JP7040405B2 - 配送システム - Google Patents

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Description

本発明は、配送システムに関する。
下記特許文献1には、荷物を配送するドローンから荷物の受取人へ荷物が到着したことを通知する方法が開示されている。これにより、受取人は、荷物を搭載したドローンが受取人の近くに到着したことを知ることができる。
米国特許第9984579号明細書
しかしながら、例えば、イベントの開催日近くに追加の資材等(荷物)を注文し、荷物の受取人が荷物の到着日には自宅やオフィスのある建物にいない場合がある。このような場合に、荷物の受取人は、自宅やオフィスのある建物から遠方にあるイベントの開催場所ではなく開催場所へ向かう途中の車両に直接配送してもらいたい場合がある。また、例えば、夫が妻の誕生日プレゼントの演出として、妻に知られないように車室内又はトランク内にプレゼントを配置したい場合がある。このような場合に、荷物の受取人である夫は、自宅やオフィスのある建物から離れた場所に停車された車両に直接配送してもらいたい場合がある。このように、受取人の要望に対応して車両に直接配送できる事が好ましい。
本発明は、上記事実を考慮し、自宅やオフィスのある建物及び定位置に配置された宅配ボックスだけでなく車両に荷物を直接配送できる配送システムを得ることが目的である。
請求項1に記載の配送システムは、荷物の配送車両又は配送センタに配備され、配送先の付近に到着した前記配送車両又は前記配送センタから前記配送先まで前記荷物を配送する飛行体又は移動可能ロボットと、受取人が前記配送先として車両を要望する場合に、当該車両への配送の可否を前記荷物の形状及び内容に基づいて判断する配送判断部と、当該車両への配送を可能と判断した場合に、当該車両を含む複数の前記配送先を前記受取人が選択可能に提示する配送先提示部と、前記受取人が複数の前記配送先から当該車両を選択した場合に、当該車両のドア又はトランクの開操作のための認証コードを設定し又は前記受取人から前記認証コードを受領し、前記認証コードが認証されることにより前記ドア又は前記トランクが開放される当該車両の車室内又は前記トランクの内部へ前記飛行体又は前記移動可能ロボットにより前記荷物を配送する荷物配送部と、を含んで構成され、前記配送車両又は前記配送センタに設けられた配送管理装置と、を含んで構成されている。
請求項1に記載の配送システムによれば、荷物は、配送車両又は配送センタに配備された飛行体又は移動可能ロボットにより配送先まで配送される。ここで、受取人が配送先として車両を要望する場合に、配送管理装置の配送判断部は、荷物の形状及び内容に基づいて車両への配送の可否を判断する。配送判断部により車両への配送が可能と判断された場合に、配送先提示部は、当該車両を含む複数の配送先を受取人が選択可能に提示する。受取人が複数の配送先から当該車両を選択した場合に、荷物配送部は、当該車両のドア又はトランクの開操作のための認証コードを設定する又は受取人から認証コードを受領する。当該車両に設定した認証コードが認証されることにより、当該車両のドア又はトランクが開放される。これにより、荷物が搭載された飛行体又は移動可能ロボットは、車両の車室内又はトランクの内部へ荷物を直接配送することができる。
以上説明したように、本発明に係る配送システムは、自宅やオフィスのある建物及び定位置に配置された宅配ボックスだけでなく車両に荷物を直接配送できるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る自律走行車両を車両側方から見た縦断面図である。 本実施形態に係る配送システムによる荷物の配送状態を示す説明図である。 本実施形態に係る配送管理装置のブロック図である。 本実施形態に係る配送管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る配送管理装置による荷物の配送方法のフローチャートである。 本実施形態に係る配送管理装置により荷物の受取人に送信された受取確認が表示された受取人の携帯端末の画面である。
以下、図1~図6を用いて、本発明に係る配送システムの一実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。
図1には、配送車両としての自律走行車両12の側部外板を取り外した状態が示されている。自律走行車両12の内部には、配送システム10を構成する飛行体としてのドローン30や移動可能ロボットとしての車両型ロボット40が搭載されている。また、自律走行車両12には、配送システム10を構成する配送管理装置50が配置されている。自律走行車両12は、上記に加えて、荷物保管部14と、飛行体配置部20と、ロボット配置部22と、を含んで構成されている。なお、ここでは、ドローン30や車両型ロボット40は、配送車両としての自律走行車両12に配備され、配送管理装置50は、自律走行車両12に配置されているとして説明するが、これに限らず、荷物の配送を包括的に管理する配送センタ92(図2参照)に設けられてもよい。
自律走行車両12の内部は車両上下方向に3層に仕切られており、最上層には車両前後方向に沿って荷物保管部14が形成されている。荷物保管部14には、車両前後方向に沿って荷物配置床部14Aが形成されている。荷物配置床部14Aの前端及び後端には、略円筒形状に形成され、車幅方向を軸線回りに回動可能な金属製のローラー16Aが取り付けられている。ローラー16Aには車両前後方向に沿って帯状かつ輪状に形成されたベルト16Bと図示しないモータが取り付けられている。荷物配置床部14Aは、これらによりベルトコンベア16として構成されている。さらに、荷物配置床部14Aのベルトコンベア16の下方側には、荷物配置床部14Aのベルトコンベア16に接続されると共に車両下方側へ向けて延在されたベルトコンベア26が設けられている。荷物配置床部14Aの上に積載された荷物Pは、荷物配置床部14Aの上を車両前後方向に移動可能とされると共に荷物保管部14の車両下方側の飛行体配置部20及びロボット配置部22へと移動可能とされている。
車両上下方向に3層に仕切られた自律走行車両12の内部のうち、荷物保管部14の車両下方側となる車両上下方向中間部の層には、飛行体配置部20が形成されている。飛行体配置部20には、荷物保管部14と同様にローラー16A、ベルト16B及びモータによりベルトコンベア16が構成されている。ベルトコンベア16の車両後方側には、板状の飛行体配置板20Aが取り付けられている。飛行体配置板20Aの上面には飛行体としてのドローン30が配置されている。
ドローン30は、上方側の飛行部32と下方側の荷物格納部34により構成されている。荷物格納部34の側部には、荷物Pを出し入れするための開口部34Aと、上端部が荷物格納部34に対して回動可能に取り付けられ、開口部34Aを開閉する側壁部34Bと、が設けられている。ドローン30は、開口部34A及び側壁部34Bを車両前方側へ向けた状態で飛行体配置板20Aの上に配置されている。これにより、荷物保管部14からベルトコンベア16、26を介して移動された荷物Pを、開口部34Aから荷物格納部34へ格納することができる。
ドローン30の飛行部32は、例えば、モータ等の独立した駆動源(図示省略)で駆動する複数のプロペラ36を備えており、モータの駆動を制御することで、目的の方向に向けて飛行可能かつ目的位置で停止(ホバリング)可能に構成されている。また、飛行部32には、位置認識モジュール32A、対象物確認モジュール32B及び通信モジュール32Cを備えている。
位置認識モジュール32Aは、ドローン30の飛行位置を認識するための機能であり、デバイスとして、GPS、レーザー、レーダー、超音波、モーションキャプチャー、カメラ、無線通信、無線強度(距離情報)の少なくとも1つのセンサを備えている。センサで検出した信号に基づき、ドローン30の位置を認識することができる。
対象物確認モジュール32Bは、配送先を認識するための機能であり、デバイスとして、例えば、カメラとCPUを備えている(どちらも図示省略)。図2には、ドローン30による荷物Pの配送先である受取人Cの使用する車両としての配送先車両94が示されている。対象物確認モジュール32Bは、カメラにより撮像された車体やナンバプレート等の画像データから配送先車両94の車両情報を抽出し、CPUにおいて撮像対象が配送先としての配送先車両94であるか否かを確認する。なお、ここでは、対象物確認モジュール32Bは、カメラを用いて構成されているとして説明したが、これに限らず、レーダー、レーザー及び超音波等により対象物確認モジュールが構成され、電波や超音波の照射等により照射対象が配送先であるか否かが確認されてもよい。
通信モジュール32Cは、ドローン30と受取人C及び自律走行車両12との間の通信のための機能であり、デバイスとして、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられている。また、通信モジュール32Cには、配送先車両94との間で後述する認証コードNCの認証を送受信するための通信機能が設けられている。配送先車両94には、通信モジュール32Cと対応するように、配送管理装置50やドローン30及び後述する車両型ロボット40との間で認証コードNCの受け渡しや認証コードNCの認証をすることができる認証モジュール94Aが設けられている。これにより、配送先車両94の、例えば、バックドアである配送先車両バックドア96が開状態とされるため配送先車両94のトランクTCの内部まで荷物Pを配送することができる。
図1に示されるように、飛行体配置板20Aの内部には、例えば、図示しない電磁誘導式の非接触充電装置が設けられており、ドローン30が飛行体配置部20の上面に配置されている間にドローン30を充電可能に構成されている。
自律走行車両12のバックドア18は、上端部18Aの車幅方向を軸線回りに回動可能に取り付けられている。バックドア18を開放することにより、自律走行車両12の車両後部から、荷物Pが搭載されたドローン30を発進させることができる。これにより、図2に示されるように、ドローン30に搭載された荷物Pを受取人C等まで配送することができる。
図1に示されるように、車両上下方向に3層に仕切られた自律走行車両12の内部のうち、飛行体配置部20の車両下方側となる最下層には、ロボット配置部22が形成されている。ロボット配置部22には、荷物保管部14と同様にローラー16A、ベルト16B及びモータによりベルトコンベア16が設置されている。ベルトコンベア16の車両後方側には、移動可能ロボットとしての車両型ロボット40が配置されている。
車両型ロボット40は、上面に開閉可能に形成された上面開口部40Aを備えると共に後端に開閉可能に形成された後端開口部40Bを備えて構成されている。また、内部に荷物Pを搭載するための荷物搭載部42を備えている。荷物搭載部42は、下方側において板状に形成され、下方側に昇降可能な複数のアクチュエータ(図示省略)が取り付けられた台部42Aを含んで構成されている。車両型ロボット40は、後端開口部40Bを車両前方側へ向けて開放した状態でロボット配置部22に配置される。これにより、荷物保管部14からベルトコンベア16、26を介して移動された荷物Pを、荷物搭載部42へ搭載することができる。
車両型ロボット40は、上面開口部40Aを開放した状態で台部42Aを車両型ロボット40の上方側へ持ち上げると共に持ち上げた位置で複数のアクチュエータを作動させて台部42Aを傾斜させることができる。このため、台部42Aを、例えば、宅配ボックスBや車のトランクTC(図2参照)の開口の位置まで持ち上げ、持ち上げた位置で開口へ向けて車両型ロボット40の下方側へ傾斜させることにより台部42Aに配置した荷物Pを開口に投入することができる。さらに、車両型ロボット40は、後端開口部40Bを開放した状態で複数のアクチュエータを作動させて台部42Aを車両型ロボット40後方側へ向けて車両型ロボット40の下方側へ傾斜させることができる。このため、台部42Aに配置した荷物Pを後端開口部40Bから車両型ロボット40の後方側へ放出することができる。
車両型ロボット40は、例えば、モータ等の独立した駆動源(図示省略)で駆動する前輪40C及び後輪40Dを備えており、モータの駆動を制御することで、目的の方向に向けて駆動可能かつ目的位置で停止可能に構成されている。また、車両型ロボット40は、位置認識モジュール46A、対象物確認モジュール46B及び通信モジュール46Cを含んで構成されたロボット制御部46を備えている。位置認識モジュール46A、対象物確認モジュール46B及び通信モジュール46Cが備える機能は、ドローン30においてこれらのモジュールが備える機能と同じであるため説明を省略する。
ロボット配置部22には、例えば、電磁誘導式の非接触充電装置(図示省略)が設けられており、車両型ロボット40は、ロボット配置部22の上面に配置されている間に充電することができる。また、自律走行車両12の後端の車両下方側には、伸縮可能に構成されたスロープ48が取り付けられている。バックドア18を開放することにより、スロープ48が車両下方側へ向けて伸長される。このため、自律走行車両12の車両後部から、荷物Pが搭載された車両型ロボット40を発進させることができる。
(配送管理装置)
図1に示されるように、自律走行車両12には、本実施形態に係る配送システムを管理するための配送管理装置50が設けられている。図3には、配送管理装置50のハードウェア構成を示すブロック図が示されている。配送管理装置50は、演算部としてのCPU(Central Processing Unit:プロセッサ)62と、ROM(Read Only Memory)64と、RAM(Random Access Memory)66と、ストレージ68と、インタフェース70と、を含んで構成されている。各構成は、バス72を介して相互に通信可能に接続されている。また、受取人C及びドローン30又は車両型ロボット40(いずれも図2参照)と通信するための通信手段としての通信モジュール50Cを備えた通信部74に接続されている。
CPU62は、中央演算処理ユニットであり、配送管理装置50に格納されているプログラムを実行し、配送管理装置50の各構成部分を制御する。具体的には、CPU62は、ROM64又はストレージ68からプログラムを読み出し、RAM66を作業領域としてプログラムを実行する。また、CPU62は、ROM64又はストレージ68に格納されているプログラムに従って、配送管理装置50の各構成部分の制御及び演算処理を行う。本実施形態では、ROM64又はストレージ68には、後述する配送判断プログラム、配送先提示プログラム及び荷物配送プログラム等が格納されている。
ROM64は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM66は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ68は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含むプログラム及びデータを格納する。
インタフェース70は、通信部74を介して通信される荷物Pや受取人Cに関する情報や配送先車両94等の配送先の情報(いずれも図2参照)等のデータの入出力手段として設けられている。通信部74は、配送先車両94やドローン30及び車両型ロボット40との間で認証コードNCの受け渡しや認証コードNCの認証をすることができる認証モジュールを含んで構成されている。
なお、本実施形態では、ストレージ68は、配送管理装置50に内蔵されているとしたが、これに限らず、配送管理装置50に外部接続されたものであってもよい。また、ストレージ68は一台に限らず複数台設けられてもよい。
上記の配送判断プログラム、配送先提示プログラム及び荷物配送プログラムを実行する際に、配送管理装置50は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。配送管理装置50が実現する機能構成について説明する。
図4には、配送管理装置50の機能構成の例を示すブロック図が示されている。配送管理装置50は、機能構成として、配送判断部82、配送先提示部84及び荷物配送部86を含んで構成されている。各機能構成は、CPU62がROM64またはストレージ68に格納された配送判断プログラム、配送先提示プログラム及び荷物配送プログラム等を読み出し、実行することにより実現される。
次に、図5に示される本実施形態に係る配送管理装置50を用いた荷物Pの配送のフローチャートの説明を通じて、本実施形態の作用並びに効果について説明する。本実施形態に係る荷物Pの配送は、はじめに、受取人Cの携帯端末90と通信し、荷物Pの受取の可否及び配送先を確認する。次に、受取人Cが配送先として配送先車両94を要望する場合に、配送管理装置50は、配送先車両94への配送の可否を荷物Pの形状及び内容に基づいて判断する。配送管理装置50が、配送先車両94への直接配送を可能と判断した場合に、配送先車両94を含む複数の配送先を受取人Cの携帯端末90に選択可能に提示する。ここで、受取人Cが配送先として配送先車両94を要望する場合には、配送管理装置50は、受取人C又は配送先車両94からドア又はトランクの開操作のための認証コードNCを受領する。最後に、配送管理装置50は、配送先車両94から認証コードNCの認証を受ける。認証コードNCの認証をした配送先車両94は、配送先車両94のサイドドア98又はトランクTCに直結する配送先車両バックドア96を開放する。これにより、ドローン30又は車両型ロボット40は、配送先車両94の車室内S又はトランクTCの内部へ荷物Pを配置する。以下、フローチャートに沿って具体的に説明する。
ステップ110では、荷物Pを搭載し、配送先へ向けて走行する自律走行車両12が配送先に近づいたときに、配送管理装置50は、図6中央の携帯端末90に示されるように受取人Cの携帯端末90と通信し、荷物Pの受取の可否を確認する。受取人Cが受け取りを許可する場合は、ステップ120へ移行する(図5及び図6の二点鎖線A)。このとき、配送管理装置50は、ドローン30の飛行部32又は車両型ロボット40のロボット制御部46を起動する。これにより、自律走行車両12が配送先付近に到着すると同時にドローン30又は車両型ロボット40が発進可能に準備されている。
ステップ120では、配送管理装置50は、図6左側の携帯端末90に示されるように受取人Cの携帯端末90と通信し、荷物Pの要望する配送先を確認する。ここでは、受取人Cは、配送先として、宅配ボックス、受取人Cの家の前、受取人Cの手元及び配送先車両94(図2参照)を選択することができる。一方、受取人Cが受け取りを許可しない場合は、ステップ410へ移行する(図5及び図6の二点鎖線B)。ステップ410では、配送管理装置50は、図6右側の携帯端末90に示されるように受取人Cの携帯端末90と通信し、荷物Pの再配送の時刻を確認する。
ステップ120において、受取人Cからの要望を受信すると、配送管理装置50は、ステップ130へ移行する。ステップ130において、受取人Cが配送先車両94への荷物Pの配送を要望する場合は、配送管理装置50の配送判断部82は、配送判断プログラムを実行する。これにより、配送管理装置50は、予め受取人Cから提供(入力)されている、例えば、配送先車両94のナンバプレート情報や車種情報から配送先車両94のトランクTCの大きさを推定する(いずれも図2参照)。さらに、ドローン30又は車両型ロボット40(いずれも図1参照)に搭載される荷物Pの形状及び内容と比較し、荷物PをトランクTCの内部に配置することが可能であるかどうかを判断する。配送管理装置50が、配送先車両94のトランクTCへの配送を可能と判断した場合には、ステップ140へ移行する。一方、配送管理装置50が、配送先車両94のトランクTCへの配送を不可能と判断した場合、配送管理装置50は、受取人CにトランクTCへの配送が不可能であることを通知すると共に配送先車両94以外の配送先を選択するように要求する。配送管理装置50は、受取人Cが配送先車両94以外の配送先を選択した後、ステップ210へ移行する。また、ステップ120において、受取人Cが始めから配送先車両94以外の配送先を選択した場合も、ステップ130において荷物Pの配送の可否を判断することなくステップ210へ移行する。ステップ210では、例えば、ドローン30が、配送管理装置50により指定された配送先車両94以外の配送先Cへ荷物Pを配送する。
ステップ140では、配送管理装置50の配送先提示部84は、配送先提示プログラムを実行する。これにより、配送管理装置50は、ドローン30又は車両型ロボット40が配送可能なトランクTC以外の配送先を検索し、配送先車両94のトランクTCを含む配送可能な複数の配送先を受取人Cの携帯端末90に選択可能に提示する。このとき、配送先提示部84は、受取人Cの携帯端末90のスケジューラを確認し、配送先車両94への配送が好ましいと判断した場合は、受取人Cの携帯端末90に、荷物Pを配送先車両94への配送を選択するように提示する。具体的には、配送先提示部84は、例えば、受取人Cのスケジューラから受取人Cの家族の誕生日が近いこと等を確認した場合は、受取人Cの携帯端末90に荷物Pを配送先車両94への配送を選択するように提示する。
ステップ150において、受取人Cが配送先として配送先車両94を要望した場合は、ステップ160に移行する。ステップ160では、配送管理装置50は、受取人C又は配送先車両94からドア又はトランクの開操作のための認証コードNCを受領する。一方、ステップ150において、受取人Cが配送先として配送先車両94以外の配送先を要望した場合は、ステップ210に移行し、ドローン30又は車両型ロボット40(いずれも図1参照)が、受取人Cに指定された配送先まで荷物Pを配送する。
ステップ160において、認証コードNCを受領した配送管理装置50は、ステップ170へ移行し、荷物配送部86が、荷物配送プログラムを実行する。荷物配送プログラムが実行されることにより、例えば、ドローン30の配送先車両94までの飛行計画が作成される。荷物Pが搭載されたドローン30は、作成された飛行計画にもとづき配送先車両94の近傍まで飛行する。
ドローン30が配送先車両94の近傍に到着すると、配送管理装置50は、ステップ180へ移行する。ステップ180では、配送管理装置50は、ステップ160において受領した認証コードNCを配送先車両94にドローン30を介して送信し、配送先車両94の認証を受ける。配送先車両94は、配送管理装置50からドローン30を介して送信した認証コードNCの適切に認証することができた場合は、認証モジュール94Aから解除信号を発信し、例えば、配送先車両94の配送先車両バックドア96を開放するように構成されている。これにより、ステップ190に移行し、配送管理装置50は、ドローン30を介して配送先車両94のトランクTCの内部へ荷物Pを積載する。
なお、ここでは、配送先車両94の認証は、配送管理装置50が受領した認証コードNCに基づき認証されるとして説明したが、これに限らず、予め受取人C又は配送先車両94へ通知された荷物Pのバーコードを用いて認証されてもよい。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態に係る配送システム10によれば、受取人Cが配送先として配送先車両94を要望した場合に、配送管理装置50の配送判断部82は、荷物Pの形状及び内容に基づいて配送先車両94への配送の可否を判断する。このため、配送先車両94の近傍まで荷物Pを配送したドローン30が、荷物Pを配送先車両94の内部に積載できないために引き返すことがなく、確実に配送することができる。また、受取人Cが配送先として配送先車両94を選択した場合には、配送先車両94のドア又はトランクの開操作のための認証コードNCが設定され、配送先車両94が認証することにより配送先車両バックドア96が開放される。このため、配送管理装置50は、荷物Pを配送先車両94の内部に安全に積載することができる。これらのことから、配送管理装置50は、ドローン30を用いて、配送先車両94のトランクTCの内部へ荷物Pを直接積載することができる。
また、本実施形態に係る配送システム10によれば、荷物Pは、ドローン30により配送先車両94のトランクTCの内部へ積載される。このため、配送先車両94の近くまで配送された荷物Pを人手により配送先車両94のトランクTCへ積み込む必要が無く、手間を削減することができる。
本実施形態に係る配送システム10によれば、例えば、イベントの開催場所へ移動中の受取人Cは、自宅やオフィスのある建物から遠方にあるイベントの開催場所ではなく開催場所へ向かう途中の配送先車両94へ荷物Pを直接配送することができる。さらに、例えば、受取人Cが家族の誕生日プレゼントの演出として、家族に知られないように配送先車両94のトランクTCにプレゼントを積載したい場合に、自宅やオフィスのある建物から離れた場所に停車された配送先車両94へ荷物Pを直接配送することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る配送システム10は、自宅やオフィスのある建物及び定位置に配置された宅配ボックスだけでなく配送先車両94に荷物Pを直接配送できる。
さらに、本実施形態に係る配送システム10によれば、自律走行車両12とドローン30の組み合わせにより、配送センタ92から配送先車両94まで無人で荷物Pを配送することができる。これにより、配送に係る手間の削減及びコストの増加を抑制することができる。
また、本実施形態に係る配送システム10によれば、配送先提示部84は、受取人Cの携帯端末90のスケジューラを確認して、配送先車両94への配送が好ましいと判断した場合は、受取人Cの携帯端末90に、荷物Pを配送先車両94への配送を選択するように提示することができる。これにより、例えば、受取人Cが配送先車両94への直接配送を失念している場合に、受取人Cに思い起こさせることができる等、受取人Cの配送先94、Cの選択を適切に補助することができる。
なお、ここでは、荷物Pは、ドローン30により配送先車両94のトランクTCの内部へ配送されるとして説明したが、これに限らず、車両型ロボット40により荷物が配送先車両94のトランクTCの内部へ配送されてもよい。
また、ここでは、配送管理装置50は、配送先車両94のトランクTCの大きさと荷物Pの形状及び内容とを比較することにより、荷物PをトランクTCの内部に積載することが可能であるか判断するとして説明したが、これに限らず、配送先車両94の空車重量と現重量との比較から積載可能かどうか判断されてもよい。
さらに、ここでは、配送管理装置50は、予め受取人Cから提供(入力)されている配送先車両94のナンバプレート情報や車種情報から配送先車両94のトランクTCの大きさを推定するとして説明したが、これに限らず、配送先車両94のトランク内部に配置されたカメラの撮像データを取得することによりトランクTCの大きさが推定されてもよい。
10 配送システム
12 自律走行車両(配送車両)
30 ドローン(飛行体)
40 車両型ロボット(移動可能ロボット)
50 配送管理装置
82 配送判断部
84 配送先提示部
86 荷物配送部
92 配送センタ
94 配送先車両(車両)
96 配送先車両バックドア(ドア)
C 受取人
P 荷物
S 車室内
TC トランク

Claims (1)

  1. 荷物の配送車両又は配送センタに配備され、配送先の付近に到着した前記配送車両又は前記配送センタから前記配送先まで前記荷物を配送する飛行体又は移動可能ロボットと、
    受取人が前記配送先として車両を要望する場合に、当該車両への配送の可否を前記荷物の形状及び内容に基づいて判断する配送判断部と、当該車両への配送を可能と判断した場合に、当該車両を含む複数の前記配送先を前記受取人が選択可能に提示する配送先提示部と、前記受取人が複数の前記配送先から当該車両を選択した場合に、当該車両のドア又はトランクの開操作のための認証コードを設定し又は前記受取人から前記認証コードを受領し、前記認証コードが認証されることにより前記ドア又は前記トランクが開放される当該車両の車室内又は前記トランクの内部へ前記飛行体又は前記移動可能ロボットにより前記荷物を配送する荷物配送部と、を含んで構成され、前記配送車両又は前記配送センタに設けられた配送管理装置と、
    を含んで構成された配送システム。
JP2018205473A 2018-10-31 2018-10-31 配送システム Active JP7040405B2 (ja)

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