ESI:664.61[M+Na]
実施例12:4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物12)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、5-フェニルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン227mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、20℃でトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物12:4β-S-(5-フェニルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C3427FNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.78(t,J=1.0Hz,1H),7.61-7.57(m,2H),7.52(d,J=1.1Hz,2H),7.46(t,J=7.6Hz,2H),7.41-7.34(m,1H),7.02(s,1H),6.50(s,1H),6.32(s,2H),5.99(d,J=1.1Hz,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.60(d,J=4.2Hz,1H),4.63(d,J=5.2Hz,1H),4.55-3.98(m,2H),3.81(s,3H),3.77(s,6H),3.46-3.34(m,1H),3.21(dd,J=13.8,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.01,164.32,152.64,151.35,148.64,147.62,141.90,140.73,138.66,137.28,135.10,132.72,128.91,127.41,126.45,124.10,116.97,110.29,109.91,108.22,101.74,70.42,60.77,56.25,49.83,43.71,42.46,36.95.MS-ESI:664.61[M+Na]
実施例13:4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン(化合物13)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、5-メチルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン1320mg(8mmol)を真空下で1時間乾燥させ、-10℃でトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、常圧下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物13:4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C3027FNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.39-7.27(m,2H),7.09(dd,J=8.3,1.1Hz,1H),7.00(s,1H),6.48(s,1H),6.31(s,2H),5.98(d,J=1.2Hz,1H),5.96(d,J=1.2Hz,1H),5.56(d,J=4.2Hz,1H),4.61(d,J=5.2Hz,1H),4.5-3.96(m,2H),3.80(s,3H),3.76(s,6H),3.43-3.30(m,1H),3.19(dd,J=13.8,5.2Hz,1H),2.45(s,3H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.02,163.54,152.62,150.06,148.59,147.58,141.44,137.32,135.13,134.58,132.68,126.56,125.51,118.48,110.04,109.53,108.27,101.70,70.39,60.74,56.24,49.63,43.71,42.41,36.94.MS-ESI:562.15[M+H]
実施例14:4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物14)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、5-メチルベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン165mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物14:4β-S-(5-メチルベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2925FNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.41-7.29(m,2H),7.10(dd,J=8.3,1.5Hz,1H),7.00(s,1H),6.49(s,1H),6.32(s,2H),5.99(d,J=1.2Hz,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.56(d,J=4.2Hz,1H),5.44(s,1H),4.61(d,J=5.1Hz,1H),4.49-3.93(m,2H),3.79(s,6H),3.45-3.28(m,1H),3.18(dd,J=13.7,5.2Hz,1H),2.46(s,3H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.09,163.58,152.34,150.06,148.58,147.54,146.46,141.44,134.59,134.16,132.86,130.63,126.57,125.51,118.48,110.03,109.53,107.91,101.67,70.37,56.46,49.64,43.55,42.53,36.87.MS-ESI:548.32[M+H]
実施例15:4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン(化合物15)の合成及び精製
(1)4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、6-クロロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン201mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物15:4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2924ClNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.53-7.43(m,2H),7.30(dd,J=8.3,2.1Hz,1H),6.99(s,1H),6.48(s,1H),6.30(s,2H),5.98(d,J=1.2Hz,1H),5.96(d,J=1.2Hz,1H),5.53(d,J=4.2Hz,1H),4.61(d,J=5.2Hz,1H),4.49(dd,J=9.1,7.4Hz,1H),3.95(dd,J=10.3,9.3Hz,1H),3.80(s,3H),3.75(s,6H),3.41-3.32(m,1H),3.18(dd,J=13.8,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ173.87,164.54,152.64,151.89,148.69,147.64,140.07,137.37,135.01,132.74,130.23,126.28,125.31,118.86,110.88,110.03,108.28,101.74,70.29,60.74,56.30,50.02,43.68,42.44,36.90.MS-ESI:583.14[M+H]
実施例16:4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物16)の合成及び精製
(1)4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、6-クロロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタン1472mg(8mmol)を真空下で1時間乾燥させ、-10℃でトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、常圧下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物16:4β-S-(6-クロロベンゾオキサゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2822ClNO
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.53-7.42(m,2H),7.30(dd,J=8.3,2.2Hz,1H),6.99(s,1H),6.49(s,1H),6.31(s,2H),5.99(d,J=1.3Hz,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.53(d,J=4.2Hz,1H),5.46(s,1H),4.61(d,J=5.2Hz,1H),4.47(dd,J=9.1,7.4Hz,1H),3.95(dd,J=10.3,9.3Hz,1H),3.78(s,6H),3.44-3.29(m,1H),3.17(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ173.94,164.58,151.89,148.69,147.60,146.49,140.07,134.23,132.93,130.52,130.24,126.29,125.31,118.86,110.89,110.02,107.94,101.72,70.27,56.44,50.03,43.53,42.55,36.83.MS-ESI:569.21[M+H]
実施例17:4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-ポドフィロトキシン(化合物17)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2-メルカプタン216mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物17:4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C3026
H NMR(400MHz,CDCl)δ9.97(d,J=20.4Hz,1H)7.56-7.53,7.26-7.24(m,1H),7.11,7.39(dd,1H),7.03-6.99(m,1H),6.99(s,1H),6.67-6.48(m,1H),6.46(s,1H),6.30(s,2H),5.96(d,J=1.1Hz,1H),5.94(d,J=1.1Hz,1H),5.71(d,J=3.5Hz,1H),4.60(d,J=5.2Hz,1H),4.43(t,J=7.6Hz,1H),3.90(t,J=9.7Hz,1H),3.80(s,3H),3.73(s,6H),3.45-3.29(m,1H),3.21(dd,J=13.8,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.82,152.51,150.94,150.20,148,.37,147.45,146.63,143.78,141.09,136.93,135.31,134.91,132.40,127.11,118.88,118.45,116.29,116.21,115.89,115.18,113.89,110.59,110.00,109.84,109.43,108.03,102.43,101.62,70.80,60.72,56.12,53.388,48.79,43.69,42.54,36.95.MS-ESI:635.34[M+Na]
実施例18:4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物18)の合成及び精製
(1)4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2-メルカプタン216mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてメタンスルホニルクロリド15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物18:4β-S-(5-ジフルオロメトキシベンゾイミダゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2924
H NMR(300MHz,CDCl)δ12.91(s,1H),8.35(s,1H),7.58-7.56,(m,1H),7.45-7.43(m,1H),7.10(s,1H),7.02(s,1H),6.99(s,1H),6.20(s,2H),5.78(d,J=1.1Hz,1H),5.77(d,J=1.1Hz,1H),5.66(d,J=3.5Hz,1H),4.55(d,J=5.2Hz,1H),4.40-3.86(m,1H),3.67(s,6H),3.45-3.29(m,1H),3.21(dd,J=13.8,5.2Hz,1H).13C NMR(75MHz,CDCl)δ174.38,151.93,151.13,147.85,147.48,146.93,146.58,144.11,141.32,135.88,135.03,133.36,133.15,130.74,128.22,118.46,117.31,114.75,114.07,111.52,110.19,109.84,109.40,108.77,108.39,102.01,101.77,70.42,56.32,48.73,43.12,41.95,31.04.MS-ESI:621.13[M+Na]
実施例19:4β-S-(ナフチル-2)-ポドフィロトキシン(化合物19)の合成及び精製
(1)4β-S-(ナフチル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、2-メルカプトナフタレン160mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(ナフチル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物19:4β-S-(ナフチル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C3228
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.86-7.69(m,4H),7.57-7.40(m,3H),7.03(s,1H),6.47(s,1H),6.31(s,2H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.95(d,J=1.3Hz,1H),4.97(d,J=4.3Hz,1H),4.59(d,J=5.2Hz,1H),4.39-4.09(m,2H),3.79(s,3H),3.75(s,6H),3.41(dd,J=13.7,5.2Hz,1H),3.31-3.19(m,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.49,152.54,148.05,147.30,137.20,135.58,133.70,133.32,132.10,132.06,129.18,128.51,127.82,127.45,127.11,127.05,127.04,126.39,110.06,108.31,101.56,69.58,60.75,56.26,49.64,43.68,42.01,38.01.MS-ESI:586.14[M+K]
実施例20:4β-S-(ナフチル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物20)の合成及び精製
(1)4β-S-(ナフチル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、2-メルカプトナフタレン160mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてメタンスルホニルクロリド15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(ナフチル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物20:4β-S-(ナフチル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C3126
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.82-7.73(m,4H),7.58-7.39(m,3H),7.03(s,1H),6.47(s,1H),6.32(s,2H),5.98(d,J=1.1Hz,1H),5.94(d,J=1.1Hz,1H),5.45(s,1H),4.96(d,J=4.3Hz,1H),4.58(d,J=5.2Hz,1H),4.33-4.12(m,2H),3.77(s,6H),3.40(dd,J=13.7,5.2Hz,1H),3.30-3.17(m,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.57,152.73,148.04,147.25,146.39,134.08,133.70,133.36,132.15,132.10131.06,129.17,128.53,127.82,127.46,127.11,127.04,126.38,110.12,109.98,107.99,101.54,69.58,56.48,49.67,43.52,42.12,37.94.MS-ESI:599.52[M+K]
実施例21:4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-ポドフィロトキシン(化合物21)の合成及び精製
(1)4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2-メルカプタン151mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物21:4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2825
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.23(s,1H),8.08(d,J=7.9Hz,1H),7.30(s,1H),6.95(s,1H),6.47(s,1H),6.30(s,2H),5.98(d,J=1.2Hz,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.73(d,J=3.9Hz,1H),4.59(d,J=5.1Hz,1H),4.46-3.85(m,2H),3.80(s,3H),3.75(s,6H),3.44-3.27(m,1H),3.15(dd,J=13.8,5.1Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ175.08,159.38,150.22,148.57,147.48,147.21,136.45,134.54,133.20,132.44,130.58,126.70,124.62,117.74,109.53,109.47,108.04,101.69,70.57,55.37,49.11,43.31,42.19,37.18.MS-ESI:570.53[M+Na]
実施例22:4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物22)の合成及び精製
(1)4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2-メルカプタン151mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物22:4β-S-(1H-イミダゾ[4,5-B]ピリジル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2723
H NMR(400MHz,CDOD)δ8.37(d,J=5.6Hz,1H),8.22(dd,J=8.0,1.0Hz,1H),7.48(dd,J=8.0,5.7Hz,1H),7.02(s,1H),6.47(s,1H),6.34(s,2H),5.99(d,J=1.2Hz,1H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.77(d,J=4.0Hz,1H),4.60(d,J=5.2Hz,1H),4.50-3.93(m,2H),3.73(s,6H),3.51-3.35(m,1H),3.33(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDOD)δ175.08,159.38,150.22,148.57,147.48,147.21,136.45,134.54,133.20,132.44,130.58,126.70,124.62,117.74,109.53,109.47,108.04,101.69,70.57,55.37,49.11,43.31,42.19,37.18.MS-ESI:556.41[M+Na]
実施例23:4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-ポドフィロトキシン(化合物23)の合成及び精製
(1)4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、1-フェニルテトラゾリル-5-メルカプタン178mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロボラン・ジエチルエーテル15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物23:4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C2926
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.63-7.46(m,5H),6.92(s,1H),6.46(s,1H),6.27(s,2H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.94(d,J=1.1Hz,1H),5.70(d,J=4.2Hz,1H),4.58(d,J=5.5Hz,1H),4.57-3.81(m,2H),3.79(s,3H),3.74(s,6H),3.46-3.32(m,1H),3.15(dd,J=13.8,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ173.78,153.41,152.65,148.81,147.62,137.29,134.80,133.23,132.86,130.48,129.99,126.02,123.57,110.05,108.10,101.80,76.72,70.47,60.76,56.18,51.00,43.64,42.43,36.90.MS-ESI:575.12[M+H]
実施例24:4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物24)の合成及び精製
(1)4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、1-フェニルテトラゾリル-5-メルカプタン178mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物24:4β-S-(1-フェニルテトラゾリル-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2824
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.60-7.50(m,5H),6.92(s,1H),6.46(s,1H),6.27(s,2H),5.99(d,J=1.2Hz,1H),5.98(d,J=1.2Hz,1H),5.69(d,J=4.2Hz,1H),4.62-4.48(m,2H),3.84-3.79(m,1H),3.77(s,6H),3.43-3.32(m,1H),3.13(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ173.85,153.45,148.79,147.57,146.50,134.21,133.25,133.06,130.47,130.30,129.99,126.04,123.59,110.03,107.80,101.78,77.05,76.73,70.46,56.45,51.01,43.49,42.55,36.84.MS-ESI:561.41[M+H]
実施例25:4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-ポドフィロトキシン(化合物25)の合成及び精製
(1)4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5-メルカプタン265mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロボラン・ジエチルエーテル15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:
シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物25:4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C3027KN
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.70-7.64(m,2H),7.55-7.41(m,3H),6.94(s,1H),6.48(s,1H),6.25(s,2H),5.99(d,J=1.2Hz,1H),5.98(d,J=1.2Hz,1H),5.32(d,J=4.1Hz,1H),5.28(s,1H),4.59(d,J=5.1Hz,1H),4.47-4.03(m,2H),3.78(s,3H),3.73(s,6H),3.31-3.19(m,1H),3.14(dd,J=13.7,5.1Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ185.55,173.65,154.97,152.63,148.83,147.69,138.15,137.38,134.85,132.92,129.45,129.24,125.81,125.73,110.12,109.97,108.25,101.84,70.27,60.73,56.30,50.22,43.55,42.45,36.94.MS-ESI:681.13[M+H]
実施例26:4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物26)の合成及び精製
(1)4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5-メルカプタン265mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物26:4β-S-(3-フェニル-1,3,4-チアジアゾリル-2(3H)チオンポタシオ-5)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2925KN
H NMR(400MHz,CDCl)δ7.72-7.64(m,2H),7.55-7.41(m,3H),6.93(s,1H),6.47(s,1H),6.26(s,2H),5.99(d,J=1.2Hz,1H),5.98(d,J=1.2Hz,1H),5.44(s,1H),5.32(d,J=4.1Hz,1H),5.29(s,1H),4.59(d,J=5.1Hz,1H),4.47-4.03(m,2H),3.76(s,6H),3.29-3.19(m,1H),3.12(dd,J=13.7,5.1Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ185.57,173.72,155.00,148.82,147.64,146.45,138.16,134.25,133.10,130.34,129.46,129.25,125.77,110.13,109.91,107.91,101.82,70.25,56.51,50.24,43.39,42.55,36.88.MS-ESI:667.01[M+H]
実施例27:4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-ポドフィロトキシン(化合物27)の合成及び精製
(1)4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-ポドフィロトキシンの合成:ポドフィロトキシン414mg(1mmol)、4-(4-ピリジル)チアゾリル-2-メルカプタン194mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-ポドフィロトキシンの分離及び精製:シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物27:4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-ポドフィロトキシン、白色の粉末、C3028
H NMR(400MHz,CDCl)δ8.64(d,J=5.9Hz,2H),7.72(d,J=1.6Hz,1H),7.71(d,J=1.5Hz,1H),7.64(s,1H),6.99(s,1H),6.48(s,1H),6.32(s,2H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.95(d,J=1.2Hz,1H),5.57(d,J=4.2Hz,1H),4.61(d,J=5.2Hz,1H),4.48-4.04(m,2H),3.79(s,3H),3.76(s,6H),3.41-3.31(m,1H),3.22(dd,J=13.7,5.2Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl)δ174.24,164.72,152.59,152.36,150.47,148.45,147.49,140.44,137.32,135.28,132.56,127.00,120.27,116.41,110.13,110.00,108.38,101.68,70.69,60.75,56.33,50.63,43.67,42.45,37.26,MS-ESI:593.13[M+H]
実施例28:4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン(化合物28)の合成及び精製
(1)4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの合成:4’-デメチルエピポドフィロトキシン400mg(1mmol)、4-(4-ピリジル)チアゾリル-2-メルカプタン194mg(1mmol)を真空下で1時間乾燥させ、氷浴においてトリフルオロ酢酸15mLを溶媒として、真空下で1~3時間攪拌し、クロロホルム-アセトンを展開溶媒として使用して、反応終点を検出した。反応系を20~50倍の体積の脱イオン水に加え、濾過して濾過ケーキを回収し、洗浄して乾燥させることにより粗生成物を得た。
(2)4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシンの分離及び精製:シリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して、実施例1と同じ方法で、分離及び精製を行った。
化合物28:4β-S-(4-(4-ピリジル)チアゾリル-2)-4’-デメチルエピポドフィロトキシン、白色の粉末、C2926
1H NMR(400MHz,CDCl3)δ8.64(d,J=5.9Hz,2H),7.72(d,J=1.6Hz,1H),7.71(d,J=1.5Hz,1H),7.64(s,1H),6.99(s,1H),6.48(s,1H),6.32(s,2H),5.97(d,J=1.2Hz,1H),5.95(d,J=1.2Hz,1H),5.72(s,1H),5.57(d,J=4.2Hz,1H),4.61(d,J=5.2Hz,1H),4.47-4.04(m,2H),3.79(s,6H),3.42-3.30(m,1H),3.21(dd,J=13.7,5.1Hz,1H).13C NMR(100MHz,CDCl3)δ174.31,164.76,152.40,150.50,148.44,147.44,146.51,140.42,134.30,132.78,130.69,127.02,120.27,116.33,110.05,108.06,101.66,70.68,56.55,50.66,43.51,42.58,37.18.MS-ESI:579.24[M+H]
試験例1:本発明の実施例で製造された化合物の腫瘍細胞阻害活性試験
一.試験材料:
1.被験化合物:実施例1~実施例28で製造された化合物を、それぞれ化合物1~化合物28と番号を割り当てた。
2.対照化合物:西安和霖生物工程有限公司から購入した純度98%のポドフィロトキシン及び4’-デメチルエピポドフィロトキシン、エトポシド。
3.細胞株:武漢博士得生物科技有限公司から購入したHepG2、HeLa細胞株及びヒト正常肝細胞HL-7702。
二.試験方法:
対数増殖期にあるHepG2、HeLa細胞株及びヒト正常肝細胞HL-7702を1000rpmで5分間遠心分離し、上清を捨て、適量の培地に懸濁させ、細胞濃度を3.5×10個/ウェルに調整し、細胞を96ウェルマイクロプレートに接種し、以下のとおりに試験群を設定した。
1つの陰性対照群、28の濃度同一の試験群(即ち化合物1~化合物28群)、3つの対照群としてポドフィロトキシン群、4’-デメチルエピポドフィロトキシン群及びエトポシド群。
各ウェルに細胞0.10mLを加え、仔ウシ血清10%含有RPMI1640を培養液として使用し、37℃、5%CO及び飽和湿度下で24時間培養し、ほぼコンフルエント状態に達したら、培養液を捨て、28の試験群にそれぞれ同一量の化合物1~化合物28を含む仔ウシ血清10%含有RPMI1640培地0.10Mを加え、ポドフィロトキシン群、4’-デメチルエピポドフィロトキシン群及びエトポシド群にそれぞれポドフィロトキシン、4’-デメチルエピポドフィロトキシンまたはエトポシドを含む仔ウシ血清10%含有RPMI1640培地0.10Mを加え、ポドフィロトキシン、4’-デメチルエピポドフィロトキシンまたはエトポシドの用量は、化合物1~化合物28の用量と同一であった。陰性対照群に最終濃度0.5%のDMSOを加えた。各群にいずれも3連ウェルを設置し、引き続き48時間培養して各ウェルに5mg/mlのMTT10μLを加え、37Cで4時間静置した。各ウェルにDMSO100μlを加え、37℃で30分間振盪し、492nmにて吸光度(OD)を測定し、薬物群OD値/陰性対照群OD値によりMTT比を算出した。
三.試験結果:
試験結果を表1に示す。表1から分かるように、化合物1~化合物28は、ポドフィロトキシン、4’-デメチルエピポドフィロトキシン及び抗腫瘍薬物として市販されているポドフィロトキシン系誘導体エトポシドのいずれよりもHepG2、HeLa及びHL-7702細胞株に対する抗腫瘍活性が明らかに向上している。この中で、化合物8~化合物10のHL-7702細胞株に対する毒性は、ポドフィロトキシン、4’-デメチルエピポドフィロトキシン及びエトポシドより明らかに低減している。
「表1」4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体のインビトロ腫瘍株及び正常細胞株に対するIC50
Figure 0007052018000003
活性評価によって、2つの低毒性化合物として化合物8及び化合物10が選択された。当該2つの化合物に正常細胞株としてヒト子宮頸部不死化細胞H8、ヒト胎児肺細胞MRC-5、ヒト乳腺上皮細胞HMEC、対応する腫瘍細胞としてヒト肺癌細胞A549、乳癌細胞MCF7を加えることにより化合物の毒性及び活性についてさらに検討した。
表2から分かるように、化合物8及び化合物10はエトポシドよりA549、MCF7細胞株に対する抗腫瘍活性が明らかに向上しており、エトポシドより正常細胞株H8、MRC-5及びHMECに対する毒性が明らかに低減している。
「表2」化合物8及び化合物10のインビトロ腫瘍株及び正常細胞株に対するIC50
Figure 0007052018000004

Claims (14)

  1. Figure 0007052018000005
    式(V)
    [式中、R
    Figure 0007052018000006
    または
    Figure 0007052018000007
    であり
    は、水素または-CHである]
    の化合物または薬学的に許容されるその塩。
  2. 求核置換反応により、反応性モノマーをポドフィロトキシンのC環4位に導入するかまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンのC環4位に導入するステップを含み、前記反応性モノマーは、5-フルオロベンゾチアゾリル-2-メルカプタンまたは5-フルオロベンゾオキサゾリル-2-メルカプタンから選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物の製造方法。
  3. 前記求核置換反応は、ポドフィロトキシンまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンを有機溶媒に溶解し、前記反応性モノマーを加えて攪拌するように行われ、前記有機溶媒はトリフルオロ酢酸、メタンスルホニルクロリドまたはトリフルオロボラン・ジエチルエーテルから選択されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. ポドフィロトキシンまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンと前記反応性モノマーとのモル比は1:1~10であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. ポドフィロトキシンまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンと前記反応性モノマーとのモル比は1:1~8であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. ポドフィロトキシンまたは4’-デメチルエピポドフィロトキシンと前記反応性モノマーとのモル比は1:1であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. 前記求核置換反応の温度は-20~40℃であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  8. 前記求核置換反応の温度は-20~20℃であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  9. 前記求核置換反応の温度は-10~10℃であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記求核置換反応の温度は0~10℃であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 求核置換反応後、反応液を脱イオン水に注入し、析出させて濾過し、濾過ケーキを乾燥させることにより4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体の粗生成物を得るステップをさらに含み、前記脱イオン水の体積は求核置換後の反応液の体積の20~50倍であことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  12. 順にシリカゲルカラムクロマトグラフィー及びゲルカラムクロマトグラフィーを利用して前記粗生成物を分離させることにより、精製された4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体生成物を得るステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 抗腫瘍薬物を製造するための請求項1に記載の化合物またはその塩の使用。
  14. 有効量の請求項1に記載の化合物またはその塩と、薬学的に許容される担体とを含むことを特徴とする抗腫瘍医薬組成物。
JP2020514524A 2017-09-22 2018-06-04 4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体、その製造方法及び使用 Active JP7052018B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201710912793.8 2017-09-22
CN201710912793.8A CN108285456B (zh) 2017-09-22 2017-09-22 4-硫取代鬼臼毒素类衍生物及其制备方法和应用
PCT/CN2018/089832 WO2019056800A1 (zh) 2017-09-22 2018-06-04 4-硫取代鬼臼毒素类衍生物及其制备方法和应用

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020534265A JP2020534265A (ja) 2020-11-26
JP7052018B2 true JP7052018B2 (ja) 2022-04-11

Family

ID=62831662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020514524A Active JP7052018B2 (ja) 2017-09-22 2018-06-04 4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体、その製造方法及び使用

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20200216449A1 (ja)
EP (1) EP3686203B1 (ja)
JP (1) JP7052018B2 (ja)
CN (1) CN108285456B (ja)
WO (1) WO2019056800A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108285456B (zh) * 2017-09-22 2022-02-08 汤亚杰 4-硫取代鬼臼毒素类衍生物及其制备方法和应用
CN111454308A (zh) * 2019-01-21 2020-07-28 湖北工业大学 替尼泊苷类衍生物及其制备方法和应用
CN111138443B (zh) * 2019-12-23 2022-04-22 上海金和生物制药有限公司 一种4’-去甲基表鬼臼毒素全合成的制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103613601A (zh) 2013-11-15 2014-03-05 汤亚杰 硫取代鬼臼毒素类衍生物及其合成方法和应用

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5061791A (en) * 1988-12-21 1991-10-29 Warner-Lambert Company 4-bromo-4'-demethylepipodophyllotoxin derivatives
TWI307341B (en) * 2002-10-11 2009-03-11 Plantaceutica Inc Anticancer compounds
CN102757442B (zh) * 2011-04-27 2015-06-24 汤亚杰 硫取代鬼臼类衍生物及其合成方法和应用
CN102757443B (zh) * 2011-04-27 2014-10-29 汤亚杰 硫取代鬼臼类衍生物及其生物转化和分离纯化方法
CN108285456B (zh) * 2017-09-22 2022-02-08 汤亚杰 4-硫取代鬼臼毒素类衍生物及其制备方法和应用

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103613601A (zh) 2013-11-15 2014-03-05 汤亚杰 硫取代鬼臼毒素类衍生物及其合成方法和应用

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Kamal, Ahmed 他,Synthesis and biological activity of new 4β-N-heteroaryl analogues of podophyllotoxin,Letters in Drug Design & Discovery,2006年,3(3),205-209
Lu, Kuan Ke 他,Synthesis of 4-S-(1''-aryltetrazole-5''-yl)-4-deoxy-4'-demethylepipodophyllotoxin analogs,Chinese Chemical Letters,1995年,6(3),197-198

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019056800A1 (zh) 2019-03-28
JP2020534265A (ja) 2020-11-26
EP3686203A1 (en) 2020-07-29
EP3686203A4 (en) 2021-04-07
US11242354B2 (en) 2022-02-08
EP3686203C0 (en) 2023-10-25
CN108285456B (zh) 2022-02-08
CN108285456A (zh) 2018-07-17
US20200216462A1 (en) 2020-07-09
US20200216449A1 (en) 2020-07-09
EP3686203B1 (en) 2023-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7052018B2 (ja) 4-硫黄置換ポドフィロトキシン系誘導体、その製造方法及び使用
KR20230043943A (ko) Cdk7 키나아제 억제제로서의 화합물 및 이의 용도
AU2016206179B2 (en) Mangiferin-6-O-berberine salt and preparation method and use thereof
US20130040967A1 (en) 4'-demethylepipodophyllotoxin derivative, preparation method and use thereof
CN111630047B (zh) 含有羧酸基团的苯并氮杂环类化合物及其制备方法和用途
US9828386B2 (en) Sulfur-substituted podophyllotoxin derivative, synthesis method thereof, and use thereof
CN104364240B (zh) 一种用于预防或治疗分支杆菌疾病的药物
AU2016282124B2 (en) Deuterated thienopiperidine derivatives, manufacturing method, and application thereof
CN106397408B (zh) 5-甲基-2(1h)吡啶酮衍生物及其制备方法和用途
CN105130884B (zh) 5‑甲基‑2(1h)吡啶酮衍生物及其制备方法和用途
WO2015070662A1 (zh) 具抗肿瘤活性的苯胺基鬼臼类衍生物及其制备方法和用途
CN107129497B (zh) 一类含氮芥的槐定碱类衍生物及其制备方法和用途
CN107522695B (zh) 一种pim激酶抑制剂的盐酸盐及其制备方法和用途
CN116332950A (zh) 一种吲唑取代鬼臼毒素类衍生物及其制备方法和应用
US11319328B2 (en) 4β-amino substituted podophyllotoxin derivative and preparation method therefor and use thereof
CN105175326B (zh) 5‑甲基‑2(1h)吡啶酮衍生物及其制备方法和用途
CN113234064B (zh) 一种替加氟衍生物及其制备方法与应用
CN108484629A (zh) 一种青蒿琥酯衍生物及其合成方法及应用
WO2023222137A1 (zh) 新型四氢异喹啉类化合物、其制备方法、包含此类化合物的药物组合物及其用途
CN105878243B (zh) 吡非尼酮衍生物在制药中的应用
AU2021233433A1 (en) Crystal of imidazopyridinone compound or salt thereof
CN117645604A (zh) 用作cdk4激酶抑制剂的化合物及其应用
CN117285529A (zh) 喹诺酮共轭的噻唑类化合物及其制备方法和医药应用
KR20240042482A (ko) Ep4 길항제 화합물, 이의 염, 다형체 및 용도
CN116554163A (zh) 一种2,3-亚乙二氧基-9-取代-10-甲氧基二苯并喹嗪衍生物及其药物组合物和应用

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200518

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7052018

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150