JP7040727B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に関する。
特許文献1には、構造物の柱と梁との接合構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、梁の端面に梁端部ユニットを溶接すると共に、梁端部ユニットを介在し接合鋼棒を用いて柱と梁を接合している。そして、梁端部ユニットの長さと接合鋼棒の長さを変えることで、剛性、半剛性の特性を適宜に変化できるようにしている。
また、特許文献2には、木材で構成された耐火集成材に関する技術が開示されている。
特許3728597号公報 特開2008-31743号公報
木造建築物において、スラブの下面に沿って配管又は配線を配設する場合、スラブを支持する木質梁に配管又は配線が挿通する貫通孔を形成する必要が生じる。しかし、木質梁に配管又は配線が挿通する貫通孔を形成すると耐力が低下する。
本発明は、上記事実を鑑み、配管又は配線が木質梁を貫通する貫通箇所を低減させることが課題である。
第一態様は、木材よりも高い強度の材料で構成された柱の仕口部と、前記仕口部に接合された木質梁と、前記仕口部に形成された貫通孔に挿通された配管又は配線と、を備えた建物である。
第一態様では、木材よりも強度が高い材料で構成された仕口部に形成された貫通孔に配管又は配線を挿通させることで、配管又は配線が木質梁を貫通する貫通箇所が低減する。また、仕口部は木材よりも強度が高い材料で構成されているので、貫通孔を形成しても耐力の低下が抑制される。
第二態様は、隣接する前記柱の前記仕口部には、前記貫通孔が形成され、前記配管又は前記配線が、複数の前記仕口部の前記貫通孔に挿通されている、第一態様に記載の建物である。
第二態様では、隣接する柱に渡って、配管又は配線を通すことができる。
第三態様は、前記仕口部は、鋼製の枠材で構成され、前記枠材に、前記木質梁と木質柱とがボルト接合されている、第一態様又は第二態様に記載の建物である。
第三態様では、仕口部が鋼製の枠材で構成されているので、配管又は配線を挿通させるスペースが広く確保される。
本発明によれば、配管又は配線が木質梁を貫通する貫通箇所を低減させることができる。
建物の要部のX方向に沿った縦断面図である。 建物の要部の斜視図である。
<実施形態>
本発明の一実施形態の建物について説明する。なお、水平方向の直交する二方向をX方向及びY方向とし、それぞれ矢印X及び矢印Yで示す。また、X方向及びY方向に直交する鉛直方向をZ方向とし、矢印Zで示す。
[構造]
先ず、本実施形態の建物の構造について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の建物10は、木造建築とされ、柱の一例としての木質柱100、木質梁200及び木質のスラブ50を有している。
木質柱100と木質梁200との仕口部300は、鋼製の矩形枠状の枠材302で構成されている。枠材302の上下には、木質柱100を構成する下柱102と上柱104とがボルト接合されている。また、枠材302のX方向の両側には、木質梁200がボルト接合されている。なお、枠材302内の空間が貫通孔306である。
なお、本実施形態では、図1に示すように、下柱102の端部103、上柱104の端部105及び木質梁200の端部202からそれぞれ棒状部材の一例としての全ねじボルト20が突出し、枠材302に締結されている。また、本実施形態では、全ねじボルト20は、下柱102の端部103、上柱104の端部105及び木質梁200の端部202のそれぞれに形成された挿入穴30に挿入されている。そして、挿入穴30に接着剤等の充填材Gが充填されることで、下柱102の端部103、上柱104の端部105及び木質梁200の端部202と、全ねじボルト20と、が接合されている。また、本実施形態の挿入穴30には、拡径部32が形成され、拡径部32にも充填材Gが充填されている。
また、本実施形態では、枠材302の角部には、X方向及びZ方向(上下方向)に延出する延出部304が形成されている。延出部304は、下柱102の端部103、上柱104の端部105及び木質梁200の端部202に形成された段差部に係合されている。
図2に示すように、木質柱100及び木質梁200は、Y方向に沿って連続して設置されている。よって、仕口部300(枠材302)もY方向に沿って、連続している。
そして、これらY方向に連続する仕口部300を構成する枠材302内(貫通孔306)には、Y方向に沿って配設された水道や空調等の配管70が挿通されている(図1も参照)。なお、図2では、枠材302が見えるように、配管70は想像線(二点鎖線)で図示している。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
木質柱100の仕口部300を構成する枠材302内(貫通孔306)に配管70を挿通させることで、配管70が木質梁200を貫通する貫通箇所が低減する。また、仕口部300を構成する枠材302は木材よりも強度が高い鋼材で構成されているので、仕口部300が木質の場合と比較し、耐力の低下が抑制される。
また、仕口部300は枠材302で構成されているので、配管70を挿通させるスペース(貫通孔306)が広く確保される。
また、本実施形態では、全ねじボルト20が挿入されている挿入穴30には、拡径部32が形成されている。よって、拡径部32に充填された充填材Gは、挿入穴30から全ねじボルト20が引き抜かれる引抜き力に抵抗する引抜き抵抗部として機能する。これにより、下柱102の端部103、上柱104の端部105及び木質梁200の端部202と、全ねじボルト20との接合強度が高められる。そして、この結果、下柱102の端部103、上柱104の端部105及び木質梁200の端部202と、枠材302との接合強度が高められる。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、仕口部300を構成する枠材302内(貫通孔306)には、一本の配管70が挿通されていたが、これに限定されない。複数本の配管が挿通されていてもよい。また、配管70でなく、電線や信号線等の一本又は複数本の配線が枠材302内(貫通孔306)に挿通されていてもよい。更に、配管及び配線の両方が枠材302内(貫通孔306)に挿通されていてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、仕口部300は鋼製の枠材302で構成されていたが、これに限定されない。仕口部300は、木材よりも高い強度の材料、例えば、コンクリートで構成し、コンクリートに配管又は配線を挿通させる貫通孔を形成してもよい。
また、本実施形態では、柱は木質柱100であったが、これに限定されない。鉄筋コンクリート造や鉄骨造の柱であってもよい。また、同様に、スラブも木質以外の材料のスラブであってもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
10 建物
70 配管
100 木質柱(柱の一例)
200 木質梁
300 仕口部
302 枠材
306 貫通孔

Claims (4)

  1. 木材よりも高い強度の材料で構成された柱の仕口部と、
    前記仕口部に接合された木質梁と、
    前記仕口部に形成され、前記仕口部における梁方向と直交する両側面に開口する貫通孔に挿通された配管又は配線と、
    を備えた建物。
  2. 隣接する前記柱の前記仕口部には、前記貫通孔が形成され、
    前記配管又は前記配線が、複数の前記仕口部の前記貫通孔に挿通されている、
    請求項1に記載の建物。
  3. 前記仕口部は、鋼製の枠材で構成され、
    前記枠材に、前記木質梁と木質柱とがボルト接合されている、
    請求項1又は請求項2に記載の建物。
  4. 前記ボルトは、前記木質梁及び前記木質柱に形成された拡径部を有する挿入穴に挿入され、
    前記挿入穴に充填材が充填されている、
    請求項3に記載の建物。
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