JP7051731B2 - 補強盛土体の構築方法及び補強盛土の仮抑え部材 - Google Patents

補強盛土体の構築方法及び補強盛土の仮抑え部材 Download PDF

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本発明は、補強盛土体の構築方法及び補強盛土の仮抑え部材に関する。
近年、鉄道盛土や道路盛土構造物において補強盛土の施工が増えてきている。補強盛土における補強材には、ジオテキスタイル(面状補強材)を用いる場合が多いが、法面勾配が急になると壁面が必要となる。壁面には、ジオテキスタイルと接続した鉄筋コンクリートの擁壁も多く見られる。
一方、土のうや溶接金網等の仮抑え材をジオテキスタイルで巻込む擁壁を一次擁壁として構築し、その後、補強盛土の変形が収束してから、二次擁壁として一体で剛性の高い場所打ちコンクリート壁面を構築する工法がある。
なお、特許文献1には、仮抑え材としてハニカム形状のジオセルを用いる方法が提案されている。具体的には、補強シート(例えば上記したジオテキスタイル)の上にハニカム形状のジオセルを配置し、このジオセルの中に砕石を充填する。そして、ジオテキスタイル補強材を折り曲げてジオセルを捲き込み、その背面を盛土する。これを繰り返すことにより、複数の層を積層した一次擁壁を形成する。そして、この盛土荷重による原地盤の変形、および盛土自体の沈下が終了した後に、一次擁壁の端面に現場打ちコンクリートを打設することによって擁壁を構築する。これによって盛土補強土擁壁が完成する。
特開2016-156146号公報
現在、盛土補強土擁壁工法の一次擁壁として用いられている仮抑え材には「土のう」と溶接金網をL型に加工した「L型溶接金網」の2種類があるが、それぞれ以下に示すような問題点がある。
まず、「土のう」は、積み立て時に背面盛土とのなじみが良く、中詰め材を充填した土のう袋の積立て高さの調整や曲線状に盛土する場合の施工が容易であるなどの特徴がある。反面、中詰め材の充填、および充填後の土のう袋の運搬等に時間が掛かる。さらに、土のう袋の積立て後に前面にはらみ出し、被覆コンクリートの壁厚不足、擁壁の鉄筋かぶり不足等の品質低下が懸念され、試験転圧等を実施して施工時のセットバック量を考慮した設計上の補強盛土勾配を設定する必要があった。加えて、土のう袋の積立ての前面には締め固めによるはらみ出しのために不陸が生じ、設計壁厚はこの最前面(山のとがったところ)からの厚さであるために、打設コンクリート量は設計数量よりもかなり過大となる。
一方、「L型溶接金網」を用いると、「土のう」を用いた場合と比べると中詰め材を充填する工程が無いために施工能率が格段に向上するが、海岸沿岸部等で施工する場合には越波による海水の浸透によって溶接金網の鉄筋がさびて被覆コンクリートの品質が低下する懸念がある。また、設置時に基盤面に不陸等があれば作業効率が上がらない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、多段式の補強盛土の仮抑え部材を構築する際の、品質の向上及び施工工程の短縮を実現することにある。
第1の発明は、補強盛土を構築すべき施工基面の上にジオテキスタイル補強材を敷設する第1工程と、
前記ジオテキスタイル補強材の上に、面状の第1のシート部材を立設するとともに、面状の第2のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第2のシート部材とで第1のセル構造体を形成する第2工程と、
前記第1のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧することにより、当該盛土を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第3工程と、
前記第1のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第4工程と、
を備える補強盛土体の構築方法である。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記第4工程の後に、
前記第1のセル構造体の上又は前記第4工程における盛土の上に、面状の第3のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第3のシート部材とで第2のセル構造体を形成する第5工程と、
前記第2のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧する第6工程と、
前記ジオテキスタイル補強材を、前記第1のシート部材、前記第2のセル構造体の上方、及び前記第3のシート部材を巻き込むように折り曲げる第7工程と、
前記第2のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第1のシート部材と同じ高さにする第8工程と、
を備え、
前記1工程~前記第8工程を所定回数繰り返すことにより、前記補強盛土体を所望の高さに構築する、補強盛土体の構築方法である。
第3の発明は、上記第2の発明において、
前記第2工程において、固定部材を用いて、前記第2のシート部材を前記第1のシート部材に固定し、
前記固定部材の一部を、前記セル構造体の前方に突出させ、
前記第8工程の後に、前記第1のセル構造体及び前記第2のセル構造体の前方に擁壁を形成する第9工程を備える、補強盛土体の構築方法である。
第4の発明は、上記第1又は第2の発明において、
前記第2工程において、前記第2のシート部材の一部を前記第1のシート部材の背面側から前面側に通し、当該通した部分に固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法である。
第5の発明は、上記第4の発明において、
前記第1のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第1開口を有しており、
前記第2のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第2開口を有しており、
前記第1開口の上下方向の幅は、前記第2のシート部材のうち隣り合う前記第2開口の間に位置する枠部の少なくとも一部の上下方向の幅よりも大きく、
前記枠部の少なくとも一部を前記第1開口の背面側から前面側に通し、当該通した部分に前記固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法である。
第6の発明は、上記第5の発明において、前記固定部材の前記一部は、フック形状を有している補強盛土体の構築方法である。
第7の発明は、補強盛土を構築すべき施工基面の上に敷設されたジオテキスタイル補強材と、
前記ジオテキスタイル補強材の上に立設された第1のシート部材と、
前記ジオテキスタイル補強材の上に、奥行き方向に前記第1のシート部材から離れて立設されており、前記第1のシート部材よりも高さが低い波状の第2のシート部材と、
前記第2のシート部材の上方に立設された波状の第3のシート部材と、
を備え、
前記第2のシート部材を前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、第1のセル構造体が形成されており、
前記第3のシート部材を前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記施工基面の上方に第2のセル構造体が形成されており、
前記第1のセル構造体の中及び前記第2のセル構造体の中には中詰め材が充填されている、補強盛土の仮抑え部材である。
第8の発明は、上記第7の発明において、複数の前記第2のセル構造体が積層されている、補強盛土の仮抑え部材である。
上記第1の発明によれば、第1の面状のシート部材と第2のシート部材を用いて、施工基面でセル構造体を構築することができる。従って、セル構造体を施工基面に合わせて施工することができ、その結果、補強盛土の仮抑え部材の構築に際し、施工工程の短縮及び施工コストの削減を実現することができる。
また、上記第1の発明によれば、第2のシート部材の一部を第1のシート部材に固定することにより第1のセル構造体を作製し、かつ、この第1のセル構造体の中に中詰め材を投入して転圧しているため、第1のセル構造体の形状は安定する。このため、本発明に係る補強盛土体は、現在標準的に用いられている土のうや溶接金網タイプの仮抑え部材を用いた場合と比較して、安定性や拘束変形性に優れる。
第1の実施形態に係る盛土の形成方法を説明するための断面図である。 図1の状態における第1のシート部材20及び第2のシート部材30の上面図である。 第1の実施形態に係る盛土の形成方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る盛土の形成方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る盛土の形成方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る盛土の形成方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る盛土の形成方法を説明するための断面図である。 第1の実施形態に係る盛土の形成方法を説明するための断面図である。 図2の変形例を示す平面図である。 図2の変形例を説明するための図である。 図2の変形例を説明するための図である。 図11に示した接続部材の効果を説明するための図である。 図2の斜視図である。 図10の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付ける。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る補強盛土体の構築方法は、以下の工程を有している。まず、補強盛土を構築すべき施工基面1の上にジオテキスタイル補強材10を敷設する(第1工程)。次いで、ジオテキスタイル補強材10の上に、面状の第1のシート部材20を立設するとともに、面状の第2のシート部材30を、第1のシート部材20から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設する。さらに、波状の第2のシート部材30を、腹部分ごとに第1のシート部材20に固定する。この固定において、接続部材32aを用いる。接続部材32aは、第2のシート部材30と同程度の引張強度を有している。これにより、第1のシート部材20と第2のシート部材30とで第1のセル構造体60が形成される(第2工程)。次いで、第1のセル構造体60の内部を中詰め材で埋め、転圧する(第3工程)。この工程において、中詰め材の上面を第2のシート部材30の上端とほぼ同じ高さにする。
また、本実施形態において、第2のシート部材30は第1のシート部材20よりも高さが低い。例えば、第2のシート部材30は、第1のシート部材20の1/2程度である。そして、上記した第3工程の後に、以下の工程を有している。まず、第1のセル構造体60の背面に背面盛土50を設ける(第4工程)。次いで、第1のセル構造体60の上に、第3のシート部材34を、第1のシート部材20から奥行き方向に波状に配置し、この第3のシート部材34を、波状の腹部分ごとに第1のシート部材20に固定する。これにより、第1のシート部材20と第3のシート部材34とで第2のセル構造体62が形成される(第5工程)。次いで、第2のセル構造体62の内部に中詰め材を投入して転圧する(第6工程)。次いで、ジオテキスタイル補強材10を、第1のシート部材20、第2のシート部材30、及び第3のシート部材34を巻き込むように折り曲げる(第7工程)。次いで、第2のセル構造体62の後方に背面盛土50を設ける。この際、この背面盛土50によってジオテキスタイル補強材10の端12が押さえられる(第8工程)。さらに、第1のセル構造体60及び第2のセル構造体62の前方に擁壁70を形成する(第9工程)。
以下、図1~図8を用いて、本実施形態に係る補強盛土体の構築方法について詳細に説明する。図1、及び図3~図8は、第1の実施形態に係る補強盛土体の構築方法を説明するための断面図である。図2は、図1の状態における第1のシート部材20及び第2のシート部材30の平面図である。図1及び図3~図8は、図2におけるA-A断面に対応している。図13は、図2の斜視図である。
まず、ジオテキスタイル補強材10、第1のシート部材20、第2のシート部材30、及び第3のシート部材34を準備する。ジオテキスタイル補強材10は、例えばジオテキスタイルやジオグリッドである。第1のシート部材20、第2のシート部材30、及び第3のシート部材34は、例えば、押し出し成形やブロー成形によるシート、ジオテキスタイル、及びジオグリッドの少なくとも一つであるが、これらに限定されない。第3のシート部材34は第2のシート部材30と同様のシートであるのが好ましい。さらに、ジオテキスタイル補強材10、第1のシート部材20、第2のシート部材30、及び第3のシート部材34は、互いに同一のシートであってもよい。なお、図13及び後述する図14において、少なくとも第1のシート部材20及び第2のシート部材30はジオグリッドである。
第1のシート部材20は、第2のシート部材30よりも盛土の法面(前面)の近く、又は盛土の法面となる場所に位置している。ジオテキスタイル補強材10、第1のシート部材20、及び第2のシート部材30は、いずれも開口や孔を有しているのが好ましい。このようにすると、セルの前面にコンクリートを打設したとしても、コンクリートの一部がこの孔や開口の中に入り込むため、コンクリートと、第1のシート部材20及び第2のシート部材30との定着がよくなる。また、開口や孔を有していると、透水性または排水性を持たせることができる。ただし、第1のシート部材20及び第2のシート部材30は穴や開口を有していなくてもよい。第1のシート部材20及び第2のシート部材30は、例えば樹脂を用いて形成されており、高さが異なっている。第1のシート部材20の高さは、第2のシート部材30の高さの整数倍の90%以上110%以下となっている。各図において、第1のシート部材20の高さは第2のシート部材30の高さの2倍となっている。例えば第2のシート部材30の高さが30cmである場合、第1のシート部材20の高さは60cmである。
第1のシート部材20及び第2のシート部材30は、例えば可撓性の樹脂板に複数の開口を設けた構造、又は樹脂を網目状に成形した構造を有している。これにより、構築した仮押さえ部材の中に雨水がたまることを抑制できる。ジオテキスタイル補強材10、第1のシート部材20、及び第2のシート部材30は、いずれもロール状あるいは折りたたまれた状態で施工現場に搬入される。なお、第1のシート部材20及び第2のシート部材30の構造(例えば網目の形状)は、高さを除いて互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
次いで、図1に示すように、ジオテキスタイル補強材10を、盛土体を構築すべき施工基面1の上に敷設する。この際、盛土の法面となるべき部分、すなわち仮押さえ部材が構築される領域よりも外側まで、ジオテキスタイル補強材10を延在させる。次いで、ジオテキスタイル補強材10の表面のうち盛土の法面と重なる部分又はその少し奥側に、第1のシート部材20を立てた状態で配置(すなわち立設)し、かつ1段目の第2のシート部材30(第2のシート部材)を立てた状態で配置(すなわち立設)する。この際、奥行き方向において、第1のシート部材20と1段目の第2のシート部材30の間隔を空ける。
ここで、第2のシート部材30のすべての部分が第1のシート部材20から離れている必要はない。図2及び図13に示す例では、平面視において、第1のシート部材20は直線、又は緩やかな曲面に沿って延在している。これに対して第2のシート部材30は波状に繰り返し折れ曲がっている。図2及び図13に示す例において、第2のシート部材30が描く波形状は、曲線で形成されている。ただし、この波形状は直線で形成されていてもよい。この場合、例えば第2のシート部材30は矩形波に沿った形状を有している。そして、第2のシート部材30のうち第1のシート部材20に最も近い部分、すなわち波の腹部分は、接続部材32aを用いて第1のシート部材20に連結(固定)されている。この結果、第2のシート部材30は、間隔を空けて複数の箇所で第1のシート部材20に固定されることになる。このようにして、第1のシート部材20と第2のシート部材30とで第1のセル構造体60が形成される。
図9及び図13に示すように、接続部材32aは、例えばピン状の部材である。この場合、接続部材32aは、第2のシート部材30の一部と第1のシート部材20の一部を挟み込むことにより、第1のシート部材20及び第2のシート部材30を互いに連結する。
また、図10の断面図及び図14の斜視図に示すように、棒形状の接続部材32bが用いられてもよい。具体的には、第1のシート部材20は複数の第1開口21を有しており、第2のシート部材30は複数の第2開口31を有している。第1開口21及び第2開口31は、いずれも水平方向に細長い。複数の第1開口21は上下に並んで配置されており、また、複数の第2開口31も上下に並んで配置されている。
そして、第1のシート部材20のうち、隣り合う第1開口21の間に位置する部分(第1枠部23)の上下方向の幅W1は、少なくとも一部分(例えば第1開口21の幅方向の中心及びその近傍)において第2のシート部材30の第2開口31の上下方向の幅よりも狭い。また、第2のシート部材30のうち、隣り合う第2開口31の間に位置する部分(以下、第2枠部33と記載)の上下方向の幅W2は、少なくとも一部分(例えば第2開口31の幅方向の中心及びその近傍)において第1のシート部材20の第1開口21の上下方向の幅よりも狭い。このようにすることで、第2のシート部材30の第2枠部33のそれぞれにおいて、第2枠部33の一部を、第1のシート部材20の背面側から表面側に向けて、第1開口21に通すことができる。そして、この第2枠部33の一部と、第1のシート部材20の間に、上下方向に接続部材32bを通すことによって、第1のシート部材20と第2のシート部材30とが連結される。
なお、図10に示した構成の場合、第2のシート部材30の一部及び接続部材32bが第1のシート部材20の前面に突出しているため、後述する擁壁70と補強盛土の仮押さえ部材の接続強度は向上する。
また、図11に示すように、接続部材32aの一部(突出部32c)を第1のシート部材20の前面から前方に突出させてもよい。このようにすると、図12に示すように、後述する擁壁70と補強盛土の仮押さえ部材とを連結させることができる。また、補強盛土を構築する工程と、擁壁70への連結部材を取り付ける工程を一つの工程にまとめることができるため、現場での作業工数が少なくなる。
なお、図10及び図14に示した接続部材32bの頭部(上部)も、フック形状を有していてもよい。この場合、接続部材32bの頭部は予めフック形状に加工されていてもよいし、接続部材32bの頭部を現場で曲げることによりフック形状にしてもよい。図10及び図14に示した接続部材32bにフック形状をもたせると、第1のシート部材20と第2のシート部材30の連結部から接続部材32bが脱落することを抑制できる。
次いで、図3に示すように、第1のシート部材20と第2のシート部材30の間の空間、すなわち第1のセル構造体60の内部を、中詰め材40で埋め、転圧する。中詰め材40は、例えば砂、砂利、及び砕石の少なくとも一つであり、排水材として機能する材料から選択される。この際、転圧後の中詰め材40の高さを、第2のシート部材30の高さとほぼ等しくするのが好ましい。その後、第2のシート部材30よりも奥側の空間に背面盛土50を設ける。このとき、背面盛土50の高さを、第2のシート部材30の高さとほぼ等しくするのが好ましい。そして、第1のシート部材20、第2のシート部材30、及び中詰め材40は、背面盛土50の土留めとなる。
次いで、図4に示すように、施工基面1の上方、例えば第1のセル構造体60の上又は背面盛土50の上に、第3のシート部材34を配置する。本図に示す例において、第3のシート部材34は、第2のシート部材30と同一のシートである。言い換えると、第2のシート部材30は複数段重ねられる。この際、1段目の第2のシート部材30と同様に、波状の第3のシート部材34の腹部分ごとに第1のシート部材20に連結(固定)するのが好ましい。これにより、第2のセル構造体62が形成される。ここで、平面視で、1段目の第2のシート部材30と第3のシート部材34は、ほぼ全体が重なっていてもよいし、部分的に重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。重なっていない場合としては、例えば複数段の第1のシート部材20を階段状に積層し、これに合わせて各段の第2のシート部材30の位置をずらす場合などが考えられる。そして、部分的に重ねたり重なっていない場合では、擁壁に勾配を持たせることができる。また、高さ方向において、1段目の第2のシート部材30の上端と第3のシート部材34(すなわち2段目の第2のシート部材30)の下端の距離(例えば隙間)は、第1のシート部材20の高さの5%以下であるのが好ましい。また、第1のシート部材20の高さは第2のシート部材30の高さの整数倍(例えば2倍)である場合、高さ方向において、第3のシート部材34の上端は、第1のシート部材20の上端とほぼ等しくなる。
次いで、図5に示すように、第1のシート部材20と、第3のシート部材34の間の空間、すなわち第2のセル構造体62の内部を、中詰め材40で埋め、転圧する。
次いで、図6に示すように、ジオテキスタイル補強材10のうち第1のシート部材20よりも前方に位置する部分を、第1のシート部材20、第2のシート部材30、2段目の中詰め材40、及び第3のシート部材34を巻き込むように折り曲げる。具体的には、ジオテキスタイル補強材10を、第1のシート部材20の下部と重なっている部分を起点に上側に折り曲げる。この際、ジオテキスタイル補強材10を折り曲げる前に、第3のシート部材34の背面側に中詰め材40を配置することが好ましい。このようにすると、第3のシート部材34の背面とジオテキスタイル補強材10の間に空間が生じることを抑制できる。
次いで、ジオテキスタイル補強材10を、第1のシート部材20の上端と重なった部分を起点に、中詰め材40と重なる方向に折り曲げる。次いで、ジオテキスタイル補強材10を、第2のシート部材30の上端と重なった部分を起点に、第2のシート部材30に沿うように下側に折り曲げる。さらに、ジオテキスタイル補強材10を、1段目の背面盛土50に沿って奥行き方向に折り曲げる。これにより、ジオテキスタイル補強材10の端12は、1段目の背面盛土50の上に位置する。
次いで、図7に示すように、1段目の背面盛土50の上及びジオテキスタイル補強材10の端12の上に、2段目の背面盛土50を設け、転圧する。これにより、ジオテキスタイル補強材10の端12は、2段目の背面盛土50によって押さえられる。この工程において、2段目の背面盛土50の上面を、第1のシート部材20の上端とほぼ等しくする。このようにして、1段目の補強盛土体100が形成される。このようにして、ジオテキスタイル補強材10の敷設ピッチが拡大される。
次いで、1段目の補強盛土体100の上に2枚目のジオテキスタイル補強材10を敷設する。次いで、図1~図7を用いて説明した工程を行うことにより、図8に示すように、1段目の補強盛土体100の上に、2段目の補強盛土体100が形成される。これを繰り返すことにより、複数の補強盛土体100が積み重ねられる。なお、2段目以降の補強盛土体100の施工基面は、一つ下の補強盛土体100の上面になる。
そして、複数の補強盛土体100の前面に、現場うちコンクリートで擁壁70を構築する。なお、補強盛土体100には、必要に応じて層厚管理材が用いられていてもよい。層厚管理材としては、例えば、鉄道構造物等設計標準に記載のネットやグリッド系材料の他に、ジオグリッド補強材などを用いることができる。ジオグリッド補強材を用いる場合は、第1のシート部材20や第2のシート部材30として用いられるジオグリッド補強材と比較して低強度であってもよい。
なお、上記したように、図1~図8に示した例では第1のシート部材20の高さは第2のシート部材30の高さの2倍となっている。ここで、第1のシート部材20の高さが第2のシート部材30の高さのN倍(ただしN≧3の整数)として、ジオテキスタイル補強材10の敷設ピッチをさらに拡大してもよい。この場合、図5に示した工程の後、ジオテキスタイル補強材10を折り曲げる前に、背面盛土50を設ける工程と、図3~図5に示した工程が、(N-1)回繰り返し行われる。その後、図7に示した工程が行われる。ただし、計算上安定性が確保される範囲としては、N≦3であるのが好ましい。
また、図2に示す例では、奥行き方向において第2のシート部材30を一つのみ設けている。ただし、図9に示すように、第2のシート部材30の後方に、さらに別の第2のシート部材30を設けてもよい。この場合、仮押さえ部材はハニカム形状のセル構造体を有する。そして、手前の第2のシート部材30と後方の第2のシート部材30の間の空間も、中詰め材40で埋められる。なお、ここで用いられる中詰め材40は、図5で示された中詰め材40と同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。
以上、本実施形態によれば、ジオテキスタイル補強材10、第1のシート部材20、及び第2のシート部材30を現場で施工することにより、補強盛土の仮押さえ部材のセル構造を原位置において形成している。従って、セル構造体を施工基面1に合わせて施工することができ、その結果、補強盛土の仮抑え部材の構築に際し、施工工程の短縮及び施工コストの削減を実現することができる。
また、第2のシート部材30の一部を第1のシート部材20に固定し、かつ、第2のシート部材30と第1のシート部材20の間には中詰め材40が配置かつ転圧されているため、第1のセル構造体60の形状は安定する。従って、第1のセル構造体60の中の中詰め材40の安定性は向上する。これにより、本実施形態に係る仮抑え部材は、現在標準的に用いられている土のうや溶接金網タイプの仮抑え部材と比較して、安定性や拘束変形性に優れる。
また、第1のシート部材20の高さを第2のシート部材30の高さの整数倍にしている。そして、第1のシート部材20及び第2のシート部材30を巻き込むように、ジオテキスタイル補強材10の端部を折り曲げ、ている。このため、複数の背面盛土50ごとにジオテキスタイル補強材10を設ける必要がなくなる。従って、盛土の施工コストを下げることができる。さらに、ジオテキスタイル補強材10の端12を背面盛土50で押さえている。従って、仮押さえ部材と盛土の定着性(一体化か)がさらに増大する。これにより、急こう配の補強土擁壁において、安定性・拘束変形性が良くなる。
また、「土のう」を用いた場合と比べると中詰め材を充填する工程(土のう袋を作製する工程)が無いために施工能率が格段に向上し、工期を大幅に短縮することができる。
また、溶接金網を用いる場合に比べ、あらかじめ立体構造に縫製した高密度ポリエチレン樹脂製等のセル構造体の中に中詰め砕石を充填・転圧することによって仮押え部を形成するので、中詰め材40の投入量を減少することが可能であり、工費低減に寄与する。
また、海水等の浸入によって溶接金網の鉄筋がさびて被覆コンクリートの品質が低下することがない。このため、海岸護岸構造物等への適用も可能になる。
また、セル構造体内中詰め砕石を充填・転圧することによって転圧時の変形を抑制していることから、セットバック量を考慮した設計上の補強盛土勾配を設定する必要がほとんどなく、従来の土のう袋を用いる場合に発生していたコンクリートのくい込み量を減少することができる。
また、土のう袋の場合に生じる転圧時の前面へのはらみ出しに起因する被覆コンクリートの壁厚不足、鉄筋かぶり不足等の品質が低下することがない。
さらに、擁壁70の背面に排水機構を容易に設置・保持することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
1 施工基面
10 ジオテキスタイル補強材
12 端部
20 第1のシート部材
21 開口
23 枠部
30 第2のシート部材
31 開口
32a,32b,32c 接続部材
33 枠部
34 第3のシート部材
40 中詰め材
50 背面盛土
60 第1のセル構造体
62 第2のセル構造体
70 擁壁
100 補強盛土体

Claims (8)

  1. 補強盛土を構築すべき施工基面の上にジオテキスタイル補強材を敷設する第1工程と、
    前記ジオテキスタイル補強材の上に、面状の第1のシート部材を立設するとともに、面状の第2のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第2のシート部材とで第1のセル構造体を形成する第2工程と、
    前記第1のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧することにより、当該中詰め材を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第3工程と、
    前記第1のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第4工程と、
    を備える補強盛土体の構築方法。
  2. 請求項1に記載の補強盛土体の構築方法において、
    前記第4工程の後に、
    前記第1のセル構造体の上又は前記第4工程における盛土の上に、面状の第3のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第3のシート部材とで第2のセル構造体を形成する第5工程と、
    前記第2のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧する第6工程と、
    前記ジオテキスタイル補強材を、前記第1のシート部材、前記第2のセル構造体の上方、及び前記第3のシート部材を巻き込むように折り曲げる第7工程と、
    前記第2のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第1のシート部材と同じ高さにする第8工程と、
    を備え、
    前記第1工程~前記第8工程を所定回数繰り返すことにより、前記補強盛土体を所望の高さに構築する、補強盛土体の構築方法。
  3. 請求項2に記載の補強盛土体の構築方法において、
    前記第2工程において、固定部材を用いて、前記第2のシート部材を前記第1のシート部材に固定し、
    前記固定部材の一部を、前記第1のセル構造体又は前記第2のセル構造体の前方に突出させ、
    前記第8工程の後に、前記第1のセル構造体及び前記第2のセル構造体の前方に擁壁を形成する第9工程を備える、補強盛土体の構築方法。
  4. 請求項1又は2に記載の補強盛土体の構築方法において、
    前記第2工程において、前記第2のシート部材の一部を前記第1のシート部材の背面側から前面側に通し、当該通した部分に固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法。
  5. 請求項4に記載の補強盛土体の構築方法において、
    前記第1のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第1開口を有しており、
    前記第2のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第2開口を有しており、
    前記第1開口の上下方向の幅は、前記第2のシート部材のうち隣り合う前記第2開口の間に位置する枠部の少なくとも一部の上下方向の幅よりも大きく、
    前記枠部の少なくとも一部を前記第1開口の背面側から前面側に通し、当該通した部分に前記固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法。
  6. 請求項5に記載の補強盛土体の構築方法において、
    前記固定部材の前記一部は、フック形状を有している補強盛土体の構築方法。
  7. 補強盛土を構築すべき施工基面の上に敷設されたジオテキスタイル補強材と、
    前記ジオテキスタイル補強材の上に立設された第1のシート部材と、
    前記ジオテキスタイル補強材の上に、奥行き方向に前記第1のシート部材から離れて立設されており、前記第1のシート部材よりも高さが低い波状の第2のシート部材と、
    前記第2のシート部材の上方に立設された波状の第3のシート部材と、
    を備え、
    前記第2のシート部材を前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、第1のセル構造体が形成されており、
    前記第3のシート部材を前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記施工基面の上方に第2のセル構造体が形成されており、
    前記第1のセル構造体の中及び前記第2のセル構造体の中には中詰め材が充填されている、補強盛土の仮抑え部材。
  8. 請求項7に記載の補強盛土の仮抑え部材において、
    複数の前記第2のセル構造体が積層されている、補強盛土の仮抑え部材。
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