JPH08309059A - スリーブ製造方法及びスリーブ製造装置 - Google Patents

スリーブ製造方法及びスリーブ製造装置

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JPH08309059A
JPH08309059A JP8061339A JP6133996A JPH08309059A JP H08309059 A JPH08309059 A JP H08309059A JP 8061339 A JP8061339 A JP 8061339A JP 6133996 A JP6133996 A JP 6133996A JP H08309059 A JPH08309059 A JP H08309059A
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JP
Japan
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sleeve blank
sleeve
edge
sewing machine
blank
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JP8061339A
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English (en)
Inventor
Jr Maximilian Adamski
マクシミリアン・アダムスキー,ジュニア
Stephen S Ruderman
スティーブン・エス・ルーダーマン
Chengyu Sun
チェンギュー・サン
Carlton L Mcelwain
カールトン・エル・マクエルウェイン
Kevin L Lunsford
ケヴィン・エル・ランズフォード
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Union Special Corp
Original Assignee
Union Special Corp
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Publication date
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    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/02Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for facilitating seaming; Hem-turning elements; Hemmers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B33/00Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work
    • D05B33/02Devices incorporated in sewing machines for supplying or removing the work and connected, for synchronous operation, with the work-feeding devices of the sewing machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/10Edge guides
    • D05B35/102Edge guide control systems with edge sensors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S112/02Air work handling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スリーブブランクをトリミング
し、折畳み、縁縫いするステーションを含む、衣服のス
リーブを自動的に製造するための機械に関する。 【解決手段】 この機械は、縁縫い済みのスリーブブラ
ンクを折畳み、内側を外に返す別のステーションを備え
ている。次いで、スリーブブランクをシーミングミシン
と整合した所定位置で停止し、その後、シーミングミシ
ンの縫製ヘッドまで移送しなければならない。次いで、
スリーブブランクがシーミングミシンに送られるとき、
湾曲発生機構がスリーブブランクを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は、1995年3月16
日に出願された現在継続中の米国特許出願第08/40
5,741号の一部継続出願である。
【0002】本発明は、予め裁断した、スリーブブラン
クのような加工物を自動的に縁縫いし、シーミングする
ための装置及び方法に関する。好ましい実施例では、本
発明は、予め裁断した加工物を縁縫いし、内側を外に返
した後、加工物を、シーミング中に、予め決定された曲
線に沿って搬送するための装置及び方法を含む。更に本
発明は、予め決定されたステッチパターンを正確に辿る
ように、次の縫製作業に亘って加工物の制御し続けるこ
とに関する。
【0003】
【従来の技術】シャツの製造では、スリーブブランクを
第1コンベヤ上に置き、このコンベヤでスリーブブラン
クを加工ステーションまで搬送し、このステーションで
縁部をトリミングし、縁縫いし、次いで、ブランクを折
畳み、内側を外に返す。縁縫い作業及び折畳み作業の開
始時に、スリーブの外面を上にする。これに対し、シー
ミング作業をこれに続いて行うときには、スリーブは内
側が外に折り返されている。スリーブブランクをトリミ
ングし且つ縁縫いした後に折畳み、内側を外に返すため
の機構は、米国特許第5,197,722号に開示され
ている。同特許について触れたことにより、その特許に
開示されている内容は本明細書中に組み入れたものとす
る。この特許では、スリーブブランクの縁部を縁縫い
し、縁縫い済みのスリーブブランクをコンベヤで移送し
た後、センサが縁縫い済みのスリーブブランクの前縁を
検出する。センサは、持ち上げ装置を賦勢し、縁縫い済
みのスリーブブランクの前縁部分を持ち上げてジョーに
入れる。ジョーは縁縫い済みのスリーブブランクの前縁
部分を動かないように保持し、前空気ブロワーを作動さ
せる。前空気ブロワーがその力をコンベヤの搬送方向と
反対方向に縁縫い済みのスリーブブランクに及ぼした状
態で、コンベヤベルトがジョーの下にある布の残りを搬
送し続けるため、縁縫い済みのスリーブブランクが半分
に折畳まれて返される。ジョーを開いて縁縫い済みのス
リーブブランクの前縁部分を解放し、次いで、縁縫い済
みのスリーブブランクの後縁がセンサを通過し、これに
よって後空気ブロワーを賦勢する。後空気ブロワーは、
その力をコンベヤの方向に及ぼし、布を整合させ、折畳
みを完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の装置では、
縁縫いし且つ折畳んだスリーブブランクが第1コンベヤ
の先端に到達したとき、このスリーブブランクを自動的
に取り上げてシーミングミシン用の第2加工支持面上に
置く。シーミングミシンは、加工物が予め決定された正
確なパターンで送られるとき、加工物にシーミングを施
す。上述の作業を行う縁縫い−折畳み−シーミング機械
は、米国特許第4,896,619号に開示されてい
る。同特許について触れたことにより、その特許に開示
されている内容は本明細書中に組み入れたものとする。
【0005】上述の米国特許第4,896,619号で
は、機械のオペレータが布スリーブブランクを第1コン
ベヤの一端の上に載せる。布スリーブブランクが第1コ
ンベヤに沿って移動するとき、一つの縁部をミシンで自
動的に縁縫いする。縁縫い済みのスリーブブランクは、
第1コンベヤの先端で、布取り上げ装置によって自動的
に取り上げられる。布取り上げ装置は、ブランクを折畳
み、第2コンベヤ又は第1コンベヤの先端と隣接した取
り上げテーブルのいずれかに置く。縁縫い及び折畳みを
完了したスリーブブランクが、曲線を含む予め決定され
たパターンに沿ってシーミングミシンに送られるとき、
このスリーブブランクを制御するための種々の送り制御
機構が開示されている。米国特許第4,896,619
号に開示された機構は、所期の機能を十分に果たすが、
それには限界がある。例えば、予め決定された裁断した
スリーブブランクを第1コンベヤ上に装荷する機械オペ
レータは、縁部が重なるようにブランクをコンベヤに載
せることによってブランク間の間隔を小さくするための
適当な時間を有する。これには、機構の出力を向上させ
るという効果があり、及びかくして更に効率的であり且
つ経済的である。しかしながら、ブランクを縁部が重な
った状態で第1コンベヤに載せた場合には、布取り上げ
装置が縁縫い済みのブランクを取り上げて折畳もうとす
る場所で、重なった縁部が互いに干渉してしまう。更
に、折畳み済みのスリーブブランクを第2コンベヤ上の
シーミング機械に送る際にこれらのスリーブブランクの
制御に使用される種々の装置及び方法は非常に高価であ
り且つ複雑であり、多数の部品及びその組み立てを必要
とする。従来技術の装置が加工物に及ぼす制御は、予め
決定された曲線又はパターンに沿って縫い目を自動的に
形成する上で十分でない。更に、従来技術の装置は、自
動的に形成できる縫い目の長さが限られており、及びか
くして長いスリーブには使用できない。こうした理由に
より、縁縫い及び折畳みを行い、高品質の縫い目を形成
する、生産性が高く、低価格の装置が必要とされてい
る。更に、比較的長い高品質のスリーブを製造できる機
械が必要とされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、布ブランクを
取扱うための装置及び方法を提供する。例えば、先端を
重ねた状態でコンベヤに置いたスリーブブランクを、第
1コンベヤシステムに沿って、布ブランクの縁縫い等の
作業を行う加工ステーションに、布ブランクを折畳んで
内側を外に返す別の加工ステーションに、及び次いでス
リーブブランクをシーマーミシンに移送できるように停
止させる別の加工ステーションに移送する。
【0007】本発明の好ましい実施例では、縁縫い作業
中及び折畳み作業中、コンベヤの速度は一定であり、折
畳み済みのスリーブブランクがセンサの下を通過し、こ
れによってスリーブ停止プロセスを開始し、その後、折
畳み済みのスリーブブランクを取り上げ、シーマーミシ
ンへ移送する。スリーブ停止機構の好ましい実施例は、
加工されるべきスリーブの大きさ、スタイル、及び種類
に応じてなくすことができる幾つかの随意の特徴を含
む。折畳み済みのスリーブブランクを第1コンベヤの先
端で停止した後、シーマースリーブクランプで取り上
げ、シーミングを行うミシンへ移送する。
【0008】本発明の別の実施例では、縁縫い作業の完
了後、布ブランクを移動するコンベヤの表面速度を上げ
る。これは、例えば、下流のコンベヤベルトよりも僅か
に高速で駆動される第2連続コンベヤベルト群を提供す
ることによって行われる。その結果、縁縫い作業の完了
後、スリーブブランクの折畳みの完了前にスリーブブラ
ンクの直線速度を高くすることによって、続くスリーブ
ブランクから分離し、隣接した布ブランクの先端が重な
らないようにする。
【0009】折畳み済みのスリーブブランクの存在をセ
ンサが認識したのに応じて、シーマースリーブクランプ
の好ましい実施例及び移送装置を中央演算処理装置で賦
勢する。スリーブブランクは、折畳み済みのスリーブブ
ランクを滑らかな加工面に対して保持し、移送装置は、
これをシーミング機械の送りライン内に摺動させる。ス
リーブブランクは、シーマー縫製ヘッドに近付くときに
検出され、これによって、シーミング及び曲線発生手順
を開始する。
【0010】曲線発生システムの好ましい実施例は、セ
ンサ制御式縁部案内体を含み、これは、中央演算処理装
置が制御するステッパモータによって駆動される側送り
ベルトと協働する。側送りベルトの速度は、直線シーミ
ング中には、シーミング縫製ヘッドと同じであり且つこ
れと同期しており、曲線状縫い目が必要な場合に加速す
る。側送りベルトをスリーブブランクが所望の曲線に従
って移動する速度まで加速する。この際、縁部案内体
は、正確な裁ち代を維持する機能を果たす。
【0011】シーミング作業で使用される本発明の別の
実施例は、スリーブブランクの上面と係合する複数のロ
ーラーを含み、これらのローラーの各々を電動ステッパ
モータ等で別個に駆動する。複数のローラーは、直線に
沿ってシーミングを行うのが所望である場合には、スリ
ーブブランク用直線方向送り装置の速度と対応する同じ
速度で作動する。しかしながら、湾曲した経路に沿って
シーミングを行う場合には、中央演算処理装置からステ
ッパモータに信号を送り、これらのモータの速度を変化
させ、複数のローラーの周速を変化させ、これによって
ブランクを予め決定された湾曲した経路に従って移動す
る。例えば、正確なシーミング経路が所望である場合に
は、湾曲の中心から最も遠方のローラーを最も速い速度
で回転し、湾曲の中心に近いローラーを徐々に減速した
速度で回転する。スリーブブランクを第2コンベヤ上で
このように正確に制御した結果、高品質のスリーブを短
い時間で製造できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、Tシャツのスリーブの
製造に使用できる。Tシャツのスリーブ用の布ブランク
は、連続した長さの管状ニット材料の折り目のところ又
は平らなところのいずれかから裁断できる。いずれの裁
断方法についても、多数のプライを含む管状材料の束を
裁断テーブル上に平らに置く。かくして、束は、折畳ん
だ縁部を両側に有する。平らなところを裁断されるべき
管状ニット材料の束を第1図及び第1A図に示し、折り
目のところで裁断されるべき管状ニット材料を第2図及
び第2A図に示す。
【0013】第1図は、管状スリーブ布の積み重ねの平
面図であり、平らなところを裁断されるべきスリーブブ
ランクの輪郭が破線で示してある。第1A図は、第1図
に示す管状スリーブ布の積み重ねの側面図であり、折畳
んだ縁部がその両側にある。第1B図は、裁断後の管状
スリーブ布の積み重ねの側面図である。全てのスリーブ
ブランクが同じ大きさであるということは明白である。
これらの図は、折畳んだ縁部が最終的なブランクに含ま
れておらず、全てのスリーブブランクが実際上同じ大き
さであるということを示すということに着目されたい。
これらの図は、Tシャツの種々の部品をどのように拡
げ、布の連続チューブから裁断するのかを示す図ではな
い。平らなところを裁断したスリーブブランクを加工す
る際、後縁センサ(以下、TESという)技術を使用す
る。
【0014】第2図は、管状スリーブ布の積み重ねの平
面図であり、束から裁断されるべき折畳んだスリーブブ
ランクの輪郭を破線で示す。この図では、スリーブブラ
ンクの折り目線が管状スリーブ布の折り目線とほぼ一致
するが、正確には一致していない。スリーブブランク
は、折畳んだ状態で裁断される。第2A図は、折畳んだ
縁部を示す、第2図に示す束の側面図である。図示のよ
うに、束の折畳んだ縁部は整合しておらず、その結果、
スリーブブランクは、拡げたときに全てが同じ大きさに
ならない。第2B図は、裁断後の管状スリーブ布の積み
重ねの側面図である。これらのスリーブブランクは、拡
げたとき、全てが同じ大きさにならない。第1図及び第
1A図に関して上文中に説明したように、これらの図
は、折畳んだ縁部が最終的なブランクに含まれ、全ての
スリーブブランクが同じ大きさでないということを示
す。これらの図は、Tシャツの種々の部品をどのように
拡げて布の連続チューブから裁断するのかを示す図では
ない。しかしながら、TES技術では無駄になる材料が
少ない。折り目線のところで裁断したスリーブブランク
を加工する場合、同じ幅のスリーブを製造するのが所望
であるならば、前縁センサ(以下、LESという)技術
を使用しなければならない。
【0015】第1C図を参照すると、この図には、平ら
なところを裁断したスリーブブランク39の平面図が示
してある。この図では、スリーブブランクは、センサ5
7を使用したTES技術に応じてステーション4のとこ
ろで停止している。ミシンは図3に示すように、スリー
ブブランク39をステーション4のところで停止するよ
うにプログラムされている。これは、スリーブブランク
39をシーマースリーブクランプ71でシーマー縫製ヘ
ッドに移送するとき、スリーブブランクが縁部案内体1
21で制御されていない場合でも、縫製の開始時に縫い
目を閉じることができるのに十分な裁ち代が得られるよ
うにするためである。この図1Cには、針152、布ト
リミングナイフ154、及び針板156が示してある。
この状態では、縁部案内センサ150の位置は、ステー
ション4でのスリーブブランク39の後縁の予めプログ
ラムされた位置によって予め決定されている。
【0016】しかしながら、ステーション4で停止した
スリーブブランク39が、折り目線のところで裁断され
たブランクであり、センサ57を使用するLES技術に
応じてステーション4に停止したブランクである場合に
は、その前縁51は必ずしも縁部案内センサ150の位
置と整合しない。この場合には、各スリーブブランクに
ついて縁部案内センサ150の位置を調節する必要があ
る。縁部案内センサを各スリーブブランクについて再位
置決めするには、追加の高価な機構に大きな投資を行う
必要がある。このような大きな投資を行うのでなく、簡
単で安価な改良センサの概念で同様の受容可能な結果を
提供できる。
【0017】第1D図では、縁部案内センサ150を、
センサ158からなるアレイに代えてある。スリーブブ
ランクをシーマースリーブクランプ71でシーマーミシ
ン91の縫製ヘッドに移送するとき、スリーブブランク
51の後縁をセンサ158からなるアレイの一つのセン
サで検出し、このデータを中央演算処理装置128に記
憶する。曲線発生プロセス中、縁部案内器121は、ブ
ランクの後縁の位置を定めるアレイのセンサの検知の結
果に基づいて作動する。
【0018】第1E図には、縁部案内センサ150に代
わる別の随意の構成が示してある。この構成では、縁部
案内センサ150が光電センサアレイ160に代えてあ
る。この光電センサは、スリーブブランクによって覆わ
れたアレイの量と比例するレベルのアナログ電圧を発生
し、かくして、縁部案内器制御装置にスリーブの縁部の
位置を表示する。光電センサからなるアレイ160は、
縁部を第1D図に示すセンサ158からなるアレイより
も正確に検出する。
【0019】LES技術は、平らなところを裁断したス
リーブブランクについて、満足のいく結果をもたらす。
かくして、第1D図及び第1E図の随意の案内センサ
は、平らなところを裁断したスリーブブランク及び折り
目のところを裁断したスリーブブランクのシーミングプ
ロセスで使用できる。
【0020】第3図は、縫製作業で使用されるスリーブ
ブランク取扱い装置の好ましい実施例を示す。この作業
は、スリーブブランク39について、一連の七つのステ
ーションを通って前進しながら実施される。スリーブブ
ランク39は外面41、内面43、直線状縁部45、及
び湾曲縁部47を有する。ステーション1では、オペレ
ータが、予め決定された裁断したスリーブブランク39
を、外面41を上にして、移動しているコンベヤベルト
1−7上に置き、スリーブをバー13と整合させる。コ
ンベヤベルト1−7の上走行部は、支持テーブル11の
平滑な表面に載っており且つこれによって支持されてい
る。コンベヤベルト1−7は、スリーブブランク39を
ステーション2に移動する。
【0021】ステーション2では、直線状の縁部45を
トリミングし、折畳み、ミシン15で縁縫い53を行
う。
【0022】次いで、縁縫いを行ったスリーブブランク
39をコンベヤベルト1−7でステーション3に送り、
ここでスリーブブランク39の前縁部分を取り上げてス
リーブブランクを半分に折畳み、内側を外に返す。湾曲
縁部47を互いに整合し、整合させた湾曲縁部を後縁部
分に置く。内面43が、これで、折畳み済みのスリーブ
ブランクの外側になる。更に、この状態では、真っ直ぐ
な縁部45は、その縁部に沿って延びる縁縫部53を有
する。
【0023】次いで、縁縫い済みの半分に折畳んだスリ
ーブブランク39をコンベヤベルト1−7でステーショ
ン4に送る。ステーション4でわかるように、半分に折
畳んだスリーブブランク39は真っ直ぐな折畳み済みの
縁部49、湾曲した後縁51、及び縁縫い済みの真っ直
ぐな縁部55を有する。ステーション4で、スリーブブ
ランク39を、縁縫い済みの縁部55に沿ってシーマー
スリーブクランプ71によって掴み、シーマーミシン9
1の縫製ヘッドまで移送する。スリーブブランク39の
移動方向が変わるけれども、スリーブブランク39の縁
部を示すのに使用する用語は変えない。例えば、後縁5
1とした湾曲縁部51は、この縁部がスリーブブランク
39の新たな移動方向に延びているにも関わらず、後縁
として呼ぶ。
【0024】折畳み済みのスリーブブランク39は、ス
テーション4に近付くとき、縫製センサ57の下を通過
する。中央演算処理装置128がLES技術用にプログ
ラムされている場合には、縫製センサ57が折畳み済み
の縁部49を待ち受け、ベルト計数又はパルス計数、又
はタイマーを始動させる。所定のプログラムされた時間
の後、シーマースリーブクランプ71を賦勢して下方に
移動し、折畳み済みのスリーブブランク39の縁縫い済
みの縁部55を支持テーブル11の平滑な表面17に対
して捕捉する。
【0025】中央演算処理装置128がTES技術用に
プログラムされている場合には、センサ57は折畳み済
みのスリーブブランク39の後縁51を待ち受け、所定
のパルス計数又は時間の後、シーマースリーブクランプ
71を賦勢し、折畳み済みのスリーブブランク39の縁
縫い済みの縁部55を支持テーブル11の平滑な表面1
7に対して捕捉する。
【0026】ステーション1及び2で実行した、トリミ
ング、折畳み、及び二本針404縁縫いステッチのよう
な作業は、従来の技術で実行された作業であって、本発
明の一部を形成しない。上述の作業を行うための縁縫
い、折畳み、及び縫い合わせミシンは、米国特許第4,
896,619号等に開示されており、ステーション3
で実行する、スリーブブランクを半分に折畳んで内側を
外に返す作業は、本発明の部分を形成しない。トリミン
グ及び縁縫いの後にスリーブブランクを半分に折畳んで
内側を外に返すための機構は、米国特許第5,197,
722号に開示されている。しかしながら、ステーショ
ン1、2、及び3で実行される作業は、本出願人の新規
であり且つ改良されたスリーブ生産装置の重要な部分で
ある。
【0027】米国特許第5,197,722号に更に完
全に開示されている、スリーブブランクを半分に折畳ん
で内側を外に返すための機構を、第4図及び第7図を参
照して説明する。スリーブ取扱い装置19は、上方に位
置決めされた取り上げジョーアッセンブリ21、及びコ
ンベヤベルト1−7の下に位置決めされた持ち上げアッ
センブリ23(図7参照)を有する。個々のベルト1−
7は、間隔を隔てられて配置されている。ジョーアッセ
ンブリ21の前方にはコンベヤベルト1−7の送りライ
ン上にセンサが位置決めされている。このセンサは、好
ましくは光センサであり、光ビームが遮断されていない
場合即ち覆われていない場合には第1信号を伝達するか
或いは信号を伝達せず、光ビームが遮断された場合即ち
覆われた場合に第2信号を伝達する。
【0028】ジョーアッセンブリ21及び持ち上げアッ
センブリ23は、ブロック25、27にピンで枢着され
ている。各アッセンブリは、コンベヤベルト1−7に関
して垂直に又は所定角度で係止できるように取り付けら
れている。
【0029】ジョーアッセンブリ21は、ブロック27
に枢着された一対のジョーを有する。これらのジョー
は、スリーブブランク39を保持するために開閉する向
き合うことのできる任意の数の部品を含む。ジョーアッ
センブリ21は、機械的に、電気的に又はこれらの両方
を組み合わせて作動でき、布片を掴んだり離したりする
ためのクランプ等を含む任意の種類の構造又は種類であ
るのがよい。
【0030】持ち上げアッセンブリ23は、ベース33
に取り付けられたスリーブ取り上げブレード31を含
む。ベース33は、ロッド35に取り付けられている。
スリーブ取り上げブレードは、一つ又はそれ以上の細長
いブレードからなり、これらのブレードは、ロッド35
と協働してスリーブブランク39をジョーアッセンブリ
21に向かって押すように機能する。ロッドは、ピスト
ンとして機能し、ロッド35が往復動するときにスリー
ブブレード31をジョーアッセンブリ21に向かって、
又はこれから遠ざかるように移動するようにハウジング
37内に取り付けられている。
【0031】この装置は、本明細書中では、ジョーアッ
センブリ及び持ち上げアッセンブリとして説明したけれ
ども、等価の取り上げ手段及び持ち上げ手段も考えられ
る。例えば、米国特許第5,190,275号に開示さ
れた種類の爪又はペンチが、コンベヤの上方に配置され
たアームに取り付けることができる。米国特許第5,1
90,275号について触れたことにより、その特許に
開示されている内容は本明細書中に組み入れたものとす
る。アーム及び爪は、適当な時期に賦勢され、加工物を
取り上げる。取り上げ機能は、コンベヤベルトの上方に
配置された空気圧手段によっても行うことができる。
【0032】スリーブブランク39を分離するための手
段として機能する前空気ブロワーが支持テーブル11に
取り付けられている。スリーブブランク39の前縁が丸
まらないようにするための手段として機能する後空気ブ
ロワーが支持テーブル11に取り付けられている。両ブ
ロワーは、コンベヤベルト1−7の全幅に亘って延びて
おり、一つ又はそれ以上の空気噴流ノズルを備えてい
る。これらの空気噴流ノズルは、空気の噴流をジョーア
ッセンブリ21の下の領域に向かって差し向ける。前後
のブロワー、センサ、ジョーアッセンブリ21、持ち上
げアッセンブリ23、及びコンベヤベルト1−7を駆動
するモータは、コンベヤベルト1−7上でのスリーブブ
ランク39の位置を監視し、スリーブブランク39を適
当な時期に取り上げ、返し、整合させ、及び折畳むよう
に上掲の部分の各々の間で信号を伝達する中央演算処理
装置128によって制御される。
【0033】スリーブブランク39を半分に折畳み、そ
の内側を外に返す作業は、工程A、B、C、及びDで行
われる。送り方向は、第4図及び第7図でわかるよう
に、右から左に向かう方向である。工程Aでは、スリー
ブブランク39は、その前縁がセンサで検出される所定
の位置でコンベヤベルト1−7上に載止している。前縁
がセンサの下を通過すると信号が発生し、この信号によ
り、シャフトエンコーダのような計数器がパルスの計数
を開始する。
【0034】本発明は、パルスの計数に限定されず、コ
ンベヤベルト上での布の位置を監視し、持ち上げ作業及
び折畳み作業を制御するための任意の手段を有するのが
よい。このような手段は、機械式であり、デジタルモー
タ及び機械式割り送りユニット及びエンコーダユニット
を含み、コンピュータ化されているのがよく、種々の作
業及び部品を賦勢したり停止したりするため、信号を受
け入れ、伝達する中央演算処理装置を有する。このよう
な手段にはタイマー、一定のクロック信号、又はパルス
の計数器を単独で又は組み合わせて有する。
【0035】工程Bでは、ジョーアッセンブリ21が開
放位置にある。スリーブブランク39の前縁が取り上げ
ジョーアッセンブリ21の下を通過すると、持ち上げア
ッセンブリ23を所定のパルス数で賦勢し、スリーブブ
レード31を上方に持ち上げ、スリーブブランク39の
前縁をジョーアッセンブリ21の開放ジョーに押し込
む。二つ以上のコンベヤベルトを使用する場合には、ブ
レード31は、コンベヤベルト間の空間を通過すること
によってスリーブと接触する多数の延長部を有する。
【0036】スリーブブランク39を受け取ったとき、
ジョーはスリーブブランク39の前縁部分上で閉じる。
ジョーは、機械的手段で又は電気的手段で作動できる。
機械的に作動させる場合には、ジョーアッセンブリ21
は、ジョーの内側部分に当接するボール−ばね装置で形
成できる。ジョーがジョーアッセンブリ21と接触する
とブレード31がジョーを開閉し、次いで、ジョーアッ
センブリ21から直ちに引っ込められる。電気的に作動
させる場合には、ジョーアッセンブリにスイッチ及びモ
ータを設け、これを信号で作動させてジョーを適当な時
期に開閉する。
【0037】ジョーは、コンベヤベルト1−7上の定置
の位置でスリーブブランクの前縁部分を保持する。スリ
ーブブランク39がコンベヤベルト1−7でジョーアッ
センブリ21の下を運ばれるとき、前ブロワーを作動さ
せてスリーブブランク39の滑らかなローリング作用の
開始及び維持を補助する。
【0038】工程Cでは、ブレード31が引っ込めら
れ、スリーブブランク39が前ブロワー及びコンベヤベ
ルト1−7の組み合わせ作用で中央で返されて折畳まれ
る。コンベヤベルトは、スリーブの残りを送りライン方
向に送り続ける。スリーブブランク39の内側を外に返
して折畳んだとき、スリーブブランク39の縁縫い済み
の縁部もまた整合する。
【0039】スリーブブランク39の後縁が工程Dでセ
ンサの下を通過した後、ジョーが開いてスリーブブラン
ク39を解放する。中央演算処理装置128は、ジョー
アッセンブリ21を作動する信号を送り、ジョーは、セ
ンサから信号を受け取ると開放する。
【0040】スリーブの解放とほぼ同時に、後ブロワー
を賦勢し、スリーブブランク39の搬送方向と反対方向
に空気を吹き付ける。吹き出した空気は、先端が丸まら
ないようにし、スリーブブランク39の特に後部分の望
ましからぬ折り目を拡げる。後部分からの空気は、スリ
ーブの先端を整合し、かくして折畳みを完成する。
【0041】ステーション1及び2でスリーブブランク
39について行った作業の後、及びスリーブブランクを
半分に折り畳み、内側を外に返すための上文中に論じた
手順中、縁縫い済みの縁部が移動し、スリーブブランク
の移動方向と平行でなくなる。例えば、第32図でわか
るように、この図の右側に示すスリーブブランクの縁縫
い済みの縁部は、その移動方向に対して所定の角度で傾
いている。これが起こった場合には、スリーブブランク
を半分に折畳んだ後に、湾曲縁部を適切に整合させるこ
とができない。第32図でわかるように、固定縁部案内
体400が、スリーブ取扱い装置19の位置を亘る支持
テーブル11の縁部に沿って設けられている。第32図
に示す取り上げブレード31がスリーブ取扱い装置19
の位置を示す。支持テーブル11の上方に配置でき又は
支持テーブル11の表面内に設置できる一連の空気導管
チューブ402の開口部は、空気の噴流をスリーブブラ
ンク39の表面41に当ててスリーブブランク39の縁
縫い済みの縁部の前縁部分及び後縁部分の両方を固定縁
部案内体400と係合させるように空気の噴流を差し向
ける。この機構は、スリーブブランクの縁縫い済みの縁
部全体を送りラインと平行な直線をなして移動し、取り
上げブレード31を作動させてスリーブをジョーアッセ
ンブリ21内に移動する直前にこれを確実に行う。空気
導管チューブ402からの空気の噴流は、ジョーアッセ
ンブリ21の前に置いたセンサがスリーブブランク39
の存在を検知した後、取り上げブレードの作動前に賦勢
され、ジョーアッセンブリ21がスリーブブランク39
を解放するまで維持される。これによって、スリーブブ
ランク39を折畳むとき、スリーブブランクが確実に固
定縁部案内体400に対して保持され、ジョーアッセン
ブリ21がスリーブブランク39を解放するとき、スリ
ーブブランクの縁縫い済みの前縁がその縁縫い済みの後
縁と確実に整合する。
【0042】これは、更に、スリーブブランク39の湾
曲縁部が適正に整合することを確実にする。
【0043】第33図には第32図に示す改良について
の更なる改善が示してある。第33図では、複数の光電
池404が固定縁部案内体400に設けられている。光
電池404は、取り上げブレード31の前後に設けられ
ている。光電池404は、スリーブブランク39の縁縫
い済みの縁部が固定縁部案内体400に当たったとき及
び当たらなかったときに信号を中央演算処理装置128
に送る。中央演算処理装置128は、空気導管チューブ
402からの噴流の流れを光電池404からの信号に応
じて調節するようにプログラムできる。例えば、電気制
御式圧力レギュレータ又はソレノイド弁を使用して空気
流の圧力を光電池が満足するまで増大させ、次いで圧力
を減少させるか或いはゼロまで減少させることができ
る。スリーブブランク39を固定縁部案内体400に過
度に押し付けることは望ましくないということに着目さ
れたい。流れの圧力を下げた後、又は切った後、スリー
ブブランク39が固定縁部案内体400から遠ざかるよ
うに移動する場合には、光電池400からの信号により
空気の噴流を賦勢し、スリーブブランク39の縁縫い済
みの縁部を固定縁部案内体400に対して再び移動す
る。
【0044】折畳み済みのスリーブブランクがステーシ
ョン4で適正な位置で停止したとき、スリーブブランク
の縁縫い済みの縁部は、支持テーブルの平滑な表面17
上に載止する。シーマースリーブクランプ71がスリー
ブブランク39の縁縫い済みの縁部55と重なる。中央
演算処理装置128による適当な遅延の後、中央演算処
理装置128がシリンダ73を賦勢し、シーマースリー
ブクランプ71を下げて折畳み済みのスリーブブランク
の縁縫い済みの縁部を支持テーブル11の滑らかな表面
17に対して保持する。シーマースリーブクランプ71
の下面には、折畳み済みのスリーブブランク39に対し
て適正に把持するための複数のパッド89(第8図参
照)が設けられている。
【0045】シーマースリーブクランプ71は、スリー
ブ移送装置97に連結されており、この移送装置は、賦
勢されているときに、中央演算処理装置128からの信
号に応じて、クランプ71を、送りライン上の、シーマ
ーミシン91のシーマー縫製ヘッドと隣接した所定位置
まで移動する。この位置は、縫製ヘッドの布トリミング
ナイフの直前にある。シーマースリーブクランプ71
は、この位置まで移動したとき、保持されている折畳ま
れたスリーブブランク39をシーマー加工面17の滑ら
かな表面で摺動させる。適当な光電センサであるシーマ
ー縫いセンサ93(図6参照)が、材料が縫製を行う上
で適正な位置にあるということを示すため、折畳み済み
のスリーブブランク39の縁縫い済みの縁部55を検出
するように配置されている。
【0046】折畳み済みのスリーブブランク39が縫製
ヘッドに移送されるとき、シーマー縫いセンサ93が縁
縫い済みの縁部55を検出する。このセンサが縫製サイ
クル及び曲線発生サイクルを開始する中央演算処理装置
128に信号を送る。抑金95を下げて折畳み済みのス
リーブブランク39を捕捉するように中央演算処理装置
128から抑金95に信号が与えられた後、及び縫製の
開始前に、シーマースリーブクランプ71を持ち上げ、
折畳み済みのスリーブブランク39を解放する。次い
で、移送装置97に信号を送り、シーマースリーブクラ
ンプ71を、別の折畳み済みのスリーブブランク39を
引き出す準備のできたそのホーム位置に戻す。
【0047】次に、第4図乃至第9図を参照して、ステ
ーション4に配置されたスリーブ停止機構の好ましい実
施例を説明する。第6図で最もよくわかるように、縫い
センサ57は、スリーブブランク39の折畳んだ縁部4
9又は後縁51のいずれかを認識するように構成されて
いる。コンベヤベルト1、2、3、4、5、及び6の全
ての上走行部が、その全長に亘って支持テーブル11の
滑らかな表面17上に支持されている。しかしながら、
コンベヤベルト7は、滑らかな表面17に形成された開
口部8を通って下方に延びており、コンベヤの先端近く
の別の開口部9を通って再度出る。かくして、開口部8
と9との間では、滑らかな表面17上にコンベヤベルト
7はない。シーマースリーブクランプ71のパッド89
は、開口部8と9との間を延びる滑らかな表面17の部
分と重なる。中央演算処理装置128がLES技術につ
いてプログラムされている場合には、縫いセンサ57
は、折畳んだ縁部49を待ち受け、ベルト計数又はパル
ス計数、又はタイマーを始動させる。所定のプログラム
された時間の後、シーマースリーブクランプ71を賦勢
して下方に移動し、折畳み済みのスリーブブランク39
の縁縫い済みの縁部55を支持テーブル11の平滑な表
面17に対して捕捉する。中央演算処理装置128がT
ES技術用にプログラムされている場合には、センサ5
7は折畳み済みのスリーブブランク39の後縁51を待
ち受け、所定のパルス計数又は時間の後、シーマースリ
ーブクランプ71を賦勢し、折畳み済みのスリーブブラ
ンク39の縁縫い済みの縁部55を支持テーブル11の
平滑な表面17に対して捕捉する。
【0048】シーマースリーブクランプ71がスリーブ
ブランク39を滑らかな表面17に対して捕捉した後、
中央演算処理装置128が移送装置97のシリンダ99
に信号を送ってこれを賦勢し、スリーブブランク39
を、シーマーミシン91の縫製ヘッドの直ぐ前の所定位
置まで滑らかな表面17に亘って摺動させる。しかしな
がら、ステーション4で停止を非常に正確に行う必要が
ある場合には、スリーブストップクランプ59及び/又
はスリーブストップ持ち上げバー装置63を取り付ける
ことができる。
【0049】スリーブストップクランプ59は、滑らか
な表面17の上方に配置され、コンベヤベルト1−7の
移動方向に対して横方向に延びる。スリーブストップク
ランプ59の下面には、一連のパッド61が設けられ、
これらのパッドは、スリーブストップクランプを下げた
ときにパッド61がコンベヤベルト1−7間で滑らかな
表面17と係合するように配置されている。スリーブス
トップクランプ59は、中央演算処理装置128からの
信号によって、縫いセンサ57に応じて賦勢される。ス
リーブストップクランプ59を賦勢すると、スリーブブ
ランク39が滑らかな表面17に対してクランプされ、
シーマースリーブクランプ71を賦勢するほんの少し前
に、コンベヤベルト1−7が動き続けている状態で、ス
リーブブランク39が動かないように保持される。シー
マースリーブクランプ71がスリーブブランク39を捕
捉すると同時に、スリーブストップクランプ59を消勢
し、スリーブブランク39を離す。第6図でわかるよう
に、スリーブストップクランプのパッド61は、滑らか
な表面17に形成された開口部44を通って上方に延び
るスリーブストップ持ち上げバー63と重なるというこ
とに着目されたい。しかしながら、スリーブストップ持
ち上げバー装置を使用しない場合には、開口部44は設
けられず、パッド61は滑らかな表面17と整合する。
【0050】スリーブストップ持ち上げバー装置63
は、第7図及び第8図で最もよく示してある。スリーブ
持ち上げバー63は、コンベヤベルトと平行に延び、滑
らかな表面17の下に配置されたベースプレート67に
よって支持されている。ベースプレート67は、エアシ
リンダ69のような動力案内式摺動アクチュエータに取
り付けられている。ストップ持ち上げバー装置を使用し
た場合には、滑らかな表面17に開口部44が形成され
ており、この開口部を通して持ち上げバー63が延び
る。持ち上げバー63の上面は、エアシリンダ69によ
って作動される前には、滑らかな表面17と面一である
か或いはこの表面よりも僅かに高い。エアシリンダ69
を作動させると、持ち上げバーの上面が滑らかな表面1
7の上方に及びコンベヤベルト1−7の上面の上方に持
ち上げられる。縫いセンサ57が、移動中のスリーブブ
ランク39の縁部を認識したとき、及びプログラムした
カウント又は時間又はパルスの後、エアシリンダ69は
中央演算処理装置128から賦勢信号を受け取る。エア
シリンダ69の賦勢は、スリーブブランク39が、シー
マースリーブクランプ71の賦勢の直前に、移動するベ
ルトの上方に持ち上げられるように調時してある。シー
マースリーブクランプ71がスリーブブランク39をひ
とたび捕捉すると、持ち上げバー63は、移動している
コンベヤベルトの表面の下に、その元の位置まで下げら
れる。
【0051】スリーブストップ持ち上げバー63及びス
リーブストップクランプ59は、一緒に使用でき、又は
別個に使用でき、或いは全く使用されない。スリーブス
トップクランプ59及びスリーブストップ持ち上げバー
63の両方を使用する場合には、スリーブストップ持ち
上げバー装置を、一時、スリーブストップクランプ59
の賦勢後約25ms後に賦勢する。この作動態様では、シ
ーマースリーブクランプ71を、その後、持ち上げバー
装置の賦勢後約25ms後に賦勢する。
【0052】スリーブストップクランプ59又はスリー
ブストップ持ち上げバー装置の使用は、加工を受けるス
リーブの大きさ、スタイル、及び種類、スリーブブラン
クが縁縫い機の送りラインと平行に整合し且つシーマー
の表面ラインに対して直角な状態でどれ程正確に停止さ
れ且つ維持されるのかによって決定される。
【0053】LES技術又はTES技術のいずれを使用
するのかに関わらず、スリーブブランク39の停止に同
じ技術を使用できる。TES技術を使用した場合には、
縫いセンサ57がスリーブブランク39の後縁51を待
ち受け、次いで、所定のパルスカウント後、又は所定時
間後、シーマー移送クランプ71を賦勢してスリーブブ
ランク39をシーミング縫製ヘッドに送出する。高度の
正確性が求められる場合には、この場合も、持ち上げバ
ー63及び又はスリーブストップクランプ59が使用さ
れる。
【0054】スリーブブランク39は、ステーション4
で停止した後、縁縫い済みの縁部55に沿ってシーマー
スリーブクランプ71によって把持され、シーマーミシ
ン91の縫製ヘッドまで移送される。第7図を参照して
シーマースリーブクランプ71を論じる。シーマースリ
ーブクランプ71は、横プレート75に取り付けられた
シリンダ73を含む。シリンダ73は移動自在のピスト
ン77を有し、このピストンは支持部材79に連結され
ている。更に、横プレート75を支持部材79に連結す
る一対の両側の支持部材81が、ピストン77及び支持
部材79の移動中に支持部材79に安定性を与える。シ
ーマースリーブクランプ71は、フローティングクラン
プ83を更に有し、このクランプは、支持部材79の下
に配置されている。即ち、プレート85及び枢軸87で
支持部材79に枢着されている。この枢着により、フロ
ーティングクランプ83の両横端を支持部材79に対し
て移動させることができる。フローティングクランプ8
3の両横端は、両コイルばね(図示せず)によって、支
持部材79から遠ざかる方向に押圧されている。布ブラ
ンク39(第9図参照)を適正に把持するため、フロー
ティングクランプ83の底面には、間隔を隔てられた複
数の摩擦パッド89が配置されている。シーマースリー
ブクランプ71がスリーブブランク39を滑らかな表面
17に対して捕捉した後、中央演算処理装置128が移
送装置97のシリンダ99に信号を送り、シリンダを賦
勢し、滑らかな表面17に亘ってスリーブブランク39
をシーマーミシン91の縫製ヘッドの直ぐ前の所定位置
まで摺動させる。
【0055】シーマースリーブクランプ71は、スリー
ブ移送装置97に連結されており、この装置は、中央演
算処理装置128からの信号に応じて作動されたとき、
クランプを、送りライン上にあり且つシーマーミシン9
1の縫製ヘッドと隣接した所定位置まで移動する。シー
マースリーブクランプ71がこの位置まで移動すると
き、シーマースリーブクランプは、保持された折畳み済
みのスリーブブランク39をシーマー加工面17の滑ら
かな表面上で摺動する。
【0056】中央演算処理装置128が抑金95に信号
を送り、抑金を下げて折畳み済みのスリーブブランク3
9を捕捉した後、及び縫製の開始前、シーマースリーブ
クランプ71を持ち上げて折畳み済みのスリーブブラン
ク39を離す。次いで、移送装置97に信号を送り、シ
ーマースリーブクランプ71を、別のスリーブブランク
39を引き出す準備のできたそのホーム位置に戻す。
【0057】移送装置97は、シーマースリーブクラン
プ71及び保持されたスリーブブランク39を、シーマ
ースリーブクランプ71の移動を停止する機能を持つバ
ンパー101にシーマースリーブクランプ71が当たる
まで、滑らかな表面17に沿ってシーマーミシン91の
縫製ヘッドに向かって移動する。これと同時に、材料が
縫製について適正な位置にあるということを示すため、
適当な光電センサのようなシーマー縫いセンサ93を、
スリーブブランク39の縁縫い済みの縁部55を検出す
るように配置する。中央演算処理装置128に電気的に
接続されたシーマー縫いセンサ93が縁部55を検出し
なかった場合には、調節ねじ103を調節し、スリーブ
ブランク39が摩擦パッド89でシーマー縫いセンサ9
3によって検出されるまで移動する距離を変えなければ
ならない。シーマー縫いセンサ93によって検出された
とき、シーマースリーブクランプ71はバンパー101
に当たる。
【0058】シーマー縫いセンサ93で適切な検出を行
うため、調節ねじ103を適当に調節する。シーマー縫
いセンサがスリーブブランク39の縁縫い済みの縁部5
5を検出したとき、中央演算処理装置128に信号が送
られる。次いで、中央演算処理装置128は、これと同
時に、シーマーミシン91の縫製ヘッドの抑金95をス
リーブブランク39上に下ろし、シリンダ73を賦勢し
てフローティングクランプ83をスリーブブランク39
から上方に移動し、シリンダ99を賦勢してシーマース
リーブクランプ71をステーション4と隣接したそのホ
ーム位置に戻す。シーマースリーブクランプ71は、そ
のホーム位置において、次のスリーブブランク39の加
工に利用できる。これは、シーマーアッセンブリの速度
及び自動化を改善する。このとき、シーマーミシン91
の縫製ヘッドがスリーブブランク39の縫製を以下に詳
細に論じるように開始する。上文中に論じたシーマース
リーブクランプ71及び移送装置97は、米国特許第
4,878,445号に開示された対応する装置と同様
である。同特許について触れたことにより、その特許に
開示されている内容は本明細書中に組み入れたものとす
る。
【0059】本発明で使用する縁部案内装置は、米国特
許第5,251,557号、米国特許第4,467,7
34号、及び米国特許第5,370,072号に開示さ
れた装置と実質的に同じである。これらの特許について
触れたことにより、これらの特許に開示されている内容
は本明細書中に組み入れたものとする。
【0060】第20図、第21図、及び第22図を参照
すると、縁部案内体121は、材料を材料送り方向に前
進させるように機能する送りホイール125を駆動する
ための第1ステッパモータ123及び材料を材料送り方
向に対して垂直方向に移動するように機能するグリッパ
ホイール129を駆動するための第2ステッパモータ1
27を有する。ステッパモータ123及び127は、特
定の速度で、即ち特定の回転数で又は特定の数分の一回
転で回転するように制御できる。かくして、駆動要素の
直径及び駆動比(drive ratio )に応じて、1プライの
材料を、中央演算処理装置128から賦勢指令を受け取
ったときにシーマーミシン91がスリーブブランク39
を前進させる速度と同期できる所望の速度で前進させる
ことができる。
【0061】縁部案内体121は、一端が水平枢軸シャ
フト131で支持できる。装置の材料係合ヘッドである
他端は、プライセパレータプレート133(第22図参
照)上に載止している。装置全体を水平枢軸シャフト1
31を中心として枢動させることによってプライセパレ
ータプレート133から持ち上げて離すことができる。
第10図で最もよくわかるように、縁部案内体121を
上下させるために、中央演算処理装置128によって制
御されるシリンダ126が設けられている。縁部案内体
121は、材料係合ヘッドのプライセパレータプレート
133への押し付けを重力で行うことができ、又はばね
又はエアシリンダのような機械的装置を用いて行うこと
ができる。縁部案内体121は、中央演算処理装置12
8からの信号に応じて自動的に上下できるように支持テ
ーブル11に取り付けられている。
【0062】第21図は、第20図に示す縁部案内体1
21の断面図である。ハウジング135の外面には、第
1ステッパモータ123が取り付けられている。第1ス
テッパモータ123の出力シャフト137にはピニオン
141が固定されている。中空シャフト143がベアリ
ング145によってハウジング135に回転自在に取り
付けられている。このシャフトには、ピニオン147が
固定されている。ピニオン147は、歯付きベルト14
9でピニオン141に機械的連結されている。回転駆動
がステッパモータ123から歯付きベルト149を介し
て中空シャフト143に伝達される。中空シャフト14
3の自由端には送りホイール125が固定されており、
及びかくして送りホイール125は中空シャフト143
とともに回転する。送りホイール125には複数の開口
部151が形成されており、これらの開口部では、グリ
ッパホイール129がシャフト153上で回転自在に取
り付けられている。グリッパホイール129の周縁は、
ウォーム歯車155と駆動係合しており、これによって
回転される。ウォーム歯車155は、中空シャフト14
3内に回転自在に取り付けられたシャフト157の自由
端に固定されている。
【0063】ハウジング135は、第2ステッパモータ
127の一端にボルト159で固定されている。第2ス
テッパモータ127の他端は、支持テーブル11の表面
17に、枢軸シャフト131を中心として枢動自在に取
り付けられている。第2ステッパモータ127の出力シ
ャフト161は、継手163でシャフト157に固定さ
れている。縁部案内体121をシャフト131を中心と
して上方に枢動させることによって、縁部案内体121
の送りホイール125をセパレータプレート133から
持ち上げて離すことができる。
【0064】第22図は、送りホイールの125の端面
図であり、この図にはスリーブブランク39が示してあ
る。スリーブブランク39は、送りホイール125の周
縁とプライセパレータプレート133との間に配置され
ている。プライセパレータプレート133は、円筒形形
状の凹状の表面165を有し、この表面は、グリッパホ
イール129の周縁と協働してスリーブブランク39を
所期の正確な量だけ送るように把持する。表面165が
凹状であるため、複数のグリッパホイール129がスリ
ーブブランク39と同時に係合でき、これによって、こ
の送りの制御及び正確性を高める。
【0065】本発明の縁部案内体とともに使用される縁
部案内センサ150は、放出した光線が反射によってセ
ンサに戻される逆反射型のセンサである。放出された光
線は、反射率が非常に高い表面又は反射テープを貼付け
た表面に差し向けられる。光線が差し向けられた領域内
に材料のプライを移動させたとき、反射されてセンサに
戻る光線が遮断される。センサは、この遮断を検出し、
その状態を変化させる。
【0066】拡散型センサを使用してもよい。拡散型セ
ンサは、検出しようとする特定の種類の表面の性質を認
識し、反射率が高い表面が存在することを必要としな
い。
【0067】このアッセンブリ機構と組み合わせて使用
できるシーマースリーブクランプ及び移送機構の変形例
を第11図乃至第17図に示す。この実施例は、米国特
許第5,159,874号に開示されている。同特許に
ついて触れたことにより、その特許に開示されている内
容は本明細書中に組み入れたものとする。
【0068】別の変形例は、米国特許第5,159,8
74号に開示された種類のスリーブ移送アッセンブリ1
2と米国特許第4,878,445号に開示された種類
の移送装置70との組み合わせである。この組み合わせ
の利点は、米国特許第5,159,874号のスリーブ
移送アッセンブリ12が、第19図に示す種類の直線−
角度縫い目(straight-angle seam )又は第18図に示
す種類の直線−湾曲縫い目(straight-curved seam)の
両方について加工を行うことができるということであ
る。更に、米国特許第4,878,445号の移送装置
70は、米国特許第5,159,874号の対応する装
置よりも安価である。
【0069】米国特許第5,159,874号の装置
は、有利には、支持アッセンブリ14上に摺動自在に取
り付けられたスリーブ移送装置10及び枢動スリーブ移
送アッセンブリ12を有する。図示の実施例は、移送ア
ッセンブリ12を一つだけ使用するけれども、本発明
は、例えば、マルチ製造作業(multiple munufacturing
operation)をスリーブブランク16に行う場合のよう
に、必要に応じて又は所望に応じて追加の移送アッセン
ブリを備えていてもよい。
【0070】支持アッセンブリ14は、加工面18の上
方に取り付けることができる。加工面18は、例えば、
シーマーのテーブルの上側又は他の表面を例示する面で
あり、スリーブブランク16は、この面の上側を、割り
送りテーブル100上の指定の取り上げ位置から複数の
加工位置を通してスリーブブランクが縫い合わせられる
まで移送される。本発明による移送装置10をシーミン
グ作業に関して説明したが、本発明の原理は、加工中の
衣料構成要素の移送及び/又は回転を含む広範な衣料製
造作業に適用できるということは理解されよう。
【0071】支持アッセンブリ14は、加工面18の上
方に送りラインと平行であるように位置決めされた案内
ロッド20を含む。ロッド20は、加工面18の平面と
平行な平面内で互いに平行に配向されている。支持ロッ
ド22は、案内ロッド20の真上にある平面内で同じ配
向を持っている。案内ロッド20及び支持ロッドの端部
は、支持プレート24に固定されている。
【0072】モータ26は、モータ支持アッセンブリ2
8を介して支持ロッド22に取り付けられている。モー
タ26には、装置10の作動を制御するコンピュータの
CPU40によって指令が与えられる。モータ26は、
その駆動ホイール30の回転運動を駆動ベルト32を介
して移送アッセンブリ12の直線運動に変換する。駆動
ベルト32は、支持アッセンブリ14の両端に回転自在
に取り付けられたプーリ102に掛けてある。
【0073】駆動ベルト32の張力は、便利には、テン
ショニングホイール34を介して調節される。ホイール
34のアクスルは、支持プレート36のスロット38を
通して取り外し自在に支持されている。ホイール34の
アクスルの端部は、スロット38を通して螺合され(図
示せず)ており、ナット(図示せず)を介して所定位置
に固定的に保持されている。かくして、テンショニング
ホイール34は、スロット38の長さに沿って位置決め
できる。テンショニングホイール34は、駆動ベルト3
2と接触しているため、テンショニングホイール34の
位置を加工面18に近付ける程、ベルト32の張力が大
きくなり、テンショニングホイール34の位置を加工面
18から遠ざける程、ベルト32の張力が小さくなる。
【0074】移送アッセンブリ12を構成する種々の構
成要素は、取り付けプレート42に取り付けられてい
る。取り付けプレート42は、プレート42の上面に取
り付けられた直線状ベアリング44を介して、それ自体
が案内ロッド20に摺動自在に支持されている。有利に
は、駆動ベルト32は、移送アッセンブリ12を、案内
ロッド20に沿って、モータ26によって、スリーブ取
り上げ位置から割り送りテーブル100上をシーミング
ステーション104まで移動できるように、取り付けプ
レート42の上面に固定されている。駆動ホイール30
の回転方向を逆転させることによって、移送アッセンブ
リ12の移動方向を逆転させることができる。
【0075】枢動アーム46は、取り付けプレート42
の下に枢動アッセンブリ48を介して回転自在に取り付
けられている。枢動アッセンブリ48は、例えば、一端
が取り付けプレート42に取り付けられた、ねじ山を備
えたスタッド50を含む。ねじ山を備えたスタッド50
の自由端は、枢動アーム46の細長い管状開口部106
を下方に自由に通過する。チューブ106の内部には、
自己潤滑性ブッシュが設けられており、これは、布を加
工する場合に大きな注意を払わねばならない、汚れた潤
滑剤についての必要をなくす。ねじ山を備えたスタッド
50の自由端は図15に示すように、弾性ロックナット
52及びスラスト−ばねワッシャ54を介してチューブ
106に固定されている。この形体により、枢動アーム
46は、スタッド50を中心として加工面18の平面内
で回転できる。
【0076】図11、14に示すように枢動アーム46
の回転は、空気圧シリンダ56によって行われる。シリ
ンダ56は、取り付けプレート42の下側にシリンダ支
持ブラケット58によって支持されている。シリンダ5
6の摺動ピストン60は、リンク機構即ち装置62を介
して枢動アーム46の一端に取り付けられている。これ
によって、ピストン60が外方へスラストを加えると、
枢動アーム46は、枢動アッセンブリ48を中心として
加工面18の平面内で時計周り方向に回転する。同様
に、ピストン60をシリンダ56内に引っ込めると、枢
動アーム46が反時計廻り方向に回転する。
【0077】枢動アーム46は複数のスリーブ把持アッ
センブリ64を支持する。本明細書中に例示したよう
に、枢動アーム46にはこのようなアッセンブリ64が
3個取り付けられているが、アッセンブリの数は、必要
に応じて又は所望に応じてこれよりも多数であってもよ
いし、少数であってもよい。比較的小さなスリーブブラ
ンク16を加工する場合には、アッセンブリ64を枢動
アッセンブリ48の直ぐ近くに置くといった方法で少数
の把持アッセンブリ64を使用できる。かくして、装置
10は融通性があり、所定範囲の大きさのシャツスリー
ブブランクに適合する。
【0078】少なくとも一つのこのようなアッセンブリ
64が枢動アッセンブリ48の内側に配置され、残りの
アッセンブリ64が枢動アッセンブリ48の外側に配置
されている。有利には、この形体は、枢動アーム46の
回転により生じる枢動モーメント及び回転慣性を減少す
るのに寄与する。これによって、移送装置10の性能及
び正確性が高められる。これは、枢動移送アッセンブリ
12が、外部からの慣性の成分の影響を受けずに加速及
び減速を行うことができるためである。更に、枢動アッ
センブリ48から把持アッセンブリ64までの半径を、
企図するスリーブブランク16の大きさの範囲に従って
最小値にすることができる。
【0079】各把持アッセンブリ64は、摺動ピストン
68が加工面18の平面に向かって垂直方向に自由に突
出するように枢動アーム46に長手方向に取り付けられ
た把持シリンダ66を含む。この実施例では、装置62
を最も外側のシリンダ66に取り付けることができると
いうことに着目されたい。しかしながら、装置62は、
枢動アーム46の末端に取り付けることもできる。
【0080】更に、各把持アッセンブリ64は、弾性グ
リッパループ70、又は圧縮ばねのような他の同様の弾
性端エフェクタを含むのがよく、これは、摺動ピストン
68の自由端に取り付けられる。グリッパループ70
は、好ましくは楕円形形状であるが、この形状に限定さ
れない。グリッパループ70は、標準的なベルト材料又
は他の弾性材料から形成でき、これによって、ループ7
0は、スリーブブランク16を加工面18に対して積極
的に保持するばねとして作用できる。グリッパループ7
0が楕円形形状であるため、把持アッセンブリ64は、
スリーブブランク16が表面18に対してどの程度保持
されるのかの程度を調節できる。これは、ループ70の
剛性が摺動ピストン68に対する位置及び表面18に対
する配向で決まるためである。
【0081】グリッパループ70の外側面は、把持アッ
センブリ64を作動させたときにスリーブブランク16
に摩擦力を加えることによって、スリーブブランク16
を表面18に沿って移送するように粗くしてある。使用
されたベルト材料は、このような粗い表面をグリッパル
ープ70に提供する。しかしながら、グリッパループ7
0は、スリーブブランク16に過剰の摩擦力が加わらな
いように、把持シリンダ66によって及ぼされる下方へ
の力を遮断するのにも役立つ。
【0082】有利には、枢動アーム46にはスリーブク
ランプ機構110が含まれる。クランプ機構110は、
スリーブブランク16に対して差し向けられた主クラン
プ保持作用(primary clamping holding anction)を加
工面18の平面に対して垂直に及ぼすように、空気圧シ
リンダ及びピストン112を含む。ピストンの自由端に
は、ゴム又はコンベヤベルト材料のような適当な把持材
料114が設けられている。
【0083】更に、クランプ機構110は、加工面18
の平面と平行に副クランプ作用を及ぼす。副クランプ作
用は、スリーブブランク16の送りライン(L.O.
F.)に対して垂直に差し向けられる。これは、シリン
ダ112を枢動アーム46から遠ざけたりこれに近づけ
たりするように可変に回転させることによって行われ
る。この目的のため、クランプ機構110には、保持ば
ね116及びポジティブストップ即ち調節ねじ210、
220が設けられている。ストップ210、220は、
スタッド230の夫々のねじ山に固定されている。スタ
ッド230に設けられた可変回転ストップ210、22
0は、シリンダ112を回転させるため、保持ばね11
6の張力を増大(又は解放)する。第15図に示すよう
に、クランプ機構支持ブラケット300が枢動アーム4
6に取り付けられている。ピストン支持ブラケット28
0は、クランプ機構支持体300に設けられた枢軸25
0を中心として回転する。各スタッド230は、クラン
プ支持体300の側部に取り付けられた夫々のワッシャ
260、270に通してある。夫々のワッシャ260、
270に押し付けられた調節ねじ210、220の各々
は、夫々のスタッド230の周りにねじ込んである。図
示のように、保持ばね116の一端がピストン支持ブラ
ケット280に取り付けられており、他端がねじ210
とワッシャ260との間にねじ止めされている。ねじ2
10及び220を廻すことによって、スタッド230の
自由端部をピストン支持ブラケット280と係合させた
り係合状態から解除したりする。更に、ねじ210、2
20を廻すことは、枢軸250を中心とした支持ブラケ
ット280の押圧力を変化させるためにばね116に加
えられた張力を変化させるのにも役立つ。ブラケット2
80による外方への枢動運動の程度は、ブラケット28
0の表面とスタッド230との間の間隔によって調節さ
れる。従って、ピストン112の自由端114を加工面
18に対して下ろし、ブラケット280に加えられた、
枢軸250を中心とした反時計廻り方向枢動によって、
自由端114を外方に枢動させる。自由端114によっ
て加えられた外方へのクランプ作用は、ばね116に加
えられた張力によって調節できる。
【0084】好ましくは、クランプ機構110を外方に
回転させてスリーブブランク16の縁縫い済みの部分に
僅かな張力を加える。この張力は、有利には、シーミン
グステーション104の脚部(図示せず)から外方に差
し向けられる。これによって、装置10は、リント又は
他の外部材料を加工面18に設けることによって、又は
スリーブブランク16の材料の性質によって、スリーブ
材料の縁縫部320のしぼ付け(puckering )又はギャ
ザー寄せ(gathering )すること少なくするか或いはな
くすことができる。これによって、ぴんと張った真っ直
ぐな縫い目が得られる。更に、しぼ付けを少なくすると
加工物が装置10全体でくしゃくしゃになる機会が少な
くなり、これによって、プロセスの信頼性を改善する。
【0085】枢動アーム46の回転枢動は、図16に示
す枢動調節ロック72を介して制御される。プレート4
2の下に回転自在に取り付けられたアーム76に取り付
けられたロック72は、取り付けプレート42の円弧状
スロット74を通して螺合している。スロット74の円
弧は、枢動アーム46の移動半径と実質的に同じ半径で
ある。円弧状スロットには、枢動アーム46の回転変位
を示すため、刻み線即ち印が付けてあるということに着
目されたい。枢動アーム46の角度回転は、0°回転
(例えば、真っ直ぐな管状スリーブを製造する)から他
の所望の回転角度まで調節でき、円弧状スロット74の
長さによって部分的に制限される。枢動アーム46の回
転は、使用者がスリーブブランク16について決定でき
る縫い目角度305(図19)の範囲をつくりだすよう
に形成できる。更に、オペレータは、スリーブブランク
16の位置又は角度についての変化を補償できる。
【0086】枢動ロック72の下部分には緩衝器120
が取り付けられている。緩衝器120は、枢動アーム4
6に取り付けられたプレート122に当たることによっ
て枢動アーム46の回転を予め設計した回転角度で停止
する。ロック72を解放することによって、枢動ロック
72をスロット74内で手動で再整合し、枢動アーム4
6の所望の回転角度を調節でき、従って、スリーブブラ
ンク16に縫い目角度がつくりだされる。枢動調節ロッ
ク72を再係止すると、枢動アーム46が変更後の位置
に固定される。更に、この調節機構により、装置10は
種々の形状及び大きさのスリーブブランク16を加工で
きるということに着目されたい。直線と角度だけで形成
された所望の縫い目を適正に製造するのに必要な回転角
度は、各スリーブブランク16の大きさ及び形状で決ま
る。
【0087】次に、第13図を参照すると、加工面18
上には縫いセンサ78が配置されている。このセンサ
は、好ましくは、光電センサであるが、これに限られな
い。センサ78は、トリミングナイフ130から所定距
離のところに配置されており、送りライン(L.O.
F.)に沿って、ナイフ130と一直線上に並んでい
る。有利には、装置10は、縫いセンサ78により、シ
ーマートリミングナイフに対するスリーブの最終的な位
置の変化を、割り送りテーブル100上でのスリーブブ
ランク16の最初の位置に関わらず、補償でき、又は、
スリーブブランク16が加工面18上を移送されるとき
に生じる位置又は角度についての変化を補償できる。こ
れは、スリーブブランク16の縁部がナイフ130に近
付くときにモータ26の計数器をリセットすることによ
って行われる。縫いセンサ78は、スリーブブランク1
6がナイフ130と接触する直前にモータ26の計数器
をリセットする。
【0088】縫いセンサ78は、シーマーヘッド140
から所定の周知の距離のところにある。かくして、スリ
ーブブランク16のシーマーヘッド140への移送は、
割り送りテーブル100上でのスリーブブランクの最初
の位置を補償するようにモータ26によって調節でき
る。有利には、この最初の位置を、割り送りテーブル1
00の上方に配置されたセンサ200(好ましくは光電
センサであるが、これに限られない)で検出し、これに
よって、移送アッセンブリ12の位置決めを開始し、縫
いセンサ78についての基準スリーブブランク位置を確
立する。これによって、シーマーヘッド140のラッチ
タック針によるスリーブブランク16の縫製が正確にス
リーブの縁部のところで開始されるように、フィードバ
ックシステムがセンサ78、200とモータ26及びC
PU40との間に構成される。プロセスの再現性及び完
成したスリーブブランク16の品質が改善され、手動に
よる操作がかなり少なくなる。変形例では、装置は、ス
リーブブランク16の位置のこのような補償を同様に行
う任意の適当なモータ/フィードバック組み合わせを使
用できる。
【0089】スリーブブランク16のシーミングについ
ての位置の順序を以下に説明する。スリーブブランク1
6の位置を移送アッセンブリ12によって変更する。こ
の位置の変更は、割り送りテーブル100上の取り上げ
位置から最終シーミング位置までの送りライン(L.
O.F.)に沿った移動と対応する。更に、スリーブブ
ランク16は、スリーブブランク16がその取り上げ位
置からその最終のシーミング位置まで前進するとき、加
工面18上で多数回の回転移動を受ける。
【0090】先ず最初に、スリーブブランク16を、割
り送りテーブル100上に置く。この位置は、例えば、
ヘミング作業から出る場合のスリーブブランク16の脱
落位置(dropoff location)と対応する。
【0091】スリーブブランク16は、シーミングステ
ーション104に適正な配向で提供されるように、予め
折畳まれており且つ内側を外に返した状態で配向され
る。割り送りテーブル100は、スリーブブランク16
が移送アッセンブリ12で取り上げられるように、摺動
手段(図示せず)上で前方に移動する。
【0092】移送アッセンブリ12は、スリーブブラン
ク16を割り送りテーブル100と係合させる。把持シ
リンダ66は、CPU40から信号を受け取り、これに
よって弾性グリッパループ70を下げてスリーブブラン
ク16を割り送りテーブル100と係合させる。スリー
ブブランク16が小さい場合には、スリーブ把持アッセ
ンブリ64は二つしか、例えば、枢動アッセンブリ48
の内側の把持アッセンブリ及びその直ぐ外側にある把持
アッセンブリしか必要とされない。
【0093】第13図を参照すると、移送アッセンブリ
12は、この図では、スリーブブランクを加工面18上
で送りラインに沿ってシーミングステーション104に
向かって前進させる。次に、モータ26によって移送ア
ッセンブリ12の加速及び減速を交互に行い、枢動ロッ
ク72が構成する所定のシーミング角度に亘って枢動ア
ーム46をシリンダ56で回転させる。有利には、スリ
ーブブランク16の縁縫部のしぼ付け、膨らみ、又はギ
ャザー寄せを除去するため、クランプ機構を係合し、主
クランプ作用を加工面18に及ぼし、加工面18と平行
にスリーブ引張作用を及ぼす。スリーブブランクは、ス
リーブブランク16の縁部が縫いセンサ78を通過する
まで、送りラインに沿ってシーミングステーション10
4に向かって移送され続ける。
【0094】次に、スリーブをその所定のシーミング角
度に亘って回転し、縫いセンサ78によって検出された
ときに大きく減速する。これは、実質的に、本発明が企
図する直線と角度だけでできた縫い目をつくりだす適正
なトリミング配向及び縫製配向と対応する。縫いセンサ
78がスリーブブランク16の縁部を検出し、上文中に
説明したように、シーマー104のトリミングナイフ1
30に対するスリーブブランク16の最終シーミング位
置における変化、即ちスリーブブランク16が加工面1
8に沿って移動する際に生じるこの他の位置的変化を、
モータ26が、割り送りテーブル100上でのスリーブ
ブランク16の最初の位置に関わらず補償するように、
CPU40に入力を与えるということに着目されたい。
【0095】かくして、スリーブブランク16は、最終
シーミング位置において、移送アッセンブリ12によっ
てシーミングステーション104まで移送される。前に
行った位置についての補償により、シーミングは、確実
にスリーブブランク16の縁部のところで開始されると
いうことに着目されたい。
【0096】最終的には、直線と角度だけで形成された
縫い目をスリーブブランクに縫製するとき、スリーブブ
ランク16はシーミングステーション104を通って移
送される。具体化したように、移送アッセンブリ12
は、シーミング機械を通してスリーブブランク16を移
送する前にスリーブブランク16から離れ、オーバーヘ
ッドコンベヤのような別の手段(図示せず)がスリーブ
ブランクと係合してこれをシーミングステーション10
4を通して移送する。しかしながら、装置10は、移送
アッセンブリ12がスリーブブランクをシーミング機械
を通して移送するように、例えば支持アッセンブリ14
の長さを延ばすこと等によって形成できる。
【0097】装置10は、更に、製品の移送時間を調節
することによって製品の加工時間(サイクル時間)を変
化させることができる。製品移送時間(割り送りテーブ
ル100上での取り上げ点からシーミングプロセスの終
了まで計測した時間)は、衣料の大きさが大きくなると
減少する。この原因の一つは、割り送りテーブル100
上での取り上げ点からシーミングステーション104ま
で移送アッセンブリ12を移動するのに利用できる時間
が増大するためである。大型のスリーブブランク12に
ついて、スリーブブランク12の大きさが大きくなれば
なる程、シーミングステーション104が大きな処理時
間を必要とするため、装置10は移送アッセンブリ12
の移送速度を低下させる(モータ26の回転速度を低下
させる個となどによる)ことによってこれを補償する。
価値あることには、移送速度が低下すればする程、プロ
セスの全体としての再現性が向上し、装置10の作動中
の動的荷重及び騒音のレベルを下げるのに役立つ。次
に、第5図、第6図、第9図、第23図、及び第24図
を参照し、側送りベルト170の構造及び作動を論じ
る。先ず最初に、第5図、第6図、及び第9図に示す側
送りベルト170の一実施例を論じ、次いで、第23図
及び第24図に示す好ましい実施例を論じる。
【0098】第5図及び第6図で最もよくわかるよう
に、側送りベルト170は、移送装置97の長手方向と
平行に延びている。長手方向に延びるフレーム171に
は、上方に延びるクランプ172が固定されている。長
手方向に延びるフレーム171の一端には駆動プーリ1
75が設けられ、被駆動プーリ176が他端に設けられ
ている。連続したコンベヤベルト177がプーリ175
及び176に掛けてあり、アイドラープーリ178でぴ
んと張った状態に維持してある。第6図で最もよくわか
るように、被駆動プーリ176を備えたシャフト166
が、シーミングミシン91から遠ざかるように延びてお
り、このシャフトの自由端には駆動ホイール167が設
けられている。駆動ホイール167は、シーミングミシ
ン91から最も遠いスリーブブランク39の部分を被駆
動プーリ176の下にある部分と同じ速度で前進させる
ように機能する。駆動プーリ175は、支持テーブル1
1のフレームに固定された、中央演算処理装置128に
よって制御されるステッパモータ179の出力駆動シャ
フト180に取り付けられている。長手方向に延びるフ
レーム171は、ステッパモータ179の出力駆動シャ
フト180上に支承されている。このように支承取り付
け装置により、長手方向に延びるフレーム171は駆動
シャフト180の軸線を中心として枢動できる。クラン
プ172は、横方向に延びる水平方向シャフト173を
長手方向に延びるフレーム171に固定する。横方向に
延びる水平方向シャフト173の他端は、支持テーブル
11のフレームに固定されたエアシリンダ174のピス
トンの自由端に固定されており、中央演算処理装置12
8からの信号に応じて作動させることができる。エアシ
リンダ174を膨張させると、長手方向に延びるフレー
ム171が駆動シャフト180の軸線を中心として上方
に支持テーブル11の滑らかな表面17から遠ざかる方
向に枢動する。側送りベルト170をエアシリンダ17
4によって下げ、ステッパモータ179を作動させる
と、連続したコンベヤベルト177の下走行部が第5
図、第6図、及び第9図でわかるように右から左へ移動
し、連続したコンベヤベルト177の下にスリーブブラ
ンク39がある場合には、このスリーブブランクも右か
ら左へ搬送される。以下に詳細に論じるように、側送り
ベルト177を下げてスリーブブランク39と接触させ
るタイミング、下ろし続けている持続時間、及びステッ
パモータ179の速度は、全て、中央演算処理装置12
8によって制御される。
【0099】第23図及び第24図に示す好ましい実施
例では、両実施例の同じ構成要素に同じ参照番号が附し
てある。この実施例は、第18図に示す湾曲した縫い目
又は第19図に示す直線状の縫い目のいずれかを製造す
るようにプログラムできる。かくして、この実施例を備
えた機械は、中央演算処理装置128で異なるプログラ
ムを選択するだけでいずれの種類のスリーブも製造でき
る融通性を備えている。好ましい実施例の平面図である
第23図では、長手方向に延びるフレーム190が水平
方向に延びるバー194によって支持されている。水平
方向に延びるバー194は、支持テーブル11上で片持
ち梁式に支持されている。長手方向に延びるフレーム1
90には、ステッパモータ193が取り付けられてお
り、このモータは、内側の連続したコンベヤベルト19
2を駆動する。連続したコンベヤベルト192の下走行
部が支持テーブル11又はその下に配置されたスリーブ
ブランク39と接触する。連続したコンベヤベルト19
2は、エアシリンダ191の作動により上下させること
ができ、その速度を変化させることができる。連続した
コンベヤベルト192の上下動並びに速度変化は、中央
演算処理装置128で制御される。
【0100】取り付けアーム196は、水平方向に延び
るバー194によって支持されており且つこのバーに枢
着されている。取り付けアーム196は、エアシリンダ
197によって、水平方向に延びるバー194の軸線を
中心として支持テーブル11に向かって、及びこのテー
ブルから遠ざかる方向に枢動できる。ステッパモータ1
98が取り付けアーム196に取り付けられており、こ
のモータの出力シャフトには駆動プーリ221及び22
2が固定されている。前駆動プーリ223は、取り付け
アーム196によって支持されている。第1外連続ベル
ト224は、駆動プーリ221及び駆動プーリ223に
掛けてある。レバーアーム225が取り付けアーム19
6に枢着されており、後被駆動プーリ226を支持す
る。レバーアーム225及び後被駆動プーリ226を取
り付けアーム196に対して枢動させるためのカム22
7が設けられている。第2外連続ベルト228が駆動プ
ーリ222及び後被駆動プーリ226に掛けてある。駆
動プーリ221及び222の高さが、支持テーブル11
に対し、被駆動プーリ223及び226よりも高いた
め、連続ベルト224及び228は、支持テーブル11
又はこの支持テーブルによって支持されたスリーブブラ
ンク39と線で接触するということに着目されたい。連
続ベルト224及び228の線接触間の隙間により、ス
リーブブランク39を以下に詳細に説明するように枢動
させることができる。
【0101】第18図に示す種類の湾曲した部分を有す
る縫い目は、第23図及び第24図に開示した実施例に
おいて、以下のようにして製造される。第18図で最も
よくわかるように、湾曲した部分を有する縫い目は、通
常は、最初の直線状区分、湾曲区分、及び最後の直線状
区分を有する。多くの場合、直線状区分が短く、縁部の
大部分が湾曲している。直線状区分及び湾曲区分の相対
的な長さは、縫製される衣料のパターンで決まる。第2
3図及び第24図に開示した実施例は、衣料パターンが
必要とする任意の湾曲した縫い目を自動的に製造でき
る。第23図では、図示のスリーブブランクは第19図
に開示した種類の直線状縫い目用に裁断されている。し
かしながら、第23図の右に示すスリーブブランク39
では、湾曲した縫い目用の縁部が破線で示してある。
【0102】シーマー移送クランプ71がスリーブブラ
ンク39をシーマー縫いセンサ93まで移動するとき、
シリンダ126が延ばされ、縁部案内体121は第10
図に示す上位置即ち持ち上げ位置にある。スリーブブラ
ンク39及び移送クランプ71が通過できるように、縁
部案内体121が持ち上げ位置にあることが必要であ
る。縫いセンサ93がスリーブブランク39の縁縫い済
みの縁部を認識し、所定の期間が経過した後、抑金がス
リーブブランク39の縁縫部に下ろされる。ひとたび抑
金が下ろされ、スリーブブランク39が捕捉されると、
シーマー移送クランプ71が持ち上げられ、信号が中央
演算処理装置128から縁部案内体121に送られ、縁
部案内体121をスリーブブランク39の縁部の上に下
ろす。次いで、持ち上げたシーマー移送クランプ71
を、下げた縁部案内体と緩衝したりこれを壊したりする
ことなくそのホーム位置まで後方に送る。
【0103】湾曲した縫い目を製造するために縫製を開
始するとき、内ベルト192及び外ベルト224及び2
28を下げてスリーブブランク39と接触させる。縫製
が始まると、内ベルト192及び外ベルト224及び2
28の両方がシーミングミシン91と同じ縫製速度で駆
動される。この最初の縫製中、抑金及び縁部案内体12
1は下げられており、縁部案内体はスリーブブランク3
9の縁部を案内するように機能する。第1直線状態区分
に沿った最初の縫製が完了したとき、外ベルト224及
び228の速度を加速し、抑金を中心としてスリーブブ
ランク39を時計廻り方向に枢動させる。外ベルト22
4及び228によってスリーブブランク39に及ぼされ
る引っ張りの量は、縫製されるべき湾曲の形状に応じて
変化する。この変化は、ベルトの速度又はベルトが加速
した速度で作動する時間のいずれか、又はこの両方の組
み合わせによって定義できる。外ベルト224及び22
8が加速された速度に維持される時間の長さだけを使用
することがこの目的で適切に役立つということがわかっ
ている。スリーブブランクのこの枢動中、外ベルト22
4及び228は、スリーブブランクの弛みをなくすよう
に機能し、これによって、縁部案内体121はその機能
を良好に発揮できる。湾曲区分を完成したとき、外ベル
ト224及び228をシーミングミシン91の縫製速度
まで減速し、第2直線状区分を完成するまでこの速度を
維持する。縫製を完了したとき、スリーブブランク39
を支持テーブル11に出す目的で内ベルト223及び外
ベルト224及び228の両方を加速する。
【0104】第19図に示す種類の直線状縫い目は、第
23図及び第24図に開示した実施例では、以下に説明
するように製造される。第23図では、図示のスリーブ
ブランクは、第19図に開示した種類の直線状縫い目用
に裁断してある。スリーブブランク39を、湾曲縫い目
について上文中に論じたのと同じ方法で、ステッチ領域
まで移送する。第23図でわかるように、シーミングさ
れるべき縁部はスリーブブランクの送り方向に対して鋭
角をなしている。縫製の開始前に、抑金、縁部案内体1
21、及び外送りベルト224を下げてスリーブブラン
ク39と接触させる。スリーブブランク39を落ち着か
せるため、手順のこの時点に僅かな遅延がある。この遅
延の終わりに抑金を持ち上げ、外ベルト224を駆動す
る。抑金が持ち上げられているため、スリーブブランク
39全体が縁部案内体121を中心として自由に枢動で
きる。枢動角度は、スリーブブランクの設計に応じて可
変である。この角度は、中央演算処理装置128にプロ
グラムできるパラメータの一つである。スリーブ枢動パ
ラメータの持続時間が経過したとき、内ベルト192を
下ろし、抑金を下ろす。内ベルト192及び外ベルト2
24及び228は、シーミングミシン91と同じ速度で
駆動される。シーミングが完了したとき、内ベルト19
2及び外ベルト224及び228を加速し、スリーブブ
ランク39を支持テーブル11に出す。
【0105】衣服のスリーブの製造に用いられる布材
料、特にTシャツの製造に用いられる材料は、非常に柔
らかく且つしなやかである。このような織物材料の「プ
ッシャビリティ(pushability )」は良好でない。スリ
ーブブランクの縁部を例えば縁部案内体121で押した
とき、スリーブブランク39全体が動くのでなく、縁部
領域が移動し、織物に波形が形成される。かくして、縁
部案内体121は、スリーブブランク39の縁部を案内
するとき、スリーブブランク全体を制御しようとする
が、材料のしなやかさの故に、これはうまくいかない。
縁部案内体121は、ステッチ形成領域から遠くの点で
補助を必要とする。このような補助は、側送りベルト機
構170によって提供される。
【0106】側送りベルト機構170を、湾曲部の形成
中に加速するようにプログラムした場合には、スリーブ
を過度に加速しないことが重要である。これは、適正な
整合を行う(第25図参照)ために、ベルトと縁部案内
体との間に「バブル」即ち弛緩した張力のない領域が必
要とされるためである。これらの二つの点の間に張力が
作用している場合には、縁部案内体はベルトの作用と争
い、スリーブの縁部をセンサ位置まで引っ張る力を持た
ない。
【0107】所定の遅延の後、又は所定のステッチ数の
後、シーマー縫いセンサ93がスリーブブランク39の
縁縫い済みの縁部を検出したとき、縁部案内体121が
スリーブブランク39を持ち上げる。次いで、抑金を持
ち上げ、シーマーミシンがラッチタックサイクルを行
う。側送りベルトは縫製済みのスリーブブランク39を
ステーション7に移送する。ステーション7は、スタッ
カーステーションである。スタッカーステーションで
は、縫製済みのスリーブブランク39をスタッカーセン
サ195が検出し、スタッカー割り送りトレーに振り分
ける。
【0108】第26図及び第27図には、スリーブブラ
ンク39をステーション2乃至4でミシン15によって
縁縫い済みの後に移送するための変形例の構成が示して
ある。スリーブブランクは、ステーション4でシーマー
スリーブクランプ71によって取り上げられる。衣服の
スリーブの製造において、二針ヘミングが非常に望まし
く、且つ一般的な特徴となっており、簡単な隠し縫いに
代わる。しかしながら、二針ヘマー/シーマー機械は非
常に高価であり衣服のスリーブの製造費用を押し上げ
る。
【0109】衣服のスリーブを製造するための機械で
は、オペレータはスリーブブランク39を連続したコン
ベヤ1−7の上面上及び支持テーブル11の滑らかな表
面17上で手動で配置し且つ整合する。オペレータに
は、スリーブブランクを装荷するのに十分な時間があ
り、先端を第26図に示すように重ねる。先端を重ねる
ことによって、更に多くのスリーブブランクを連続した
コンベヤ1−7上に所与の時間内に置くことができ、及
びかくして生産速度を高め、コストを引き下げることが
できる。しかしながら、このように重ねることにより、
スリーブブランクを半分に折畳み、その内側を外に返す
次の作業を行う上で問題点が生じる。米国特許第5,1
97,722号に開示された機械のような、スリーブブ
ランクを半分に折畳み、その内側を外に返す次の作業を
行う機械については、折畳み中のスリーブが来入するス
リーブと干渉しないように、スリーブの先端間に十分な
空間があることが必要である。隣接したスリーブの先端
の間に十分な空間があるということは、この仕事を行う
別の機械でも重要である。オペレータの装荷速度を落と
すことなく先端が重なるという問題点をなくすため、縁
縫いを行った後、縁縫い済みのスリーブブランクを続く
スリーブブランクから遠ざかる方向に加速し、最終的な
折畳みを行ったときに先端が来入スリーブブランクから
十分に離れており且つこれと干渉しないように、スリー
ブブランクを加速する新たなコンベヤベルト区分を加え
た。
【0110】連続したコンベヤベルト1−7が短くして
あり、シャフト202上に支持された一組のプーリ20
1に掛けてある。連続したコンベヤベルトは、モータ駆
動装置203によって駆動される。連続したコンベヤベ
ルト1' −7' からなる第2の組が、モータ駆動装置2
06によって連続したコンベヤベルト1−7よりも高速
で駆動されるプーリ204及び205からなる組に掛け
てある。
【0111】ベルトの速度を上げるこの方法は、好まし
い実施例のスリーブストップクランプ59及び/又はス
リーブストップ持ち上げバー装置63とともに使用で
き、或いは、第28図に示すベルトドロップ概念と呼ば
れる別の随意の実施例とともに使用できる。
【0112】連続したコンベヤベルト1−7が支持テー
ブル11の全長に亘って延びるベルトドロップの方法の
側面図である第28図を参照する。しかしながら、折畳
み済みのスリーブブランク39がシーマースリーブクラ
ンプ71によって取り上げられる支持テーブルの端部に
は、連続したコンベヤベルト1−7の下で支持テーブル
11の滑らかな表面17を通してスロットが切ってあ
る。かくして、支持テーブル11のこの部分の上では、
コンベヤベルト1−7の下に支持面17がない。
【0113】ベルトドロップローラー及びフレーム20
7がベルトドロップ枢動点208に枢着されている。ベ
ルトドロップローラー及びフレームは、プーリ109の
第1の組を含み、これらのプーリは、ベルトドロップ枢
動点208のところで支承されている。プーリは、フレ
ーム211の一端に連結されている。連続したコンベヤ
ベルト1−7の先端に配置されたプーリ212の第2の
組は、フレーム211の他端に連結されている。ベルト
ドロップエアシリンダ213のシリンダ端が支持テーブ
ル11のフレームに取り付けられており、ロッド端がフ
レーム211に取り付けられている。センサ214がス
リーブブランク39の後端を検出したとき、プログラム
された時間的遅延の後、シリンダ213を引っ込め、連
続したコンベヤベルト1−7の経路を滑らかな表面17
の下で移動する。これによって、スリーブブランク39
の移動を適正な位置枢動シーマーミシン91の縫製ヘッ
ドに対する関係で停止する。
【0114】曲線を自動的に形成するための装置の別の
実施例を第29図に示す。この実施例では、数組の上曲
線形成ローラー301の各々が別体のステッパモータ3
02又はこれと等価の手段で駆動されている。各曲線形
成ローラーの下には、自由に回転するアイドラーローラ
ー303が設けられている。シーマー縫製ヘッド内に移
送されたスリーブブランクの縁縫いを施した縁部がシー
マー縫いセンサを賦勢したとき、組をなした上曲線発生
ローラーに、スリーブブランクの縁縫い部上に下りるよ
うに信号が与えられる。組をなした上曲線発生ローラー
301は、抑金を下ろすのとほぼ同時に下ろされる。
【0115】組をなした上曲線発生ローラーは、縫い目
の直線状区分中、縫製ヘッドと同じ速度で駆動される。
縫い目の湾曲区分に至ると、曲線を形成するため、組を
なした上曲線発生ローラー301をスリーブの瞬間回転
中央からの距離即ちスリーブの半径と比例して加速す
る。縫い目の曲線部分が完成し、上曲線発生ローラーの
速度をミシンの線形速度に戻し、縫い目の残りの直線状
セグメントを完成する。曲線発生機構の別の実施例を第
30図に示す。この実施例は、第29図に開示した曲線
発生ローラー301を使用し、縫製速度と同期させたス
テッパモータによって駆動される側送りベルト304を
更に有する。この側送りベルト304は、縫製中及び曲
線発生中、スリーブブランクの送りを補助し、シーミン
グの完了後、スリーブを縫製領域から積み重ね領域内に
送る。このベルトのような側送りベルトは、柔らかい可
撓性の布でできた大型で重量のあるスリーブを、抑金の
後ろで立ち往生しないように即ち抑金の後ろにたまらな
いように押すのに必要とされる。
【0116】この実施例と組み合わせて使用できる別の
特徴は、縫製中にスリーブの辺縁部を検出するため、及
びセンサが覆われた場合に、組をなした上曲線発生ロー
ラー301を加速することによって、又はセンサが覆わ
れた場合にローラー301を減速することによって縁部
を案内するため、光電池「PEG」を設けることであ
る。
【0117】第29図に開示した実施例は、辺縁部をミ
シン内に正確に案内するため、第31図に示すように、
本明細書中に開示した種類の縁部案内体306をシーマ
ーヘッドの前に設けることによって、変更できる。縁部
案内体306は、単一の光電池とともに使用でき、又は
上曲線発生ローラーの速度を制御して縫い目をセンサ間
に維持する側部と側部とを向き合わせた関係で並べた二
つのセンサ307及び308とともに使用できる。この
実施例では、縫い目がセンサ間にある場合には、上曲線
発生ローラーをシーミングミシンと同じ速度に維持し、
そうでない場合には、センサが覆われているか或いは覆
われていないかに従って速度を自動的に調節する。
【0118】かくして、本発明の装置は、加工物を加工
面上で中央割り送り位置からシーミングステーション又
は他のステッチステーションまで移送するための便利な
方法を提供する。これによって、前記加工物を、使用者
が決定できる縫い目角度で、加工面上の加工物の位置変
化又は角度変化を補償しながら、自動的にシーミングで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 平らなところを裁断されるべき管状スリーブ
布の積み重ねの平面図、1Aはその束の側面図、1Bは
裁断後のスリーブブランクの側面図、1Cはスリーブブ
ランク及びシーマーミシンの縫製ヘッドの概略平面図、
1Dはスリーブブランク及び縁部案内センサのアレイの
部分図及び1Eはスリーブブランク及び光起電力センサ
のアレイの部分図である。
【図2】 折り目のところで裁断されるべき管状スリー
ブ布の積み重ねの平面図、2Aはその束の側面図であ
る。
【図3】 スリーブブランクが一連のステーションを通
って前進するときにスリーブブランクを縁縫いしシーミ
ングするための機械の平面図である。
【図4】 第3図に示す機械の側面図である。
【図5】 第3図に示す機械の端面図である。
【図6】 ステーション4、ステーション5、及びステ
ーション6の拡大詳細平面図である。
【図7】 ステーション2、ステーション3、及びステ
ーション4の拡大詳細側面図である。
【図8】 スリーブ持ち上げバー作動機構の断面図であ
る。
【図9】 ステーション4、ステーション5、及びステ
ーション6の拡大詳細側面図である。
【図10】 第3図の10−10線に沿った断面図であ
る。
【図11】 移送アッセンブリ、支持機構、及び作動モ
ータの関係を示す、一実施例の側面図である。
【図12】 第11図の本発明による移送アッセンブリ
の正面図である。
【図13】 移送アッセンブリの構造、及び予め縁縫い
したスリーブブランクの移送中の位置を示す第11図の
実施例の平面図である。
【図14】 グリッパ及び作動シリンダの枢動アーム上
の枢動点に対する関係を示す、移送アッセンブリの側面
図である。
【図15】 右側のクランプを示し、グリッパアッセン
ブリの構造を示し、作動シリンダに対するこれらの関係
を示す、本発明による移送アッセンブリの正面図であ
る。
【図16】 枢動ロック及び枢動アームの枢動作用を示
す、本発明による移送アッセンブリの平面図である。
【図17】 第16図の実施例の底面図である。
【図18】 直線−湾曲縫い目で形成した、完成したス
リーブブランクの平面図である。
【図19】 直線と角度のみからなる縫い目で形成し
た、完成したスリーブブランクの平面図である。
【図20】 本発明の自動プライ整合−位置決め機構で
使用される種類の縁部案内装置の側面図である。
【図21】 第20図に示す縁部案内装置の案内ホイー
ルヘッドの側断面図である。
【図22】 側部案内装置及び側送りベルトが係合した
スリーブブランクの断面図である。
【図23】 側ベルトの好ましい実施例の平面図であ
る。
【図24】 側ベルトの好ましい実施例の側面図であ
る。
【図25】 適正な張力を示す、縁部案内体、側ベルト
及びスリーブブランクの正面図である。
【図26】 ベルトの速度を上げる実施例の平面図であ
る。
【図27】 ベルトの速度を上げる実施例の側面図であ
る。
【図28】 ベルトドロップ実施例の側面図、28Bは
ドロップ位置にあるベルトの側面図である。
【図29】 ステッパモータによって駆動される複数の
曲線発生ローラーを含む曲線発生機構の正面図である。
【図30】 側送りベルトを含む第29図に示す実施例
の側面図である。
【図31】 縁部案内体を含む第29図に示す実施例の
平面図である。
【図32】 スリーブブランクの送り状態を示す図であ
る。
【図33】 スリーブブランクの送り状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 支持テーブル 21 ジョーアッセンブリ 23 持ち上げアッセンブリ 31 スリーブブレード 39 スリーブブランク 45 直線状縁部 47 湾曲縁部 69 エアシリンダ 71 シーマースリーブクランプ 91 シーマーミシン 97 移送装置 104 シーミングステーション 125 送りホイール 140 シーマーヘッド 143 中空シャフト 150 縁部案内センサ 152 針 154 布トリミングナイフ 156 針板 196 取り付けアーム 400 固定縁部案内体 402 空気導管チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン・エス・ルーダーマン アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28105,マシューズ,ストーンミード・レ ーン 10504 (72)発明者 チェンギュー・サン アメリカ合衆国サウス・カロライナ州 29715,フォート・ミル,ウェセックス・ ウェイ 211 (72)発明者 カールトン・エル・マクエルウェイン アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 28066,キングズ・マウンテン,ルート 1,ボックス 458−エイ (72)発明者 ケヴィン・エル・ランズフォード アメリカ合衆国ジョージア州30512,ブレ アーズヴィル,マルキー・ギャップ・ロー ド 3218

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブブランクをトリミング−縁縫い
    機械まで搬送し、次いで、縁縫い済みのスリーブブラン
    クを折畳んでその内側を外に返すための機構まで搬送す
    る連続コンベヤと、停止位置にあるストップまでスリー
    ブブランクを運ぶスリーブブランク停止装置とを含み、
    停止位置では、スリーブブランクがシーミングミシンの
    縫製ヘッドと整合する、装置において、 前記連続コンベヤは、複数の間隔を隔てられたコンベヤ
    ベルトが上側を延びる滑らかな上面を持つ支持テーブル
    を含み、 折畳み済みのスリーブブランクが滑らかな上面上の所定
    の点を通って搬送されたとき、折畳み済みのスリーブブ
    ランクの縁部を認識するためのセンサと、 前記複数の間隔を隔てられたコンベヤベルト間に前記停
    止位置の領域で前記滑らかな上面に形成された開口部
    と、 前記支持テーブルに取り付けられており且つ前記細長い
    開口部と整合した細長い持ち上げバーと、 前記細長い持ち上げバーに連結されており、前記センサ
    からの信号に応じて持ち上げバーを前記滑らかな上面の
    上方に持ち上げ、スリーブブランクを前記連続コンベヤ
    の上方に持ち上げるように作動する持ち上げ機構とを有
    する、装置。
  2. 【請求項2】 スリーブブランクをトリミング−縁縫い
    機械まで搬送し、次いで、縁縫い済みのスリーブブラン
    クを折畳んでその内側を外に返すための機構まで搬送す
    る連続コンベヤと、停止位置にあるストップまでスリー
    ブブランクを運ぶスリーブブランク停止装置とを含み、
    停止位置では、スリーブブランクがシーミングミシンの
    縫製ヘッドと整合する、装置において、 前記連続コンベヤは、複数の間隔を隔てられたコンベヤ
    ベルトが上側を延びる滑らかな上面を持つ支持テーブル
    を含み、 折畳み済みのスリーブブランクが滑らかな上面上の所定
    の点を通って搬送されたとき、折畳み済みのスリーブブ
    ランクの縁部を認識するためのセンサと、 前記停止位置に対してこの位置の上方に垂直方向に移動
    するように前記支持テーブル上に取り付けられたクラン
    プとを有し、 前記クランプは、前記複数の間隔を隔てられたコンベヤ
    ベルト間の空間と整合した布接触部材を有し、 更に、スリーブブランクを前記布接触部材と前記滑らか
    な上面との間に捕捉するため、前記クランプを前記セン
    サからの信号に応じて下げ、前記布接触部材を前記滑ら
    かな上面に向かって下方に移動するように作動する、前
    記クランプに連結された作動機構を有する、装置。
  3. 【請求項3】 間隔を隔てられたコンベヤベルトからな
    るシステムが上側を延びる滑らかな上面を持つ支持テー
    ブルを有する、シャツのスリーブを自動的に生産するた
    めの装置において、 前記間隔を隔てられたコンベヤベルトからなるシステム
    は、 一連のスリーブブランクを第1速度でトリミング−縁縫
    い機械まで移送し、次いで、縁縫い済みのスリーブブラ
    ンクを折畳んでその内側を外に返すための機構に向かっ
    て移送するための、受け入れ端及び送出端を持つ第1連
    続コンベヤと、 受け入れ端及び送出端を持つ第2連続コンベヤであっ
    て、前記第2連続コンベヤの受け入れ端は、縁縫い済み
    のスリーブブランクが縁縫い作業を完了し、縁縫い済み
    のスリーブブランクを折畳んでその内側を外に返すため
    の機構に向かって移送されるときに、前記第1連続コン
    ベヤがこれらを前記第2連続コンベヤの受け入れ端まで
    移送するように、前記第1連続コンベヤの送出端と整合
    し、前記第2連続コンベヤは、スリーブブランクを前記
    第1連続コンベヤから前記第2連続コンベヤまで移送し
    た後、スリーブブランクが、続くスリーブブランクから
    遠ざかるように加速し、これによって、連続したスリー
    ブブランク間での重なりをなくすように、前記第1連続
    コンベヤと同じ方向に前記第1速度よりも高速で移動す
    る、第2連続コンベヤとを有する、装置。
  4. 【請求項4】 スリーブブランクを滑らかな表面を持つ
    支持テーブルに沿ってトリミング−縁縫い機械まで搬送
    し、次いで、縁縫い済みのスリーブブランクを折畳んで
    その内側を外に返すための機構まで搬送する連続コンベ
    ヤと、停止位置にあるストップまでスリーブブランクを
    運ぶスリーブブランク停止装置とを含み、停止位置で
    は、スリーブブランクがシーミングミシンの縫製ヘッド
    と整合する、装置において、 前記連続コンベヤは、複数の間隔を隔てられたコンベヤ
    ベルトが上側を延びる滑らかな上面を持つ支持テーブル
    を含み、 折畳み済みのスリーブブランクが滑らかな上面上の所定
    の点を通って搬送されたとき、折畳み済みのスリーブブ
    ランクの縁部を認識するためのセンサと、 前記複数の間隔を隔てられたコンベヤベルトの下の前記
    停止位置の領域で前記支持テーブルに形成された、前記
    コンベヤベルトを通すことができるような大きさの細長
    い開口部とを有し、 前記連続コンベヤは、ベルトドロップ区分を前記ストッ
    プ位置の領域に有し、 前記ベルトドロップ区分は、前記間隔を隔てられたコン
    ベヤベルトを受入れる第1プーリ組を有し、これらのプ
    ーリは、フレームの第1端に取り付けられており、 前記第1プーリ組及び前記フレームの前記第1端は、前
    記複数の間隔を隔てられたコンベヤベルトが前記滑らか
    な表面上に支持されるように前記支持テーブルに枢着さ
    れており、 前記ベルトドロップ区分は、前記複数の間隔を隔てられ
    たコンベヤベルト用の第2プーリ組を含み、これらのプ
    ーリは、フレームの第2端に取り付けらてれおり、 前記複数の間隔を隔てられたコンベヤベルトの、前記第
    1プーリ組から前記第2プーリ組まで延びる区分は、前
    記支持テーブルに形成された前記細長い開口部と重なっ
    ており、 更に、前記フレームに連結された動力装置を有し、この
    装置は、前記センサからの信号に応じて賦勢でき、前記
    動力装置を賦勢すると、前記ベルトドロップ区分が前記
    第1プーリ組を中心として下方に枢動し、前記コンベヤ
    ベルトを前記細長い開口部に通し、前記スリーブブラン
    クを前記停止位置で停止する、装置。
  5. 【請求項5】 スリーブブランクを移送するための連続
    コンベヤが上側を延びる滑らかな上面を持つ支持テーブ
    ル、トリミング−縁縫い機械、縁縫い済みのスリーブブ
    ランクを折畳み、内側を外に返すための機構、及びスリ
    ーブブランクがシーミングミシンの縫製ヘッドと整合す
    るスリーブブランク停止位置を含む種類の、シャツのス
    リーブを自動的に製造するための装置において、 折畳み済みのスリーブブランクが前記停止位置に近付く
    とき、折畳み済みのスリーブブランクの前縁を認識する
    ためのセンサと、 折畳み済みのスリーブブランクの前縁を前記センサが認
    識するのに応じて、スリーブブランクの前縁が、シーマ
    ーミシンの前記縫製ヘッドからずれた固定の所定の位置
    にあるように、スリーブブランクを前記滑らかな上面上
    で停止するスリーブブランク停止機構と、 スリーブブランクをシーマーミシンの縫製ヘッドまで移
    送したとき、シーミングの開始前にスリーブブランクの
    後縁の位置を検出する、シーマーミシンの前記縫製ヘッ
    ドと隣接した縁部案内センサと、 スリーブブランクの縁部を縁部案内センサによって検出
    された位置に維持する、シーマーミシンの前記縫製ヘッ
    ドと隣接した縁部案内体装置とを有する、装置。
  6. 【請求項6】 前記縁部案内センサは、シーミングミシ
    ンの送りラインを横切って延びるセンサからなるアレイ
    であり、アレイのセンサの幾つかがスリーブブランクに
    よって覆われ、その他のセンサが覆われない、請求項5
    に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記縁部案内センサは、シーミングミシ
    ンの送りラインを横切って延びる光起電力装置であり、
    この光起電力装置の一部がスリーブブランクによって覆
    われ、その他のセンサが覆われず、前記光起電力装置
    は、覆われた量と比例したアナログ電圧レベルを発生
    し、かくして、スリーブ縁部の位置を表示する、請求項
    5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 スリーブブランクを移送するための連続
    コンベヤが上側を延びる滑らかな上面を持つ支持テーブ
    ル、トリミング−縁縫い機械、縁縫い済みのスリーブブ
    ランクを折畳み、内側を外に返すための機構、スリーブ
    ブランクがシーミングミシンの縫製ヘッドと整合するス
    リーブブランク停止位置、縁縫いし且つ折畳んだスリー
    ブブランクをシーミングミシンの縫製ヘッドまで移送す
    るための移送機構、及び所定の輪郭を持つ縁部に沿った
    縫い目の形成中にスリーブブランクを制御するための曲
    線発生器を含む種類の、シャツのスリーブを自動的に製
    造するための装置において、 スリーブブランクを停止位置からシーマーミシンの縫製
    ヘッドまで移送したとき、スリーブブランクの後縁の位
    置を認識する縁部案内センサと、 シーミング作業中、スリーブブランクの後縁がシーミン
    グミシンの縫製ヘッドに関して一定の関係を維持するよ
    うに、スリーブブランクの上面と係合し、シーミングミ
    シンの速度と同期させたシーマーミシンの送り方向でス
    リーブブランクに送り力を及ぼし、更に、スリーブブラ
    ンクに、前記縁部案内センサから受け取った信号に応じ
    てシーマーミシンの送り方向に対して垂直方向に送り力
    を及ぼすように位置決めできる縁部案内装置とを有する
    装置。
  9. 【請求項9】 シーマーミシンの前記縫製ヘッドからず
    れた所定位置にスリーブブランクの前縁があるように、
    前記スリーブブランクを、スリーブブランクの前縁の検
    出に応じて、前記支持テーブルの前記滑らかな表面上の
    停止位置で停止し、 前記縁部案内センサは、スリーブブランクをシーミング
    の開始前にシーマーミシンの縫製ヘッドまで移送したと
    き、スリーブブランクの後縁の位置を検出し、 前記縁部案内装置は、縫い目の形成中、スリーブブラン
    クの後縁を縁部案内センサが検出した位置に維持するよ
    うに機能する、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 シーミングミシンの縫製ヘッドに対し
    て横方向の所定位置でスリーブブランクの上面と係合す
    る縁部補助機構を更に有し、前記縁部補助機構は、シー
    マーミシンの縫製ヘッドの速度以上の速度でスリーブブ
    ランクを送る性能を有する、請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記縁部案内補助は、シーマーミシ
    ンの送りラインと平行に延び、シーミングの開始時に下
    げてスリーブブランクと接触させることができるように
    支持テーブルに対して取り付けられた連続コンベヤベル
    トを含み、 前記縁部補助は、直線状縫い目を製造する場合には、シ
    ーマーミシンの速度と同期した所定速度でスリーブブラ
    ンクに送り移動を及ぼし、湾曲縫い目を製造する場合に
    は、シーミングミシンの速度以上の送り移動をスリーブ
    ブランクに及ぼすようにステッパモータによって制御さ
    れる、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記縁部案内補助は、内側ベルト及び
    外側ベルトを含み、これらのベルトはシーマーミシンの
    送りラインと平行に延び、前記支持テーブルに対して別
    個に上下動してシーミング中のスリーブブランクと接触
    したりこれから離れたりできるように取り付けられてお
    り、前記内側ベルト及び外側ベルトは、シーマーミシン
    の速度で又はこの速度よりも高速で駆動できるように、
    湾曲縫い目又は直線状縫い目のいずれかを形成できるよ
    うに、それらの駆動速度を別々に制御できるようにする
    ため、独立した駆動装置を各々有する、請求項10に記
    載の装置。
  13. 【請求項13】 前記内側ベルト及び外側ベルトを下げ
    てスリーブブランクと接触させた状態で、前記内側ベル
    ト及び外側ベルトをシーミングミシンの速度以上の速度
    で駆動するタイミング及び持続時間、及びこれらのベル
    トをこれらの速度で駆動する持続時間は、発生された特
    定の曲線によって決定される、請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 スリーブブランクからシャツのスリー
    ブを自動的に形成する方法において、(a)スリーブブラ
    ンクの縁部のトリミング、折畳み、及び縁縫いを自動的
    に行う機構にスリーブブランクを搬送する工程と、(b)
    スリーブブランクを折畳み、内側を外に返す機構に縁縫
    い済みのスリーブブランクを搬送する工程と、(c)内側
    を外に返したスリーブブランクを停止位置まで搬送する
    工程と、(d)内側を外に返したスリーブブランクが停止
    位置に近付くとき、スリーブブランクの前縁を検出する
    工程と、(e)内側を外に返したスリーブブランクの前縁
    がシーマーミシンの縫製ヘッドに対してずれた固定の所
    定位置にあるように、スリーブブランクを、前縁の検出
    に応じて、停止位置で停止する工程と、(f)スリーブブ
    ランクをシーマーミシンの縫製ヘッドまで移送する工程
    と、(g)スリーブブランクの後縁の位置をシーマーミシ
    ンの縫製ヘッドのところで縁部案内センサによって検出
    する工程と、(h)スリーブブランクをシーミングミシン
    によってシーミングするとき、縁部案内センサによって
    検出された位置に後縁を維持することによってスリーブ
    ブランクを案内する工程とを有する方法。
  15. 【請求項15】 縁部案内装置を使用して工程 (h)を実
    施する、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 以下の追加の工程、即ち、(j)シーミ
    ングミシンから横方向に間隔を隔てられた位置で、シー
    ミングミシンの縫製速度と同期させた所定の速度でスリ
    ーブブランクに送りを加えることによって、シーミング
    時にスリーブブランクを補助する工程、を実施する、請
    求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 以下の追加の工程、即ち、(i)シーミ
    ング縫製ヘッドから横方向に間隔を隔てられた所定位置
    のスリーブブランクにシーミングミシンの速度以上の所
    定速度で送りを加えることによって、湾曲縁部のシーミ
    ング時にスリーブブランクを補助する工程、を実施す
    る、請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 以下の追加の工程、即ち、(i)シーミ
    ング縫製ヘッドから横方向に間隔を隔てられた所定位置
    のスリーブブランクにシーミングミシンの速度以上の所
    定速度で送りを加えることによって、湾曲縁部のシーミ
    ング時にスリーブブランクを補助する工程、を実施す
    る、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 スリーブブランクからシャツのスリー
    ブを自動的に形成する方法において、(a)スリーブブラ
    ンクの縁部のトリミング、折畳み、及び縁縫いを自動的
    に行う機構にスリーブブランクを搬送する工程と、(b)
    スリーブブランクを折畳み、内側を外に返す機構に縁縫
    い済みのスリーブブランクを搬送する工程と、(c)内側
    を外に返したスリーブブランクを停止位置まで搬送する
    工程と、(d)内側を外に返したスリーブブランクが停止
    位置に近付くとき、スリーブブランクの縁部を検出する
    工程と、(e)内側を外に返したスリーブブランクの後縁
    がシーマーミシンの縫製ヘッドと整合するように、検出
    した縁部に応じてスリーブブランクを停止位置で停止す
    る工程と、(f)スリーブブランクをシーマーミシンの縫
    製ヘッドまで移送する工程と、(g)スリーブブランクの
    縁部に沿って縫い目を形成する工程と、(h)シーミング
    中のスリーブブランクの縁部を検出する工程と、(i)ス
    リーブブランクがシーミングミシンでシーミングされて
    いるとき、工程 (h)の検出工程からの信号によって制御
    される縁部案内機構でスリーブブランクを案内する工程
    とを有する方法。
  20. 【請求項20】 以下の追加の工程、即ち、(j)シーミ
    ング縫製ヘッドから横方向に間隔を隔てられた所定位置
    の送りライン上でスリーブブランクにシーミングミシン
    の縫製速度と同期した所定速度で送りを加えることによ
    って、シーミング時にスリーブブランクを補助する工
    程、を実施する、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 以下の追加の工程、即ち、(i)シーミ
    ング縫製ヘッドから横方向に間隔を隔てられた所定位置
    の送りライン上でスリーブブランクにシーミングミシン
    の速度以上の所定速度で送りを加えることによって、湾
    曲縁部のシーミング時にスリーブブランクを補助する工
    程、を実施する、請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】 以下の追加の工程、即ち、(i)シーミ
    ング縫製ヘッドから横方向に間隔を隔てられた所定位置
    の送りライン上でスリーブブランクにシーミングミシン
    の速度以上の所定速度で送りを加えることによって、湾
    曲縁部のシーミング時にスリーブブランクを補助する工
    程、を実施する、請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 中央演算処理装置、スリーブブランク
    を移送するための連続コンベヤが上側を延びる滑らかな
    上面を持つ支持テーブル、前記スリーブブランクの直線
    状縁部に沿って縁縫いを形成するためのトリミング−縁
    縫い機械、縁縫い済みのスリーブブランクを折畳んで内
    側を外に返すための機構を含む種類の、シャツのスリー
    ブを自動的に製造するための装置において、 前記縁縫い済みの縁部が前記連続コンベヤによって移送
    されるときに前記縁縫い済みの縁部が沿う縁部に沿って
    前記支持テーブルに対して固定され、縁縫い済みのスリ
    ーブブランクを折畳んで内側を外に返すための前記機構
    と隣接した縁部案内体と、 送出開口部を持ち、これらの送出開口部からの空気の噴
    流が前記縁部案内体に向かって差し向けられるように前
    記支持テーブルの上方に取り付けられた、複数の空気導
    管チューブとを有する、装置。
  24. 【請求項24】 前記縁部案内体は、前記支持テーブル
    に沿った所定位置、即ち、前記シャツスリーブブランク
    が縁縫い済みのスリーブブランクを折畳んで内側を外に
    返すための前記機構と係合する前の位置から、前記支持
    テーブルに沿った所定位置、即ち、前記シャツスリーブ
    ブランクが縁縫い済みのスリーブブランクを折畳んで内
    側を外に返すための前記機構と係合する位置を越えた位
    置まで延びている、請求項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】 スリーブブランクを前記トリミング−
    縁縫い機械から遠ざかるように移送しスリーブブランク
    が縁縫い済みのスリーブブランクを折畳んで内側を外に
    返すための前記機構に近付くとき、スリーブブランクが
    近付くことを認識するセンサを更に有し、前記センサ
    は、スリーブブランクが縁縫い済みのスリーブブランク
    を折畳んで内側を外に返すための機構に近づいているこ
    とを示す信号を前記中央演算処理装置に伝達し、 前記中央演算処理装置は、この信号を受け入れるのに応
    じて、前記空気流ダクトからの空気の噴流を開始する信
    号を送る、請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 固定された前記縁部案内体に沿って取
    り付けられた一連の光電池を更に有し、これらの光電池
    は、固定された前記縁部案内体に対してスリーブブラン
    クが存在することによって覆われたとき、前記中央演算
    処理装置に第1信号を送り、スリーブブランクによって
    覆われていない場合には第2信号を送る、請求項25に
    記載の装置。
  27. 【請求項27】 縁縫い済みであり且つ折畳み済みのス
    リーブブランクをシーミングミシンの縫製ヘッドまで移
    送するための移送機構が上側に設けられた滑らかな上面
    を持つ支持テーブル及び所定の輪郭を持つ縁部に沿った
    縫い目の形成中にスリーブブランクを制御するための湾
    曲発生器を含む種類の、シャツのスリーブを自動的に製
    造するための装置において、 スリーブブランクの縁縫い済みの縁部をシーマーミシン
    の縫製ヘッドへ移送する時に該縁部を認識するセンサ
    と、 シーミング作業中、スリーブブランクの後縁がシーミン
    グミシンの縫製ヘッドに関して一定の関係を維持するよ
    うに、スリーブブランクの上面と係合し、シーミングミ
    シンの速度と同期させたシーマーミシンの送りライン方
    向でスリーブブランクに送り力を及ぼし、更に、前記縁
    部案内センサから受け取った信号に応じて、スリーブブ
    ランクにシーマーミシンの送りラインに対して垂直方向
    に送り力を及ぼすように位置決めできる縁部案内装置
    と、 シーミングミシンの縫製ヘッドに対して横方向の所定位
    置でスリーブブランクの上面と係合する、シーマーミシ
    ンの縫製ヘッドの速度以上の速度でスリーブブランクを
    送ることができる縁部補助機構とを有し、 前記縁部案内補助は、内側ベルト及び外側ベルトを含
    み、これらのベルトはシーマーミシンの送りラインと平
    行に延び、前記支持テーブルに対して別個に上下動して
    シーミング中のスリーブブランクと接触したりこれから
    離れたりできるように取り付けられており、前記内側ベ
    ルト及び外側ベルトは、シーマーミシンの速度で又はこ
    の速度よりも高速で駆動できるように、湾曲縫い目又は
    直線状縫い目のいずれかを形成できるように、それらの
    駆動速度を別々に制御できるようにするため、独立した
    駆動装置を各々有する、装置。
  28. 【請求項28】 前記内側ベルト及び外側ベルトを下げ
    てスリーブブランクと接触させた状態で、前記内側ベル
    ト及び外側ベルトをシーミングミシンの速度以上の速度
    で駆動するタイミング及び持続時間、及びこれらのベル
    トをこれらの速度で駆動する持続時間は、発生された特
    定の曲線によって決定される、請求項27に記載の装
    置。
  29. 【請求項29】 折畳んだスリーブブランクの縁部に沿
    って湾曲した縫い目を自動的に形成する方法において、
    (a)スリーブブランクをシーマーミシンの縫製ヘッドま
    で移送する工程と、(b)シーマーミシンの縫製ヘッドに
    あるスリーブブランクの後縁の位置を縁部案内センサで
    検出する工程と、(c)シーミングミシンで縫製を開始す
    る工程と、(d)前記縁部案内センサで制御される縁部案
    内体によってスリーブブランクを案内する工程と、(e)
    前記シーマーミシンから間隔を隔てられた位置でブラン
    クをシーミングミシンの送り方向に送る工程と、(f)前
    記シーマーミシンから横方向に間隔を隔てられた位置で
    送り速度を加速することによってスリーブブランクを抑
    金を中心として時計廻り方向に枢動する工程とを有する
    方法。
  30. 【請求項30】 追加の工程、即ち、(g)前記シーマー
    ミシンから横方向に間隔を隔てられた位置で送り速度を
    前記シーミングミシンの送り速度と等しい送り速度まで
    減速することによって、スリーブブランクの抑金を中心
    とした時計廻り方向枢動を停止する工程、を実施する、
    折畳んだスリーブブランクの縁部に沿って湾曲した縫い
    目を自動的に形成する、請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 折畳み済みのスリーブブランクの縁部
    に沿って直線状の縫い目を自動的に形成するための方法
    において、(a)スリーブブランクをシーマーミシンの縫
    製ヘッドまで移送する工程と、(b)シーマーミシンの縫
    製ヘッドにあるスリーブブランクの後縁の位置を縁部案
    内センサで検出する工程と、(c)縁部案内体を下げてス
    リーブブランクと接触した状態に維持する工程と、(d)
    スリーブブランクを縁部案内体を中心として時計廻り方
    向に枢動する工程と、(e)抑金を下ろす工程と、(f)シー
    ミングミシンで縫製を開始する工程と、(g)直線状の縫
    い目を形成するとき、縁部案内センサによって検出され
    た位置に後縁を維持することによってスリーブブランク
    を案内する工程とを有する方法。
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