JP7050531B6 - マスク用シート及びマスク - Google Patents

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Description

本発明は,マスク用シート及びマスクに関する。より詳しく説明すると,本発明は,アスコルビン酸(ビタミンC)成分を徐々に放出できるマスク用シート及びマスクに関する。
特許第4004987号公報(特許文献1)には,油溶性アスコルビン酸誘導体を含む抗インフルエンザウイルス用のマスクが記載されている。
特許第4004987号公報
上記のマスクは,ビタミンCを放出できる点で優れている。しかしながら,このマスクはビタミンCを含むシートが肌に直接触れる。このため,ビタミンCがすぐに消滅するという問題がある。そこで,本発明は,ビタミンC(アスコルビン酸)を長時間放出できるマスクや,マスクにその機能を付与できるマスク用シートを提供することを目的とする。
本発明は,基本的には,アスコルビン酸成分を担体と結合させ,結合させてできた複合体を,バインダーを用いて,シート本体に結合させることで,アスコルビン酸成分を徐々に放出させることができるという知見に基づくものである。
本発明は,まずマスク用シートに関する。このマスク用シートは,シート本体1と,アスコルビン酸成分と,アスコルビン酸成分の担体と,バインダーと,を含む。アスコルビン酸成分は,アスコルビン酸,アスコルビン酸の誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩である。バインダーは,シート本体1に,アスコルビン酸成分及び担体を付着させるための材である。
このマスク用シートは,シート本体1が,不織布を含むものが好ましい。
このマスク用シートは,アスコルビン酸成分が,アスコルビン酸,アスコルビン酸の薬学的に許容される塩,アスコルビルリン酸,及びアスコルビルリン酸の薬学的に許容される塩のいずれか1種又は2種以上を含むものが好ましい。
このマスク用シートは,担体が,シリカ及びセラミックスのいずれか又は両方を含むものであることが好ましい。
このマスク用シートは,バインダーが,ポリビニルアルコール又は澱粉を含むものが好ましい。
本発明は,次に,上記のマスク用シート3を含むマスク5に関する。このマスク5は,第1の層7及び第2の層9を含むマスク本体11と,マスク本体11に取り付けられた耳かけ部13とを含む。そして,マスク用シート3は,第1の層7及び第2の層9の間に存在する。
このマスク5は,第1の層7及び第2の層9の間にフィルタ層15を有することが好ましい。
本発明によれば,アスコルビン酸成分を徐々に放出できるマスク用シートや,マスクを提供できる。
図1は,マスクの装着時の外観図である。 図2は,マスク本体の層構成例を示す概念図である。 図3は,マスク(使い捨てマスク)の正面図の例を示す概念図である。 図4は,マスク本体の層構成例を示す概念図である。 図5は,シートあり群とシート無し群の角層水分量の変化を示す図面に替わるグラフである。 図6は,シートあり群とシート無し群の経皮水分蒸散量の変化を示す図面に替わるグラフである。
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
まず,本発明のマスク用シートについて説明する。マスク用シートにおける「マスク」は,例えば,衛生用又は医療用のマスクであり,通常可撓性のある層を有している。そして,マスクは,対象者の口及び鼻を覆うことで,フィルタの役割を果たすものである。マスクには,マスク本体にシートを挿入できるタイプのマスクや,1又は複数のシートをマスク本体内部に収容したタイプのマスクがある。マスクは,使い捨てマスクであってもよい。
マスク内に挿入されるマスク用シートは公知である。マスク用シートは,例えば,シートを挿入できるタイプのマスクに挿入するものであってもよい。このようなマスクは,シート挿入部を有しており,シート挿入部にシートを挿入することで,マスクに様々な機能を与えることができる。また,マスク用シートは,あらかじめマスク本体内部に収容されたものであってもよい。マスク本体が,樹脂を含む場合は,1又は複数のシートをマスク本体に収容した状態で,融着することで,マスク本体にシートを収容させることができる。
このマスク用シートは,シート本体1と,
アスコルビン酸成分である,アスコルビン酸,アスコルビン酸の誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩と,
アスコルビン酸成分の担体と,
シート本体1に,アスコルビン酸成分及び担体を付着させるためのバインダーを含む。このシートは,上記以外の要素を含んでもよい。
シート本体1は,マスク用シートの基体となるものである。シート本体1は,対象者の顔の形状に応じて変形することが好ましいので,可撓性を有するものが好ましい。シート本体は,例えば,不織布や織物(ガーゼを含む)を含むものが好ましく,特に不織布を含むものが好ましい。シート本体1が繊維を含む場合,公知の繊維を適宜用いることができる。繊維は,天然繊維,合成繊維及び再生繊維のいずれか又は2種以上を混合して用いてもよい。天然繊維の例は,綿,羊毛,及び絹である。合成繊維の例は,ポリエステル,ポリオレフィン,ナイロン,メタクリル及びアクリル樹脂である。再生繊維の例はレーヨン,及びアセテートである。好ましいシート本体は,合成繊維及び再生繊維原料を重量比で9:1~1:1(好ましくは4:1~3:4)の割合で含む繊維である。合成繊維の量が多いと,熱融着しやすくなる。一方,再生繊維が多いほど吸水性に優れることとなる。本発明は,担体に吸着されたアスコルビン酸成分が,水分を与えられることで担体から分離することを想定している。そのため,シート本体は,吸水性に優れた再生繊維を含むものが好ましい。シート本体1は,上記繊維以外に公知の素材を適宜含んでもよい。イソプロピルアルコール(IPA)である。IPAが存在した場合,アスコルビン酸成分の徐放能が高まることとなる。IPAの含有量の例は,シート本体1枚につき,0.01μg以上10μgであり,0.1μg以上5μg以下でもよいし,0.2μg以上1μg以下でもよい。
不織布や織物を製造する工程は,公知であり,公知の方法に従って不織布や織物を製造し,適宜適切な大きさに切断することで,シート本体1を製造すればよい。シート本体の形状は特に限定されない。1つのマスクに用いられるシート本体の形状の例は,四角形状である。シート本体が四角形状の場合,短辺の長さの例は1cm以上10cm以下であり,3cm以上7cm以下でもよく,長辺の長さの例は3cm以上20cm以下であり,5cm以上10cm以下でもよい。シート本体1の重量の例は,0.1g以上10g以下であり,0.5g以上2g以下でもよい。もっとも,本発明のマスク用シートには,マスクを製造する途中段階において生ずる連続した状態のシートを含む。この連続した状態のシートを適宜切断することで,それぞれのマスク用のシートが製造されることとなる。
このマスク用シートはアスコルビン酸成分を含む。アスコルビン酸成分は,アスコルビン酸,アスコルビン酸の薬学的に許容される塩,アスコルビン酸の誘導体及びアスコルビン酸の誘導体の薬学的に許容される塩のうちいずれか1種又は2種以上を含む。
アスコルビン酸の誘導体の例は,アスコルビン酸とリン酸とのエステル,アスコルビン酸の配糖体(例えば,アスコルビン酸-2-グルコシド)である。アスコルビン酸の誘導体の具体例は,L-アスコルビン酸グルコシド,アスコルビルリン酸,アスコルビルグリコシド,L-アスコルビン酸-3-リン酸エステル,L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸エステル,パルミチン酸アスコルビルリン酸である。薬学的に許容される塩の例は,ナトリウム塩,カリウム塩,マグネシウム塩,カルシウム塩,バリウム塩,アンモニウム塩,モノエタノールアミン塩,ジエタノールアミン塩,トリエタノールアミン塩,モノイソプロパノールアミン塩,トリイソプロパノールアミン塩,塩酸塩,及び硫酸塩である。これらの中でも特に,L-アスコルビン酸,及びアスコルビルリン酸マグネシウムが好ましい。アスコルビン酸成分は,水溶性又は両溶性(水溶性であり油溶性でもあるもの)であることが好ましい。
アスコルビン酸成分は,第1の成分であるアスコルビン酸,アスコルビン酸の薬学的に許容される塩と,第2の成分であるアスコルビルリン酸又はその薬学的に許容される塩のいずれか又は両方を含むものが好ましい。すなわち,アスコルビン酸成分は,第1の成分のみであってもよいし,第2の成分のみであってもよいし,第1の成分と第2の成分の両方を含んでもよい。2つの成分を含む場合,第1の成分が対象の肌に直接ビタミンC(アスコルビン酸)として吸収され,第2の成分がビタミンCのプロドラッグ又は前駆体として機能する。このため,第1及び第2の成分が放出された後に,対象に長期間ビタミンCが投与され続けることとなる。例えば,マスクが短時間(例えば6時間以下)用いられる場合,第1の成分及び第2の成分の重量比の例は,1:20~20:1であり,1:10~10:1でもよく,1:5~5:1でもよい。一方,マスクが長時間(例えば12時間以上)用いられる場合,第1の成分及び第2の成分の重量比の例は,1:1~1:20であり,1:2~1:10でもよく,1:3~1:5でもよい。1枚のマスク本体に含まれるアスコルビン酸成分の量の例は,2mg以上300mg以下であり,10mg以上100mg以下でもよいし,15mg以上50mg以下でもよい。マスク本体に含まれるアスコルビン酸成分の濃度の例は0.05g/m以上10g/m以下であり,0.1g/m以上5g/m以下でもよく,0.3g/m以上5g/m以下でもよい。第1の成分の好ましい例は,アスコルビン酸及びアスコルビン酸ナトリウムのいずれか又は両方である。第2の成分の好ましい例は,アスコルビルリン酸マグネシウムである。アスコルビルリン酸マグネシウムは,体表に存在する酵素により,アスコルビン酸とリン酸マグネシウムに分解されるので,アスコルビン酸源として用いることができる。
担体は,アスコルビン酸成分と結合し(例えばアスコルビン酸成分を吸着し),シート本体に付着させるための要素である。もっとも,アスコルビン酸成分自体が,シート本体に付着していても構わない。担体は,水や油に溶解しないものが好ましい。担体は,通常粒子であり,担体の例は,シリカ及びセラミックスのいずれか又は両方を含む。シリカは,シリカ粉末であってもよいし,コロイダルシリカであってもよい。また,コロイダルシリカが乾燥したシリカ粉末であってもよい。シリカの含有量は,シート1枚あたり,例えば,10mg以上300mg以下であり,20mg以上150mg以下でもよく,30mg以上65mg以下でもよい。シリカ成分の濃度の例は,0.1g/m以上20g/m以下であり,0.3g/m以上6g/m以下でもよく,0.5g/m以上4g/m以下でもよいし,1g/m以上2g/m以下でもよい。
担体としてセラミックスを用いる場合,例えば,特許第5226976号公報に記載されたセラミックス粒子を適宜用いればよい。もっとも,本発明は,マスク用シートに関するため,担体粉末が,シート本体から脱離し,対象に吸収される事態は好ましくない。このため,担体が,シート本体から脱離しないように,後述するバインダーを用いることが好ましい。また,後のマスクにおいて説明するとおり,担体がシート本体から脱離した場合にも,対象に吸収されないように,マスクがフィルタを有していることが好ましい。
担体とアスコルビン酸成分とは,あらかじめ調整され,担体に,アスコルビン酸成分が付着し複合粒子を形成しているものが好ましい。このような複合体粒子の平均粒子径(すなわち担体の平均粒子径)の例は,1μm以上100μm以下であり,5μm以上20μm以下でもよい。なお,複合体は,担体の1次粒子からなるものでもよいし,1次粒子が複数結合した2次粒子を含んでもよい。一方,複合体の粒子径が小さい場合,シート本体から剥離した複合体が対象の体内に取り込まれる事態も想定される。このため,複合体全体のうち,1μm以下の粒子径を有する成分が10重量%以下であることが好ましく,0.1μm以下の粒子径を有する成分が1重量%以下であることが好ましい。平均粒子径は,例えば,JIS Z 8825に記載の方法を用いて測定すればよい。平均粒子径は,基本的には担体の粒子径を反映したものである。
複合体の粒子径分布は,単峰型のものでもよいし,双峰型又は多峰型のものでもよい。粒子分布の峰の数が多いほど,アスコルビン酸成分の放出時間に差異を生ずるため好ましい。一方,粒子分布の峰の数が多いほど,担体の性質が異なり,調整が難しくなる。このような観点から,複合体(すなわち担体)の粒子分布は,単峰型又は双峰型のものが好ましい。
バインダーは,アスコルビン酸成分又は上記の複合体を,シート本体に結合させるための要素である。バインダーは,粒子を繊維に固着させることができるものであれば,公知のものを適宜用いることができる。バインダーは,樹脂や澱粉であってもよく,好ましいバインダーの例はポリビニルアルコールである。バインダーの例は,ポリビニルアルコールを含むものである。ポリビニルアルコールは臭気がほとんど無く,また安全性が高いのでマスク用途には特に好ましい。バインダーは,マスク用シートにおいてバインダー層を形成していてもよい。バインダー層は,その内部に上記の複合体(アスコルビン酸成分及び担体)を含む。もっとも,バインダー層は,担体から分離したアスコルビン酸成分を含んでもよい。このバインダー層が,シート本体の繊維に絡まることで,シート本体にアスコルビン酸成分を付着又は結合させることができる。バインダー中の固形分量(例えば澱粉の量)の例は,シート1枚当たり,1mg以上40mg以下であり,4mg以上20mg以下でもよいし,6mg以上12mg以下でもよい。
次に,マスク用シートの製造例について説明する。以下に記載する製造例は,例であって,本発明は以下の製造例に限定されるものではない。
このマスク用シートの製造方法は,アスコルビン酸成分と担体との複合体を調製する工程(複合体調製工程)と,この複合体をバインター(又はバインダー溶液)に分散させる工程(分散工程)と,複合体が分散したバインダーを,シート本体に塗布する工程(塗布工程)を含む。
複合体調製工程では,アスコルビン酸成分が水溶性の場合,アスコルビン酸成分の水溶液に,担体を添加し,撹拌混合することで,担体にアスコルビン酸成分を吸着させ,複合体を得ることができる。この際,攪拌に用いられる攪拌装置は,公知の装置を適宜採用すればよい。また,撹拌混合処理も,公知の条件を適宜採用すればよい。
この際,担体として,シリカ粒子と,コロイダルシリカとを併用することが好ましい。これらを併用すると,アスコルビン酸成分の放出能に時間差が生じ,徐放性をより効果的に発揮できる。このような観点から,シリカのみならず,セラミックス粒子も担体として含まれていてもよい。セラミックス粒子は,例えば,シリカと同程度の粒子径を有していればよく,アスコルビン酸成分を吸着できる全てのセラミックス粒子を適宜採用できる。
次に,分散工程は,バインダー溶液に複合体を分散させる工程である。この工程は,例えば,容器にバインダー溶液を入れ,そのバインダー溶液を撹拌しつつ,複合体を少量ずつ添加すればよい。バインダー溶液の濃度は,複合体が好ましく分散されるように適宜調整すればよい。
塗布工程は,複合体が分散したバインダーを,シート本体に塗布する工程である。塗布方法は,浸漬塗布,スプレー塗布及びローラ塗布を含め公知の塗布方法を適宜採用できる。
マスク用シートの製造においては,上記の工程の他,各種の工程(例えば,塗布工程の後の乾燥工程)を適宜加えることができる。
マスク用シートは,例えば,マスク本体に収容されて,マスク本体にアスコルビン酸成分を徐放する機能を付加する用途で用いられる。
次に,図面に基づいて本発明のマスクについて説明する。このマスクは,先に説明したマスク用シート3を含むマスク5である。図1は,マスクの装着時の外観図である。図2は,マスク本体の層構成例を示す概念図である。図2においては,層構成の例をわかりやすく表示するため,それぞれの層を分離して表現したものである。図1及び図2に示されるように,このマスク5は,第1の層7及び第2の層9を含むマスク本体11と,マスク本体11に取り付けられた耳かけ部13とを含む。そして,第1の層7及び第2の層9の間にマスク用シート3が存在する。
第1の層7は,通常,マスク本体のうち外部に曝される層である。第1の層7は,不織布により形成されてもよいし,ガーゼなどの織物で構成されてもよい。
第2の層9は,通常,対象の顔(特に口及び鼻)を覆う層である。第2の層9は,不織布により形成されてもよいし,ガーゼなどの織物で構成されてもよい。
第1の層7及び第2の層9のいずれか又は両方は,その全体が折り畳まれており,プリーツを有するものが好ましい。マスクがプリーツを有することで,対象がマスクを装着する際に,マスクが対象の顔の起伏にあった立体形状となる。
図3は,マスク(使い捨てマスク)の正面図の例を示す概念図である。このマスクは,不織布などのシートが折り畳まれて形成されたプリーツを有するものである。このマスクは,複数の層が部分的に融着され,一つのマスクとして構成されている。マスク上部には,2本の上部融着ライン31,33が形成されている。この融着ラインは,連続したものでもよいし,図3に示されるように断続的に形成されたものでもよい。このマスクは,2本の上部融着ライン31,33にノーズクリップが挿入されている。また,このマスクの下部にも,1本の下部融着ライン35が形成されている。
このマスク5は,接続領域37を有し,この接続領域37により各層が一体とされている。接続領域37は,例えば,マスク本体3にプリーツ加工が施され,各層が折り畳まれ,耳かけ部13の端部をこの領域に収容した状態で,この領域に超音波を照射することで形成できる。このマスクは,マスク5の両端においても,左右の融着ライン39,41が形成されている。
本発明のマスクは,マスクに含まれる公知の要素を適宜含んでもよい。例えば,このマスク5は,第1の層7及び第2の層9の間にフィルタ層15を有してもよい。フィルタ層15は,好ましくは,マスク用シート3と第2の層9の間に存在する。このフィルタ層15は,担体又は複合体を遮断できるものが好ましい。すなわち,フィルタ層15は,好ましくは,担体又は複合体を遮断するための遮断フィルタとして機能する。このフィルタ層15があるので,万が一マスク用シート3から担体又は複合体が分離した場合でも,担体又は複合体が対象に吸収される事態を防止できる。一方,目開きがあまりに小さいと,対象の呼吸が困難になる。そのような観点から,フィルタ層15は所定の目開きを有するフィルタによって構成されればよい。そのような目開きの例は,0.01μm以上10μm以下であり,0.1μm以上5μm以下でもよいし,0.5μm以上3μm以下でもよい。
図4は,マスク本体の図2とは別の層構成例を示す概念図である。図4に示されるように,このマスク5は,マスクの立体形状を維持するための樹脂シート43を含んでもよい。樹脂シート43は,第1の層7及び第2の層9より硬度が高いシートである。この樹脂シートの例は,特開2014-33973号公報に記載された形状支持部材である。マスクが,樹脂シート43を含むので,マスクの立体形状を保持できる。図4では,樹脂シート43が,マスク用シート3と第2の層9の間に存在している。この場合,樹脂シートはアスコルビン酸成分を吸着しないもの(例えば,撥水処理されている樹脂シート)が好ましい。一方,樹脂シート43は,第1の層7とマスク用シート3との間に存在していてもよい。
本発明のマスクは,マスク用シートを収容する以外は,通常のマスクにおける構成を適宜採用できる。このため,本発明のマスクの製造方法も,マスク本体がマスク用シートを収容する以外は,公知の方法(例えば特開2014-33973号公報,又は実用新案登録第3163625号公報)に記載された方法)を用いて,マスクを製造できる。
本明細書は,次に,美容用マスク,及び肌の保湿装置をも開示する。この美容用マスク,及び肌の保湿装置の構造は,基本的には上記したマスクと同様である。
例えば,特開2016-093324号公報には,美容用マスクが記載されている。この従来の美容用マスクは,顔に直接貼り付けるものであり,比較的短時間しか利用できない。また,特開2013-053147号公報には,炭酸水とビタミンCを用いた美容器具が記載されている。この美容器具は大掛かりである。このため,この美容器具を用いると,他の作業ができないといった問題がある。本明細書に記載される美容用マスク及び肌の保湿装置は,後述する実施例により示される通り,ビタミンC誘導体が徐放され,しかも長期間利用し続けることができ,対象の肌を潤し続けることができるという知見に基づくものである。長時間の例は,6時間以上,12時間以上又は24時間以上のいずれであってもよい。例えば,6時間以上ビタミンC誘導体が放出され続ければ,着用から食事までの間を十分担保できるので,好ましい。また,12時間以上ビタミンC誘導体が放出され続ければ,起床後から入浴等を行うまでの間を十分担保できるので,美容用のマスクとして好ましい。
この美容用マスク,及び肌の保湿装置は,図1~4に示されたものと同様である。つまり,この美容用マスク,及び肌の保湿装置は,第1の層7及び第2の層9を含むマスク本体11と,マスク本体11に取り付けられた耳かけ部13とを含む。そして,マスク用シート3は,第1の層7及び第2の層9の間に存在する。また,フィルタ層15が第1の層7及び第2の層9の間に存在してもよく,この場合,フィルタ層15はマスク用シート3と第2の層9の間に存在することが好ましい。そして,マスク用シートは,シート本体1と,アスコルビン酸成分である,アスコルビン酸,アスコルビン酸の誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩と,アスコルビン酸成分の担体と,シート本体1に,アスコルビン酸成分及び担体を付着させるためのバインダーと,を含む。
美容用マスクは,主に美容効果を目的としたマスクである。例えば,美容用マスクは,長期間アスコルビン酸成分を放出し続けること,対象者の肌を潤し続けること,及び対象者の肌の保湿量を高めることの少なくともいずれかが意図されたマスクである。後述する実施例によって示される通り,この美容用マスクは,利用者の角質水分量を極めて優位に高めることができ,また水分蒸散量を軽減できるので,保湿効果に優れた美容用具や,化粧料として美容関連産業にて利用されうる。肌の保湿装置も,美容用マスクと同様である。
この実施例では,マスク用シートを製造し,評価した。
マスク用シートの原料として以下のものを用いた。
1.シート本体(基材不織布)
ポリエステル(PET及びコポリマー0.5g/枚,三酸化アンチモン0.42mg/枚,イソプロピルアルコール(IPA)0.4μg/枚)及びレーヨン(0.22g/枚)を原料とし,目付24g/mの不織布を用いた。
2.アスコルビン酸成分
アスコルビン酸25mg/枚
アスコルビルリン酸マグネシウム5mg/枚
3.担体
コロイダルシリカ6mg/枚
シリカ39mg/枚
4.バインダー原料
ポリビニルアルコール(日本合成化学製NL-05) 9mg/枚
担体とアスコルビン酸成分を混合し,複合体を形成した。バインダーであるポリビニルアルコールを温水に溶解し,バインダー溶液を製造した。バインダー溶液の温度を室温まで下げた後に、複合体をバインダー溶液に撹拌させながら投入し、バインダー溶液に複合体粒子を分散させ、分散液を得た。シート本体を分散液に浸漬し,分散液をシート本体に塗布した。分散液を塗布後,シート本体を風乾し,マスク用シートを製造した。
以下のようにして,このマスク用シートのアスコルビン酸放出能を評価した。
内容積1mの試験ボックス内に試作不織布および送風機で構成した評価装置を設置した。評価するマスク用試作不織布を12cm×6cmの大きさにカットし、6cm×6cmのサイズとなるようにプリーツ折にしたものを送風機の出口にエアーが外に漏れないように取り付け,プリーツ状の不織布を通過した空気を不織布の直後にエアー捕集用の漏斗をかざし,これをバブリング容器へつなぎ真空ポンプで吸引させた。
バブリング容器にはあらかじめ純水100mlを入れた。バブリングにより,評価用プリーツ不織布から放出されたアスコルビン酸成分を純水へ溶解させ,ホスファターゼ10mgを加え,アスコルビルリン酸塩もアスコルビン酸へ変換後,溶解しているアスコルビン酸 濃度をDPPHラジカルの還元量の数値法から定量分析を実施し,時間あたりに放出されたアスコルビン酸の濃度を分析した。また,純水でのアスコルビン酸溶解濃度は100%が溶解したとして計算した。
操作方法
送風機にプリーツ状にしたマスク用不織布を取り付けた。
温度30℃,湿度80%,送風は0.1m/s(0.043m/分)とし,6時間通風後,および24時間通風後にアスコルビン酸の放出量を測定した。
放出量測定は,100gの純水を入れたバブリング容器を用意し,真空ポンプと繋ぎ,温度30℃,湿度80 %,送風は0.1m/s(0.043m/分)で純水中に3時間バブリングさせた。また,バブリング容器は,アスコルビン酸は光によって分解され易いため,バブリング中はガラス容器を遮光した。
サンプリングしたバブリング水は,超音波洗浄機による超音波の照射を30分行い,簡易的に脱気した。
30分暗所にて静置後,DPPHラジカル消去法による抗酸化値の測定を行った。
DPPHラジカル消去法
まず,DPPH(和光純薬製:1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル)0.125mmol/lエタノール溶液を調製し,サンプルを入れた。サンプルに抗酸化性があれば,DPPHエタノール溶液のラジカルが減少し,紫色から黄色に溶液が変色する。その時のピークをDPPHエタノール溶液のピークから引いた値が,抗酸化力を示す値となる。このようなラジカルの還元力の強さを指示薬の呈色変化で調べる方法が本分析法であり,その微妙な呈色反応を分光光度計で読み取り,既知濃度のアスコルビン酸を測定して得られた検量線を使ってアスコルビン酸濃度として換算し,測定結果として得られる。
試験結果
通風後6時間及び24時間後におけるアスコルビン酸発生量を測定した。複数のマスク用シートについて評価した結果,通風後6時間及び24時間後において,アスコルビン酸の発生濃度は0.176ppm~0.19ppmの範囲に維持されていた。これにより,本発明のマスク用シートは,長期間アスコルビン酸成分を放出し続けられることがわかる。
[実施例2-1]
シート本体のポリエステルとレーヨンの割合を1:1にした以外は,実施例1と同様にしてマスク用シートを製造する。
[実施例2-2]
アスコルビン酸成分として,アスコルビン酸15mg/枚及びアスコルビン酸ナトリウム15mg/枚とした以外は,実施例1と同様にしてマスク用シートを製造する。
[実施例2-3]
アスコルビン酸成分として,アスコルビルリン酸マグネシウム30mg/枚とした以外は,実施例1と同様にしてマスク用シートを製造する。
[実施例2-4]
担体として,セラミックス粒子を用いた以外は,実施例1と同様にしてマスク用シートを製造する。
[実施例2-5]
バインダーとして,酸化澱粉(王子コーンスターチ製エースA)を用いた以外は,実施例1と同様にしてマスク用シートを製造する。
実施例1と同様にアスコルビン酸放出能を評価する。いずれのマスク用シートも実施例1のマスク用シートには及ばないものの,好ましいアスコルビン酸放出能を発揮すると考えられる。
この実施例では,マスクを製造し,評価した。すなわち,市販されている使い捨てマスクに実施例1で製造されたマスク用シートを挿入し,本発明のマスクを製造した。本発明のマスク用シートを挿入しない市販されている使い捨てマスクを比較例1とした。それぞれ5名の被験者に12時間マスクを装着させ,肌の感覚について評価した。その結果を表1に示す。
Figure 0007050531000001
評価は,5:しっとり感がある,4:ややしっとり感がある,3:普通
2:ややかさかさしている,1:かさかさしている
とした。
実施例3から,本発明のマスクを用いれば,アスコルビン酸が長期間にわたり対象の肌を潤し続けることができることがわかる。
本発明のマスクが,長期間にわたり対象の肌を潤し続けることができることの定量評価
上記の実施例1及び2により,本発明のマスクが長期間アスコルビン酸成分を放出し続けられることが示された。また,実施例3により,本発明のマスクは,長期間にわたり対象の肌を潤し続けることができることが示された。実施例4では,本発明のマスクが,長期間にわたり対象の肌を潤し続けることができることを定量的に評価するため,角層水分量と経皮水分蒸散量を測定した。
角層水分量
角層水分量を,株式会社ヤヨイ社製皮表角層水分量測定装置 SKICON-200EX-USB を用いて測定した。測定部位として頬を選択した。角層水分量を,1度の評価において5回測定し,その平均値を測定値とした。
経皮水分蒸散量
経皮水分蒸散量を,CourageアンドKhazaka Electronic GmbH製の経皮水分蒸散量(TEWL)測定用テヴァメーター(Tewameter)TM300を用いて測定した。測定部位として頬を選択した。経皮水分蒸散量を,1度の評価において5回測定し,その平均値を測定値とした。
被験者として,23~38才の女性6名を対象とした。
試験方法は,以下の通りとした。
定量評価のための,角層水分量及び経皮水分蒸散量を,マスクの使用前(0週)と使用後(1、2週)に実施した。
被験者を,22℃,50%RHに調整した試験室内にて洗顔させ,その後20分座位安静にさせた後に,角層水分量及び経皮水分蒸散量を測定した。
なお,洗顔には以下の化粧品を用いた。
メイク落とし:ビオレ(登録商標)メイク落とし パーフェクトオイルb(花王製)
洗顔料:ビオレ(登録商標) スキンケア洗顔料 モイスチャーb(花王製)
マスク使用前(0週)の角層水分量と経皮水分蒸散量の平均値が近くなるように、被験者6名を3名ずつ2つのグループに分けた。そして,実施例1で用いたマスクを被験者3名に着用させた(実施例4)。また,マスク用シートを用いない以外は実施例1と同様に製造したマスクを被験者3名に着用させた(比較例2)。マスクは,平日の通勤時間と就業時間の約8時間を目安に着用させた。
図5は,シートあり群(実施例4)とシート無し群(比較例2)の角層水分量の変化を示す。各郡とも,マスク着用前である0週の角層水分量を100としている。角層水分量は,天候等によっても左右するものの,図5に示される通り,シートあり群(左)では,シート無し群(右)に比べて,角層水分量が極めて高いことが示された。また,図5によれば,シートありのマスクを着用すれば,角層水分量が徐々に向上することが示された。このように本発明のマスクは,対象の肌を潤し続けることができ,美容効果も極めて高いといえる。
図6は,シートあり群(実施例4)とシート無し群(比較例2)の経皮水分蒸散量の変化を示す。経皮水分蒸散量は,天候等によっても左右するものの,図6に示される通り,シートあり群(左)では,シート無し群(右)に比べて,経皮水分蒸散量が少なく,肌からの水分の喪失が少ないことが示された。
本発明は,マスクやマスク用のシートに関するので家庭用品や衛生具の製造業において利用されうる。
1 シート本体
3 マスク用シート
5 マスク
7 第1の層
9 第2の層
11 マスク本体
13 耳かけ部
15 フィルタ層

Claims (6)

  1. シート本体(1)と,
    アスコルビン酸成分である,アスコルビン酸,アスコルビン酸の誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩と,
    前記アスコルビン酸成分の担体と,
    前記シート本体(1)に,前記アスコルビン酸成分及び前記担体を付着させるためのバインダーと,を含み,
    前記担体は,前記アスコルビン酸成分の放出能に時間差がある2種のシリカ粒子を含み,そのうちの一種はコロイダルシリカである
    マスク用シート。
  2. 請求項1に記載のマスク用シートであって,
    前記シート本体(1)は,不織布を含む,
    マスク用シート。
  3. 請求項1に記載のマスク用シートであって,
    前記アスコルビン酸成分は,アスコルビン酸,アスコルビン酸の薬学的に許容される塩,アスコルビルリン酸,及びアスコルビルリン酸の薬学的に許容される塩のいずれか1種又は2種以上を含む,
    マスク用シート。
  4. 請求項1に記載のマスク用シートであって,
    前記バインダーは,ポリビニルアルコール又は澱粉を含む,
    マスク用シート。
  5. 請求項1に記載のマスク用シート(3)を含むマスク(5)であって,
    前記マスク(5)は,第1の層(7)及び第2の層(9)を含むマスク本体(11)と,前記マスク本体(11)に取り付けられた耳かけ部(13)とを含み,
    前記マスク用シート(3)は,第1の層(7)及び第2の層(9)の間に存在する,
    マスク。
  6. 請求項に記載のマスク(5)であって,
    前記マスク(5)は,第1の層(7)及び第2の層(9)の間にフィルタ層(15)を有する,
    マスク。
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