JP2020158097A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】車両衝突時における乗員に作用する荷重を効果的に低減させる。【解決手段】乗物用シート200は、シートバックS1とヘッドレストS3とを備えた乗物用シートであって、シートバックは、シートバック内に、車両衝突により乗員Hに後退移動荷重が作用したとき乗員の胸部H3を受けて乗員の胸部を支持する胸部支持部材20を有し、ヘッドレストは、ヘッドレスト内に、乗員に後退移動荷重が作用したとき乗員の頭部を受けて乗員の頭部を支持する頭部支持部材30を有し、乗員に後退移動荷重が作用したとき、胸部支持部材と頭部支持部材との両方で、後退移動荷重を受ける。【選択図】図15

Description

本発明は、車両に搭載される乗物用シートに係り、特に車両衝突時の負荷荷重を軽減させる乗物用シートに関する。
乗物用シートについては、車両衝突時に乗員が後方に移動してシート内に沈み込む現象(以下、沈み込み現象)に対する対策が設けられてきた。例えば、特許文献1に示す技術が沈み込み現象において着座者である乗員にかかる荷重を軽減させる措置として開示されている。
特開2017−222363号公報
沈み込み現象が発生したとき、着座している乗員の胸部の沈み込み量は、頸部や腰部等の沈み込み量より大きくなる。このような、沈み込み量との差異によって、乗員の姿勢は、猫背状態になり、乗員にはシートからの反力として前方荷重がかかるようになる。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両衝突時において、沈み込み現象が発生した時、胸椎の動きに合わせて頸椎もバランスよく移動させることで、胸部の沈み込み量を軽減して、頭部との沈み込み量との差を小さくし、それにより、乗員の違和感を抑制することである。
前記課題は、シートバックとヘッドレストとを備えた乗物用シートであって、前記シートバックは、該シートバック内に、車両衝突により乗員に後退移動荷重が作用したとき前記乗員の胸部を受けて前記乗員の胸部を支持する胸部支持部材を有し、前記ヘッドレストは、該ヘッドレスト内に、前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき前記乗員の頭部を受けて後方に回動し、前記乗員の前記頭部を支持する頭部支持部材を有し、前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき、前記胸部支持部材と前記頭部支持部材との両方で、前記後退移動荷重を受けることによって解決される。
以上のように構成された本発明の乗物用シートは、胸部を支持する胸部支持部材と頭部を支持する頭部支持部材と両方で前記後退移動荷重を受けることにより、胸椎の動きに合わせて頸椎もバランスよく移動するようになり、胸部の沈み込み量が軽減され、頭部との沈み込み量との差が小さくなる。それにより、乗員の違和感を抑制することができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記胸部支持部材及び前記頭部支持部材は、前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき、先に前記胸部支持部材が後方に移動して、次に前記頭部支持部材が後方に回動するように前記シートバック及び前記ヘッドレストに設けられていると好適である。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記胸部支持部材及び前記頭部支持部材は、前記胸部支持部材が後方に移動しつつ前記頭部支持部材が後方に回動することにより、前記胸部支持部材及び前記頭部支持部材の両方で前記後退移動荷重を受ける状態があるように、前記シートバック及び前記ヘッドレストに設けられているとより好適である。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記頭部支持部材が、前記乗員に後退移動荷重が作用したとき前記乗員の首部を受けて前記乗員の首部を支持する首部支持部を有すると好適である。
頭部支持部材が、乗員の首部を支持する首部支持部を有することで、乗員の首部を支持したまま後方へ移動させることが可能になる。
また、上記乗物用シートにおいて、前記頭部支持部材は、前記乗員の前記頭部と対向する部分が後方にくぼむよう凹形状に形成され、前記乗員の首部と対向する部分が前方に突出するよう凸形状に形成されていると好適である。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記胸部支持部材は、前記乗員の胸部に当接する胸部当接面を有し、前記頭部支持部材は、前記乗員の頭部に当接する頭部当接面を有し、前記頭部当接面の下端は、前記乗物用シートを側面から見た場合、前記胸部当接面の延長上に位置するとより好適である。
頭部当接面の下端が、胸部当接面の延長上に位置することで、頭部当接面及び胸部当接面との形状が一直線上に配置され、乗員を受けることが容易になる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記胸部支持部材の幅方向における中心と、前記頭部支持部材の幅方向における中心とが並ぶように、前記胸部支持部材と前記頭部支持部材とが配置されると、より好適である。
それぞれの中心が並ぶように配置されることにより、乗員の脊椎、特に胸椎をより確実に受けた状態で支持することができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記胸部支持部材の幅方向の長さは、前記頭部支持部材の幅方向の長さより大きいと、より好適である。
胸部支持部材の幅方向の長さを大きくすることにより、乗員の胸部をより確実に受け支持することができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記乗員に後退移動荷重が作用したとき、前記胸部支持部材の移動量が、前記頭部支持部材の移動量より大きいと、より好適である。
後退移動荷重が作用したときの胸部支持部材の移動量を大きくすることで、脊椎形状を維持した状態により胸部に係る荷重を軽減させることができる。
また、上記の乗物用シートにおいて、前記胸部支持部材を収納する収納部を、前記シートバックのパッド裏面に設けると、より好適である。
胸部支持部材を収納する収納部を、シートバックのパッド裏面に設けることにより、例えば、通常の使用時において胸部支持部材の位置が安定するようになる。
本発明によれば、車両衝突時において、胸部を支持する胸部支持部材と、頭部を支持する頭部支持部材との両方で、乗員の後退移動荷重を受け、胸椎の動きに合わせて頸椎もバランスよく移動することで乗員の違和感を抑制することができる。
その際、まず胸部支持部材が先に荷重を受け、次に頭部支持部材で荷重を受けるようにする事で、乗員の後退移動に合わせた荷重の受け方になるため、より車両衝突時に乗員の違和感を抑制することができる。
また、胸部支持部材と頭部支持部材の両方で同時に荷重を受ける状態であれば、より効果的となる。
また、頭部支持部材が、乗員の首部を支持する首部支持部を有することで、乗員の首部を支持したまま後方へ移動させることが可能になる。
また、乗員の頭部と対向する部分が後方にくぼむよう凹形状に形成され、乗員の首部と対向する部分が前方に突出するよう凸形状に形成されている。これにより、より乗員の頭部と首部の支持が安定する。
頭部当接面の下端が、胸部当接面の延長上に位置することで、乗員の脊椎形状と頭部当接面及び胸部当接面との形状が一直線上に配置され、乗員を受けることが容易になる。
また、胸部と頭部当接面のそれぞれの中心が並ぶように配置されることにより、乗員の脊椎、特に胸椎をより確実に受けた状態で支持することができる。
胸部支持部材の幅方向の長さを大きくすることにより、乗員の胸部をより確実に受け支持することができる。
後退移動荷重が作用したときの胸部支持部材の移動量を大きくすることで、脊椎形状を維持した状態により胸部に係る荷重を軽減させることができる。
また、胸部支持部材を収納する収納部を、シートバックのパッド裏面に設けることにより、例えば、通常の使用時において胸部支持部材の位置が安定するようになる。
本実施形態に係る乗物用シートの概略斜視図である。 第一実施形態に係るシートフレームを示す概略斜視図である。 乗員が乗物用シートに着座した状態を示す模式図である。 乗物用シートの拡大図である。 乗物用シートが乗員の頭部と胸部が支持されつつ後方に移動した状態を示す図である。 第一変形部材を示す斜視図である。 第一変形部材の別例を示す斜視図である。 第一変形部材の別例を示す斜視図である。 第二変形部材を示す斜視図である。 第二変形部材の別例を示す斜視図である。 第二変形部材の別例を示す斜視図である。 第二変形部材の別例を示す斜視図である。 第二実施形態に係るシートフレームを示す概略斜視図である。 胸部支持部材とシートバックフレームの上部を示す平面図である。 胸部支持部材とシートバックフレームを示す図9のX−X線に沿った断面図である。 胸部支持部材に荷重がかかり変形した状態を示す断面図である。 変形部の別例を示す図である。 胸部支持部材を支持する支持部の別例を示す平面図である。 胸部支持部材を支持する支持部の別例を示す、図12AのXIIB-XIIB線に沿った断面図である。 胸部支持部材とシートバックフレームとの接続部を示す図である。 胸部支持部材とシートバックフレームとの接続部の別例を示す図である。 シートバックフレームに後方回転可能に取り付けられたヘッドレストを示す図であり、ヘッドレストを立てた状態(使用状態)を示す図である。 シートバックフレームに後方回転可能に取り付けられたヘッドレストを示す図であり、ヘッドレストを回動して倒した状態(収納状態)を示す図である。 第三実施形態に係るシートフレームを示す概略斜視図である。 第三実施形態に係るシートフレームを示す正面図である。 後退移動荷重が作用して乗員の頭部と胸部が乗物用シートに当接した状態を示す模式図である。 乗員の頭部と胸部が支持されつつ後方に移動した状態を示す模式図である。
以下、図1〜図18を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る乗物用シートについて説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また、以下の実施形態において同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付して示し、理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
なお、以下の説明中、図1に記載の矢印で示すように、前後方向とは、乗物用シートに着座した乗員から見たときの前後方向を意味し、幅方向とは、乗物用シートのシートバックの幅方向(横幅方向)を意味し、高さ方向とは、シートバックの高さ方向、厳密にはシートバックを正面から見たときのシートバックの上下方向を意味する。また、以下に説明する各部材の形状や配置位置については、特に断る場合を除き、乗物用シートが着座可能状態となったときの形状や配置位置となっている。
<<第一実施形態>>
先ず、図1〜図7Dを参照しながら、本発明の第一実施形態であるシートフレーム101を含む乗物用シート100の全体構成について概説する。図1及び図2は、乗物用シート100及びシートフレームSFの構造例を示す図であり、図1は、乗物用シート100の外観を示す斜視図であり、図2は、シートフレーム101の外観を示す斜視図である。図3、図4は乗員Hが乗物用シート100に着座した状態を示す図、図5は、後方移動荷重がかかったときに、乗員Hが支持されつつ後方に移動した状態を示す図である。図6A〜図6Cは第一変形部材及びその別例を示す斜視図、図7A〜図7Dは、第二変形部材及びその別例を示す斜視図である。
乗物用シート100は、図1で示すように乗員Hの背中(胸部H3等)を支持するシートバックS1、乗員Hの臀部を支持するシートクッションS2、及び、乗員Hの頭部H1を支持するヘッドレストS3からなり、各部は、その骨格としてのフレームにパッド1a、2a、3aを載置し表皮材1b、2b、3bで被覆することで構成されている。
ここで、図2に示すように、シートフレーム101のうち、シートバックS1の骨格を成すシートバックフレーム1は、その下端部にてシートクッションS2の骨格を成すシートクッションフレーム2の後端部に連結されている。また、シートバックフレーム1とシートクッションフレーム2との間には不図示のリクライニング機構が介在している。これにより、シートバックフレーム1がシートクッションフレーム2に対してリクライニングシャフト11周りに回動可能となり、シートクッションS2に対するシートバックS1の後傾角度(背凭れ角度)を調整自在となっている。なお、リクライニングシャフト11は、シートバックフレーム1の側方下端部、及び、シートクッションフレーム2の側方後端部を貫通して幅方向外側に向けて幾分突出している。
また、シートバックフレーム1の上端中央部には、筒型状のヘッドレストガイド17が取り付けられている。そして、このヘッドレストガイド17に、ヘッドレストS3の下端から延出したヘッドレストピラー19が挿入されることでヘッドレストS3がシートバックS1に取り付けられている。
次に、シートバックフレーム1の構成例について図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係るシートバックフレーム1の外観を示す斜視図であり、同図には矢印にて幅方向及び高さ方向を示している。
シートバックフレーム1は、図2に示すように、概ね金属部材により構成されたほぼ矩形状の枠体であり、幅方向両端部に備える一対のサイドフレーム15と、高さ方向上端部に備えるアッパーパイプ16と、下端部に備える下部フレーム架設部18と、を主たる構成部品として備えている。なお、本実施形態において、サイドフレーム15、アッパーパイプ16、及び下部フレーム架設部18は、互いに分離した状態から組み合わせられて一体化することでシートバックフレーム1を構成しているが、当初より一体化して成形されたもの、すなわち樹脂材料により一体成形されたものであってもよい。
一対のサイドフレーム15は、シートバックS1の幅を規定するために左右方向に離間し、双方ともに上下方向に延在するように配設されている。一対のサイドフレーム15は、図2に示すように、乗物用シート100の姿勢が着座可能な姿勢にある状態では、各サイドフレーム15の上端部が下端部よりも幾分後方に位置している。また、各サイドフレームの下端部は、前後方向において上端部よりも幅広に形成されている。
アッパーパイプ16は、一対のサイドフレーム15の上端部同士を連結するものであり、正面視で逆さU字状に形成されている。本実施形態に係るアッパーパイプ16は、鋼製のパイプを折り曲げて構成され、その両端部が各サイドフレーム15の上端部に取り付けられている。また、アッパーパイプ16の中央部には、前述したヘッドレストガイド17(ピラー支持部とも呼ぶ場合がある)が互いに間隔を空けて2個取り付けられている。
図2に示すように、胸部支持部材20が、シートバックフレーム1の上部に設けられる。そして、図5に示すように車両衝突によって乗員(着座者)に後退移動荷重が作用したときに、乗員の胸部を受けて、シートバックフレーム1に対して後方に移動しつつ後退移動荷重を緩衝して、乗員Hの胸部H3を支持する。
胸部支持部材20は平板状の部材であり、図2に示すように、胸部支持部材20の背面(胸部当接面20aとは反対側の面、背面20c)が第一変形部材41を介してシートバックフレーム1のアッパーパイプ16に固定されている。胸部支持部材20は、アッパーパイプ16(シートバックフレーム1の上部)と高さ方向で重なる位置に設けるよう取り付けられている。すなわち、胸部支持部材20の上端20bがアッパーパイプ16と略同じ高さに位置するよう設けられている。第一変形部材41は、シートバックフレーム1の上端に設けられたヘッドレストガイド17に接続されている。そして、胸部支持部材20は、ヘッドレストガイド17と高さ方向で重なる位置に設けられている。すなわち、胸部支持部材20の上端20bはヘッドレストガイド17の高さの範囲内に含まれるよう設置される(図3参照)。
胸部支持部材20は、乗物用シート100の側面から見て、ヘッドレストS3の前面19aの延長方向に沿って形成される(図3参照)。
また、胸部支持部材20は、その下端部において下部フランジ部25が形成されている。下部フランジ部25により胸部支持部材20が補強され、乗員Hの胸部から荷重を受けたときに胸部支持部材20が後方に湾曲することを抑制している。なお、胸部支持部材20は、図4に示すように、シートバックS1のパッド裏面に形成された収納部29(胸部支持部材収納部)と接するように設けられている。パッド裏面に胸部支持部材20が接するように凹形状に形成された収納部29に胸部支持部材20を設置することで、通常の使用時において胸部支持部材20の位置が安定するようになる。
シートバックフレーム1は、図2に示すようにSバネからなる受圧部40を備えている。受圧部40は、乗員Hの腰部を後方から支持する。胸部支持部材20は、受圧部40より上に位置するように設けられていて、乗員Hの胸部H3を支持する。
胸部支持部材20は、図2に示すように、ヘッドレストガイド17と、胸部支持部材20の背面20cとが、第一変形部材41により連結されている。本実施形態において、第一変形部材41は、図2及び図6Cに示すように板バネを用いることで実現されている。また、胸部支持部材20は、シートバックフレーム1の側部と、第二変形部材44を介して連結している。第二変形部材44はコイルスプリングにより実現されている。また、第一変形部材41はヒンジ構造を有する。そのため、車両衝突時において、図3の矢印A方向に後退移動荷重が乗員Hにかかった際、第一変形部材41及び第二変形部材44が変形することにより、胸部支持部材20が図5に示すように矢印D方向に回動し、後退移動荷重を緩衝する。
胸部支持部材20は、後退移動荷重が作用して、乗員Hが後方(図3の矢印A方向)に移動するとき、胸部支持部材20の下側部分23が、胸部支持部材20の上側部分22よりも先に変形する。
車両衝突前の乗員Hと、乗物用シート100の状態を図3及び図4に示す。また、車両衝突時における乗員Hと乗物用シート100の状態を図5に示す。後退移動荷重がかかったとき、乗員Hは後方に移動して、乗員Hの頭部H1がヘッドレストS3に、胸部H3がシートバックS1に沈み込む。そのとき、図5に示すように、胸部H3が胸部支持部材20に当接して、後退移動荷重が緩和され、胸部H3の後退移動量が抑えられる。すなわち、胸部H3の沈み込み量が軽減され、頭部H1との沈み込み量との差が小さくなる。乗員の姿勢が通常と変わらず維持されるようになり、猫背状態になることが抑制される。すなわち、車両衝突時における、乗員Hに作用する荷重が効果的に低減される。
胸部支持部材20は、乗員Hに後退移動荷重が作用して後方に移動するとき、胸部支持部材20の上側部分22の移動量は、胸部支持部材20の下側部分23の移動量より大きくなるように設定される。後退移動荷重が作用したとき、シートバックS1が、リクライニングシャフト11を中心として図5の矢印C方向に傾くため、上側部分22の移動量が下側部分23の移動量よりも大きくなることで、乗員Hの猫背状態となることが抑制される。
胸部支持部材20とシートバックフレーム1とを連結する第一変形部材41は、図6Aに示すように、その途中において屈曲する屈曲部41a,41bを有する。それにより弾性的に変形することが可能になるともに、胸部支持部材20のシートバックフレーム1に対する角度や、変形量を調節可能にしている。
また、図6Bに示す第一変形部材42のように、途中に孔部42aが形成されてもよい。また、図6Cに示す第一変形部材43のように、途中に切欠き43aを形成してもよい。孔部42a又は切欠き43aを形成することで、第一変形部材42の変形量を調整することができる。
なお、第一変形部材41,42,43は、胸部支持部材20の側部とシートフレームとが連結するよう設けられてもよい。第一変形部材41,42,43は板バネにより実現されているが、後述する第二変形部材44〜47と同様、コイルスプリング又はダンパー等により実現されてもよい。
また、胸部支持部材20と、アッパーパイプ16とサイドフレーム15の接続部分(シートバックフレーム1の側部)において、図7Aに示すコイルスプリングが第二変形部材44として設けられている。第二変形部材は、図7Bに示す第二変形部材45のように伸縮可能なダンパーにより実現されてもよい。また、図7Cに示す第二変形部材46のように、変形可能なよう複数の孔46aが形成されブラケットにより実現されてもよい。図7Dに示す第二変形部材47のように回動可能なダンパーにより実現されてもよい。
また、第二変形部材44〜47は、第一変形部材41〜43と同様に板バネにより実現されてもよい。
<<第二実施形態>>
図8〜図14Bを参照しながら、本発明の第二実施形態である乗物用シート110について説明する。なお、乗物用シート110のシートの外観は図1に示す乗物用シート100と同様であり、シートフレーム102のシートクッションフレーム2の構造も、図2に示すシートクッションフレーム2と同様であるため、その説明は省略する。
乗物用シート110のシートバックフレーム3は、第一実施形態の乗物用シート100のシートバックフレーム1とほぼ同様の構造であり、図8に示すように概ね金属部材により構成されたほぼ矩形状の枠体である。シートバックフレーム3は、幅方向両端部に備える一対のサイドフレーム15と、高さ方向上端部に備えるアッパーパイプ16と、下端部に備える下部フレーム架設部18と、を主たる構成部品として備えている。胸部支持部材120をシートバックフレーム3に固定する構成が異なっている。
胸部支持部材120は、平板状の部材であり、図8に示すように、胸部支持部材120は、上端部に上部フランジ部124、下端部に下部フランジ部125が設けられている。上部フランジ部124及び下部フランジ部125により胸部支持部材120は補強され、荷重がかかった際に胸部支持部材120が湾曲することを抑制している。また、胸部支持部材120は、第二変形部材144によりサイドフレーム15と接続している。
胸部支持部材120は、図10Aに示すように、上部フランジ部124と、アッパーパイプ16とが、第一変形部材141により接続されている。第一変形部材141は板バネであり、中央付近において断面がV字形の変形部141aが形成されている。第一変形部材141は、第一変形部材141の後方端部とアッパーパイプ16とに溶接部55を形成して溶接することで接合される。第一変形部材141の前方端部は、胸部支持部材120の上部フランジ部124と接合されている。
胸部支持部材120は、図10Aに示すように、上述した第一変形部材141とアッパーパイプ16から延びるロック部材50とによって支持されている。ロック部材50は断面L字状に形成された部材であり、後方端部において回転軸56により回動可能にアッパーパイプに固定さている。ロック部材50の前方端部は、通常の使用時では胸部支持部材120の背面120cに設けられた凸部52に係止されている。また、ロック部材50の前方端部は、ばね部材51によって、胸部支持部材120の上部フランジ部124と連結していて、通常時、ロック部材50は、ばね部材51により引っ張られている。ロック部材50は金属製でも樹脂製でもよい。
そして、図10Bに示すように、車両衝突時において矢印E方向に後退移動荷重がかかった場合に、ロック部材50の前方端部が凸部52から外れ、ロック部材50が下方(矢印F方向)に回動する。ロック部材50の支持が外れることで、第一変形部材141は、断面V字状の変形部141aが押しつぶされて変形する。変形部141aがつぶれることにより衝撃が吸収される。このとき、ロック部材50の前方端部は、伸びたばね部材51と繋がっているため回転することはない。
第一変形部材141の変形部141aは、図11に示すように、途中に平坦になるよう形成された直線部141bを備えていてもよい。直線部141bに孔や切り欠きを形成することにより、荷重を受けたときの変形量を調整してもよい。
図12A及び図12Bに、第一変形部材141の変形例である第一変形部材142を示す。第一変形部材142は、第一変形部材141と同様、後方端部においてアッパーパイプ16と溶接部55により連結されている。第一変形部材142の前方端部も胸部支持部材120の上部フランジ部24と接続されている。前方端部の先端から後方に延びるスリット57が形成され、スリット57の内部に薄板で形成された脆弱部54が設けられている。スリット57と脆弱部54により、変形部142aが形成されている。胸部支持部材120は、上部フランジ部124から下方に延びて脆弱部54を通るピン53を有する。このピン53がスリット57の内部を摺動可能となっている。車両衝突時において、後退移動荷重がかかった場合、ピン53が摺動して脆弱部54をつぶすことにより衝撃が吸収される。
図8に示す実施例では、胸部支持部材120の第二変形部材144は、シートバックフレーム1のサイドフレーム15と接続されていたが、これは一例であり、第二変形部材144はシートバックフレーム1のアッパーパイプ16と接続されてもよい。
例えば、図13Aに示すように、第二変形部材144aを、アッパーパイプ16の内側側部と接続部48aにより接続させてもよい。また、例えば図13Bに示すように、第二変形部材144bをアッパーパイプ16の後部と接続部48bにより接続させてもよい。接続部48a,48bは脆弱部(第二脆弱部)であり、溶接又は接着剤による接着により実現される。胸部支持部材120を脆弱部によりシートバックフレーム1に接続することで、乗員に作用する後退移動荷重の大きさにより、胸部支持部材120をシートバックフレーム1から外すことが可能になる。
すなわち、第二変形部材144a,144bが変形しても十分に後退移動荷重を緩衝することができない場合、接続部48a,48bが外れることで緩衝するようにしている。外れることにより、胸部支持部材120から乗員Hに反力がかかることを抑制して、乗員Hの胸部を保護することができる。
また、第二変形部材144a、144bに孔や切り込み等を形成し脆弱部(第一脆弱部)を設け、後退移動荷重がかかった場合、脆弱部が破断して、胸部支持部材120がシートバックフレーム1から外れるようにしてもよい。
第二変形部材144とサイドフレーム15の後側とが接続部48で接続されてもよい。
図14A及び図14Bにシートバックフレーム1に後方回転可能に取り付けられたヘッドレストS4の実施例を示す。
ヘッドレストS4は、ヘッドレストピラー119によって支持されている。ヘッドレストピラー119は、ヘッドレストガイド117に保持されている。ヘッドレストガイドステイ118が、シートバックフレーム1のアッパーパイプ16に後方(図14Bの矢印J方向)に回転可能に取り付けられている。ヘッドレストガイドステイ118は、ヘッドレストガイド117及びヘッドレストピラー119を保持していて、ヘッドレストガイドステイ118が後方に回転することで、ヘッドレストガイド117及びヘッドレストピラー119が後方に回転する。ヘッドレストピラー119が後方に回転することでヘッドレストS4も回転し、図14Bに示すように、ヘッドレストS4が後方に収納された状態となる。以下、図14Aに示すヘッドレストS4の状態を第一の状態(使用状態)、図14Bに示すヘッドレストS4の状態を第二の状態(収納状態)と呼ぶ。
なお、ヘッドレストガイドステイ118は金属製で、ヘッドレストガイド117は樹脂製である。ヘッドレストピラー119には高さ調整のための切り欠きが複数設けられていて、ヘッドレストガイド117に設けられた爪部が切り欠きに係合することでヘッドレストピラー119の位置がロックされる。
ヘッドレストS4を回転可能に取り付けることにより、例えば自動運転時にヘッドレストS4を回転させ収納状態にするとフロントシートに座る乗員(前席乗員)とリアシートに座る乗員(後席乗員)とが会話しやすくなる。
なお、図14A及び図14Bに示す実施例では、後方回転可能なヘッドレストS4を示しているが、これは一例であり、例えば、シートバックフレーム1に、一般的なガイド部材を設けてヘッドレストS4を上下方向に移動可能に設けてもよい。
また、複数のリンクを組み合わせたリンク機構をシートバックフレーム1に設け、リンク機構の先端にヘッドレストS4を設けることで、ヘッドレストS4を水平方向又は上下方向に移動可能に取り付けてもよい。
また、ヘッドレストS4を移動させる手段は、バネ等の付勢部材を用いたり、モータ等の駆動部材によるアクチュエータを用いたりしてもよい。エアポンプを使用したエア(流体袋)によりヘッドレストS4を移動させてもよい。また、エアバックを応用したものであってもよい。
いずれの方法でも、車両が衝突する前に車両の衝突を検知するセンサが車両に設けられている場合、乗員の頭部を保護するために、衝突が予測された時、ヘッドレストS4を使用状態に移動されるよう設定されていることが望ましい。
<<第三実施形態>>
図15〜図18を参照しながら、本発明の第三実施形態であるシートバックフレーム1を含む乗物用シート200について説明する。なお、乗物用シート200のシートの外観は図1に示す乗物用シート100と同様であり、シートフレーム201のシートバックフレーム1及びシートクッションフレーム2の構造も、図2に示すシートバックフレーム1及びシートクッションフレーム2と同様であるため、その説明は省略する。
乗物用シート200は、ヘッドレストS3の内部に、頭部支持部材30を備えている。図15に示すように、頭部支持部材30は断面がS字状に形成された部材である。ヘッドレストS3の頭部支持部材30は、乗員Hに後退移動荷重が作用したとき、乗員Hの頭部H1を受け、頭部H1を支持するよう設けられている。頭部支持部材30は、胸部支持部材20と協働して、乗員Hの脊椎形状を維持した状態で、乗員Hの胸部H3と頭部H1とを後方へ移動させる。
乗員Hの脊椎形状を維持するため、ヘッドレストS3は、シートバックS1に対して、回転軸32を中心に回動可能に取り付けられている。ヘッドレストS3は、乗員Hの頭部H1を支持する際、後方(矢印C方向)に回動しつつ頭部H1を支持する。ヘッドレストが回動することにより、頭部支持部材30も回動し、頭部支持部材30の下方(首部支持部31)が乗員の首部H2に当接して首部を支持する。
胸部支持部材20は、乗員Hの胸部H3の背中側に当接する胸部当接面20aを有し、頭部支持部材30は、乗員Hの頭部H1に当接する頭部当接面30aを有する。図17に示すように、頭部当接面30aの下端は、乗物用シート200を側面から見た場合、乗員Hの脊椎B(頸椎B1、胸椎B2、腰椎B3(図3参照))の形状に合わせて胸部当接面20aの延長上に位置するよう設けられる。このように配置することで、乗員Hの脊椎形状を維持した状態、すなわち猫背状態にすることなく、胸部支持部材20及び頭部支持部材30が乗員Hの脊椎Bのうち、特に頸椎B1及び胸椎B2を支持することができる。
また、図16に示すように、胸部支持部材20の幅方向における中心と、頭部支持部材30の幅方向における中心Gとが並ぶように、胸部支持部材20と頭部支持部材30とが配置されている。それぞれの中心Gが並ぶように配置されることにより、乗員Hの胸椎B2をより確実に受け、脊椎形状を維持した状態で支持することができる。
また、図16に示すように、胸部支持部材20の幅方向の長さL1は、頭部支持部材30の幅方向の長さL2よりも大きい。胸部支持部材20の幅方向の長さL1を長くすることで、乗員Hの胸部H3をより確実に受け支持する。それにより、頭部H1の沈み込み量よりも胸部H3の沈み込む量を小さくし、頭部H1との沈み込み量との差を小さくする。
また、図17及び図18に示すように、本実施形態の乗物用シート200では、乗員Hに後退移動荷重が作用したとき、胸部支持部材20の移動量が頭部支持部材30の移動量より大きくなるよう設定されている。胸部支持部材20の移動量を大きくすることにより、胸部H3の沈み込み量を軽減し、乗員Hの姿勢をできるだけ維持しつつ後方に移動させることが可能になる。
言い換えれば、胸部支持部材20及び頭部支持部材30は、乗員Hに後退移動荷重が作用したとき、先に胸部支持部材20が後方に移動して、次に頭部支持部材30が後方に回動するようにシートバックS1及びヘッドレストS3に設けられている。胸部支持部材20及び頭部支持部材30は、図18に示すように胸部支持部材20が後方に移動しつつ頭部支持部材300が後方に回動することにより、胸部支持部材20及び頭部支持部材30の両方で後退移動荷重を受ける状態があるように、シートバック及びヘッドレストに設けられているとよい。
また、図17及び図18に示すように、本実施形態の乗物用シート200の頭部支持部材30は、乗員Hの頭部H1と対向する部分が後方にくぼむよう凹形状に形成され、乗員Hの首部H2と対向する部分が前方に突出するよう凸形状に形成されている。これにより、乗員Hの頭部H1と首部H2の支持が安定するようになる。
以上、図を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。上記実施形態では、具体例として車両に搭載される乗物用シートについて説明したが、乗物用シートは車両に限定されることなく、本願の乗物用シートは電車、バス等のシートとして設けることも可能であり、また、飛行機、船のシートに利用することもできる。
1、3 シートバックフレーム
1a、2a、3a パッド
1b、2b、3b 表皮材
2 シートクッションフレーム
11 リクライニングシャフト
15 サイドフレーム
16 アッパーパイプ
17、117 ヘッドレストガイド
18 下部フレーム架設部
118 ヘッドレストガイドステイ
19、119 ヘッドレストピラー
19a 前面
20、120 胸部支持部材
20a 胸部当接面
20b 上端
20c、120c 背面
22 上側部分
23 下側部分
124 上部フランジ部
25、125 下部フランジ部
29 収納部(胸部支持部材収納部)
30 頭部支持部材
30a 頭部当接面
31 首部支持部
32 回転軸
40 受圧部
41、42、43、141、142 第一変形部材
41a,41b 屈曲部
141a、142a 変形部(第一脆弱部)
141b 直線部
44、45、46、47、144 第二変形部材
48、48a、48b 接続部(第二脆弱部)
50 ロック部材
51 ばね部材
52 凸部
53 ピン
54 脆弱部
55 溶接部
56 回転軸
57 スリット
100、110、200 乗物用シート
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3、S4 ヘッドレスト
101、102、201 シートフレーム
H 乗員(着座者)
H1 頭部
H2 首部
H3 胸部
B 脊椎
B1 頸椎
B2 胸椎
B3 腰椎

Claims (10)

  1. シートバックとヘッドレストとを備えた乗物用シートであって、
    前記シートバックは、該シートバック内に、車両衝突により乗員に後退移動荷重が作用したとき前記乗員の胸部を受けて前記乗員の胸部を支持する胸部支持部材を有し、
    前記ヘッドレストは、該ヘッドレスト内に、前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき前記乗員の頭部を受けて後方に回動し、前記乗員の前記頭部を支持する頭部支持部材を有し、
    前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき、前記胸部支持部材と前記頭部支持部材との両方で、前記後退移動荷重を受けることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記胸部支持部材及び前記頭部支持部材は、前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき、先に前記胸部支持部材が後方に移動して、次に前記頭部支持部材が後方に回動するように前記シートバック及び前記ヘッドレストに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記胸部支持部材及び前記頭部支持部材は、前記胸部支持部材が後方に移動しつつ前記頭部支持部材が後方に回動することにより、前記胸部支持部材及び前記頭部支持部材の両方で前記後退移動荷重を受ける状態があるように、前記シートバック及び前記ヘッドレストに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記頭部支持部材は、前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき前記乗員の首部を受けて前記乗員の首部を支持する首部支持部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  5. 前記頭部支持部材は、前記乗員の前記頭部と対向する部分が後方にくぼむよう凹形状に形成され、前記乗員の首部と対向する部分が前方に突出するよう凸形状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  6. 前記胸部支持部材は、前記乗員の胸部に当接する胸部当接面を有し、
    前記頭部支持部材は、前記乗員の頭部に当接する頭部当接面を有し、
    前記頭部当接面の下端は、前記乗物用シートを側面から見た場合、前記胸部当接面の延長上に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  7. 前記胸部支持部材の幅方向における中心と、前記頭部支持部材の幅方向における中心とが並ぶように、前記胸部支持部材と前記頭部支持部材とが配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  8. 前記胸部支持部材の幅方向の長さは、前記頭部支持部材の幅方向の長さより大きいことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  9. 前記乗員に前記後退移動荷重が作用したとき、前記胸部支持部材の移動量が、前記頭部支持部材の移動量より大きいことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の乗物用シート。
  10. 前記胸部支持部材を収納する収納部を、前記シートバックのパッド裏面に設けることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の乗物用シート。
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