JP2020125589A - 補強盛土体の構築方法及び補強盛土の仮抑え部材 - Google Patents
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Abstract
Description
前記ジオテキスタイル補強材の上に、面状の第1のシート部材を立設するとともに、面状の第2のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第2のシート部材とで第1のセル構造体を形成する第2工程と、
前記第1のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧することにより、当該盛土を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第3工程と、
前記第1のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第4工程と、
を備える補強盛土体の構築方法である。
前記第4工程の後に、
前記第1のセル構造体の上又は前記第4工程における盛土の上に、面状の第3のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第3のシート部材とで第2のセル構造体を形成する第5工程と、
前記第2のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧する第6工程と、
前記ジオテキスタイル補強材を、前記第1のシート部材、前記第2のセル構造体の上方、及び前記第3のシート部材を巻き込むように折り曲げる第7工程と、
前記第2のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第1のシート部材と同じ高さにする第8工程と、
を備え、
前記1工程〜前記第8工程を所定回数繰り返すことにより、前記補強盛土体を所望の高さに構築する、補強盛土体の構築方法である。
前記第2工程において、固定部材を用いて、前記第2のシート部材を前記第1のシート部材に固定し、
前記固定部材の一部を、前記セル構造体の前方に突出させ、
前記第8工程の後に、前記第1のセル構造体及び前記第2のセル構造体の前方に擁壁を形成する第9工程を備える、補強盛土体の構築方法である。
前記第2工程において、前記第2のシート部材の一部を前記第1のシート部材の背面側から前面側に通し、当該通した部分に固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法である。
前記第1のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第1開口を有しており、
前記第2のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第2開口を有しており、
前記第1開口の上下方向の幅は、前記第2のシート部材のうち隣り合う前記第2開口の間に位置する枠部の少なくとも一部の上下方向の幅よりも大きく、
前記枠部の少なくとも一部を前記第1開口の背面側から前面側に通し、当該通した部分に前記固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法である。
前記ジオテキスタイル補強材の上に立設された第1のシート部材と、
前記ジオテキスタイル補強材の上に、奥行き方向に前記第1のシート部材から離れて立設されており、前記第1のシート部材よりも高さが低い波状の第2のシート部材と、
前記第2のシート部材の上方に立設された波状の第3のシート部材と、
を備え、
前記第2のシート部材を前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、第1のセル構造体が形成されており、
前記第3のシート部材を前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記施工基面の上方に第2のセル構造体が形成されており、
前記第1のセル構造体の中及び前記第2のセル構造体の中には中詰め材が充填されている、補強盛土の仮抑え部材である。
本実施形態に係る補強盛土体の構築方法は、以下の工程を有している。まず、補強盛土を構築すべき施工基面1の上にジオテキスタイル補強材10を敷設する(第1工程)。次いで、ジオテキスタイル補強材10の上に、面状の第1のシート部材20を立設するとともに、面状の第2のシート部材30を、第1のシート部材20から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設する。さらに、波状の第2のシート部材30を、腹部分ごとに第1のシート部材20に固定する。この固定において、接続部材32aを用いる。接続部材32aは、第2のシート部材30と同程度の引張強度を有している。これにより、第1のシート部材20と第2のシート部材30とで第1のセル構造体60が形成される(第2工程)。次いで、第1のセル構造体60の内部を中詰め材で埋め、転圧する(第3工程)。この工程において、中詰め材の上面を第2のシート部材30の上端とほぼ同じ高さにする。
10 ジオテキスタイル補強材
12 端部
20 第1のシート部材
21 開口
23 枠部
30 第2のシート部材
31 開口
32a,32b,32c 接続部材
33 枠部
34 第3のシート部材
40 中詰め材
50 背面盛土
60 第1のセル構造体
62 第2のセル構造体
70 擁壁
100 補強盛土体
Claims (8)
- 補強盛土を構築すべき施工基面の上にジオテキスタイル補強材を敷設する第1工程と、
前記ジオテキスタイル補強材の上に、面状の第1のシート部材を立設するとともに、面状の第2のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第2のシート部材とで第1のセル構造体を形成する第2工程と、
前記第1のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧することにより、当該盛土を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第3工程と、
前記第1のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第2のシート部材と同じ高さにする、第4工程と、
を備える補強盛土体の構築方法。 - 請求項1に記載の補強盛土体の構築方法において、
前記第4工程の後に、
前記第1のセル構造体の上又は前記第4工程における盛土の上に、面状の第3のシート部材を、前記第1のシート部材から奥行き方向に間隔を空けて波状に立設し、前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記第1のシート部材と前記第3のシート部材とで第2のセル構造体を形成する第5工程と、
前記第2のセル構造体の内部に中詰め材を投入して転圧する第6工程と、
前記ジオテキスタイル補強材を、前記第1のシート部材、前記第2のセル構造体の上方、及び前記第3のシート部材を巻き込むように折り曲げる第7工程と、
前記第2のセル構造体の背面に盛土を行い、当該盛土を転圧することにより、当該盛土を前記第1のシート部材と同じ高さにする第8工程と、
を備え、
前記第1工程〜前記第8工程を所定回数繰り返すことにより、前記補強盛土体を所望の高さに構築する、補強盛土体の構築方法。 - 請求項2に記載の補強盛土体の構築方法において、
前記第2工程において、固定部材を用いて、前記第2のシート部材を前記第1のシート部材に固定し、
前記固定部材の一部を、前記セル構造体の前方に突出させ、
前記第8工程の後に、前記第1のセル構造体及び前記第2のセル構造体の前方に擁壁を形成する第9工程を備える、補強盛土体の構築方法。 - 請求項1又は2に記載の補強盛土体の構築方法において、
前記第2工程において、前記第2のシート部材の一部を前記第1のシート部材の背面側から前面側に通し、当該通した部分に固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法。 - 請求項4に記載の補強盛土体の構築方法において、
前記第1のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第1開口を有しており、
前記第2のシート部材は、互いに上下に並んだ複数の第2開口を有しており、
前記第1開口の上下方向の幅は、前記第2のシート部材のうち隣り合う前記第2開口の間に位置する枠部の少なくとも一部の上下方向の幅よりも大きく、
前記枠部の少なくとも一部を前記第1開口の背面側から前面側に通し、当該通した部分に前記固定部材を差し込む、補強盛土体の構築方法。 - 請求項5に記載の補強盛土体の構築方法において、
前記固定部材の前記一部は、フック形状を有している補強盛土体の構築方法。 - 補強盛土を構築すべき施工基面の上に敷設されたジオテキスタイル補強材と、
前記ジオテキスタイル補強材の上に立設された第1のシート部材と、
前記ジオテキスタイル補強材の上に、奥行き方向に前記第1のシート部材から離れて立設されており、前記第1のシート部材よりも高さが低い波状の第2のシート部材と、
前記第2のシート部材の上方に立設された波状の第3のシート部材と、
を備え、
前記第2のシート部材を前記波状の第2のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、第1のセル構造体が形成されており、
前記第3のシート部材を前記波状の第3のシート部材の腹部分ごとに前記第1のシート部材に固定することにより、前記施工基面の上方に第2のセル構造体が形成されており、
前記第1のセル構造体の中及び前記第2のセル構造体の中には中詰め材が充填されている、補強盛土の仮抑え部材。 - 請求項7に記載の補強盛土の仮抑え部材において、
複数の前記第2のセル構造体が積層されている、補強盛土の仮抑え部材。
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JP2019017118A JP7051731B2 (ja) | 2019-02-01 | 2019-02-01 | 補強盛土体の構築方法及び補強盛土の仮抑え部材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004270410A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-09-30 | Geo System Co Ltd | 補強土構造体の連結方法 |
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2019
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