JP2813313B2 - ゴム入り環状生地の縫製方法 - Google Patents

ゴム入り環状生地の縫製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム入り環状生地の縫
製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すようにパンツの縫製時には、
そのウエスト部まわりに環状ゴムGを内装させた袋状部
Fを設けるのが普通である。ところで、このような場合
にあって環状ゴムGを2本用いることがあるが、環状ゴ
ムGが互いに交差したり重なったりすると履き心地が悪
く、且つ見栄えも悪くなるため、環状ゴムG相互を上下
で平行状に分離させておき、この分離部S(袋状部Fの
縦方向中央部)を、その環状方向に沿って縫製すること
が行われていた(実公平6−39653号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】環状生地Wにおいて、
袋状部Fを形成した時点(分離部Sを縫製する前の時
点)では環状ゴムG相互が交差したり、重なり合ったり
していることが多いが、これら環状ゴムGは滑り難いた
め、袋状部Fに対する外側からの操作によって各環状ゴ
ムGを希望通りの方向へ動かして分離部Sを形成させる
という作業は、困難であり、熟練を要していた。そのた
め、縫製作業全体としての作業能率を低下させていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、パンツのウエスト部等、環状を成す生地に設
けられた袋状部内で環状ゴムを相互に分離させつつ、こ
の分離部を縫製するようにした作業が簡単且つ高能率で
行えるようにしたゴム入り環状生地の縫製方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、環状を成す生地まわりに複数本の環状ゴムを内装
させた袋状部を設け、該袋状部内の一部で環状ゴム相互
の分離部を形成させ、該分離部に当接する中膨れ部を有
してミシンの周部に設けられた少なくとも1本の生地掛
けローラに上記環状生地の袋状部内周面を係合させ、ミ
シンの針位置に対して環状生地を所定量空送りした後、
上記分離部に沿って縫製することを特徴としている。
【0006】
【作用】ミシンの周部に設けられた生地掛けローラに対
し、環状生地における袋状部の内周面を係合させる。こ
のとき袋状部の中央部が生地掛けローラの中膨れ部に当
接するようになる。そして、縫製を始める前に、この環
状生地を所定量空送りするようにしているので、これに
よって環状ゴム相互に予め設けた一部の分離部が、生地
掛けローラの中膨れ部により袋状部の全周へわたって確
実且つ自動的に生長形成されるものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2はパンツのウエスト部を縫製するための作業
ステーションを示したもので、第1ミシンM1と、第2
ミシンM2と、縫製後の環状生地Wを入れる箱Bとが、
作業者Rの着座位置を囲むように平面コ字状に配置さ
れ、作業者Rは、回転椅子(図示略)によって第1ミシ
ンM1又は第2ミシンM2に対して選択的に向きを変え
ることができるようになっている。また、第2ミシンM
2と箱Bとの間には、水平旋回可能な移送装置5が設け
られている。
【0008】このような作業ステーションにおいて、縫
製作業の全体流れを予め概説しておくと、作業者Rは、
まず、パンツ素材(以下、ウエスト部を形成させる部分
の形状から「環状生地W」と言うものとする。なお、図
7参照)における環状開口部を内側へ折り返しつつ、そ
の内部へ2本の環状ゴムGを巻き込ませ、その後、折り
返し端を第1ミシンM1により縫着100する。これに
よって環状開口部に沿った袋状部Fを形成させる。
【0009】次に作業者Rは、図6に示すように上記袋
状部F内の環状ゴムG相互につき、それらの環状方向の
一部を、上下に分離させる(分離部Sを形成させる)と
いう作業を行い、この状態で環状生地Wを第2ミシンM
2にセットする。そして、この第2ミシンM2により、
上記袋状部Fの縦方向中央部をその環状方向に沿って縫
着101する。縫製後の環状生地Wは、移送装置5によ
って自動的に箱Bへと取り出され、この間に、作業者R
は次の環状生地Wに対する縫製作業に取り掛かることが
できる、というものである。
【0010】これら一連の縫製作業の中で、作業の高能
率化を図るうえにおいて最もウエイトを占める部分が、
第2ミシンM2により行う縫着101にある。そこで、
まず、第2ミシンM2の構成について説明する。この第
2ミシンM2には、図3及び図4に示すように縫製台T
がシリンダータイプとされた2針式のものが用いられて
いる。Nは針であり、Pは押さえ板である。
【0011】この第2ミシンM2には、縫製台Tに対す
る生地送り方向(図4の右から左へ向く方向)の上流側
及び下流側に生地掛けローラ7,6が設けられ、これら
生地掛けローラ7,6の各下部に、縫製台Tの下方域で
昇降可能な起立基板10を介してテンションローラ1
3,12が設けられ、更に縫製台Tと下流側生地掛けロ
ーラ6との間に生地送り装置15が設けられている。
【0012】上記生地掛けローラ7,6及びテンション
ローラ13,12は、いずれも、その回転軸心を生地送
り方向に直交させた状態で回転自在に保持されている。
そして、テンションローラ13,12が上昇位置にある
ときに、これらと生地掛けローラ7,6との各外側へ環
状生地Wの掛け渡しを行い、その後、テンションローラ
13,12を下降させることで、図1に示すように第2
ミシンM2の縫製台Tに対する環状生地Wの保持ができ
るようにしてある。
【0013】上記生地掛けローラ7,6は、図5に示す
ようにローラ本体の根元寄りに設けられたそろばん玉状
をした中膨れ部17と、この中膨れ部17の両側に設け
られた外フランジ部18及び内フランジ部19とを互い
に一体に有して成る。中膨れ部17は外フランジ部18
と同等か、又はやや径大に形成され(D2≧D1)、ま
たこれら中膨れ部17及び外フランジ部18に対して内
フランジ部19は径小に形成されている(D2≧D1>
D3)。また、中膨れ部17と外フランジ部18との間
に形成される溝部20、及び中膨れ部17と内フランジ
部19との間に形成される溝部21は、いずれも鋭角の
底部を有し、それらの底部直径d1、d2は、中膨れ部
17と内フランジ部19との間の溝部21の方が同他方
よりも径小となるように形成されている(d1>d
2)。
【0014】そして、これら生地掛けローラ7,6間へ
環状生地Wを掛け渡す場合において、袋状部Fの端縁部
を外フランジ部18の内側へ当接させるようにすると、
袋状部Fの縫製側端部(第1ミシンM1によって縫着1
00した部分)が中膨れ部17と内フランジ部19との
間の溝部21へ係合し、且つ袋状部Fの中央部が中膨れ
部17の中心(最大径部)へ位置付けられるような状態
となる。
【0015】従って、袋状部F内において2本の環状ゴ
ムGを分離させつつ、これら各環状ゴムGを中膨れ部1
7の各傾斜面に振り分けるようにした場合には、その
後、生地掛けローラ7,6間で環状生地Wを生地送りさ
せても、各環状ゴムGが中膨れ部17の中心(最大径
部)を乗り越えて他側斜面へ移動したり、外フランジ1
8側又は内フランジ19側へ逃げたりすることがない。
すなわち、環状ゴムGが互いに交差したり、重なった
り、或いは中膨れ部17から外れたりすることが防止さ
れるものである。また、環状ゴムGのねじれを防止する
うえでも有効である。
【0016】なお、本実施例では、万が一、環状ゴムG
が交差、重合、中膨れ部17からの脱出、ねじれ等を起
こした場合に、これによる縫製ミスが生じるのを防止す
るために、第2ミシンM2における縫製台Tの上流側に
ヒゲセンサー24(図4参照)を設けた。このヒゲセン
サー24は、生地掛けローラ7,6間で掛け渡される環
状生地Wの袋状部Fの中央部に対して、その内周側から
ヒゲ状検出子を当接させ、このヒゲ状検出子が許容量を
超えて押し下げられたときに異常検出信号を発信するよ
うになっている。そして、この異常検出信号が発信され
た場合には、第2ミシンM2及び/又は後述する生地送
り装置15が自動的に停止するようにしてある。
【0017】上記テンションローラ13,12を有する
起立基板10は、垂直に設けられた一対のガイドバー2
5に沿ってその上下動を案内されつつ、流体圧シリン
ダ、ベルト駆動機構、ボールネジ機構等の昇降駆動具2
6によって駆動される。起立基板10が下降する度合
は、例えば起立基板10の上下動領域内へ設ける当たり
止め用のストッパ片(図示略)の高さ変え等により、適
宜変更できるようにしてある。このストッパ片の高さ
は、前記した生地掛けローラ7,6とテンションローラ
13,12とにより、環状生地W(袋状部F)がその環
状開口形状を適度な引っ張り状態とされる位置を目安と
して決定されている。
【0018】なお、上記テンションローラ13,12の
相互間隔は、起立基板10の上昇時に縫製台Tを生地送
り方向の上下両側で挟むことができるような寸法とされ
ている。上記生地送り装置15は、図4に示すように縫
製台Tの下流側で回転自在に保持された支承ローラ28
と、この支承ローラ28の上方で昇降駆動機構29を介
して吊設された駆動回転可能な送りローラ30とを有し
ている。31はブレーキ付きモータやパルスモータ等の
回転駆動具であって、ベルト伝動手段32等を介して送
りローラ30へ駆動を伝える。なお、回転駆動具31に
よって直接的に送りローラ30を駆動させてもよい。
【0019】昇降駆動機構29は、送りローラ30を環
状生地Wへ押し付けて(図1参照)、この環状生地Wへ
生地送り用の推進力を伝えるようにしたものである。こ
の昇降駆動機構29には流体圧シリンダ、ソレノイド、
モータ駆動式ベルト駆動手段又はボールネジ機構等を用
いることができる。なお、送りローラ30の下降度合
は、環状生地W(袋状部F)における厚さや腰の強さ、
表面性状、波打ちの有無等に応じて調節できるようにし
ておくのがよい。
【0020】支承ローラ28には、図5に示すように生
地掛けローラ7,6間で掛け渡された環状生地Wに対
し、袋状部Fに対応してその厚さを吸収可能とするテー
パ部28aが形成されたものとした。本実施例では、支
承ローラ28を樹脂製とし、送りローラ30をゴム製と
した。しかし、これらは限定されるものではなく、環状
生地Wに対してスリップを生じさせないものであれば金
属製等としてもよい。また、特に、送りローラ30に関
しては、そのローラ面に凹凸を設けたり粗雑面としたり
する等の工夫を加えることが可能である。また、場合に
よっては、支承ローラ28に代えて、平滑なシュート面
を有する支承台(図示略)を設けるようにしてもよい。
【0021】前記した移送装置5(図2参照)は、図3
に示すように旋回駆動部32と、この旋回駆動部32に
支持アーム33を介して保持された昇降駆動部34と、
この昇降駆動部34に吊設されたクランプヘッド35
(図4参照)とを有している。上記旋回駆動部32はク
ランプヘッド35に水平90°ターンを行わせ、昇降駆
動部34はクランプヘッド35に上下動(上昇に伴う退
避動)を行わせ、クランプヘッド35の駆動部は当該ク
ランプヘッド35の挟持・解放動作をさせるものであっ
て、いずれも、流体圧シリンダ、ソレノイド、モータ駆
動式歯車機構等を用いることができる。
【0022】なお、本実施例では、移送装置5による環
状生地Wの取り出しが容易且つ確実に行われるようにす
るために、図3及び図4に示すように第2ミシンM2の
縫製台Tの上流側に生地掃出装置38を設けた。この生
地掃出装置38は、L字状をした掃出片39を、流体圧
シリンダ等の進退駆動具39により必要に応じて(移送
装置5の起動時に)進退させるようにしたものである。
従って、生地掛けローラ7,6の相互間に掛け渡された
環状生地Wに対し、その袋状部Fを掃出片39によって
引っ掛けた状態で、そのままローラ軸心方向に沿って押
し出すようになっている。
【0023】また、第2ミシンM2には更に、図4に示
すように縫製台Tまわりに複数のエア噴出管42,43
を付設して、縫製中の環状生地Wを図3左方へ吹流し状
に保持できるようにしてある。これにより、縫製に係る
生地さばきの円滑化を図ってある。上記した第2ミシン
M2において環状生地Wの縫製を行うには、次のように
する。
【0024】まず、図6(a)に示すように環状生地W
を両手で持ち、その袋状部Fをそれぞれの手の親指と他
の指(人差し指等)とで両面から摘むようにする。この
とき、両手の相互間隔は、おおよそ生地掛けローラ7,
6の相互間隔(図5参照)と同等か、又は広くしてお
く。そして、この状態のまま、親指を袋状部Fの縦方向
に沿って行ったり来たりさせる。このようにすれば、図
6(b)に示すように袋状部Fにおける環状形状の一部
において、その内部で環状ゴムG相互を分離させる(分
離部Sを形成させる)ことが容易且つ確実に行える。
【0025】このように分離部Sを形成できたなら、図
4に示すように上昇状態にあるテンションローラ13,
12と、生地掛けローラ7,6と、生地送り装置15の
支承ローラ28とに対して、その各外側へ環状生地Wを
掛け渡す。また作業者Rは、環状生地Wの裾側を移送装
置5のクランプヘッド35へクランプさせる。そして作
業者Rによる運転開始操作、又は第2ミシンM2の周辺
適所における環状生地Wの検出信号等(上記クランプヘ
ッド35の作動信号でもよい)を受けて、テンションロ
ーラ13,12の下降、及び生地送り装置15における
送りローラ30の下降、エア噴出管42,43からのエ
ア噴出が、それぞれ自動的に行われる(図1参照)。
【0026】次の手順として重要なことは、第2ミシン
M2による縫製を始める前に、生地送り装置15の回転
駆動具31が作動を開始して、環状生地Wを第2ミシン
M2の針位置(N)に対して所定量空送りするようにな
っていることにある。すなわち、上記したように環状生
地Wにおいて分離部Sは、作業者Rによる意欲的作業と
しては袋状部F(環状ゴムG)の環状形状の一部でしか
形成させていないので、他の部位では環状ゴムG相互に
交差や重合、又はねじれ等の不具合が起きている可能性
がある。しかし、上記のように空送りを行えば、分離部
Sを袋状部Fの全周にわたって生長形成させる(上記不
具合を解消させる)ことができるものである。
【0027】この空送りは、好ましくは環状生地Wを1
周以上させるようにするのがよい。なお、このような空
送りは、ヒゲセンサー24(図4参照)によって上記不
具合の有無を確認するうえでも有益なものとなる。も
し、この時点でヒゲセンサー24により異常が検出され
れば、生地送り装置15が自動的に停止し、所定の人為
的操作をしない限り第2ミシンM2が縫製を開始するこ
とがないようになっている。
【0028】勿論、ヒゲセンサー24が異常検出信号を
発信しない場合には、生地送り装置15の回転駆動具3
1が引き続き作動して、第2ミシンM2による縫製が自
動的に開始される。そして、この縫製が完了すると第2
ミシンM2の停止(押さえ板Pの上昇復帰、糸切り等を
含む)、生地送り装置15における回転駆動具31の停
止、同、昇降駆動機構29の上昇復帰、エア噴出管4
2,43からのエア停止等が適宜順番で行われる。ま
た、続いてテンションローラ13,12(起立基板1
0)の上昇復帰と、生地掃出装置38及び移送装置5の
作動開始とが行われて、環状生地Wは箱Bへと取り出さ
れる。
【0029】環状生地Wにおける空送りの所定量到達及
びその後の第2ミシンM2による縫着100の完了は、
生地送り装置15に対して、環状生地Wにおける袋状部
Fの1周長さを予め設定入力することで制御できるよう
にしておけばよい。その後、生地掃出装置38及び移送
装置5の復帰動作が行われることで、縫製作業の1サイ
クルが完了する。
【0030】ところで、本発明は、上記実施例に限定さ
れるものではない。例えば、環状生地Wを第2ミシンM
2によって縫製する前に空送りする量は、1周未満又は
1周以上とすることができる。第1ミシンM1や第2ミ
シンM2の用途やそれらの形式、第1ミシンM1、第2
ミシンM2、箱B等の配置関係、生地掃出装置38や移
送装置5の有無等については、何ら限定されるものでは
ない。
【0031】また、環状生地Wにおいて、その素材質や
縫製箇所等に関しては一切の限定を受けない。従って、
環状生地Wが衣類であることも限定されず、筒形状を有
したものであれば何でもよい。また、環状ゴムGの本数
も、3本以上とすることが可能であり、この場合には生
地掛けローラ7,6において中膨れ部17を複数形成さ
せればよい。
【0032】生地掛けローラ7,6やテンションローラ
13,12の本数、配置等も限定されない。生地送り装
置15として、生地掛けローラ7,6やテンションロー
ラ13,12のうち、いずれかを駆動させる方式に置換
することも可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、ミシンの周部に設けられた中膨れ部を有する生
地掛けローラに対し、環状生地における袋状部の内周面
を係合させ、縫製開始前に、この環状生地を所定量空送
りするようにしているので、これによって環状ゴム相互
に予め設けた一部の分離部が、生地掛けローラの中膨れ
部により袋状部の全周へわたって確実且つ自動的に生長
形成されるものとなる。従って、パンツのウエスト部等
を縫製する作業が簡単且つ高能率で行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2ミシンによる縫製状況を示す正面図であ
る。
【図2】全体配置を示す平面図である。
【図3】第2ミシンの側面図である。
【図4】第2ミシンの要部拡大正面図である。
【図5】図4のA−A線矢視に相当した中間省略拡大図
である。
【図6】環状生地に対して分離部を形成させる作業を示
す説明図である。
【図7】環状生地がパンツである場合の一部破砕斜視図
である。
【符号の説明】
M2 第2ミシン 6 生地掛けローラ 7 生地掛けローラ 12 テンションローラ 13 テンションローラ 15 生地送り装置 38 生地送出装置 W 環状生地 F 袋状部 G 環状ゴム S 分離部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状を成す生地(W)まわりに複数本の
    環状ゴム(G)を内装させた袋状部(F)を設け、該袋
    状部(F)内の一部で環状ゴム(G)相互の分離部
    (S)を形成させ、該分離部(S)に当接する中膨れ部
    (17)を有してミシン(M2)の周部に設けられた少
    なくとも1本の生地掛けローラ(7)(6)に上記環状
    生地(W)の袋状部内周面を係合させ、ミシン(M2)
    の針位置に対して環状生地(W)を所定量空送りした
    後、上記分離部(S)に沿って縫製することを特徴とす
    るゴム入り環状生地の縫製方法。
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