JP7048104B2 - 手摺の取付装置と取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ベランダのパラペット(堰壁)に設置される手摺本体の室外側にガラス板を連続的に取り付けるようにした手摺の取付装置と取付方法に関するもので、特に平面視直線状の手摺のみならず入隅状または出隅状となっている手摺に関するものである。
ベランダに設置される従来の手摺の取付装置として、本件発明に最も近似する発明は、特許文献1に示すように、パラペット上に手摺支柱を所定間隔おきに立設し、これら手摺支柱間に上枠と下枠とを横架し、上下横枠間に複数のガラス板を連続して取り付け、また手摺支柱の上端部に手摺笠木を架け渡すようにしている。
特開2010ー209598号公報
上記の最先の手摺の取付装置と取付方法は、その見付面にアルミ製目地枠を用いることによって、外観上の体裁を良く、風雨時においても室内を開放しておくことができ、且つ手摺本体の室内側から複数のガラス板を平面視直線状に連続して取り付けることができるようになっているが、複数のガラス板を平面視直線状のみならず、その途中に平面視入隅状又は出隅状に配列したガラス板を手摺本体の室内側から取り付けるようにした従来技術は未だ提案されていない。
本発明は、その見付面にアルミ製目地枠を用いることによって、外観上の体裁を良く、風雨時においても室内を開放しておくことができ、且つ手摺本体の室内側から複数のガラス板を入隅状または出隅状に連続して取り付けることができるようにした手摺装置の手摺の取付方法を提案するものである。
上記課題を解決するための手段を説明すると、請求項1に係る発明にあっては、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付装置において、手摺本体3の室外側に、ガラス用上枠5とガラス用下枠7と入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、
且つ、前記入隅用側枠10は、入隅用固定側枠部材15と該入隅用固定側枠部材15に重合するよう進入移動可能な入隅用可動側枠部材16とからなり、該入隅用可動側枠部材16が前記入隅用固定側枠部材15に重合することによって、入隅用側枠10を挟んでその一方側の入隅側ガラス板12Aの側縁部12Acは前記入隅用固定側枠部材15と前記入隅用可動側枠部材16とに挟持され、他方側の正面側ガラス板12の側縁部12cは前記入隅用固定側枠部材15に重合された入隅用可動側枠部材16に形成されている嵌合溝8に嵌合されるようになっている手摺の取付装置に係る。
請求項2に係る発明にあっては、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付装置において、手摺本体3の室外側に、ガラス用上枠5とガラス用下枠7と入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、
且つ、前記出隅用側枠11は、出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側枠部材18とからなり、該出隅用可動側枠部材18が前記出隅用固定側枠部材17に重合することによって前記出隅用側枠11を挟んで出隅側ガラス板12Bの側縁部12Bcと正面側ガラス板12の側縁部12dとは前記出隅用固定側枠部材17と該出隅用可動側枠部材18とに挟持されるようになっている手摺の取付装置に係る。
請求項3に係る発明にあっては、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付方法において、手摺本体3の室外側に、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成されるガラス用上枠5と、手摺本体3の長手方向略全域にわたって前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成されたガラス用下枠7と、上下枠5、7間に、入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11からなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、このガラス取付枠14に複数の正面側ガラス板12と各正面側ガラス板12間に目地材を取り付けるにあたって、目地材としてアルミ製目地枠13を用い、また手摺支柱1の室外側側面には、アルミ製目地枠13を係止するための係止爪19が突設され、アルミ製目地枠13の室内側側面には、アルミ製目地枠13を手摺本体3の長手方向の一方側から摺動させることによって前記係止爪19に係止される被係止爪20が突設され、
且つ、前記入隅用側枠10は、入隅用固定側枠部材15と該入隅用固定側枠部材15に重合するよう進入移動可能な入隅用可動側枠部材16とからなり、
しかして、先ず前記入隅用側枠10を挟んでその入隅側ガラス板12Aを室内側から室外側に持ちきたして、その上縁部12aをガラス上縁部嵌合溝4に嵌合し、次にその下縁部12bをガラス下縁部嵌合溝6に落し込むように嵌合する所謂倹鈍式によって入隅側ガラス板12Aを上下枠5,7間に嵌め込み、次に入隅用可動側枠部材16を入隅用固定側枠部材15側に進入移動して重合し、これによって入隅側ガラス板12Aの側縁部12Acは前記入隅用可動側側枠部材16と前記入隅用固定側枠部材15とに挟持され、次に正面側ガラス板12を上下枠5,7間に嵌め込んで、一方側の正面側ガラス板12を室内側からその上縁部12aをガラス上縁部嵌合溝4に嵌合し、その下縁部12bをガラス下縁部嵌合溝6に落し込むように嵌合する所謂倹鈍式によって入隅側ガラス板12Aを上下枠5,7間に嵌め込み、そのガラス板12を上下縁部嵌合溝4,6に沿って一方側から摺動させることによって、該正面側ガラス板12の側縁部12cが入隅用可動側枠部材16に設けられている嵌合溝8に嵌合され、次にアルミ製目地枠13を上下枠5,7間を一方側から摺動させて、その被係止爪20を係止爪19に係止させることによってアルミ製目地枠13を手摺支柱1に係止させると共に、該目地枠13に前記ガラス板12の側縁部12dを係合保持させ、そして次のガラス板12を同様にして室内側から倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め込み、これも同様に一方側から摺動させて、その被係止爪20を係止爪19に係止させることによってアルミ製目地枠13を手摺支柱1に係止させると共に該ガラス板12の側縁部12cを先のアルミ製目地枠13に係合保持させ、このようにして複数のガラス板12とアルミ製目地枠13を交互にガラス取付枠14に室内側から取り付けることによって、手摺本体3の室外側長手方向略全域に複数のガラス板12が連続して手摺本体3とアルミ製目地枠13に囲繞されるようにして取り付けられる手摺の取付方法に係る。
請求項4に係る発明にあっては、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付方法において、手摺本体3の室外側に、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成されるガラス用上枠5と、手摺本体3の長手方向略全域にわたって前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成されたガラス用下枠7と、上下枠5、7間に、入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11からなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、このガラス取付枠14に複数の正面側ガラス板12と各正面側ガラス板12間に目地材を取り付けるにあたって、目地材としてアルミ製目地枠13を用い、また手摺支柱1の室外側側面には、アルミ製目地枠13を係止するための係止爪19が突設され、アルミ製目地枠13の室内側側面には、アルミ製目地枠13を手摺本体3の長手方向の一方側から摺動させることによって前記係止爪19に係止される被係止爪20が突設され、
且つ、前記出隅用側枠11は、出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側枠部材18とからなり、
しかして、正面側のガラス板12を上下枠5,7間に倹鈍式で室内側から嵌め込み、次にアルミ製目地枠13を上下枠5,7間を一方側から摺動させて、その被係止爪20を係止爪19に係止させることによってアルミ製目地枠13を手摺支柱1に係止させると共に、アルミ製目地枠13に先に上下枠5,7間に倹鈍式で室内側から嵌め込んだ正面側ガラス板12の側縁部12dを係合保持させ、そして最後の正面側ガラス板12を同様にして室内側から倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め込んで、最後の正面側ガラス板12の一方側の側縁部12cを先のアルミ製目地枠13に係合保持させると共に、その他方側の側縁部12dを前記出隅用固定側枠部材17の室外側に持ちきたしておき、
そして最後に、前記出隅用可動側枠部材18を前記出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動させて重合することによって、出隅用側枠11を挟んで先に上下枠5,7間に室内側から倹鈍式に嵌め込んだ出隅側ガラス板12Bが前記出隅用固定側枠部材17と前記出隅可動側側枠部材18とに挟持され、前記出隅用固定側枠部材17の室外側に持ちきたしておいた前記最後の正面側ガラス板12の他方側の側縁部12dが前記出隅用固定側枠部材17と前記出隅可動側枠部材18とに挟持されてなる手摺の取付方法に係る。
請求項5に係る発明にあっては、ガラス取付枠14及びアルミ製目地枠13には、ガラス板12の室外側周縁部を水密保持する水密パッキン21が取り付けられる共に、ガラス板12の室内側周縁部を水密シールするためのコーキング材22が充填ないし塗布されるようになっている請求項3~4の何れかに記載の手摺の取付方法に係る。
請求項1に係る発明によれば、正面側ガラス板12をその周囲端縁をガラス取付枠14に嵌合方式で取り付けるようになっているため、所謂倹鈍方式で室内側から正面側ガラス板12をガラス取付枠14に取り付けることができ、ガラス板12、12Aを手摺本体3の室外側に取り付けるための足場等が不要であるから、それだけ施工費が安価になる。
特に、本発明にあっては、その一方側の入隅用側枠10は、入隅用固定側枠部材15と該入隅用固定側枠部材15に重合するよう進入移動可能な入隅用可動側枠部材16とからなり、該入隅用可動側枠部材16が前記入隅用固定側枠部材15に重合することによって、入隅用側枠10を挟んでその一方側の入隅側ガラス板12Aは前記入隅用固定側枠部材15と前記入隅用可動側枠部材16とに挟持され、他方側の正面側ガラス板12は前記入隅用固定側枠部材15に重合された入隅用可動側枠部材16に形成されている嵌合溝8に嵌合されるようになっているため、入隅側ガラス板12及び正面側ガラス板12の何れも室内側から入隅用側枠10に支障なく取り付けることができ、これがためにガラス板12を手摺本体3の室外側に取り付けるための足場等が不要であるから、それだけ施工費が安価になる。
請求項2に係る発明にあっては、特に、その他方側の出隅用側枠11は、出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側側枠部材18とからなり、該出隅用可動側枠部材18を前記出隅用固定側枠部材17に重合することによって、前記出隅用側枠11を挟んで出隅側ガラス板12Bと正面側ガラス板12とは前記出隅用固定側枠部材17と該出隅用可動側枠部材18とに挟持されるようになっているため、出隅側ガラス板12及び正面側ガラス板12の何れも室内側から出隅用側枠11に支障なく取り付けることができ、これがためにガラス板12を手摺本体3の室外側に取り付けるための足場等が不要であるから、それだけ施工費が安価になる。
請求項3に係る発明にあっては、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付方法において、手摺本体3の室外側に、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成されるガラス用上枠5と、手摺本体3の長手方向略全域にわたって前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成されたガラス用下枠7とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、このガラス取付枠14に複数の正面側ガラス板12と各正面側ガラス板12間に目地材を取り付けるにあたって、目地材としてアルミ製目地枠13を用い、また手摺支柱1の室外側側面には、アルミ製目地枠13を係止するための係止爪19が突設され、アルミ製目地枠13の室内側側面には、アルミ製目地枠13を手摺本体3の長手方向の一方側から摺動させることによって前記係止爪19に係止される被係止爪20が突設されてあるため、また、複数のガラス板12の互いに隣り合うガラス板12間に取り付けられる目地材としてアルミ製目地枠13を用い、このアルミ製目地枠13を、手摺支柱1に設けた係止爪15にアルミ製目地枠13に設けた被係止爪16を手摺本体3の長手方向の一方側から摺動させて、手摺本体3に係止するようにしているから、アルミ製目地枠13も室内側から容易に取り付けることができ、足場等が不要であるから、この面でも安価に施工することができる。
特に、本発明にあっては、その一方側の入隅用側枠10は、入隅用固定側枠部材15と該入隅用固定側枠部材15に重合するよう進入移動可能な入隅用可動側枠部材16とからなり、該入隅用可動側枠部材16が前記入隅用固定側枠部材15に重合することによって、入隅用側枠10を挟んでその一方側の入隅側ガラス板12Aは前記入隅用固定側枠部材15と前記入隅用可動側枠部材16とに挟持され、他方側の正面側ガラス板12は前記入隅用固定側枠部材15に重合された入隅用可動側枠部材16に形成されている嵌合溝8に嵌合されるようになっているため、入隅側ガラス板12及び正面側ガラス板12の何れも室内側から入隅用側枠10に支障なく取り付けることができ、これがためにガラス板12を手摺本体3の室外側に取り付けるための足場等が不要であるから、それだけ施工費が安価になる。
請求項4に係る発明にあっては、特に、その他方側の出隅用側枠11は、出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側側枠部材18とからなり、前記出隅用固定側枠部材17の室外側は開口され何ら遮る部材は存在しないから、正面側ガラス板12を室内側から室外側の出隅部側に取り出し、倹鈍式で前記出隅用固定側枠部材17の室外側の上下枠5,7間に取り付けることができ、この状態で該出隅用可動側枠部材18を前記出隅用固定側枠部材17に重合することによって、正面側ガラス板12の周縁部12dは前記出隅用固定側枠部材17と前記出隅用可動側枠部材18とに挟持され、又、室内側から室外側に取り出されて上下枠5,7間に倹鈍式で嵌め入れられた出隅側ガラス板12Bを上下枠5,7間を出隅用側枠11側に摺動させることによって、前記入隅用固定側枠部材17と前記入隅用可動側枠部材18との間で挟持させることができ、要するに出隅側ガラス板12B及び正面側ガラス板12の何れも室内側から出隅用側枠11に支障なく取り付けることができ、これがためにガラス板12を手摺本体3の室外側に取り付けるための足場等が不要であるから、それだけ施工費が安価になる。
請求項5に係る発明にあっては、ガラス取付枠14及びアルミ製目地枠13には、ガラス板12の室外側周縁部を水密保持する水密パッキン21が取り付けられる共に、ガラス板12の室内側周縁部を水密シールするためのコーキング材22が充填ないし塗布されるようになっているため、雨水がガラス取付枠14やアルミ製目地枠13とガラス板12との間から室内側に侵入することがない。
本発明に係る手摺の取付装置の外観正面図である。 同平面図である。 同縦断側面図であり、ガラス板の倹鈍式による嵌合状態を示す。 同縦断側面であり、ガラス板の嵌合状態を示す。 先ず最初の工程を示す横断平面図である。 次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 最後の工程を示す横断平面図である。 (a)は、図5の要部を拡大して示す横断平面図である。(b)は、図6の要部を拡大して示す縦断側面図である。 (a)は、図8の要部を拡大して示す横断平面図である。(b)は、図9の要部が拡大して示す横断平面図である。 (a)は、図11の要部を拡大して示す横断平面図である。(b)は、図12の要部を拡大して示す横断平面図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1及び図2に示すように、ベランダのパラペットPに手摺支柱1がパラペットPの長手方向適当間隔に立設され、各支柱1の上端部にはその立設間隔全域にわたって手摺笠木2が取り付けられ、手摺本体3が形成されている。具体的には、手摺支柱1の横断面は、図15に表れているように、中空角筒状となっており、内壁4隅にビスホール23が形成されている。そして、図3に示すように、手摺支柱1の上端面に笠木受け24がビス25をビスホール23に螺合することによって固着され、該笠木受け24の室内外両端部に形成された被係嵌部24a,24aに手摺笠木2の両端部の係嵌部2a,2aが係嵌することによって手摺笠木2が手摺支柱1に取り付けられる。
図3又は図4に示すように、手摺支柱1の室外側にあって、手摺笠木2の室外寄りに下向きコ字状の上枠5が前記笠木受け24に一体形成され、該上枠5の内部は、下方が開口したガラス上縁部嵌合溝4を手摺本体3の長手方向略全域にかけて連通して形成する。
又手摺支柱1の室外側にあって、その下部には上向きコ字状の下枠7が図示しない周知の取付ブラケットによって適宜一体的に取り付けられ、該下枠7の内部は、前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が手摺本体3の長手方向略全域にかけて連通して形成する。なお、なお、図3又は図4にに示すように、上下両枠5,7には、ガラス板12を嵌め入れる前に予め水密パッキン21をパッキン係嵌溝7aに取着しておく。また下枠7にはガラス板12の下端面が当接するスペーサー32も予め取り付けておく。
上下枠5,7間にはその長手方向両端部に左右側枠が取り付けられるが、その一方側の側枠は、図1及び図2に概略的に示すように入隅用側枠10に形成され、他方側の側枠は出隅用側枠11に形成される。すなわち、図2の図中右寄りに示すように手摺笠木2の長手方向一端部にあってはその端面10aが外向きに平面視45°に形成され、その45°端面10aを境界として外向きに直角に折曲して延びる入隅用手摺笠木2Aに形成され、入隅用手摺本体3Aが形成される。入隅用手摺本体3Aの室外寄りの上下枠5,7の端面も平面視45°に形成され、その端面同士が突き合わされて固定されることによって、図3に示すように入隅用上下枠5A,7Aに形成される。又、図2図中左寄り示すように手摺本体3の長手方向他端部にあってもその端面11aが平面視45°に形成され、その45°端面11同士を突き合わせて固定することによって出隅用手摺笠木2Bが形成され、出隅用手摺本体3Bに形成される。該出隅用手摺本体3Bの室外寄りの上下枠5,7の端面も平面視45°に形成され、図3に示すように,その45°端面を境界として内向きに直角に折曲して延びる出隅用上下枠5B,7Bが形成される。
そして、図3に示すように、ガラス板12(12A,12B)が上下枠5(5A,5B,)、7(7A,7B)間に取り付けられると共に、このうち、図1及び図2に示すように、正面側の隣合うガラス板12の目地部にはアルミ製目地枠13が取り付けられる。
このアルミ製目地枠13の詳細構造は、図15に示される。即ち、アルミ製目地枠13は一対の略L字状の被係止爪20を形成した基部片29と、ガラス板12の側縁部12dの端縁12eが対向する連結件30と、該連結片30を介して基部片29と一体形成される目地見付片31とからなり、目地見付片31の内側に水密パッキン21が取り付けられる。目地見付片31の幅は例えば12mm程度である。そして手摺支柱1の室外面にもL状が上記左右反対向きの一対のL状の係止爪19が一体形成され、アルミ製目地枠13を一方側からガラス板12の側縁部12dの端縁12eに連結片30が近接するまで摺動させることによって、アルミ製目地枠13の被係止爪20は手摺支柱1の係止爪19に係止される。
本発明によれば、手摺本体3の室外側に複数のガラス板12を手摺本体3の長手方向に連続して取り付けることによって手摺本体3の見付面の体裁を良好にすることを目的とするものであり,この際、手摺本体3は、高層マンション等のベランダのパラペットPに立設されるため、その室外側に複数のガラス板12を取り付けるためには足場を必要とするが、本発明にあっては、足場を組み立てることなくベランダ側から複数の正面側ガラス板12を連続して容易に取り付けることができるとともに、特に本発明にあっては、手摺本体3(手摺笠木2)の長手方向両端部のうち、その一端部を室外側に平面直角状に折曲した入隅状の手摺本体3A(手摺笠木2A)を備え、その他端部を室内側に平面直角状に折曲した出隅状の手摺本体3B(手摺笠木2B)を備えてなる入隅状又は出隅状の手摺を対象として、これに足場を組み立てることなく室内側から入隅側ガラス板2A又は出隅側ガラス板2Bを取り付けることができるようにした取付方法に特徴を有するものである。
この取付方法を、図5~図13によって順次説明すると、図5及び図6において、ガラス取付枠14の構成部材である入隅用側枠10は、入隅用固定側枠部材15と該入隅用固定側枠部材15に重合するよう進入移動可能な入隅用可動側枠部材16とからなる。又他方側のガラス取付枠14の構成部材である出隅用側枠11は、出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側枠部材18とからなる。そして、このうち、入隅側側枠10側において、上枠5とこれに対向して下方に形成される下枠7(図5では下枠7のみが表れている。)の長手方向両端部の端面10aは平面視45°に形成され、図2及び図3に示すように、その45°端面10aを挟んで正面側上下枠5,7に対して直角に外向きに折曲して連結される入隅側上下枠5A,7Aが形成される。
これら正面側上下枠5,7と入隅側上下枠5A,7Aとの突き合わせたコーナー部10bに図示しない取付用固定穴が上枠側と下枠側に形成され、該上下の取付け用固定穴に入隅用固定側枠部材15の上下端部が圧嵌され、該コーナー部bの上下部間に入隅用固定側枠部材15が直立して固定される。
1) そして、先ず図5に示すように、室外側の入隅用可動側枠部材16を室内側の入隅用固定側枠部材15から離れて重合しない状態とし、これによって、入隅用固定側枠部材15の室外側Sは開放状態となっている。
2) このように室外側Sは開放状態となっているので、入隅側ガラス板12Aを室内側Tから室外側Sに持ちきたすことができる。そして、室外側に持ちきたした入隅側ガラス窓12Aを室内側から作業者が倹鈍式に入隅側上下枠5A,7A間のガラス嵌合溝に落し込む。
3) 次に、同じく図5に示すように、入隅用固定側枠部材15から離れた位置にある入隅用可動側枠部材16を矢印で示すように入隅用固定側枠部材15に向かって進行させ、図6に示すように、該入隅用固定側枠部材15にビス26で固定するようにして重合する。これによって入隅側ガラス板12Aは、入隅用固定側枠部材15と入隅用可動側枠部材16とによって挟持されることになる。次に同じく図6に示すように、正面側のガラス板12を室内側Tから室外側Sに持ちきたし、室内側Sから正面側ガラス板12を倹鈍式に正面側上下枠5,7のガラス嵌合溝4,6に落し込む。
4) 次に、図7に示すように、ガラス板12を矢印で示すように入隅用可動側枠部材16に向かってスライドさせることによって該ガラス板12の先端部12cを入隅用可動側枠部材16に形成してある嵌合溝8に嵌合させて固定する。
5) 次に、図8に示すように、アルミ製目地枠13を上下両枠5,7間に嵌め入れ、矢印で示すように、該アルミ製目地枠13をスライドさせて、図9に示すように、該アルミ製目地枠13の被係止爪20を手摺支柱1の係止爪19に係止させて、ガラス板12の側縁部12dをアルミ製目地枠13に嵌め入れ、図10に示すように、ガラス板12を室外側に押し付けて水密パッキン21に当接させ、ガラス板12の室内側周縁にバックアップ材22aを適宜当て付けると共に、シリコン系やポリウレタン系のシール材であるコーキング材22をガラス板12の室内側周縁に充填ないし塗布する。なお、このコーキング作業は、図13に示すように、複数のガラス板12を取り付けた最終工程時に行うようにしてもよい。
6) 次に、図11に示すように、次のガラス板12を、互いに隣り合う手摺支柱1,1間にわたって配置して、前述のように室内側から倹鈍式でガラス板12の上下縁部12a,12bを上下枠5,7間に嵌め入れ(図4参照)、ガラス板12の側縁部12cが、先に手摺支柱1に取り付けてあるアルミ製目地枠13に係合保持されるまで移動させる。そして、更に次のアルミ製目地枠13を、上述のようにして上下両枠5,7間に配置して、矢印で示すように、その連結片30がガラス板12の側縁部12dの端縁に近接するまで移動させて、該アルミ製目地枠13を手摺支柱1に前述の係止手段19,20によって係止させる(図15の(b)参照)。
7) そして最後のガラス板12を、前述のように室内側から倹鈍式でガラス板12の上下縁部12a,12bを上下枠5,7間に嵌め入れるのであるが、この際に、前述のように、ガラス板12用の左右側枠10,11のうち、その他方側のガラス側枠は出隅用側枠11であり、該出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側枠部材18とからなる。そして、前述のように、上枠5とこれに対向して下方に形成される下枠7(図5では下枠7のみが表れている。)の長手方向両端部の端面10aは平面視45°に形成され、図2及び図3に示すように、その45°端面11aを挟んで正面側上下枠5,7とこれに対し室内側に直角に折曲して連結される出隅側上下枠5B,7Bとに形成される。
これら正面側上下枠5,7と出隅側上下枠5B,7Bとの突き合わせたコーナー部11bに図示しない取付用固定穴が上枠側と下枠側に形成され、該上下の取付け用固定穴に出隅用固定側枠部材17の上下端部が圧嵌され、該コーナー部bの上下部間に出隅用固定側枠部材17が直立して固定される。
そして、先ず図11に示すように、室外側の出隅用可動側枠部材18を室内側の出隅用固定側枠部材17から離れて重合しない状態とし、これによって、出隅用固定側枠部材17の室外側Sは開放状態となっている。
このように室外側Sは開放状態となっているので、前述の最後のガラス板12を室内側Tから室外側Sに持ちきたすことができる。そして、室外側に持ちきたした最後のガラス窓12を室内側から作業者が倹鈍式に正面側の上下枠5,7間のガラス嵌合溝に落し込むことができる。
8) この状態で、図11に示すように、出隅用固定側枠部材17から離れた位置にある出隅用可動側枠部材18を、矢印で示すように出隅用固定側枠部材17に向かって進行し、図12に示すように、出隅用可動側枠部材18を該出隅用固定側枠部材17にビス27で固定するようにして重合する。これによって正面側ガラス板12は、出隅用固定側枠部材17と出隅用可動側枠部材18とによって挟持されることになる。
9) そして同じく、図12に示す出隅側ガラス板12Bは出隅用側枠11から離れた位置で室内側Tから室外側Sに持ちきたし、作業者は室内側からの操作によって室外側Sの出隅側ガラス板12Bを倹鈍式に出隅側上下枠5B,7B間のガラス嵌合溝に落し込み、矢印で示すように出隅側ガラス板12Bを出隅用側枠11に接するまで移動させることによって、該出隅側ガラス板12Bは、正面側のガラス板12と同じように出隅用固定側枠部材17と出隅用可動側枠部材18とによって挟持されることになる。
10) そして最後の仕上げとして、図13に示すように、ガラス板12Bを室外側に押し付けて水密パッキン21に当接させ、ガラス板12Bの室内側周縁にシリコン系やポリウレタン系のシール材であるコーキング材21,22をガラス板12の室内側周縁に充填ないし塗布する。
以上の作業工程を経ることによって、複数の正面側ガラス板12、入隅側ガラス板12A及び出隅側ガラス板12Bを手摺本体3の長手方向に連続して室内側から取り付ける施工作業が完了するのである。
以上要するに、入隅側ガラス板12A、正面側ガラス板12及び出隅側ガラス板12Bの何れも室内側から室外側に持ちきたし、室外側に持ちきたしたこれらガラス板12,12A及び12Bを作業者は室内側からの操作で倹鈍式に入隅用側枠10及び出隅用側枠11に支障なく取り付けることができ、これがために正面側ガラス板12のみならず入隅側ガラス板12A及び出隅側ガラス板12Bを手摺本体3の室外側に取り付けるための足場等が不要であるから、それだけ施工費が安価になる。
P パラペット
1 手摺支柱
2 手摺笠木
3 手摺本体
4 ガラス上縁部嵌合溝
5 ガラス用上枠
6 ガラス下縁部嵌合溝
7 ガラス用下枠
8 ガラス側縁部嵌合溝8
10 入隅側側枠
11 出隅側側枠
12 ガラス板
12A 入隅側ガラス板
12B 出隅側ガラス板
13 アルミ製目地枠
14 ガラス取付枠
15 入隅用固定側枠部材
16 入隅用可動側枠部材
17 出隅用固定側枠部材
18 出隅用可動側枠部材
19 係止爪
20 被係止爪
21 水密パッキン
22 コーキング材

Claims (5)

  1. ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付装置において、手摺本体3の室外側に、ガラス用上枠5とガラス用下枠7と入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、
    且つ、前記入隅用側枠10は、入隅用固定側枠部材15と該入隅用固定側枠部材15に重合するよう進入移動可能な入隅用可動側枠部材16とからなり、該入隅用可動側枠部材16が前記入隅用固定側枠部材15に重合することによって、入隅用側枠10を挟んでその一方側の入隅側ガラス板12Aの側縁部12Acは前記入隅用固定側枠部材15と前記入隅用可動側枠部材16とに挟持され、他方側の正面側ガラス板12の側縁部12cは前記入隅用固定側枠部材15に重合された入隅用可動側枠部材16に形成されている嵌合溝8に嵌合されるようになっている手摺の取付装置。
  2. ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付装置において、手摺本体3の室外側に、ガラス用上枠5とガラス用下枠7と入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、
    且つ、前記出隅用側枠11は、出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側枠部材18とからなり、該出隅用可動側枠部材18が前記出隅用固定側枠部材17に重合することによって前記出隅用側枠11を挟んで出隅側ガラス板12Bの側縁部12Bcと正面側ガラス板12の側縁部12dとは前記出隅用固定側枠部材17と該出隅用可動側枠部材18とに挟持されるようになっている手摺の取付装置。
  3. ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付方法において、手摺本体3の室外側に、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成されるガラス用上枠5と、手摺本体3の長手方向略全域にわたって前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成されたガラス用下枠7と、上下枠5、7間に、入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11からなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、このガラス取付枠14に複数の正面側ガラス板12と各正面側ガラス板12間に目地材を取り付けるにあたって、目地材としてアルミ製目地枠13を用い、また手摺支柱1の室外側側面には、アルミ製目地枠13を係止するための係止爪19が突設され、アルミ製目地枠13の室内側側面には、アルミ製目地枠13を手摺本体3の長手方向の一方側から摺動させることによって前記係止爪19に係止される被係止爪20が突設され、
    且つ、前記入隅用側枠10は、入隅用固定側枠部材15と該入隅用固定側枠部材15に重合するよう進入移動可能な入隅用可動側枠部材16とからなり、
    しかして、先ず前記入隅用側枠10を挟んでその入隅側ガラス板12Aを室内側から室外側に持ちきたして、その上縁部12aをガラス上縁部嵌合溝4に嵌合し、その下縁部12bをガラス下縁部嵌合溝6に落し込むように嵌合する所謂倹鈍式によって入隅側ガラス板12Aを上下枠5,7間に嵌め込み、次に入隅用可動側枠部材16を入隅用固定側枠部材15側に進入移動して重合し、これによって入隅側ガラス板12Aの側縁部12Acは前記入隅用可動側側枠部材16と前記入隅用固定側枠部材15とに挟持され、次に正面側ガラス板12を上下枠5,7間に嵌め込んで、一方側の正面側ガラス板12を室内側からその上縁部12aをガラス上縁部嵌合溝4に嵌合し、その下縁部12bをガラス下縁部嵌合溝6に落し込むように嵌合する所謂倹鈍式によって入隅側ガラス板を上下枠5,7間に嵌め込み、そのガラス板12を上下縁部嵌合溝4,6に沿って一方側から摺動させることによって、該正面側ガラス板12の側縁部12cが入隅用可動側枠部材16に設けられている嵌合溝8に嵌合され、次にアルミ製目地枠13を上下枠5,7間を一方側から摺動させて、その被係止爪20を係止爪19に係止させることによってアルミ製目地枠13を手摺支柱1に係止させると共に、該目地枠13に前記ガラス板12の側縁部12dを係合保持させ、そして次のガラス板12を同様にして室内側から倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め込み、これも同様に一方側から摺動させて、その被係止爪20を係止爪19に係止させることによってアルミ製目地枠13を手摺支柱1に係止させると共に該ガラス板12の側縁部12cを先のアルミ製目地枠13に係合保持させ、このようにして複数のガラス板12とアルミ製目地枠13を交互にガラス取付枠14に室内側から取り付けることによって、手摺本体3の室外側長手方向略全域に複数のガラス板12が連続して手摺本体3とアルミ製目地枠13に囲繞されるようにして取り付けられる手摺の取付方法。
  4. ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付方法において、手摺本体3の室外側に、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成されるガラス用上枠5と、手摺本体3の長手方向略全域にわたって前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成されたガラス用下枠7と、上下枠5、7間に、入隅用及び出隅用のガラス用左右側枠10,11からなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、このガラス取付枠14に複数の正面側ガラス板12と各正面側ガラス板12間に目地材を取り付けるにあたって、目地材としてアルミ製目地枠13を用い、また手摺支柱1の室外側側面には、アルミ製目地枠13を係止するための係止爪19が突設され、アルミ製目地枠13の室内側側面には、アルミ製目地枠13を手摺本体3の長手方向の一方側から摺動させることによって前記係止爪19に係止される被係止爪20が突設され、
    且つ、前記出隅用側枠11は、出隅用固定側枠部材17と該出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な出隅用可動側枠部材18とからなり、
    しかして、正面側のガラス板12を上下枠5,7間に倹鈍式で室内側から嵌め込み、次にアルミ製目地枠13を上下枠5,7間を一方側から摺動させて、その被係止爪20を係止爪19に係止させることによってアルミ製目地枠13を手摺支柱1に係止させると共に、アルミ製目地枠13に先に上下枠5,7間に倹鈍式で室内側から嵌め込んだ正面側ガラス板12の側縁部12dを係合保持させ、そして最後の正面側ガラス板12を同様にして室内側から倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め込んで、最後の正面側ガラス板12の一方側の側縁部12cを先のアルミ製目地枠13に係合保持させると共に、その他方側の側縁部12dを前記出隅用固定側枠部材17の室外側に持ちきたしておき、
    そして最後に、前記出隅用可動側枠部材18を前記出隅用固定側枠部材17に重合するよう進入移動させて重合することによって、出隅用側枠11を挟んで先に上下枠5,7間に室内側から倹鈍式に嵌め込んだ出隅側ガラス板12Bが前記出隅用固定側枠部材17と前記出隅可動側側枠部材18とに挟持され、前記出隅用固定側枠部材17の室外側に持ちきたしておいた前記最後の正面側ガラス板12の他方側の側縁部12dが前記出隅用固定側枠部材17と前記出隅可動側枠部材18とに挟持されてなる手摺の取付方法。
  5. ガラス取付枠14及びアルミ製目地枠13には、ガラス板12の室外側周縁部を水密保持する水密パッキン21が取り付けられる共に、ガラス板12の室内側周縁部を水密シールするためのコーキング材22が充填ないし塗布されるようになっている請求項3~4の何れかに記載の手摺の取付方法。
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