JP7049715B1 - 画像形成システム、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】オリジナル画像データに基づき、正式な手続きで正しく印刷されたことを記録し、証明できるとともに、被印刷物に識別コードを付与することで真正であることの証明を可能にする。【解決手段】属性情報が対応付けられている画像及び画像が印刷される被印刷物の履歴要件を受信する受信手段と、被印刷物に画像を印刷する印刷手段と、印刷手段の材料パラメータ及び較正パラメータを前印刷手段に反映する較正手段と、印刷手段による画像の印刷結果を判定する判定手段と、画像が印刷された被印刷物に画像の印刷を反映した識別コードを埋め込む、又は被印刷物に予め埋め込まれた識別コードを読み取る識別手段と、画像の利用の指示を受け付けたことに応じて、画像の利用に関する情報を送信する送信手段と、を備えた。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成システム、プログラムに関する。
ネットワークを介して電子データを受信し格納する管理サービスと、格納された電子データに関する情報をブロック単位で管理し夫々のブロックごとに前および/または後のブロックとの関連を定義した上で複数のブロックを複数のノードで管理するブロックチェーンサービスと連携する画像形成装置であって、ユーザから電子データの格納の指示を受け付けたことに応じて、画像形成装置のスキャナで読み取った原稿を基に生成された電子データを管理サービスに送信する格納手段と、電子データに関する情報をブロックチェーンサービスに送信するブロックチェーン連携手段と、を有し、ブロックチェーンサービスを利用するための指示をユーザから受け付けた場合、ブロックチェーン連携手段は、格納手段により送信された電子データが管理サービスに格納された後、格納が完了したことを示す情報を含んだ電子データに関する情報をブロックチェーンサービスに送信する画像形成装置が知られている(特許文献1)。
コンテンツを利用した情報処理を行うユーザ端末が接続可能なネットワーク上に情報収集手段を配備する段階と、前記ユーザ端末にコンテンツの利用状況を表すコンテンツ利用履歴を前記ネットワークに接続されている所定のタイミングで前記情報収集手段宛に送出させるためのデジタル情報を当該コンテンツに埋め込んで配布する段階と、前記情報収集手段を通じて収集したコンテンツ利用履歴に基づいてどのコンテンツがどの程度利用されたかを表す利用情報を生成する段階とを有する、コンテンツの利用状況監視方法も知られている(特許文献2)。
特開2021-19271号公報 特開2002-175387号公報
本発明は、オリジナル画像データに基づき、正式な手続きで正しく印刷されたことを記録し、証明できるとともに、被印刷物に識別コードを付与することで真正であることの証明を可能にする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成システムは、
属性情報が対応付けられている画像を受信する受信手段と、
被印刷物に前記受信手段で受信した前記画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段によ前記画像が印刷された前記被印刷物印刷面を読み取って前記画像が正しく印刷されているか判定する判定手段と、
前記判定手段で判定された印刷品質の悪化の要因による影響を除去または低減する前記印刷手段の材料パラメータ及び較正パラメータを前記印刷手段に反映する較正手段と、
前記判定手段で前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物の表面を修復する修復手段と、
前記印刷手段で前記画像が印刷された前記被印刷物に前記画像の印刷を反映した識別コードを埋め込む、又は前記被印刷物に予め埋め込まれた識別コードを読み取る識別手段と、
受信した前記画像の利用の指示を受け付けたことに応じて、前記画像の利用に関する情報を送信する送信手段と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像の利用に関する情報は、前記受信手段による前記画像の受信、前記印刷手段による前記画像の印刷、前記判定手段による前記画像が正しく印刷されているかの判定、前記較正手段による前記較正パラメータの前記印刷手段への反映、前記修復手段による前記被印刷物の表面の修復、前記識別手段による前記識別コードの埋め込み又は読み取り、を含む、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像は、版権が設定されたキャラクタを表す画像である、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記較正手段は、記録ヘッドからインクを吐出して記録されたパターンを読み取って前記記録ヘッドからの前記インクの吐出量を調整する、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記判定手段は、前記被印刷物の印刷面を撮影またはスキャンし、取得した撮影画像またはスキャンデータに基づいて前記画像が正しく印刷されているか判定する、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記較正手段は、前記材料パラメータ及び前記較正パラメータを前記印刷手段に再度反映する、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物の表面に透明インク印刷してオーバーコートを施す、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像形成システムにおいて、
前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物にマークを印刷する、
ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記識別手段は、RFタグ又はIRタグを前記被印刷物に埋め込む、前記被印刷物に予め埋め込まれたRFタグ又はIRタグを読み取る、又は、光学的に読み取り可能なコードパターンを前記被印刷物に印刷する、ことで前記被印刷物に前記識別コードを埋め込む又は読み取る、
ことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記送信手段は、前記画像の印刷が課金を伴う利用である場合に限り、前記画像の利用に関する情報を送信する、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成システムにおいて、
前記送信手段は、前記画像の利用の履歴を管理している装置を宛先として、前記画像の印刷に関する情報を送信する、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成システムにおいて、
前記送信手段は、ブロックチェーンを構成する他の装置に対して、自装置までの利用の履歴に関する情報を暗号化した情報を送信する、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成システムにおいて、
前記送信手段は、ピアツーピアで接続された他の装置に対して、印刷に関する情報を送信する、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項14に記載のプログラムは、
コンピュータに、
属性情報が対応付けられている画像を受信する受信ステップと、
被印刷物に前記受信ステップで受信した前記画像を印刷手段で印刷する印刷ステップと、
前記印刷手段により前記画像が印刷された前記被印刷物の印刷面を読み取って前記画像が正しく印刷されているか判定する判定ステップと、
前記判定ステップで判定された印刷品質の悪化の要因による影響を除去または低減する前記印刷手段の材料パラメータ及び較正パラメータを前記印刷手段に反映する較正ステップと、
前記判定ステップで前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物の表面を修復する修復ステップと、
前記印刷ステップで前記画像が印刷された前記被印刷物に識別コードを埋め込む、又は前記被印刷物に予め埋め込まれた識別コードを読み取る識別ステップと、
受信した前記画像の利用の指示を受け付けたことに応じて、前記画像の利用に関する情報を送信する送信ステップと、を実行させる、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、オリジナル画像データに基づき、正式な手続きで印刷されたことを記録し、証明できるとともに、画像が印刷された被印刷物が真正であることの証明を可能にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、一連の画像の利用に関する情報を一元的に管理することができる。
請求項3に記載の発明によれば、キャラクタを表す画像の市場での利用を管理することができる。
請求項に記載の発明によれば、印刷のやり直しを少なくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、画像が正しく印刷されたか確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像品質を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、画像品質を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、所定の品質水準に達していない印刷物の流通を抑制することができる
請求項に記載の発明によれば、画像が印刷された被印刷物が本物であることの証明を可能にすることができる。
請求項1に記載の発明によれば、課金を伴う印刷を管理することができる。
請求項1に記載の発明によれば、画像の利用に関する情報を一元的に管理することができる。
請求項1に記載の発明によれば、印刷の履歴を管理することができる。
請求項1に記載の発明によれば、印刷に関する情報を予め定めた他の装置に送信することができる。
請求項1に記載の発明によれば、オリジナル画像データに基づき、正式な手続きで印刷されたことを記録し、証明できるとともに、画像が印刷された被印刷物が真正であることの証明を可能にすることができる。
本実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す端末装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 コンテンツサーバの制御構成を示すブロック図である。 本実施形態で利用するコンテンツファイルのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態で使用する画像の利用の履歴に関する情報の記録に使用されるデータ構造の例を説明する図である。 コンテンツサーバで管理される画像の利用に関する履歴データの例を説明する図である。 本実施形態における端末装置の制御部及び画像形成装置の制御部によって実行される処理動作の一例を示すフローチャートである。
次に図面を参照しながら、本発明の実施形態の具体例を説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
尚、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成システムの全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図、図2は図1に示す画像形成装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図、図3は図1に示す端末装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図、図4はコンテンツサーバ30の制御構成を示すブロック図、図5は本実施形態で利用するコンテンツファイル50のデータ構造の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る画像形成システム100の構成について説明する。
画像形成システム100は、印刷手段の一例としての画像形成装置10と、受信手段及び送信手段として機能する端末装置20と、コンテンツファイル50を配信するコンテンツサーバ30、台帳データベース41を管理する管理サーバ40とから構成され、オリジナルコンテンツに基づき正式な手続きで印刷物を作成し、その印刷物が真正であることの証明を可能にする印刷システムである。
本実施形態の画像形成システム100では、画像形成装置10、端末装置20、コンテンツサーバ30及び管理サーバ40は、ネットワークNWを介して接続され、画像形成装置10、端末装置20、コンテンツサーバ30及び管理サーバ40が、ピアツーピア(Peer to Peer)ネットワークで接続可能である。
(1-1)画像形成装置
画像形成装置10は、装置の全体を制御する制御部11と、コンテンツファイル50等の記憶に用いられる記憶部12と、操作画面等を表示する表示部13と、利用者の操作を受け付ける操作受付部14と、外部装置との通信に使用される通信部15と、例えばインクジェット方式で画像を印刷する印刷機構16と、被印刷物のひとつである記録材を搬送する搬送機構17と、光学的に画像を読み取る読取機構18とを有している。制御部11と上記各部は、バス19を通じて接続されている。尚、インクジェット方式の印刷機構16を有する画像形成装置10について説明するが、印刷機構16としては、インクジェット方式に限られず、他の方式、例えば電子写真方式であってもよい。
制御部11は、プログラムの実行を通じて各種の管理機能を提供するCPU(Central Processing Unit)と、BIOS(Basic Input Output System)等を格納する記憶領域としてのROM(Read Only Memory)と、プログラムの実行領域として使用されるRAM(Random Access Memory)とからなるプロセッサを有している。プログラムには、ファームウェアやオペレーティングシステム(OS)が含まれる。
尚、CPU、ROM、RAMは一つでも複数を備えていてもよい。
記憶部12は、ハードディスク装置や半導体メモリなどの記憶装置により構成される。本実施形態における記憶部12には、コンテンツファイル50の他、画像の利用の履歴に関する情報(台帳データベース12A)も記録される。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルで構成され、各種の画像を表示するディスプレイ装置である。
操作受付部14は、例えばボタン、スイッチ、タッチパネル等で構成され、利用者からの操作を受け付けるデバイスである。
通信部15は、例えばLAN(Local Area Network)インターフェースやIOT(Internet of Things)インターフェースで構成され、ネットワーク上に存在する他の機器とピアツーピア方式で通信する。ここでの通信には例えばイーサネット(登録商標)インターフェース、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)などを使用する。
印刷機構16は、インクジェット方式のプリンタで、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の4種類のインクを吐出する印刷ヘッド(不図示)と、印刷ヘッドに供給されるCMYK各色のインクのインクタンク(不図示)とを備えている。なお、CMYKに加えて、金、銀等の金属色(M)、白色(W)等、各種特色を吐出する印刷ヘッド(不図示)を備えていてもよく、紫外光により発色或いは変色するフォトクロミック透明インクや蓄光する蛍光インク等を吐出する印刷ヘッドを備えてもよい。更には、被印刷物の表面を紫外線や傷から保護する機能性インク、被印刷物の表面に印刷前処理としてプライマーを設ける機能性インク等を吐出する印刷ヘッドを備えてもよく、印刷条件に応じて多数の印刷ヘッドを備えることが好ましい。
印刷ヘッドは、キャリッジ(不図示)の移動方向と直交する方向に並ぶ複数個の吐出ノズルを備えており、制御部11は、各吐出ノズルからのインク吐出量や吐出タイミング等を制御することができる。
印刷機構16は、識別手段の一例としても機能することができる。印刷機構16は、被印刷物の印刷面に埋め込まれたRFIDタグに画像の印刷を反映した識別コードをエンコードし、被印刷物に予めエンコードされたRFIDタグが埋め込まれていた場合、これを読み取ることができる。
また、画像の印刷を反映した識別コードとして光学的に読み取り可能なコードパターンを被印刷物に印刷することもできる。コードパターンとしては、QRコード(登録商標)が挙げられる。
また、識別コードに代えて、または、これと併用して、紫外光発色インク、フォトクロミックインク等を使用して画像が印刷された被印刷物に識別IDを印刷してもよい。
これらの識別コードまたは識別IDの印刷は、被印刷物へ画像が正しく印刷されたと判定された後に行われる。
搬送機構17は、トレイに収容されている記録媒体を一枚ずつ印刷機構16に搬送する機構で構成される。尚、本実施形態においては、被印刷物は用紙等の記録媒体に限らず、3次元形状の物品である場合もある。3次元形状の被印刷物としては、特に限定されないが、例えば、車の部品、電子機器の外装部品及び布帛製品等が挙げられる。このような3次元形状の被印刷物を印刷機構16に搬送するために、搬送機構17は、例えば、制御部11の制御下で駆動されるベルトコンベアやリニアアクチュエーター等によって構成されてもよく、制御部11の制御下で駆動される水平多関節ロボットや垂直多関節ロボット等によって構成されてもよい。印刷機構16に搬入された被印刷物は、印刷ヘッドの下方に所定の位置決めをして画像の印刷に供される。
読取機構18は、印刷機構16によって印刷が行われる被印刷物の印刷面を読み取ることが可能なセンサーユニットである。本実施形態において読取機構18は、較正手段の一例であり、印刷機構16の吐出ヘッドに対して主走査方向に並べられた状態でキャリッジ(不図示)に備えられている。従って、制御部11は、キャリッジを移動させることにより、読取機構18を主走査方向に移動させることができる。このような構成により、本実施形態においては、読取機構18が移動して、主走査方向における被印刷物上の印刷可能範囲の全てを視野に含めることができ、主走査方向のいずれの位置であっても印刷された画像を読み取ることができる。
本実施形態においては、読取機構18による読み取り結果を印刷機構16の印刷品質の調整のために使用することができる。すなわち、印刷機構16における印刷品質は、印刷ヘッドの取付位置誤差や製造誤差、吐出ノズルからインクが吐出されるタイミングやインクの量、吐出方向等の基準からのずれ、吐出ノズルの位置、搬送機構17による搬送量のずれ、画像処理パラメータや画像処理のためのデータ(色変換テーブル等)の精度など、種々の要因により悪化し得る。
このような印刷品質の悪化は、印刷機構16によって印刷された画像において顕在化するため、印刷された画像を読取機構18によって読み取れば、その要因を推定し、その要因による影響を除去または低減するように較正パラメータを設定して印刷を実行することが可能になる。
読取機構18は、判定手段の一例としても機能することができる。読取機構18は、被印刷物の印刷面を撮影またはスキャンし、制御部11は、読取機構18が取得した撮影画像またはスキャンデータに基づいて画像が正しく印刷されているか判定する。画像が正しく印刷されていないと判定された場合、制御部11は、材料パラメータとしての各色のインクパラメータ及び印刷ヘッドの較正パラメータを印刷機構16に再度反映する。
このように、読取機構18は、印刷機構16の状態管理、インク等の消耗品や装置本体のメンテナンスに関するアラート発出等、画像形成装置10のサービスシステム、品質管理記録等にも利用可能となっている。
(1-2)端末装置
端末装置20は、ノート型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、業務用端末、専用端末等の端末である。
端末装置20は、装置の全体を制御する制御部21と、コンテンツファイル50等の記憶に用いられる記憶部22と、画像の表示に使用される表示部23と、利用者の操作を受け付ける操作受付部24と、外部装置との通信に用いられる通信部25とを有している。
制御部21と上記各部はバス26を通じて相互に接続されている。
制御部21は、制御手段の一例であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)により構成される。ROMには、CPUにより実行されるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステム(OS)が記憶されている。RAMはプログラムの作業領域として用いられる。制御部21は、プログラムの実行を通じ、情報の取得、保存、表示、送信等の処理も実行する。本実施形態においては、コンテンツサーバ30から受信するコンテンツを利用して所定のワークフロー処理を実行する。
記憶部22は、ハードディスク装置や半導体メモリなどの記憶装置により構成される。本実施の形態における記憶部22には、コンテンツファイル50の他、画像の利用の履歴に関する情報(台帳データベース22A)も記録される。
表示部23は、各種の情報を表示するディスプレイ装置であり、例えば液晶ディスプレイパネルや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルで構成される。
操作受付部24は、利用者からの操作を受け付けるデバイスであり、例えばキーボード、ボタン、スイッチ、タッチパッド、タッチパネル等で構成される。
通信部25は、例えばLAN(Local Area Network)インターフェースやIOT(Internet of Things)インターフェースで構成され、ネットワーク上に存在する他の機器とピアツーピア方式で通信する。通信部25は受信手段及び送信手段の一例であり、ここでの通信には例えばイーサネット(登録商標)インターフェース、Wifi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)などを使用する。
(1-3)コンテンツサーバ
コンテンツサーバ30は、いわゆるコンピュータとして構成され、端末装置20からのコンテンツ要求、管理サーバ40からのコンテンツの利用の履歴に関する情報等を受け付ける受付処理部31、端末装置20にコンテンツを配信する配信制御部32、コンテンツファイル50を蓄積するコンテンツデータベース(DB)33、画像の利用の履歴に関する情報を管理する台帳データベース34を有している。
(1-4)管理サーバ
管理サーバ40は、いわゆるコンピュータとして構成され、ネットワークNWに接続される画像形成装置10、端末装置20、コンテンツサーバ30との間で双方向に通信を行う機能を有し、画像の利用の履歴に関する情報を管理する台帳データベース(DB)41(不図示)を有している。
(1-5)コンテンツファイル
コンテンツファイル50は、コンテンツの属性情報51と、イメージデータ52からなる。
コンテンツの属性情報51としては、コンテンツとしての画像に関する情報であり、例えば、画像を創作したオリジネータを識別するための識別コード、画像のサイズ、画像のフォーマット、コンテンツに関連するリンク情報等を含んでいる。
イメージデータ52には、画像を構成する各画素の画素値が記録されている。本実施形態においては、コンテンツがキャラクタに関する画像である場合、キャラクタに対応する画像の各画素の画素値が記録されている。イメージデータ52は、画像の表面にオーバーコートを施すように、2層レイヤー構成であってもよく、また、レイヤーごとにオブジェクトを分けて描画する多層レイヤー構成であってもよい。
尚、コンテンツはキャラクタに限られず、写真、動画、美術品等であってもよい。
(2)画像形成システムの機能構成
図6は本実施形態で使用する画像の利用の履歴に関する情報の記録に使用されるデータ構造の例を説明する図、図7はコンテンツサーバ30で管理される画像の利用に関する履歴データの例を説明する図である。
本実施形態における画像形成装置10、端末装置20、コンテンツサーバ30、管理サーバ40は、画像の利用の履歴に関する情報(台帳データベース)を共有している。
すなわち、画像形成装置10の台帳データベース12A(図2 参照)と、端末装置20の台帳データベース22A(図3 参照)と、コンテンツサーバ30の台帳データベース34と、管理サーバ40の台帳データベース41と、には共通の情報が保持されている。
本実施形態においては、画像の利用に関する情報(ブロック)が新たに発生されるたびに、該当する画像の履歴を正しく引き継いでいるか否かを複数の台帳データベース間で検証し、正当性が検証できた場合に個々の台帳データベースを更新する、いわゆるブロックチェーンと呼ばれる方式を採用する。
また、ブロックチェーンはネットワークNW上のノードと呼ばれる複数のコンピュータで管理されており、それぞれのノードがすべて等しいブロックの管理を行う。このため、ブロックデータの改ざんを行う場合には構成されている複数のノードに対して更新を行わなければならず、データの改ざんが困難であることが知られている。
本実施形態では、1つのコンテンツに対応する画像の個々の利用に関する情報をブロックとして管理する。個々のブロックはその前後のブロックとの関連が定義されることで、各ブロックが数珠繋ぎの状態を保つように構成される。すなわち、新たなブロックには、直前回の利用に対応するブロックとの間に紐付けが要求され、このデータ構造は、ブロックチェーンとよばれる。
図6の例では、例えば、n-1回目の画像の利用に対応するブロック210と、n回目の画像の利用に対応するブロック220と、n+1回目の画像の利用に対応するブロック230の紐付け関係を模式的に示している。
各ブロックは、直前回のブロックの情報について計算されたハッシュ値と、各ブロックに対応する画像の利用に関する情報とで構成される。例えばブロック220は、直前回のブロック210のハッシュ値211を含んでいる。この紐付け関係がチェーンである。
本実施の形態の場合、個々の利用に関する情報は、コンテンツサーバ30が公開している公開鍵を用いて暗号化され、コンテンツサーバ30だけが、自身の秘密鍵を使用して復号することで利用の履歴を確認することができる。
図7には、コンテンツである画像Pについての利用履歴の一例を示している。利用履歴データ200は、利用回を管理するID番号201、登録日時202、利用する画像203、画像の利用を行った装置204、利用者205、利用内容206,被印刷物207、課金208などで構成される。
例えば1回目の利用は、「2021.05.31.13:00:00」に、画像「P001」を、Aが装置番号「PC100010」である端末装置20を用いて行ったダウンロードであり、5.0ドルの課金が発生したことが記録されている。
同様に、2回目の利用は、「2021.06.01.13:30:00」に、画像「P001」を、Aが装置番号「PXYT111111」である画像形成装置10を用いて被印刷物であるTシャツに行った印刷であり、1.5ドルの課金が発生したことが記録されている。
5回目の利用は、「2021.06.05.13:35:30」に、画像「P003」を、Cが装置番号「PXYT111112」である画像形成装置10を用いて被印刷物であるハンドルに行う印刷で、画像形成装置10に較正パラメータを設定し、0.5ドルの課金が発生したことが記録されている。
新たに生成されたブロックは、ピアツーピア通信を通じて、コンテンツサーバ30に送信される。なお、新たに生成されたブロックの正当性が検証されることを条件に、制御部21(11)は自機の台帳データベース22A(12A)を更新する。
(3)画像形成システムの処理動作
図8は本実施形態における端末装置20の制御部21及び画像形成装置10の制御部11によって実行される処理動作の一例を示すフローチャートである。
以下では、画像形成システム100を構成する画像形成装置10及び端末装置20で実行される処理動作について説明する。
まず、制御部21は、利用の対象としてコンテンツサーバ30(図1 参照)からコンテンツファイル50をダウンロード(S11)し、画像形成装置10で印刷するイメージデータ52を記憶部22に格納する(S12)。
続いて、制御部21は、利用の態様を記録する(S13)。この段階における利用の態様は、印刷対象となる画像のダウンロードである。
この後、制御部21は、新たに発生した利用の態様の情報(画像のダウンロード)を含むブロック(図6 参照)を生成する(S14)。ここで、制御部21は、端末装置20に蓄積されている利用の履歴を管理する台帳データベース22A(図3 参照)に記録されている直前回のブロックの内容のハッシュ値と、新たに発生した利用の内容をコンテンツサーバ30(図1 参照)の公開鍵を用いて暗号化したデータとを含むブロックBC1を生成する。
そして、制御部21は、ブロックBC1を画像形成装置10へ送信する(S15)。この後、制御部21は、利用の態様を記録する(S16)。この段階における利用の態様は、印刷対象となる画像を含むブロックの画像形成装置10への送信である。そして、制御部21は、新たに発生した利用の態様の情報(ブロックの画像形成装置への送信)を含むブロック(図6 参照)を生成する(S17)。ここで、制御部21は、端末装置20に蓄積されている利用の履歴を管理する台帳データベース22A(図3 参照)に記録されている直前回のブロックの内容のハッシュ値と、新たに発生した利用の内容をコンテンツサーバ30(図1 参照)の公開鍵を用いて暗号化したデータとを含むブロックBC2を生成する。
続いて、制御部21は、他のノード(端末又は装置)との通信が可能か否かを判定する(S18)。他のノードとの通信ができない間(S18;No)、制御部21は、生成されたブロックの送信を待機する。一方、他のノードとの通信が可能である場合(S18;Yes)、制御部21は、生成されたブロックBC1、BC2をピアツーピア方式でコンテンツサーバ30を宛先として送信する。コンテンツサーバ30は受信したブロックBC1、BC2をピアツーピア方式で台帳データベースDBを保持する他の装置に通知する。
この後、制御部21は、他のノード(画像形成装置10、コンテンツサーバ30、管理サーバ40)との間で新たなブロックBC1、BC2の正当性が検証されるのを待って、台帳データベース22A(図3 参照)を更新する(S19)。
なお、台帳データベース12A(図2 参照)を管理する画像形成装置10(図2 参照)、台帳データベース34(図4 参照)を管理するコンテンツサーバ30(図4 参照)、台帳データベース41を管理する管理サーバ40(図1 参照)のそれぞれは、端末装置20(図1 参照)から新しいブロックを受信すると、ブロックに含まれている直前回のブロックのハッシュ値が正しいか、過去の履歴を引き継いでいるか等を検証し、検証の結果について他のノードとの間で合意が形成されると、個々の台帳データベースをそれぞれ更新する。
ステップS15で、端末装置20が送信したブロックBC1については、画像形成装置10の制御部11が処理を実行する。制御部11は、ブロックBC1に含まれるイメージデータ52を記憶部12に格納(S21)し、印刷機構16に較正パラメータを設定する(S22)。較正パラメータは、予め印刷されたテストパターンを読取機構18で読み取って、各色のインクパラメータ及び印刷ヘッドの吐出条件を変更するものである。
次に、制御部11は、利用の態様を記録する(S23)。この段階における利用の態様は、印刷機構16への較正パラメータの設定である。
この後、制御部11は、新たに発生した利用の態様の情報(較正パラメータの設定)を含むブロック(図6 参照)を生成する(S24)。ここで、制御部11は、画像形成装置10に蓄積されている利用の履歴を管理する台帳データベース12A(図2 参照)に記録されている直前回のブロックの内容のハッシュ値と、新たに発生した利用の内容をコンテンツサーバ30(図1 参照)の公開鍵を用いて暗号化したデータとを含むブロックBC3を生成する。
続いて、制御部11は、印刷機構16を駆動して、被印刷物に画像としてのイメージデータ52を印刷する(S25)。
この後、制御部11は、利用の態様を記録する(S26)。この段階における利用の態様は、印刷対象となる画像の被印刷物への印刷である。そして、制御部11は、新たに発生した利用の態様の情報(画像の被印刷物への印刷)を含むブロック(図6 参照)を生成する(S27)。ここで、制御部11は、画像形成装置10に蓄積されている利用の履歴を管理する台帳データベース12A(図2 参照)に記録されている直前回のブロックの内容のハッシュ値と、新たに発生した利用の内容をコンテンツサーバ30(図1 参照)の公開鍵を用いて暗号化したデータとを含むブロックBC4を生成する。
次に、制御部11は、読取機構18を駆動して、画像(イメージデータ52)が印刷された被印刷物の印刷面を撮像又はスキャンし(S28)、読取機構18が取得した撮影画像またはスキャンデータに基づいて画像が正しく印刷されているか判定する(S29)。画像が正しく印刷されていないと判定された場合(S29;No)、制御部11は、材料パラメータとしての各色のインクパラメータ及び印刷ヘッドの較正パラメータを印刷機構16に再度設定する(S22)。また、印刷結果が被印刷物の表面状態、例えば、被印刷物が既に使用に供されたもので、その使用の履歴によって表面に付いた傷等に関連していると判断された場合、被印刷物の表面を修復してもよい。修復としては、傷付いた被印刷物の表面に透明インクを印刷することでオーバーコートを施してもよい。また、その上に、プライマー層を印刷してインクの付着を良くしてもよい。
画像が正しく印刷されていると判定された場合(S29;Yes)、被印刷物に識別コードを埋め込む(S30)。尚、識別コードに代えて、または、これと併用して、紫外光発色インク、フォトクロミックインク等を使用して画像が印刷された被印刷物に識別IDを印刷してもよい。
この後、制御部11は、利用の態様を記録する(S31)。この段階における利用の態様は、被印刷物への固有のコードの埋め込みである。そして、制御部11は、新たに発生した利用の態様の情報(被印刷物への固有のコードの埋め込み)を含むブロック(図6 参照)を生成する(S32)。ここで、制御部11は、画像形成装置10に蓄積されている利用の履歴を管理する台帳データベース12A(図2 参照)に記録されている直前回のブロックの内容のハッシュ値と、新たに発生した利用の内容をコンテンツサーバ30(図1 参照)の公開鍵を用いて暗号化したデータとを含むブロックBC5を生成する。
続いて、制御部11は、他のノード(端末又は装置)との通信が可能か否かを判定する(S33)。他のノードとの通信ができない間(S33;No)、制御部11は、生成されたブロックの送信を待機する。一方、他のノードとの通信が可能である場合(S33;Yes)、制御部11は、生成されたブロックBC3、BC4、BC5をピアツーピア方式でコンテンツサーバ30を宛先として送信する。コンテンツサーバ30は受信したブロックBC3、BC4、BC5をピアツーピア方式で台帳データベースDBを保持する他の装置に通知する。
この後、制御部11は、他のノード(端末装置20、コンテンツサーバ30、管理サーバ40)との間で新たなブロックBC3、BC4、BC5の正当性が検証されるのを待って、台帳データベース12A(図2 参照)を更新する(S34)。
ここで、台帳データベース22A(図3 参照)を管理する端末装置20(図3 参照)、台帳データベース34(図4 参照)を管理するコンテンツサーバ30(図4 参照)、台帳データベース41を管理する管理サーバ40(図1 参照)のそれぞれは、画像形成装置10(図2 参照)から新しいブロックを受信すると、ブロックに含まれている直前回のブロックのハッシュ値が正しい、過去の履歴を引き継いでいるか等を検証し、検証の結果について他のノードとの間で合意が形成されると、個々の台帳データベースをそれぞれ更新する。
(4)画像形成システムの作用及び効果
本実施形態の画像形成システム100では、コンテンツファイル50に含まれるキャラクタに対応する画像が利用されると、利用に関する情報がブロックとしてコンテンツサーバ30に送信される。
このため、コンテンツファイル50を操作するノード(端末装置20、画像形成装置10)によらず、コンテンツの利用、例えば、画像のダウンロード、画像の被印刷物への印刷、画像形成装置10の印刷機構16への較正パラメータの反映、画像の被印刷物への印刷結果の判定、被印刷物への識別のための識別コードの付与等の履歴をコンテンツサーバ30で漏れなく管理できる。
また、コンテンツの利用の履歴の管理にブロックチェーンの技術を採用することで、情報の改ざんを防ぎ、被印刷物に識別コードを付与することで、画像が印刷された被印刷物が真正であることの証明が可能となる。
画像を印刷する画像形成装置10においては、被印刷物の印刷面を読取機構18で撮影又はスキャンして取得した撮影画像又はスキャンデータに基づいて画像が正しく印刷されているか判定することで、一定の画像品質を確保することができる。また、判定の結果、所定の画像品質に達していない場合、印刷機構16に各色のインクパラメータ及び印刷ヘッドの較正パラメータを再度反映することで画像品質を向上させることができる。
さらに、被印刷物には、被印刷物の印刷面に埋め込まれたRFIDタグに画像の印刷を反映した識別コードをエンコードする、または、画像の印刷を反映したコードパターン(QRコード(登録商標))を被印刷物に印刷することで、印刷物がオリジナルコンテンツから印刷されたオリジナル品であることを証明することが可能となる。
尚、新たに発生した利用の態様の記録には暗号鍵(コンテンツサーバ30の公開鍵)を使用するため、コンテンツに含まれるキャラクタに対応する画像の個別の利用の履歴については、対応する秘密鍵を有するコンテンツサーバ30だけに制限できる。すなわち、台帳データベースが複数のノードに分散されていても、その内容の秘匿性を保つことができる。
以上のように、本実施形態の画像形成システム100によれば、オリジナル画像データに基づき、正式な手続きで印刷されたことを記録し、証明できるとともに、画像が印刷された被印刷物が真正であることの証明を可能にすることができる。
以上、本実施形態においては、画像の利用に関する情報は、ブロックを生成して、コンテンツサーバ30を宛先として送信し、コンテンツサーバ30は、受信したブロックをピアツーピア方式で台帳データベースDBを保持する他のノードに通知するブロックチェーン方式の例を示したが、画像の利用に関する情報は、それぞれの端末装置20の台帳データベース22A、画像形成装置10の台帳データベース12Aに蓄積するとともに、コンテンツサーバ30へ送信して、コンテンツサーバ30で一元的に管理してもよい。また、画像の利用に関する情報をコンテンツサーバ30に送信することなく、自装置内の台帳データベースを送信先としてもよい。
100・・・画像形成システム
10・・・画像形成装置
11・・・制御部、12・・・記憶部、12A・・・台帳データベース、16・・・印刷機構、18・・・読取機構
20・・・・端末装置
21・・・制御部、22・・・記憶部、22A・・・台帳データベース
30・・・コンテンツサーバ
31・・・受付処理部、32・・・配信制御部、33・・・コンテンツデータベース、34・・・台帳データベース
40・・・管理サーバ
41・・・台帳データベース
50・・・コンテンツファイル
51・・・属性情報、52・・・イメージデータ

Claims (14)

  1. 属性情報が対応付けられている画像を受信する受信手段と、
    被印刷物に前記受信手段で受信した前記画像を印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段により前記画像が印刷された前記被印刷物の印刷面を読み取って前記画像が正しく印刷されているか判定する判定手段と、
    前記判定手段で判定された印刷品質の悪化の要因による影響を除去または低減する前記印刷手段の材料パラメータ及び較正パラメータを前記印刷手段に反映する較正手段と、
    前記判定手段で前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物の表面を修復する修復手段と、
    前記印刷手段で前記画像が印刷された前記被印刷物に前記画像の印刷を反映した識別コードを埋め込む、又は前記被印刷物に予め埋め込まれた識別コードを読み取る識別手段と、
    受信した前記画像の利用の指示を受け付けたことに応じて、前記画像の利用に関する情報を送信する送信手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像の利用に関する情報は、前記受信手段による前記画像の受信、前記印刷手段による前記画像の印刷、前記判定手段による前記画像が正しく印刷されているかの判定、前記較正手段による前記較正パラメータの前記印刷手段への反映、前記修復手段による前記被印刷物の表面の修復、前記識別手段による前記識別コードの埋め込み又は読み取り、を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記画像は、版権が設定されたキャラクタを表す画像である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記較正手段は、記録ヘッドからインクを吐出して記録されたパターンを読み取って前記記録ヘッドからの前記インクの吐出量を調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記判定手段は、前記被印刷物の印刷面を撮影またはスキャンし、取得した撮影画像またはスキャンデータに基づいて前記画像が正しく印刷されているか判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記較正手段は、前記材料パラメータ及び前記較正パラメータを前記印刷手段に再度反映する、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  7. 前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物の表面に透明インクを印刷してオーバーコートを施す、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  8. 前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物にマークを印刷する、
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  9. 前記識別手段は、RFタグ又はIRタグを前記被印刷物に埋め込む、前記被印刷物に予め埋め込まれたRFタグ又はIRタグを読み取る、又は、光学的に読み取り可能なコードパターンを前記被印刷物に印刷する、ことで前記被印刷物に前記識別コードを埋め込む又は添付する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  10. 前記送信手段は、前記画像の印刷が課金を伴う利用である場合に限り、前記画像の利用に関する情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  11. 前記送信手段は、前記画像の利用の履歴を管理している装置を宛先として、前記画像の印刷に関する情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  12. 前記送信手段は、ブロックチェーンを構成する他の装置に対して、自装置までの利用の履歴に関する情報を暗号化した情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  13. 前記送信手段は、ピアツーピアで接続された他の装置に対して、印刷に関する情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  14. コンピュータに、
    属性情報が対応付けられている画像を受信する受信ステップと、
    被印刷物に前記受信ステップで受信した前記画像を印刷手段で印刷する印刷ステップと、
    前記印刷手段により前記画像が印刷された前記被印刷物の印刷面を読み取って前記画像が正しく印刷されているか判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで判定された印刷品質の悪化の要因による影響を除去または低減する前記印刷手段の材料パラメータ及び較正パラメータを前記印刷手段に反映する較正ステップと、
    前記判定ステップで前記画像が正しく印刷されていないと判定された場合、前記被印刷物の表面を修復する修復ステップと、
    前記印刷ステップで前記画像が印刷された前記被印刷物に識別コードを埋め込む、又は前記被印刷物に予め埋め込まれた識別コードを読み取る識別ステップと、
    受信した前記画像の利用の指示を受け付けたことに応じて、前記画像の利用に関する情報を送信する送信ステップと、を実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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