JP7046852B2 - 燃料電池モジュール及びエンドプレート - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池モジュール及びエンドプレートに関する。
従来より、燃料電池車両に搭載される燃料電池モジュールが提案されている。例えば、特許文献1は、複数の単位セルから成る積層体の両端にターミナルプレート、インシュレータ及びエンドプレートをそれぞれ取り付けた燃料電池スタックを開示する。この燃料電池スタックでは、エンドプレート(補強板)間にテンションプレートを架け渡して締結による張力を発生させる構造の燃料電池モジュール(燃料電池スタック)を開示する。この燃料電池スタックでは、単位セルの一部を側方からテンションプレートで支持することで衝撃による単位セルの位置ずれを防ぐことを開示する。
特開2008-234985号公報
燃料電池モジュールを燃料電池車両のフロントルームに搭載する場合には、フロントルーム内に搭載されたラジエータ等の他の機器を介した衝撃的な荷重の入力も想定される。そのため、他の機器を介した荷重の入力が発生しても、燃料電池スタックを覆うスタックケースが損傷を受けにくい構造が求められる。
そこで、本発明は、燃料電池車両のフロントルームに搭載した場合に、荷重が入力されてもスタックケースが損傷を受けにくい燃料電池モジュール及びエンドプレートを提供することを目的とする。
本発明の一観点は、燃料電池車両のフロントルームに搭載される燃料電池モジュールであって、複数の発電セルが積層された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを挟持する一対のエンドプレートと、前記一対のエンドプレートの間に筒状に設けられ、前記燃料電池スタックを収容するスタックケースと、を備え、前記スタックケースは前記燃料電池車両の進行方向側に正面を有し、少なくとも一方の前記エンドプレートには、前記スタックケースの正面の少なくとも一部を覆う屈曲部が形成されている、燃料電池モジュールにある。
本発明の別の一観点は、複数の発電セルが積層された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを収容するとともに、搭載車両の進行方向側に正面を有するスタックケースと、を備えた燃料電池モジュールのエンドプレートであって、前記スタックケース及び前記燃料電池スタックを挟持するとともに、前記スタックケースの前記正面の少なくとも一部を覆う屈曲部が形成されている、エンドプレートにある。
上記観点の燃料電池モジュール及びエンドプレートによれば、剛性の高いエンドプレートに着目し、そのエンドプレートに荷重を受け流す構造としている。すなわち、前方から後方に向けた荷重の入力が発生した場合であっても、エンドプレートの燃料電池車両の進行方向側に設けた屈曲部で荷重をエンドプレート側に受け流すことができる。その結果、スタックケースへの荷重の入力が抑制され、スタックケースが損傷を受けにくくなる。
本発明の実施形態に係る燃料電池車両の斜視図である。 図1の燃料電池モジュールの分解斜視図である。 図3Aは、図1の燃料電池モジュールの平面図であり、図3Bは図1の燃料電池モジュールを車両進行方向前側から見て示す正面図である。 図1の燃料電池車両のフロントルームへの燃料電池モジュールの搭載レイアウトの一例を示す平面図である。 実施形態に係る燃料電池モジュールの作用を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る燃料電池車両10は、燃料電池モジュール11を備える。燃料電池車両10は、例えば、燃料電池電気自動車である。燃料電池車両10は、さらにECU(Electronic control unit)や、燃料電池モジュール11で発電した電力を電源として動作する走行用モータ等の電装品を備える。
燃料電池車両10は、ダッシュボード16の前方(矢印Af方向)に形成されたフロントルーム18(モータルーム)内に、燃料電池モジュール11を搭載する。燃料電池モジュール11は、複数の発電セルが車幅方向(矢印B方向)に積層されてなる燃料電池スタック12stと、燃料電池スタック12stを覆うスタックケース26とを有する。
発電セルは、電解質膜(例えば固体高分子電解質膜)の両面にそれぞれアノード電極及びカソード電極が配置されて構成された電解質・電極構造体と、この電解質・電極構造体の両側に接合されたセパレータとを有する。アノード電極と一方のセパレータとの間に燃料ガス流路が形成され、カソード電極と他方のセパレータとの間に酸化剤ガス流路が形成される。
燃料電池スタック12stの発電セルは、鉛直方向(矢印C方向)に積層されてもよい。燃料電池スタック12stの積層方向一端(矢印BR方向)には、第1ターミナルプレート22a及び第1絶縁プレート24aが外方に向かって順次配設されている。燃料電池スタック12stの積層方向他端(矢印BL方向)には、第2ターミナルプレート22b及び第2絶縁プレート24bが外方に向かって順次配設されている。
燃料電池モジュール11は、平面視で長辺が車幅方向(矢印B方向)に沿って延在する幅広な略四角形状に形成されている。燃料電池モジュール11は、燃料電池スタック12stを収容するメインケース14と、燃料電池用補機を収容する補機ケース15とを備える。メインケース14及び補機ケース15には、不図示のマウント部が設けられており、そのマウント部が車体フレーム10Fの右側フロントサイド部材10Fa及び左側フロントサイド部材10Fbに固定されている。
図2に示すように、メインケース14は、平面視で四角形状のスタックケース26を有する。スタックケース26は、運転席側から見て左側(矢印BL方向側)に形成された四角形状の左開口部26aと、運転席側から見て右側(矢印BR方向側)に形成された四角形状の右開口部26bとを有し、断面が矩形の筒状に形成されている。スタックケース26は、鋳造又は押出成形で一体的に成形されたものであってもよい。また、スタックケース26は、複数部材を溶接又はねじ止め等の方法で接合して形成したものであってもよい。
メインケース14は、さらに、スタックケース26の右開口部26bを閉じる第1エンドプレート28と、スタックケース26の後方開口部26cを閉じる後方パネル27とを備える。第1エンドプレート28は、四角形状のパネルであり、スタックケース26の右端にボルト38(連結部材)により固定されている。
第1エンドプレート28は、燃料電池スタック12stに積層方向の締付荷重を付与する一方のエンドプレートを兼ねている。スタックケース26と第1エンドプレート28との間には、弾性材料からなるシール部材40が、スタックケース26と第1エンドプレート28との接合面の全周に亘って配置されている。
第1エンドプレート28の進行方向前側の端部は、スタックケース26よりも前方(矢印Af方向)に突出するとともに、発電セルの積層方向に屈曲して延び出た第1屈曲部30が形成されている。図3Aに示すように、第1屈曲部30は、平面視して第1エンドプレート28からL字型に屈曲して延び出ており、スタックケース26の進行方向前側の正面26dの一部を覆っている。図3Bに示すように、第1屈曲部30は、一定の幅W1(矢印B方向の長さ)で第1エンドプレート28から延び出ており、第1エンドプレート28の下端部か上端部の範囲において一定の幅W1でスタックケース26の一端側(矢印BR方向側)を覆うように形成されている。この幅W1は、インシュレータ、ターミナルプレート、端部ダミーセル及び端部発電セルの幅を覆う程度の幅に設定すると好適である。
図3Aに示すように、第1屈曲部30の厚さT1(矢印Af方向の突出長さ)は、補機ケース15とスタックケース26の進行方向前側の段差と同程度とすることができる。なお、第1屈曲部30の厚さT1は、荷重の入力に対して十分な剛性を発揮できる範囲で、適宜増減させてもよい。また、スタックケース26への荷重の入力を防ぐべく、第1屈曲部30とスタックケース26との間には、間隙30aが設けられていることが好ましい。
第1エンドプレート28の進行方向後方側(矢印Ar方向側)の端部は、スタックケース26よりも後方(矢印Ar方向側)に幅T3だけ突出している。また、後述する補機ケース15の進行方向後方側の端部は、スタックケース26よりも後方に幅T4だけ突出している。これにより、燃料電池モジュール11をフロントルーム18内に搭載した際に、スタックケース26の後方に配置される部材との間に、幅T3~T4に相当する間隙が生まれる。このように構成することにより、衝撃的な荷重が入力される(通過する)部材からスタックケース26が離間し、スタックケース26への荷重の入力が防がれる。
第1エンドプレート28は、燃料電池スタック12st及びスタックケース26を保護する機能を実現するのに十分な強度・剛性をもたせるために、金属材料(例えば、アルミ合金、鉄合金)又は高強度樹脂材料等によって構成される。また、第1屈曲部30は、第1エンドプレート28を鋳造等の方法で形成する際に一体的に形成されたものであってよい。また、第1屈曲部30は、板状部材を第1エンドプレート28に溶接等の方法で接合したものであってもよい。
図2に示すように、後方パネル27は、四角形状のパネルであり、スタックケース26の後端にボルト38により接合される。スタックケース26と後方パネル27との間には、弾性材料からなるシール部材42が、スタックケース26と後方パネル27との接合面の全周に亘って配置される。なお、後方パネル27は、スタックケース26とは別部品ではなく、スタックケース26と一体であってもよい。
図1に示すように、補機ケース15は、燃料電池用補機を保護するための保護ケースであり、スタックケース26の水平方向に隣接してスタックケース26の左開口部26aを閉じるように接合されている。補機ケース15内には、燃料電池用補機として、例えば、酸化剤ガス系デバイス及び燃料ガス系デバイスが収容されている。酸化剤ガス系デバイスは、例えば、エアポンプや加湿器等である。燃料ガス系デバイスは、例えば、インジェクタ、エジェクタ及び水素ポンプ等である。
補機ケース15は、スタックケース26に隣接して設けられた凹形状の第1ケース部材32と、第1ケース部材32に接合された凹形状の第2ケース部材36とを有している。第1ケース部材32には、主に燃料ガス系デバイスが収容され、第2ケース部材36には主に酸化剤ガス系デバイスが収容される。第1ケース部材32及び第2ケース部材36は、燃料電池用補機及びスタックケース26を保護する機能を実現するのに十分な強度・剛性をもたせるために、金属材料(例えば、アルミ合金、鉄合金)又は高強度樹脂材料等により構成されている。
図2に示すように、スタックケース26と第2ケース部材36との間に第1ケース部材32が配置されている。第1ケース部材32は、スタックケース26の左端にボルト38(連結部材)により接合される。スタックケース26と第1ケース部材32との間には、弾性材料からなるシール部材41が、スタックケース26と第1ケース部材32との接合面の全周に亘って配置されている。これにより、スタックケース26と第1ケース部材32との間に気密シールが形成されている。
第1ケース部材32は、燃料電池スタック12stに積層方向の締付荷重を付与する第2エンドプレート32aを一体に有する。第2エンドプレート32aは、凹形状の第1ケース部材32の底壁部である。すなわち、第1ケース部材32の一部が、燃料電池スタック12stに積層方向の締付荷重を付与する他方のエンドプレートを兼ねている。第1ケース部材32は、例えば、鋳造により形成されている。
第1ケース部材32は、スタックケース26に接合された上記の第2エンドプレート32aと、第2エンドプレート32aの周縁部全周から第2エンドプレート32aの厚さ方向であってスタックケース26から離れる方向(矢印BL方向)に延出した周壁部32bと、第1ケース部材32の開口部と反対方向に延び出た第2屈曲部34とを有する。
図3Aに示すように、第1ケース部材32の第2屈曲部34は、第1ケース部材32からL字型に屈曲して延び出てスタックケース26の車両進行方向前側の正面26dの一部を覆っている。図3Bに示すように、第2屈曲部34は、車幅方向(矢印B方向)に一定の幅W2で上下方向(矢印C方向)に延びて形成されている。この第2屈曲部34の幅W2は、スタックケース26と第2エンドプレート32aとを連結するボルト38(連結部材)の延在する範囲よりも広い範囲を覆うように形成することが好ましい。また、幅W2は、インシュレータ、ターミナルプレート、端部ダミーセル及び端部発電セルの幅を覆う程度の幅に設定すると好適である。これにより、スタックケース26の端部付近への荷重の入力を防ぐことができる。
また、第2屈曲部34の燃料電池車両10の進行方向前側への突出長さ(厚さ)T2は、第1ケース部材32とスタックケース26との段差と同じである。すなわち、第2屈曲部34の進行方向前側の端面と周壁部32bの進行方向前側の端面とは面一に形成されている。また、第2屈曲部34の厚さT2は、第1屈曲部30の厚さT1と同じである。また、スタックケース26への荷重の入力を防ぐべく、第2屈曲部34とスタックケース26との間には、間隙34aが設けられていることが好ましい。
なお、第2屈曲部34の厚さT2は、第2屈曲部34が荷重の入力に対して十分な剛性を発揮する範囲で適宜変更してもよい。また、第2屈曲部34は、鋳造時に第2エンドプレート32aと一体的に形成したものであってもよいし、板状部材を第2エンドプレート32aに溶接等の方法で接合したものであってもよい。
第2ケース部材36は、不図示のボルトにより第1ケース部材32に固定される。第1ケース部材32と第2ケース部材36との間には、弾性材料よりなるシール部材43が、第1ケース部材32と第2ケース部材36の接合面の全周に亘って配置されている。このシール部材43により、第1ケース部材32と第2ケース部材36とが気密にシールされる。
燃料電池モジュール11は、以上のように構成され、以下、図4及び図5を参照しつつ、燃料電池モジュール11の搭載レイアウト例とともに、その作用について説明する。
図4に示すように、燃料電池車両10のフロントルーム18に搭載される。燃料電池車両10のフロントルーム18には、燃料電池モジュール11以外にも様々な部材が搭載されるが、大型で剛性の高い部品として、ラジエータ50が搭載されている。ラジエータ50は、燃料電池モジュール11から発生する熱を放出するために設けられており、燃料電池モジュール11の車両進行方向前側(矢印Af方向側)に配置される。すなわち、燃料電池モジュール11は、ラジエータ50とダッシュボード16との間に搭載される。
図5に示すように、燃料電池車両10に進行方向前側からの荷重の入力が発生すると、ラジエータ50に荷重が作用し、ラジエータ50が後方(矢印Ar方向)に移動する場合がある。そして、ラジエータ50を介して、燃料電池モジュール11に荷重が入力される。
本実施形態の燃料電池モジュール11では、スタックケース26の車両進行方向前側の面の一部が第1屈曲部30及び第2屈曲部34で覆われている。そのため、ラジエータ50等の大型で剛性の高い部品がスタックケース26に接触するのを防止できる。また、第1屈曲部30及び第2屈曲部34は、スタックケース26のボルト38の設置範囲よりも広い範囲を覆っているため、ボルト38付近への荷重の入力による損傷を防ぐことができる。
燃料電池モジュール11に入力される荷重は、図中の矢印に示すように、剛性の高い第1エンドプレート28(エンドプレート)及び第2エンドプレート32aを通じて、ダッシュボード16側に受け流すことができ、スタックケース26が損傷を受けにくくなる。
以上の本実施形態の燃料電池モジュール11、燃料電池車両10及びエンドプレート(第1エンドプレート28及び第1ケース部材32)は、以下の効果を奏する。
本実施形態の燃料電池モジュール11は、燃料電池スタック12stを挟持する一対のエンドプレート28、32aの各々に、スタックケース26の車両進行方向前側の正面26dの少なくとも一部を覆う屈曲部30、34が形成されている。この構成により、スタックケース26に対する荷重の入力を抑制することができ、スタックケース26が損傷を受けにくくなる。
燃料電池モジュール11において、第1エンドプレート28の第1屈曲部30は第2エンドプレート32aに向けて延び、第2エンドプレート32aの第2屈曲部34は、第1エンドプレート28に向けて延び、かつ、第1屈曲部30と第2屈曲部34とは車幅方向に離間していてもよい。この構成により、スタックケース26を覆うように第1屈曲部30と第2屈曲部34とが配置されるため、スタックケース26を効果的に保護できる。
燃料電池モジュール11において、第2エンドプレート32aは、隣接する第1ケース部材32と一体的に形成されており、第1ケース部材32の開口部と反対側に第2屈曲部34が延在していてもよい。これにより、構造が簡素化されるとともに部品点数を削減できる。
燃料電池モジュール11において、第1屈曲部30の厚さT1と、第2屈曲部34の厚さT2とが同じであってもよい。これにより、燃料電池車両10のフロントルーム18内において、ラジエータ50等の部材からの荷重を第1屈曲部30及び第2屈曲部34に良好に分散することができる。
燃料電池モジュール11において、第1屈曲部30の厚さT1と、第2屈曲部34の厚さT2は、スタックケース26と第1ケース部材32との段差と同じであってもよい。
燃料電池モジュール11において、第1屈曲部30及び第2屈曲部34は、車両進行方向前側から見て、上下方向に一定の幅W1、W2の帯状に形成されていてもよい。この構成により、スタックケース26の両端を第1屈曲部30及び第2屈曲部34とで確実に覆うことができるため、スタックケース26が損傷を受けにくくなる。
燃料電池モジュール11において、第1エンドプレート28及び第2エンドプレート32aは、燃料電池車両10の進行方向の剛性がスタックケース26の剛性よりも高い。これにより、スタックケース26への荷重の入力を防ぐことができ、スタックケース26を保護することができる。
本実施形態の燃料電池車両10は、フロントルーム18に燃料電池モジュール11を搭載する。この構成により、燃料電池車両10の進行方向前側から燃料電池モジュール11に荷重の入力が発生した場合でも、スタックケース26が損傷を受けにくくなる。
本実施形態のエンドプレート28、32aは、複数の発電セルが積層された燃料電池スタック12stと、燃料電池スタック12stを収容するスタックケース26と、を備えた燃料電池モジュール11のエンドプレート28、32aであって、スタックケース26及び燃料電池スタック12stを挟持するとともに、スタックケース26の正面26dの少なくとも一部を覆う屈曲部30、34が形成されている。このように構成されたエンドプレート28、32aを用いることにより、スタックケース26が損傷を受けにくくなる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…燃料電池車両 11…燃料電池モジュール
12st…燃料電池スタック 14…メインケース
15…補機ケース 26…スタックケース
28…第1エンドプレート 30…第1屈曲部
32…第1ケース部材 32a…第2エンドプレート
34…第2屈曲部 36…第2ケース部材

Claims (9)

  1. 燃料電池車両のフロントルームに搭載される燃料電池モジュールであって、
    複数の発電セルが積層された燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックを挟持する一対のエンドプレートと、
    前記一対のエンドプレートの間に筒状に設けられ、前記燃料電池スタックを収容するスタックケースと、を備え、
    前記スタックケースは前記燃料電池車両の進行方向側に正面を有し、
    少なくとも一方の前記エンドプレートには、前記スタックケースの正面の少なくとも一部を覆う屈曲部が形成されている、
    燃料電池モジュール。
  2. 請求項1記載の燃料電池モジュールであって、一方のエンドプレートの屈曲部は他方のエンドプレートに向けて延び、前記他方のエンドプレートの屈曲部は、前記一方のエンドプレートに向けて延び、かつ、前記一方のエンドプレートの屈曲部と前記他方のエンドプレートの屈曲部とは車幅方向に離間している、燃料電池モジュール。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池モジュールであって、前記一対のエンドプレートの一方は、隣接する補機ケースと一体的に形成されており、前記補機ケースの開口部と反対側に屈曲部が延在している、燃料電池モジュール。
  4. 請求項3記載の燃料電池モジュールであって、前記一方のエンドプレートの屈曲部の厚さと、前記他方のエンドプレートの屈曲部の厚さとが同じである、燃料電池モジュール。
  5. 請求項4記載の燃料電池モジュールであって、前記一方のエンドプレートの屈曲部の厚さと、前記他方のエンドプレートの屈曲部の厚さは、前記スタックケースと前記補機ケースとの段差と同じである、燃料電池モジュール。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールであって、前記屈曲部は、前記エンドプレートと前記スタックケースとを締結するボルトの設置範囲よりも広い範囲で前記スタックケースを覆う、燃料電池モジュール。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールであって、前記一対のエンドプレートは、前記進行方向の反対側において前記スタックケースよりも突出している、燃料電池モジュール。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールであって、前記エンドプレートの前記進行方向の剛性が前記スタックケースの進行方向の剛性よりも高い、燃料電池モジュール。
  9. 複数の発電セルが積層された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを収容するとともに、燃料電池車両の進行方向側に正面を有するスタックケースと、を備えた燃料電池モジュールのエンドプレートであって、
    前記スタックケース及び前記燃料電池スタックを挟持するとともに、
    前記スタックケースの前記正面の少なくとも一部を覆う屈曲部が形成されている、
    エンドプレート。
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