JP7046757B2 - シャッター枠部の防火構造 - Google Patents
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Description
本発明の請求項1記載のシャッター枠部の防火構造は、外壁15に開口する開口部13を前記外壁15の外側で昇降して覆い、下降先端に座板35を有するシャッターカーテン21と、
前記シャッターカーテン21の側部37を挿入して昇降を案内する一対のガイドレール39のそれぞれを支持するとともに、前記ガイドレール39に沿って延在し、前記外壁15に垂直な外側板部53と該外側板部53から前記外壁15と平行に折れ曲がる取付板部55とを有する一対のアルミ製の外枠23と、
一対の前記外枠23のそれぞれの下端に渡る長尺で形成され、長手方向の平行な一対の縁部のうちの外壁側の後縁部49が前記外壁15に支持されるアルミ製の下枠25と、
前記外枠23の下端における前記外側板部53の内側に固定される連結固定部材27と、
前記下枠25の長手方向両側の端の下面に固定される樹脂製のキャップ29と、
前記連結固定部材27に上側から挿通されて前記下枠25を貫通し、前記キャップ29に固着することで前記外枠23の下端と前記下枠25の端とを連結する固定手段31と、
を具備することを特徴とする。
シャッター枠部41は、火災時に火炎にさらされると、下枠25が膨張する。下枠25は、スチール部材に比べ線膨張係数の大きいアルミ部材からなるため、長手方向両側の端が、延長線上で外側へ変位する。下枠25の両側の端は、固定ビス31により両側の外枠23の下端と連結固定されている。従って、一対の外枠23は、下枠25が延びれば、下端同士が離間する方向に開こうとする。このとき、アルミ部材に比べ溶融温度が十分に低い樹脂製のキャップ29は、固定ビス31との螺合部分が軟化、溶融して、固定ビス31との螺合が解除される。固定ビス31による支持を失った下枠25は、自身の荷重により、キャップ29とともに下降して固定ビス31から離脱する。固定ビス31から離脱した下枠25の端は、自由端となり、延長線上の外側への延び(変位)が可能となる。一対の外枠23は、下枠25の端との連結が解除されることで、下枠25が膨張しても外側に開くことがなくなる。その結果、スラット33の抜け出しが発生しなくなる。
前記連結固定部材27が、前記取付板部55に対して反対側となる前記外側板部53の突出端に設けられることを特徴とする。
前記連結固定部材27と前記下枠25との間に設けられ、前記ガイドレール39及び前記外枠23の下端を塞ぎ前記座板35の延在方向の端が接する底板部を有し、該底板部から前記外側板部53と平行に折り曲げられて起立した側片部が前記外側板部53に連結固定される一対のスチール製の補強部材を備え、
前記固定手段31が、前記底板部及び前記下枠25を貫通して前記キャップ29に固着することを特徴とする。
図1は本発明の実施の形態に係るシャッター枠部の防火構造を備えたシャッター装置11の外観を表す斜視図である。
本実施の形態に係るシャッター枠部の防火構造は、例えば住宅の開口部13を覆うシャッター装置11に好適に用いることができる。住宅の外壁15には、開口部13が設けられる。この開口部13には、サッシ窓17が取り付けられる。サッシ窓17の取り付けられた開口部13の上方には、シャッター装置11の収納部19が取り付けられる。
外枠23は、シャッターカーテン21の側部37(図4参照)を挿入して昇降を案内するガイドレール39(図4参照)を支持する。
外枠23は、外壁15から外側へ突出して固定される。外枠23は、この突出側でガイドレール39(図4参照)を保持する。つまり、ガイドレール39は、外壁15から離間して保持されている。ガイドレール39と外壁15との間には、間隙51が形成される。下枠25は、延在方向に直交する幅長(図4の上下方向の長さ)が、外枠23の突出長と略一致する。下枠25は、シャッターカーテン21と外壁15との間に形成される上記の間隙51の下端を塞ぐ。
外枠23は、外壁15に垂直な外側板部53を有する。外側板部53は、外枠23の全高に渡って形成される。外枠23は、この外側板部53から外壁15と平行に折れ曲がる取付板部55を有する。外枠23は、取付板部55を挟み外側板部53と反対側に、取付板部55と平行な段板部57が形成される。取付板部55と段板部57との間は、外側板部53と平行な内側板部59により接続される。段板部57には、内側板部59の反対側に、内側板部59と平行な固定座部61が折り曲げ形成される。
本実施形態に係るシャッター枠部の防火構造では、下枠25の長手方向両側の端の下面に、樹脂製のキャップ29が固定される。それぞれがガイドレール39を支持する一対の外枠23における外側板部53の内側には、連結固定部材27が固定される。連結固定部材27には、上側から固定ビス31が挿通される。連結固定部材27に挿通された固定ビス31は、下枠25を貫通し、下枠25を挟んで連結固定部材27と反対側に配置されるキャップ29に螺合し固着する。つまり、下枠25の端は、連結固定部材27とキャップ29とに挟まれて固定ビス31により締結される。これにより、下枠25の端は、外枠23に確実に固定されて、通常使用時では容易にこじ開けできなくなっており、防犯性の低下を招くことはない。
このとき、アルミ部材に比べ溶融温度が十分に低い樹脂製のキャップ29は、固定ビス31との螺合部分が軟化、溶融して、固定ビス31との螺合が解除される。固定ビス31による支持を失った下枠25は、図5に示すように、自身の荷重により、キャップ29とともに下降して固定ビス31から離脱する。キャップ29は、そのまま落下してもよい。固定ビス31から離脱した下枠25の端は、自由端となり、延長線上の外側への延び(変位)が可能となる。一対の外枠23は、下枠25の端との連結が解除されることで、下枠25が膨張しても外側に開くことがなくなる。その結果、スラット33の抜け出しが発生しなくなる。
15…外壁
21…シャッターカーテン
23…外枠
25…下枠
27…連結固定部材
29…キャップ
31…固定手段(固定ビス)
35…座板
37…側部
39…ガイドレール
41…シャッター枠部
49…後縁部
53…外側板部
55…取付板部
Claims (3)
- 外壁に開口する開口部を前記外壁の外側で昇降して覆い下降先端に座板を有するシャッターカーテンと、
前記シャッターカーテンの側部を挿入して昇降を案内する一対のガイドレールのそれぞれを支持するとともに、前記ガイドレールに沿って延在し、前記外壁に垂直な外側板部とこの外側板部から前記外壁と平行に折れ曲がる取付板部とを有する一対のアルミ製の外枠と、
一対の前記外枠のそれぞれの下端に渡る長尺で形成され長手方向の平行な一対の縁部のうちの外壁側の後縁部が前記外壁に支持されるアルミ製の下枠と、
前記外枠の下端における前記外側板部の内側に固定される連結固定部材と、
前記下枠の長手方向両側の端の下面に固定される樹脂製のキャップと、
前記連結固定部材に上側から挿通されて前記下枠を貫通し、前記キャップに固着することで前記外枠の下端と前記下枠の端とを連結する固定手段と、
を具備することを特徴とするシャッター枠部の防火構造。 - 請求項1記載のシャッター枠部の防火構造であって、
前記連結固定部材が、前記取付板部に対して反対側となる前記外側板部の突出端に設けられることを特徴とするシャッター枠部の防火構造。 - 請求項1または2に記載のシャッター枠部の防火構造であって、
前記連結固定部材と前記下枠との間に設けられ、前記ガイドレール及び前記外枠の下端を塞ぎ前記座板の延在方向の端が接する底板部を有し、この底板部から前記外側板部と平行に折り曲げられて起立した側片部が前記外側板部に連結固定される一対のスチール製の補強部材を備え、
前記固定手段が、前記底板部及び前記下枠を貫通して前記キャップに固着することを特徴とするシャッター枠部の防火構造。
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Citations (3)
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JP2014167199A (ja) | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Sanwa Shutter Corp | 窓シャッターの下枠の防火構造 |
JP2016166516A (ja) | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 三和シヤッター工業株式会社 | シャッターの防火構造 |
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2018
- 2018-08-02 JP JP2018145957A patent/JP7046757B2/ja active Active
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