JP7045354B2 - 操舵装置および移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、主にステアリングホイール及びハンドレストを備える操舵装置に関する。
ステアリングホイールを備える車載用操舵装置のなかには、乗員(ユーザ)が手を休めるためのハンドレストを更に備えるものが存在する(特許文献1参照)。
実用新案登録第3204508号公報
上述の操舵装置においては、操舵操作を行う際にはハンドレストが該操舵操作の妨げとならないこと、乗員が休憩する際にはハンドレストが該休憩を快適なものにすること等、一層のユーザビリティの向上が求められる。
本発明は、ステアリングホイール及びハンドレストを備える操舵装置におけるユーザビリティの向上を例示的目的とする。
本発明の一つの側面は操舵装置に係り、前記操舵装置は、ステアリングホイールと、グリップ部を有するハンドレストと、を備える操舵装置であって、前記ハンドレストは、引出し可能に収納されると共に、その引出し方向が前記ステアリングホイールの回動によって変わらないように構成され、前記グリップ部は、前記ハンドレストが収納された状態においては前記ステアリングホイールの内側に位置し、前記ハンドレストが引き出された状態においては前記ステアリングホイールと重なり及び/又は少なくとも部分的に前記ステアリングホイールの外側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、上記ユーザビリティの向上を実現可能となる。
車両の構成例を示す斜視図。 操舵装置のハンドレスト収納状態の態様を示す模式図。 操舵装置のハンドレスト引出し状態の態様を示す模式図。 操舵装置のハンドレスト引出し状態の他の態様を示す模式図。 操舵装置の変形例を示す模式図。 操舵装置の変形例を示す模式図。 操舵装置の変形例を示す模式図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、実施形態に係る車両1の構造の斜視図である。車両1は、本実施形態においては四輪車とするが、車輪の数は本例に限られるものではない。車両1は、操舵装置2およびコントローラ3を備える。操舵装置2は、運転者が操舵操作を行うためのステアリングホイール21を備え、また、詳細については後述とするが、運転者が手を休めるためのハンドレスト等を更に備える。コントローラ3は、詳細については後述とするが、操舵装置2を構成する要素の幾つかを駆動制御する。一般に、操舵装置2は、インストゥルメントパネル等が設けられたダッシュボードの何れかの部位に設置され、コントローラ3は、該ダッシュモードに内蔵される。
図2(A)は、ステアリングホイール21の回動軸に平行な方向で見た場合の操舵装置2の模式図(正面図)を示し、図2(B)は、該回動軸に垂直な方向で見た場合の操舵装置2の模式図(側面図)を示す。本実施形態においては、操舵装置2は、柱状の支持体20により車体に対して固定されており、ステアリングホイール21の他、ステアリングシャフト21S、ホイールステー211およびベアリング212を備える。
ステアリングシャフト21Sは、支持体20と並んで設置される。ホイールステー211は、ステアリングホイール21に連結されると共にステアリングホイール21から支持体20に向かって延設され、ベアリング212を介して支持体20に対して回動可能に固定されている。ホイールステー211は、ステアリングホイール21の回動に伴って回動し、また、その回動がステアリングシャフト21Sに伝達可能となるようにステアリングシャフト21Sに螺合している。即ち、ホイールステー211は、支持体20の周囲において、ステアリングホイール21の回動に伴い支持体20に対して回動可能に設けられており、それによりステアリングホイール21の回動をステアリングシャフト21Sに伝達可能となっている。
尚、ステアリングホイール21は、典型的には環状の外形で設けられる。
操舵装置2は、更に、ハンドレスト22、引出し機構221、規制部222U及び222D、連結部200、パッド部200P、ホーンスイッチ202、並びに、SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグを備える。詳細については後述とするが、ハンドレスト22は、引出し可能に収納されている。引出し機構221は、ハンドレスト22の上記引出しを実現可能となるように公知のリンク機構で構成される。詳細については後述とするが、規制部222U及び222Dは、ハンドレスト22の引出し/収納のための可動範囲ないし可動領域を規制する。
パッド部200Pは、ステアリングホイール21の内側に設けられた略平坦面な部分であって且つ後述の連結部200に連結される部分である。パッド部200Pには、運転者による操作入力を受け付ける操作入力部201と、運転者に所定情報を表示する表示部201bと、が設けられうる。操作入力部201の例としては、例えば、ラジオのチャネルや音楽再生機のプログラムを選択するためのスイッチ、タッチパネル式ディスプレイ等が挙げられる。表示部201bの例としては、メーター、液晶ディスプレイ等が挙げられる。代替的/付随的に、パッド部200Pには、所定の端末を保持するための端末保持部(例えば、スマートフォン等を保持するためのホルダ)が設けられてもよい。
ホーンスイッチ202は、ステアリングホイール21の内側において操作入力部201と並んで設置され、ここではSRSエアバッグと略同部位に設置される。本実施形態では、操作入力部201、ホーンスイッチ202及びSRSエアバッグは上下方向に並ぶものとする。
連結部200は、操作入力部201、ホーンスイッチ202及びSRSエアバッグを支持体20に対して連結する。連結部200は、支持体20から少なくとも部分的にホイールステー211に沿って延設され、この観点で、パッドステー等と表現されてもよい。このような構成によれば、操作入力部201、ホーンスイッチ202及びSRSエアバッグは、それらの向き(車体に対する姿勢)がステアリングホイール21の回動によって変わらないように設けられることとなる。例えば、運転者が転舵操作を行ったとしても(ステアリングホイール21を回動させたとしても)、操作入力部201、ホーンスイッチ202及びSRSエアバッグは依然として上下方向で並ぶこととなる。
ハンドレスト22は、引出し機構221を介して連結部200に設けられ、即ち、支持体20に対して固定される。これにより、ハンドレスト22は、その引出し方向がステアリングホイール21の回動によって変わらないように構成される。例えば、運転者が転舵操作を行ったとしても、ハンドレスト22の引出し方向が変わることもない。本構造によれば、運転者がハンドレスト22を把持した際にハンドレスト22に加わる荷重(車両前後方向および車両上下方向の力)は、引出し機構221並びに規制部222Dを介して支持体20により適切に支持される。
本実施形態では、ハンドレスト22の引出し/収納は運転者の手動により行われるものとし、ハンドレスト22の引出し方向は、運転者の体側を向いており、即ち、車両後方向及び/又は車両下方向の成分を含むため、運転者は休憩の際にハンドレスト22を比較的簡便に引き出すことが可能となる。
引出し機構221には、ハンドレスト22に対して収納した収納状態へ戻す力を付加するトーションばね29(収納機構に対応。)と、任意の推力でハンドレスト22を引き出した状態に保持ないし維持する機構(保持機構に対応。本実施形態では引出し機構221のスリットと規制部222Dの薄板バネとで構成される。)と、が設けられる。これにより、運転者がハンドレスト22から手を放しても該ハンドレスト22を引き出した状態に維持可能となると共に、比較的簡単な操作(ここではハンドレスト22を車両後方向へ引く)で該ハンドレスト22を収納した状態に戻すことも可能となる。
代替的/付随的に、ハンドレスト22の引出し/収納はアクチュエータにより自動で(電動で)実現されてもよく、その場合、引出し機構221には電動モータ(不図示)が連結される。この電動モータは、コントローラ3からの駆動信号に基づいて駆動制御される。即ち、ハンドレスト22の引出し/収納は手動および電動の少なくとも一方により実現可能であればよく、手動の場合にはトーションばね29が設けられ、電動の場合には上記電動モータが設けられるものとする。
規制部222U及び222Dは、上下方向に並んで連結部200に設けられ、即ち、支持体20に対して固定される。本実施形態では、規制部222Uは、ハンドレスト22を収納した状態(以下、単に「収納状態」という場合がある。)において引出し機構221のリンク機構に上方から係合する。また、規制部222Dは、ハンドレスト22を引き出した状態(以下、単に「引出し状態」という場合がある。)において引出し機構221のリンク機構に下方から係合する。このような構成により、規制部222U及び222Dは、上記引出しに伴うハンドレスト22の可動範囲を規制し、ハンドレスト22の引出し/収納を自在に行うことを可能とする。
図3(A)及び図3(B)は、それぞれ、ハンドレスト22が引き出された状態における操舵装置2の正面図および側面図を示す。ハンドレスト22はグリップ部220を有しており、ハンドレスト22の引出し状態においては、運転者は、グリップ部220を把持し或いはグリップ部220に手Hを載置することにより休憩することが可能である。
図2(B)から分かるように、ハンドレスト22の収納状態においては、規制部222Uが引出し機構221のリンク機構を上方から規制する。また、図3(B)から分かるように、ハンドレスト22の引出し状態においては、規制部222Dが引出し機構221のリンク機構を下方から規制する。この観点で、規制部222U及び222Dは、ストッパ等と表現されてもよい。
ここで、グリップ部220は、ハンドレスト22の収納状態においてはステアリングホイール21の内側に位置し、ハンドレスト22の引出し状態においてはステアリングホイール21と重なり及び/又は少なくとも部分的に前記ステアリングホイールの外側に位置する。このような構成によれば、操舵操作を行う際にはハンドレスト22を収納状態とすることにより該ハンドレスト22が操舵操作の妨げとなることも実質的にない。また、運転者が休憩する際にはハンドレスト22を引出し状態にして手Hを休めることにより休憩を快適なものにすることもできる。また、休憩中に操舵操作が必要になった場合には運転者は速やかに操舵操作に移行可能となる。よって、本実施形態によれば、操舵装置2のユーザビリティを向上させることが可能となる。
本実施形態においては、グリップ部220の延びる方向と、ステアリングホイール21の延びる方向とは少なくとも部分的に平行とする(グリップ部220は、ステアリングホイール21の環状の外形に少なくとも部分的に沿っている。)。これにより、例えば、休憩中に操舵操作が必要になった場合には、運転者は速やかに操舵操作に移行可能となる。
ハンドレスト22の引出し状態において、グリップ部220は、グリップ部220上の手Hがステアリングホイール21に容易に接触可能となるように、ステアリングホイール21に近接しているとよい。例えば、引出し状態のハンドレスト22のグリップ部220と、ステアリングホイール21とは、10[cm]以下の距離で、好適には5[cm]以下の距離で、より好適には3[cm]以下の距離で、離間しているとよい。これにより、例えば、休憩中に操舵操作が必要になった場合には運転者は速やかに操舵操作に移行可能となる。
尚、グリップ部220は、運転者が把持し易い形状に(例えば凹凸状に)成形されていてもよいし、棒状に設けられていてもよい。また、グリップ部220の延設方向は、一直線であってもよいし、湾曲していてもよい。
このような操舵装置2は、車両1が自動運転機能を備えており且つ該車両1が自動運転モードとなる場合に好適に利用可能である。即ち、自動運転が実行される場合、運転者は、ハンドレスト22を引き出すことにより適切に手Hを休めることが可能となる。尚、運転者は、自動運転モードにおいては運転操作を行わない場合があるため、運転候補者等と表現されてもよいし或いは単に乗員と表現されてもよい。
また、パッド部200Pには、スライド式ドア等のドア機構が設けられるとよい。これにより、ハンドレスト22の収納状態においては該ハンドレスト22を封止可能となり、車内空間の意匠性を向上させることが可能となる。このドア機構の開閉は、コントローラ3により駆動制御されればよい。
また、例えば、ハンドレスト22が引き出された状態で(ハンドレスト22の収納を忘れたまま)運転者が車両1を停止し、ドアを開けて車外に出ることも考えられる。このような場合には、コントローラ3は、例えば車内の様子を検出するセンサ(車載カメラ等)の検出結果に基づいて、該ハンドレスト22を収納してもよい。これにより、不使用状態のハンドレスト22が引出し状態のまま放置されることも実質的にない。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る操舵装置2についての側面図(ハンドレスト22が引き出された状態)を示す。本実施形態においては、ハンドレスト22は、グリップ部220を含む終端側の部分である端部220と、それ以外の部分である基部220とを含む。端部220は基部220に対して相対移動可能に接続されており、それらは、例えばロック機構を伴うリンク機構で構成されうる。
一般に、運転者の体格(腕の長さ等)や休憩態様には個人差があるため、本実施形態によれば、ハンドレスト22を個々の運転者にとって休憩のとりやすい姿勢にすることが可能となる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る操舵装置2についての正面図(ハンドレスト22が引き出された状態)を示す。本実施形態においては、グリップ部220に通知機能が設けられる(区別のため「グリップ部220’」と図示する。)。この通知機能の典型的な例としては振動機能が挙げられ、本実施形態によれば、例えば、休憩中の運転者に対して所定の通知を行うことが可能となる。この通知内容としては、目的地に到着したこと、自動運転モードを解除すること等が挙げられる。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態に係る操舵装置2についての正面図(ハンドレスト22が引き出された状態)を示す。本実施形態においては、操舵装置2はリストレスト203を更に備えており、このリストレスト203は操作入力部201に並ぶように設けられる。そのため、運転者は、リストレスト203に手首を載せながら操作入力部201にアクセス可能となり、即ちパッド部200Pを適切に活用可能となり、操舵装置2のユーザビリティの一層の向上に有利となる。
また、リストレスト203は、図6に示されるように、ホーンスイッチ202の左右にも並ぶように一対設けられるとよい。これにより、運転者は、その利き腕に関わらず(右利き/左利きに関わらず)パッド部200Pを活用可能となる。
(第5実施形態)
図7は、第5実施形態に係る操舵装置2についての正面図(ハンドレスト22が引き出された状態)を示す。本実施形態においては、操舵装置2は操作指示部204を更に備えており、この操作指示部204はパッド部200Pに設けられる。運転者は、操作指示部204を用いてハンドレスト22の引出し/収納の操作指示を行うことが可能である。操作指示部204には、押圧式スイッチ、レバー式スイッチ、タッチパネルセンサ等、公知の操作子が用いられればよい。本実施形態によれば、パッド部200Pを適切に活用可能となり、操舵装置2のユーザビリティの一層の向上に有利となる。
以上の説明においては、理解の容易化のため、各要素をその機能面に関連する名称で示したが、各要素は、実施形態で説明された内容を主機能として備えるものに限られるものではなく、それを補助的に備えるものであってもよい。また、本明細書では典型例として車両1を例示したが、実施形態の内容は、車輪を備えないもの(例えば船舶)にも適用可能であり、即ち、エンジン等の動力源を備える多様な移動体に適用可能と云える。
(実施形態のまとめ)
実施形態の特徴は以下のとおり纏められる:
第1の態様は操舵装置(例えば2)に係り、前記操舵装置は、ステアリングホイール(例えば21)と、グリップ部(例えば220)を有するハンドレスト(例えば22)と、を備える車載用操舵装置であって、前記ハンドレストは、引出し可能に収納されると共に、その引出し方向が前記ステアリングホイールの回動によって変わらないように構成され、前記グリップ部は、前記ハンドレストが収納された状態においては前記ステアリングホイールの内側に位置し、前記ハンドレストが引き出された状態においては前記ステアリングホイールと重なり及び/又は少なくとも部分的に前記ステアリングホイールの外側に位置することを特徴とする。このような構成によれば、例えば、操舵操作を行う際にはハンドレストを収納可能となるため該ハンドレストが操舵操作の妨げとなることが実質的にない。また、例えば、乗員(主に運転者)が休憩する際にはハンドレストにより該休憩を快適なものにすることができる。更に、例えば、休憩中に操舵操作が必要になった場合には乗員は速やかに操舵操作に移行可能となる。よって、第1の態様によれば、操舵装置のユーザビリティの向上に有利と云える。
第2の態様では、前記ハンドレストを支持するための柱状の支持体(例えば20)と、前記ステアリングホイールの回動をステアリングシャフト(例えば21S)に伝達するためのホイールステー(例えば211)と、を更に備え、前記ホイールステーは、前記支持体の周囲において、前記ステアリングホイールの回動に伴い前記支持体に対して回動可能に設けられていることを特徴とする。これにより、ハンドレストを、その引出し方向がステアリングホイールの回動によって変わらないように構成可能となる。
第3の態様では、前記支持体に対して固定され且つ前記ハンドレストを引出し可能とするための引出し機構(例えば221)を更に備える
ことを特徴とする。これにより、ハンドレストの引出し/収納を自在に行うことが可能となる。
第4の態様では、前記支持体に対して固定され且つ前記引出し機構の可動範囲を規制するための規制部(例えば222U、222D)を更に備える
ことを特徴とする。これにより、ハンドレストの引出し/収納を適切に行うことが可能となり、また、運転者がハンドレストを把持した際に該ハンドレストに加わる荷重を、引出し機構および規制部を介して支持体により適切に支持可能となる。
第5の態様では、前記支持体に対して固定され且つ前記ハンドレストを引出し状態から収納状態へ戻すための収納機構と、前記ハンドレストの引出し状態において、該ハンドレストを収納する操作が行われるまでの間、該ハンドレストを引出し状態に保持するための保持機構と、を更に備える
ことを特徴とする。これにより、運転者がハンドレストから手を放しても該ハンドレストは引出し状態に維持され、また、比較的簡単な操作で該ハンドレストを収納状態に戻すことも可能となる。
第6の態様では、前記ステアリングホイールの内側に設けられたパッド部(例えば200P)と、前記支持体から少なくとも部分的に前記ホイールステーに沿って延設されて前記支持体と前記パッド部とを連結する連結部(例えば200)と、を更に備える
ことを特徴とする。これにより、ステアリングホイール内側に、パッド部を、その向きがステアリングホイールの回動によって変わらないように、設けることが可能となる。
第7の態様では、乗員による操作入力を受け付ける操作入力部(例えば201)と、乗員に対して所定情報を表示する表示部(例えば201b)とを更に備え、前記操作入力部および前記表示部は前記パッド部に設けられている
ことを特徴とする。これにより、上記パッド部を適切に活用可能となる。
第8の態様では、前記操作入力部に並んで設けられたリストレスト(例えば203)を更に備える
ことを特徴とする。これにより、上記パッド部を適切に活用可能となる。
第9の態様では、所定の端末を保持するための端末保持部(例えばホルダ)を更に備え、前記端末保持部は前記パッド部に固定されている
ことを特徴とする。これにより、上記パッド部を適切に活用可能となる。
第10の態様では、前記ハンドレストが引き出された状態において、前記グリップ部は、該グリップ部に乗員が載せた手が前記ステアリングホイールに接触可能となるように前記ステアリングホイールに近接している
ことを特徴とする。これにより、例えば、休憩中に操舵操作が必要になった場合には乗員は速やかに操舵操作に移行可能となる。
第11の態様では、前記ハンドレストのうち、前記グリップ部を含む終端側の一部を第1部分(例えば220)とし、該第1部分以外の部分を第2部分(例えば220)としたとき、前記第1部分は前記第2部分に対して相対移動可能に接続されている
ことを特徴とする。一般に、乗員の体格(腕の長さ等)には個人差があるため、本態様によれば、ハンドレストを個々の乗員にとって休憩のとりやすい姿勢にすることが可能となる。
第12の態様では、前記ハンドレストは、前記グリップ部が通知機能を有するように構成されている
ことを特徴とする。これにより、休憩中の乗員に所定の通知を行うことが可能となる。
第13の態様では、前記ハンドレストの前記引出し方向は車両後方向及び/又は車両下方向の成分を含む
ことを特徴とする。これにより、乗員は休憩の際には比較的簡便にハンドレストを引き出すことが可能となる。また、運転者がハンドレストを把持した際に該ハンドレストに加わる荷重は、引出し機構および規制部を介して支持体により適切に支持される。
第14の態様では、前記ハンドレストの収納および引出しの操作指示を行うための操作指示部(例えば204)を更に備え、前記操作指示部は前記パッド部に設けられている
ことを特徴とする。これにより、上記パッド部を適切に活用可能となる。
第15の態様では、前記ハンドレストが引き出された状態で車両(例えば1)が停止され且つドアが開けられた場合に該ハンドレストを収納させるためのコントローラ(例えば3)を更に備える
ことを特徴とする。これにより、不使用状態のハンドレスト22が引出し状態のまま放置されることを実質的になくすことができる。
第16の態様では、前記ステアリングホイールの内側に設けられたドア機構(例えばスライド式ドア)を更に備え、前記ドア機構は、前記ハンドレストが収納された状態においては該ハンドレストを封止可能に構成されている
ことを特徴とする。これにより、ハンドレストを収納している状態における操舵装置の意匠性を向上可能となる。
第17の態様は移動体(例えば1)に係り、前記移動体は、上述の操舵装置と、動力源と、を備える
ことを特徴とする。即ち、上述の操舵装置は、四輪車等の車両を含む多様な移動体に適用可能である。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
2:車載用操舵装置、21:ステアリングホイール、22:ハンドレスト、220:グリップ部。

Claims (17)

  1. ステアリングホイールと、グリップ部を有するハンドレストと、を備える車載用操舵装置であって、
    前記ハンドレストは、引出し可能に収納されると共に、その引出し方向が前記ステアリングホイールの回動によって変わらないように構成され、
    前記グリップ部は、前記ハンドレストが収納された状態においては前記ステアリングホイールの内側に位置し、前記ハンドレストが引き出された状態においては前記ステアリングホイールと重なり及び/又は少なくとも部分的に前記ステアリングホイールの外側に位置する
    ことを特徴とする操舵装置。
  2. 前記ハンドレストを支持するための柱状の支持体と、
    前記ステアリングホイールの回動をステアリングシャフトに伝達するためのホイールステーと、を更に備え、
    前記ホイールステーは、前記支持体の周囲において、前記ステアリングホイールの回動に伴い前記支持体に対して回動可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の操舵装置。
  3. 前記支持体に対して固定され且つ前記ハンドレストを引出し可能とするための引出し機構を更に備える
    ことを特徴とする請求項2記載の操舵装置。
  4. 前記支持体に対して固定され且つ前記引出し機構の可動範囲を規制するための規制部を更に備える
    ことを特徴とする請求項3記載の操舵装置。
  5. 前記支持体に対して固定され且つ前記ハンドレストを引出し状態から収納状態へ戻すための収納機構と、
    前記ハンドレストの引出し状態において、該ハンドレストを収納する操作が行われるまでの間、該ハンドレストを引出し状態に保持するための保持機構と、
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項4記載の操舵装置。
  6. 前記ステアリングホイールの内側に設けられたパッド部と、
    前記支持体から少なくとも部分的に前記ホイールステーに沿って延設されて前記支持体と前記パッド部とを連結する連結部と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項2から請求項5の何れか1項記載の操舵装置。
  7. 乗員による操作入力を受け付ける操作入力部と、乗員に対して所定情報を表示する表示部とを更に備え、
    前記操作入力部および前記表示部は前記パッド部に設けられている
    ことを特徴とする請求項6記載の操舵装置。
  8. 前記操作入力部に並んで設けられたリストレストを更に備える
    ことを特徴とする請求項7記載の操舵装置。
  9. 所定の端末を保持するための端末保持部を更に備え、
    前記端末保持部は前記パッド部に固定されている
    ことを特徴とする請求項6から請求項8の何れか1項記載の操舵装置。
  10. 前記ハンドレストが引き出された状態において、前記グリップ部は、該グリップ部に乗員が載せた手が前記ステアリングホイールに接触可能となるように前記ステアリングホイールに近接している
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項記載の操舵装置。
  11. 前記ハンドレストのうち、前記グリップ部を含む終端側の一部を第1部分とし、該第1部分以外の部分を第2部分としたとき、
    前記第1部分は前記第2部分に対して相対移動可能に接続されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項記載の操舵装置。
  12. 前記ハンドレストは、前記グリップ部が通知機能を有するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項記載の操舵装置。
  13. 前記ハンドレストの前記引出し方向は車両後方向及び/又は車両下方向の成分を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項記載の操舵装置。
  14. 前記ステアリングホイールの内側に設けられたパッド部と、
    前記パッド部に設けられ、前記ハンドレストの収納および引出しの操作指示を行うための操作指示部と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項13の何れか1項記載の操舵装置。
  15. 前記ハンドレストが引き出された状態において前記ハンドレストが引き出された状態で車両が停止され且つドアが開けられた場合に該ハンドレストを収納させるためのコントローラを更に備える
    ことを特徴とする請求項14記載の操舵装置。
  16. 前記ステアリングホイールの内側に設けられたドア機構を更に備え、
    前記ドア機構は、前記ハンドレストが収納された状態においては該ハンドレストを封止可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項14または請求項15記載の操舵装置。
  17. 請求項1から請求項16の何れか1項記載の操舵装置と、
    動力源と、を備える
    ことを特徴とする移動体。
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