JP7042932B2 - 機械学習装置、およびモータ制御システム - Google Patents

機械学習装置、およびモータ制御システム Download PDF

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Description

本発明は、機械学習装置、およびモータ制御システムに関する。
従来、モータ駆動装置の平滑コンデンサとして電解コンデンサが使用可能であることが知られている。たとえば、特開2014-103703号公報(特許文献1)には、温度条件に応じて、平滑コンデンサと母線との接続状態およびインバータの制御方式を切り替えるインバータ制御装置が開示されている。当該インバータ制御装置によれば、モータを安定して駆動させることができるとともに、平滑コンデンサの寿命を延ばすことができる。
特開2014-103703号公報
特許文献1に開示されているモータ制御装置は、モータ制御装置の周囲の温度が基準温度以上である場合を電解コンデンサの寿命に対して厳しい場合であるとして、当該場合に母線から電解コンデンサを切り離す。当該基準温度は、電解コンデンサの寿命の温度特性に応じて任意に設定される。電解コンデンサの寿命は、試作の評価時に様々な温度条件で電解コンデンサを測定して算出され得る。
電解コンデンサが実際に使用される環境は、時間経過に伴って変化し、基準温度が決定された実機実験の環境あるいはシミュレーションにおける環境から乖離していくことが多い。そのため、予め決定された基準温度を用いた電解コンデンサの保護動作は、電解コンデンサが実際に使用される環境において電解コンデンサの劣化状況に適合していない可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電解コンデンサが実際に使用される環境に適合された制御情報を提供することである。
本発明に係る機械学習装置は、モータを駆動するモータ駆動装置の状態変数を学習する。モータ駆動装置は、整流回路と、電解コンデンサと、インバータとを含む。整流回路は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換する。電解コンデンサは、整流回路からの直流電力を平滑する。インバータは、電解コンデンサからの直流電力を変換し、モータに交流電力を出力する。状態変数は、交流電源からの交流電力に関するデータ、および電解コンデンサが受ける直流電力に関するデータ、およびモータが受ける交流電力に関するデータの少なくとも1つを含む。機械学習装置は、記憶部と、制御部とを備える。記憶部には、状態変数と、モータの駆動周波数と、駆動周波数の評価値とが関連付けられた第1関数が保存されている。制御部は、状態変数の変化が電解コンデンサを劣化させる程度に応じて駆動周波数の評価値を更新し、第1関数を出力する。
本発明に係る機械学習装置によれば、状態変数の変化が電解コンデンサを劣化させる程度に応じて第1関数におけるモータの駆動周波数の評価値が更新されることにより、電解コンデンサが実際に使用される環境に適合された制御情報を提供することができる。
実施の形態1に係るモータ制御システムの構成を示す機能ブロック図である。 図1の制御部によって行なわれる駆動周波数に関する学習処理の流れを示すフローチャートである。 図1のインバータ制御装置によって行なわれる電解コンデンサの保護処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係るモータ制御システムの構成を示す機能ブロック図である。 図4の制御部によって行なわれる予測寿命に関する学習処理の流れを示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るモータ制御システム1の構成を示す機能ブロック図である。モータ制御システム1は、モータ駆動装置70を制御することによって、モータ80の駆動を制御する。
図1に示されるように、モータ駆動装置70は、整流回路71と、電解コンデンサ72と、インバータ73とを含む。整流回路71は、交流電源60からの三相(UVW相)交流電力を直流電力に変換する。電解コンデンサ72は、整流回路71からの直流電力を平滑する。インバータ73は、電解コンデンサ72からの直流電力を変換し、モータ80に三相交流電力を出力する。
モータ制御システム1は、機械学習装置10と、インバータ制御装置20と、不平衡率計算部51と、リプル電流測定部52と、リプル電圧測定部53と、負荷電流測定部54とを備える。機械学習装置10は、制御部11と、メモリ12(記憶部)とを含む。
不平衡率計算部51は、交流電源60から出力される三相交流電力の各相間の不平衡率Ruv、Rvw、およびRwuを算出し、制御部11およびインバータ制御装置20に不平衡率Ruv、Rvw、およびRwuを出力する。各相間の不平衡率は、相間電圧Vuv、Vvw、およびVwuの平均電圧Vaveに対する、各相間電圧から平均電圧Vaveを引いた値の割合(各相間の不平衡率=(各相間電圧-Vave)/Vave)として算出される。相間電圧をVuvは、U相とV相との間の電圧である。相間電圧Vvwは、V相とW相との間の電圧である。相間電圧Vwuは、W相とU相との間の電圧である。平均電圧Vaveは、(Vuv+Vvw+Vwu)/3と表される。不平衡率Ruvは、(Vuv-Vave)/Vaveと表される。不平衡率Rvwは、(Vvw-Vave)/Vaveと表される。不平衡率Rwuは、(Vwu-Vave)/Vaveと表される。
リプル電流測定部52は、母線から電解コンデンサ72に流れるリプル電流Irpを検出し、制御部11およびインバータ制御装置20にリプル電流Irpを出力する。リプル電圧測定部53は、母線と電解コンデンサ72との間に発生するリプル電圧Vrpを検出し、制御部11およびインバータ制御装置20にリプル電圧Vrpを出力する。負荷電流測定部54は、インバータ73から出力されるU相電流Iu、V相電流Iv、およびW相電流Iwを検出し、制御部11およびインバータ制御装置20に負荷電流Iu、Iv、およびIwを出力する。
制御部11は、強化学習のアルゴリズムを用いて、電解コンデンサ72の劣化に影響を与えるデータを含むモータ駆動装置70の状態変数を学習する。強化学習とは、選択した行動に応じて報酬が得られるという環境にいるエージェント(行動主体)が、時刻毎に観測した環境の状態に基づいて行動の選択をするということを繰り返すことにより、報酬の累積値の期待値を最大化する方策を学習するという学習アルゴリズムである。
電解コンデンサ72の劣化の原因として、リプル電流Irpが電解コンデンサ72を流れる場合の電解コンデンサ72のESR(Equivalent Series Resistance)による温度上昇を挙げることができる。リプル電流Irpは、交流電源60の電圧不平衡率が高いほど大きくなるとともに、モータ80の負荷電流が大きいほど大きくなることが知られている。そこで、当該状態変数は、電解コンデンサ72の劣化に影響を与えるデータとして、不平衡率Ruv、Rvw、およびRwu(交流電源からの交流電力に関するデータ)、リプル電流Irpおよびリプル電圧Vrp(電解コンデンサが受ける直流電力に関するデータ)、ならびに負荷電流Iu、Iv、およびIw(モータが受ける交流電力に関するデータ)を含む。なお、モータ駆動装置70の状態変数は、不平衡率、リプル電流、リプル電圧、負荷電流のすべてを含んでいる必要はなく、これらの少なくとも1つを含んでいればよい。
制御部11は、状態変数を外部記憶装置90に保存する。外部記憶装置90としては、たとえばインターネット上のクラウドサービスにおいて利用可能な記憶装置を挙げることができる。
制御部11は、Q学習において一般的に用いられる以下の式(1)を用いて、モータ駆動装置70の状態sと、モータ80の駆動周波数である行動aと、行動aの評価値であるQ値とが関連付けられた行動価値関数Q(s,a)(QテーブルQt1)を更新する。制御部11は、QテーブルQt1をインバータ73の制御情報としてインバータ制御装置20に出力する。QテーブルQt1は、メモリ12に保存される。
Figure 0007042932000001
式(1)において、状態sは、時刻tにおける状態を表し、時刻tにおいて観測された状態変数によって決定される。時刻tは、行動選択を繰り返した回数である。t=0の場合の状態sは、初期状態である。状態sにおいて行動aが選択された場合、報酬rt+1が得られるとともに、モータ駆動装置70の状態は、状態sからst+1に遷移する。報酬rt+1は、状態sにおいて行動aに関連付けられ、メモリ12に保存されている。行動bは、状態st+1において選択可能な行動である。αは学習率であり、γは割引率である。なお、制御部11において用いられる強化学習のアルゴリズムは、Q学習に限定されず、たとえばTD(Temporal Difference)学習であってもよい。
インバータ制御装置20は、機械学習装置10からのQテーブルQt1を用いて、現在の状態変数によって特定される状態において最も評価値が高い駆動周波数をモータ80の駆動周波数fcとして決定する。インバータ制御装置20は、駆動周波数fcに対応する指令信号cmをインバータ73に出力するとともに、駆動周波数fcを機械学習装置10に出力する。インバータ制御装置20は、リプル電流Irpおよびリプル電圧Vrpに応じて、電解コンデンサ72の保護処理を行なう。
インバータ73は、インバータ制御装置20からの指令信号cmに応じてスイッチング素子の接続状態をオンおよびオフの間で切り替えることにより、モータ80に負荷電流Iu、Iv、およびIwを出力する。インバータ73は、インバータ制御装置20からの指令信号cmに従い、交流電力を直流電力に変換する力行動作(順変換動作)、および直流電力を交流電力に変換する回生動作(逆変換動作)のいずれかを行なう。インバータ73の動作に対応して、モータ80は加速動作、定速動作、あるいは減速動作を行なう。
通常、モータ駆動装置70の周囲の温度が高くなるほど、電解コンデンサ72の寿命に対する影響は大きくなる。そのため、電解コンデンサ72に対する保護動作として、モータ駆動装置70の周囲の温度が基準温度以上である場合に母線から電解コンデンサ72を切り離す動作を挙げることができる。当該基準温度は、電解コンデンサ72の寿命の温度特性に応じて、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜決定され得る。
電解コンデンサ72が実際に使用される環境は、時間経過に伴って変化し、基準温度が決定された実機実験の環境あるいはシミュレーションにおける環境から乖離していくことが多い。そのため、予め決定された基準温度を用いた電解コンデンサ72の保護動作は、電解コンデンサ72の劣化状況に適合していない可能性がある。
そこで、モータ制御システム1においては、電解コンデンサ72が実際に使用される環境において電解コンデンサ72の劣化に影響を与える程度に応じて、機械学習装置10によってモータ80の駆動周波数の評価値が反復的に更新される。その結果、機械学習装置10は、電解コンデンサ72が実際に使用される環境に適合された制御情報をインバータ制御装置20に提供することができる。モータ制御システム1によれば、電解コンデンサ72が実際に使用される環境において電解コンデンサ72の劣化に影響が小さい駆動周波数が選択されることにより、電解コンデンサ72の劣化を抑制することができる。
図2は、図1の制御部11によって行なわれる駆動周波数に関する学習処理の流れを示すフローチャートである。図2に示される処理は、機械学習装置10の統合的な制御を行なう不図示のメインルーチンによって、インバータ制御装置20から駆動周波数fcが出力される度に呼び出される。以下では、ステップを単にSと記載する。なお、インバータ制御装置20が下限値以上の駆動周波数fcに対応する指令信号cmをインバータ73に出力するとともに、駆動周波数fcを機械学習装置10に出力することにより、図2に示される処理が最初に呼び出される。図2に示される処理が最初に呼び出される場合のモータ80の駆動周波数は、下限値以上の範囲でランダムに決定されてもよい。状態および駆動周波数(行動)に関連付けられている報酬には、予め初期値が設定されている。QテーブルQt1の各評価値には初期値(たとえば0)が予め設定されている。
以下では、図2に示される学習処理の回数が(m+1)回目である場合について説明する。mは0以上の自然数である。前回のm回目において、行動aとして駆動周波数fcが選択され、状態変数によって決定される状態がsからsm+1に遷移したとする。駆動周波数fcに関連付けられている報酬をrm+1とする。(m+1)回目の学習処理において参照される状態変数は、状態sm+1に対応する状態変数である。
図2に示されるように、制御部11は、S101においてリプル電流Irpが閾値Ith1(第1基準値)以下であるか否かを判定する。閾値Ith1は、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜決定することができる。リプル電流Irpが閾値Ith1以下である場合(S101においてYES)、制御部11は、S102において報酬rm+1を増加させて処理をS104に進める。リプル電流Irpが閾値Ith1より大きい場合(S101においてNO)、制御部11は、S103において報酬rm+1を減少させて処理をS104に進める。
制御部11は、S104においてリプル電圧Vrpが閾値Vth1(第2基準値)以下であるか否かを判定する。閾値Vth1は、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜決定することができる。リプル電圧Vrpが閾値Vth1以下である場合(S104においてYES)、制御部11は、S105において報酬rm+1を増加させて処理をS107に進める。リプル電圧Vrpが閾値Vth1より大きい場合(S104においてNO)、制御部11は、S106において報酬rm+1を減少させて処理をS107に進める。
制御部11は、S107において不平衡率Ruv、Rvw、およびRwuの最大値Rmaxが閾値Rth(基準比率)以下であるか否かを判定する。閾値Rthは、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜決定することができる。最大値Rmaxが閾値Rth以下である場合(S107においてYES)、制御部11は、交流電源60に電圧不平衡は発生していないとして、S108において報酬rm+1を増加させて処理をS110に進める。最大値Rmaxが閾値Rthより大きい場合(S107においてNO)、制御部11は、交流電源60に電圧不平衡が発生しているとして、S109において報酬rm+1を減少させて処理をS110に進める。
制御部11は、S110において負荷電流Iu、Iv、およびIwが最適か否かを判定する。具体的には、制御部11は、S110において負荷電流Iu、Iv、およびIwの各々が許容範囲(基準範囲)内であるか否かを判定する。許容範囲は、不平衡率Ruv、Rvw、およびRwuから算出される。負荷電流Iu、Iv、およびIwの各々が許容範囲(基準範囲)内である場合(S110においてYES)、制御部11は、S111において報酬rm+1を増加させて処理をS113に進める。負荷電流Iu、Iv、およびIwのいずれかが許容範囲外である場合(S110においてNO)、制御部11は、S112において報酬rm+1を減少させて処理をS113に進める。制御部11は、S113において式(1)を用いてQテーブルQt1を更新して処理をメインルーチンに返す。
駆動周波数fcが変更される度に図2に示される処理が呼び出されることにより、電解コンデンサ72が実際に使用される環境において電解コンデンサ72の劣化に影響が小さい駆動周波数の評価値が高くなる。機械学習装置10は、電解コンデンサ72が実際に使用される環境に適合された制御情報であるQテーブルQt1をインバータ制御装置20に提供することができる。
なお、制御部11によって行なわれる処理は、CPU(Central Processing Unit)のようなコンピュータがメモリ12に保存されているプログラムを実行することによって実現されてもよいし、専用のハードウェア処理回路によって実現されてもよい。
図3は、図1のインバータ制御装置20によって行なわれる電解コンデンサ72の保護処理の流れを示すフローチャートである。図3に示される処理は、インバータ制御装置20の統合的な制御を行なう不図示のメインルーチンによって、一定時間間隔で呼び出される。
図3に示されるように、インバータ制御装置20は、S121においてリプル電流Irpが閾値Ith2(第3基準値)以下であるか否かを判定する。閾値Ith2は、閾値Ith1よりも大きい。閾値Ith2は、電解コンデンサ72に流すことが可能な電流の上限値であり、予め決定されている。リプル電流Irpが閾値Ith2以下である場合(S121においてYES)、インバータ制御装置20は、処理をS122に進める。リプル電流Irpが閾値Ith2より大きい場合(S121においてNO)、インバータ制御装置20は、処理をS123に進める。
インバータ制御装置20は、S122においてリプル電圧Vrpが閾値Vth2(第4基準値)以下であるか否かを判定する。閾値Vth2は、閾値Vth1よりも大きい。閾値Vth2は、電解コンデンサ72に印加することが可能な電圧の上限値であり、予め決定されている。リプル電圧Vrpが閾値Vth2以下である場合(S122においてYES)、インバータ制御装置20は、処理をメインルーチンに返す。リプル電圧Vrpが閾値Vth2より大きい場合(S122においてNO)、インバータ制御装置20は、処理をS123に進める。インバータ制御装置20は、S123においてモータ80の停止指令をインバータ73に出力して処理をメインルーチンに返す。インバータ73は、インバータ制御装置20からの停止指令に応じて、モータ80を停止させる。
なお、インバータ制御装置20において行なわれる処理は、CPUのようなコンピュータがインバータ制御装置20のメモリに保存されているプログラムを実行することによって実現されてもよいし、専用のハードウェア処理回路(半導体集積回路)によって実現されてもよい。
以上、実施の形態1に係るモータ制御システムによれば、電解コンデンサが実際に使用される環境に適合された制御情報を用いてモータを制御することにより、電解コンデンサの劣化を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、強化学習の枠組みにおいて、モータの駆動周波数を行動として、機械学習装置が電解コンデンサの劣化に対する影響が小さい駆動周波数の評価値を学習処理の反復により高める場合について説明した。実施の形態2においては、モータ駆動周波数とともに電解コンデンサの寿命を行動として、機械学習装置が参照寿命との相対誤差が小さい電解コンデンサの予測寿命の評価値を学習処理の反復により高める場合について説明する。
図4は、実施の形態2に係るモータ制御システム2の構成を示す機能ブロック図である。モータ制御システム2の構成は、図1の制御部11が11Bに置き換えられているとともに、寿命予測装置30および表示装置40が追加された構成である。制御部11Bは、制御部11の機能を有する。これら以外の構成は同様であるため、説明を繰り返さない。
図4を参照しながら、制御部11Bは、式(1)を用いて、モータ駆動装置70の状態sと、電解コンデンサ72の予測寿命である行動aと、行動aの評価値であるQ値とが関連付けられた行動価値関数Q(s,a)(QテーブルQt2)を更新し、QテーブルQt2を寿命予測装置30に出力する。QテーブルQt2は、メモリ12に保存される。
制御部11Bは、予測寿命の評価値を更新するために、外部サーバ100から電解コンデンサ72の寿命に関するデータを取得する。電解コンデンサ72の寿命に関するデータとは、電解コンデンサ72と同種の電解コンデンサの実験データ、シミュレーションデータ、あるいは状態変数と寿命が関連付けられたマップである。電解コンデンサ72の寿命に関するデータは、たとえば電解コンデンサ72の製造メーカから提供される。電解コンデンサ72の寿命に関するデータは、予めメモリ12に保存されていてもよい。制御部11Bは、状態変数および電解コンデンサ72の寿命に関するデータから、参照寿命LSrを算出する。
寿命予測装置30は、不平衡率計算部51から不平衡率Ruv、Rvw、およびRwuを受ける。寿命予測装置30は、リプル電流測定部52からリプル電流Irpを受ける。寿命予測装置30は、リプル電圧測定部53からリプル電圧Vrpを受ける。寿命予測装置30は、負荷電流測定部54から負荷電流Iu、Iv、およびIwを受ける。
寿命予測装置30は、制御部11BからのQテーブルQt2を用いて、状態変数によって特定される状態において最も評価値が高い予測寿命LSpを表示装置40に出力する。寿命予測装置30は、予測寿命LSpとともに電解コンデンサ72の交換時期を表示装置40に出力してもよい。表示装置40は、寿命予測装置30からの情報を表示する。
電解コンデンサ72の寿命に関するデータが取得された環境と、電解コンデンサ72が実際に使用される環境とは異なり得る。また、モータ制御システム2においては、電解コンデンサ72の劣化に対する影響が小さくなるように駆動周波数が選択される。そのため、電解コンデンサ72の寿命に関するデータから導出された参照寿命LSrは、電解コンデンサ72が実際に使用される環境における電解コンデンサ72の寿命から乖離し得る。
そこで、モータ制御システム2においては、参照寿命LSrをそのまま予測寿命として使用するのではなく、参照寿命LSrと予測寿命LSpとの相対誤差に応じて、機械学習装置10によって予測寿命LSpの評価値が反復的に更新される。機械学習装置10は、電解コンデンサ72が実際に使用される環境に適合された寿命データを寿命予測装置30に提供することができる。モータ制御システム2によれば、電解コンデンサ72の寿命の予測精度を向上させることができる。
図5は、図4の制御部11Bによって行なわれる予測寿命に関する学習処理の流れを示すフローチャートである。図5に示される処理は、機械学習装置10の統合的な制御を行なう不図示のメインルーチンによって、インバータ制御装置20から駆動周波数fcが出力される度に呼び出される。図5に示される処理が最初に呼び出される場合、予測寿命に初期値が設定されている。当該初期値は、ランダムに決定されてもよい。状態および予測寿命(行動)に関連付けられている報酬には、予め初期値が設定されている。QテーブルQt2に含まれる各評価値には予め初期値(たとえば0)が設定されている。
以下では、図5に示される学習処理の回数が(m+1)回目である場合について説明する。mは0以上の自然数である。前回のm回目において、行動aとして予測寿命LSpが選択され、状態変数によって決定される状態がsからsm+1に遷移したとする。駆動周波数に関連付けられている報酬rと区別するため、予測寿命LSpに関連付けられている報酬をwm+1とする。(m+1)回目の学習処理において参照される状態変数は、状態sm+1に対応する状態変数である。
図5に示されるように、制御部11Bは、S201において参照寿命LSrに対する予測寿命LSpの相対誤差が許容誤差To1よりも小さいか否かを判定する。参照寿命LSrに対する予測寿命LSpの相対誤差とは、参照寿命LSrに対する、予測寿命LSpと参照寿命LSrとの差の絶対値の割合である。許容誤差To1は、実機実験あるいはシミュレーションによって適宜決定される。
参照寿命LSrに対する予測寿命LSpの相対誤差が許容誤差To1よりも小さい場合(S201においてYES)、制御部11Bは、S202において報酬wm+1を増加させて処理をS204に進める。参照寿命LSrに対する予測寿命LSpの相対誤差が許容誤差To1以上である場合(S201においてNO)、制御部11Bは、S203において報酬wm+1を減少させて処理をS204に進める。制御部11Bは、S204において式(1)を用いてQテーブルQt2を更新して処理をメインルーチンに返す。
以上、実施の形態2に係るモータ制御システムによれば、電解コンデンサの劣化を抑制することができるとともに、電解コンデンサが実際に使用される環境における電解コンデンサの予測寿命の精度を向上させることができる。
今回開示された各実施の形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施することも予定されている。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 モータ制御システム、10 機械学習装置、11,11B 制御部、12 メモリ、20 インバータ制御装置、30 寿命予測装置、40 表示装置、51 不平衡率計算部、52 リプル電流測定部、53 リプル電圧測定部、54 負荷電流測定部、60 交流電源、70 モータ駆動装置、71 整流回路、72 電解コンデンサ、73 インバータ、80 モータ、90 外部記憶装置、100 外部サーバ。

Claims (12)

  1. モータを駆動するモータ駆動装置の状態変数を学習する機械学習装置であって、
    前記モータ駆動装置は、
    交流電源からの交流電力を直流電力に変換する整流回路と、
    前記整流回路からの直流電力を平滑する電解コンデンサと、
    前記電解コンデンサからの直流電力を変換し、前記モータに交流電力を出力するインバータとを含み、
    前記状態変数は、前記交流電源からの交流電力に関するデータ、および前記電解コンデンサが受ける直流電力に関するデータ、および前記モータが受ける交流電力に関するデータの少なくとも1つを含み、
    前記機械学習装置は、
    前記状態変数と、前記モータの駆動周波数と、前記駆動周波数の評価値とが関連付けられた第1関数が保存された記憶部と、
    前記状態変数の変化が前記電解コンデンサを劣化させる程度に応じて前記駆動周波数の評価値を更新し、前記第1関数を出力する制御部とを備える、機械学習装置。
  2. 前記状態変数は、前記直流電力に関するデータとして前記電解コンデンサを流れるリプル電流を含み、
    前記制御部は、前記リプル電流が第1基準値よりも小さい場合、前記駆動周波数の評価値を増加させ、前記リプル電流が前記第1基準値よりも大きい場合、前記駆動周波数の評価値を減少させる、請求項1に記載の機械学習装置。
  3. 前記状態変数は、前記直流電力に関するデータとして前記電解コンデンサのリプル電圧を含み、
    前記制御部は、前記リプル電圧が第2基準値よりも小さい場合、前記駆動周波数の評価値を増加させ、前記リプル電圧が前記第2基準値よりも大きい場合、前記駆動周波数の評価値を減少させる、請求項1または2に記載の機械学習装置。
  4. 前記状態変数は、前記交流電源からの交流電力に関するデータとして、前記交流電力の不平衡率を含み、
    前記制御部は、前記不平衡率が基準比率よりも小さい場合、前記駆動周波数の評価値を増加させ、前記不平衡率が前記基準比率よりも大きい場合、前記駆動周波数の評価値を減少させる、請求項1~3のいずれか1項に記載の機械学習装置。
  5. 前記状態変数は、前記モータが受ける交流電力に関するデータとして前記モータに流れる負荷電流を含み、
    前記制御部は、前記負荷電流が基準範囲内にある場合、前記駆動周波数の評価値を増加させ、前記負荷電流が基準範囲外である場合、前記駆動周波数の評価値を減少させる、請求項1~4のいずれか1項に記載の機械学習装置。
  6. 前記記憶部には、前記状態変数と、前記電解コンデンサの予測寿命と、前記予測寿命の評価値とが関連付けられた第2関数が保存され、
    前記制御部は、前記状態変数に対応する前記電解コンデンサと同種の電解コンデンサの参照寿命と前記予測寿命との差に応じて前記予測寿命の評価値を更新し、前記第2関数を出力する、請求項1~5のいずれか1項に記載の機械学習装置。
  7. 前記制御部は、前記参照寿命に対する前記予測寿命と前記参照寿命との差の絶対値の割合が許容誤差よりも小さい場合、前記予測寿命の評価値を増加させ、前記割合が前記許容誤差よりも大きい場合、前記予測寿命の評価値を減少させる、請求項6に記載の機械学習装置。
  8. 請求項1~5のいずれか1項に記載の機械学習装置と、
    前記機械学習装置から前記第1関数を受けて、前記状態変数において最も高い評価値が付された前記モータの駆動周波数に対応する指令信号を前記インバータに出力するインバータ制御装置とを備える、モータ制御システム。
  9. 前記機械学習装置は、前記インバータ制御装置によって前記指令信号が出力される度に、前記状態変数の変化に応じて前記駆動周波数の評価値を更新する、請求項8に記載のモータ制御システム。
  10. 請求項6または7に記載の機械学習装置と、
    前記機械学習装置から前記第1関数を受けて、前記状態変数において最も高い評価値が付された前記モータの駆動周波数に対応する指令信号を前記インバータに出力するインバータ制御装置と、
    前記機械学習装置から前記第2関数を受けて、前記状態変数において最も高い評価値が付された予測寿命を出力する寿命予測装置とを備える、モータ制御システム。
  11. 前記機械学習装置は、前記インバータ制御装置によって前記指令信号が出力される度に、前記状態変数の変化に応じて前記駆動周波数の評価値を更新するとともに、現在の状態変数に対応する前記電解コンデンサと同種の電解コンデンサの参照寿命と前記予測寿命との差に応じて前記評価値を更新する、請求項10に記載のモータ制御システム。
  12. 前記インバータ制御装置は、前記電解コンデンサのリプル電流が第3基準値を超えた場合、および前記電解コンデンサのリプル電圧が第4基準値を超えた場合の少なくとも一方の場合に、前記モータを停止させる、請求項8~11のいずれか1項に記載のモータ制御システム。
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