JP7042758B2 - 車線処理装置 - Google Patents
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Description
このようにすることで、作業者は、ベース部材の開口を開閉する閉塞部材について、ベース部材の幅方向左側からの取り扱いを可能とする第1の使用状態と、ベース部材の幅方向右側からの取り扱いを可能とする第2の使用状態とを自由に切り替えることができる。これにより、作業者は、アイランド上における設置スペース等の事情に応じて、ナンバープレート認識装置13を左開きタイプとするか、右開きタイプとするかを柔軟に変更することができる。
そして、このようにすることで、ナンバープレート認識装置の製造者は、右開きタイプのナンバープレート認識装置、及び、左開きタイプのナンバープレート認識装置を専用品として作り分ける必要がない。そのため、部品コストが抑えられ、ナンバープレート認識装置の製造コストを抑えることができる。
このようにすることで、作業者は、ベース部材における閉塞部材の取り付け位置を変更するだけで、閉塞部材の使用状態を所望に切り替えることができる。
このようにすることで、作業者は、閉塞部材の上下を反転させながら左右の取付位置を付け替えるだけで、閉塞部材の使用状態を切り替えることができる。したがって、作業者の作業負担を軽減することができる。
このようにすることで、幅方向右側及び幅方向左側の両方に閉塞部材が設けられる場合において、作業者は、いずれの閉塞部材にハンドルを取り付け、扉として機能させるかを所望に選択することができる。
このようにすることで、作業者は、ナンバープレート認識装置が左開きタイプの場合、右開きタイプの場合のいずれの場合でも、内蔵ユニットを、ベース部材の左開口、右開口のそれぞれから出し入れすることができる。
このようにすることで、作業者は、内蔵ユニットをベース部材の左開口、右開口のいずれかから挿入した場合においても、その側面に設けられたユニット固定片を用いて各内蔵ユニットを容易に固定することができる。
このようにすることで、作業者は、第2内蔵ユニットについて、その処理方向を変更させることなく、第1の使用状態及び第2の使用状態を切り替えることができる。
以下、第1の実施形態に係るナンバープレート認識装置について、図1~図18を参照しながら詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
図1に示す料金収受システム1は、例えば、有料道路の入口料金所に設置される。図1に示すように、料金収受システム1は、入口料金所において一般道路から有料道路へと続く車線Lと、当該車線Lの路側に敷設された右側アイランドIR及び左側アイランドIL上に設置されている。
車種判別装置1Bは、車線Lに進入した車両Aの車両情報を取得し、この車両情報に基づいて車両Aの車種区分を特定する。本実施形態において、「車両情報」とは、具体的には、車両Aの車軸数、トレッド、ナンバープレート情報(以下、「NP情報」とも記載する。)である。なお、ナンバープレート情報とは、ナンバープレートのサイズ、色、ナンバープレートに表記されている分類番号等である。車種区分は、予め、これらの車両情報の組み合わせに関連付けられて規定されている。
図1に示すように、ナンバープレート認識装置13は、内蔵ユニット(後述)を収容するための筐体13Aと、当該筐体13Aを支持する支柱13Bとを有してなる。
また、通行券発行機1Aに代えて料金自動収受機を具備する場合、料金収受システム1は、有料道路の出口料金所に設置されてもよい。
図2~図10は、第1の実施形態に係る左開きタイプのナンバープレート認識装置の構造を示す図である。
以下の説明においては、図2~図10における±X方向をナンバープレート認識装置13の奥行方向とも記載し、+X方向側を奥行方向手前側、-X方向を奥行方向奥側とも記載する。また、図2~図10における±Y方向をナンバープレート認識装置13の幅方向とも記載し、+Y方向を幅方向右側、-Y方向を幅方向左側とも記載する。また、図2~図10における±Z方向をナンバープレート認識装置13の高さ方向とも記載し、+Z方向を高さ方向上側、-Z方向を高さ方向下側とも記載する。
ベース部材20は、複数の内蔵ユニット(後述する第1内蔵ユニットP1及び第2内蔵ユニットP2)を収容可能な空間を形成する。
閉塞部材31は、ベース部材20の開口(後述する左開口26L及び右開口26R)を閉塞するための側板である。閉塞部材31は、ベース部材20に対し開閉可能に取り付けられる。この際、閉塞部材31は、板支持部材41(第1板支持部材41A及び第2板支持部材41B)を介してベース部材20に取り付けられる。また、閉塞部材31は、ベース部材20の開口を閉状態でロックするためのロック機構50を有している。
ベース部材20の構造について詳しく説明する。
ベース部材20は、前板21、後板22、天板23及び底板24を有している。また、ベース部材20は、左開口枠25L及び右開口枠25Rを有している。ベース部材20は、左右対称(幅方向における中心を基準に対称)に形成されている。
左開口枠25Lは、前板21の左縁(-Y方向側の縁)、後板22の左縁、天板23の左縁、及び、底板24の左縁を接続し、ベース部材20の左開口26Lを形成する。同様に、右開口枠25Rは、前板21の右縁(+Y方向側の縁)、後板22の右縁、天板23の右縁、及び、底板24の右縁を接続し、ベース部材20の右開口26Rを形成する。左開口26L及び右開口26Rは、ナンバープレート認識装置13の組立作業者が内蔵ユニットにアクセスするために設けられている。
以下、左開口枠25L及び右開口枠25Rを総称して開口枠25とも表記し、左開口26L及び右開口26Rを総称して開口26とも表記する。
複数の左側取付部27Lは、ベース部材20の左開口枠25Lの奥行方向奥側(-X方向側)の縁に沿って設けられている。複数の左側取付部27Lは、左開口枠25Lの高さ方向における中心線CZで対称となるように配置されている。
複数の右側取付部27Rは、ベース部材20の右開口枠25Rの奥行方向奥側(-X方向側)の縁に沿って設けられている。複数の右側取付部27Rは、右開口枠25Rの高さ方向における中心線CZで対称となるように配置されている。
以下、左側取付部27L及び右側取付部27Rを総称して取付部27とも表記する。
閉塞部材31の構造について詳しく説明する。
第1閉塞部材31A及び第2閉塞部材31Bは、それぞれ、ベース部材20の左開口26L及び右開口26Rを閉塞可能とする側板である。
第1閉塞部材31A及び第2閉塞部材31Bは、それぞれ、上下対称な形状とされている。具体的には、第1閉塞部材31A及び第2閉塞部材31Bは、それぞれ、左開口26L及び右開口26Rの形状に合わせて長方形状とされる。
ハンドル取付部36は、ハンドル48(図4参照)を着脱可能な接続口である。ハンドル取付部36は、閉塞部材31の高さ方向における中心線CZ上に設けられている。
複数の被取付部37は、閉塞部材31の第2前後縁33の近傍に設けられている。図6に示すように、被取付部37は、閉塞部材31を貫通する複数のネジ孔38を有する。2つの被取付部37は、中心線CZを基準に、上下対称となるように配置されている。
第1カバー板45Aには、第1閉塞部材31Aに固定された状態で、第1閉塞部材31Aのハンドル取付部36と対向する位置の周辺が欠けている切り欠き部46が設けられている。
板支持部材41の構造について詳しく説明する。
複数の板支持部材41は、閉塞部材31が開口26を開閉可能となるように、閉塞部材31をベース部材20に対して回転可能に連結する部材である。複数の板支持部材41は、図14に示すように、例えば、蝶番である。
第2板支持部材41Bの蝶番片43aは、ネジ孔44及びネジを介して、第2閉塞部材31Bの被取付部37に取り付けられる。また、第2板支持部材41Bの蝶番片43bは、ネジ孔44及びネジを介して、ベース部材20の右側取付部27Rに取り付けられる。
ロック機構50の構造について詳しく説明する。
図7に示すように、第1閉塞部材31Aに設けられたロック機構50は、着脱可能なハンドル48が装着されて使用される。ロック機構50は、ハンドル48が接続され、かつ、ハンドル48を回転可能に支持するハンドル接続部51と、ハンドル48の回転に伴って回転する掛け金52とを備えている。
掛け金52は、掛け金52がベース部材20の縁に掛かっているロック状態と、掛け金52がベース部材20の縁に掛かっていない非ロック状態との間で回転する。図7に示す例では、ハンドル48を反時計回りに回転させることで、掛け金が反時計回りに回転し、ロック状態から非ロック状態に移行させることができる。また、ハンドル48を時計回りに回転させることで、掛け金が時計回りに回転し、非ロック状態からロック状態に移行させることができる。
内蔵ユニット及び支持部材の構造について詳しく説明する。
図2、図3、図5に示すように、ナンバープレート認識装置13は、ベース部材20の内部に、複数の内蔵ユニット、即ち、信号処理ユニット60A、電源ユニット60B、カメラユニット60C、及び、2つの照明ユニット60Dを備えている。
2つの照明ユニット60Dは、ベース部材20の内部空間のうち、最も奥行方向手前側(+X方向側)であって、かつ、最も高さ方向下側(-Z方向側)及び高さ方向上側(+Z方向側)の隅に、それぞれ1つずつ配置されている。
カメラユニット60Cは、ベース部材20の内部空間のうち、最も奥行方向手前側(+X方向側)であって、かつ、高さ方向における中央付近(2つの照明ユニット60Dの間)に配置されている。
電源ユニット60Bは、カメラユニット60Cよりも奥行方向奥側(-X方向)であって、かつ、高さ方向上側(+Z方向側)の位置に配置されている。電源ユニット60Bは、信号処理ユニット60A、カメラユニット60C、及び、2つの照明ユニット60Dに電力を供給する機能を有する。
信号処理ユニット60Aは、電源ユニット60Bよりも奥行方向奥側(-X方向)に配置されている。つまり、信号処理ユニット60Aは、ベース部材20内の最も奥行方向奥側に配置されている。この信号処理ユニット60Aは、カメラユニット60Cによる撮影で得られた画像データを処理して、この画像処理結果を外部に送信する機能を有する。
なお、「所定の処理」とは、ナンバープレートを含む画像を取得するための処理であって、具体的には、カメラユニット60Cがその奥行方向手前側(+X方向側)に位置する物体(車両)を撮影する処理であり、また、2つの照明ユニット60Dがその奥行方向手前側に位置する物体を照射する処理である。
信号処理ユニット60A、及び、当該信号処理ユニット60Aを支持するユニット支持部材80Aについて詳しく説明する。
図8に示すように、ベース部材20は、信号処理ユニット60Aをベース部材20内で支持するユニット支持部材80Aを有する。ユニット支持部材80Aは、一対のガイド片81Aと、ユニット支持片82Aと、2つのユニット固定片83Aとを有する。一対のガイド片81Aは、奥行方向(±X方向)に間隔を開けて幅方向(±Y方向)に延在している。ユニット支持片82Aは、一対のガイド片81Aの間に配置されて、ガイド片81Aと同様に幅方向(±Y方向)に延在している。信号処理ユニット60Aは、ガイド片81Aによって奥行方向(±X方向)の移動を規制されながら、ユニット支持片82A上を幅方向(±Y方向)にスライド移動可能に支持される。
2つのユニット固定片83Aのうち、一方のユニット固定片83Aは、ユニット支持片82Aの左端に設けられ、他方のユニット固定片83Aは、ユニット支持片82Aの右端に設けられる。2つのユニット固定片83Aは、それぞれ、奥行方向(±X方向)に並ぶ複数の固定部84Aを有する。各固定部84Aは、例えば、ネジ孔である。複数の固定部84Aは、ユニット支持部材80Aの奥行方向(±X方向)における中心を基準に、対称となるように配置されている。
通信インタフェース67Aは、信号処理回路62Aが外部との間で通信するための接続インタフェースである。
ユニット筐体63Aは、信号処理回路62Aを覆い、物理的に保護するカバーであって、信号処理回路62Aが配置される内部空間を形成する。ユニット筐体63Aは、信号処理回路62Aをこの内部空間内に固定する。ユニット筐体63Aは、奥行方向(±X方向)で互いに対向する第1前後板64Aa及び第2前後板64Abと、幅方向(±Y方向)で互いに対向する第1側板66Aa及び第2側板66Abと、を有する。
第1前後板64Aa及び第2前後板64Abは、避雷器68Aがネジ等で取付可能な避雷器取付部65Aを有する。避雷器68Aは、第1前後板64Aaの避雷器取付部65Aと第2前後板64Abの避雷器取付部65Aとのうち、一方の避雷器取付部65Aに取り付けられている。この避雷器68Aには、外部の通信インタフェース67Aと接続するための外部通信ケーブル69Aoが接続されている。
作業者が信号処理ユニット60Aを幅方向右側(+Y方向側)にスライド移動させると、信号処理ユニット60Aの被取付片73Aがユニット支持部材80Aの幅方向左側(-Y方向側)のユニット固定片83Aに接する。これにより、信号処理ユニット60Aの、更なる幅方向左側(-Y方向側)へのスライド移動が規制される。被取付片73Aがユニット固定片83Aに接すると、作業者は、複数の被取付部74Aと複数の固定部84Aとをそれぞれネジ等で連結し、信号処理ユニット60Aを固定する。
電源ユニット60B、及び、当該電源ユニット60Bを支持するユニット支持部材80Bについて詳しく説明する。
図9に示すように、ベース部材20は、この電源ユニット60Bをベース部材20内で支持するユニット支持部材80Bを有する。このユニット支持部材80Bは、信号処理ユニット60Aを支持するユニット支持部材80Aと同様に、一対のガイド片81Bと、ユニット支持片82Bと、2つのユニット固定片83Bとを有する。一対のガイド片81Bは、奥行方向(±X方向)に間隔を開けて幅方向(±Y方向)に延在している。ユニット支持片82Bは、一対のガイド片81Bの間に配置されて、ガイド片81Bと同様に幅方向(±Y方向)に延在している。電源ユニット60Bは、ガイド片81Bによって奥行方向(±X方向)の移動を規制されながら、ユニット支持片82B上を幅方向(±Y方向)にスライド移動可能に支持される。
2つのユニット固定片83Bのうち、一方のユニット固定片83Bは、ユニット支持片82Bの左端に設けられ、他方のユニット固定片83Bは、ユニット支持片82Bの右端に設けられる。2つのユニット固定片83Bは、ユニット支持部材80Aのユニット固定片83Aと同様に、それぞれ、奥行方向(±X方向)に並ぶ複数の固定部84Bを有する。各固定部84Bは、例えば、ネジ孔である。複数の固定部84Bは、ユニット支持部材80Bの奥行方向(±X方向)における中心を基準に、対称となるように配置されている。
作業者が電源ユニット60Bを幅方向右側(+Y方向側)にスライド移動させると、電源ユニット60Bの被取付片73Bがユニット支持部材80Bの幅方向左側(-Y方向側)に設けられたユニット固定片83Bに接する。これにより、電源ユニット60Bの、更なる幅方向左側(-Y方向側)へのスライド移動が規制される。被取付片73Bがユニット固定片83Bに接すると、作業者は、複数の被取付部74Bと複数の固定部84Bとをそれぞれネジ等で連結し、電源ユニット60Bを固定する。
カメラユニット60C、及び、当該カメラユニット60Cを支持するユニット支持部材80Cについて詳しく説明する。
図10に示すように、ベース部材20は、カメラユニット60Cをベース部材20内で支持するユニット支持部材80Cを有する。ユニット支持部材80Cは、信号処理ユニット60Aを支持するユニット支持部材80Aや電源ユニット60Bを支持するユニット支持部材80Bと同様に、一対のガイド片81Cと、ユニット支持片82Cと、2つのユニット固定片83Cとを有する。一対のガイド片81Cは、奥行方向(±X方向)に間隔を開けて幅方向(±Y方向)に延在している。ユニット支持片82Cは、一対のガイド片81Cの間に配置されて、幅方向(±Y方向)に延在している。カメラユニット60Cは、ガイド片81Cによって奥行方向(±X方向)の移動を規制されながら、ユニット支持片82C上を幅方向(±Y方向)にスライド移動可能に支持される。
2つのユニット固定片83Cのうち、一方のユニット固定片83Cは、ユニット支持片82Cの左端に設けられ、他方のユニット固定片83Cは、ユニット支持片82Cの右端に設けられる。2つのユニット固定片83Cは、ユニット支持部材80A、80Bのユニット固定片83A、83Bと同様に、それぞれ、奥行方向(±X方向)に並ぶ複数の固定部84Cを有する。各固定部84Cは、例えば、ネジ孔である。複数の固定部84Cは、ユニット支持部材80Cの奥行方向(±X方向)における中心を基準に、対称となるように配置されている。
図10に示すように、本体座71Cは、被取付片73Cがユニット本体61Cの幅方向左側(-Y方向側)に位置するように、ユニット本体61Cに取り付けられている。なお、後述するように、この本体座71Cは、被取付片73Cがユニット本体61Cの幅方向左側(-Y方向側)に配置される左取付状態、及び、被取付片73Cがユニット本体61Cの幅方向右側(+Y方向側)に配置される右取付状態のいずれにも付け替え可能とされている。
作業者がカメラユニット60Cを幅方向右側(+Y方向側)にスライド移動させると、カメラユニット60Cの被取付片73Cがユニット支持部材80Cの幅方向左側(-Y方向側)に設けられたユニット固定片83Cに接する。これにより、カメラユニット60Cの、更なる幅方向左側(-Y方向側)へのスライド移動が規制される。被取付片73Cがユニット固定片83Cに接すると、作業者は、複数の被取付部74Cと複数の固定部84Cとをそれぞれネジ等で連結し、カメラユニット60Cを固定する。
なお、第1の使用状態にあるカメラユニット60Cは、ユニット支持部材80Cに連結された際、カメラ62Cの光軸がユニット支持部材80Cの幅方向(±Y方向)における中心に位置するように構成されている。
照明ユニット60Dをベース部材20内で支持するユニット支持部材については、図10に示した、カメラユニット60Cを支持するユニット支持部材80Cと同様の構成である。即ち、照明ユニット60Dを支持するユニット支持部材は、ユニット支持部材80Cと同様に、一対のガイド片と、ユニット支持片と、2つのユニット固定片とを有する。
照明ユニット60Dを支持するユニット支持部材については図示及び詳細な説明を省略する。
パネル49は、自由に取り外し可能とされている。左開口26Lを介して送風ファン67B及びカメラユニット60Cへアクセスする場合、作業者は、このパネル49を取り外してから、送風ファン67B及びカメラユニット60Cへアクセスする。
図11は、左開きタイプのナンバープレート認識装置及び右開きタイプのナンバープレート認識装置の必要性を説明するための図である。
図11に示すように、ナンバープレート認識装置13が右側アイランドIRに配置されている場合、例えば、作業者の安全上の理由から、ベース部材20の幅方向左側(-Y方向側)の側板が開く左開きタイプの方が好ましい場合がある(図11(a)参照)。しかしながら、ナンバープレート認識装置13は、アイランド上に設置された他の装置や構造物(例えば、構造物K)等との位置関係から、ベース部材20の幅方向右側(+Y方向側)の側板が開く右開きタイプの方が好ましい場合もある(図11(b)参照)。
このような事情に鑑みて、本実施形態に係るナンバープレート認識装置13は、左開きタイプの状態から右開きタイプの状態に容易に変更することができる。
図12~図18は、ナンバープレート認識装置を左開きタイプから右開きタイプに変更する際の作業工程を説明するための図である。
以下、図12~図18を参照しながら、ナンバープレート認識装置13を左開きタイプから右開きタイプに変更する際の作業工程、及び、変更後(右開きタイプ)のナンバープレート認識装置13の構造について説明する。
第1閉塞部材31Aと第2閉塞部材31Bとを入れ替える作業について詳しく説明する。
各内蔵ユニットに対する変更作業について詳しく説明する。
第1閉塞部材31Aが第2の状態に切り替えられた場合、これに併せて、ベース部材20内の全ての内蔵ユニットを、幅方向右側(+Y方向側)から作業者が取り扱い可能な第2の使用状態に切り替える必要がある。
信号処理ユニット60Aを第1の使用状態から第2の使用状態に変更する場合、図16に示すように、作業者は、信号処理ユニット60AをZ軸線周りに半回転させる。この結果、信号処理ユニット60Aにおけるユニット筐体63Aの第2前後板64Abは、第1前後板64Aaよりも奥行方向手前側(+X方向側)に位置する。また、ユニット筐体63Aの第1側板66Aaは、第2側板66Abよりも幅方向右側(+Y方向側)に位置する。更に、信号処理ユニット60Aにおける本体座71Aの被取付片73Aは、本体支持片72Aの幅方向右側(+Y方向側)の縁に設けられた状態になる。
作業者は、ベース部材20内における外部通信ケーブル69Aoの長さを短くするため、第1前後板64Aaより奥行方向手前側(+X方向側)に位置している第2前後板64Abの避雷器取付部65Aに、避雷器68Aを付け替える。
作業者が信号処理ユニット60Aを幅方向左側(-Y方向側)にスライド移動させると、信号処理ユニット60Aの被取付片73Aがユニット支持部材80Aの幅方向右側(+Y方向側)のユニット固定片83Aに接する。これにより、信号処理ユニット60Aの、更なる幅方向左側(-Y方向側)へのスライド移動が規制される。被取付片73Aがユニット固定片83Aに接すると、作業者は、複数の被取付部74Aと複数の固定部84Aとをそれぞれネジ等で連結し、信号処理ユニット60Aを固定する。
電源ユニット60Bを第1の使用状態から第2の使用状態に変更する場合、図17に示すように、作業者は、電源ユニット60BをZ軸線周りに半回転させる。この結果、電源ユニット60Bにおけるユニット筐体63Bの第2前後板64Bbは、第1前後板64Baよりも奥行方向手前側(+X方向側)に位置する。また、ユニット筐体63Bの第1側板66Baは、第2側板66Bbよりも幅方向右側(+Y方向側)に位置する。更に、電源ユニット60Bにおける本体座71Bの被取付片73Bは、本体支持片72Bの幅方向右側(+Y方向側)の縁に設けられた状態になる。
なお、作業者は、第1前後板64Baより奥行方向手前側(+X方向側)に位置している第2前後板64Bbのファン取付部65Bに送風ファン67Bを付け替える。
作業者が電源ユニット60Bを幅方向左側(-Y方向側)にスライド移動させると、電源ユニット60Bの被取付片73Bがユニット支持部材80Bの幅方向右側(+Y方向側)のユニット固定片83Bに接する。これにより、電源ユニット60Bの、更なる幅方向左側(-Y方向側)へのスライド移動が規制される。被取付片73Bがユニット固定片83Bに接すると、作業者は、複数の被取付部74Bと複数の固定部84Bとをそれぞれネジ等で連結し、電源ユニット60Bを固定する。
カメラユニット60Cを第1の使用状態から第2の使用状態に変更する場合、図18に示すように、作業者は、カメラ62Cを含むユニット本体61Cの向き(カメラ62Cの撮影方向)を変更することなく本体座71Cのみを半回転させて、被取付片73Cがユニット本体61Cの幅方向右側(+Y方向側)に配置されている状態にする。即ち、作業者は、本体座71Cを左取付状態から右取付状態に変更する。
作業者がカメラユニット60Cを幅方向左側(-Y方向側)にスライド移動させると、カメラユニット60Cの被取付片73Cがユニット支持部材80Cの幅方向右側(+Y方向側)のユニット固定片83Cに接する。これにより、カメラユニット60Cの、更なる幅方向左側(-Y方向側)へのスライド移動が規制される。被取付片73Cがユニット固定片83Cに接すると、作業者は、複数の被取付部74Cと複数の固定部84Cとをそれぞれネジ等で連結し、カメラユニット60Cを固定する。
なお、第2の使用状態にあるカメラユニット60Cは、ユニット支持部材80Cに連結された際に、カメラ62Cの光軸がユニット支持部材80Cの幅方向(±Y方向)における中心に位置するように構成されている。すなわち、カメラユニット60Cは、第1の使用状態にあって幅方向左側から取り付けられる場合も、第2の使用状態にあって幅方向右側から取り付けられる場合も、カメラ62Cの光軸がユニット支持部材80Cの幅方向における中心に位置するように構成される。このようにすることで、ナンバープレート認識装置13のタイプ(左開きタイプ、右開きタイプ)を変更した際に、カメラ62Cの光軸の幅方向(±Y方向)における位置が変わってしまうことを防止することができる。
照明ユニット60Dを第1の使用状態から第2の使用状態に変更する作業は、カメラユニット60Cを第1の使用状態から第2の使用状態に変更する作業と同様であるため、図示を省略する。
照明ユニット60Dを第1の使用状態から第2の使用状態に変更する場合、作業者は、ライトを含むユニット本体の向き(ライトの照射方向)を変更することなく、その本体座のみを半回転させて、被取付片がユニット本体の幅方向右側(+Y方向側)に配置されている状態にする。即ち、作業者は、照明ユニット60Dの本体座を左取付状態から右取付状態に変更する。
作業者が照明ユニット60Dを幅方向左側(-Y方向側)にスライド移動させると、照明ユニット60Dの被取付片がユニット支持部材の幅方向右側(+Y方向側)のユニット固定片に接する。これにより、照明ユニット60Dの、更なる幅方向左側(-Y方向側)へのスライド移動が規制される。照明ユニット60Dの被取付片がそのユニット支持部材のユニット固定片に接すると、作業者は、複数の被取付部と複数の固定部とをそれぞれネジ等で連結し、照明ユニット60Dを固定する。
なお、照明ユニット60Dも、カメラユニット60Cと同様に、第1の使用状態にあって幅方向左側から取り付けられる場合、及び、第2の使用状態にあって幅方向右側から取り付けられる場合のいずれであっても、ユニット本体であるライトの幅方向(±Y方向)における中心がユニット支持部材の幅方向における中心に位置するように構成される。このようにすることで、ナンバープレート認識装置13のタイプ(左開きタイプ、右開きタイプ)を変更した際に、ライトの幅方向における位置が変わってしまうことを防止することができる。
以上の通り、第1の実施形態に係るナンバープレート認識装置13によれば、作業者は、ベース部材20の開口26を開閉する閉塞部材31について、ベース部材20の幅方向左側(-Y方向側)からの取り扱いを可能とする第1の使用状態と、ベース部材20の幅方向右側(+Y方向側)からの取り扱いを可能とする第2の使用状態とを自由に切り替えることができる。これにより、作業者は、アイランド上における設置スペース等の状況に応じて、ナンバープレート認識装置13を左開きタイプとするか、右開きタイプとするかを柔軟に変更することができる。
そして、このようにすることで、ナンバープレート認識装置の製造者は、右開きタイプのナンバープレート認識装置、及び、左開きタイプのナンバープレート認識装置を専用品として作り分ける必要がない。そのため、部品コストが抑えられ、ナンバープレート認識装置の製造コストを抑えることができる。
このようにすることで、作業者は、閉塞部材31の取り付け位置を変更するだけで、閉塞部材31の使用状態を所望に切り替えることができる。
このようにすることで、作業者は、閉塞部材31の上下を反転させながら左右の取付位置を付け替えるだけで、閉塞部材31の使用状態を切り替えることができる。これにより、作業者の作業負担を軽減することができる。
このようにすることで、幅方向右側(+Y方向側)及び方向左側(-Y方向側)の両方に閉塞部材31が設けられる場合において、作業者は、いずれの閉塞部材31にハンドル48を取り付けるか、つまり、いずれの閉塞部材31を扉として機能させるかを所望に選択することができる。
このようにすることで、作業者は、ナンバープレート認識装置13が左開きタイプにある場合、右開きタイプにある場合のいずれの場合でも、内蔵ユニットを、左開口26L、右開口26Rのそれぞれから出し入れすることができる。
このようにすることで、作業者は、内蔵ユニットを左開口26L、右開口26Rのいずれかから挿入した場合においても、その側面に設けられたユニット固定片83A、83B、83Cを用いて各内蔵ユニットを容易に固定することができる。
このようにすることで、例えば、カメラユニット60C(照明ユニット60D)について、第1の使用状態及び第2の使用状態を切り替える際に、その撮影方向(照射方向)を変更させずに済む。
他の実施形態に係るナンバープレート認識装置13においては、作業者は、例えば以下のような手順で左開きタイプと右開きタイプとを入れ替えてもよい。
第二に、作業者は、第1閉塞部材31Aに取り付けられている第1カバー板45A、及び、第2閉塞部材31Bに取り付けられている第2カバー板45Bを外し、それぞれを入れ替えて取り付ける。ここで、第1カバー板45A及び第2カバー板45Bは、各閉塞部材31に取り付けられている際に、中心線CZを基準に上下対称となる形状とされているものとする。これにより、作業者は、第1カバー板45A及び第2カバー板45Bの上下を反転させることで、左右の取り付け位置を入れ替えることができる。第2カバー板45Bが第1閉塞部材31Aに取り付けられると、第1閉塞部材31Aの第1ロック機構50aが第2カバー板45Bで覆われてハンドル48を接続できない状態となる。即ち、第1閉塞部材31Aは、常時閉状態となる。他方、第1カバー板45Aが第2閉塞部材31Bに取り付けられると、第2閉塞部材31Bの第2ロック機構50bが切り欠き部46から露出するためハンドル48を接続できる状態となる。
第三に、作業者は、第2閉塞部材31Bの第2ロック機構50bにハンドル48を取り付ける。これにより、第2閉塞部材31Bは、ハンドル48によって開閉可能な扉として機能する。
以上の作業により、左開きタイプであったナンバープレート認識装置13が右開きタイプに変更される。
なお、上記の入れ替え作業の例において第1カバー板45A及び第2カバー板45Bを入れ替える際、作業者は、第1カバー板45A及び第2カバー板45Bの上下を反転させながら左右の取り付け位置を入れ替えるものとして説明したが、他の実施形態においてはこれに限られない。例えば、第1カバー板45A及び第2カバー板45Bにおける裏表のいずれの面も、ナンバープレート認識装置13の表側に取り付けることが可能な構成となっていれば、作業者は、第1カバー板45A及び第2カバー板45Bの表裏を反転させることで左右の取り付け位置を入れ替えることができる。
例えば、他の実施形態に係る電源ユニット60Bは、カメラユニット60C及び照明ユニット60Dと同様に、ユニット本体61Bの向きを変更することなく本体座71Bのみを半回転させて付け替え可能とされてもよい。このようにすることで、送風ファン67Bを第1前後板64Ba側から第2前後板64Bb側に付け替える作業を要さずとも、電源ユニット60Bを左取付状態から右取付状態に変更することができる。
13 ナンバープレート認識装置
13A 筐体
13B 支柱
20 ベース部材
21 前板
21a 撮影用開口
21b 照明用開口
22 後板
23 天板
24 底板
25 開口枠
25L 左開口枠
25R 右開口枠
26 開口
26L 左開口
26R 右開口
27 取付部
27L 左側取付部
27R 右側取付部
31 閉塞部材
31A 第1閉塞部材
31B 第2閉塞部材
36 ハンドル取付部
37 被取付部
38 ネジ孔
41 板支持部材
41A 第1板支持部材
41B 第2板支持部材
42 ピン
43a、43b 蝶番片
45 カバー板
45A 第1カバー板
45B 第2カバー板
46 切り欠き部
48 ハンドル
49 パネル
50 ロック機構
50a 第1ロック機構
50b 第2ロック機構
51 ハンドル接続部
52 掛け金
60A 信号処理ユニット
61A ユニット本体
62A 信号処理回路
63A ユニット筐体
65A 避雷器取付部
67A 通信インタフェース
68A 避雷器
71A、71B、71C 本体座
72A、72B、72C 本体支持片
73A、73B、73C 被取付片
74A、74B、74C 被取付部
60B 電源ユニット
61B ユニット本体
62B 電源回路
63B ユニット筐体
65B ファン取付部
67B 送風ファン
68B ファン本体
69B ファン支持板
60C カメラユニット
61C ユニット本体
62C カメラ
63C カメラ台
60D 照明ユニット
80A、80B、80C ユニット支持部材
81A、81B、81C ガイド片
82A、82B、82C ユニット支持片
83A、83B、83C ユニット固定片
84A、84B、84C 固定部
A 車両
IL 左側アイランド
IR 右側アイランド
L 車線
P1 第1内蔵ユニット
P2 第2内蔵ユニット
K 構造物
Claims (8)
- 内蔵ユニットと、前記内蔵ユニットを収容するための筐体とを備え、車線を走行する車両に対して所定の処理を行う車線処理装置であって、
前記筐体は、
前記内蔵ユニットを収容可能な空間を形成し、かつ、幅方向左側及び幅方向右側の両方に開口を有するベース部材と、
前記開口を開閉可能とする閉塞部材と、
を備え、
前記ベース部材は、
前記内蔵ユニットを幅方向における両方から出し入れ可能とするユニット支持部材を備え、
前記ユニット支持部材は、
幅方向左側及び幅方向右側の両方に、前記内蔵ユニットを固定するためのユニット固定片を有し、
前記内蔵ユニットは、
幅方向左側から前記ベース部材の内部に挿入された際に、前記ユニット支持部材の幅方向左側に配された前記ユニット固定片に取り付け可能な左取付状態、及び、
幅方向右側から前記ベース部材の内部に挿入された際に、前記ユニット支持部材の幅方向右側に配された前記ユニット固定片に取り付け可能な右取付状態
のいずれかに切り替え可能とされ、
前記閉塞部材は、前記ベース部材の幅方向左側からの取り扱いを可能とする第1の使用状態と、前記ベース部材の幅方向右側からの取り扱いを可能とする第2の使用状態と、を切り替え可能に構成されている
車線処理装置。 - 前記ベース部材は、
前記閉塞部材を前記第1の使用状態で用いる場合に、当該閉塞部材を取り付けるための左側取付部と、
前記閉塞部材を前記第2の使用状態で用いる場合に、当該閉塞部材を取り付けるための右側取付部と、
を備える請求項1に記載の車線処理装置。 - 前記ベース部材は、前記左側取付部及び前記右側取付部が、高さ方向における中心を基準に対称となるように設けられており、
前記閉塞部材は、前記左側取付部及び前記右側取付部のいずれかと連結される被取付部が、高さ方向における中心を基準に対称となるように取り付けられている
請求項2に記載の車線処理装置。 - 前記閉塞部材は、ハンドルを着脱可能なハンドル取付部を備えている
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車線処理装置。 - 前記内蔵ユニットは、奥行方向手前側に向けて所定の処理を行わない第1内蔵ユニットと、奥行方向手前側に向けて所定の処理を行う第2内蔵ユニットとを含み、
前記第2内蔵ユニットは、前記所定の処理を行うユニット本体の、前記ベース部材に対する向きを変えずに、前記左取付状態、及び、前記右取付状態を切り替え可能とする
請求項5に記載の車線処理装置。 - 前記所定の処理として、前記車線を走行する車両のナンバープレート情報を取得するナンバープレート認識装置である
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車線処理装置。 - 内蔵ユニットと、前記内蔵ユニットを収容するための筐体とを備え、車線を走行する車両に対して所定の処理を行う車線処理装置であって、
前記筐体は、
前記内蔵ユニットを収容可能な空間を形成し、かつ、幅方向左側及び幅方向右側の両方に開口を有するベース部材と、
二つの前記開口の各々に取り付けられて当該開口を開閉可能とする第1閉塞部材および第2閉塞部材と、
前記第1閉塞部材および前記第2閉塞部材の各々の表面を覆うように取り付けられるカバー板であって、当該第1閉塞部材および当該第2閉塞部材との間で互いに付け替え可能とされた第1カバー板及び第2カバー板と、
を備え、
前記第1閉塞部材および前記第2閉塞部材は、ハンドルを着脱可能なハンドル取付部を備えており、
前記第1カバー板は切り欠き部を有することで、前記第1閉塞部材または前記第2閉塞部材に取り付けられた際に、当該第1閉塞部材または当該第2閉塞部材のハンドル取付部を表面に露出させ、
前記第2カバー板は、前記第1閉塞部材または前記第2閉塞部材に取り付けられた際に、当該第1閉塞部材または当該第2閉塞部材のハンドル取付部を覆う、
車線処理装置。 - 内蔵ユニットと、前記内蔵ユニットを収容するための筐体とを備え、車線を走行する車両に対して所定の処理を行う車線処理装置であって、
前記筐体は、
前記内蔵ユニットを収容可能な空間を形成し、かつ、幅方向左側及び幅方向右側の両方に開口を有するベース部材と、
前記開口を開閉可能とする閉塞部材と、
を備え、
前記ベース部材は、
前記内蔵ユニットを幅方向における両方から出し入れ可能とするユニット支持部材を備え、
前記ユニット支持部材は、前記ベース部材の幅方向に延在し、前記内蔵ユニットを下側から支えるユニット支持片と、前記ベース部材の幅方向に延在し、前記内蔵ユニットを、奥行方向の移動を規制しながら前記ユニット支持片の上を幅方向の両側からスライド移動可能に形成されたガイド片と、を備え、
前記閉塞部材は、前記ベース部材の幅方向左側からの取り扱いを可能とする第1の使用状態と、前記ベース部材の幅方向右側からの取り扱いを可能とする第2の使用状態と、を切り替え可能に構成されている
車線処理装置。
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