JP7045342B2 - 画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置 - Google Patents

画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7045342B2
JP7045342B2 JP2019026698A JP2019026698A JP7045342B2 JP 7045342 B2 JP7045342 B2 JP 7045342B2 JP 2019026698 A JP2019026698 A JP 2019026698A JP 2019026698 A JP2019026698 A JP 2019026698A JP 7045342 B2 JP7045342 B2 JP 7045342B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image processing
unit
edited
moving object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019026698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020136861A5 (ja
JP2020136861A (ja
Inventor
智大 島田
雄大 阿部
修也 楠本
優馬 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2019026698A priority Critical patent/JP7045342B2/ja
Publication of JP2020136861A publication Critical patent/JP2020136861A/ja
Publication of JP2020136861A5 publication Critical patent/JP2020136861A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7045342B2 publication Critical patent/JP7045342B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置、方法及びプログラムに係り、特にユーザからの操作入力に基づいて画像を加工編集する画像処理装置、方法及びプログラムに関する。
画面内に動く被写体(動体)が存在している場合のように、動きのあるシーンをユーザ(撮影者)の意図した通りに撮像することは難しい。
特許文献1-3には、動きのあるシーンを撮像する場合において、被写体を連続して撮像し、得られた画像群を事後的に加工編集することで、意図した画像に近い画像を得る方法が提案されている。
たとえば、特許文献1では、被写体を連続して撮像し、得られた画像群の中の一つをタッチパネルに表示し、そのタッチパネルの画面上で選択された領域の画像を他のフレームの画像に置き換えることで、ユーザの意図した画像に近い画像を得ている。
同様に、特許文献2では、被写体を連続して撮像し、得られた画像群の中の一つをタッチパネルに表示し、そのタッチパネルの画面上で擦られた領域の画像を他のフレームの画像に置き換えることで、ユーザの意図した画像に近い画像を得ている。
また、特許文献3では、移動する被写体を連続して撮像し、得られた画像群の中から一つをベース画像として選択してタッチパネルに表示し、ドラッグ操作で被写体を動かすことにより、ベース画像上で被写体を所望の位置に再配置して、ユーザの意図した画像に近い画像を得ている。
特開2001-45355号公報 特開2010-10883号公報 特開2017-515345号公報
しかしながら、特許文献1、2は、単に選択された領域の画像を他のフレームの画像に置き換えるものであるため、レイアウトの調整等ができず、ユーザが満足できる画像が得難いという欠点がある。
一方、特許文献3は、被写体のレイアウトを調整できるが、調整できる範囲が被写体の移動軌跡に沿った範囲に限定されるため、利用できるシーンが限定されるという欠点がある。また、特許文献3は、単に被写体の位置を変えるだけであるため、被写体がポーズを変えながら移動しているような場合に、希望するポーズの画像を希望する位置に配置できないという欠点もある(特許文献3は、再配置先として選択された位置に被写体が写っている画像を抽出し、当該画像をベース画像に合成しているため、ポーズの選択はできない。)。
画像編集用のソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータを用いることで、所望の画像に加工編集することもできるが、その場合、システムが大掛かりになるという欠点がある。また、この種のソフトウェアは、操作に習熟を要するという欠点もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単な操作で意図した画像が得られる画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)連続して撮像された画像群を取得する画像取得部と、画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示する表示部と、表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択する編集対象選択部と、少なくとも第1操作及び第2操作が可能な操作部と、操作部の操作に基づいて、基準画像に画像処理を行う画像処理部であって、第1操作に応じて、編集対象とされた動体の画像を順番に他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2操作に応じて、編集対象とされた動体の画像を移動させる画像処理を行う画像処理部と、を備えた画像処理装置。
(2)操作部が、タッチパッドで構成され、第1操作が第1方向へのスワイプ操作、第2操作が第2方向へのスワイプ操作である、上記(1)の画像処理装置。
(3)タッチパッドが、表示部に備えられる、上記(2)の画像処理装置。
(4)操作部が、十字ボタン又はジョイスティックで構成され、第1操作が第1方向への操作、第2操作が第2方向への操作である、上記(1)の画像処理装置。
(5)第1方向及び第2方向の両方の成分を含む方向に操作部が操作された場合、画像処理部は、第1操作に応じた画像処理及び第2操作に応じた画像処理を同時に行う、上記(2)から(4)のいずれか一の画像処理装置。
(6)画像群を構成する各画像から動体を抽出する動体抽出部と、第2方向に動体の画像の位置を揃えた画像を生成する画像生成部と、を更に備え、表示部は、画像生成部で生成した画像を基準画像として表示する、上記(2)から(5)のいずれか一の画像処理装置。
(7)編集対象とされた動体の画像が移動できる範囲を制限する移動範囲制限部を更に備える、上記(1)から(6)のいずれか一の画像処理装置。
(8)移動範囲制限部は、画像群を構成する画像で背景の画像を補完可能な範囲で、編集対象とされた動体の画像の移動範囲を制限する、上記(7)の画像処理装置。
(9)画像処理部は、背景の画像が不足する場合に、画像群を構成する画像で不足部分を補完する画像処理を行う、上記(1)から(8)のいずれか一の画像処理装置。
(10)画像処理部は、背景の画像が不足する場合に、基準画像の背景の画像を他のフレームの背景の画像に置き換える画像処理を行う、上記(1)から(8)のいずれか一の画像処理装置。
(11)撮像部と、上記(1)から(10)のいずれか一の画像処理装置と、備え、画像取得部は、撮像部で連続して撮像された画像群を取得する、撮像装置。
(12)連続して撮像された画像群を取得するステップと、画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示部に表示するステップと、表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択するステップと、少なくとも第1操作及び第2操作が可能な操作部の操作に基づいて、基準画像に画像処理を行うステップであって、第1操作に応じて、編集対象とされた動体の画像を順番に他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2操作に応じて、編集対象とされた動体の画像を移動させる画像処理を行うステップと、を含む画像処理方法。
(13)連続して撮像された画像群を取得する機能と、画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示部に表示する機能と、表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択する機能と、少なくとも第1操作及び第2操作が可能な操作部の操作に基づいて、基準画像に画像処理を行う機能であって、第1操作に応じて、編集対象とされた動体の画像を順番に他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2操作に応じて、編集対象とされた動体の画像を移動させる画像処理を行う機能と、をコンピュータに実現させる画像処理プログラム。
本発明によれば、簡単な操作で意図した画像が得られる。
デジタルカメラの外観構成の一例を示す正面斜視図 図1に示すデジタルカメラの背面斜視図 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 画像処理装置として機能する場合のデジタルカメラの機能ブロック図 撮像編集モードでの処理の手順を示すフローチャート 連写により得られた画像群の一例を示す図 基準画像の表示の一例を示す図 編集対象の画像を他のフレームの画像に変更する場合の操作及び処理の概念図 横方向のスワイプ操作による基準画像の変化を示す図 編集対象の画像の位置を調整する場合の操作及び処理の概念図 画像編集の処理の手順を示すフローチャート 画像編集後の背面モニタの表示の一例を示す図 再生編集モードでの処理の手順を示すフローチャート 十字ボタンを用いた編集対象の選択の一例を示す図 斜め方向にスワイプ操作された場合の処理の概念図 図15に示す画像の画像処理の結果を示す図 移動範囲を制限する機能を備えた画像処理装置の一例を示す機能ブロック図 編集の初期状態の基準画像を自動生成する機能を備えた画像処理装置の一例を示す機能ブロック図
以下、添付図面に従って本発明を実施するための好ましい形態について詳説する。
ここでは、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明する。デジタルカメラは、撮像装置の一例である。また、デジタルカメラは、画像処理機能を有し、単体で画像処理装置として機能する。
[デジタルカメラの外観構成]
図1は、デジタルカメラの外観構成の一例を示す正面斜視図である。また、図2は、図1に示すデジタルカメラの背面斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ1は、いわゆるレンズ交換式のデジタルカメラである。デジタルカメラ1は、カメラボディ(装置本体)100及び交換レンズ10を有する。なお、図1では、交換レンズ10として、単焦点レンズを装着した場合の例を示している。
カメラボディ100は、正面部にレンズマウント101を有する。交換レンズ10は、レンズマウント101を介して、カメラボディ100に着脱自在に装着される。レンズマウント101には、接点(不図示)が備えられる。カメラボディ100に装着された交換レンズ10は、接点を介して、カメラボディ100と電気的に接続される。
カメラボディ100は、操作部材として、その正面部にフォーカスモード切換レバー102、フロントコマンドダイヤル103等を有する。また、カメラボディ100は、操作部材として、その上面部に電源レバー104、シャッターボタン105、露出補正ダイヤル106、シャッタースピードダイヤル107、感度ダイヤル108等を有する。更に、カメラボディ100は、操作部材として、その背面部にリアコマンドダイヤル109、消去ボタン110、再生ボタン111、AE(auto exposure)ロックボタン112、AF(auto focus)ロックボタン113、メニューボタン114、ジョイスティック115、十字ボタン116、決定ボタン117、キャンセルボタン118等を有する。
フロントコマンドダイヤル103及びリアコマンドダイヤル109は、クリックストップ機構を備えた回転式の操作部材である。ジョイスティック115は、レバー操作によって方向入力を行う操作部材である。本実施の形態では、ジョイスティック115によって、上方向、下方向、左方向、右方向、右斜め上方向、左斜め上方向、右斜め下方向及び左斜め下方向の操作入力が行われる。十字ボタン116(十字キーともいう)は、ボタン操作によって方向入力を行う操作部材である。本実施の形態では、十字ボタン116が、上方向の操作入力を行う上ボタン、下方向の操作入力を行う下ボタン、左方向の操作入力を行う左ボタン及び右方向の操作入力を行う右ボタンの4つのボタンで構成される。フロントコマンドダイヤル103、リアコマンドダイヤル109、ジョイスティック115及び十字ボタン116は、カメラボディ100を把持する手で操作可能な位置に配置される。具体的には、フロントコマンドダイヤル103は、カメラボディ100を把持する手の人指し指で操作可能な位置に配置され、リアコマンドダイヤル109は、カメラボディ100を把持する手の親指で操作可能な位置に配置される。また、ジョイスティック115及び十字ボタン116は、カメラボディ100を把持する手の親指で操作可能な位置に配置される。
フロントコマンドダイヤル103、リアコマンドダイヤル109、ジョイスティック115及び十字ボタン116には、デジタルカメラ1のモードに応じた機能が割り当てられる。
カメラボディ100は、背面部にファインダの接眼部119Aを有する。ファインダは、電子ビューファインダー(electric viewfinder ,EVF)で構成される。
また、カメラボディ100は、背面部に背面モニタ120を有する。背面モニタ120は、いわゆるタッチパネル(タッチスクリーンともいう)で構成される。したがって、背面モニタ120は、操作部材としても機能する。背面モニタ120は、たとえば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display ,LCD)、有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display)等のパネルディスプレイと、タッチパッドとを組み合わせて構成される。
交換レンズ10は、操作部材として、その外周部にフォーカスリング11及び絞りリング12等を有する。なお、交換レンズ10が、ズームレンズの場合には、操作部材として、更にズームリングが備えられる。
[デジタルカメラの電気的構成]
図3は、デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
[交換レンズ]
交換レンズ10は、複数枚のレンズを組み合わせて構成され、そのレンズの一部又は全体を光軸に沿って前後移動させることにより、焦点調節される。焦点調節用のレンズ(フォーカスレンズ)は、レンズ駆動部20に駆動されて、移動する。
交換レンズ10は、絞り13を有する。絞り13は、たとえば虹彩絞りで構成される。絞り13は、絞り駆動部21に駆動されて、開口径が変化する。
交換レンズ10は、レンズマイコン22を有する。レンズマイコン22は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えたマイクロコンピュータで構成され、所定のプログラムを実行することにより、交換レンズ10の制御部として機能する。レンズマイコン22は、カメラボディ100からの指令及びレンズ操作部23の操作に基づいて、レンズ駆動部20及び絞り駆動部21を制御する。また、レンズマイコン22は、カメラボディ100に備えられたカメラマイコン150との間でデータを送受信する。
レンズ操作部23は、フォーカスリング11及び絞りリング12等の操作部材及びその信号処理回路を含み、各操作部材の操作に基づく信号をレンズマイコン22に出力する。
[カメラボディ]
カメラボディ100は、イメージセンサ130、シャッタ132、アナログ信号処理部134、デジタル信号処理部136、AF(auto focus)処理部138、AE(auto exposure)処理部140、メモリカードインタフェース142、メモリカード144、電子ビューファインダー(EVF)119、背面モニタ120、カメラ操作部148及びカメラマイコン150等を備える。
イメージセンサ130は、交換レンズ10を通る光を受光して、画像を撮像する。イメージセンサ130は、撮像部の一例である。イメージセンサ130は、たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charged Coupled Device)等の固体撮像素子で構成される。
イメージセンサ130は、位相差の検出機能を有し、複数のフォーカスエリアで位相差の検出が可能な構成を有する。たとえば、フォーカスエリアとして設定されたエリアに複数の位相差検出用の画素を有し、その位相差検出用の画素の出力に基づいて、各フォーカスエリアの位相差を検出できる構成を有する。フォーカスエリアは、たとえば、画角内をグリッド状に分割して設定される。イメージセンサ130は、イメージセンサ駆動部130Aに駆動されて動作する。
シャッタ132は、フォーカルプレーンシャッタで構成される。シャッタ132は、シャッタ駆動部132Aに駆動されて、そのシャッタ幕が開閉される。
アナログ信号処理部134は、イメージセンサ130から出力される画素ごとの画像信号に所定の信号処理(たとえば、相関二重サンプリング処理、増幅処理等)を施し、デジタル信号に変換して出力する。
デジタル信号処理部136は、デジタル化された画像信号を取り込み、所定の信号処理(たとえば、階調変換処理、ホワイトバランス補正処理、ガンマ補正処理、同時化処理、YC変換処理等)を施して、画像データを生成する。
AF処理部138は、イメージセンサ130の出力に基づいて、AF(auto focus)制御に必要な制御量を算出する。具体的には、各フォーカスエリアに備えられた位相差検出用の画素の出力に基づいて、各フォーカスエリアの位相差量を算出し、算出した位相差量に基づいて、各フォーカスエリアのデフォーカス量を算出する。カメラマイコン150は、このAF処理部138の算出結果に基づいて、AF制御を実施する。具体的には、AF(auto focus)の対象とされたフォーカスエリアのデフォーカス量に基づいて、フォーカスエリアの移動目標位置を決定し、レンズマイコン22に駆動指令を出力する。
AE処理部140は、イメージセンサ130の出力に基づいて、AE(auto exposure)制御に必要な制御量を算出する。具体的には、所定の測光パターンに従って、被写体の明るさを測定する。カメラマイコン150は、このAE処理部140で測定された被写体の明るさ(測光値)に基づいて、撮像の際の露出を決定する。すなわち、適正露出で撮像するための感度、シャッタースピード及び絞り値を決定する。
メモリカードインタフェース142は、カードスロットに装着されたメモリカード144に対して、データの読み書きを行う。
電子ビューファインダー(EVF)119は、表示デバイスを有し、その表示デバイスの表示を接眼部119A(図2参照)から観察する。表示デバイスは、たとえば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ(EL:ElectroLuminescent)等で構成される。
背面モニタ120は、上記のように、タッチパネルで構成され、ディスプレイ120Aとタッチパッド120Bとを組み合わせて構成される。ディスプレイ120Aは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等で構成される。
カメラ操作部148は、カメラボディ100に備えられた各操作部材(タッチパネルとしての背面モニタ120を含む)及びその信号処理回路を含み、各操作部材の操作に基づく信号をカメラマイコン150に出力する。
カメラマイコン150は、CPU、ROM及びRAMを備えたマイクロコンピュータで構成され、所定のプログラムを実行することにより、デジタルカメラ1の制御部として機能する。たとえば、ライブビューの表示制御、AE(auto exposure)制御、AF(auto focus)制御、記録用の撮像制御、記録制御、再生制御、各種設定処理等を実施する。これらの機能は、一般的なデジタルカメラの機能であるので、その詳細についての説明は省略する。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ1は、連写機能を有する。連写機能は、デジタルカメラ1のモードを連写モードに設定することで有効化される。連写モードに設定されると、記録用の撮像制御として、画像を連続的に撮像する処理が行われる。また、記録制御として、連写により得られた一連の画像群を関連付けて記録する処理が行われる。撮像は、シャッターボタン105を全押ししている間、継続して実施される。
[画像処理装置としての機能]
上記のように、本実施の形態のデジタルカメラ1は、撮像された画像を加工編集する機能(画像処理機能)を有し、単体で画像処理装置として機能する。特に、本実施の形態のデジタルカメラ1は、連続して撮像された画像群を用いて、所定の合成画像を生成する機能を有する。カメラマイコン150は、所定のプログラム(画像処理プログラム)を実行することにより、画像処理装置としての機能を実現する。
図4は、画像処理装置として機能する場合のデジタルカメラの機能ブロック図である。
画像処理装置として機能するデジタルカメラ1は、処理対象の画像を取得する画像取得部210、処理対象の画像を表示する表示部212、表示部212の表示を制御する表示制御部214、表示部212に表示中の画像から編集対象を選択する編集対象選択部216、画像の編集操作を行う操作部218、処理対象の画像から動体を抽出する動体抽出部220、操作部218の操作に基づいて画像処理を行う画像処理部222、及び、生成された合成画像の記録処理を行う記録処理部224を備える。
画像取得部210は、処理対象の画像として、連続して撮像された一連の画像(画像群)を取得する。画像取得部210は、メモリカード144から処理対象の画像群を読み出して取得する。あるいは、連写モードで画像を撮像し、得られた一連の画像を処理対象の画像群として取得する。画像取得部210の機能は、カメラマイコン150によって実現される。
表示部212は、背面モニタ120で構成される。より具体的には、タッチパネルである背面モニタ120のディスプレイ120Aの部分で構成される。
表示制御部214は、画像取得部210で取得した画像群の中の一つを基準画像として表示部212に表示させる。また、その基準画像に対して画像処理が行われた場合は、処理後の画像を表示部212に表示させる。基準画像の初期設定は、たとえば、先頭フレームの画像である。その後、ユーザのコマ送り操作によって、基準画像とする画像が選択される。表示制御部214の機能は、カメラマイコン150によって実現される。
編集対象選択部216は、タッチパネルである背面モニタ120で構成される。より具体的には、タッチパネルである背面モニタ120のタッチパッド120Bの部分で構成される。背面モニタ120は、画面上に基準画像が表示された状態でタッチ操作に入力を受け付けて、編集対象の選択を受け付ける。ユーザは、基準画像が表示された背面モニタ120の画面上で編集対象とする被写体をタッチして、編集対象を選択する。なお、編集対象として選択可能な被写体は動体である。すなわち、連続して撮像された画像群の中で動きのある被写体である。
操作部218は、タッチパネルである背面モニタ120で構成される。より具体的には、タッチパネルである背面モニタ120のタッチパッド120Bの部分で構成される。背面モニタ120は、画面上に基準画像が表示された状態で、画面へのスワイプ操作を受け付けて、第1操作及び第2操作を受け付ける。第1操作は、第1方向へのスワイプ操作である。第2操作は、第2方向へのスワイプ操作である。第1方向及び第2方向は、互いに直交する方向である。スワイプ操作とは、画面上で指をスライドさせる操作である。本実施の形態では、第1方向が、画面の横方向(図2のx方向)であり、第2方向が、画面の上下方向(図2のy方向)である。なお、画面の横方向は、デジタルカメラ1を水平に構えた場合(いわゆる通常の保持姿勢)の水平方向であり、画面の上下方向は、デジタルカメラ1を水平に構えた場合の鉛直方向である。したがって、画面上で指を上下方向にスライドさせた場合は第1操作、横方向にスライドさせた場合は第2操作となる。
動体抽出部220は、画像取得部210で取得した画像群を解析し、各フレームの画像から動体を抽出する。より具体的には、各フレームにおいて動体を特定し、特定した動体を背景から分離して、動体を抽出する(動体である被写体の輪郭を抽出し、背景と分離して、動体を抽出する。)。連続撮像された画像から動体を抽出する技術自体は公知であるので、その詳細についての説明は省略する。動体抽出部220の機能は、カメラマイコン150によって実現される。
画像処理部222は、操作部218である背面モニタ120へのタッチ操作に基づいて、基準画像に対して画像処理を実施し、所定の合成画像を生成する。具体的には、第1操作(横方向へのスワイプ操作)に応じて、編集対象とされた動体の画像を順番に他のフレームの画像に置き換える画像処理を行う。また、第2操作(上下方向へのスワイプ操作)に応じて、編集対象とされた動体の画像を移動させる画像処理を行う。画像処理部222の機能は、カメラマイコン150によって実現される。
なお、他のフレームの画像に置き換える画像処理では、画像処理部222は、第1操作の操作量に応じて、置き換える画像を切り換える。すなわち、指が一定量スライドするたびに、置き換える画像を順番に切り換える。また、操作方向に応じて、置き換える画像を切り換える。本実施の形態では、右方向(横方向の一方)にスワイプ操作された場合は、時系列の進む方向に画像を切り換え、左方向(横方向の他方)にスワイプ操作された場合は、時系列の戻る方向に画像を切り換える。
また、画像を移動させる画像処理では、画像処理部222は、操作した方向に操作した分だけ画像を移動させる。すなわち、指をスライドさせた方向にスライドさせた分だけ画像を移動させる。したがって、ユーザが、上方向にスワイプ操作した場合は、操作した分だけ上方向に移動させる。また、ユーザが下方向にスワイプ操作した場合は、操作した分だけ下方向に移動させる。
記録処理部224は、画像処理部222による画像処理後、ユーザからの記録指示に応じて、生成された合成画像をメモリカード144に記録する処理を行う。記録処理部224の機能は、カメラマイコン150によって実現される。
[画像処理装置としての動作]
画像処理装置として機能するデジタルカメラ1は、画像処理のモードとして、撮像と組み合わせて画像処理するモードと、撮像済みの画像(メモリカード144に記録されている画像)を画像処理するモードと、を有する。
(1)撮像と組み合わせて画像処理するモード
撮像と組み合わせて画像処理するモードでは、処理対象の画像群を、その場で撮像して取得する。すなわち、連写モードで画像を撮像し、得られた画像群を画像処理して、合成画像を生成する。本モードは、デジタルカメラ1のモードを「撮像編集モード」に設定して実施される。モードの設定は、メニュー画面で行われる。
ここでは、複数の人物が横一列に並んで一斉にジャンプしている画像を生成する場合(図12参照)を例に説明する。この種の画像を撮像により取得するのは難しい。すなわち、各人のポーズが揃わなかったり、高さが揃わなかったりするので、連写した場合であっても、意図した通りの画像を得るのは難しい。本実施の形態のデジタルカメラ1では、同じポーズで一斉にジャンプした画像を連写し、得られた画像群を画像処理して、意図した画像を取得する。
図5は、撮像編集モードでの処理の手順(画像処理方法)を示すフローチャートである。
まず、被写体を連続撮像し、処理対象の画像群を取得する(ステップS11)。ここでは、複数の人物が横一列に並んで一斉にジャンプした画像を連写し、処理対象の画像群を取得する。撮像自体は、通常の連写モードでの撮像と同じである。すなわち、シャッターボタン105を押している間、連続的に画像を撮像する。得られた画像は、カメラマイコン150のRAMに格納される。
図6は、連写により得られた画像群の一例を示す図である。
図6は、連写により9枚の画像Im1~Im9を撮像した場合の例を示している。9枚の画像Im1~Im9は、第1画像Im1、第2画像Im2、第3画像Im3、第4画像Im4、第5画像Im5、第6画像Im6、第7画像Im7、第8画像Im8、第9画像Im9の順で撮像されている。
画像が撮像されると、得られた各画像から動体が抽出される(ステップS12)。ここでは、ジャンプしている各人の画像が抽出される。
次に、得られた画像群の中から一つが基準画像として選択され、背面モニタ120に表示される(ステップS13)。デフォルトの基準画像として、先頭フレームの画像(第1画像Im1)が自動的に選択される。先頭フレームの画像の表示後、ユーザによって画像の選択操作が行われた場合は、ユーザによって選択された画像が基準画像とされる。画像の選択操作は、通常の再生モードでのコマ送り及びコマ戻しと同じである。本実施の形態のデジタルカメラ1では、十字ボタン116のボタン操作によって、コマ送り及びコマ戻しが行われ、基準画像とする画像の選択が行われる。また、基準画像とする画像の表示中に決定ボタン117を押すことで、画像の選択が確定する。
図7は、基準画像の表示の一例を示す図である。
図7は、先頭フレームの画像(第1画像Im1)を基準画像Im0として、背面モニタ120に表示した場合を示している。
次に、背面モニタ120へのタッチ操作に基づいて、画像編集が行われる(ステップS14)。画像編集は、他のフレームの画像への変更及び上下への位置調整が行われる。
画像編集は、編集対象を選択して行われる。編集対象として選択可能な被写体は、動きのある被写体(動体)である。ユーザは、基準画像Im0が表示された背面モニタ120の画面上で編集対象とする被写体(動体)をタッチして選択する。図7に示す例では、動きのある被写体(動体)として、3人の人物(第1の人物Ob1、第2の人物Ob2、第3の人物Ob3)が写されている。たとえば、第2の人物Ob2を編集対象とする場合は、背面モニタ120の画面上で第2の人物Ob2をタッチする。これにより、編集対象が選択される。
他のフレームの画像に変更する場合は、横方向(第1方向)にスワイプ操作する。すなわち、画面をタッチした指を横方向(第1方向)にスライドさせる。この場合において、時系列順で次のフレームの画像に変更する場合は、右方向にスライドさせる。一方、時系列順で前のフレームの画像に変更する場合は、左方向にスライドさせる。
画面が右方向にスワイプ操作された場合は、時系列順で次のフレームの画像から編集対象の画像が抽出される。そして、抽出された画像が基準画像に合成されて、基準画像が更新される。すなわち、基準画像において、編集対象の画像が時系列順で次のフレームの画像に置き換えられて、基準画像が更新される。
画面が左方向にスワイプ操作された場合は、時系列順で一つ前のフレームの画像から編集対象の画像が抽出される。そして、抽出された画像が基準画像に合成されて、基準画像が更新される。すなわち、基準画像において、編集対象の画像が時系列順で一つ前のフレームの画像に置き換えられて、基準画像が更新される。
画像は、重心又は中心を一致させて置き換えられる。すなわち、置き換え前の画像の重心又は中心と、置き換え後の画像の重心又は中心を一致させて置き換えられる。また、置き換えによって、背景の画像が不足(欠落)する場合は、他のフレームの画像を利用して、当該不足部分の画像を補完する処理が行われる。この場合において、画像処理部222は、たとえば、他のフレームの画像で不足部分を補完する画像処理を行う。あるいは、背景の画像を他のフレームにおける背景の画像に置き換える画像処理を行って、不足部分を補完する画像処理を行う。
画像処理は、画面が一定量スワイプ操作されるたびに実施される。したがって、横方向にスワイプ操作されている間、編集対象の画像が、順番に置き換えられてゆく。
また、画像処理によって、基準画像が更新された場合は、その更新された画像が背面モニタ120に表示される。したがって、ユーザは、横方向のスワイプ操作によって置き換えられた編集対象の画像を順番に確認できる。ユーザは、置き換えたい画像が表示されたところでスワイプ操作を止めることで、置き換えたい画像を選択できる。
図8は、編集対象の画像を他のフレームの画像に変更する場合の操作及び処理の概念図である。
図8は、第2の人物Ob2を編集対象として選択した場合の例を示している。なお、図8において、符号Ob2-1は、第2の人物Ob2の第1フレームの画像、符号Ob2-2は、第2の人物Ob2の第2フレームの画像、符号Ob2-3は、第2の人物Ob2の第3フレームの画像、符号Ob2-4は、第2の人物Ob2の第4フレームの画像、符号Ob2-5は、第2の人物Ob2の第5フレームの画像、符号Ob2-6は、第2の人物Ob2の第6フレームの画像、符号Ob2-7は、第2の人物Ob2の第7フレームの画像、符号Ob2-8は、第2の人物Ob2の第8フレームの画像及び符号Ob2-9は、第2の人物Ob2の第9フレームの画像を示している。第2の人物Ob2をタッチし、横方向(図8のx方向)にスワイプ操作すると、第2の人物Ob2の画像が、順次、他のフレームの画像に置き換えられる。
図9は、横方向のスワイプ操作による基準画像の変化を示す図である。
図9は、先頭フレームの画像を基準画像とし、第2の人物Ob2を編集対象として選択して、右方向にスワイプ操作した場合の基準画像の変化の様子を示している。図9において、符号Im0-1は、初期状態の基準画像、符号Im0-2は、編集対象の画像を第2フレームの画像に置き換えた画像、符号Im0-3は、編集対象の画像を第3フレームの画像に置き換えた画像、符号Im0-4は、編集対象の画像を第4フレームの画像に置き換えた画像、符号Im0-5は、編集対象の画像を第5フレームの画像に置き換えた画像、符号Im0-6は、編集対象の画像を第6フレームの画像に置き換えた画像、符号Im0-7は、編集対象の画像を第7フレームの画像に置き換えた画像、符号Im0-8は、編集対象の画像を第8フレームの画像に置き換えた画像、符号Im0-9は、編集対象の画像を第9フレームの画像に置き換えた画像である。図9に示すように、選択した編集対象の画像だけが、順番に他のフレームの画像に置き換えられてゆく。
画像の位置を調整する場合は、上下方向(第2方向)にスワイプ操作する。すなわち、画面をタッチした指を上下向(第2方向)にスライドさせる。
画面が上方向にスワイプ操作された場合は、基準画像を画像処理し、編集対象の画像をスワイプの操作量分だけ上方向にスライド移動させた画像を生成する。また、画面が下方向にスワイプ操作された場合は、基準画像を画像処理し、編集対象の画像をスワイプの操作量分だけ下方向にスライド移動させた画像を生成する。上下方向のスワイプ操作によって、基準画像が画像処理されると、処理後の画像が、背面モニタ120に表示される。
なお、画像の移動によって、基準画像の一部に欠落が生じる場合は、他のフレームの画像を利用して、当該欠落部分を補完する処理が行われる。
図10は、編集対象の画像の位置を調整する場合の操作及び処理の概念図である。
図10は、第3の人物Ob3を編集対象として選択した場合の例を示している。処理対象である第3の人物Ob3をタッチし、その指を上方向又は下方向にスライド(スワイプ)させると、スライドさせた分だけ、第3の人物Ob3の画像が、基準画像Im0の画像内で移動する。
図11は、画像編集の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、編集対象の選択操作の有無が判定される(ステップS14A)。上記のように、編集対象の選択は、基準画像が表示された背面モニタ120の画面上で編集謡対象とする被写体(動体)をタッチすることで行われる。したがって、選択操作の有無は、背面モニタ120へのタッチ操作の有無を判定して行われる。なお、上記のように、選択可能な被写体は動体である。したがって、動体以外の被写体にタッチしても、有効な選択とはみなされない。
編集対象への選択操作(タッチ操作)が検出されると、次に、第1操作の有無が判定される(ステップS14B)。すなわち、横方向(第1方向)へのスワイプ操作の有無が判定される。横方向へのスワイプ操作が検出された場合は、その操作に応じて、編集対象の画像の置き換えが行われる(ステップS14C)。すなわち、編集対象の画像が他のフレームの画像に置き換えられる。その後、横方向へのスワイプ操作の終了の有無が判定される(ステップS14D)。操作が終了した場合は、置き換えの画像処理を終了する。
一方、ステップS14Bにおいて、第1操作なしと判定されると、第2操作の有無が判定される(ステップS14E)。すなわち、上下方向(第2方向)へのスワイプ操作の有無が判定される。上下方向へのスワイプ操作が検出された場合は、その操作に応じて、編集対象の画像の移動が行われる(ステップS14F).すなわち、スワイプ操作された方向に操作された分だけ編集対象の画像を移動させられる。その後、上下方向へのスワイプ操作の終了の有無が判定される(ステップS14G)。操作が終了した場合は、移動の処理を終了する。
画面の横方向(第1方向)又は上下方向(第2方向)へのスワイプ操作が終了すると、画像編集の終了の指示の有無が判定される(ステップS14H)。本実施の形態のデジタルカメラ1では、決定ボタン117によって、画像編集の終了が指示される。したがって、決定ボタン117が押下された場合は、画像編集の処理を終了する。画像編集の終了が指示されていない場合は、ステップS14Aに戻り、上記処理を繰り返し実施する。
図12は、画像編集後の背面モニタの表示の一例を示す図である。
画像編集の終了が指示されると、編集処理された画像CI(合成画像)が、背面モニタ120に表示される。なお、図12には、編集後の画像CIとして、各被写体(動体)のポーズ及び高さ(上下方向の位置、特に図12に示す例では各人物の膝の位置)を揃えた画像を示している。この種の画像を撮像により得るのは難しいが、本実施の形態のデジタルカメラ1によれば、簡単な操作で生成できる。
また、画像編集の終了が指示されると、編集処理された画像CIに重ねて、画像の記録の要否を問い合わせるメッセージが表示される。ユーザは、このメッセージに応じて、画像の記録の要否を判断する。そして、画像を記録する場合は、決定ボタン117を押下し、記録しない場合は、キャンセルボタン118を押下する。あるいは、画像CIに重ねて表示された「決定」又は「キャンセル」のボタンをタッチする。
図5のフローに戻り、画像編集が終了すると、ユーザからの操作入力に基づいて、編集後の画像の記録の要否が判定される(ステップS15)。記録が指示された場合は、編集後の画像CIの記録処理が行われる(ステップS16)。すなわち、編集処理された画像CIが、メモリカード144に記録される。
この後、編集用に取得した連写画像の記録の要否が判定される(ステップS17)。ステップS15において、編集後の画像CIの記録がキャンセルされた場合も同様に、連写画像の記録の要否が判定される。なお、編集後の画像の記録又はキャンセルが指示されると、背面モニタ120には、連写画像の記録の要否を問い合わせるメッセージが表示される。ユーザは、画像を記録する場合は、決定ボタン117を押下し、記録しない場合は、キャンセルボタン118を押下する。記録が指示された場合は、画像の記録処理が行われる(ステップS18)。すなわち、編集用に取得した連写画像が、メモリカード144に記録される。一方、キャンセルが指示された場合は、連写画像をメモリカード144に記録せずに、処理を終了する。
(2)撮像済みの画像を画像処理するモード
撮像済みの画像を画像処理するモードでは、メモリカード144に記録されている画像群を読み出して処理する。なお、処理対象の画像群の取得方法が異なるだけで、基本的な処理の流れは、撮像編集モードと同じである。本モードは、デジタルカメラ1のモードを「再生編集モード」に設定して実施される。モードの設定は、メニュー画面で行われる。
図13は、再生編集モードでの処理の手順(画像処理方法)を示すフローチャートである。
まず、処理対象の画像群が取得される(ステップS21)。具体的には、メモリカード144に記録されている画像を読み出して取得する。上記のように、連写画像については、一回の撮像で得られた画像群が、互いに関連付けられて、メモリカード144に記録される。この連写による画像群を読み出して、処理対象の画像を取得する。処理対象の画像群が取得されると、各画像から動体が抽出される(ステップS22)。次に、得られた画像群の中から一つが基準画像として選択され、背面モニタ120に表示される(ステップS23)。なお、デフォルトの基準画像は、先頭フレームの画像であり、必要に応じて、基準画像の変更処理が行われる。次に、背面モニタ120へのタッチ操作に基づいて、画像編集が行われる(ステップS24)。操作方法等は、撮像編集モードの場合と同じである。編集終了後、ユーザからの操作入力に基づいて、編集後の画像の記録の要否が判定される(ステップS25)。記録が指示された場合は、編集後の画像が、メモリカード144に記録される(ステップS26)。記録後、処理を終了する。記録がキャンセルされた場合は、記録せずに処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態のデジタルカメラ1によれば、単体で画像処理機能を有し、連続撮像された画像から簡単な操作でユーザの意図した画像を取得できる。
[変形例]
[連続して撮像された画像群]
上記実施の形態では、連写した画像(静止画)を処理する構成としているが、動画像を処理する構成とすることもできる。動画像においては、各フレームの画像が、連続して撮像された画像群を構成する。
[編集対象選択部の変形例]
上記実施の形態では、編集対象選択部をタッチパネルである背面モニタ120で構成しているが、編集対象選択部の構成は、これに限定されるものではない。たとえば、ジョイスティック115及び十字ボタン116等を編集対象選択部として使用することができる。
図14は、十字ボタンを用いた編集対象の選択の一例を示す図である。
同図に示すように、基準画像Im0が表示された背面モニタ120の画面上に選択枠Fが表示される。選択枠Fは、選択可能な被写体を囲う形で表示される。この選択枠Fを十字ボタン116の左右のボタン操作で動かして、編集対象とする被写体を選択する。選択枠Fは、選択可能な被写体の間で順番に移動する。図14では、第1の人物Ob1が選択された状態が示されている。この場合、第1の人物Ob1を囲うように選択枠Fが表示される。この後、十字ボタン116の右ボタンが操作されると、第2の人物Ob2を囲う位置に選択枠Fが移動する。更に、十字ボタン116の右ボタンが操作されると、第3の人物Ob3を囲う位置に選択枠Fが移動する。また、十字ボタン116の左ボタンが操作されると、第1の人物Ob1を囲う位置に選択枠Fが移動する。このように、十字ボタン116の左右のボタン操作で選択枠Fを移動させて、編集対象を選択する。そして、決定ボタン117の押下で選択を確定する。ジョイスティック115を用いて選択する場合も同様である。
[操作部の変形例]
上記実施の形態では、タッチパネルである背面モニタ120を画像編集の操作部として使用する場合を例に説明したが、画像編集の操作部として使用可能な操作部材は、これに限定されるものではない。少なくとも2つの異なる操作が可能な操作部材であれば、画像編集の操作部として使用可能である。たとえば、ジョイスティック115又は十字ボタン116を画像編集の操作部として使用することができる。
ジョイスティック115を画像編集の操作部として使用する場合は、レバーの左右方向(第1方向)の操作が第1操作を構成、上下方向(第2方向)の操作が第2操作を構成するように設定する。これにより、たとえば、レバーを左右方向に操作すると、編集対象の画像が他のフレームの画像に変更される。また、レバーを上下方向に操作すると、編集対象の画像が上下方向に移動する。
十字ボタン116を画像編集の操作部として使用する場合は、左右のボタン操作が第1操作を構成、上下のボタン操作が第2操作を構成するように設定する。これにより、たとえば、左右のボタンが操作(押下)されると、編集対象の画像が他のフレームの画像に変更される。より具体的には、押下されるたびに、次又は前のフレームの画像に変更される。また、上下のボタンが操作(押下)されると、編集対象の画像が上下方向に移動する。より具体的には、押下されるたびに、押下した方向に一定量ずつ編集対象の画像が移動する。
この他、フロントコマンドダイヤル103及びリアコマンドダイヤル109を画像編集の操作部として使用することもできる。たとえば、フロントコマンドダイヤル103の回転操作が第1操作を構成、リアコマンドダイヤル109の回転操作が第2操作を構成するように設定する。これにより、たとえば、フロントコマンドダイヤル103が回転操作されると、編集対象の画像が他のフレームの画像に変更される。より具体的には、1クリック分回転されるたびに、次又は前のフレームの画像に変更される。また、リアコマンドダイヤル109が回転操作されると、編集対象の画像が上下方向に移動する。より具体的には、1クリック分回転されるたびに、上方向又は下方向に一定量ずつ編集対象の画像が移動する。たとえば、時計回りに回転させた場合は、下方向に移動し、反時計回りに回転させた場合は、上方向に移動する。
更に、フロントコマンドダイヤル103又はリアコマンドダイヤル109が、回転操作に加えて、プッシュ操作(回転軸と直交する方向に押し込む操作)が可能な場合は、フロントコマンドダイヤル103又はリアコマンドダイヤル109を画像編集の操作部として使用することもできる。たとえば、フロントコマンドダイヤル103が、回転操作及びプッシュ操作が可能な場合、プッシュ操作が第1操作を構成、回転操作が第2操作を構成するように設定する。これにより、たとえば、フロントコマンドダイヤル103をプッシュ操作すると、編集対象の画像が他のフレームの画像に変更される。より具体的には、1プッシュされるたびに、次のフレームの画像に変更される(ループして変更する)。また、回転操作すると、編集対象の画像が上下方向に移動する。
なお、操作部については、片手で操作できる操作部材を用いることが好ましい。より好ましくは、一つの指で操作できる操作部材(たとえば、タッチパッド(タッチパネルを含む)、十字ボタン及びジョイスティック等)である。
また、上記実施の形態では、タッチパネルとして、タッチパッドをディスプレイと組み合わせて使用しているが、タッチパッドは単体で使用する構成としてもよい。
[操作入力の変形例]
(1)第1方向及び第2方向の両方の成分を含む方向への操作
上記実施の形態では、横方向(第1方向)へのスワイプ操作(第1操作)及び上下方向(第2方向)へのスワイプ操作(第2操作)を分けて検出し、各々対応する画像処理を独立して実施する構成としている。両方向の成分を含む操作が行われた場合に、両方の画像処理を同時に実施する構成とすることもできる。たとえば、斜め方向へのスワイプ操作が行われた場合に、画像を置き換える処理と移動させる処理を同時に実施する。
なお、ここでの「同時」は、同時に実施されたとみなせる範囲を含む概念である。すなわち、厳密な意味での同時性を要求するものではなく、ほぼ同時に実施されたものを含むものである。したがって、2つの処理が前後して行われた場合であっても、実質的に同時に行われたとみなし得る場合は、同時に実施されたものとして取り扱われる。
図15は、斜め方向にスワイプ操作された場合の処理の概念図である。
図15は、第2の人物Ob2を編集対象として、他のフレームの画像への切り換え及び位置の調整を同時に行う場合を示している。特に、図15は、時系列順で後のフレームに切り換えながら、位置を上方向に移動させる場合を示している。この場合、画面上で第2の人物Ob2をタッチし、タッチした指を右斜め上方向(図中の矢印M方向)にスライドさせる(右斜め上方向へのスワイプ操作)。この操作は、上方向(図中y方向)の操作と、右方向(図中x方向)の操作とに分解され、各方向への操作量に応じた画像処理が実施される。すなわち、上方向の操作に対しては、その操作量(My)に応じて、編集対象の画像を移動させる処理が行われる。また、右方向への操作に対しては、その操作量(Mx)に応じて、編集対象の画像を他のフレームの画像に置き換える処理が行われる。なお、図15において、x方向に沿って一定の間隔Pで表示された線(破線)Lは、横方向にスワイプ操作された場合の画像の切り換えのタイミングを示す線である。すなわち、この線Lの間隔Pが、フレームの選択の閾値となり、線Lを超えるたびに、編集対象の画像が次のフレーム(又は前のフレーム)の画像に切り換えられる。なお、この線Lは、必要に応じて、画面上に表示させてもよい。これにより、画像が切り換わるタイミングを明確にできる。線Lを画面上に表示させる場合は、タッチした位置を基準として、横方向(x方向)に一定の間隔Pで表示させる。
図16は、図15に示す画像の画像処理の結果を示す図である。
図15に示す例では、第2の人物Ob2をタッチし、右斜め上方向(図中の矢印M方向)に指をスライドさせている。上方向への操作量はMyであり、この操作量に応じて、編集対象の画像が上方向に移動される。また、横方向への操作量はMxであり、この操作量に応じて、編集対象の画像が切り換えられる。図15に示す例では、4フレーム分操作されているので、4フレーム分の画像が切り換えられる。したがって、生成される画像は、4フレーム分進んだ画像が、Myだけ情報に移動した画像となる。
なお、本例では、操作部がタッチパネルで構成される場合について説明したが、操作部が十字ボタン及びジョイスティック等で構成される場合についても同様の処理が行われる。
(2)操作の割り当ての変形例
上記実施の形態では、横方向へのスワイプ操作を第1操作とし、上下方向へのスワイプ操作を第2操作としているが、操作の割り当ては、これに限定されるものではない。たとえば、上下方向へのスワイプ操作を第1操作とし、横方向へのスワイプ操作を第2操作としてもよい。この場合、上下方向へのスワイプ操作に応じて、編集対象の画像を順番に他のフレームの画像に置き換える画像処理を行う。また、横方向へのスワイプ操作に応じて、編集対象の画像を操作方向(横方向)に沿って移動させる画像処理を行う。
また、操作の割り当てを切り換えられるようにしてもよい。たとえば、横方向へのスワイプ操作を第1操作、上下方向へのスワイプ操作を第2操作とするモードを第1操作モード、横方向へのスワイプ操作を第1操作、上下方向へのスワイプ操作を第2操作とするモードを第2操作モードとし、ユーザが、任意にモードを切り換えられるように構成する。ユーザは、編集対象に応じて、操作モードを選択する。たとえば、被写体が上下方向に移動する画像を編集する場合は、第1操作モードを選択する。たとえば、上記実施の形態で説明したように、複数の被写体がジャンプしている画像を編集する場合は、第1操作モードを選択する。一方、被写体が横方向に移動する画像を編集する場合は、第2操作モードを選択する。たとえば、ゴール前の競馬の画像を編集する場合、徒競走中の画像を編集する場合等は、第2操作モードを選択する。これにより、操作性をより向上できる。
また、タッチパネルのように、操作部が複数方向に操作可能な場合、ユーザが任意に第1操作の操作方向(第1方向)及び第2操作の操作方向(第2方向)を設定できるようにしてもよい。この場合、たとえば、メニュー画面等で第1操作及び第2操作の操作方向の設定画面を用意し、第1操作の操作方向(第1方向)及び第2操作の操作方向(第2方向)とする方向の入力を受け付けて、操作方向の設定を行うようにしてもよい。これにより、好みの方向(操作しやすい方向等)に操作して、画像の切り換えができ、かつ、好みの方向に画像を移動させることができる。
なお、第1操作の操作方向と第2操作の操作方向とは、必ずしも直交させる必要はない。ただし、直交させることにより、操作の切り分けを明確にできる。
また、上記実施の形態では、編集対象の画像を移動させる場合において、第2操作の操作方向と同じ方向に画像を移動させているが、第2操作の操作方向と異なる方向に画像を移動させてもよい。この場合、第2操作によって画像を移動させる方向をユーザが設定できるようにすることが、より好ましい。なお、第2操作の操作方向と同じ方向に画像を移動させることにより、操作と画像処理との関係を明確にでき、操作性を向上できる。
[移動操作の制限]
上記実施の形態では、第2操作に応じて編集対象の画像を移動させる構成としているが、移動できる範囲を一定の条件下に制限することが好ましい。すなわち、画像を移動させると、背景の画像が欠落する場合が生じるので、背景の画像が欠落しない範囲で画像を移動させることが好ましい。
ここで、背景の画像が欠落しない範囲とは、画像を移動させたことによって生じた画像の不足部分を他のフレームの画像(画像群を構成する画像)で補完可能な範囲である。すなわち、取得した画像群を利用して、補完できる範囲内で画像の移動を許可する。
図17は、移動範囲を制限する機能を備えた画像処理装置の一例を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、移動範囲制限部226が更に備えられる。移動範囲制限部226は、画像処理部222の処理結果に基づいて、操作部218からの第2操作の操作入力を制限する。すなわち、画像処理部222で不足部分を補完できない事態が生じた場合に、以後の同方向への第2操作の操作入力を禁止する。これにより、画像が不足しない範囲でのみ画像の移動が可能になり、画像の欠落が生じて、不自然な画像が生成されるのを防止できる。
[基準画像の変形例]
初期状態の基準画像については、自動編集した画像を用いてもよい。たとえば、各動体について、第2操作の操作方向(第2方向)の位置を揃えた画像を自動で生成し、これを編集の初期状態の基準画像としてもよい。
図18は、編集の初期状態の基準画像を自動生成する機能を備えた画像処理装置の一例を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、画像生成部228が更に備えられる。画像生成部228は、画像取得部210で取得した画像群に基づいて、編集の初期状態の基準画像を生成する。画像は、あらかじめ設定された規則に従って生成する。たとえば、各動体について、第2操作の操作方向(第2方向)の位置を揃えた画像を生成する。たとえば、第2方向が上下方向の場合において、各動体の高さを揃えた画像を生成する。この場合、各動体について、最も高い位置に写されているフレームを選択し、当該フレームから画像を抽出する。そして、抽出した各動体の画像を所定のフレームの画像(合成基準画像)に合成して、初期状態の基準画像を生成する。合成基準画像には、たとえば、先頭フレームの画像が用いられる。また、各画像は、高さを揃えて合成する。たとえば、基準画像における高さ方向の中間位置に一列に並べて合成する(たとえば、各画像の重心位置を横一列に揃えて合成する)。あるいは、最も高い位置で抽出された画像又は最も低い位置で抽出された画像に高さに合わせて画像を合成する(たとえば、各画像の下端位置を横一列に揃えて合成する。)。
このように、編集の初期状態の基準画像を自動生成することにより、ユーザが行う編集作業の手間を軽減できる。
[画像処理の変形例]
操作部において、第1操作及び第2操作に加えて、第3操作が可能な場合、第3操作に応じた画像処理を行うようにしてもよい。たとえば、操作部がタッチパネルで構成される場合において、横方向へのスワイプ操作を第1操作、上下方向へのスワイプ操作を第2操作、右斜め方向へのスワイプ操作を第3操作とし、第3操作に応じた画像処理を行うようにしてもよい。第3操作に応じた画像処理としては、たとえば、画像の明るさを変更する画像処理、色調を変更する画像処理、シャープネスを変更する画像処理等を適用できる。更に、第4操作が可能な場合(たとえば、操作部がタッチパネルの場合において、左斜め方向へのスワイプ操作)には、第4操作に応じた画像処理を行うようにしてもよい。また、各操作に応じて実施する画像処理の内容をユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
[装置の変形例]
上記実施の形態では、デジタルカメラが、画像処理装置として機能する場合を例に説明したが、画像処理装置の構成は、これに限定されるものではない。この他、ビデオカメラ等の撮像装置の他、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等の機器でも実現できる。特に、携帯可能な装置本体に表示部及び操作部が一体的に備えられた携帯型の電子機器において、本発明は有効に作用する。すなわち、この種の機器は、表示部の表示サイズが限定されるため、パーソナルコンピュータ等で行われるような複雑なGUI(Graphical User Interface)を用いた処理はできない。従って、操作が制限される。このように操作が制限された機器において、本発明は、少ない操作入力で画像編集ができるので、有効に作用する。
また、画像処理装置を実現するハードウェアは、各種のプロセッサ(processor)で構成できる。各種プロセッサには、プログラムを実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device;PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。点検支援装置を構成する1つの処理部は、上記各種プロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサで構成されてもよい。たとえば、1つの処理部は、複数のFPGA、あるいは、CPUとFPGAの組み合わせによって構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip;SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種プロセッサを1つ以上用いて構成される。更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
1 デジタルカメラ
10 交換レンズ
11 フォーカスリング
12 絞りリング
13 絞り
20 レンズ駆動部
21 絞り駆動部
22 レンズマイコン
23 レンズ操作部
100 カメラボディ
101 レンズマウント
102 フォーカスモード切換レバー
103 フロントコマンドダイヤル
104 電源レバー
105 シャッターボタン
106 露出補正ダイヤル
107 シャッタースピードダイヤル
108 感度ダイヤル
109 リアコマンドダイヤル
110 消去ボタン
111 再生ボタン
112 AEロックボタン
113 AFロックボタン
114 メニューボタン
115 ジョイスティック
116 十字ボタン
117 決定ボタン
118 キャンセルボタン
119A ファインダの接眼部
120 背面モニタ
120A ディスプレイ
120B タッチパッド
130 イメージセンサ
130A イメージセンサ駆動部
132 シャッタ
132A シャッタ駆動部
134 アナログ信号処理部
136 デジタル信号処理部
138 AF処理部
140 AE処理部
142 メモリカードインタフェース
144 メモリカード
148 カメラ操作部
150 カメラマイコン
210 画像取得部
212 表示部
214 表示制御部
216 編集対象選択部
218 操作部
220 動体抽出部
222 画像処理部
224 記録処理部
226 移動範囲制限部
228 画像生成部
CI 編集処理された画像
F 選択枠
Im0 基準画像
Im1 第1画像
Im2 第2画像
Im3 第3画像
Im4 第4画像
Im5 第5画像
Im6 第6画像
Im7 第7画像
Im8 第8画像
Im9 第9画像
Im0-1 初期状態の基準画像
Im0-2 編集対象の画像を第2フレームの画像に置き換えた画像
Im0-3 編集対象の画像を第3フレームの画像に置き換えた画像
Im0-4 編集対象の画像を第4フレームの画像に置き換えた画像
Im0-5 編集対象の画像を第5フレームの画像に置き換えた画像
Im0-6 編集対象の画像を第6フレームの画像に置き換えた画像
Im0-7 編集対象の画像を第7フレームの画像に置き換えた画像
Im0-8 編集対象の画像を第8フレームの画像に置き換えた画像
Im0-9 編集対象の画像を第9フレームの画像に置き換えた画像
L 横方向のスワイプ操作に基づく画像の切り換えのタイミングを示す線
M 操作方向
Ob1 第1の人物
Ob2 第2の人物
Ob3 第3の人物
Ob2-1 第2の人物の第1フレームの画像
Ob2-2 第2の人物の第2フレームの画像
Ob2-3 第2の人物の第3フレームの画像
Ob2-4 第2の人物の第4フレームの画像
Ob2-5 第2の人物の第5フレームの画像
Ob2-6 第2の人物の第6フレームの画像
Ob2-7 第2の人物の第7フレームの画像
Ob2-8 第2の人物の第8フレームの画像
Ob2-9 第2の人物の第9フレームの画像
P フレームの選択の閾値
S11~S18 撮像編集モードでの処理の手順
S14A~S14H 画像編集の処理の手順
S21~S26 再生編集モードでの処理の手順

Claims (14)

  1. 連続して撮像された画像群を取得する画像取得部と、
    前記画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示する表示部と、
    前記表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択する編集対象選択部と、
    タッチパッドで構成される操作部と、
    前記操作部の操作に基づいて、前記基準画像に画像処理を行う画像処理部であって、第1方向へのスワイプ操作である第1操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2方向へのスワイプ操作である第2操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を移動させる画像処理を行う画像処理部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記タッチパッドが、前記表示部に備えられる、
    請求項に記載の画像処理装置。
  3. 連続して撮像された画像群を取得する画像取得部と、
    前記画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示する表示部と、
    前記表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択する編集対象選択部と、
    十字ボタン又はジョイスティックで構成される操作部と、
    前記操作部の操作に基づいて、前記基準画像に画像処理を行う画像処理部であって、第1方向への操作である第1操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2方向への操作である第2操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を移動させる画像処理を行う画像処理部と、
    を備えた画像処理装置。
  4. 前記第1方向及び前記第2方向の両方の成分を含む方向に前記操作部が操作された場合、前記画像処理部は、前記第1操作に応じた画像処理及び前記第2操作に応じた画像処理を同時に行う、
    請求項からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像群を構成する各画像から動体を抽出する動体抽出部と、
    前記第2方向に前記動体の画像の位置を揃えた画像を生成する画像生成部と、
    を更に備え、
    前記表示部は、前記画像生成部で生成した画像を前記基準画像として表示する、
    請求項からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記編集対象とされた前記動体の画像が移動できる範囲を制限する移動範囲制限部を更に備える、
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記移動範囲制限部は、前記画像群を構成する画像で背景の画像を補完可能な範囲で、前記編集対象とされた前記動体の画像の移動範囲を制限する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理部は、背景の画像が不足する場合に、前記画像群を構成する画像で不足部分を補完する画像処理を行う、
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像処理部は、背景の画像が不足する場合に、前記基準画像の背景の画像を他のフレームの背景の画像に置き換える画像処理を行う、
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 撮像部と、
    請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    を備え、前記画像取得部は、前記撮像部で連続して撮像された画像群を取得する、
    撮像装置。
  11. 連続して撮像された画像群を取得するステップと、
    前記画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示部に表示するステップと、
    前記表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択するステップと、
    タッチパッドで構成される操作部の操作に基づいて、前記基準画像に画像処理を行うステップであって、第1方向へのスワイプ操作である第1操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2方向へのスワイプ操作である第2操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を移動させる画像処理を行うステップと、
    を含む画像処理方法。
  12. 連続して撮像された画像群を取得するステップと、
    前記画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示部に表示するステップと、
    前記表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択するステップと、
    十字ボタン又はジョイスティックで構成される操作部の操作に基づいて、前記基準画像に画像処理を行うステップであって、第1方向への操作である第1操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2方向への操作である第2操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を移動させる画像処理を行うステップと、
    を含む画像処理方法。
  13. 連続して撮像された画像群を取得する機能と、
    前記画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示部に表示する機能と、
    前記表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択する機能と、
    タッチパッドで構成される操作部の操作に基づいて、前記基準画像に画像処理を行う機能であって、第1方向へのスワイプ操作である第1操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2方向へのスワイプ操作である第2操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を移動させる画像処理を行う機能と、
    をコンピュータに実現させる画像処理プログラム。
  14. 連続して撮像された画像群を取得する機能と、
    前記画像群を構成する画像の一つを基準画像として表示部に表示する機能と、
    前記表示部に表示された画像の中で編集対象とする動体を選択する機能と、
    十字ボタン又はジョイスティックで構成される操作部の操作に基づいて、前記基準画像に画像処理を行う機能であって、第1方向への操作である第1操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を他のフレームの画像に置き換える画像処理を行い、かつ、第2方向への操作である第2操作に応じて、前記編集対象とされた前記動体の画像を移動させる画像処理を行う機能と、
    をコンピュータに実現させる画像処理プログラム。
JP2019026698A 2019-02-18 2019-02-18 画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置 Active JP7045342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019026698A JP7045342B2 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019026698A JP7045342B2 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020136861A JP2020136861A (ja) 2020-08-31
JP2020136861A5 JP2020136861A5 (ja) 2021-03-04
JP7045342B2 true JP7045342B2 (ja) 2022-03-31

Family

ID=72263714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019026698A Active JP7045342B2 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7045342B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198062A (ja) 2007-02-15 2008-08-28 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法
JP2012231237A (ja) 2011-04-25 2012-11-22 Olympus Imaging Corp 画像記録装置及び撮像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198062A (ja) 2007-02-15 2008-08-28 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法
JP2012231237A (ja) 2011-04-25 2012-11-22 Olympus Imaging Corp 画像記録装置及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020136861A (ja) 2020-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7279835B2 (ja) 電子機器
US11099711B2 (en) Display apparatus and method
JP6112819B2 (ja) 電子機器、駆動方法およびプログラム
KR101510099B1 (ko) 디지털 영상 처리 장치에서 다중 심도를 가진 3차원 메뉴디스플레이 방법
JP5875839B2 (ja) プレノプティックカメラ
US9584726B2 (en) Imaging apparatus, imaging method, and computer-readable recording medium
JP6799475B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
KR20120089994A (ko) 표시 제어 장치, 표시 제어 방법 및 컴퓨터 프로그램 제품
JP2011030008A (ja) 撮像装置
US9088722B2 (en) Image processing method, computer-readable recording medium, and image processing apparatus
JP6836657B2 (ja) 撮像装置、撮像装置本体及び撮像装置の合焦制御方法
JPWO2016006149A1 (ja) 撮像制御装置、撮像制御方法及びプログラム
JP2011223294A (ja) 撮像装置
JP2021132383A (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラム、及び記録媒体
JP2011044838A (ja) 撮影装置および方法、並びにプログラム
JP7045342B2 (ja) 画像処理装置、方法及びプログラム並びに撮像装置
WO2014129533A1 (ja) 撮像装置及び制御プログラム並びに露出量制御方法
US11405555B2 (en) Information processing apparatus, image capturing apparatus, information processing method, and storage medium
JP6279120B2 (ja) 電子機器、駆動方法およびプログラム
JP5053158B2 (ja) 表示装置、操作制御方法およびプログラム
CN112640430A (zh) 成像元件、摄像装置、图像数据处理方法及程序
JP2020165997A (ja) 撮像装置、絞り値設定方法及び絞り値設定プログラム
JP6724259B2 (ja) 操作装置、その作動方法および作動プログラム
WO2022196476A1 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法及び電子機器の制御プログラム
KR101411326B1 (ko) 디지털 영상 처리기에서 영상 후보정 처리 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7045342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150