JP7047553B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、面状の背面部を有するシートバックと、背面部との間で袋状のポケットを成す面状のポケット本体と、を有する乗物用シートに関する。
従来、乗物用シートにおいて、シートバックの背面部に面状のポケット本体がワイヤバネを介して弾性支持された状態に取り付けられた構成が知られている(特許文献1)。上述したワイヤバネは、上述したポケット本体とシートバックの背面部との間に跨ってクランク状に折り曲げられた形に掛着されている。上記取り付けにより、ワイヤバネは、常時は、上述したポケット本体の上側の開口縁を、シートバックの背面部に弾性的に押さえ込んで閉じた状態として保持する構成とされている。
特開2000-159028号公報
上記従来技術では、ワイヤバネがシートバックの背面部に張設されたバックボードに取り付けられる構成とされているため、その取付位置がシートバックの中間領域に制約されやすく、ポケット本体の有効幅を広げにくくなっている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートバックの背面部にポケット本体を広い有効幅を持たせやすい状態に取り付けられるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、面状の背面部を有するシートバックと、背面部との間で袋状のポケットを成す面状のポケット本体と、を有する乗物用シートであって、シートバックの側部骨格を成すシート高さ方向に延びるサイドフレームと、サイドフレームとポケット本体との間に掛着されてポケット本体に背面部へ閉じられる方向の付勢力を掛ける捩りバネと、を有する。
この第1の発明によれば、捩りバネのシートバックに対する取付位置をシートバックのシート幅方向の端領域に設定できるようになるため、ポケット本体の有効幅を広げやすくすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。シートバックが、サイドフレームを左右一対で有する。捩りバネが、各々のサイドフレームに掛着されてポケット本体に左右対称状の捩りの付勢力を掛ける一対の捩り構造を有する。
この第2の発明によれば、ポケット本体の有効幅を左右対称状に広げると共に、捩りバネによる付勢力を左右対称状に作用させることができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。乗物用シートが、更に、捩りバネを各々のサイドフレームに締結する差込み式の締結構造を有する。捩りバネが、各々のサイドフレームに差し込まれた差込み式の締結構造に対する引掛けにより差込み式の締結構造を介して各々のサイドフレームに仮止めされる仮止め構造を有する。
この第3の発明によれば、捩りバネを各側のサイドフレームに締結する際に、各側のサイドフレームに差し込んだ差込み式の締結構造への引掛けによって各々のサイドフレームに仮止めしておくことができるようになる。それにより、捩りバネを各側のサイドフレームに締結する作業をより簡便に行うことができる。
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。サイドフレームが、捩りバネを一般面部から凹んだ位置に掛着させる凹面部を有する。
この第4の発明によれば、捩りバネのサイドフレームに対する取付構造を一般面部から張り出させにくくすることができる。
第5の発明は、上述した第1から第4のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。捩りバネが、サイドフレームのシート幅方向の内側面部に取り付けられている。
この第5の発明によれば、捩りバネのサイドフレームに対する取付構造を、シート表面にライン浮きや異物感の現れにくい構成とすることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 乗物用シートの骨格構造を表した斜視図である。 図2のワイヤバネをシートバックから外した分解斜視図である。 ワイヤバネを各サイドフレームに仮固定した状態を表した斜視図である。 図4のV矢視図である。 図2のVI矢視図である。 ワイヤバネの枠部を後側に撓ませた状態を表した斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《シート1の概略構成について》
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1~図7を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、シート1における左右方向を指し、「シート高さ方向」と示す場合には、シート1における上下方向を指すものとする。
本実施例のシート1は、図1に示すように、航空機用の座席として構成されており、着座乗員の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となる不図示のシートクッションと、を有する構成とされている。上述したシートバック2の背面部2Aには、図示しない後部側座席の乗員が機内誌等の雑誌を上側から差し込んで収納することのできるポケットPが設けられている。
上述したポケットPは、面状のポケット本体3が枠状のワイヤバネ4を介してシートバック2の背面部2Aに対面状に重ね合わされる形に組み付けられることで、同ポケット本体3とシートバック2の背面部2Aとによって上向きに開口する袋形状に形成された構成とされている。上述したポケットPは、常時は、上述したポケット本体3の上側の開口縁3Aが、上述したワイヤバネ4のバネ付勢力によって、シートバック2の背面部2Aに弾性的に閉じられた状態として保持されるようになっている。ここで、ワイヤバネ4が本発明の「捩りバネ」に相当する。
上述したポケットPは、そのポケット本体3の上側の開口縁3Aが使用者によって後側に引き込まれることにより、上述したバネ付勢力に抗して上側に開口する形に開かれて、機内誌等の雑誌を上側から差し込める状態へと切り換えられるようになっている。そして、上述したポケットPは、上述した引き込み操作が解かれることにより、ワイヤバネ4のバネ付勢力によって再び上側の開口縁3Aがシートバック2の背面部2Aに閉じられるようになっている。
《ワイヤバネ4の構成について》
上述したポケット本体3をシートバック2の背面部2Aに向けて付勢するワイヤバネ4は、図2~図3に示すように、略逆U字状の形に曲げられた1本の金属製のワイヤ材により形成されている。具体的には、上述したワイヤバネ4は、上述したポケット本体3の上側の開口縁3Aに沿って通されて組み付けられる略逆U字形状の枠部4Aと、同枠部4Aの逆U字の左右の先端からシート幅方向の外側にコイル状に巻かれた形となって延びる左右の巻き部4Bと、左右の巻き部4Bの巻かれた先の端から前上側にクランク状に折り曲げられた形となってシート幅方向の外側に延びる左右のクランク部4Cと、左右のクランク部4Cの延びた先の端から上側に延びて後向きに下側へ略逆U字状に曲げ返された形となって延びる左右の引掛部4Dと、を有した左右対称形状に形成されている。
上述したワイヤバネ4は、その左右の引掛部4Dが、シートバック2の骨格を成す金属製のバックフレーム2Fに取り付けられている。詳しくは、上述したワイヤバネ4の左右の引掛部4Dは、上述したバックフレーム2Fの左右のサイドフレーム2Faにシート幅方向の内側からそれぞれセットされて、スクリュ5Aとナット5Bとから成る差込み式の締結構造5により各側のサイドフレーム2Faに一体的に締結されて取り付けられている。上述したワイヤバネ4は、その左右の引掛部4D間の横幅(シート幅方向の長さ)が、各サイドフレーム2Faの外側面部間の横幅(シート幅方向の長さ)と略同一となる形状に形成されている。また、上述したワイヤバネ4は、その枠部4Aの横幅(シート幅方向の長さ)が、各サイドフレーム2Faの内側面部間の横幅(シート幅方向の長さ)より僅かに短い程度の広い横幅を有した形に形成されている。
《シートバック2の構成について》
上述したシートバック2は、その骨格を成す金属製のバックフレーム2Fと、バックフレーム2Fの前部に覆い被さる形にセットされて着座乗員の背凭れ荷重を弾性的に受け止める発泡ウレタン製のバックパッド2Pと、バックパッド2Pとバックフレーム2Fとを内包する形に被せ付けられてシートバック2の意匠面を成すファブリック製のバックカバー2Cと、を有する。上述したバックフレーム2Fは、1本の角管材が略逆U字状の形に曲げられて、左右一対のシート高さ方向に延びるサイドフレーム2Faと、各サイドフレーム2Faの上端部間を繋ぐアッパフレーム2Fbと、を一体的に有する形に形成されている。上述した各サイドフレーム2Faの下部間には、シート幅方向にストレート状に延びる角管材から成る補強フレーム2Fcが一体的に架橋されている。上述したバックフレーム2Fは、上述した各サイドフレーム2Faの下端部が、不図示のシートクッションの各サイドフレーム等のベースフレームに連結されて支持されている。
《ワイヤバネ4の取付構造について》
上記構成を備えるバックフレーム2Fの各サイドフレーム2Faに対して、上述したワイヤバネ4の各引掛部4Dは、次のように取り付けられている。すなわち、上述したワイヤバネ4の各引掛部4Dは、上述した各サイドフレーム2Faのシート幅方向の内側面部に形成された同内側面部の一般面部2Fa1より凹んだ凹面部2Fa2内にそれぞれセットされて、これら凹面部2Fa2内で上述した差込み式の締結構造5により各サイドフレーム2Faに一体的に締結されて取り付けられている。
具体的には、上述したワイヤバネ4の各引掛部4Dを各サイドフレーム2Faに締結するに際しては、先ず、差込み式の締結構造5の構成部品である各スクリュ5Aを各サイドフレーム2Faの凹面部2Fa2内にシート幅方向の外側からそれぞれ通して、各スクリュ5Aの軸部を各凹面部2Fa2内に突出させた状態にセットする。次いで、これらサイドフレーム2Faの凹面部2Fa2内に突出する各スクリュ5Aの軸部に、ワイヤバネ4の各引掛部4Dの逆U字状に曲げ返されたフック部分をシート幅方向の内側から通す形に引掛ける。
詳しくは、先ず、ワイヤバネ4のどちらか一方側の引掛部4Dを、対応するサイドフレーム2Faの凹面部2Fa2内に突出するスクリュ5Aの軸部に通して引掛けた後、反対側の引掛部4Dをシート幅方向の内側に押し撓ませながら対応するサイドフレーム2Faの凹面部2Fa2内に突出するスクリュ5Aの軸部に位置合わせして、撓みを復元させながらスクリュ5Aの軸部に通して引掛けるようにする。
上記引掛けにより、ワイヤバネ4は、図4に示すように、上述した左右の引掛部4Dが、対応する各サイドフレーム2Faの凹面部2Fa2内に突出するスクリュ5Aの軸部に引掛けられて支持された両端支持状態とされて、各側のサイドフレーム2Faに対して自立した姿勢に仮止めされた状態として保持されるようになっている。より詳しくは、上述したワイヤバネ4は、上記のように引掛けられることにより、図5に示すように、その各スクリュ5Aの軸部に通された各引掛部4Dの逆U字状に曲げ返されたフック部分が、各凹面部2Fa2の前後の内周面の間に緩やかに嵌り込んで各スクリュ5Aの軸部まわりの回転運動を規制した状態に保持する仮止め構造4Eを成す状態となる。
上記仮止めにより、ワイヤバネ4は、作業者が手を離しても、上記引掛けられた姿勢状態に保持されるようになっている。そしてその後に、各スクリュ5Aの軸部にナット5Bを螺合させて締結することにより、ワイヤバネ4の各引掛部4Dが、上述した各ナット5Bとスクリュ5Aとを介して各側のサイドフレーム2Faに一体的に締結された状態となる。上記締結後にも、ワイヤバネ4は、図6に示すように、上述した各引掛部4Dが各サイドフレーム2Faの凹面部2Fa2の前後の内周面の間に緩やかに嵌り込む仮止め構造4Eによって、使用時に各引掛部4Dが各凹面部2Fa2内で各スクリュ5Aの軸部まわりに回転しないように係止されるようになっている。
上記のように組み付けられたワイヤバネ4は、その各サイドフレーム2Faに取り付けられた左右の引掛部4Dを支点に、中央の枠部4Aが、左右の巻き部4Bを介して弾性的に支持されるようになっている。上述したワイヤバネ4は、その初期状態では、上述した中央の枠部4Aが、図1で前述したシートバック2の背面部2Aに当てられる起立位置に保持されるようになっている。そして、上述したワイヤバネ4は、図7に示すように、上述した中央の枠部4Aがポケット本体3の開き操作に伴って後側に引き込まれる動きによって、上述した各引掛部4Dを支点に中央の枠部4Aが左右の巻き部4Bを介して後側に撓まされるようになっている。
その際、ワイヤバネ4は、各引掛部4Dが各サイドフレーム2Faに取り付けられた構成とされていることから、補強フレーム2Fcのような各サイドフレーム2Faの間に架橋された曲げの負荷を受けやすい部材に取り付けられる構成と比べて、高い構造強度で支えられて、枠部4Aを比較的安定した変形態様で撓ませられるようになっている。また、ワイヤバネ4は、各引掛部4Dが各サイドフレーム2Faに取り付けられた構成とされていることから、補強フレーム2Fcのようなシート高さ方向の一部領域にしか形状を持たない部材に取り付けられる構成と比べて、各引掛部4Dの延出長さを最小限に留めて、各引掛部4Dによる支持を比較的安定させられるようになっている。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、面状の背面部(2A)を有するシートバック(2)と、背面部(2A)との間で袋状のポケット(P)を成す面状のポケット本体(3)と、を有する乗物用シート(1)であって、シートバック(2)の側部骨格を成すシート高さ方向に延びるサイドフレーム(2Fa)と、サイドフレーム(2Fa)とポケット本体(3)との間に掛着されてポケット本体(3)に背面部(2A)へ閉じられる方向の付勢力を掛ける捩りバネ(4)と、を有する。
このような構成とされていることにより、捩りバネ(4)のシートバック(2)に対する取付位置をシートバック(2)のシート幅方向の端領域に設定できるようになるため、ポケット本体(3)の有効幅を広げやすくすることができる。
また、シートバック(2)が、サイドフレーム(2Fa)を左右一対で有する。捩りバネ(4)が、各々のサイドフレーム(2Fa)に掛着されてポケット本体(3)に左右対称状の捩りの付勢力を掛ける一対の捩り構造を有する。このような構成とされていることにより、ポケット本体(3)の有効幅を左右対称状に広げると共に、捩りバネ(4)による付勢力を左右対称状に作用させることができる。
また、乗物用シート(1)が、更に、捩りバネ(4)を各々のサイドフレーム(2Fa)に締結する差込み式の締結構造(5)を有する。捩りバネ(4)が、各々のサイドフレーム(2Fa)に差し込まれた差込み式の締結構造(5)に対する引掛けにより差込み式の締結構造(5)を介して各々のサイドフレーム(2Fa)に仮止めされる仮止め構造(4E)を有する。このような構成とされていることにより、捩りバネ(4)を各側のサイドフレーム(2Fa)に締結する際に、各側のサイドフレーム(2Fa)に差し込んだ差込み式の締結構造(5)への引掛けによって各々のサイドフレーム(2Fa)に仮止めしておくことができるようになる。それにより、捩りバネ(4)を各側のサイドフレーム(2Fa)に締結する作業をより簡便に行うことができる。
また、サイドフレーム(2Fa)が、捩りバネ(4)を一般面部(2Fa1)から凹んだ位置に掛着させる凹面部(2Fa2)を有する。このような構成とされていることにより、捩りバネ(4)のサイドフレーム(2Fa)に対する取付構造を一般面部(2Fa1)から張り出させにくくすることができる。
また、捩りバネ(4)が、サイドフレーム(2Fa)のシート幅方向の内側面部に取り付けられている。このような構成とされていることにより、捩りバネ(4)のサイドフレーム(2Fa)に対する取付構造を、シート表面にライン浮きや異物感の現れにくい構成とすることができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートは、航空機の他、自動車や鉄道等の車両や船舶等の様々な乗物用に供することができるものである。
また、ポケット本体に付勢力を掛ける捩りバネは、コイル状の巻き部を有する所謂コイルバネの他、巻き部を有しない所謂トーションバーから成るものであっても良い。また、捩りバネは、シートバックの左右の各サイドフレームとポケット本体との間に掛着される構成に限らず、シートバックのどちらか一方側のサイドフレームとポケット本体との間に掛着されるものであってもよい。
また、捩りバネは、上記サイドフレームのシート幅方向の内側面部に取り付けられるものの他、外側面部や後面部や前面部に取り付けられるものであってもよい。また、捩りバネは、サイドフレームの一般面部から凹んだ凹面部内に取り付けられるものに限らず、一般面部や一般面部から突出した面部に取り付けられるものであってもよい。また、捩りバネの仮止め構造は、捩りバネの各引掛部が各サイドフレームの後面部に差込み式の締結構造を介して取り付けられる場合に、各サイドフレームの後面部(或いは後面部から凹んだ凹面部)から突出するスクリュ等の各軸部に各引掛部が引掛けられることで、これらの引掛構造のみで両端支持状態となって回り止めされた状態に仮止めされる構成であってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
2A 背面部
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fa1 一般面部
2Fa2 凹面部
2Fb アッパフレーム
2Fc 補強フレーム
2P バックパッド
2C バックカバー
3 ポケット本体
3A 開口縁
4 ワイヤバネ(捩りバネ)
4A 枠部
4B 巻き部
4C クランク部
4D 引掛部
4E 仮止め構造
5 差込み式の締結構造
5A スクリュ
5B ナット
P ポケット

Claims (3)

  1. 面状の背面部を有するシートバックと、前記背面部との間で袋状のポケットを成す面状のポケット本体と、を有する乗物用シートであって、
    前記シートバックの側部骨格を成すシート高さ方向に延びるサイドフレームと、
    該サイドフレームと前記ポケット本体との間に掛着されて前記ポケット本体に前記背面部へ閉じられる方向の付勢力を掛ける捩りバネと、を有し、
    前記サイドフレームが、前記捩りバネを内側面部から凹んだ位置に掛着させる凹面部を有する乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記シートバックが、前記サイドフレームを左右一対で有し、
    前記捩りバネが、各々の前記サイドフレームに掛着されて前記ポケット本体に左右対称状の捩りの付勢力を掛ける一対の捩り構造を有する乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    更に、前記捩りバネを各々の前記サイドフレームに締結する差込み式の締結構造を有し、
    前記捩りバネが、各々の前記サイドフレームに差し込まれた前記差込み式の締結構造に対する引掛けにより前記差込み式の締結構造を介して各々の前記サイドフレームの凹面部に仮止めされる仮止め構造を有する乗物用シート。
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