JP7049270B2 - ラクトースと臭化グリコピロニウムの結晶性医薬品共結晶 - Google Patents
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Description
(a)溶剤中で臭化グリコピロニウムとラクトースを混合して反応混合物を形成し;
(b)反応混合物を加熱して溶液を形成し;
(c)反応混合物に貧溶剤(anti-solvent)を添加し;
(d)適宜撹拌しつつ反応混合物を冷却して沈殿物を得て;
(e)沈殿物をろ過し;及び
(f)沈殿物を乾燥して臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶を得る
ことを含む。
本発明の臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶は、以下の方法により得ることができる。
(a)臭化グリコピロニウムとラクトースとを、好ましくは相対的なモル比が0.5から2.2の範囲内、好ましくは1.0から2.2又は0.5から1.8の範囲内で、溶剤中で混合し、反応混合物を形成する。溶剤は好ましくは、ジメチルスルホオキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)又はこれらの1以上の混合物から選択される。
(b)溶液が得られるまで反応混合物を加熱する。好ましくは、反応混合物は約40℃から約55℃まで、より好ましくは約50℃から約55℃までの温度に加熱され、溶液が形成される。
(c)撹拌しつつ、貧溶剤、好ましくは非プロトン性溶剤(aprotic solvent)を、反応混合物に徐々に添加する。適当な貧溶剤には、限定するものではないが、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)又はこれらの1種以上の混合物を含む。
(d)撹拌しつつ反応混合物を冷却する。
(e)生成物をろ過、又は生成物をスプレードライする。そして
(d)生成物のろ過後に真空下で好適に乾燥し、臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶を得る。生成物がスプレードライされていれば、生成物をさらに乾燥する必要がないこともある、
上記のステップ(c)において、貧溶剤は反応混合物に滴下して添加することができ、反応混合物は50℃から55℃までの温度に維持されて、懸濁液(suspension)を得る。
本発明の臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶は、マイクロリアクター(microreactor )、マイクロ構造リアクター(microstructured reactor)、あるいはマイクロチャネルリアクター(microchannel reactor)を使用して得ることができる。広範囲のマイクロリアクターやマイクロフルイダイザーが当業界で公知である。いずれの公知のマイクロリアクター、マイクロ構造リアクターあるいはマイクロチャネルリアクターもこの方法において使用することができる。本発明において、直径200μm反応チャネルを有する補助プロセッシングモジュールに続く、直径75μm反応チャネルを有するチャンバを含むマイクロフルイダイザープロセッサ (Microfluidics, Model MRT CR5)を使用した。
1.医薬品有効成分(臭化グリコピロニウム)とラクトースとを適当な溶剤中に溶解し、溶液を第1入口貯蔵槽(first inlet reservoir)に配置する。溶剤は、好ましくは、ジメチルスルホオキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)又はこれらの1以上の混合物から選択される。
2.貧溶剤を第2入口貯蔵槽に配置する。好ましくは、貧溶剤は非プロトン性溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル又はメチルエチルケトン(MEK)及びこれらの混合物から選択される。
3.ステップ1からの溶液及びステップ2からの貧溶剤の両方は、1以上の増圧ポンプを通じた、マイクロリアクターへの組み合わせ流れ(combined stream)の中で加圧される。増圧ポンプは、好ましくは20kPsiの圧力がかかるように調整される。溶剤と貧溶剤の1:2の比率は、好ましくは、所望の比率を課すように調整される蠕動ポンプの使用により維持される。
4.両溶液は、マイクロリアクター内においてナノスケールレベルで相互作用し、臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶を形成する共沈により、粒子の懸濁液を形成する。
本発明の臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶は、マイクロリアクター、マイクロ構造リアクターあるいはマイクロチャネルリアクターを使用することにより得ることもできる。いずれの公知のマイクロリアクター、マイクロ構造リアクターあるいはマイクロチャネルリアクターもこの方法において使用することができる。
1.医薬品有効成分(臭化グリコピロニウム)とラクトースを適当な貧溶剤中に懸濁させ、懸濁液を入口貯蔵槽に配置する。好ましくは、貧溶剤は非プロトン性溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、アセトン、アセトニトリル、酢酸エチル、メチルエチルケトン(MEK)、及びこれらの混合物から選択される。
2.懸濁液は1以上の増圧ポンプを通じて、マイクロチャネルへ加圧される。
3.懸濁液は1以上の増圧ポンプを通じて、マイクロチャネルへ再加圧されて、入口貯蔵槽に戻る。増圧ポンプは、好ましくは20kPsiの圧力がかかるように調整される。溶剤と貧溶剤の1:2の比率は、好ましくは、所望の比率を課すように調整される蠕動ポンプの使用により維持される。
4.マイクロチャネルを通過するサイクルの回数は、最終目的物の共結晶の純度に従って確定され、これは当業者により決定されうる。
本発明の臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶は、WO2105036799(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)に記載されているスプレー凝固プロセスによって得ることができる。これは以下のステップを含む。
(a)共結晶を形成することができる臭化グリコピロニウム(第1の物質)とラクトース(第2の物質)の溶融混合物を噴霧器に供給し;
(b)溶融混合物を小滴に噴霧し;
(c)小滴を粒子に固体化し(soldifying);そして
(d)臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶の粒子を収集する。
臭化グリコピロニウム(2.0g; 5.0mmol) とラクトース一水和物(1.98g; 5.49mmol)を、50℃から55℃までの温度で、ジメチルスルホオキシド (DMSO) (10ml) 中に溶解した。次に、反応混合物を50℃から55℃までの温度に維持しつつ、酢酸エチル(50ml)を滴下して添加した。
臭化グリコピロニウム(2.0g; 5.0mmol) とラクトース一水和物(1.98g; 5.49mmol)を、50℃から55℃までの温度で、ジメチルホルムアミド (DMF) (10ml) 中に溶解した。次に、反応混合物を50℃から55℃までの温度に維持しつつ、酢酸エチル(50ml)を滴下して添加した。
臭化グリコピロニウム(2.0g; 5.0mmol) とラクトース一水和物(1.98g; 5.49mmol)を、50℃から55℃までの温度で、ジメチルホルムアミド (DMF) (40ml) 中に溶解した。次に、反応混合物を50℃から55℃までの温度に維持しつつ、メチルエチルケトン(MEK)(80ml)を滴下して添加した。
臭化グリコピロニウム(1.0g; 2.5mmol) とラクトース一水和物(1.8g; 5.0mmol)を、50℃から55℃までの温度で、ジメチルスルホオキシド (DMSO) (15ml) 中に溶解した。次に、反応混合物を50℃から55℃までの温度に維持しつつ、酢酸エチル(60ml)を滴下して添加した。
臭化グリコピロニウム(1.0g; 2.5mmol) とラクトース一水和物(0.5g; 1.38mmol)を、50℃から55℃までの温度で、ジメチルスルホオキシド (DMSO) (10ml) 中に溶解した。次に、反応混合物を50℃から55℃までの温度に維持しつつ、酢酸エチル(40ml)を滴下して添加した。
Claims (30)
- 臭化グリコピロニウムとラクトースを含む臭化グリコピロニウムの共結晶であり、前記臭化グリコピロニウムとラクトースは1:2から2:1までの化学量論比で存在する共結晶。
- 前記ラクトースはラクトース一水和物、無水ラクトース、又は非晶質ラクトースから選択される請求項1に記載の共結晶。
- 前記ラクトースは結晶性ラクトース一水和物である請求項1又は2に記載の共結晶。
- 前記臭化グリコピロニウムとラクトースは、1:1の化学量論比で存在する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の共結晶。
- 前記臭化グリコピロニウムとラクトースは1:2の化学量論比で存在する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の共結晶。
- 前記臭化グリコピロニウムとラクトースは2:1の化学量論比で存在する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の共結晶。
- 5.50;9.12; 9.78; 10.84; 12.48; 13.7; 14.28; 14.38; 15.80; 16.18; 16.90; 18.16; 18.62; 19.36; 19.40; 19.54; 20.06; 21.06; 21.56; 21.92; 22.72; 23.38; 24.34; 24.64; 25.14; 25.76; 26.20; 27.02; 27.34; 28.52; 29.50; 29.98; 30.76; 32.52; 33.28; 34.64; 36.10; 37.06; 38.08; 39.18; 42.66 43.26; and 45.38; ± 0.2° 2θにおいて特徴的な2θ値を有するX線スペクトルにより特徴付けられる請求項1乃至4のいずれか1項に記載の共結晶。
- 5.58; 10.92; 12.1; 12.76; 14.44; 14.48; 15.92; 16.28; 15.92; 16.62; 17.32; 18.22; 18.68; 19.4; 19.82; 20.22; 21.1; 21.62; 21.64; 22.08; 23.02; 23.42; 23.96; 24.44; 24.72; 25.32; 25.86; 26.34; 27.08; 27.46; 27.64; 28.62; 30.08; 30.38; 30.86; 31.28; 31.68; 31.92; 32.58; 32.90; 34.30; 34.74; 35.14; 35.50; 35.86; 36.44; 37.16; 37.80; 38.42; 38.74; ± 0.2° 2θにおいて特徴的な2θ値を有するX線スペクトルにより特徴付けられる請求項1~3及び5のいずれか1項に記載の共結晶。
- 5.44; 10.76; 12.48; 14.34; 15.76; 16.10; 16.48; 16.84; 18.56; 19.28; 19.98; 21.48; 21.88; 22.66; 23.36; 24.16; 24.28; 24.60; 25.08; 25.14; 25.72; 26.18; 26.94; 27.36; 28.48; 29.46; 29.94; 30.24; 30.72; 31.70; 32.12; 32.76; 33.24; 33.54; 34.12; 34.60; 35.36; 36.18; 37.06; 38.00; 38.24; 39.12; 40.24; 40.76; 41.36; 42.00; 42.58; 43.24; 43.94; 44.82; 45.36; 46.24; 46.70; 47.76; ± 0.2° 2θにおいて特徴的な2θ値を有するX線スペクトルにより特徴付けられる請求項1~3及び6のいずれか1項に記載の共結晶。
- DSC(示差走査熱量測定)により決定される172℃における単一の吸熱イベントによって特徴付けられる請求項1乃至9のいずれか1項に記載の共結晶。
- 共結晶は微粉末形態である請求項1乃至10のいずれか1項に記載の共結晶。
- 微粉化された共結晶は2ミクロンから5ミクロンまでの範囲内の粒子サイズを有する請求項11に記載の共結晶。
- 薬剤としての使用のための請求項1乃至12のいずれか1項に記載の共結晶。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支炎又はぜんそくの治療における使用のための請求項1乃至13のいずれか1項に記載の共結晶。
- 多汗症の治療における使用のための請求項1乃至14のいずれか1項に記載の共結晶。
- 1:2から2:1までの化学量論比で存在する臭化グリコピロニウムとラクトースを含む臭化グリコピロニウムの共結晶の製造プロセスであって、
(a)溶剤中で臭化グリコピロニウムとラクトースを混合して反応混合物を形成し;
(b)前記反応混合物を加熱して溶液を形成し;
(c)前記反応混合物に貧溶剤を添加し;
(d)適宜撹拌しつつ前記反応混合物を冷却し;
(e)冷却後に得られた生成物をろ過又はスプレードライし;及び
(f)必要に応じて前記生成物を乾燥し、臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶を得る
ステップを含むプロセス。 - ステップ(f)において前記生成物は35℃から40℃までの温度において真空下で乾燥される請求項16に記載のプロセス。
- ステップ(e)における沈殿物は酢酸エチル若しくはメチルエチルケトン(MEK)又はこれらの混合物のような溶剤を使用して洗浄される請求項16又は17のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記ラクトースはラクトース一水和物、無水ラクトース、又は非晶質ラクトースから選択される請求項16乃至18のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記ラクトースは結晶性ラクトース一水和物である請求項16乃至19のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記溶剤は、ジメチルスルホオキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)又はこれらの1以上の混合物から選択される請求項16乃至20のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記貧溶剤は、非プロトン性溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、アセトニトリル、アセトン、酢酸エチル若しくはメチルエチルケトン(MEK)、又はこれらの1種以上の混合物から選択される請求項16乃至21のいずれか1項に記載のプロセス。
- 前記貧溶剤は、酢酸エチル又はメチルエチルケトン(MEK)である請求項16乃至22のいずれか1項に記載のプロセス。
- ステップ(f)からの臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶の乾燥された沈殿物は微粉化される請求項16乃至23のいずれか1項に記載のプロセス。
- 臭化グリコピロニウムとラクトースの微粉化された共結晶は、2ミクロンから5ミクロンまでの粒子サイズを有する請求項24に記載のプロセス。
- ステップ(b)において前記反応混合物は50℃から55℃までの温度に加熱されて溶液が形成される請求項16乃至25のいずれか1項に記載のプロセス。
- ステップ(d)において前記反応混合物は20℃から25℃までの温度に冷却され、前記反応混合物は撹拌しつつ3時間の間、この温度に維持されて沈殿物を得る請求項16乃至26のいずれか1項に記載のプロセス。
- 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶と1種以上の薬学的に許容される医薬品添加物を含む医薬製剤。
- 前記薬学的に許容される医薬品添加物は1種以上の界面活性剤を含む請求項28に記載の医薬製剤。
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支炎又はぜんそくの治療における使用のための請求項1乃至15のいずれか1項に記載の臭化グリコピロニウムとラクトースの共結晶を含む医薬製剤。
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