JP7041588B2 - スラブ支持構造 - Google Patents
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Description
このような床構造において、地震等で大きな外力が作用した場合に、H形鋼が横座屈する現象を生じる。
このような課題を解決するために、特許文献1に示される床構造では、鉄骨梁上に頭付きスタッドを接合し、この頭付きスタッドを床スラブのコンクリート内に埋め込むことでコンクリートと鉄骨梁とを一体化し、横座屈を防止する方法が提案されている。
図1を参照して本実施形態に係る鉄骨構造物10について説明する。鉄骨構造物10は、Z軸方向に延びる鋼製の鉄骨柱12と、鋼製の鉄骨柱12に対してX軸方向及びY軸方向のいずれか一方に延びる複数の鋼製の鉄骨梁14とを備えている。鉄骨構造物10は、鉄骨柱12に対して鉄骨梁14を組み合わせて構成されている。本実施形態において鉄骨構造物10は、例えば、ビルディング等の建築物として構築されている。尚、図1ないし図3、図7及び図8において鉄骨梁14は、図示を簡略化しているが、一例としてH形鋼として形成されている。
ここで、補強筋32の役割について説明する。一例として、建築物の外壁側に配置された鉄骨梁では、鉄骨梁の片側にのみ床スラブが配置されることから、単に頭付きスタッドを設けた構成において地震等による大きな荷重が作用した場合、鉄骨梁が床スラブの配置されていない側に横座屈しようとすると頭付きスタッドも床スラブの配置されていない側に変位しようとする。その結果、頭付きスタッドを変位させようとする力がコンクリート106の耐力より大きい場合、頭付きスタッド周囲のコンクリートが破壊されるコーン状破壊が生じ、床スラブの耐力低下が生じる場合がある。
図4において、スラブ支持構造18の高さ方向におけるスラブ筋28、30と補強筋32との関係について説明する。図4において、第1スタッド24と係わり合うように、Y軸方向に延びる第1スラブ筋28が配置されている。第1スラブ筋28の下方には、第1スラブ筋28と接触するようにX軸方向に延びる第2スラブ筋30が、Y軸方向に適宜間隔をおいて配置されている。
(1)本実施形態では、高さ方向において第1スラブ筋28及び第2スラブ筋30が配置された領域R1内に補強筋32(第1の鉄筋34及び第2の鉄筋36)が配置された領域R2が位置するように配筋したが、この構成に代えて、図5に示すように、第1スラブ筋28及び第2スラブ筋30が配置された領域R1の少なくとも一部と補強筋32(第1の鉄筋34及び第2の鉄筋36)が配置された領域R2の少なくとも一部とが高さ方向においてオーバーラップするとともに補強筋32をスラブ筋28、30の上側に配置するように構成してもよい。
図7においてスラブ支持構造の第2実施形態について説明する。第2実施形態はスラブ支持構造38において補強筋40の構成が異なる点で第1実施形態と相違する。尚、第1の鉄骨梁20、第2の鉄骨梁22、第1スタッド24、第2スタッド26、第1スラブ筋28及び第2スラブ筋30の構成は第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。本実施形態においてスラブ支持構造38は、一例として第1の鉄骨梁20、第2の鉄骨梁22、第1スタッド24、第2スタッド26及び補強筋40とを備えている。尚、図7において、床スラブ16(コンクリート106)の図示を省略している。
図8においてスラブ支持構造の第3実施形態について説明する。第3実施形態はスラブ支持構造46において補強筋48の構成が異なる点で第1実施形態と相違する。尚、第1の鉄骨梁20、第2の鉄骨梁22、第1スタッド24、第2スタッド26、第1スラブ筋28及び第2スラブ筋30の構成は第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。本実施形態においてスラブ支持構造46は、一例として第1の鉄骨梁20、第2の鉄骨梁22、第1スタッド24、第2スタッド26及び補強筋48とを備えている。尚、図8において、床スラブ16(コンクリート106)の図示を省略している。
第1実施形態ないし第3実施形態において鉄骨柱12は鉄骨として構成したが、この構成に代えて、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート、CFT造等の構成であってもよい。
Claims (6)
- 鉄骨梁により床スラブを支持するスラブ支持構造であって、
第1の方向に延び、前記床スラブを支持する第1の鉄骨梁と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に延び、前記床スラブを支持する第2の鉄骨梁と、
前記第1の鉄骨梁の上部において、前記第1の方向に適宜間隔をおいて設けられた複数の第1スタッドと、
前記第2の鉄骨梁の上部において、前記第2の方向に適宜間隔をおいて設けられた複数の第2スタッドと、
前記第1スタッドと係わり合う第1部位、前記第2スタッドと係わり合う第2部位、及び前記第1部位と前記第2部位との間で延びる第3部位を有し、前記第1スタッド及び前記第2スタッドとともに前記床スラブに埋め込まれる補強筋と、を備える、
ことを特徴とするスラブ支持構造。 - 請求項1に記載のスラブ支持構造において、前記補強筋は、前記第2の方向に延びる第1の鉄筋と、前記第1の方向に延びて前記第1の鉄筋と交差する第2の鉄筋と、を備えてメッシュ状に形成されている、
ことを特徴とするスラブ支持構造。 - 請求項1に記載のスラブ支持構造において、前記補強筋は、前記第1の鉄骨梁から前記第2の鉄骨梁に向けて延びる第1の鉄筋と、前記第1の方向と前記第2の方向とが合成された方向に延びて前記第1の鉄筋と交差する第2の鉄筋と、を備えてメッシュ状に形成されている、
ことを特徴とするスラブ支持構造。 - 請求項2又は請求項3に記載のスラブ支持構造において、前記第1の鉄筋と前記第2の鉄筋とは交差する部位において溶接されている、
ことを特徴とするスラブ支持構造。 - 請求項1に記載のスラブ支持構造において、前記補強筋の前記第1部位は、前記第1スタッドを囲う様なフック形状で形成され、
前記補強筋の前記第2部位は、前記第2スタッドを囲う様なフック形状で形成され、
前記補強筋の前記第3部位は、前記第1部位と前記第2部位とを結ぶ方向に延びる、
ことを特徴とするスラブ支持構造。 - 請求項5に記載のスラブ支持構造において、前記補強筋は、前記第1部位を備えるとともに、前記第3部位が、前記第1部位から前記第2部位に向かう途中で途切れる第1補強筋と、
前記第2部位を備えるとともに、前記第3部位が、前記第2部位から前記第1部位に向かう途中で途切れる第2補強筋と、を備え、
前記第1補強筋が備える前記第3部位と、前記第2補強筋が備える前記第3部位とが、前記第1部位と前記第2部位とを結ぶ方向においてオーバーラップしている、
ことを特徴とするスラブ支持構造。
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