JP7046312B2 - 便器装置 - Google Patents
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一方、汚物等の排出に要する時間を短くするために、給水を行わないことも考えられるが、その場合、攪拌時や汚物の排出時に便器本体内面に付着して残る汚物や汚物の排出時に排出しきれなかった汚物が便器本体内に残り、洗浄性が低下してしまう懸念がある。
このように構成された本発明においては、制御部は、第1排出モードの実行後にボウル部に汚物や汚水が付着して残ることを抑制するように、第1排出モードの開始より後に、排出後洗浄モードを開始させる。このように構成された本発明は、第1排出モードと排出後洗浄モードとが同時に開始される場合に比べて、ボウル部から洗浄水を排出するために要する時間が長くなることを抑制することができる。さらに、第1排出モードの終了後に排出後洗浄モードが終了するので、ボウル部に汚物や汚水が付着して残ることを抑制することができる。従って、本発明によれば、ボウル部から洗浄水を排出する排出時間の短縮とボウル部の洗浄性の低下の抑制との両立を可能とすることができる。
このように構成された本発明においては、制御部は、排出後洗浄モードの開始より後に、第2排出モードを開始させる。これにより、排出後洗浄モードにより洗い流された汚物及び汚水を第2排出モードにより効率的に排出することができる。従って、本発明によれば、ボウル部から洗浄水を排出する排出時間の短縮とボウル部の洗浄性のさらなる向上との両立を可能とすることができる。
このように構成された本発明においては、粉砕モードの開始以前に開始される粉砕前洗浄モードにより、粉砕モードの開始以前にボウル部の汚物受け面に付着した汚物を溜水中に流下させることができ、汚物を効率よく粉砕することができる。従って、ボウル部から洗浄水を排出する排出時間の短縮とボウル部の洗浄性のさらなる向上との両立を可能とすることができる。
このように構成された本発明においては、制御部は、第1排出モードの開始より後に、ボウル部内の水水位が所定水位以下となった場合により確実に排出後洗浄モードを開始できる。よって、ボウル部から洗浄水を排出するために要する時間が長くなることをより確実に抑制すると共に、第1排出モードの排出後にボウル部に汚物や汚水が付着して残ることをより確実に抑制することができる。さらに、仮に制御部が第1排出モードの開始時からの時間経過により排出後洗浄モードを開始させる場合には、水道の給水圧等の条件により、ボウル部内の水位が所定水位以下となる前の第1排出モードの排出が十分に完了していない状態で、時間経過により排出後洗浄モードが開始されてしまう懸念がある。この懸念をより確実に抑制することができる。
このように構成された本発明においては、制御部は、第1排出モードの完了後に、排出後洗浄モードを開始させるので、第1排出モードの実行と排出後洗浄モードの実行とが重ならないようにすることができる。よって、ボウル部から洗浄水を排出するために要する時間が長くなることをより確実に抑制すると共に、第1排出モードの排出後にボウル部に汚物や汚水が付着して残ることをより確実に抑制することができる。
このように構成された本発明においては、他に追加のセンサを備えなくとも、排出ポンプのエアロックにより、ボウル部内の水位が所定水位以下の水位、例えば底部の水位まで低下したことを検知することができる。
図3は本発明の一実施形態による便器装置の給水装置、粉砕装置、排出ポンプの動作、及びボウル部内の水位の変化を示すタイムチャートであり、図4は図2に示す便器装置において、使用者が便器本体を使用すると共に制御部が待機モードを実行している状態を示す図であり、図5は図2に示す便器装置において、制御部が粉砕前洗浄モード及び水位低下モードを実行している状態を示す図であり、図6は図2に示す便器装置において、制御部が粉砕モードを実行している状態を示す図であり、図7は図2に示す便器装置において、制御部が第1排出モードを実行している状態を示す図であり、図8は図2に示す便器装置において、制御部が排出後洗浄モードを実行している状態を示す図であり、図9は図2に示す便器装置において、制御部が第2排出モードを実行している状態を示す図であり、図10は図2に示す便器装置において、制御部がクリーニング溜水形成モードを実行している状態を示す図であり、図11は図2に示す便器装置において、制御部がクリーニングモードを実行している状態を示す図であり、図12は図2に示す便器装置において、制御部が第3排出モードを実行している状態を示す図であり、図13は図2に示す便器装置において、制御部が再洗浄モードを実行している状態を示す図であり、図14は図2に示す便器装置において、制御部が第4排出モードを実行している状態を示す図であり、図15は図2に示す便器装置において、制御部が溜水形成モードを実行している状態を示す図である。
図3においては、縦軸において給水装置4のON状態とOFF状態との切替え、粉砕装置18のON状態とOFF状態との切替え、排出ポンプ20のインペラ42のON状態の第2出力とON状態の第1出力とOFF状態との切替え、ボウル部10の底部からの水位の高さの変化を示し、横軸において時間経過及び各モードの変化を示している。
なお、図4乃至図15においては、説明の簡略化のため、通気弁管路34及び通気弁36を省略した構成図により一連の洗浄動作を説明している。
図3において、時刻t0は、使用者が便器本体2の使用を開始する時刻である。制御部24は、時刻t0以前の時刻において、給水装置4、粉砕装置18、排出ポンプ20を動作させていない待機状態とする待機モードを実行させる。図2に示すように、時刻t0以前の時刻及び時刻t0においては、ボウル部10内の水位は初期水位(待機状態の溜水面W0)となっている。
時刻t0~t1において、ボウル部10内の水位は初期水位でありほぼ一定であるが、使用者の尿や大便、便器本体2上に配置されて使用者の局部等を洗浄する衛生洗浄装置(図示せず)から吐出される水等により水位がわずかに上昇する場合もある。使用者による排泄時にはボウル部10内の溜水面W0を初期水位まで比較的高く且つ広く形成して、ボウル部10内の溜水面以外の乾燥している部分への汚物付着を抑制する。
本発明の一実施形態によるポータブルトイレ装置1によれば、制御部24は、第1排出モードの実行後にボウル部10に汚物や汚水が付着して残ることを抑制するように、第1排出モードの開始より後に、排出後洗浄モードを開始させる。このように構成された本実施形態は、第1排出モードと排出後洗浄モードとが同時に開始される場合に比べて、ボウル部10から洗浄水を排出するために要する時間が長くなることを抑制することができる。さらに、第1排出モードの終了後に排出後洗浄モードが終了するので、ボウル部10に汚物や汚水が付着して残ることを抑制することができる。従って、本実施形態によれば、ボウル部10から洗浄水を排出する排出時間の短縮とボウル部10の洗浄性の低下の抑制との両立を可能とすることができる。
さらに、仮に制御部24が第1排出モードの開始時からの時間経過により排出後洗浄モードを開始させる場合には、水道の給水圧等の条件により、ボウル部10内の水位が所定水位W3以下となる前の第1排出モードの排出が十分に完了していない状態で、時間経過により排出後洗浄モードが開始されてしまう懸念がある。本実施形態によればこの懸念をより確実に抑制することができる。
1a 車輪
2 便器本体
4 給水装置
6 フレーム
6a フレーム基部
8 給水管
10 ボウル部
10a 吐水口
10b 汚物受け面
10c 筒状部分
10d 粉砕室
10e リム部
10f 傾斜面
12 排水トラップ管路
12a 接続部
12b 上昇部
12d 頂部
12f 下降部
12g 横向部
16 排水管路
16a 管路部分
18 粉砕装置
20 排出ポンプ
24 制御部
26 回転体
28 回転軸
30 電動モーター
32 水位検知装置
34 通気弁管路
36 通気弁
38 フィルタ
40 ポンプ室
42 インペラ
44 回転軸
46 電動モーター
48 孔
Claims (6)
- 汚物を粉砕して排出する便器装置であって、
貯留された溜水の溜水面が形成され且つ汚物を受ける汚物受け面を備えるボウル部と、
上記ボウル部内で汚物を粉砕する粉砕装置と、
水道の給水圧を利用して上記ボウル部に洗浄水を供給する水道直圧式の給水装置と、
上記ボウル部内の洗浄水を下流側に排出させる排出装置と、
上記粉砕装置及び上記排出装置を制御する制御部と、を備え、
上記制御部は、
上記粉砕装置を駆動して上記ボウル部内で汚物を粉砕する粉砕モードと、
上記排出装置を駆動して上記粉砕モードにより粉砕された汚物を上記ボウル部内の洗浄水とともに排出する第1排出モードと、
上記給水装置により供給された洗浄水により上記ボウル部を洗浄する排出後洗浄モードと、を実行可能に構成され、
上記制御部は、上記粉砕モードにおいて、洗浄動作開始前の待機状態の溜水面の水位よりも低い溜水面の水位の状態で上記ボウル部内において汚物を粉砕させ、
上記制御部は、上記第1排出モードの開始より後に、上記排出後洗浄モードを開始させ且つ、上記第1排出モードの終了より後に、上記排出後洗浄モードを終了させることを特徴とする、便器装置。 - 上記制御部は、上記排出後洗浄モードの開始より後に上記排出装置を駆動して上記粉砕モードにより粉砕された汚物を上記ボウル部内の洗浄水とともに排出する第2排出モードを開始させる、請求項1に記載の便器装置。
- 上記制御部は、上記粉砕モードの開始以前に上記給水装置により供給された洗浄水により上記ボウル部を洗浄する粉砕前洗浄モードを開始させる、請求項1又は2に記載の便器装置。
- さらに、ボウル部内の水位を検知する水位検知手段を備え、
上記制御部は、上記第1排出モードの開始より後に、上記水位検知手段により所定水位以下の水位が検知された場合に、上記排出後洗浄モードを開始させる、請求項1乃至3の何れか1項に記載の便器装置。 - 上記制御部は、上記排出装置の駆動停止後に上記排出後洗浄モードを開始させる、請求項4に記載の便器装置。
- 上記排出装置は排出ポンプであり、上記排出ポンプは上記ボウル部の底部と連通され、上記水位検知手段は、上記排出ポンプがエアロックとなる場合に、上記ボウル部内の水位が所定水位以下の水位となることを検知する、請求項5に記載の便器装置。
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