JP7051603B2 - 環状生地の縫製装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トランクスなどの筒状生地を折り返したウエスト部に複数本の環状ゴムを挿入し、それらゴムの間の生地折り返し部を多本針ミシンで縫い付ける際に、複数本の環状ゴムを所定の間隔に配列させるように振り分ける機能を有する環状生地の縫製装置の構造に関する。
従来、トランクス等の環状ウエスト部に2本の環状ゴムを挿入する場合には、製品のウエストに袋状部を形成し、かかる袋状部にゴムを1本ずつ手作業で挿入し、挿入後にゴム両端を縫い環状にしていたが、時間がかかり生産性が悪かった。
特に、上述のように、ウエスト部のゴムは通常2本で形成されるため、縫製作業を自動化した場合、それら2本のゴムが袋状部内で絡まったりしないように、ゴムとゴムの間に分離部(縫着部)を設けることが課題となっていた。
そこで、特許文献1では、ミシンの下方に複数個のガイドローラーを設け、環状生地を該ローラー群に掛け渡して縫着する装置において両側面に鍔部を設けると共に、鍔部間にW字型の凹状溝部を設けたガイドローラーに環状生地を掛け渡し、環状生地端縁の袋状部に挿入した2本のゴム紐を、前記凹状溝部を介して夫々分離、係止して袋状部の中間部を縫製するように構成した環状生地の縫製装置が開示されている。
また、特許文献2では、環状を成す生地まわりに複数本の環状ゴムを内装させた袋状部を設け、該袋状部内の一部で環状ゴム相互の分離部を形成させ、該分離部に当接する中膨れ部を有してミシンの周部に設けられた少なくとも1本の生地掛けローラーに上記環状生地の袋状部内周面を係合させ、ミシンの針位置に対して環状生地を所定量空送りした後、上記分離部に沿って縫製する方法が開示されている。
しかし、特許文献1のものは、生地端縁を袋状内に輪状の2本のゴム紐を挿入しながら同時に縫着し、次いで2本のゴムを分離しながら中間部を縫着することから、袋状部の外側からの操作によって2本の環状ゴムを動かして分離部を形成させることは困難であり、縫製作業全体としての作業能率を低下させていた。
また、特許文献2のものでは、第1ミシンM1により2本の環状ゴムを内装させた袋状部を設け、次いで第2ミシンM2に一部に環状ゴムの分離部を形成させた状態でセットし、ミシンの針位置に対して環状生地を所定量空送りした後に分離部に沿って縫製することで作業効率を図るとしているが、付け替えに時間がかかることや、設備が複数必要なことから設備費の増加や作業スペース確保の問題があった。
特許文献3では、縫製部の直前に設けられ複数本の環状ゴムを分離状態に案内するゴムガイドを付設したものが開示されている。しかし、のこ歯状のガイド溝では溝の深さが不十分でゴムが外れやすく不安定である。また、縫製部の直後にはゴムを分離状態に案内するガイドがなく、縫製時にトラブルとなる可能性があった。
実願平1-146281 特願平7-70218 特願平2-133513
そこで本発明は、従来の環状生地の縫製装置のかかる欠点を克服し、設備を増やすことなく、環状ゴムの絡み合いを防止し、生産性を向上させることができる縫製装置の提供を課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するものであり、縫い針及び生地押さえを備えた縫製部、該縫製部に対して衣類送り込み方向の上手と下手に複数本の環状ゴムを並行に掛け渡すための一対の前後ローラーを配し、後部ローラーと縫製部との間には衣類を送り出す一対のプーリが配された縫製装置であって、該後部ローラーと該プーリとの間には環状ゴムの内側面に当接するブラケットを衣類送り込み方向と直交する方向に延伸するように設け、さらに、該ブラケットには複数本の環状ゴムの間に位置するようにブラケットから所定の高さで突出する仕切りガイドを設けたことを特徴とする縫製装置である。
また本発明は、前記ブラケットと環状ゴムの当接面が、衣類送り込み方向と直交方向に傾斜する傾斜面として形成されていることを特徴とすることを特徴とする縫製装置である。
また本発明は、前記仕切りガイドが側面に孔部を有する板状に形成され、該孔部に前記ブラケットを挿通して着脱自在に装着されていることを特徴とする縫製装置である。
また本発明は、前記仕切りガイドが縦長に形成され、ブラケットからより長く突出する側の端部が後部ローラー側を向くように装着されていることを特徴とする縫製装置である。
また本発明は、前記前部ローラーと前記縫製部の間に、その内部の溝部に環状ゴムを収納可能に形成されたガイドレールを備えたことを特徴とする縫製装置である。
また本発明は、前記ガイドレールが前記溝部側から見て外壁面の角部をR状に面取りしていることを特徴とする縫製装置である。
本発明にかかる縫製装置は、従来の一般的なミシンにも簡単に取り付けることができるため、大掛かりな設備や改造等を必要とせず、環状ゴムの絡み合いを防止し、生産性を向上させることができる。
また、本発明にかかる縫製装置は、ブラケットと環状ゴムの当接面が傾斜面として形成されているため、生地と重なった状態でも環状ゴムの位置を安定させることが可能となる。
また、本発明にかかる縫製装置は、ブラケットに仕切りガイドが着脱自在に装着されているため、ブラケットに対する取り付け位置を必要に応じて調整し、あるいは、環状ゴムの本数に応じて仕切りガイドの数を適宜増減することが可能である。
また、本発明にかかる縫製装置は、仕切りガイドが縦長に形成され、ブラケットからより長く突出する側の端部が後部ローラー側を向くように装着されているため、環状ゴムの軌道をさらに安定させることができる。
また、本発明にかかる縫製装置は、前記前部ローラーと前記縫製部の間に、環状ゴムを収納可能に形成されたガイドレールを備えたことにより、複数本の環状ゴムを分離するとともに、絡み合いを効果的に防ぐことができる。
さらに、本発明にかかる縫製装置は、前記ガイドレールは外壁面の角部をR状に面取りしているため、ガイドレールを横方向へ移動させたときに、環状ゴムが外壁面の角部に引っかかりにくいという効果も有するものである。
本発明に係る縫製装置の基本的な構成を示す正面図。 本発明に係る縫製装置の基本的な構成を示す平面図。 本発明に係る縫製装置のブラケットおよびその周辺の構成を示す斜視図。 本発明に係るブラケットの当接面周辺および仕切りガイドを示す正面図。 図4のA-A′断面にさらに後部ローラーの断面図を加えたもの。 本発明に係るスライド部のガイドレール周辺の断面図。 (a)仕切りガイドの異なる実施態様、(b)仕切りガイドの異なる実施態様、(c)仕切りガイドの異なる実施態様
以下、本発明の縫製装置の実施態様を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
図1は本発明に係る縫製装置の基本的な構成を模式的に示す正面図である。図に示すように、本発明の縫製装置は、縫い針12及び生地押さえ13により構成される縫製部11を備えたミシン本体1と、該縫製部11に対して衣類送り込み方向の前後に複数本の環状ゴムGを並行に掛け渡すための一対の前部ローラー8および後部ローラー6を備え、後部ローラー6と縫製部11との間には衣類を送り出す上下一対の上部プーリ3、下部プーリ4が配されている。以下、各部について詳しく説明する。
本発明の縫製装置は、縫製部11を備えたミシン本体1がシリンダーベッド2に対して上下動可能に設けられ、ミシン本体1には上部プーリ3が、シリンダーベッド2には下部プーリ4がそれぞれ回転自在に配設されている。これらの上下部プーリ3、4は、衣類送り込み方向と直交する回転軸を有し、さらに、上部プーリ3は駆動部(図示せず)により回転するように形成されている。なお、ここで「衣類送り込み方向」とは、図1、2において、環状ゴムRに沿った矢印の方向によって示されている。
上部プーリ3は、ミシン本体1を下降させて所定位置にセットしたときに、その外周面に設けられた歯が下部プーリ4の外周面の歯と互いに噛み合うように形成されている。そして、駆動部(図示せず)により上部プーリ3を時計回りに回転させると、それに伴い下部プーリ4も追従して反時計回りに回転する。これにより、上部プーリ3と下部プーリ4により上下から挟まれた生地および環状ゴムGが後部ローラー6方向に送り込まれる。
前部ローラー8は、縫製部11よりも衣類送り込み方向の上手であって、シリンダーベッド2よりも斜め下方に設けられている。表面にはゴムをセットする溝を設置してもよい。また、後部ローラー6は、上部プーリ3および下部プーリ4よりも衣類送り込み方向の下手であって、且つ、下部プーリ4よりも斜め下方に配置されている。さらに、シリンダーベッド2の下方には、中間ローラー7が設けられている。これらの各ローラーは、衣類送り込み方向と直交する回転軸を有するように設けられている。
そして、本発明の縫製装置には、上下部プーリ3、4と後部ローラー6との間にブラケット5が設けられている。このブラケット5は、衣類送り込み方向と直交する方向に延伸する棒状に形成されている。図3ないし5により、本実施態様のブラケット5について詳しく説明する。
ブラケット5は、その基端側において、上部プーリ3を支持するプーリ支持部31にネジ等の固定手段により固定されている。なお、本実施態様では、ブラケット5はプーリ支持部31に固定されているが、固定位置についてはこれに限定されず、ミシン本体1に対して直接固定しても良い。本実施態様のブラケット5は、プーリ支持部31との固定部から一度プーリの外側へ膨らむように湾曲しながら下方へ延伸し、そこから方向をプーリの反対側へ向くように変えて、そのまま衣類送り込み方向と直交する方向に延伸するように形成されている。
図1~3では、上部プーリ3と下部プーリ4の間から出ている2本の環状ゴムGが、並行に後部ローラー6に掛け渡された様子を示している。図1中、ブラケット5を設けない場合の環状ゴムRの仮想軌道は一点鎖線Lで示される。ここで、ブラケット5はこの仮想軌道線Lよりも外側に位置するため、ブラケット5は環状ゴムRの内側面に対して、一定のテンションがかかった状態で当接することになる。
図4の部分拡大図に示すように、ブラケット5の当接面51は環状ゴムRが当接する可能性がある範囲において衣類送り込み方向と直交方向に傾斜する傾斜面として形成されている。詳しくは、当接面51はブラケット5の先端方向へ漸次高さが低くなる下り傾斜に形成され、かかる傾斜面の終点では垂直に立ち上がる垂直面511が形成されている。
また、この当接面51は、衣類送り込み方向にも傾斜しており、具体的には、図5の断面図に示すようにブラケット5の後方から前方へ、すなわち、下部プーリ4側から後部ローラー6方向へ下り傾斜となるように形成されている。
ブラケット5の当接面51の任意の部分には、2本の環状ゴムRの間に位置するように仕切りガイド52が装着されている。本実施態様の仕切りガイド52は、略楕円形の板状に形成され、その側面部522にブラケット5を挿通可能な孔部521が穿設されている。かかる仕切りガイド52は、ブラケット5の先端部を孔部521へ挿入させ、仕切りガイド52を取り付けたい任意の位置までブラケット5を孔部521内へと挿通して移動させ、固定手段により固定することで取り付けることができる。本実施態様では、仕切りガイド52の外周面523から孔部521へと達するように設けられたネジ524を締め込み、その先端部によりブラケット5の外周面を押圧させることで固定されるが、仕切りガイド52の固定手段はこれに限定されない。なお、仕切りガイド52の外周面523から側面部522にかけての角部は面取り加工を施すことが好ましい。このように仕切りガイド52の角部を面取りすることにより、生地と仕切りガイド52とが擦れてキズとなることを防ぐことができる。
2本の環状ゴムRを本発明の縫製装置にセットする場合、それぞれの環状ゴムRは、仕切りガイド52の両側の当接面51の任意の位置に配置される。そして、前述の通り当接面51はブラケット5の先端方向へ漸次高さが低くなる下り傾斜に形成されているため、縫製装置を作動させて環状ゴムRが衣類とともに後部ローラー6へと送られる過程において、次第に傾斜面の低くなっている側へと移動する。
そして、図4に示すように、仕切りガイド52の左側に位置する環状ゴムR1は、仕切りガイド52の側面522と接する位置まで移動すると、仕切りガイド52を乗り越えることができないため、それ以上の横方向の移動は規制される。また、仕切りガイド52の右側に位置する環状ゴムR2は、垂直面511と接する位置まで移動すると、垂直面511を乗り越えることができず、それ以上の横方向の移動は規制される。
このようにして、環状ゴムR1、R2は、常に当接面51の傾斜面を下るように力が働くとともに、それぞれ仕切りガイド52と垂直面511によりその移動が規制されるため、生地と重なった状態でも環状ゴムRの位置を安定させることが可能となる。
本実施態様の仕切りガイド52は略楕円形の縦長に形成され、孔部521からより長く突出する側の端部が後部ローラー6側を向くように固定されている。このように、装着時にブラケット5からより長く突出する部分を後部ローラー6側へ向けて取り付けることで、ブラケット5から後部ローラー6へと掛け渡された環状ゴムRに仕切りガイド52がより長く沿う形となり、環状ゴムRの軌道をさらに安定させることができて好ましい。
仕切りガイド52は本実施態様のような略楕円形に限定されず、円形、三角形、正方形、長方形、その他の多角形、カマボコ形等としてもよい。なお、前述の理由により、縦横の長さが均一ではない縦長に形成され、さらに、装着時にブラケット5からより長く突出する部分を有するものが好ましい。
また、仕切りガイド52はブラケット5に対し、完全に固定しても良いが、着脱自在に取り付けることが好ましい。仕切りガイド52を着脱自在とすることで、ブラケット5に対する取り付け位置を必要に応じて調整し、あるいは、環状ゴムRの本数に応じて仕切りガイド52の数を適宜増減すること等が可能となる。
なお、本実施態様のブラケット5は、当接面51以外の断面形状が円形に形成されているが、ブラケット5の形状はこれに限定されず、例えば、断面形状において楕円形や多角形などの形状としてもよい。さらに、仕切りガイド52についても、本実施態様のように板状の側面部522に孔部521を設けてブラケット5を挿通させるタイプのものに限定されず、ブラケット5の当接面51から所定の高さで突出して、環状ゴムRが傾斜面に沿って横に移動した場合にその動きを規制することができるものであれば特に限定されない。例えば、図7(a)に示すように、仕切りガイド52をカマボコ状に形成し、その下辺に設けた凹部525にブラケット5を嵌め込み、ネジ部524等の固定手段で固定してもよい。また、図7(b)に示すように、仕切りガイド52を突起状に形成し、突起状の下部に設けたネジ部524をブラケット5に設けたネジ穴に螺合して固定してもよい。さらに、図7(c)に示すように、仕切りガイド52をゴムや合成樹脂などある程度の弾性を有する素材で略C字形に形成し、ブラケット5を側面から挟み込むことで固定してもよい。なお、これらの図では、便宜上、ブラケット5に当接面51を記載していないが、これらの態様にも当接面51を設けてもよいことは言うまでもない。
さらに、本発明の縫製装置には、シリンダーベッド2の上手側において、衣類送り込み方向と直交する方向(図2の矢印方向)へと往復移動可能に設けられたスライド部21を備えても良い。このスライド部21は、縫製作業を開始する時点では図2の実線部分に位置しており、縫製作業が終了する直前に、シリンダー等の駆動手段(図示せず)により破線部分の位置へと移動する。
かかるスライド部21の上面には、ガイドレール22が設けられている。ガイドレール22は、環状ゴムRの両側に沿って延伸するように形成されており、その内部の溝部23に環状ゴムRを収納することができる。図6の断面図に示すように、ガイドレール22は溝部23側から見て外壁面の角部をR状に面取りすることが好ましい。このように、外壁面の角部をR状に面取りすることにより、スライド部21を移動させたときに、環状ゴムRがかかる外壁面の角部に引っかかりにくくなる。
このように、縫製部11の直前にガイドレール22を備えたスライド部21を設けることにより、複数本の環状ゴムRを分離するとともに、絡み合いを効果的に防ぐことができる。
本発明の縫製装置による縫製作業の一連の動作は以下の通りである。まず、スライド部21を所定の位置(図2の実線部分)にセットし、2本の環状ゴムRを、並行状態を維持したまま、ミシンヘッド2の上面から上部プーリ3と下部プーリ4の間を通し、仕切りガイド52の両側を通るようにブラケット5に掛け渡し、さらに、後部ローラー6、中間ローラー7、前部ローラー8へ順次掛け渡し、最後にスライド部21のガイドレール22の溝部23に1本ごとに振り分けて収める。この時、環状ゴムRには適度なテンションがかかった状態となっている。
次に、トランクスなどの筒状生地をウエスト側の端部から環状ゴムRの外側へ掛け、さらに、その先端部を所定の長さで環状ゴムRの内側へと折り返す。この作業により、2本の環状ゴムRは、ウエストに形成された折り返し部分に挟まれた状態となる。
この状態で、縫製を開始する。縫製部11で縫製された生地は上部プーリ3と下部プーリ4により、後部ローラー6方向へと送り出されるが、その途中に設けられたブラケット5および仕切りガイド52により、環状ゴムRの軌道は安定し、途中でねじれたり絡まったりすることなく、下手の前部ローラー8側へと送られていく。
そして、縫製が行われた部分がスライド部21の手前まで達したときに、スライド部21を外側(図2の破線部分)に移動させて逃がし、環状ゴムRをガイドレール22の溝部23から外す。そして、残りの未縫製の部分を縫製した後、衣類を装置から取り外すことにより一連の作業は完了する。
本発明のブラケット5および仕切りガイド52は比較的シンプルな構成の上、一般的なミシンにも簡単に取り付けることができるため、大掛かりな設備や改造等を必要とせず、設備費の増加もないため、コスト的にも有利である。
1 … … ミシン本体
2 … … シリンダーベッド
3 … … 上部プーリ
4 … … 下部プーリ
5 … … ブラケット
6 … … 後部ローラー
7 … … 中間ローラー
8 … … 前部ローラー
11 … … 縫製部
12 … … 縫い針
13 … … 生地押さえ
21 … … スライド部
22 … … ガイドレール
23 … … 溝部
31 … … プーリ支持部
51 … … 当接面
52 … … 仕切りガイド
511 … … 垂直面
521 … … 孔部
522 … … 側面
523 … … 外周面
524 … … ネジ部
525 … … 凹部
R、R1、R2 … … 環状ゴム
L … … 仮想軌道

Claims (5)

  1. 縫い針及び生地押さえを備えた縫製部、該縫製部に対して衣類送り込み方向の上手と下手に複数本の環状ゴムを並行に掛け渡すための一対の前後ローラーを配し、後部ローラーと縫製部との間には衣類を送り出す一対のプーリが配された縫製装置であって、該後部ローラーと該プーリとの間には環状ゴムの内側面に当接するブラケットを衣類送り込み方向と直交する方向に延伸するように設け、さらに、該ブラケットには複数本の環状ゴムの間に位置するようにブラケットから所定の高さで突出する仕切りガイドを設け、該仕切りガイドは側面に孔部を有する板状に形成され、該孔部に前記ブラケットを挿通して着脱自在に装着されていることを特徴とする縫製装置。
  2. 前記ブラケットと環状ゴムの当接面は、衣類送り込み方向と直交方向に傾斜する傾斜面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の縫製装置。
  3. 前記仕切りガイドは縦長に形成され、ブラケットからより長く突出する側の端部が後部ローラー側を向くように装着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の縫製装置。
  4. 前記前部ローラーと前記縫製部の間には、その内部の溝部に環状ゴムを収納可能に形成されたガイドレールを備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の縫製装置。
  5. 前記ガイドレールは前記溝部側から見て外壁面の角部をR状に面取りしていることを特徴とする請求項に記載の縫製装置。
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