JP7048221B2 - 皮膜形成性外用製剤 - Google Patents

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Description

本発明は、皮膜形成性外用製剤に関する。より具体的には、本発明は、使用中の皮膜の接着性と使用後の皮膜の剥離性が共に良好な皮膜形成性外用製剤に関する。
ひび、あかぎれ、さかむけ、切り傷等の皮膚損傷部を細菌の侵入や感染から予防する衛生材料として、絆創膏が知られている。絆創膏は、粘着剤を積層させたテープ基材の中央部にガーゼや吸収パッドが取り付けられたテープ状絆創膏タイプと、使用前は液状を呈するが、皮膚に適用すると皮膜を形成する液体絆創膏に大別される。テープ状絆創膏では、粘着剤が皮膚を刺激したり、剥離時に皮膚に物理的刺激を与えたりするため、皮膚に発赤、かぶれ、痒み等を生じさせることがある。更に、皮膚損傷部位の大きさや形状は、損傷部位や損傷原因等によって種々異なるため、大きさや形状が予め決められているテープ状絆創膏では、皮膚損傷部位を選択的に被覆することができないという欠点もある。これに対して、液体絆創膏とも称されている皮膜形成性外用製剤は、粘着剤を使用しておらず、剥離時の物理的刺激も緩和されており、更に、損傷部位に選択的に塗布することにより損傷部位の大きさや形状に応じた皮膜を形成できるため、テープ状絆創膏の前記欠点を補うものとして注目を浴びている。
従来、皮膜形成性外用製剤では、皮膜形成成分としてニトロセルロースが使用されており、ニトロセルロースを利用した皮膜形成性外用製剤の製剤処方も種々報告されている。例えば、特許文献1には、炭素数1~4の1価アルコール及び/又はベンジルアルコールと、炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステルと、ニトロセルロースとを所定量含む皮膜形成性外用製剤は、水と接触しても白濁化やゲル化を抑制でき、安定に皮膜を皮膚上で形成可能になることが開示されている。また、特許文献2には、ニトロセルロースと溶剤を含む油性剤と、水溶性高分子を含む水溶液とが油中水型に乳化された皮膚外用剤が、皮膚に対する軟化作用や付着性に優れ、洗浄・除去が容易であることが開示されている。また、特許文献3には、所定量のニトロセルロースとポリビニルピロリドンがアセトン及び低級アルコールの混合溶媒に溶解されている皮膚外用剤が、取り扱いが容易で速乾性に優れていることが開示されている。
一方、従来、皮膜形成成分としてニトロセルロースを使用した皮膜形成性外用製剤では、使用後に皮膚から皮膜を剥離し難く、強引に引き剥がすと皮膜除去の際に、皮膚に炎症等の症状を引き起こすこともあり、使用後の剥離性の点で更なる改善の余地がある。
特開2013-79200号公報 特開平2-311414号公報 特開平5-58914号公報
皮膜形成性外用製剤によって皮膚上に形成された皮膜の剥離性を向上させるには、皮膚への皮膜の接着性を弱めることが有効になるが、皮膜の接着性を低下させると、使用中に皮膚から皮膜が剥離し易くなり、皮膚損傷部位を十分に保護できなくなってしまう。
そこで、本発明の目的は、使用中の皮膜の接着性と使用後の皮膜の剥離性が共に良好な皮膜形成性外用製剤を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、炭素数1~4の1価アルコール、炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステル、ニトロセルロース、及びパンテノール類を含む皮膜形成性外用製剤は、使用中の皮膜の接着性と使用後の皮膜の剥離性が共に良好になることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)炭素数1~4の1価アルコール、(B)炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステル、(C)ニトロセルロース、及び(D)パンテノール類を含む、皮膜形成性外用製剤。
項2. 更に(E)可塑剤を含む、項1に記載の皮膜形成性外用製剤。
項3. 前記(E)成分として植物油を0.05~1.5重量%含む、項2に記載の皮膜形成性外用製剤。
項4. 前記植物油がヒマシ油である、項3に記載の皮膜形成性外用製剤。
本発明の皮膜形成性外用製剤は、皮膚への皮膜の接着性が良好であり、しかも使用後に皮膚から皮膜を剥がし易くなっているので、使用者の利便性を向上させることができる。また、本発明の皮膜形成性外用製剤における好適な一態様では、皮膚上に形成した皮膜からパンテノール類の放出を促進することができるので、パンテノール類の薬理作用(創傷修復作用等)を効果的に発揮させることもできる。
試験例1において、実施例1、2及び比較例1の皮膜形成性外用製剤を用いて皮膚に皮膜を形成させた後に、皮膚から皮膜を剥離して、剥離後の皮膜の形状を観察した結果である。
本発明の皮膜形成性外用製剤は、炭素数1~4の1価アルコール(以下、(A)成分と表記することもある)、炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステル(以下、(B)成分と表記することもある)、ニトロセルロース(以下、(C)成分と表記することもある)、及びパンテノール類(以下、(D)成分と表記することもある)を含むことを特徴とする。以下、本発明の皮膜形成性外用製剤について詳述する。
(A)炭素数1~4の1価アルコール
本発明の皮膜形成性外用製剤は、溶剤として炭素数1~4の1価アルコールを含有する。
炭素数1~4の1価アルコールの種類については、特に制限されないが、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、sec-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール等が挙げられる。
これらの1価アルコールの中でも、好ましくは炭素数2~4の1価アルコール、更に好ましくはエタノール、イソプロパノール、及びn-ブタノール、特に好ましくはエタノール、及びイソプロパノールが挙げられる。
これらの1価アルコールは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(A)成分の含有量については、特に制限されないが、例えば、(A)成分の総量で10~70重量%、好ましくは15~65重量%、更に好ましくは18~60重量%、特に好ましくは25~60重量%が挙げられる。
(B)炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステル
本発明の皮膜形成性外用製剤は、溶剤として、更に炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステルを含有する。「炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステル」とは、炭素数2~4のモノカルボン酸1分子と炭素数1~5の1価アルコール1分子がエステル結合した化合物である。
前記エステルを構成する炭素数2~4のモノカルボン酸の種類については、特に制限されないが、例えば、酢酸、乳酸、プロピオン酸、酪酸等が挙げられる。これらのモノカルボン酸の中でも、好ましくは、炭素数2又は3のモノカルボン酸、更に好ましくは、酢酸、乳酸が挙げられる。
また、前記エステルを構成する炭素数1~5の1価アルコールの種類については、特に制限されないが、例えば、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、sec-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、ベンジルアルコール、1-ペンタノール、3-メチル-1-ブタノール、2-メチル-1-ブタノール、2,2ジメチル-1-プロパノール、2-ペンタノール、3-メチル-2-ブタノール、3-ペンタノール、2-メチル-2-ブタノールが挙げられる。これらのアルコールの中でも、好ましくは、メタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、1-ペンタノール、ベンジルアルコール、更に好ましくはエタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、1-ペンタノールが挙げられる。
前記エステルとして、具体的には、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル(酢酸n-プロピル)、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル(酢酸n-ブチル)、酢酸sec-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ペンチル(酢酸1-ペンチル)、乳酸エチル、乳酸ブチル、酢酸イソアミル(酢酸3-メチルブチル)、酪酸エチル、プロピオン酸エチル等が挙げられる。これらの中でも、好ましくは、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル;更に好ましくは、酢酸エチル、酢酸ブチルが挙げられる。
これらのエステルは、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。例えば、沸点が異なる2種以上のエステルを組み合わせて使用することにより、本発明の皮膜形成性外用製剤の皮膜形成速度を適宜調節することもできる。例えば、沸点が100℃未満の上記エステル(例えば、酢酸エチル)と、沸点が100℃以上の上記エステル(例えば、酢酸ブチル)を併用し、沸点が100℃未満の上記エステルの比率を高く設定すると、皮膜形成速度を早くすることができ、沸点が100℃未満の上記エステルの比率を低く設定すると、皮膜形成速度を遅くすることができる。
前記エステルの好適な例として、酢酸エチルと酢酸ブチルを組み合わせて使用し、酢酸エチル100重量部当たり、酢酸ブチルを5~50重量部、好ましくは7~40重量部、更に好ましくは1~30重量部となる比率を充足させることが挙げられる。このような比率で酢酸エチルと酢酸ブチルを併用することにより、皮膚に塗布した際に適度な皮膜形成速度で、皮膜を形成させることが可能になる。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(B)成分の含有量については、特に制限されず、(B)成分の種類や備えさせるべき皮膜形成速度等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、25~65重量%、好ましくは25~60重量%、更に好ましくは35~55重量%が挙げられる。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(A)成分に対する(B)成分の比率については、前述する両成分の各含有量を充足する範囲で適宜設定すればよいが、例えば、(A)成分100重量部当たり、(B)成分が20~1000重量部、好ましくは40~600重量部、更に好ましくは40~500重量部、特に好ましくは40~35重量部、より一層好ましくは60~18重量部が挙げられる。
(C)ニトロセルロース
本発明の皮膜形成性外用製剤は、ニトロセルロースを含有する。ニトロセルロースは、皮膚上で形成される皮膜の基剤としての役割を果たす。
本発明に使用されるニトロセルロースは、皮膚上で皮膜を形成できる限り、その分子量、窒素含有量等については、特に制限されない。
また、本発明の皮膜形成性外用製剤では、ニトロセルロースとして、ピロキシリンを使用することもできる。ピロキシリンとは、ニトロセルロースが溶媒に潤されているものであり、具体的には、ニトロセルロース70重量%程度とイソプロパノール30重量%程度の混合物が挙げられる。本発明において、(C)成分として、市販されているピロキシリンを使用することもできる。市販されているピロキシリンとしては、具体的には、T.N.C.Industrial Co.,Ltd製のRS 1/32 sec、RS 1/16 sec、RS 1/8 sec、RS 1/8 L sec、RS 1/8 H sec、RS 1/4 sec、RS 1/4 H sec、RS 1/2 sec、RS 1 sec、RS 5~6 sec、RS 10~15 sec、RS 15~20 sec、RS 30~40 sec、RS 60~80 sec、RS 120 sec、RS 150 sec、RS 300 sec、RS 500 sec、RS 800 sec、RS 1200 sec、RS 2000 sec;Korea CNC Ltd製のRS 1/16、RS 1/8、RS1/4、RS 1/2、RS 1、RS 2、RS 5、RS 7、RS 20、RS 60、RS 120、RS 500、RS 1000、RS 2000等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。なお、本発明において、ニトロセルロースとしてピロキシリンを使用する場合には、ピロキシリンに内在する炭素数1~4の1価アルコールは、前記(A)成分の一部を構成することになる。
本発明の皮皮膜形成性外用製剤における(C)成分の含有量は、皮膚上で皮膜を形成可能であることを限度として、特に制限されないが、例えば、3.5~14重量%、好ましくは5.6~11.2重量%(ニトロセルロース70重量%とイソプロパノール30重量%の混合物であるピロキシリンを使用する場合、当該ピロキシリン含有量として、5~20重量%、好ましくは8~16重量%)が挙げられる。
(D)パンテノール類
本発明の皮膜形成性外用製剤は、パンテノール類を含有する。パンテノール類は、使用中の皮膜の接着性を良好にしつつ、使用後に皮膜を剥離し易くする役割を果たす。
本発明において、パンテノール類とは、パンテノール、その誘導体、及びそれらの塩を指す。パンテノール類として、具体的には、パンテノール、パントテニルエチルエーテル、パントテン酸アルカリ土類金属塩(例えばカルシウム塩等)、パントテン酸アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩等)、アセチルパントテニルエチルエーテル等が挙げられる。
これらのパンテノール類の中でも、使用中の皮膜の接着性と使用後の皮膜の剥離性をより一層良好にするという観点から、好ましくはパンテノールが挙げられる。
これらのパンテノール類は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(D)成分の含有量は、使用するパンテノール類の種類等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、0.05~10重量%が挙げられる。使用中の皮膜の接着性と使用後の皮膜の剥離性をより一層良好にするという観点から、(D)成分の含有量として、好ましくは0.05~8重量%、更に好ましくは0.1~7.5重量%が挙げられる。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(C)成分と(D)成分の比率については、前述する各成分の含有量に基づいて定まるが、例えば、(C)成分100重量部当たり、(D)成分が0.1~300重量部が挙げられる。使用中の皮膜の接着性と使用後の皮膜の剥離性をより一層良好にするという観点から、(C)成分100重量部当たり、(D)成分が、好ましくは1~200重量部、更に好ましくは5~100重量部が挙げられる。
(E)可塑剤
本発明の皮膜形成性外用製剤は、皮膚上に形成させる皮膜に対して、良好な柔軟性を付与するために、必要に応じて、可塑剤(以下、(E)成分と表記することもある)を含んでいてもよい。
本発明で使用される可塑剤としては、薬学的に許容できるものであれば、特に制限されないが、例えば、植物油、炭素数5~22のモノ、ジ又はトリカルボン酸と炭素数1~9の1価アルコールのエステル、テルペノイド、多価アルコール、グリセリン脂肪酸エステル、鉱物油、ポリエーテル、ポリエステル等が挙げられる。
植物油としては、具体的には、ヒマシ油、綿実油、大豆油、ゴマ油、アルモンド油、ウイキョウ油、トウモロコシ油、オリブ油、オレンジ油、カミツレ油、ケイヒ油、小麦麦芽油、サフラワー油、シソ油、シトロネラー油、ショウキョウ油、スペアミント油、コメ油、チョウジ油、ツバキ油、テレビン油、トウヒ油、ナタネ油、ハッカ油、ヒマラヤスギ油、ヒマワリ油、ベルガモット油、ヤシ油、ユーカリ油、ラッカセイ油、ラベンダー油、卵黄油、レモン油、ローズ油、ロート油、ローマカミツレ油等が挙げられる。これらの植物油は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
炭素数5~22のモノ、ジ又はトリカルボン酸と炭素数1~9の1価アルコールのエステルとしては、具体的には、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプロピル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジブチル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、クエン酸アセチルトリブチル等が挙げられる。これらのエステルは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
テルペノイドとしては、具体的には、カンフル、メントール、ボルネオール、シネオール、アネトール、リモネン、オイゲノール、ゲラニオール、ハッカ油等が挙げられる。これらのテルペノイドは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
多価アルコールとしては、具体的には、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール等が挙げられる。これらの多価アルコールは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
グリセリン脂肪酸エステルとしては、具体的には、モノステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリン、モノミリスチン酸グリセリン、ラウリン酸デカグリセリル、中鎖脂肪酸トリグリセリド等が挙げられる。これらのグリセリン脂肪酸エステルは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
鉱物油としては、具体的には、流動パラフィン、ワセリン等が挙げられる。これらの鉱物油は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ポリエーテルとしては、具体的には、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
ポリエステルとしては、具体的には、アジピン酸ポリエステル等が挙げられる。
これらの可塑剤の中でも、好ましくは、植物油、及びテルペノイド、更に好ましくは、ヒマシ油、及びカンフルが挙げられる。とりわけ、可塑剤として植物油(特に、ヒマシ油)を0.05~1.5重量%の含有量を満たす範囲で含有させる場合には、皮膚上で皮膜を形成させた際に、皮膜からのパンテノール類の放出を促進でき、パンテノール類の薬理作用(創傷修復作用等)を効果的に発揮させることが可能になる。特に、このような所定量の植物油(特に、ヒマシ油)と、テルペノイド(特に、カンフル)とを併用することによって、皮膜からのパンテノール類の放出をより一層効果的に促進させることができる。
これらの可塑剤は、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明で使用される可塑剤の好適な例として、植物油とテルペノイドの組み合わせ、特にヒマシ油とカンフルの組み合わせが挙げられる。植物油とテルペノイドを組み合わせて使用する場合、これらの比率については、特に制限されないが、例えば、植物油100重量部当たり、テルペノイドが0.1~100000重量部、好ましくは10~3000重量部、更に好ましくは50~2000重量部、特に好ましくは100~1000重量部が挙げられる。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(E)成分を含有させる場合、その含有量については、特に制限されないが、例えば、総量で0.01~20重量%、好ましくは0.05~10重量%が挙げられる。
より具体的には、植物油を使用する場合であれば、本発明の皮膜形成性外用製剤における植物油の含有量として、通常0.01~10重量%、好ましくは0.05~10重量%が挙げられる。
特に、植物油の含有量が0.05~1.5重量%を満たしている場合には、皮膚上で皮膜を形成させた際に、皮膜からのパンテノール類の放出を促進でき、パンテノール類の薬理作用(創傷修復作用等)を効果的に発揮させることが可能になる。皮膜からのパンテノール類の放出をより一層効果的に促進させるという観点から、発明の皮膜形成性外用製剤における植物油の含有量として、更に好ましくは0.1~1.5重量%、特に好ましくは0.1~1重量%が挙げられる。
また、テルペノイドを使用する場合であれば、本発明の皮膜形成性外用製剤におけるテルペノイドの含有量として、通常0.01~10重量%、好ましくは0.05~10重量%、更に好ましくは0.1~8重量%、特に好ましくは1~8重量%が挙げられる。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(E)成分を含有させる場合、(C)成分と(E)成分の比率については、特に制限されず、前述する両成分の各含有量を充足する範囲で適宜設定すればよいが、例えば、(C)成分100重量部当たり、(E)成分が0.001~500重量部が挙げられる。
より具体的には、植物油を使用する場合であれば、(C)成分100重量部当たり、植物油が0.003~500重量部が挙げられる。特に、皮膜からのパンテノール類の放出をより一層効果的に促進させるという観点から、(C)成分100重量部当たり、植物油が、好ましくは0.7~40重量部、更に好ましくは1~20重量部、特に好ましくは1~13重量部が挙げられる。
また、テルペノイドを使用する場合であれば、(C)成分100重量部当たり、テルペノイドが、0.003~500重量部、好ましくは1~50重量部、更に好ましくは5~20重量部が挙げられる。
(F)ベンジルアルコール
本発明の皮膜形成性外用製剤は、溶剤として、更にベンジルアルコール(以下、(F)成分と表記することもある)を含んでいてもよい。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(F)成分を含有させる場合、その含有量については、特に制限されないが、例えば、0.01~70重量%、好ましくは0.1~20重量%、更に好ましくは0.5~10重量%が挙げられる。
本発明の皮膜形成性外用製剤において、(F)成分を含有させる場合、(A)成分と(F)成分の比率については、特に制限されず、前述する両成分の各含有量を充足する範囲で適宜設定すればよいが、例えば、(A)成分100重量部当たり、(F)成分が5~200重量部、好ましくは5~125重量部、より好ましくは5~77重量部、更に好ましくは6~56重量部が挙げられる。
その他の成分
本発明の皮膜形成性外用製剤は、本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて、水、アセトン、エチルメチルケトン、ジエチルエーテル等の溶剤を更に含んでいてもよい。但し、(A)成分、(B)成分、及び(F)成分以外の溶剤は、皮膜の外観等に悪影響を及ぼすことがあるため、(A)及び(B)成分以外の溶剤を配合する場合には、かかる特性を考慮する必要がある。更に、ジエチルエーテルは、揮発性の高さに起因する発火性から製造上の取り扱いに注意が必要であり、また、保存中の乾燥による固化、特有の匂い等の原因にもなり得るので、ジエチルエーテルを配合する場合には、このような特性に配慮することが求められる。本発明の皮膜形成性外用製剤における(A)及び(B)成分以外の溶剤の含有量としては、例えば、4重量%以下程度、特に2重量%以下程度であることが望ましい。
更に、本発明の皮膜形成性外用製剤は、本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて、(D)成分以外の薬効成分を含んでいてもよい。このような薬効成分としては、例えば、抗炎症剤、局所麻酔剤、鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、殺菌剤、抗真菌剤、ビタミン類、保湿剤、美白剤、組織修復剤、皮膚保護剤、角質軟化剤、局所刺激剤、鎮痒剤、収斂剤、紫外防御剤、シリコンゲル、生薬エキス、アミノ酸類、ミネラル類等が挙げられる。
また、本発明の皮膜形成性外用製剤は、本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて、増粘剤、緩衝剤、キレート剤、抗酸化剤、安定化剤、乳化剤、防腐剤、香料、清涼化剤、着色剤、分散剤、流動化剤、粘稠化剤、増粘剤、吸着剤、保湿剤、湿潤剤、防湿剤、帯電防止剤等の添加剤を含んでいてもよい。
皮膜形成性外用製剤の製造方法
本発明の皮膜形成性外用製剤は、前記(A)~(D)成分、及び必要に応じて、前記(E)成分、(F)成分、他の溶剤、薬効成分、添加剤等を所望量混合することにより調製される。
皮膜形成性外用製剤の使用方法
本発明の皮膜形成性外用製剤は、粘性のある液状を呈するが、皮膚に塗布すると、上記(A)成分及び(B)成分が揮散して、(C)成分による皮膜が形成される。本発明の皮膜形成性外用製剤は、外用医薬製剤(即ち、液体絆創膏)として使用することができる。具体的には、本発明の皮膜形成性外用製剤は、ひび、あかぎれ、さかむけ、小さな切り傷等の皮膚損傷部に塗布することにより、当該皮膚損傷部位に皮膜を形成させて、細菌、汚れ、水等から当該皮膚損傷部位を保護するために使用される。
本発明の皮膜形成性外用製剤を皮膚に塗布する方法については特に制限されず、例えば、指で塗布する他、チューブの容器口を用いて直接塗布、又はヘラ等を用いて塗布してもよいが、刷毛を用いて塗布することが好ましい。また、使用者の利便性を高めるために、本発明の皮膜形成性外用製剤は、刷毛が付属された容器に収容して提供されることが望ましい。
以下に、実施例等に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例において、ニトロセルロース源として、ピロキシリン(ニトロセルロース:イソプロピルアルコールの重量比が7:3)を使用した。
試験例1
表1に示す組成の皮膜形成性外用製剤を調製した。具体的には(A)成分、(D)成分、及び(E)成分を攪拌混合し、これに(C)成分を添加して分散させた後、(B)成分を加えて均一に攪拌溶解して目的の皮膜形成性外用製剤を得た。
各皮膜形成性外用製剤の約0.05gを手の甲のMP関節部(約1cm2)に塗布して皮膜を形成させた。塗布してから2時間、通常の生活を送った後に、皮膜と皮膚の接着状態を観察し、皮膜を皮膚から剥離させた。その際に、下記判定基準に従って、皮膜の接着性と剥離性について評点化した。本試験は6名の被験者によって行い、各被験者が判定した評点の平均値を算出した。
<皮膜の接着性の判定基準>
5:皮膜が端部までしっかりと接着している。
4:皮膜の端部が少し剥がれている。
3:皮膜の端部が剥がれている。
2:皮膜の半分位の領域が剥がれている。
1:皮膜の殆どの領域が剥がれている。
<皮膜の剥離性の判定基準>
5:剥がし易い。
4:やや剥がし易い。
3:どちらともいえない。
2:やや剥がし難い。
1:剥がし難い。
結果を表1に示す。ニトロセルロースを含む皮膜形成性外用製剤は、いずれも、塗布から2時間後には、しっかりとした皮膜が形成された。但し、パンテノール及び可塑剤(ヒマシ油)を含まない場合には、皮膜の剥離性が悪かった(比較例1)。また、可塑剤(ヒマシ油)を含む場合であっても、皮膜の剥離性は改善できていなかった(比較例2)。これに対して、パンテノールを含む場合には、皮膜の接着性を良好に維持しつつ、優れた剥離性を有していた(実施例1~5)。
なお、比較例1及び2の皮膜形成性外用製剤では、皮膜を剥離し難く、強い力で剥離することを要したため、剥離後の皮膚は赤みを帯びた状態になっていたが、実施例1~5の皮膜形成性外用製剤では、皮膜を剥離し易く、剥離後の皮膚状態は正常であった。また、比較例1及び2の皮膜形成性外用製剤では、皮膜を剥離し難かったために、剥離中に皮膜が破断されたが、実施例1~5の皮膜形成性外用製剤では、皮膜を剥離し易く、剥離後の皮膜は、殆ど破断されることなく、形状を維持できていた。参考のため、実施例1、2及び比較例1の皮膜形成性外用製剤について、皮膚から剥離した後の皮膜の形状を観察した結果を図1に示す。
Figure 0007048221000001
試験例2
表2に示す組成の皮膜形成性外用製剤を調製した。具体的には(A)成分、(D)成分、(E)成分、及び(F)成分を攪拌混合し、これに(C)成分を添加して分散させた後、(B)成分を加えて均一に攪拌溶解して目的の皮膜形成性外用製剤を得た。
各皮膜形成性外用製剤について、パドルオーバーディスク法で、パンテノールの放出性について評価した。具体的には、先ず、パドルオーバーディスク(富山産業株式会社製、網125μm、SUS316製、D2414)に、皮膜形成性外用製剤約0.1gを素早くドーナツ状に塗布し、約2時間風乾した。試験液は32℃±0.5℃に加温したpH6.0のリン酸塩緩衝液900mlを用い、毎分50回転で試験を行った。皮膜形成性外用製剤を塗布したディスク1個をとり、試験を開始し、2分後にベッセル内の試験液を採取し、孔径0.45μm以下のメンブランフィルターでろ過し試料溶液とした。パンテノール標準溶液及び試料溶液20μlにつき、高速液体クロマトグラフを用いてパンテノール濃度を測定した。パンテノール標準溶液(0.1、0.2、0.5、1、2及び5μg/ml)のパンテノール濃度とピーク面積から検量線を作成し、以下の式に従ってパンテノール放出率を算出した。
Figure 0007048221000002
C:検量線から求めた試料溶液中のパンテノール濃度(μg/mL)
WS:標準品採取量(g)
RFs: パンテノール標準溶液に使用したパンテノール標準品の純度(%)
n:サンプリング回
WT:試料採取量(g)[初期重量及び初期重量換算値]
P:パンテノール濃度(%)
得られた結果を表2に示す。この結果、パンテノールと共に、0.1~1.5重量%のヒマシ油を含む皮膜形成性外用製剤では、パンテノールの放出率が向上していた(実施例6~9)。特に、0.1重量%及び1重量%のヒマシ油を含む場合には、パンテノールの放出率が格段に高まっていた(実施例6及び7)。
Figure 0007048221000003

Claims (3)

  1. (A)炭素数1~4の1価アルコール、(B)炭素数2~4のモノカルボン酸と炭素数1~5の1価アルコールとのエステル、(C)ニトロセルロース、(D)パンテノール、パントテニルエチルエーテル、パントテン酸アルカリ土類金属塩、パントテン酸アルカリ金属塩、及びアセチルパントテニルエチルエーテルから選ばれる少なくとも1種、並びに(E)フタル酸ブチルベンジル以外の可塑剤を含む、皮膜形成性外用製剤(但し、フィタントリオール、N-クロロスクシンアミド、ホウ酸、フタル酸ブチルベンジル、水、40℃以下の沸点を有する溶剤のエーテル、及び抗真菌剤のいずれかを含む場合を除く)。
  2. 前記(E)成分として植物油を0.05~1.5重量%含む、請求項に記載の皮膜形成性外用製剤。
  3. 前記植物油がヒマシ油である、請求項に記載の皮膜形成性外用製剤。
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