JP7095878B2 - 手摺の取付装置と取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ベランダのパラペット(堰壁)に設置される手摺本体の室外側にガラス板を連続的に取り付けるようにした手摺の取付装置と取付方法に関するものである。
ベランダに設置される従来の手摺の取付装置として、本件発明に最も近似する発明は、特許文献1に示すように、パラペット上に手摺支柱を所定間隔おきに立設し、これら手摺支柱間に上枠と下枠とを横架し、上下横枠間に複数のガラス板を連続して取り付け、また手摺支柱の上端部に手摺笠木を架け渡すようにしている。
特開2010ー209598号公報
上記の最先の手摺の取付装置と取付方法は、その見付面にアルミ製目地枠を用いることによって、外観上の体裁を良く、風雨時においても室内を開放しておくことができ、且つ手摺本体の室内側から複数のガラス板を連続して取り付けることができるようになっているという効果を有するが、しかしこの従来技術ではアルミ製目地枠の手摺本体への取付強度が弱く、強い風雨に晒されるとその風圧によってアルミ製目地枠と手摺本体との間に不測にガタツキが発生したり、アルミ製目地枠が手摺本体の取付面から変移してアルミ製目地枠とこれに係合保持されているガラス板との係合保持状態が破壊され、ガラス板がアルミ製目地枠から外れるという危険性が多分にあった。
本発明は、その見付面にアルミ製目地枠を用いることによって、外観上の体裁を良く、風雨時においても室内を開放しておくことができ、且つ手摺本体の室内側から複数のガラス板を連続して取り付けることができるという効果を維持しながら、更にアルミ製目地枠の手摺本体への強力な取付強度を簡単な構造で保持することができる手摺の取付装置と取付方法を提案するものである。
上記課題を解決するための手段を説明すると、請求項1に係る発明にあっては、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付装置において、手摺本体3の室外側に、ガラス用上枠5とガラス用下枠7とガラス用の左右側枠10,11とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、ガラス用上枠5には、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成され、ガラス用下枠7には、該ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成され、前記左右側枠10,11にはガラス側縁部嵌合溝8,9が形成され、複数のガラス板12の上下縁部12a,12bが前記ガラス上縁部嵌合溝4と前記ガラス下縁部嵌合溝6とに夫々嵌合され、両端部のガラス板12の左右側縁部12c,12d(図14)が前記左右側枠10,11のガラス側縁部嵌合溝8,9に嵌合され、互いに隣合う複数のガラス板12間にアルミ製目地枠13が配設され、
前記アルミ製目地枠13は、前記手摺支柱1を挟んでその左右両側壁1a,1bに沿う一対のビス止め片13a,13bが該アルミ製目地枠13の室内側側面に突設された横断面コ字状からなる基部片29と、前記ガラス板12の側縁部12dの端縁12eと対向する連結片30と、該連結片30を介して前記基部片29と一体形成される目地見付片31と、で構成され、該目地見付片31の内側に水密パッキン20が取り付けられ、
前記一対のビス止め片13a,13bには、夫々、第1ビス孔(ビス孔36a,36b)が設けられ、
前記連結片30には、孔が設けられておらず、
前記手摺支柱1の左右両側壁1a,1bには、夫々、第2ビス孔(ビス孔37a,37b)が設けられ、
しかして、このようなアルミ製目地枠13を、前記手摺支柱1の室外側に配した状態で、前記第2ビス孔(ビス孔37a,37b)に前記第1ビス孔(ビス孔36a,36b)が連通するように、該アルミ製目地枠13の一対のビス止め片13a,13bを、該手摺支柱1の左右両側壁1a,1b間に嵌め入れ、そして、室内側から前記第1ビス孔(ビス孔36a,36b)から前記第2ビス孔(ビス孔37a,37b)にビス37a,37bをねじ込むことによって、前記一対のビス止め片13a,13bを前記手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス止めし、これによって、前記ガラス板12の左右側縁部12c,12dが前記水密パッキン20を介して、前記目地見付片31と前記基部片29との間で挟持されて係合保持され、もって、前記アルミ製目地枠13が手摺本体3に取り付けられ、これによって手摺本体3の室外側長手方向略全域に複数のガラス板12が連続してガラス取付枠14とアルミ製目地枠13とに囲繞されるようにして取り付けられてなる手摺の取付装置に係る。
請求項2にあっては、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付方法において、手摺本体3の室外側に、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成されるガラス用上枠5と、手摺本体3の長手方向略全域にわたって前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成されたガラス用下枠7と、ガラス用上下枠5、7間に、ガラス側縁部嵌合溝8,9が形成されてなる左右側枠10,11とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、このガラス取付枠14に複数のガラス板12と各ガラス板12間に目地材を取り付けるにあたって、目地材としてアルミ製目地枠13を用い、
前記アルミ製目地枠13は、前記手摺支柱1を挟んでその左右両側壁1a,1bに沿う一対のビス止め片13a,13bが該アルミ製目地枠13の室内側側面に突設された横断面コ字状からなる基部片29と、前記ガラス板12の側縁部12dの端縁12eと対向する連結片30と、該連結片30を介して前記基部片29と一体形成される目地見付片31と、で構成され、該目地見付片31の内側に水密パッキン20が取り付けられ、
前記一対のビス止め片13a,13bには、夫々、第1ビス孔(ビス孔36a,36b)が設けられ、
前記連結片30には、孔が設けられておらず、
前記手摺支柱1の左右両側壁1a,1bには、夫々、第2ビス孔(ビス孔37a,37b)が設けられ、
しかして、まず最初のガラス板12を室内側からその上縁部12aをガラス上縁部嵌合溝4に嵌合し、次にその下縁部12bをガラス下縁部嵌合溝6に落し込むように嵌合する所謂倹鈍式によってガラス板12をガラス用上下枠5,7間に嵌め込み、次にそのガラス板12を上下縁部嵌合溝4,6に沿って一方側から摺動させて、該ガラス板12の側縁部12cをガラス取付枠14の他方側の側枠10のガラス側縁部嵌合溝8に嵌合し、次に、前記アルミ製目地枠13を、前記手摺支柱1の室外側に配した状態で、前記第2ビス孔(ビス孔37a,37b)に前記第1ビス孔(ビス孔36a,36b)が連通するように、該アルミ製目地枠13の一対のビス止め片13a,13bを、該手摺支柱1の左右両側壁1a,1b間に嵌め入れ、そして、室内側から前記第1ビス孔(ビス孔36a,36b)から前記第2ビス孔(ビス孔37a,37b)にビス37a,37bをねじ込むことによって、前記一対のビス止め片13a,13bを前記手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス止めし、これによって、最初のガラス板12の側縁部12dが前記水密パッキン20を介して、前記目地見付片31と前記基部片29との間で挟持されて係合保持され、そして次のガラス板12を同様にして室内側から倹鈍式でガラス用上下枠5,7間に嵌め込み、これも同様に一方側から摺動させて、該ガラス板12の他の側縁部12cを先のアルミ製目地枠13に係合保持させ、更に次のアルミ製目地枠13を同様にして、その一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス止めするようにし、このようにして、複数のガラス板12とアルミ製目地枠13を交互にガラス取付枠14に室内側から取り付けることによって、手摺本体3の室外側長手方向略全域に複数のガラス板12が連続して手摺本体3とアルミ製目地枠13に囲繞されるようにして取り付けられる手摺の取付方法に係る。
請求項3にあっては、ガラス取付枠14の少なくとも一方側の側枠11は、固定側枠部材17と該固定側枠部材17から一方側に後退移動するともに該固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な可動側枠部材18とからなり、該可動側枠部材18を該固定側枠部材17から一方側に後退移動することによってガラス側縁部嵌合溝9の室外側が開放され、この開放状態で最後のガラス板12を同様に室内側から倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め入れ、しかる後に該可動側枠部材18を該固定側枠部材17に重合するよう進入移動することによって、ガラス側縁部嵌合溝9の室外側が閉塞され、該嵌合溝9にガラス板12の側縁部12dが嵌合状態となり、この嵌合状態で可動側枠部材18を固定側枠部材17に室内側からビス止めするようにした請求項2に記載の手摺の取付方法に係る。
請求項4にあっては、ガラス取付枠14の少なくとも一方側の側枠11は、固定側枠部材17と該固定側枠部材17から取り外し可能に一方側に後退移動するともに該固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な可動側枠部材18とからなる請求項3の記載の手摺の取付方法に係る。
請求項1に係る発明によれば、ベランダのパラペットP上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱1を立設し、これら手摺支柱1の上端部に手摺笠木2を架け渡すことによって手摺本体3を形成してなる手摺の取付装置において、手摺本体3の室外側に、ガラス用上枠5とガラス用下枠7とガラス用の左右側枠10,11とからなるガラス取付枠14が一体又は一体的に設けられ、ガラス用上枠5には、手摺本体3の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝4が連通形成され、ガラス用下枠7には、該ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が連通形成され、前記左右側枠10,11にはガラス側縁部嵌合溝8,9が形成され、複数のガラス板12の上下縁部12a,12bが前記ガラス上縁部嵌合溝4と前記ガラス下縁部嵌合溝6とに夫々嵌合され、両端部のガラス板12の左右側縁部12c,12dが前記左右側枠10,11のガラス側縁部嵌合溝8,9に嵌合され、これによって手摺本体3の室外側長手方向略全域に連続して複数のガラス板12がガラス取付枠14に取り付けられるようになっているため、手摺本体3の室外面である見付は、手摺本体3の長手方向略全域にかけて連続して設けられたガラス板12で覆われているため、外観上の体裁が非常に良く、又該ガラス板12によって室内側への風雨の進入を防ぐことができ、風雨の時でも室内を開放しておくことができる。
また、上述のようにガラス板12をその周囲端縁をガラス取付枠14に嵌合方式で取り付けるようになっているため、所謂倹鈍方式で室内側からガラス板12をガラス取付枠14に取り付けることができ、ガラス板12を手摺本体3の室外側に取り付けるための足場等が不要であるから、それだけ施工費が安価になる。
また、互いに隣合う複数のガラス板12間にアルミ製目地枠13が配設されるようになっているため、従来のゴム系の目地材を充填するのに比較してアルミ特有の見栄を発揮することができ、手摺本体3の見付面の体裁がこの面からも良好である。
さらには、アルミ製目地枠13は、ガラス板12の側端縁12c,12dを係合するようにして手摺本体3に取り付けられ、ガラス板12の上下左右の四週端縁がガラス取付枠14とアルミ製目地枠13に係合保持されるようになっているため、ガラス板の上下端縁のみが上下枠に係合保持され、隣合うガラス板間には従来のゴム系の目地材を充填するのに比較して、ガラス板12のガラス取付枠14に対する取付強度が高く、風圧に対する耐久性が良好であり、翻っていえば、ガラス板12の肉厚が薄いものであっても風圧に耐え、ガラス板12を安定してガラス取付枠14に取り付けることができる。
特に、本発明にあっては、アルミ製目地枠13は、手摺支柱1を挟んでその左右両側壁1a,1bに沿う一対のビス止め片13a,13bが該アルミ製目地枠13の室内側側面に突設された横断面コ字状からなる基部片29と、ガラス板12の側縁部12dの端縁12eと対向する連結片30と、該連結片30を介して基部片29と一体形成される目地見付片31と、で構成され、該目地見付片31の内側に水密パッキン20が取り付けられている。しかして、このようなアルミ製目地枠13を、手摺支柱1の室外側に配した状態で、第2ビス孔(ビス孔37a,37b)に第1ビス孔(ビス孔36a,36b)が連通するように、該アルミ製目地枠13の一対のビス止め片13a,13bを、該手摺支柱1の左右両側壁1a,1b間に嵌め入れ、そして、室内側から第1ビス孔(ビス孔36a,36b)から第2ビス孔(ビス孔37a,37b)にビス37a,37bをねじ込むことによって、一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス止めし、これによって、ガラス板12の左右側縁部12c,12dが水密パッキン20を介して、目地見付片31と基部片29との間で挟持されて係合保持され、もって、アルミ製目地枠13が手摺本体3に取り付けられるようになっている。これにより、ビス止めという簡単な構成ながら、アルミ製目地枠13は、手摺本体3に強力に固定されて、室外側からの強い風圧を受けるもアルミ製目地枠13と手摺本体3との間に不測にガタツキが発生したり、アルミ製目地枠13が手摺本体3の取付面から変移してアルミ製目地枠13とこれに係合保持されているガラス板12との係合保持状態が破壊されるというようなことはなく、ガラス板12がアルミ製目地枠13から外れるということは全くない。
請求項2にあっては、請求項1に述べた効果を期待することができると共に、手摺本体3に設けたガラス取付枠14にガラス板12を室内側から倹鈍式で嵌合して取り付けることができるから、ガラス板を手摺本体の室外側に取り付けるための足場を組む必要がなく、それだけ施工費が安価になる。
また、複数のガラス板12の互いに隣り合うガラス板12間に取り付けられる目地材としてアルミ製目地枠13を用い、このアルミ製目地枠13を、該目地枠13に設けた一対のビス止め片13a,13bを室内側から手摺本体3の手摺支柱1にビス止めするようにしたから、アルミ製目地枠13も室内側から容易に取り付けることができ、足場等が不要であるから、この面でも安価に施工することができる。この点で、従来にあっては、ゴム系のシール材からなる目地材は、各ガラス板の目地部に室外側から充填ないし塗布作業を必要とし、その作業のための足場を必要としていた。
特に、本発明にあっては、アルミ製目地枠13は、手摺支柱1を挟んでその左右両側壁1a,1bに沿う一対のビス止め片13a,13bが該アルミ製目地枠13の室内側側面に突設された横断面コ字状からなる基部片29と、ガラス板12の側縁部12dの端縁12eと対向する連結片30と、該連結片30を介して基部片29と一体形成される目地見付片31と、で構成され、該目地見付片31の内側に水密パッキン20が取り付けられている。しかして、まず最初のガラス板12を室内側からその上縁部12aをガラス上縁部嵌合溝4に嵌合し、次にその下縁部12bをガラス下縁部嵌合溝6に落し込むように嵌合する所謂倹鈍式によってガラス板12を上下枠5,7間に嵌め込み、次にそのガラス板12を上下縁部嵌合溝4,6に沿って一方側から摺動させて、該ガラス板12の側縁部12cをガラス取付枠14の他方側の側枠10のガラス側縁部嵌合溝8に嵌合し、次にアルミ製目地枠13を、手摺支柱1の室外側に配した状態で、第2ビス孔(ビス孔37a,37b)に第1ビス孔(ビス孔36a,36b)が連通するように、該アルミ製目地枠13の一対のビス止め片13a,13bを、該手摺支柱1の左右両側壁1a,1b間に嵌め入れ、そして、室内側から第1ビス孔(ビス孔36a,36b)から第2ビス孔(ビス孔37a,37b)にビス37a,37bをねじ込むことによって、一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス止めし、これによって、最初のガラス板12の側縁部12dが水密パッキン20を介して、目地見付片31と基部片29との間で挟持されて係合保持され、そして次のアルミ製目地枠13を同様にして、その一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス止めするようにしている。これにより、ビス止めという簡単な構成ながら、アルミ製目地枠13は手摺本体3に強固に固定されて、室外側からの強い風圧を受けるもアルミ製目地枠13と手摺本体3との間に不測にガタツキが発生したり、アルミ製目地枠13が手摺本体3の取付面から変移してアルミ製目地枠13とこれに係合保持されているガラス板12との係合保持状態が破壊されるというようなことはなく、ガラス板12がアルミ製目地枠13から外れるということは全くない。
ところで、倹鈍式でガラス板12の上下縁部12a,12bをガラス取付枠14のガラス上下縁部嵌合溝4、6に嵌合してから、これを一方側に摺動させて、最初のガラス板12の先端側側縁12cをガラス側縁部嵌合溝8に嵌合し、続いて順次複数のガラス板12を、その上下縁部12a,12bをガラス上下縁部嵌合溝4、6に嵌合するようにして、ガラス取付枠14に嵌合して複数のガラス板12が連続して上下枠5,7のガラス上縁部12a及び下縁部12bをガラス嵌合溝4,6に嵌合してガラス取付枠14に取り付けることができても、最後のガラス板12を、その上下縁部12a,12bをガラス上下縁部嵌合溝4、6に嵌合しようとすれば、そのままでは、ガラス板12の後端側側縁12dがガラス取付枠14の側枠11に衝突して嵌合することができないことになる。
そこで、請求項3にあっては、ガラス側縁部嵌合溝8,9を形成する左右側枠10,11のうち、最後のガラス板12の後端側側縁12dが嵌合するガラス側縁部嵌合溝9を形成する側枠11を、固定側枠部材17と該固定側枠部材17から一方側に後退移動するともに該固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な可動側枠部材18とによって形成し、該可動側枠部材18を該固定側枠部材17から一方側に後退移動することによってガラス側縁部嵌合溝9の室外側が開放され、この開放状態で最後のガラス板12を同様に室内側から倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め入れ、しかる後に該可動側枠部材18を該固定側枠部材17に重合するよう進入移動することによって、ガラス側縁部嵌合溝9の室外側が閉塞され、該嵌合溝9にガラス板12の側縁部12dを側枠11に衝突することなく嵌合することができ、その後に、可動側枠部材18を固定側枠部材17に室内側からビス止めすることによって、全てのガラス板12をガラス取付枠14に倹鈍方式によって室内側から支障なく容易に嵌合することができる。
又、請求項4にあっては、最後のガラス板12の後端側側縁12dが嵌合するガラス側縁部嵌合溝9を形成する側枠11を、固定側枠部材17と該固定側枠部材17から取り外し可能に一方側に後退移動するともに該固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な可動側枠部材18とによって形成してなるため、最後のガラス板12を同様に室内側から倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め入れる際に、可動側枠部材18は固定側枠部材17から取り外されているため、可動側枠部材18に衝突することなく円滑にガラス板12を倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め入れることができる。
本発明に係る手摺の取付装置の外観正面図である。 同縦断側面図である。 (a) は、本発明に係る手摺の取付方法における最初の工程を示す横断平面図である。(b)は、同縦断側面図である。 (a) は、同次の工程を示す横断平面図である。(b)は、同縦断側面図である。 (a) は、同更に次の工程を示す横断平面図である。(b)は、同更に次の工程を示す横断平面図である。 同縦断側面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 更に次の工程を示す横断平面図である。 最後の工程を示す横断平面図である。 本発明の一要部を示す縦断側面図である。 (a)は、本発明の他の要部を示す横断平面図である。(b)は、同要部の施工順序を示す横断平面図である。 (a)は、本発明の更に他の要部を示す横断平面図である。(b)は、同要部の施工順序を示す横断平面図である。 (a)は、本発明の更に他の要部を示す横断平面図である。(b)は、同要部の施工順序を示す横断平面図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、先ず、本発明に係る手摺の取付装置の概略及び各要部を説明するのに適した図面は、図1、図2、図14~図16である。従って、これらの図面に基づいて、本発明の実施形態の概略と要部を説明するものとする。
図1及び図2に示すように、ベランダのパラペットPに手摺支柱1がパラペットPの長手方向適当間隔に立設され、各支柱1の上端部にはその立設間隔全域にわたって手摺笠木2が取り付けられ、手摺本体3が形成されている。具体的には、手摺支柱1の横断面は、図16、その他の略全図面に表れているように、中空角筒状となっており、内壁4隅にビスホール23が形成されている。そして、図2に示すように、手摺支柱1の上端面に笠木受け24がビス25をビスホール23に螺合することによって固着され、該笠木受け24の室内外両端部に形成された被係嵌部24a,24aに手摺笠木2の両端部の係嵌部2a,2aが係嵌することによって手摺笠木2が手摺支柱1に取り付けられる。
手摺支柱1の室外側にあって、手摺笠木2の室外寄りに下向きコ字状の上枠5が前記笠木受け24に一体形成され、該上枠5の内部は、下方が開口したガラス上縁部嵌合溝4を手摺本体3の長手方向略全域にかけて連通して形成する。
又手摺支柱1の室外側にあって、その下部には上向きコ字状の下枠7が一体的に取り付けられ、該下枠7の内部は、前記ガラス上縁部嵌合溝4に対応するガラス下縁部嵌合溝6が手摺本体3の長手方向略全域にかけて連通して形成する。
下枠7を手摺支柱1に取り付ける詳細構造は図15に示される。即ち、下枠7は、その室内寄りにビス止め枠26(図2以下の図面参照)が一体形成され、該ビス止め枠26は手摺支柱1の室外面にビス止め枠26のビス取付片26aが直接に当接するよう鎖線で切欠部aとして示すように手摺支柱1の当接部分のビス止め枠26を切欠し、この状態でビス27を下枠7に設けたビス挿通孔27aより手摺支柱1に螺合するが、この螺合位置は、図15に示すように、手摺支柱1の内部のビスホール23の壁23aを貫通するように螺合されることが強度上から好ましい。なお、7aはパッキン係嵌用側片である。
上下枠5,7間にはその長手方向両端部に左右側枠10,11が取り付けられるが、これも図17又は図18に示すように、側枠10,11に一体形成されているビスホール28に上下枠5,7からビス(図示せず)を螺合することによって取り付けられる。なお、図17又は図18に示すように、少なくとも一方側の側枠11は、上述のように上下枠5,7にビス28によって固定的に取り付けられる固定側枠部材17と該固定側枠部材17に対して進退移動する可動側枠部材18とからなるが、その詳細説明については後述する。
図1及び図14に示すように、複数のガラス板12が上下枠5,7間に取り付けられると共に、隣合うガラス板12の目地部にはアルミ製目地枠13が取り付けられる。
このアルミ製目地枠13の詳細構造は、図16に示される。即ち、図16の(a)に示すように、アルミ製目地枠13は、アルミ製目地枠13の室内側側面には手摺支柱1を挟んでその左右両側壁1a,1bに沿う一対のビス止め片13a,13bが横断面略コ字状に突設された基部片29と、ガラス板12の側縁部12dの端縁12eが対向する連結件30と、該連結片30を介して基部片29と一体形成される目地見付片31とからなり、目地見付片31の内側に水密パッキン20が取り付けられる。目地見付片31の幅は例えば12mm程度である。両ビス止め片13a,13bにはビス孔36a,36bが設けられ、手摺支柱1の両側壁1a,1bにもビス孔37a,37bが設けられている。そして、図16の(b)に示すように、手摺支柱1の室外側に配したアルミ製目地枠13の、手摺支柱1を挟んで基部片29に横断面略コ字状に突設された一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1b間に嵌め入れ、両ビス止め片13a,13bに夫々設けたビス孔36a,36bから手摺支柱1の左右両側壁1aに設けたビス孔37a,37bに、室内側から図示しないドライバーを用いてねじ込むことによって、夫々にビス35a,35bをねじ込むことによって、図16の(b)に示すように、両ビス止め片13a,13bは手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス止めされるようになっている。なおビス止めの他の実施形態として、ビス止め片13a,13b及び手摺支柱1の両側壁1a,1bの両者にビス孔を設けることなく、周知のインパクトドライバーを用いて両者にわたって強制的に周知のテクスねじ(ドリルねじ)をねじ込みビス止めするようにしてもよい。
アルミ製目地枠13をの左右一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1にビス止めすることによって、ガラス板12の側縁部12dは水密パッキン20を介してアルミ製目地枠13、正確にはその目地見付片31と基部片29との間で挟持されて係合保持されることになる。このように互いに隣接するガラス板12,12間の目地部もアルミ製目地枠13で係合保持されることになるから、従来のゴム系シール材からなる目地材に比べて、ガラス板12を強固にガラス取付枠14に取り付けることができる。
本発明は、手摺本体3の室外側に複数のガラス板12を手摺本体3の長手方向に連続して取り付けることによって手摺本体3の見付面の体裁を良好にすることを目的とするものであり,この際、手摺本体3は、高層マンション等のベランダのパラペットPに立設されるため、その室外側に複数のガラス板12を取り付けるためには足場を必要とするが、本発明にあっては、足場を組み立てることなくベランダ側から複数のガラス板12を連続して容易に取り付けることができるようにしたガラス板12の取付方法に特徴を有する。
この取付方法を、図3~図14によって順次説明すると、先ず図3の(a)に示すように、室内側から最初のガラス板12を先端側の手摺支柱1と先端側のガラス側枠10との間に持ち来し、図3の(b)に示すように、ガラス板12の上縁部12aを上枠5のガラス上縁部嵌合溝4に嵌合し、その状態でガラス板12の下縁部12bを下枠7のガラス下縁部嵌合溝6に嵌合するという所謂倹鈍方式によって、室内側からの操作によってガラス板12を上下両枠5,7間に嵌め入れる。なお、図3(a)及び(b)に示すように、上下両枠5,7の側片5a,7aには、ガラス板12を嵌め入れる前に予め水密パッキン19を取着しておく。また下枠7にはガラス板12の下端面が当接するスペーサー32も予め取り付けておく。
そして次に、図4の(a)及び(b)に示すように、ガラス板12を図中右側の側枠10まで移動させ、ガラス右側縁部12cをガラス側縁部嵌合溝8に嵌合する。
そして次に、図5の(a)に示すように、アルミ製目地枠13を手摺支柱1に対向してその室外側に配し、その際に先にガラス取付枠14の上下両枠5,7間に嵌め込んだ最初のガラス板12の側縁部12dをアルミ製目地枠13の連結片30に対向させた状態で、図5の(b)に示すように、その基部片29に横断面略コ字状に突設された一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1b間に嵌め入れ、両ビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス35a,35bによって止着し、そして、図6に示すように、ガラス板12を室外側に押し付けて水密パッキン19,20に当接させ、ガラス板12の室内側周縁にバックアップ材33を当て付け、且つシリコン系やポリウレタン系のシール材であるコーキング材21,22をガラス板12の室内側周縁に充填ないし塗布する。なお、このコーキング作業は、図14に示すように、複数のガラス板12を取り付けた最終工程時に行うようにしてもよい。
そして次に、図7に示すように、次のガラス板12を、互いに隣り合う手摺支柱1,1間にわたって配置して、前述のように室内側から倹鈍式でガラス板12の上下縁部12a,12bを上下枠5,7の各ガラス上下縁部嵌合溝4,6に嵌め入れ、次に図8に矢印で示すように、ガラス板12を、その側縁部12cが、先に手摺支柱1に取り付けてあるアルミ製目地枠13の連結片30に近接するまで移動させ、更に図9に示すように、次のアルミ製目地枠13を、次の手摺支柱1の室外側に対向するように配置し、その際に先にガラス取付枠14の上下両枠5,7間に嵌め込んだ2枚目のガラス板12の側縁部12dをアルミ製目地枠13の連結片30に対向させた状態で、図10に示すように、その基部片29に横断面略コ字状に突設された一対のビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1b間に嵌め入れ、両ビス止め片13a,13bを手摺支柱1の左右両側壁1a,1bにビス35a,35bによって止着する。
そして図11以下の図面に示すように、最後のガラス板12を、前述のように室内側から倹鈍方式で上下枠5,7のガラス上下縁部嵌合溝4,6に嵌合し、且つガラス板12の図中左側縁部12dを側枠11のガラス側縁部嵌合溝9に嵌合するわけであるが、図11の図中右側の側枠10を見れば分かるように、ガラス板12を倹鈍式でガラス上下縁部嵌合溝4,6に嵌合する際に、ガラス板12の側縁部12dが側枠11の室外面に衝突して嵌合することができない。
そのために、図17に示すように、少なくとも最後のガラス板12を嵌め入れる側の側枠11は、前述のように、固定側枠部材17と該固定側枠部材17から一方側に後退移動するともに該固定側枠部材17に重合するよう進入移動可能な可動側枠部材18との2部材によって形成し、該可動側枠部材18を該固定側枠部材17から一方側に後退移動することによってガラス側縁部嵌合溝9の室外側が開放され、この開放状態で最後のガラス板12を倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め入れ、しかる後に該可動側枠部材18を該固定側枠部材17に重合するよう進入移動することによって、ガラス側縁部嵌合溝9の室外側が閉塞され、該嵌合溝9にガラス板12の側縁部12dが嵌合状態となり、この嵌合状態で可動側枠部材18を固定側枠部材17にビス孔17a,18aにビス34を螺合しビス止めするようにして係止させることによって、側枠12のガラス側縁部嵌合溝9にガラス板12の側縁部12dを側枠10に衝突することなく嵌合することができ、全てのガラス板12をガラス取付枠14に倹鈍方式によって室内側から支障なく嵌合することができる。
なお、図17に示す実施形態にあっては、可動側枠部材18は固定側枠部材17から一方側に後退移動するだけで、固定側枠部材17から取り外すようにはなっていないが、図18に示す実施形態に示すように、可動側枠部材18は固定側枠部材17から一方側に後退移動すると共に固定側枠部材17から取り外すようになっているか、可動側枠部材18は別途完全に取り外した状態で用意しておき、最後のガラス板12を倹鈍式で上下枠5,7間に嵌め入れ、しかる後に該可動側枠部材18を該固定側枠部材17に重合するよう進入移動するようにしてもよい。
即ち、図11及び図17の(a)又は図18の(a)に示すように、側枠11の可動側枠部材18を固定側枠部材17から後退移動させるか、固定側枠部材17から取り外し、ガラス側縁部嵌合溝9の室外側を開放し、この状態で最後のガラス板12を上下枠5,7間に嵌め入れ、しかる後に図13及び図14並びに図17の(b)又は図8の(b)に矢印で示すように、可動側枠部材18を固定側枠部材17に重合するよう侵入移動させて、ガラス板12の側縁部12dを側枠11のガラス側縁部嵌合溝9に嵌合し、図13又は図17の(b)に示すようにビス34を螺合することによって可動側枠部材18を固定側枠部材17に固定すると共に、ガラス板12を室外側に押し付けてバックアップ材33を当接させ、コーキング材21,22をガラス板12の室内側周縁に充填ないし塗布することによって、複数のガラス板12を手摺本体3の長手方向に連続して室内側から取り付ける施工作業が完了するのである。
なお、本発明の実施形態にあっては、図示のように左右側枠10,11は、ともに固定側枠部材17と可動側枠部材18との2部材からなっているが、先端部側の側枠10は一部材からなるものによって形成してもよいことは勿論である。
P パラペット
1 手摺支柱
1a 手摺支柱の側壁
1b 手摺支柱の側壁
2 手摺笠木
3 手摺本体
4 ガラス上縁部嵌合溝
5 ガラス用上枠
6 ガラス下縁部嵌合溝
7 ガラス用下枠
8 ガラス側縁部嵌合溝8
9 ガラス側縁部嵌合溝9
10 ガラス用右側枠
11 ガラス用左側枠
12 ガラス板
12a ガラス板12の上縁部
12b ガラス板12の下縁部
12c ガラス板12の右側縁部
12d ガラス板12の左側縁部
13 アルミ製目地枠
13a ビス止め片
13b ビス止め片
14 ガラス取付枠
17 固定側枠部材
18 可動側枠部材
19 水密パッキン
20 水密パッキン
21 コーキング材
22 コーキング材
35a ビス
35b ビス

Claims (4)

  1. ベランダのパラペット上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱を立設し、これら手摺支柱の上端部に手摺笠木を架け渡すことによって手摺本体を形成してなる手摺の取付装置において、手摺本体の室外側に、ガラス用上枠とガラス用下枠とガラス用の左右側枠とからなるガラス取付枠が一体又は一体的に設けられ、ガラス用上枠には、手摺本体の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝が連通形成され、ガラス用下枠には、該ガラス上縁部嵌合溝に対応するガラス下縁部嵌合溝が連通形成され、前記左右側枠にはガラス側縁部嵌合溝が形成され、複数のガラス板の上下縁部が前記ガラス上縁部嵌合溝と前記ガラス下縁部嵌合溝とに夫々嵌合され、両端部のガラス板の左右側縁部が前記左右側枠のガラス側縁部嵌合溝に嵌合され、互いに隣合う複数のガラス板間にアルミ製目地枠が配設され、
    前記アルミ製目地枠は、前記手摺支柱を挟んでその左右両側壁に沿う一対のビス止め片が該アルミ製目地枠の室内側側面に突設された横断面コ字状からなる基部片と、前記ガラス板の側縁部の端縁と対向する連結片と、該連結片を介して前記基部片と一体形成される目地見付片と、で構成され、該目地見付片の内側に水密パッキンが取り付けられ、
    前記一対のビス止め片には、夫々、第1ビス孔が設けられ、
    前記連結片には、孔が設けられておらず、
    前記手摺支柱の左右両側壁には、夫々、第2ビス孔が設けられ、
    しかして、このようなアルミ製目地枠を、前記手摺支柱の室外側に配した状態で、前記第2ビス孔に前記第1ビス孔が連通するように、該アルミ製目地枠の一対のビス止め片を、該手摺支柱の左右両側壁間に嵌め入れ、そして、室内側から前記第1ビス孔から前記第2ビス孔にビスをねじ込むことによって、前記一対のビス止め片を前記手摺支柱の左右両側壁にビス止めし、これによって、前記ガラス板の左右側縁部が前記水密パッキンを介して、前記目地見付片と前記基部片との間で挟持されて係合保持され、もって、前記アルミ製目地枠が手摺本体に取り付けられ、これによって手摺本体の室外側長手方向略全域に複数のガラス板が連続してガラス取付枠とアルミ製目地枠とに囲繞されるようにして取り付けられてなる手摺の取付装置。
  2. ベランダのパラペット上にその長手方向に所定間隔おきに手摺支柱を立設し、これら手摺支柱の上端部に手摺笠木を架け渡すことによって手摺本体を形成してなる手摺の取付方法において、手摺本体の室外側に、手摺本体の長手方向略全域にわたってガラス上縁部嵌合溝が連通形成されるガラス用上枠と、手摺本体の長手方向略全域にわたって前記ガラス上縁部嵌合溝に対応するガラス下縁部嵌合溝が連通形成されたガラス用下枠と、ガラス用上下枠間に、ガラス側縁部嵌合溝が形成されてなる左右側枠とからなるガラス取付枠が一体又は一体的に設けられ、このガラス取付枠に複数のガラス板と各ガラス板間に目地材を取り付けるにあたって、目地材としてアルミ製目地枠を用い、
    前記アルミ製目地枠は、前記手摺支柱を挟んでその左右両側壁に沿う一対のビス止め片が該アルミ製目地枠の室内側側面に突設された横断面コ字状からなる基部片と、前記ガラス板の側縁部の端縁と対向する連結片と、該連結片を介して前記基部片と一体形成される目地見付片と、で構成され、該目地見付片の内側に水密パッキンが取り付けられ、
    前記一対のビス止め片には、夫々、第1ビス孔が設けられ、
    前記連結片には、孔が設けられておらず、
    前記手摺支柱の左右両側壁には、夫々、第2ビス孔が設けられ、
    しかして、まず最初のガラス板を室内側からその上縁部をガラス上縁部嵌合溝に嵌合し、次にその下縁部をガラス下縁部嵌合溝に落し込むように嵌合する所謂倹鈍式によってガラス板をガラス用上下枠間に嵌め込み、次にそのガラス板を上下縁部嵌合溝に沿って一方側から摺動させて、該ガラス板の側縁部をガラス取付枠の他方側の側枠のガラス側縁部嵌合溝に嵌合し、次に、前記アルミ製目地枠を、前記手摺支柱の室外側に配した状態で、前記第2ビス孔に前記第1ビス孔が連通するように、該アルミ製目地枠の一対のビス止め片を、該手摺支柱の左右両側壁間に嵌め入れ、そして、室内側から前記第1ビス孔から前記第2ビス孔にビスをねじ込むことによって、前記一対のビス止め片を前記手摺支柱の左右両側壁にビス止めし、これによって、最初のガラス板の側縁部が前記水密パッキンを介して、前記目地見付片と前記基部片との間で挟持されて係合保持され、そして次のガラス板を同様にして室内側から倹鈍式でガラス用上下枠間に嵌め込み、これも同様に一方側から摺動させて、該ガラス板の他の側縁部を先のアルミ製目地枠に係合保持させ、更に次のアルミ製目地枠を同様にして、その一対のビス止め片を手摺支柱の左右両側壁にビス止めするようにし、このようにして複数のガラス板とアルミ製目地枠を交互にガラス取付枠に室内側から取り付けることによって、手摺本体の室外側長手方向略全域に複数のガラス板が連続して手摺本体とアルミ製目地枠に囲繞されるようにして取り付けられる手摺の取付方法。
  3. ガラス取付枠の少なくとも一方側の側枠は、固定側枠部材と該固定側枠部材から一方側に後退移動するともに該固定側枠部材に重合するよう進入移動可能な可動側枠部材とからなり、該可動側枠部材を該固定側枠部材から一方側に後退移動することによってガラス側縁部嵌合溝の室外側が開放され、この開放状態で最後のガラス板を同様に室内側から倹鈍式でガラス用上下枠間に嵌め入れ、しかる後に該可動側枠部材を該固定側枠部材に重合するよう進入移動することによって、ガラス側縁部嵌合溝の室外側が閉塞され、これによって、該嵌合溝にガラス板の側縁部が嵌合状態となり、この嵌合状態で可動側枠部材を固定側枠部材にビス止めするようにした請求項2に記載の手摺の取付方法。
  4. ガラス取付枠の少なくとも一方側の側枠は、固定側枠部材と該固定側枠部材に取り外し可能に取り付けられる可動側枠部材とからなり、該可動側枠部材を該固定側枠部材から取り外すことによってガラス側縁部嵌合溝の室外側が開放され、この開放状態で最後のガラス板を同様に室内側から倹鈍式でガラス用上下枠間に嵌め入れ、しかる後に該可動側枠部材が該固定側枠部材に取り付けられることによって、ガラス側縁部嵌合溝の室外側が閉塞され、該嵌合溝にガラス板の側縁部が嵌合状態となり、この嵌合状態で可動側枠部材を固定側枠部材にビス止めによって取り付けるようにした請求項2に記載の手摺の取付方法。
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