JP4965772B2 - 徐放性抗アレルギー剤、徐放性抗アレルギー製剤及び該抗アレルギー剤を用いた日常衛生用品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鼻詰まり、くしゃみなどのアレルギー症状の緩和、解消効果のある徐放性抗アレルギー剤、徐放性抗アレルギー製剤及び該抗アレルギー剤を用いた日常衛生用品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、アレルギー性疾患は増加の一途をたどっている。特にアレルギー性鼻炎、花粉症、アレルギー性皮膚炎など、即時型アレルギーが大きく係わる疾患に罹患する人が増えている。
【0003】
このようなアレルギー性鼻炎により鼻が詰まった場合などに、メントールで鼻通りを良くすることにより、鼻詰まりの不快感などの解消を図った衛生マスクが提案されている(登録実用新案第3057679号公報、特開平8−89591号公報など)。
【0004】
しかしながら、メントールを単独で用いた場合、メントールの昇華速度が速いため、メントールの刺激臭が強すぎたり、また、鼻詰まり感、くしゃみ等のアレルギー症状の緩和効果の持続性がなく、十分満足できるものが提供されていないのが現状である。
【0005】
一方、居室、トイレット、車内等の空間に配置する種々の日常衛生用品に自然な芳香を付与して快適な生活が送れるようにすることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明は、鼻詰まり、くしゃみなどのアレルギー症状の緩和、解消に効果的な徐放性抗アレルギー剤、徐放性抗アレルギー製剤及び該抗アレルギー剤を用いた日常衛生用品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、植物性精油とdl−メントールを有効成分とする徐放性抗アレルギー剤、特にオリーブ油と桂皮油とdl−メントールを有効成分として含有する徐放性抗アレルギー剤が、メントールの刺激臭をまろやかにすることができると共に、鼻詰まり感、くしゃみ等のアレルギー症状を効果的に緩和、改善できることを知見した。
【0008】
また、前記徐放性抗アレルギー剤を粒状化、又は基体に含浸させた徐放性抗アレルギー製剤、若しくは前記徐放性抗アレルギー剤を混練材と混練し、得られた混練物を造粒、又は基体に担持させた徐放性抗アレルギー製剤が、メントールの刺激臭をよりまろやかにすることができると共に、持続性や取扱い性が向上し、マスク、鼻テープ、ガーゼ、包帯、タオル、ハンカチ、おしぼり、ティッシュ、ウエットティッシュ、オムツ、手袋、下着、白衣、手術着、パジャマ、ネグリジェ、スエットスーツ、シーツ、ベッドカバー、ベッドパッド、ベッド、布団、毛布、タオルケット、ソファー、枕及び枕カバーから選ばれる日常衛生用品に優れた抗アレルギー性を付与することができることを知見し、本発明をなすに至った。
【0009】
即ち、本発明は、下記の徐放性抗アレルギー剤、徐放性抗アレルギー製剤及び該抗アレルギー剤を用いた日常衛生用品を提供する。
【0010】
請求項1の発明は、植物性精油とdl−メントールを有効成分として含有することを特徴とする徐放性抗アレルギー剤である。
【0011】
請求項2の発明は、植物性精油が、オリーブ油、桂皮油、ホホバ油、ひまし油、ツバキ油、月見草油、サフラワー油、ベニバナ油、落花生油、スクワラン、ベルガモット油、アボガド油、ひまわり油、ユーカリ油、テレピン油、カカオ油、ローズ油、トウモロコシ油、ナタネ油、綿実油、椰子油及びケシ油から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の徐放性抗アレルギー剤である。
【0012】
請求項3の発明は、オリーブ油と桂皮油とdl−メントールを有効成分として含有する請求項1又は2記載の徐放性抗アレルギー剤である。
【0013】
請求項4の発明は、オリーブ油と桂皮油とdl−メントールを、質量比でオリーブ油:桂皮油:dl−メントール=1〜10:1〜10:1〜10の割合で含む請求項3記載の徐放性抗アレルギー剤である。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤を粒状化、又は基体に含浸させたことを特徴とする徐放性抗アレルギー製剤である。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤を混練材と混練し、得られた混練物を造粒、又は基体に担持させたことを特徴とする徐放性抗アレルギー製剤である。
【0016】
請求項7の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤の合計有効成分量と混練材との混合割合が、質量比で合計有効成分量:混練材=1:0.1〜10.0である請求項6記載の徐放性抗アレルギー製剤である。
【0017】
請求項8の発明は、基体が多孔質体である請求項5乃至7のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー製剤である。
【0018】
請求項9の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤、又は請求項5乃至8のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー製剤を一部又は全部に備えたことを特徴とする日常衛生用品である。
【0019】
請求項10の発明は、請求項5乃至8のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー製剤を封入したパッケージを取付けたことを特徴とする日常衛生用品である。
【0020】
請求項11の発明は、日常衛生用品が、マスク、鼻テープ、ガーゼ、包帯、タオル、ハンカチ、おしぼり、ティッシュ、ウエットティッシュ、オムツ、手袋、下着、白衣、手術着、パジャマ、ネグリジェ、スエットスーツ、シーツ、ベッドカバー、ベッドパッド、ベッド、布団、毛布、タオルケット、ソファー、枕及び枕カバーから選ばれる請求項9又は10記載の日常衛生用品である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、更に詳しく説明する。
<徐放性抗アレルギー剤>
本発明の徐放性抗アレルギー剤は、植物性精油とdl−メントールとを有効成分として含有する。
【0022】
前記dl−メントールとしては、特に制限されず、dl−メントール以外にも、dl−メントールを含むハッカ油、カンフル、ペパーミントなどを適宜用いることができる。
【0023】
前記植物性精油としては、例えば、オリーブ油、桂皮油、ホホバ油、ひまし油、ツバキ油、月見草油、サフラワー油、ベニバナ油、落花生油、スクワラン、ベルガモット油、アボガド油、ひまわり油、ユーカリ油、テレピン油、カカオ油、ローズ油、トウモロコシ油、ナタネ油、綿実油、椰子油及びケシ油などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、オリーブ油、桂皮油などが好ましい。
【0024】
本発明の徐放性抗アレルギー剤は、植物性精油とdl−メントールを、質量比で植物性精油:dl−メントール=1〜9:9〜1の割合で含むことが好ましく、より好ましくは植物性精油:dl−メントール=3〜7:7〜3である。
【0025】
また、本発明の徐放性抗アレルギー剤は、オリーブ油と桂皮油とdl−メントールを有効成分として含有することが好ましい。このように、上述した植物精油の中からオリーブ油と桂皮油とを選択することにより、dl−メントールの刺激臭がまろやかになると共に、持続性が向上し、鼻詰まり感、くしゃみが解消し得るものである。
【0026】
この場合、オリーブ油と桂皮油とdl−メントールを質量比でオリーブ油:桂皮油:dl−メントール=1〜10:1〜10:1〜10の割合で含むことが好ましく、より好ましくはオリーブ油:桂皮油:dl−メントール=2〜8:2〜8:2〜8である。
前記オリーブ油と桂皮油とdl−メントールの混合割合範囲を外れると、抗アレルギー作用が十分発揮されなかったり、また、メントールの刺激臭が強すぎたり、持続性が不十分となって、実用性が低下する場合がある。
【0027】
なお、本発明の徐放性抗アレルギー剤には、上記以外の任意成分として、通常用いられる各種配合剤、例えばアルコール類、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、賦形剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調整剤、香料、色素、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン類、アミノ酸類などを配合することができる。なお、任意成分はこれらに限定されるものではない。
【0028】
<徐放性抗アレルギー製剤>
本発明の徐放性抗アレルギー製剤は、植物性精油(特にオリーブ油と桂皮油)とdl−メントールを有効成分として含有する前記徐放性抗アレルギー剤を粒状化、又は基体に含浸させたものであり、これにより、優れた抗アレルギー効果に加えて、取扱性が大幅に向上するものである。
【0029】
この場合、粒状化の方法としては特に制限されず公知の造粒方法を採用することができる。例えば、噴霧流動造粒法、遠心流動造粒法などにより所望の平均粒径のものを形成することができる。なお、基体については後述する。
【0030】
また、本発明の徐放性抗アレルギー製剤は、植物性精油(特にオリーブ油と桂皮油)とdl−メントールを有効成分として含有する前記徐放性抗アレルギー剤を混練材と混練し、得られた混練物を造粒、又は基体に担持させたものであり、これにより、優れた抗アレルギー効果に加えて、徐放性抗アレルギー剤の飽和蒸気圧を抑制し得、より優れた徐放性能を得ることができると共に、常温で固形状にすることが可能となり、取扱い性が大幅に向上するものである。
このことは、徐放性抗アレルギー剤が使用開始までの保管中にバリア包装材で包装されることを想定した場合、包装材内部で発生する植物性精油の結露やdl−メントールの結晶析出防止が可能となる点で有利である。
【0031】
前記基体としては、特に制限されず、目的に応じて適宜選定することができるが、担持量を多くできることから多孔質体が好ましい。また、基体の形態は、特に制限されないが、取扱い性の面からシート状や粒状が好ましい。
【0032】
このような多孔質体としては、紙、不織布、パルプシート、パルプマット、セルローススポンジ、セルロース粒子等のセルロース多孔質体;ポリビニルアルコール、ポリ乳酸等の高分子多孔質体;ケイ酸塩、シリカゲル、ゼオライト、アルミナ等の無機多孔質体などが挙げられる。
【0033】
前記混練材としては、特に制限されず、目的に応じて適宜選定することができるが、例えば、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス;脂肪酸、カルナバワックス、ライスワックス等の天然ワックス;ロジン、ロジンエステル等の天然樹脂;天然ゴム、合成ゴム等のゴム;ポリエステル、アクリル系樹脂等の合成高分子などが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0034】
これらの混練材の中でも、融点が低いために加工性が良好であり、しかもそれ自体臭いが少ない石油ワックス、天然ワックスなどが好適である。
【0035】
なお、本発明の徐放性抗アレルギー製剤には、前記徐放性抗アレルギー剤と同様の任意成分を配合することができる。なお、前記同様任意成分はこれらに限定されるものではない。
【0036】
本発明の徐放性抗アレルギー製剤は、例えば、植物性精油とdl−メントールと混練材をミキサー、ニーダー等の任意の方法で加熱しながら混練し、得られた溶融混練物を所定の大きさの球状、粒状、ペレット状に成型したり、多孔質体などの基体に担持させることにより製造される。
【0037】
前記植物性精油とdl−メントールと混練材の混練割合は、特に制限されないが、例えば、植物性精油とdl−メントールとの合計有効成分量と混練材との混練割合が、質量比で合計有効成分量:混練材=1:0.1〜10.0であることが好ましい。
【0038】
本発明の徐放性抗アレルギー製剤は、前記徐放性抗アレルギー剤を基体に含浸させて製造する場合、質量比で徐放性抗アレルギー剤:基体=1:0.1〜50.0であることが好ましい。また、前記徐放性抗アレルギー剤を混練材と混練し、得られた混練物を基体に担持させた徐放性抗アレルギー製剤の場合は、質量比で混練物:基体=1:0.1〜100.0であることが好ましい。
【0039】
<日常衛生用品>
本発明の徐放性抗アレルギー剤、又は徐放性抗アレルギー製剤を、包帯、マスク、鼻バンド、ガーゼ、タオル、ハンカチ、おしぼり、ティッシュ、ウエットティッシュ、オムツ、手袋、下着、白衣、手術着等の医療衛生用品、又はパジャマ、ネグリジェ、スエットスーツ、シーツ、ベッドカバー、ベッドパッド、ベッド、布団、毛布、タオルケット、ソファー、枕、枕カバー等の寝装用品の一部又は全体に備えることにより、これら日常衛生用品に抗アレルギー作用を付与することができ、鼻詰まり感、くしゃみ等のアレルギー症状の緩和、改善に寄与し得るものである。
【0040】
前記抗アレルギー剤を備える方法としては、特に制限されず、徐放性抗アレルギー剤を配合したスプレーを日常衛生用品に噴霧含浸する方法、徐放性抗アレルギー製剤を直接取り付ける方法、更には徐放性抗アレルギー製剤を通気性袋体等のパッケージに封入して取り付ける方法などが挙げられる。
【0041】
前記通気性袋体としては、特に制限されないが、例えば、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布などの不織布、織布、フィルム、シートなどを縫製、接着などにより袋体に加工することにより、所望の形状を有する袋体を製造することができる。
【0042】
本発明の徐放性抗アレルギー製剤の使用方法としては、具体的には、図1に示したように、本発明の粒状である抗アレルギー製剤1を通気性のパッケージに封入し、このパッケージをマスク2のポケットに入れて取り付けることにより、メントールの爽快感により、鼻通りがスムーズになり、花粉の季節などに好適なものである。
【0043】
また、図2に示したように、本発明の粒状である抗アレルギー製剤1を通気性のパッケージに封入し、このパッケージを枕又は枕カバー3のポケットに入れて取り付けることにより、爽快感と清涼感を付与し、安眠を得ることができるものである。
【0044】
なお、本発明徐放性抗アレルギー剤又は徐放性抗アレルギー製剤の用途は、上記の例に限られず、他にも種々の用途に用いることができる。例えば、以下のような利用が可能である。
(1)居室、トイレット、車内等の空間に噴霧するスプレーへの配合。
(2)家畜や愛玩動物の飼料用具へ噴霧するスプレーへの配合。
(3)台所等の生ゴミの除菌、消臭処理。
【0045】
【実施例】
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
【0046】
〔実施例1〕 徐放性試験
5cm×5cmのガーゼを電子天秤の上に載せ、下記に示した試験液をそれぞれ0.5mLしみ込ませ、15分ごとに質量を測定し、最初の質量(0分)を100%として百分率で表した。結果を表1に示す。なお、測定は、23℃、湿度67%の室内で行った。
【0047】
<試験液>
(1)dl−メントール
(2)dl−メントール+オリーブ油〔1:1(質量比)〕
(3)dl−メントール+オリーブ油+桂皮油〔1:1:1(質量比)〕
(4)dl−メントール+オリーブ油+桂皮油〔1:0.5:0.5(質量比)〕
(5)オリーブ油
(6)グリセリン
(7)水
【0048】
【表1】
【0049】
〔実施例2〕 マスク試験
アレルギー症状のある23歳〜43歳の男女10名ずつ計20名を4群、各5名に分け、前記(1)〜(4)の試験液についてそれぞれ1gを毎日使用開始前にしみ込ませた市販のマスクを1週間1日6時間装着し、その際、鼻詰まりの改善、くしゃみの改善、においの持続性、装着の不快感について下記基準で評価を行った。
【0050】
また、マスク装着時の芳香性について下記基準で評価した。結果を表2に示す。なお、(1)の試験液はメントールのにおいが強すぎるため、1日6時間マスクを装着することが困難であり、その間室温に放置して6時間後に、においの持続性を評価した。
【0051】
<評価基準>
5点:大変良い
4点:良い
3点:普通
2点:悪い
1点:大変悪い
【0052】
<芳香性>
◎:まろやかで極めて良好
○:良好
△:やや劣る
×:劣る
【0053】
【表2】
【0054】
表2の結果から、植物性精油とdl−メントールを有効成分として含有する抗アレルギー剤〔(2),(3),(4)〕は、装着の不快感を与えることなく、においの持続性があり、良好な芳香性を有し、鼻詰まり、くしゃみなどのアレルギー症状の緩和効果が認められる。
【0055】
〔実施例3〕 持続性試験
平均粒径約2mmの多孔質体(セルロース粒子)を用いて製造した下記配合組成の抗アレルギー製剤を通気性袋体(不織布製:4cm×4cm)に収納して、徐放性抗アレルギー製剤を得た。この徐放性抗アレルギー製剤と、前記試験液(4)の徐放性抗アレルギー剤を用いて、実施例2と同様の試験を行った。但し、徐放性抗アレルギー剤又は徐放性抗アレルギー製剤のマスクへの担持方法は、試験開始時のみに行うものとする。結果を表3に示す。
【0056】
<粒状抗アレルギー製剤の配合組成>
前記(4)の試験液 0.5mL
セルロース粒子 0.6g
パラフィンワックス 0.9g
【0057】
<評価基準>
◎:初期と変化なし
○:初期とほとんど変化なし
△:初期より低下あり
×:著しい低下あり
【0058】
【表3】
【0059】
表3の結果から、混練材を混練して得た本発明の抗アレルギー製剤は、鼻詰まり、くしゃみなどのアレルギー症状の緩和効果や、におい、芳香性の全てにおいて、徐放性抗アレルギー剤に比べて持続性がより高く、その効果は2週間程度持続した。
【0060】
〔実施例4〕 スプレー
下記配合の抗アレルギー用スプレーを作製した。
dl−メントール 0.1質量%
オリーブ油 0.1質量%
桂皮油 0.1質量%
クエン酸 1.0質量%
クエン酸三ナトリウム 0.8質量%
エタノール 20.0質量%
水 残部
計 100.0質量%
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、植物性精油とdl−メントールを有効成分として含有する徐放性抗アレルギー剤、該徐放性抗アレルギー剤を粒状化、又は基体に含浸させてなる徐放性抗アレルギー製剤、若しくは前記徐放性抗アレルギー剤を混練材と混練し、得られた混練物を造粒、又は基体に担持させてなる徐放性抗アレルギー製剤が、メントールの刺激臭をまろやかにすることができると共に、優れた持続性を有し、鼻詰まり感、くしゃみ等のアレルギー症状を効果的に緩和、改善することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスクに本発明の徐放性抗アレルギー製剤を装着する状態を示す概略図である。
【図2】枕及び枕カバーに本発明の徐放性抗アレルギー製剤を装着する状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 徐放性抗アレルギー製剤
2 マスク
3 枕
Claims (11)
- オリーブ油と桂皮油とdl−メントールを有効成分として含有し、
前記オリーブ油と前記桂皮油と前記dl−メントールを、質量比で、オリーブ油:桂皮油:dl−メントール=0.5〜1:0.5〜1:1の割合で含むことを特徴とする徐放性抗アレルギー剤。 - オリーブ油と桂皮油とdl−メントールを、質量比でオリーブ油:桂皮油:dl−メントール=0.5:0.5:1の割合で含む請求項1記載の徐放性抗アレルギー剤。
- 請求項1乃至2のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤を粒状化、又は基体に含浸させたことを特徴とする徐放性抗アレルギー製剤。
- 請求項1乃至2のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤を混練材と混練し、得られた混練物を造粒、又は基体に担持させたことを特徴とする徐放性抗アレルギー製剤。
- 請求項1乃至2のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤の合計有効成分量と混練材との混合割合が、質量比で合計有効成分量:混練材=1:0.1〜10.0である請求項4記載の徐放性抗アレルギー製剤。
- 混練材が、石油ワックス及び天然ワックスのいずれかである請求項4乃至5のいずれか1項に記載の徐放性抗アレルギー製剤。
- 基体が多孔質体である請求項3乃至6のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー製剤。
- 基体がセルロース粒子である請求項7に記載の徐放性抗アレルギー製剤。
- 請求項1乃至2のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー剤、又は請求項3乃至8のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー製剤を一部又は全部に備えたことを特徴とする日常衛生用品。
- 請求項3乃至8のいずれか1項記載の徐放性抗アレルギー製剤を封入したパッケージを取付けたことを特徴とする日常衛生用品。
- 日常衛生用品が、マスク、鼻テープ、ガーゼ、包帯、タオル、ハンカチ、おしぼり、ティッシュ、ウエットティッシュ、オムツ、手袋、下着、白衣、手術着、パジャマ、ネグリジェ、スエットスーツ、シーツ、ベッドカバー、ベッドパッド、ベッド、布団、毛布、タオルケット、ソファー、枕及び枕カバーから選ばれる請求項9乃至10のいずれか1項記載の日常衛生用品。
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